人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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極夜の季。異形の刃が朱に染まれば、月の女神が蒼ざめる。
地上の民は怯え、惑い、鋭き刃に蹂躙される。
女神はただただ無力を嘆き、涙を零すのみ。

――三日月国の伝承

【人】 Restaurant Madam March Hare

――たとえば、走るうさぎを追いかけて、不思議な穴に落っこちて。
大きくなったり小さくなったり、おかしなレースをしてみたり。
そんな物語を夢見たことも、おかしくって笑ったことも、きっと誰もがあるはずだから。

次は何があるんだろう。どんな事が起きるんだろう。
ときめいたいつかの気持ちを少しでも届けられるようなお店を、作りました。
(0) 2023/03/01(Wed) 0:28:24
店長 アンが参加しました。

【人】 店長 アン

[そんな気取った文言の書かれたショップカードを、戯れに手の中でくるり。
 ちょっと気恥ずかしいから作り変えようかな、と思っても、気に入っているのも事実で、結局カードケースに戻してしまう。
 まだ印刷分がそれなりに残っているし。]

……さて。
そろそろ時間かな。

[バックヤードを出て、入り口にかけてある兎シルエットのプレートを裏返す。
 CloseをOpenにすれば、今日も一日がはじまる**]
(1) 2023/03/01(Wed) 0:33:55
2023/03/01(Wed) 0:41:46

店長 アンは、メモを貼った。
(a0) 2023/03/01(Wed) 0:45:10

パイ焼き ゲイザーが参加しました。

【人】 パイ焼き ゲイザー

[これは、速崎璥が高校生だった頃の話。
 料理部の学期末パーティーの時に、高校生速崎はその伝説を作った。]


  私はスターゲイジーパイ作るね!


[ある部員はあからさまに嫌な顔をし、ある部員は「やべーわ」と嘲笑し、ある部員は「ここ日本だから!」と叫び、ある部員はよく分からないけれどなんかすごいものを作って貰えるらしいことに期待して頷いた。
 顧問の教員は「とりあえずやってみなさい」とだけ促した。 
 そして、
速崎は本当にスターゲイジーパイを焼き上げた。
]
(2) 2023/03/01(Wed) 7:25:37

【人】 パイ焼き ゲイザー


 ほら、イイ感じでしょ?
 イワシのワタをちゃんと抜いてキレイに洗えば、
 マズいとか生臭いとか全然ないんだよ。


[したり顔ですらなく、さも当然と言わんばかりの調子でこう告げる速崎だったが、実際、パーティーに出されたこのパイは「食べると美味しい」と評判になる。
 これ以来、スターゲイジーパイメニューを堂々と貫いた速崎には「ゲイザー」のあだ名がつくようになった。

 なおこの件は、大学進学後に『Madam March Hare』にバイト志望として履歴書を持ち込んだ際の自己アピール欄に、
【良質なスターゲイジーパイを作れます】
の一文という形でも書き記された。
 「速崎(ハヤサキ)」の苗字が読みにくいとか紛らわしいとかの事情もあり、速崎本人は大学でもバイト先でも、この伝説の「ゲイザー」のあだ名で呼んでくれていいと周囲に話してはいたのだが――]
(3) 2023/03/01(Wed) 7:29:15

【人】 厨房担当 ゲイザー

[そんなゲイザーこと速崎璥は、今では『Madam March Hare』に正社員として勤務している。
 通し出勤の厨房担当として、ランチメニューの仕込みをこの日も行っていた。

 スモークサーモンとほうれん草を加えたトマト風味のクリームソースを、もちもちとした食感のタリアテッレと合わせれば、本日のランチタイムのパスタメニューのひとつが出来上がる。**]
(4) 2023/03/01(Wed) 7:40:37
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a1) 2023/03/01(Wed) 7:46:01

厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a2) 2023/03/01(Wed) 7:50:34

厨房担当 マシロが参加しました。

【人】 厨房担当 マシロ

 

 
[ 美味しい食べ物ってさ、良いよね。
  それが誰かの心のこもった手料理ならもっと最高じゃん?
  手間暇掛けて作ったご飯を、ささやかでも微笑みながら
  食べてくれるだけで幸せな気持ちになれるもん。

  あ、せっかく食べて貰うなら、そりゃ出来立てだよね?
  ……お皿に乗ったまま一口分も減ってない料理は
  "もう"見たくない光景だし。

  人と会話しながら食べるご飯は味がするのに
  ひとりで食べるご飯は、静寂の空虚な味がする。
  だから私、今このお仕事、すっごく気に入ってるんだ ]
 



 
(5) 2023/03/01(Wed) 8:15:29

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 『Madam March Hare』 店内 ―


[ 白いパフスリーブのブラウスに、黒のタイ。
  店名にもある"うさぎ"らしく髪を白リボンで結って
  膝下丈の黒スカートをぱん、と気合を入れるため一叩き。
  最後は貸与されている黒エプロンを身に付ければ
  出勤準備は完了、ランチタイムへの準備は万端だ。 ]


  おっはようございまーす!
  さ、今日も頑張っていきましょ〜っ


[ 既に出勤している同僚がいるなら、挨拶をひとつ>>4
  後、いてもいなくても店長に。
  上司への挨拶って大事だよね〜! ]
 
(6) 2023/03/01(Wed) 8:16:03

【人】 厨房担当 マシロ


 
[ そのままオープンキッチン兼カウンターへ赴き、
  昼間用の食器や調理器具の確認を進めながら。
  昼も夜も通しもお任せあれの自分は、今日は通しの日だ。
  働き始めて三年ともなれば手慣れたもので
  合間にちゃんと料理の仕込みや準備も忘れずに。

  パスタランチが昼営業は良く注文されるから
  ミートボール付きのじっくり煮込んだボロネーゼ
  濃厚クリームソースのカルボナーラに
  海老やジャガイモ、トマトで彩ったジェノベーゼ。
  デザートの準備は──

  既に出勤済みの同僚がいるなら連携を取りながら。>>4
  ご来店のお客様が来たならば、にっこり笑顔で ]
 
 
(7) 2023/03/01(Wed) 8:18:32

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ ホール担当のスタッフは既にいただろうか。
  まだいなければホール兼任としてキッチンから出て
  既に出勤済みなら、オープンキッチンも兼ねた
  カウンター越しにお声がけ。 ]


  いらっしゃいませ!
  お好きなお席へどうぞ。


[ 大咲真白の一日は、こうして始まる。** ]
 
(8) 2023/03/01(Wed) 8:23:13
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a3) 2023/03/01(Wed) 8:32:18

アイドル レイラが参加しました。

【人】 アイドル レイラ


[そうだね、過ぎてしまえば
まるで泡沫のようだった。

ホールに響く音楽と観客の声援。
眩しいスポットライト。
緑色に光るサイリウム。]
 
(9) 2023/03/01(Wed) 8:33:26

【人】 アイドル レイラ



みんな、今まで応援してくれて
本当にありがとう!!
私たち「ピュアマーメイド」は...
この3月を持って解散します!

 
 
(10) 2023/03/01(Wed) 8:35:20

【人】 アイドル レイラ

[17才、7年前の3月。

高校を卒業するより1年早く。
私は「アイドルのローレライ」を辞め、
貝沢玲羅にーーー

月並みな言い方をすれば
"ふつうの女の子"になった。]
(11) 2023/03/01(Wed) 8:37:09

【人】 会社員 レイラ

[人生には岐路がある。
何もかも手に入れられる人なんてごくごく稀で、

大抵の人はきっと、
無意識のうちに天秤にかけて
何かを得る代わりに何かを失っている。

私があの日手放したものは
たくさんあるのかもしれないけれど、
得たものははっきりしている。

そう、それはカロリーを気にせずご飯を食べられる生活。
そして自由恋愛を咎められない権利だ。

あの日華やかな表舞台から降りた私は
とは言えこうしてなに憚ることもなく
のんびり会社の事務員をやっている。**]
(12) 2023/03/01(Wed) 8:45:56
会社員 レイラは、メモを貼った。
(a4) 2023/03/01(Wed) 8:56:00

厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a5) 2023/03/01(Wed) 9:16:47

【人】 厨房担当 ゲイザー

―『Madam March Hare』店内―


 おっはよーマシロん!
 今日も一日頑張ろうね。

[自分より少し後に出勤してきた同僚>>6に、いつも通りの挨拶を。
 ……「いつも通り」といっても、通し出勤でないこともある(休みの日も異なるかもしれない)大咲とは、昼営業で常に一緒という訳ではない。
 それでも、勤務歴三年で厨房の扱いも慣れた大咲との、仕込みや準備の連携>>7は滞りなく進む。]


( ミートボールのボロネーゼ、濃厚カルボナーラ、
  ジェノベーゼ、サーモンクリーム……
  ランチメニュー分のはこれでよし、と )


[勿論、評判のパスタランチ以外の軽食――サンドウィッチとか、季節の野菜を用いた単品のサラダとか――の準備だって抜かりなく。
 食後もしくは軽食代わりのデザートの準備も欠かせない。アルコールこそ今の時間は出さないものの、紅茶やコーヒーの準備だってそう。]
(13) 2023/03/01(Wed) 11:25:27

【人】 厨房担当 ゲイザー

[早速この「不思議の国の扉」を開いたお客様に、大咲が笑顔で声を掛ける>>8のを耳にしながら。
 速崎の方はまだもう少しだけ、オープンキッチンとバックヤードとを行き来しながら、開店間もないキッチンの業務に勤しむ。
 イヤーマフの耳元部、トレードマークのオレンジ色の鮮やかさは、カウンター越しの客の目にも目立って映るかもしれない。]


( あっぶな。カップ罅入ってるかと思った……。
  大丈夫だな、よし )


[そう確かめ直して元の位置に戻したティーカップとソーサーには、ワンポイントとして水色のウサギのシルエットが描かれている。
 コテコテな「不思議の国」っぽい主張のないシンプルな装飾は、店内のトランプとティーセットのモチーフの存在感にも似たささやかさ。
 それらは、造りの良い木製のインテリアで統一された内装を飾りすぎず、けれども確かに、不思議な物語へときめく童心を思い起こさせるような。きっと、そんな彩りだ。**]
(14) 2023/03/01(Wed) 11:49:25
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a6) 2023/03/01(Wed) 11:50:43

フロア担当 フィエが参加しました。

【人】 フロア担当 フィエ

(10歳になる前まで住んでいた父の祖国は、とにかく食べ物がまずい事で有名だったのだと、この国に来て初めて知った。

私にとってはそうでもなかった。クランブル、ソーセージのパイ、カレー、ポリッジオートミール、フィッシュアンドチップ…
祖母の作ってくれる料理はとにかくどれも美味しかったと記憶している。
とはいえ、世間的にはお察しだろう。

イギリス料理はまずい。
これはもう不文律だ。

そして、この話をするたびにリアルでもネットでもそう言われ続けるのは、私にとっては腹に据えかねることで、なんとかこの悪評を払拭する事こそ私の生きる道で、そのために飲食店を経営するならまずは喫茶店のバイトで経験積まないとな、なんて事で、バイト先を探していたわけだが)
(15) 2023/03/01(Wed) 12:58:10

【人】 フロア担当 フィエ

そう言えば速崎さんって、ゲイザーパイが得意>>3とお聞きしたのですが……

[アリスっぽい内装、お洒落な夜の店内、何よりイギリス料理に理解の有りそうなスタッフ。
全てが私の目指す路線に合っている…気がする。

フロアスタッフでも、ドリンクやデザートは作れたりするらしいし、経験値も上がりそうだ。

というわけで、昼は調理師学校に通いながら、主に夜のシフト中心で、バイトさせてもらうようになったのだった。**]
(16) 2023/03/01(Wed) 12:58:24
フロア担当 フィエは、メモを貼った。
(a7) 2023/03/01(Wed) 13:09:43

客 葉月が参加しました。

【人】 客 葉月

[たとえば、色とりどりのマカロン。
甘くて口溶けなめらかで優しい、ふわふわした素敵なもの。
たとえば、苺の乗ったショートケーキ。
ツヤツヤでみずみずしくて、手を伸ばさずにはいられない]
(17) 2023/03/01(Wed) 13:38:39

【人】 客 葉月

[俺にとって、“女の子”ってのはそういう存在。
そんなの好きにならない方がおかしいでしょ?

マカロンは美味しい。ケーキも美味しい。

チョコもプリンもアイスの乗ったアップルパイも。
どれかひとつなんて選べない。君だってそうでしょ?]
(18) 2023/03/01(Wed) 13:39:28

【人】 客 葉月

『Miyuki:
しね


[俺の完璧な論理に対して、返ってきた文章はたったの二文字だった]

(スタンプをプレゼントして確認……あ、ブロックされてるなこれ)

[喋るウ◯コのスタンプをプレゼントしようとしたら『お相手が既に持っているスタンプです』の表示。

アサイーボウルとサラダが主食の彼女に限ってそんなわけはないので、俺の存在ごと綺麗さっぱりブロックされてしまったのだろう]
(19) 2023/03/01(Wed) 13:40:16

【人】 客 葉月

(……はあ、ミスったな。まさかLINE見られるなんて)

[ため息を吐く。8桁のパスワードを突破する解読力が彼女にあるとは思わなかった。
サバサバしていて性に奔放で、モデルでスタイルはいいけど程よく肉付きもあって。そんなところが好みだったのになあ。

LINEを閉じて、カメラアプリを鏡代わりに起動する。今朝セットした髪はまだ崩れていない。小さく口角を上げる。女の子を怖がらせたりしないように身につけた、柔らかな笑顔]
(20) 2023/03/01(Wed) 13:40:53

【人】 客 葉月

[俺の顔は中の上だ。イケメンとはギリギリ呼べない。
見た目を最大限整えて、整えてダイエットしてよく見せるための努力を最大限して、その結果限界がここだった]

「おいデブ」「お前臭いんだよ、ちゃんと風呂入ってんの?」「こっち見んなキモい」「近寄らないで」


[耳の奥で響く声を無視して、スマホをポケットにしまいこむ]
(21) 2023/03/01(Wed) 13:41:31

【人】 客 葉月

(そうだ、帰りにあのお店に寄って行こう)

[思い出すのはあの場所。
温かい空気といい匂い。きらきらと輝く空間。
……あんな場所に彼女を連れて行けたらと思っていたけれど、それは無理みたいだし]

(可愛い女の子が好きだ)
(きれいでかわいい、ふわふわしたものが好きだ)
(それの何が悪い?みんな同じだろ、言わないだけでさ)**
(22) 2023/03/01(Wed) 13:42:10
客 葉月は、メモを貼った。
(a8) 2023/03/01(Wed) 13:50:37

客 葉月は、メモを貼った。
(a9) 2023/03/01(Wed) 13:51:11

  タカノが参加しました。

【人】   タカノ

 『――カーーット!!!
   漆黒役、高野さんクランクアップです!!』

[ 今でも時々、夢に見る――。 ]
(23) 2023/03/01(Wed) 15:25:52

【人】   タカノ

 ――ここは俺に任せてくれ
 仲間と呼んでくれた君たちに報いたい

 
さぁ!行くんだ!!!


[ 仲間たちは口々に、お前を置いていくことなんて
 できないと言う。 ]

 忘れたのかい?俺はもともと、アッチ側だった
 アッチの事情には詳しい。

 決着を漬けなければいけないんだ
 ……頼むよ

[ 必ずまた会おう、そう口にしてリーダーは
 仲間を四人引き連れてその場を後にする。

 裏切り者が!と喚いて、女幹部は俺を見据える。
 楽に死ねるとと思うな?
おいおい、アドリブかよ。

 新人相手に勘弁してくれないか、姐さん。 ]

 俺が皆の、
道標
になるんだ――………!!!
(24) 2023/03/01(Wed) 15:27:13

【人】   タカノ

[ ニチアサ枠っていうのかな。
 戦隊ヒーローが少年(とママ)の心を鷲掴みにする
 お決まりのシリーズの、敵方、しかも途中で味方になるという
 荷が重すぎる役に受かったのは、もう七年も前のことだ。


 昔から憧れたこともあり、両親への反発もあり、
 養成所の進めもあり、オーディションに向かったところ
 なんの奇跡か、合格してしまった。

 綺羅びやかな世界は幻で
 慣れぬ新人などボロ雑巾のように扱われるだろうと
 思っていたものだが、思いの外快く迎えてもらい、

 当時の五人とは未だに、年に数回集まっては
 SNSを賑わせている。

 赤と青は順調に王道の俳優道を進み、
 黄と桃は迷走したようだが、今では、
 お昼の顔になっていると聞いた。
 
 緑は個性派の道を進み、先ごろ海外の有名司会者と
 語らう動画が話題になっていたか。 ]
(25) 2023/03/01(Wed) 15:27:52

【人】   タカノ

[ では
は――。


 ほぼほぼ、表舞台から姿を消した。
 といえば間違いないだろう。

 当時は同期が目を丸くするほどのオファーが殺到し、
 年がら年中テレビに写っていた、時の人扱いされて
 いたのも色濃く憶えている。

 しかし、不幸な事故に合ったことが大きく
 騒がれて以降は、人前に姿を現すことはなかった。

 もう余程のファンでない限り、
 俳優 高野 景斗の行方を知るものはいない。

 なにせラジオ番組一つしか届けることはないのだから。 ]
(26) 2023/03/01(Wed) 15:28:25

【人】   タカノ

[ 歩行困難を強いられたのは一年程度。
 とはいえ、一年もすれば己程度の存在が座る席など
 残っては居なかった。

 撮影中の事故ならまだ救いがあったやもしれないが
 プライベート満喫中の事故だった。

 下半身に広がった火傷の痕が致命的だったのかもしれない。
 ……一時、半裸に近い姿ばかり写真に収められていたし

 そんな訳で役者の仕事はすべて立ち消えとなり、
 残ったのは下世話な番組からのオファーのみ。

 可哀想な人として人の記憶に残るくらいなら
 役者として死ぬほうがマシだと思った。当時ね。若いね。 ]
(27) 2023/03/01(Wed) 15:29:12

【人】   タカノ

[ 現在は後進育成に力を入れる社長の小間使い及び、
 エキストラ程度の撮影協力、それと、

 趣味の絵なんかで食っているので、
 人生ナメてると言えば、そうなのかもしれない。

 週に一度二度、ラジオの仕事が終わった後に、
 その店に通い出して、そろそろ二年ほど経つか。

 すっかり習慣になってしまったものだ。
 今日も今日とて、よく来るタカノさん、として
 その店に足を踏み入れる。 ]
(28) 2023/03/01(Wed) 15:30:09

【人】   タカノ

 やぁ こんにちは
 もう美味しそうな匂いがするね
 今日のおすすめはなにかな?

[ お好きな席へ、と声を掛けられれば>>8
 迷わず、カウンター席を指定しただろう。
 誰もが想像するずぼらな男の一人暮らしを満喫している
 己にとって、料理するのを眺めることもまた
 この店でしか見られない、非日常の一つなので。 ]

 ランチはおすすめを貰おうかな
 メニューを見るのを面倒くさがっているわけじゃないよ
 だってここで美味しくないものを
 出されたことがないもの

 それに、あなた達のおすすめ、に外れはないだろう?

[ お腹がすいたな、とカウンターの中をひょいと
 覗き込んで店員さんのおすすめに従うとしよう。* ] 
(29) 2023/03/01(Wed) 15:30:45
  タカノは、メモを貼った。
(a10) 2023/03/01(Wed) 15:39:30

グルメライター ヤワタが参加しました。

【人】 グルメライター ヤワタ

――ランチタイム――

[今朝はスモークサーモンとクリームチーズにフェンネルソースをかけたスモーブローだった。
朝食を優雅な気持ちでとれるのはフリーランスならではだ。
SNSに #スモーブロー #オープンサンド #独身男性の優雅な朝食 といったハッシュタグをつけて投稿すれば、それなりの数がいるフォロワーから即通知が来る。

DMとメールのチェックをして新規の案件のスケジュールを調整している内に午前中が終わり。
今日のランチはパスタの気分。]

 やあ、空いてる?

[気に入りの店だが、まだ記事にしたことはない。
ライターとして「評価」するのは何となく自分の中で整理がつかないのだ。
初めから取材ありきで入っていれば抵抗はなかったかもしれないが、まったくのプライベートで訪れたものだから余計にここを「仕事場」にしたくないという思いがある。]

 んー、ボロネーゼにしようかな。
 ミートボールもついてるのいいね。

[選ぶのはいつもカウンター席。
料理人の手元が魔法を生む瞬間を見るのが好きだ。]
(30) 2023/03/01(Wed) 15:46:40

【人】 グルメライター ヤワタ


 いつも通り、食後にコーヒーね。
 今日のデザートは?

[取材で訪れた店ではこんなに砕けた話し方はしない。
ここはどうにも居心地が良くて、つい気安く喋ってしまう。**]
(31) 2023/03/01(Wed) 15:47:34
グルメライター ヤワタは、メモを貼った。
(a11) 2023/03/01(Wed) 15:57:33

【人】 厨房担当 ゲイザー

[それは、今ではないいつかのこと。
 勤務中に尋ねられたこと>>16に、速崎はすぐさまに頷いていた。]


 うん。それで高校時代は「伝説のゲイザー」って
 部活でもクラスでももてはやされてさ。
 店長にもゲイジーパイのことアピって
 お店に採用して貰ったんだー。


[実際のところ、本当に採用の決め手がスターゲイザーパイの腕前だったのか否かはさておき]


 だからフィエちも、私のことは気楽に
 「ゲイザー」って呼んでくれていいからね。
 「速崎さん」なんて堅苦しいっしょ?


[そりゃ年下なら「さん」付けのほうが呼びやすいかもだけど、と付け加えながら笑ったものだった。]
(32) 2023/03/01(Wed) 16:55:27

【人】 厨房担当 ゲイザー

[さて、この尋ね事ををした「フィエち」もといフィエ・黒原=ベイカーは今、勤務歴1年のれっきとしたフロア担当であり、この店の一員だ。
 夜シフト中心のその人に、今日、昼シフトが入っているか否かについては、ここでは置いておこう。]


 私もそろそろ出るねー。


[ひとまず自分がバックヤードに戻らなくても大丈夫そうになったところで、速崎はオープンキッチンからカウンターに向き合う。]
(33) 2023/03/01(Wed) 16:56:01
厨房担当 シャミが参加しました。

【人】 厨房担当 シャミ

─ 打ち合わせ終わり ─


 腹が……減っ た


[ぽん ぽん ポーン。
この場にカメラワークがあるのなら、立ち尽くす顔のアップから段階的に遠景に切り替わったことだろう。
空を見上げる。
何処かで綻びかけた花蕾が匂い立つような薄青の晴れ。心なしか黄色い花粉が視認できるようでもある。
そして胃の辺りがシクシクと熱い]


 (よし、うさぎに行こう)


[ランチタイムの我らがお茶会へ。
もう昼番にほとんど出なくなってずいぶん経つが、客として訪うことはわりとある。
だって確実に美味しくて量の融通が効く。
それに、空いてたらついでに「夜」の仕込みもしときたいという欲と]
(34) 2023/03/01(Wed) 17:15:11

【人】 厨房担当 ゲイザー


 あ、タカノんだー! いらっしゃいませー!


[
「タカノさん」
ではなく
「タカノん」
呼び。
 フランクすぎるあだ名で人を呼ぶ速崎でも、流石に初対面のお客様相手にこのような呼び方はしない(名を知らなければそもそも呼べない、というのもあるが)。
 高野>>29のことを速崎がこう呼ぶのは、二年ほど通いに来ているこの客を常連だと認識しているから。]


 おすすめでしたら、そうですねー。
 私はサーモンクリームのタリアテッレ推しちゃいますね!
 今日も美味しくできてるから期待しちゃってください。


[なおこれはあくまで「ゲイザーのおすすめ」である。
 大咲やその他の厨房担当、或いは御堂店長の「おすすめ」は異なるかもしれない。
 だからこそ、ここで注文を承った速崎が出してくるのは――]
(35) 2023/03/01(Wed) 17:20:56

【人】 厨房担当 ゲイザー


 お待たせしました!
 こちらゲイザーの今日のおすすめになりまーす。


[カウンター席の高野に出したのは、ハーフサイズのボウルに、通常のハーフサイズよりも少しだけ少なめの量を盛り付けたパスタ。
 この一皿だけでは、仮に小食の客であったとしても満腹にはならないかもしれない――つまり、客が「他のおすすめ」も食べてみる、ということを前提にした量だ。

 さて、ゲイザーのおすすめであるこのパスタについて。
 麺はもちもちとした、リボンのように平たいタリアテッレ。
 トマト風味のクリームソースに入っている具は、小さく切られたスモークサーモンと、鮮やかな緑のほうれん草。
 寒さの残るこの季節に採れたほうれん草は、噛めば僅かに自然な甘さを感じさせるもの。

 盛り付けられた白磁のボウルの縁には、トランプのクラブのマークがひとつ、淡い緑色で印字されている。]
(36) 2023/03/01(Wed) 17:24:20

【人】 客 葉月

-『Madam March Hare』-

[帰りにと思っていたけれど、昼食にいいお店が思い浮かばず結局昼に来てしまった。

……自分一人のためのお店選びは、どうも上手くなれない。女の子を誘うためのラインナップならばっちりなのに]

(……ここは、なんだか気が付いたら来ちゃうんだよな)

[素朴さと上品さを兼ね備えた雰囲気は外観からでも感じられる。一人の食事が楽しいと思える稀有な店]
(37) 2023/03/01(Wed) 17:25:18

【人】 客 葉月

(まあもちろん、女の子たちが皆可愛いってのがめちゃくちゃデカい理由だけどね!!!!)


[めちゃくちゃ美味しいゲイジーパイを焼いてくれる可愛い女の子。>>3
初めて見たときは実物のインパクトに悲鳴をあげそうになってしまったけれど、口の中を噛んでどうにか堪えたのはいい思い出だ。

見た目に反してそのパイはとても美味しかった。
しっかりと下処理された魚の旨味とパイの香ばしさが合わさって、思わず素で「うっま!」なんて声をあげてしまった。
それまで穏やかな大人の男を演じていた(つもりだった)のでだいぶ恥ずかしい思いをした。消したい記憶である]
(38) 2023/03/01(Wed) 17:25:52

【人】 客 葉月

[白いリボンの映える綺麗な髪が美しい女の子。>>6
いつも笑顔で接客してくれる。明るい笑顔と華やかな声が魅力的だ。

店長や同じスタッフにも挨拶を欠かさない礼儀正しさと、明るい無邪気さを併せ持つ姿は見ているだけでも元気になれる。
話したことはあっただろうか?]
(39) 2023/03/01(Wed) 17:26:42

【人】 客 葉月

[褐色の肌とエキゾチックな顔立ちが素敵な女の子。>>15

彼女とは光栄にも話したことがある。
出自について、彼女が他のお客さん、あるいは同僚の店員と話しているところを小耳に挟んだのだ。
インド系イギリス人。その言葉を聞いて、光の速さでスマホを開いた。

『イギリス料理 美味しい』

出てきた検索ワードをタップして、たくさんある美味しいイギリス料理の情報を集めた。
スコーン、ミートパイ、サンデーロースト──すぐ集まったことに驚かなかったと言えば嘘になる。自分もまた、不文律を間に受けている側の人間だったので>>15

そんな影の努力はおくびにも出さず、ある日おすすめメニューがスコッチエッグだったタイミングを見計らって俺は彼女に声をかけた。

「イギリス料理って美味しいよね。俺昔からすごく好きでさ。
なんかまずいって言われてるけど、俺全然分かんないんだよね。だって美味いじゃん?」

真っ赤な大嘘だったけれど、話すきっかけにはなっただろうか。
……もっとも、この店で出されるイギリス料理はどれでも美味しかったから、嘘から出る真になるまでそう遠くはなかっただろう]
(40) 2023/03/01(Wed) 17:27:31

【人】 客 葉月

[それに、可愛いのは店員さんだけではない。

たまに見かける常連の、綺麗な女性。>>9
いつもいるわけじゃないけれど、ドアを開けて彼女がいたら心の中でガッツポーズをしてしまう。
アイドルに強い興味があったわけではないけれど、なんとなく名前は知っていた。何処かで見たことのある顔だなーなんて思っていて、その名前を知ったときはこれが運命か神様ありがとうなんて思ったりしたものだ。

7年前、彼女がアイドルをやめたとき。
俺は21歳で、今までの醜い自分を変えようとしている真っ最中だった。
ぶよぶよと太った醜い体から抜け出すためのダイエット、筋トレ。しんどくて折れそうで、残っていたポテチの袋に手を伸ばしそうになって誤魔化すためにつけたテレビの中。
彼女は今まさに、普通の女の子に戻ろうとしていた。>>10>>11

そのとき思ったのはこうだ]
(41) 2023/03/01(Wed) 17:28:38

【人】 客 葉月

こんな可愛い子が一般人に!?
つまり俺にも出会えるチャンスがある!?!?
くそっ、
こんなポテチなんか食ってる場合じゃねえ!!もっといい男になってやる!!!
)

[……その執念のおかげで、俺は30kg以上の減量に成功した。
過酷なダイエットをやり遂げて醜い自分から脱却できたのは、もはや彼女のおかげと言っても過言ではない。彼女は知る由もないだろうけれど]
(42) 2023/03/01(Wed) 17:29:04

【人】 客 葉月

(さあ、今日はどんな可愛い子に会えるかな)

[わくわくしながら、ドアを開けて足を踏み入れようとして──]

うっわ……。


[低い声が口から漏れてしまった。
今すぐ踵を返したいけれど、無情にもドアベルが軽やかな音を立てている。

──イケメンがいた。それも二人も。

どちらも知っている顔だ]
(43) 2023/03/01(Wed) 17:30:15

【人】 客 葉月

[艶やかな漆黒の髪と、切長の瞳が印象的なイケメン。>>23
彼が事故で芸能界を去る旨の記事を見たとき思ったことは、今でも覚えている]

(──ざまあみろ)


[会ったことがあるわけでもない、遠い世界の存在に対する理不尽な憎悪。醜いことなんて百も承知で、でも止められなかった]

(どうせ今まで散々その顔でいい思いしてきたんだろ。こんなやつ人生ナメてるに決まってる)
(──こんなふうに思ってしまう自分が、きっと一番醜い)


[けれどそんなことを思っていられたのも、この店で彼と顔を合わせるまでだった。

カウンターで佇む横顔、くっきりと整った目鼻立ち。
周りのテーブルの女性客たちがちらちらとそちらを見ては、頬を赤らめながら何事かを噂している]

(なんだよ。全然天罰なんか下ってねえじゃん)

[そんなことを思った。……あまりに身勝手な感想だ。こんなこと誰にも言えない。
だから彼がいるときは、いつも口数少なく食事を終え、足早に店を後にしている。

そして、]
(44) 2023/03/01(Wed) 17:31:04

【人】 客 葉月

(……なんで、こいつがここにいるんだよ)

[灰色がかった茶髪に、優しげな垂れ目。>>30

神田夜綿──職業はライター、つまり俺の同業者だ。
同じ雑誌で案件を抱えている、やることなすこと気に食わない男。
……その全てがただの逆恨みで、あいつ自身はすごくいいやつだという事実が一番気に食わない。

その姿が視界に入った瞬間踵を返したくなった俺を引き留めるように、無情にもドアベルが軽やかな音を鳴らした。

ため息を吐いて店の中へ。せめて可愛い女の子に癒されたいと、なるべく彼らから離れた席に腰掛けてメニューを開いた**]
(45) 2023/03/01(Wed) 17:31:36
客 葉月は、メモを貼った。
(a12) 2023/03/01(Wed) 17:37:52

客 葉月は、メモを貼った。
(a13) 2023/03/01(Wed) 17:39:09

【人】 厨房担当 シャミ

─ 『Madam March Hare』 ─

(あ、今日はコンソメスープの気分。好きな人が来てくれたらいいな。
 フォンドヴォライユはあっさりめに引いてあるしちょうどいい)


[カウンター席に座って、いかにも私も客ですよという顔をしつつ、頭の中ではディナータイムのことを考えている]


 ゲイザー
 私にも「おすすめ」頂戴、ミートソースがいいなぁ


[この場合のお勧めは、量の話>>36
ハーフサイズのさらに小盛りを、他のレストランで頼むのはなかなか気が引ける。
夜の厨房担当としての付き合いも長いから、作るだけでなく食べるのも大好きなのに、無惨なほど少食なのはご存知の通り]
(46) 2023/03/01(Wed) 17:39:19

【人】 厨房担当 シャミ




[海外の、有名レストランを渡り歩く武者修行(を騙ったただの楽しいワーキングホリデー)を終え。
Madam March Hareのオープニングスタッフとして雇われたのは、縁だとか情だとか、盛り上がった末のノリだとか。

それが結局は運命だったのだ。

この店の経営も軌道に乗ったことだし資金も溜まり、そろそろ独立、という段になって、立ち尽くした。
店長の御堂杏が好きだ。スタッフ達が好きだ。別れたくない。
親しくなった常連も、一見さんも、客がみな好きだ。
飲食を介して交わされるここだけの魔法が。

別の場所でテーブルを広げるには、三月うさぎを愛しすぎている]
(47) 2023/03/01(Wed) 17:41:37

【人】 厨房担当 シャミ



[個人事業主として開いたのは、席を持たないキッチンのみの店。
少人数向けのケータリングや、出張レストランとして営業している。
仕事の件数は今になってもぼちぼちのまま、増やしていない。

そして、自分の依頼の入ってない日にシフトを入れる、という雇用契約で、古株は今もうさぎのねぐらに通い詰めている]
(48) 2023/03/01(Wed) 17:42:00

【人】   タカノ

 うん、いらっしゃいました。

[ 大人と呼ばれる年になってからは尚の事だが
 ニックネームで呼ばれることは少なくなる。
 以前はファンと名乗ってくれる方々が、
 いろいろ呼んでくれたものだが、現役を退いてからは
 まずない。が、彼女にそう呼ばれるのは嫌な気持ちはしない。

 むしろそう呼ばれた>>35ときには、常連と認められた気すら
 していたかもしれないな。 ]

 サーモンクリーム、わぁいいね
 うん、期待しているよ。

[ とまぁそう呼んでくれるものだから、 ]

 ゲイザーちゃんのおすすめ、いつも美味しいからね。

[ 彼女が速崎という名字、もしかしたら璥という名前だと
 知っていたとしてもゲイザーちゃん、と呼ぶことにしている。 ]
(49) 2023/03/01(Wed) 17:53:01

【人】   タカノ

 ありがとう、

[ 余談だが、おいしいものは好きだけれど、
 料理の名称や、珍しい野菜の呼称などには明るくない。
 故に、タリアテッレってなんだい?と聞いたことも
 過去にはあったはず。パスタの一種だと聞けば
 感心して、いろんな名前があるんだねぇと言っていたはず。 ]

 いい匂い、いただきます

[ カウンターから差し出された皿は、ハーフサイズ。
 もっと言えば、余白の美が体現されたような一品だった。

 こういう気遣いがあるから、通うのがやめられなくなるのだ。

 他にも食べられるように、を前提として>>36くれる
 そうでなければ一品で済ませてしまう男には、
 とてもありがたい。

 まずはサーモンをクリームソースを
 巻き込んで一口。 ]
(50) 2023/03/01(Wed) 17:53:43

【人】   タカノ

 うわあ このソース、絶品だね

[ 濃厚なソースが口の中に広がり、
 噛めば、もっちりと良い具合のパスタからも
 ぷちぷちと良い食感が楽しめる。 ]

 おいしいなぁ

[ ああ、この分ではもう何分と持たずに、
 皿は余白だらけになってしまうだろう。* ]
(51) 2023/03/01(Wed) 17:53:57

【人】 厨房担当 シャミ

 やあ、葉月さん
 ランチタイムにいるってことは、今日の夜は来られないのかな


[他の客からスペースを開けて、つまりこちらの近くに着席した客>>45に片手を振った]


(こんそめ……)


[今日は打ち合わせの相手方に合わせたTPOで薄く化粧をし、マキシ丈のスカートを履いているが、普段は痩せぎすで高身長なのもありほぼ男にしか見えないと言われる。
KAWAIIの概念からは外れた位置にいると自分でもわかっているが。

極めてフランクで愛想の塊のようなゲイザーには及びもつかないが、客の名前を覚えるのは得意だ。
口元がいつも笑ったような形をしているから、普通にしていてもそれなりに愛想よく見られるという長所はある*]
(52) 2023/03/01(Wed) 18:01:20

【人】 厨房担当 ゲイザー



 あ、カンちゃんいらっしゃいませ!
 空いてるよ〜……じゃなかった空いてますよ〜


[一応店員らしく言葉遣いを正しながら、速崎が神田>>30にこう声を掛けた時は、まだあの常連さん(速崎はそう認識していた)>>38>>43は来店していない頃。
 いつも通りにカウンター席を選ぶその人からの注文>>30>>31は]


 ボロネーゼですね、かしこまりました〜
 コーヒーも後でお持ちしますね。それで、今日のデザートはー…


[速崎はちらっとバックヤードの方を見る。
 さて、今の『Madam March Hare』の厨房担当にパティシエは居ただろうか?
 デザートに定評のあるスタッフといえば、黒原=ベイカー>>16もその一人だが――。]
(53) 2023/03/01(Wed) 18:05:40

【人】 厨房担当 ゲイザー

[ともあれ、ここで速崎が高野に告げたのは]


 ベイクドチーズタルトになりますねー。
 ハートの女王のタルト仕様じゃなくて、
 シンプル、ちょーシンプルなやつです今日は。


[「ですます」口調ながらも大変砕けた言い回しで答える様は、高野の砕けた調子に合わせているかのようにも聞こえるかもしれないが……ゲイザー速崎の接客は、余程の相手でない限りだいたいこうである。]
(54) 2023/03/01(Wed) 18:06:38

【人】 厨房担当 ゲイザー

[こうして、速崎の手はオープンキッチンでランチ用のボロネーゼを作っていく。
 ミートボール入りのソースは仕込み済みなれど、パスタをゆでるのは注文を受けてから。
 ランチタイムの多忙(といっても満席になる程の人入りの店でもないのだが)をも捌ききる、慣れた調子での手早い作業。]


 はーいカンちゃん、お待たせしました!


[こうしてカウンターの上に現れたのは、ハーフではなく一人分のサイズの白磁のボウル。ボウルの縁にはオレンジ色のダイヤのマークがひとつ印字されている。
 ボロネーゼに使われているパスタも、もちもちとした食感の平打ちのタリアテッレ。
 ラグーソースの中の挽肉の粒は、ミートボールの食感を邪魔しない程度に細かい。
 そしてパスタのソースの上に、イタリアンパセリの緑が彩を添えている。**]
(55) 2023/03/01(Wed) 18:08:01
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a14) 2023/03/01(Wed) 18:13:50

厨房担当 シャミは、メモを貼った。
(a15) 2023/03/01(Wed) 18:16:08

厨房担当 シャミは、メモを貼った。
(a16) 2023/03/01(Wed) 18:25:11

【人】 フロア担当 フィエ

-昼間『Madam March Hare』-

今日もよろしくお願いします!!

[最初の一声だけは大きめに、その後は普段通り落ち着いた口調で白のブラウスの上から黒エプロンを締め、フロアに立ち、そのまま注文を取っていく。

普段は夜しかシフトには入らないが、今日のように昼間の学校が休みなら昼からシフトに入ってそのまま夜まで接客を続けていることはある。

ゲイザーさんやマシロさんは昼夜とも厨房に立っているから、あまりそちらに立つ必要はない。
ないのだが、求められればいつでも腕を振るうつもりはあるし、それは面接でも一応伝えはしたのだ。

少なくともコーヒーや紅茶の類はこちらでも淹れるし、デザートも……]
(56) 2023/03/01(Wed) 18:42:06

【人】 会社員 レイラ

[さて、しがない会社員の私は本日休日。
買い物の為に駅前まで出てきている。

本当は友達と出かけるつもりだったのだけれど
急遽彼氏が来るとかでドタキャンされてしまい、
仕方なく一人でお店を回った。

目的の新作春コスメの買い物袋を下げ
薄化粧にカジュアルな恰好で街を歩く。

アイドル時代はイメージ考えて
フェミニンな服着ることが多かったけど
素はこんな感じの系統が好きなんだよね。

そろそろお腹が空いて、
ランチ何食べようかなーと適当にお店を検索し
いまいちピンとくるものが見つからずに閉じた。]
(57) 2023/03/01(Wed) 18:44:16

【人】 フロア担当 フィエ

お待たせしました。
ジェノベーゼ、サラダ、スープ。
ご注文どおり、コーヒーと、デザートのベイクドチーズタルトも同時にお持ちしております。

[さすがにオーブンで焼くところは厨房のスタッフに任せたが、タルトとチーズ両方の生地作りには関わっている。湯せんできちんとチーズを溶かすのがポイントだ。ランチメニューの割に一手間かかっているが、自信はまあある。評価は来客の舌に委ねることになるだろうけれど*]
(58) 2023/03/01(Wed) 18:46:12

【人】 客 葉月

[穏やかな声に振り向く。そこにいた姿を見て>>52]

──っあ、シャミさん!

[ついつい間抜けな声を漏らしてしまった。

カウンター席から覗く、すらりと長い脚。
柔らかな表情は常からだけれど、今日はそれが薄い化粧に包まれている]

(──わ、かってたけどこの人もすげえ美人だな!)

[可愛いの概念から外れているだなんてとんでもない>>52
綺麗なものに執着してしまう身として、この人のことはどうしても目で追ってしまう。

もっともそれはあくまで今の話で、初対面のときは“可愛い子たちと一緒に働いてるイケメン”として嫉妬の目を向けてしまっていたことは忘れていない。が、向こうにはどうか忘れていてほしい]
(59) 2023/03/01(Wed) 18:47:07

【人】 客 葉月

いや、夜に来ようと思ってたんですけどね……。
連れて来ようと思ってた人がその、来れなくなっちゃって。ならもう一人で昼に来ちゃえって。

[嘘は言ってない。その連れて来ようと思っていた人とはもう多分二度と会えないだなんて>>19、わざわざ言っても困るだけだろうし]

あ、俺もおすすめのパスタお願いします。あとはそうだな、カプレーゼもひとつ。
あとコーヒーもブラックで。

[忙しなく働く可愛い店員さんに注文を。>>36]

てか、シャミさん今日はお客さんなんですね。
そのスカート、すごく似合ってます。普段見られないから新鮮。

[にこりと笑ってそう言う。口説きたい気持ちは間違いなくあるけれど、その言葉は本心でもあった]**
(60) 2023/03/01(Wed) 18:49:42
客 葉月は、メモを貼った。
(a17) 2023/03/01(Wed) 18:52:32

【人】 会社員 レイラ


ま、いっか。うさぎ行こ。


[そう決めて目指すのは
駅から徒歩5分の繁華街の中にあるシックなレストラン。

ここの存在を知ったのは、短大卒業して
社会人になった直後くらいだったかな…。

スマホの評価サイトに頼るのもいいけれど、
ふらっと知らないお店に入って
隠れ名店を発掘するのが好きで。

入り口のうさぎのシルエットに惹かれて、
ある日何気なく入ったのをきっかけに
時々客として赴くようになった。
そうだね、所謂"常連">>41というやつなのかもね。

気に入ってるのはそのお店の雰囲気もだし
一風変わったメニューのスタイルも。]
(61) 2023/03/01(Wed) 18:52:45
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a18) 2023/03/01(Wed) 18:54:49

厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a19) 2023/03/01(Wed) 18:54:58

【人】 フロア担当 フィエ

ーしばらく前>>32

……はあ。伝説のゲイザー、ですか。
それは凄いですね…

[何しろこの店ではかなりベテランといってもいいスタッフだ。どうしても敬意込みで畏まる部分があるのは仕方ないだろう。]

でも嬉しいです。私もあの味好きだから。
昔日本に来たばっかりの頃に見たアニメで、お祖母ちゃんのニシンのパイ宅配してくれた子に、このパイ嫌いって文句言う子がいたんですけどね。私あれ見て
「は?」
って声出ちゃいましたもん。思わず。

[ネタとしてすっかり独り歩きしてしまった感のある料理だが、あれも思い入れのある懐かしい味だ。]

よろしくお願いします、ええと、ゲイザー…さん。

[料理の腕も店の切り盛りの面でも頼りになる先輩だから、どうしたって敬称付きになるのは仕方ないことだっただろう*]
(62) 2023/03/01(Wed) 18:56:33

【人】 会社員 レイラ

― Madam March Hare −

[少し歩いてドアを潜れば
ランチタイムの時間だからか
それなりに人で賑わっているようだった。

店内を一瞥し――、
知った顔を見つけてひらっと手を振る。>>45]

や、どーも。こんちは。

[多分初めて会ったのはここの店内だったと記憶している。
"ローレライ"であったことは特別喧伝はしていないが
隠してもいないから、もしも聞かれたら答えただろうし。

自分の存在が彼に強く影響を与えたことまでは
流石に言われなければ知りようがなかっただろうけれど―――>>42

知っていると言われたならば素直に嬉しくは思ったろうし。
何となく見かけるとファンサ…という程のものじゃないけど、軽く声をかけてしまう。]
(63) 2023/03/01(Wed) 19:07:09

【人】 厨房担当 シャミ


 ああ、そうなんだ
 残念ですね


[連れて来ようと>>60ということは、その連れは初見の客か、少なくとも常連ではない人だったのだろう。
初めてのお客さんとの出逢いもいつでも嬉しいものだから、逸失した機会に少し眉を下げる。
それに、どことなく困ったような焦ったような相手の顔を見るに、彼にとっても惜しむべきことだったろうと思う]


 私服を褒められるとは、……ええとありがとう?
 慣れないからなんだか落ち着かないけど


[今日は女装してる! ──と思われなくて良かった。いや思ってるかもしれないけども態度には出ていないから気にしない]


 そう、今日はお客仲間ですよ
 
(64) 2023/03/01(Wed) 19:21:50

【人】 厨房担当 シャミ


 ここのランチ美味しいけど、また夜にも来て欲しいな
 一人でいらっしゃっても、私たちもお話できるから退屈はさせないよ


[また客、どうやら繁盛している>>63
その眼が葉月さんに向いて軽やかに挨拶するのへ、少し首を傾けるようにして会釈した。
カウンターの上に置いていたフォルダをバッグへしまう。席を詰められるように]


 こんにちは、レイラさん。いらっしゃいませ


[いらっしゃいませって言ったけど客ですけど]
(65) 2023/03/01(Wed) 19:23:10

【人】 厨房担当 マシロ

 

  うん、おはようゲイザー!
  今日も通し? お揃いじゃん、頑張ろうね!


[ 一番乗り出勤は残念ながら先手を譲る形になった。>>13
  彼女のスターゲイジーパイ伝説はいつだったか
  確か彼女自身から語ってもらった記憶がある。
  あれはランチ営業終わりの休憩時間だったかな。
  それ以来、遠慮なくゲイザーとあだ名で呼んでいるけれど
  内心で「大咲と速崎でサキサキコンビか……」なんて
  おっとっと、閑話休題。

  来店客の常連様お二人に接客するゲイザーは>>29>>30
  働き者かつ愛想もばっちりである。
  うーむ、勤務歴三年の大咲も速崎には本日敗北だ。
  名前に速ってあるもんな……などと考えながら。
  絶対関係ないけどね、これ! ]
 
(66) 2023/03/01(Wed) 19:25:24

【人】 厨房担当 マシロ

 

  高野さん、こんにちは。
  オススメに外れなし、お店の売り文句に加えられそうですね
  今日も色々とご用意してますよ!


[ カウンター席はオープンキッチンと面しているから、
  好んで座る人の大抵はお喋りに応じてくれる。
  ゲイザーの接客の邪魔にならぬ程度に話しかけながら
  気安い口調の神田にもにっこりと笑顔で>>31 ]


  ボロネーゼにミートボール、良いでしょう?
  この前店長にどうですかって掛け合ってみたんです。


[ 何だか少し豪華な気分になれるんじゃないかな、とか。
  食べる前から楽しくなって欲しいなと思うから
  その「いいね」には心からの笑顔を向けて。>>30 ]
 
(67) 2023/03/01(Wed) 19:25:47

【人】   タカノ

―― 仔犬のような ――


 『
ざまぁみろ>>44



[ そう思っていたところで口にだすことがなければ
 それは己にとってはないものも同じだし、

 もし出されてたとしても、だからどうした
 で片付けていただろう。

 剥き出しの敵意にほんの少しでも罪悪感など
 読み取っていた日には、

 "かわいそうに、震えてしまって。
  罵り慣れていらっしゃらないんですね"

 くらい言っていたに違いない。

 そもそも、いくら周りのスタッフや共演者に
 恵まれていたとしても、弱肉強食甚だしい
 芸能界を数年とは言え泳いできた身なれば、

 その程度のこいぬのような視線など
 気にすらならないものだから。 ]
(68) 2023/03/01(Wed) 19:25:54

【人】 厨房担当 マシロ

 

  あ、デザートは……


[ 今日は昼出勤組に黒原がいるし>>56
  それ以外にもデザートが得意な面子はいたかどうか。
  デザート類以外なら何でも熟せる大咲が
  唯一振る舞えないのがデザート類だった。

  幸い、ベイクドチーズタルトがあるらしい。>>54
  注文を請け負っていくゲイザーの手伝いをしながら、
  次に来店したのはこちらも常連の男性。>>43
  低く零された声は、軽やかなベルの音が掻き消した。 ]

 
(69) 2023/03/01(Wed) 19:25:54

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ なんだか元気が無い……ような気がするけれど
  気のせいだろうか? と小首を傾げて。
  既に注文済みの常連二人から離れた席を選んだ彼の所へ
  お冷とおしぼりを持ってお伺いしよう。 ]


  葉月さん、いらっしゃいませ。
  ……少しお元気、ないですか?
  良かったらゆっくり美味しいご飯で休んでいってくださいね。


[ 多分、ランチ営業で非番のスタッフ──シャミが
  葉月に話し掛けるよりも前のご挨拶だっただろう。>>52
  シャミがしれっとカウンター席へいるのに気付けば
  驚きつつも同じく挨拶をしたに違いない。 ]
 
(70) 2023/03/01(Wed) 19:26:13

【人】   タカノ

[ なので、徹したよ。

 善良な隣の客ってやつを。

 だってそのほうが俺も気持ちが良いし、
 それで心を痛めるようなら、そもそも、
 憎悪するのに、向いていないんだ。

 だから無視されるようなことがあったとしても、 ]

 こんばんは、今日はお仕事帰りですか?
 今日の食事もとても美味しいですよ

[ だとかこれまでも話しかけていただろうね。
 それにますます腹を立てるようなら、
 その姿を己に悟らせるようなら、幾分か楽しげに。* ]
(71) 2023/03/01(Wed) 19:26:21

【人】 厨房担当 マシロ

 
  ― 少し前のこと ―



[ 常連さん一見さん問わず、
  向こうが名前を教えてくれさえすれば 大咲は
  顔と名前を一致させるのは大得意中の大得意だ。
  葉月からの"可愛い"という評価も女好きも知らないが
  確か、初めて挨拶以外の会話を交わしたのは
  そう遠くはない程度には前のこと。…である筈。

  その日もランチタイム営業で。
  大咲がたった一度、本当に一度っきり、
  ランチ営業中に来店したお客様全員へおまけでお付けした
  ウサギの形のバニラクッキー。

  試作品なので、という名目だった。
  甘すぎないサクッとした生地に、ほろりと崩れる食感。
  デコレート用のチョコも自分で用意し、顔を描いた
  "三月うさぎ"にぴったりのオマケのクッキー。 ]
 
(72) 2023/03/01(Wed) 19:27:08

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ 他のお客様もきっと、その日来てくれていたのなら
  大咲が一度だけ出したお菓子を食べたことがあるだろう。
  甘いものやお菓子類が嫌いでなければ。

  なんだかその時も彼は元気が無かったように見えて、
  つい、可愛い顔にプラスして
  ウサギのクッキーへ変な顔のデコレートを施し
  葉月へお出しした記憶がある。 ]


  どうぞ。良かったら、今日だけのオマケとして
  皆さんに食後、お配りしてるんです。
  甘いものが苦手な方にも食べやすい……と思うんですが
  お嫌いでなければ。


[ そんな一言も添えての試作品の提供により、
  大咲は葉月の名前を知ることになる。* ]
 
(73) 2023/03/01(Wed) 19:27:20

【人】 会社員 レイラ

[そうそう、そういえばこの間。

ここではない街中で
女の子と一緒に居る姿も
見たことがあったかもしれないね。

流石に女連れの所に声をかける野暮はしない…が、
こちらがそんな気を利かす前に
「彼女いるんでしょ!?最低!!」と罵られていて、
ありゃ〜〜…と思ったものである。

まあ、その後どうなったかまでは知らない。
店内の女性をケロッと口説いているあたり、>>60
そこまで大層なことではない…のかも?
もしかしたら人違いだったかもしれないしね?]
(74) 2023/03/01(Wed) 19:28:01
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a20) 2023/03/01(Wed) 19:30:42

【人】 会社員 レイラ


シャーミさんっ こんちは!
今日はオフなんですか?

[そんな隣の女性こと遠藤から声をかけられれば>>65
顔見知りなこともあり気さくな調子で返した。
ついでに近くの席に座ってしまい。
今日はランチのおすすめなんですか〜?と聞いてしまおう。

いや、店員さんが近くに居れば聞けばいいんだけど。
なんとなく癖で。**]
(75) 2023/03/01(Wed) 19:30:43

【人】 厨房担当 ゲイザー



 いらっしゃいま……ってシャミーじゃん。


[この時に来た昼間の「常連」は、客は客でも、夜間は厨房の同僚>>46
 「同僚」ではあるものの、勤続暦から言えば明らかに大先輩で(速崎もそれなりの勤続年数だが)。
 「大先輩」ではあるものの、速崎がシャミーもとい遠藤に接する態度は、やはり、他の同僚に対して同様馴れ馴れしい。]


 はいはーい、おすすめ了解〜。


[「おすすめ」と「ミートソースがいい」という、一見矛盾した(?)ように見える注文をすんなり承諾する程度に、速崎は遠藤のこのオーダーの意を解していた。]
(76) 2023/03/01(Wed) 19:31:27

【人】 厨房担当 ゲイザー

[盛り付ける器は、薄赤紫色のハートマークが器の縁に印字された、ハーフサイズの白磁のボウル。
 ゆで上げたフェットチーネは、ハーフサイズよりもさらに少ない小盛り分。
 その上に、仕込みを済ませていたいつものミートソースと、ささやかな彩と香を添えるバジルの葉ひとひら。 ]


 お待たせー! じゃあごゆっくりー。


[今は客としてカウンター席にいる遠藤が、先程この「うさぎ」の扉を潜って(他の常連面子とは離れた>>45)席に着いた葉月>>52に声を掛けるのを見て、速崎はひとまずこの大先輩のもとを離れた。]
(77) 2023/03/01(Wed) 19:31:39
会社員 レイラは、メモを貼った。
(a21) 2023/03/01(Wed) 19:32:12

【人】   タカノ

 こんにちは、ボロネーゼ。
 それも美味しそうだね

[ 会話を聞きかじったか>>30
 もしくは近い場所にその客が座ったか。
 どちらにしても聞こえてきた単語に興味を示しただろう。 ]

 ミートボール、それも心惹かれるねぇ

[ ゲイザーちゃんが熱心に、本日のデザートの
 説明>>54をするのもこっそりと聞いていたよ。

 今日も今日とてこの場所は賑やかだ。
 夜には厨房に立つであろうすらりとした長身の誰かや
 ぱっと場を華やかにするオーラを持つ誰かなども
 続々と来店していただろうか ]
(78) 2023/03/01(Wed) 19:39:08

【人】   タカノ

 真白さん、こんにちは。
 本当にそうなんだよ。先週真白さんがおすすめして
 くれた。えーとなんだったかな、あのもちもちした
 あまいもの、あれもとても美味しかった。

[ 挨拶をしてくれた店員さん>>67 ]

 一度で名前を覚えられれば良いのだけど
 おいしいことしか覚えていないや

[ にも挨拶を返し、手が空いているようなら ]

 これを食べ終わったら、温かいお茶を頂いても?

[ そう付け加えた。* ]
(79) 2023/03/01(Wed) 19:39:21
  タカノは、メモを貼った。
(a22) 2023/03/01(Wed) 19:41:48

【人】 厨房担当 ゲイザー

[かつて特撮ヒーロードラマの重要な敵役の座を勝ち取った役者>>24>>25
 その役者が被った事故と風評、フェードアウト、現在の境遇>>26>>27>>28
 そのいずれをもまるで意に介していないような顔で、速崎は「タカノん」に応対する。]

 ありがとー!
 うさぎのスタッフとして鼻高々ですね〜。


[「ゲイザーちゃんのおすすめ」>>49への評には、そうストレートに笑っていた。
 そして実際に、その「おすすめ」のサーモンクリームパスタを出して>>50>>51
 高野が口にした感想もまた、先程告げられた期待が裏切られていないと判るもの。]


 うんうん、
 店長がいいトマトとサーモン仕入れてきてくれて
 いい感じのソースに仕上げられたんですよねー。


[今は表に居ないその人のことをちらっと話題に挙げつつ――。
 もうひとりのサキ>>66……もとい大咲>>67からのおすすめに席を譲る形で、速崎は一旦バックヤードに退く。**]


 それじゃあ、タカノんもごゆっくり!
(80) 2023/03/01(Wed) 19:53:19
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a23) 2023/03/01(Wed) 19:57:46

【人】 会社員 レイラ

[ところで、7年前。
正式にアイドルを引退する少し前。

事務所合同で親睦会の催しがあり。
芸能界に入りたてほやほやの新人を、
今度ニチアサに出演する俳優なのだと紹介され
へえ〜…と思った記憶がある。>>25

芸歴的には一応後輩にあたる青年は、
自分よりもいくらか年上ではあったけれど。
その時にはもう自分たちが解散することは決まっていたから
何だか眩しいような気持ちで頑張ってねと告げたものだ。

それから紆余曲折を重ね、
まさか芸能界の外で再会することに
なるとは思わなかったわけだが。

人の縁とは不思議なものである。**]
(81) 2023/03/01(Wed) 20:02:47
会社員 レイラは、メモを貼った。
(a24) 2023/03/01(Wed) 20:03:33

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 母親は仕事で忙しい、いわゆる母子家庭だった。
  机の上にはいつもお金とメモが置いてあって
  小学校高学年の頃、試しに料理をしてみたら楽しかった…
  なんてありふれたキッカケの話である。

  最初は卵焼きも上手く焼けなかった。
  殻が入るわ黒く焦げるわ上手く巻けないわの三重苦。
  試行錯誤の結果、徐々に大咲は料理の腕を上げていき
  やがて夜遅くに帰宅する両親の分も作り置くようになった。

  翌朝机を見ると、いつも冷えたご飯が残っていて。
  温め直してひとりで食べる、その繰り返し
  ドラマで良く見る"誰かとのご飯の時間"は
  訪れることなく、高校一年生の春。 ]

 
(82) 2023/03/01(Wed) 20:05:22

【人】 客 葉月

「退屈はさせないよ」>>65

[そんな言葉を聞いて、自然とほっぺたがむず痒くなる。ふにゃふにゃしてる男はカッコ悪いぞ!なんて思いつつも、頬が緩むのを抑えきれない]

……へへ、ありがとうございます。ならまた夜にも来ようかな。

(……こういうことをすっと言えるのが、俺の中の理想の男像なんだよなあ)

[いやシャミさんは女性だけど。まごうことなき綺麗な女性だけども]
(83) 2023/03/01(Wed) 20:05:56

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 母の日に「これなら」と焼いた手作りケーキ。
  わざわざカレンダーに花丸までつけて
  冷蔵庫に入れておいたケーキは、次の日の朝、
  ゴミ箱の中に捨てられていた。
  それ以来大咲は、お菓子類を作らなくなった。

  そこから二年、大咲は荒れた。
  といってもタバコや酒なんてものに手を出すことはなく
  卒業出来る程度に授業に出て、サボっての繰り返し。
  それでも料理だけは辞められなかった。

  友達が推していたアイドルが引退したのも丁度その頃。>>10
  日曜の戦隊ヒーローへ出演していた俳優が
  不幸な事故で人前から姿を消したのも同じ頃か。>>26 ]

 
(84) 2023/03/01(Wed) 20:06:01

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 大咲にとって彼らは遠い世界の人だった。
  静かな家でご飯を食べる中、音をくれるのがテレビだったから
  自然と彼や彼女の顔だけは覚えていた。
  荒れていた高校在学中でなければきっと
  もっと記憶に残っていたのかもしれないが。

  高校を卒業して二年間、ぼんやり生きていた大咲が
  20の誕生日にここの店長へ深く頭を下げ
  「料理で、楽しい時間を作らせて欲しい」と願い出たのも
  その結果雇用され、今ここで楽しく天職を得ているのも
  ──嘗て遠い世界の住民だった彼らが
  うさぎの穴で距離が物理的に縮まっているのも。

  これはまあ、俗に言うなら、運命ってやつなんだろう ]

 
(85) 2023/03/01(Wed) 20:06:21

【人】 厨房担当 マシロ

  ― 現在・店内 ―



  先週のおすすめ……もちもちしたあまいもの……

  ……ああ、えっと、米粉を使ったもちもちクレープ!
  普通のクレープと違って、生地が厚めでもちもちで、
  チョコバナナが入ってたやつですよね?


[ 
そんな連想ゲームみたいなことあります?
>>79
  いや、あるのだ。この高野という常連男性は。
  一度で名前を覚えないというか、
  名前よりも「美味しい」という情報を覚えている?
  大咲が記憶しているから別に何の問題もないどころか
  毎度このやり取りがちょっと楽しみ、なんて。 ]

 
(86) 2023/03/01(Wed) 20:06:28

【人】 厨房担当 マシロ

 

  良いんですよ、美味しいって感情を憶えていてくれれば。
  クレープを作ってくれてた人にも伝えておきます。
  高野さんが褒めてましたよって。


[ ふふ、と微笑を返して。
  料理の名前は記憶に無くても
  店員の名前はしっかり呼んでくれるあたり、良い人だ。 ]


  ええ、もちろん。
  温めがいいですか? 熱いのにしておきます?
  高野さんって猫舌でしたっけ?


[ お茶の要望には勿論お応え致しますとも。>>79
  お客様に満足していただくのが私たちのお努めですから!* ]

 
(87) 2023/03/01(Wed) 20:07:15

【人】 客 葉月

[彼女に対して可愛い!好き!一辺倒にならないのは、決して可愛いと思っていないわけではなくこういうところが理由だ。

自分がなりたい理想像。それを眺めさせてもらっている気分になる。
目の前にいる相手のことをさらっと喜ばせたり、ここにいてもいいんだよと示してくれる姿。
少なくともシャミさんは──いるだけで不快だなんて、絶対に思われない。

そんな彼女が不意に席を立つ姿勢を見せた。
このあと予定でもあるのだろうか?……もっと話したかったけれど、引き留めるわけにも──]
(88) 2023/03/01(Wed) 20:07:46
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a25) 2023/03/01(Wed) 20:08:15

【人】 客 葉月

あ、貝沢さん!

[振り向けば、そこにあったのはもうとんでもなく可愛い顔だった。

えっ今これ俺に話しかけてる?貝沢さんが?
うわわどうしようこれ恋始まっちゃう?始まっちゃうかなこれ俺の人生!!!!生きててよかった!!!!
]
(89) 2023/03/01(Wed) 20:10:31

【人】 客 葉月

[……なんて一人で浮かれているうちに、貝沢さんはシャミさんの隣に収まっていた。

俺の周りを木枯らしのエフェクトがぴゅー……と寂しく吹き抜けていくけれど、仕方ない。俺よりシャミさんと話す方が絶対楽しいし]

(くそ、もっといい男になりたい……)

[一番見られたくない修羅場を見られていたことなんて知る由もない俺は>>74、パスタをもちもちすすりながらそう思った。美味しい**]
(90) 2023/03/01(Wed) 20:11:13

【人】 厨房担当 シャミ

[そんな、ハーフサイズの鉢へフォークを差し入れて、席についたレイラさん>>75の声に少し考える。
今日のバジルは香りがいい。どうやらトマトも凄く良いが]


 そう、お客さんですよ。別件のおしごと終わったとこ

 おすすめはもちろん全部、と言いたいけど
 んん……具沢山のジェノベーゼはどうですか?
 チーズでお腹いっぱいにしちゃいたい、ならカルボナーラだけど


[シンプルな緑色だけでなく、真白のランチパスタは彩りが華やか>>7だ]
(91) 2023/03/01(Wed) 20:15:12

【人】 厨房担当 シャミ

[スターゲイジーパイ、いいと思うよ。
何しろ、なんというか星宙への憧れみたいなものを凄く感じるじゃないか。哲学的だよね。
彼の伝説の、良質なおさかなのパイの主こと速崎を、勤め始めて最初の頃は「伝説のゲイザーパイちゃん」と正式名称で呼んでいた。
いつしか枕詞は省略され、そのうちちゃん付けもなくなり、先輩と後輩はゲイザー、シャミーと呼び合う仲となったのだった]


 ありがとう
 あ、ハートのだ


[差し出されたボウル>>77の、今日のスートはハートの模様。
空腹に痛む胃をなだめるトマトの香りに、バジルが鮮やか]
(92) 2023/03/01(Wed) 20:19:13
厨房担当 シャミは、メモを貼った。
(a26) 2023/03/01(Wed) 20:20:15

【人】   タカノ

[ ――ところで。

 この店に顔を出すに当たり、
 過去のことはどうしているか。

 答えは 聞かれたら素直に答えている。 である。

 どこかで見たことがあるようなきがするといえば
 そうかな、でごまかすけれど。

 高野景斗さんですかと直球で問われれば
 そうだよ、と答えていただろう。

 そもそも、7年も前に、若手の登竜門的に
 抜擢されたシリーズに、ワンシーズン。
 その後ドラマ、映画にもそこそこは出ていたし、
 女性誌に半裸も乗ったが。その程度。
 と少なくとも己は考えている。

 あの頃より髪も伸びているし、知らない人のほうが
 多いだろう。きっと ]
(93) 2023/03/01(Wed) 20:23:36

【人】   タカノ

[ が、彼女ばかりは別になるだろうな。
 偶然にも、引退時期が少し近かったんだったか。

 消えた芸能人のまとめ記事なんかには
 彼女の所属していたグループと一緒に、
 自分の名前も乗っていただろうから。


 吹けば消えるような存在であった自分にも、
 応援の言葉を投げてくれた>>81ものだから、
 記憶にも残っていたし、

 それからしばらくして、再会したとき。
 彼女は芸能人の発する妙なオーラは
 放っておらずとも、変わらぬなと思ったものだ。

 右も左もわからない自分に掛けてくれた
 言葉が嬉しかったことも、再会したときには
 伝えていたはずだ。* ]
(94) 2023/03/01(Wed) 20:23:50

【人】 会社員 レイラ


なるほど?
何だかカウンターのこちら側から見るの
ちょっと新鮮と言うか、不思議な感じですねー。
ん、じゃあジェノベーゼにします!

[ぱっと浮かれたかと思えばすぐ萎む。
葉月の百面相を不思議には思いつつ>>89>>90
おススメに素直に従って耳を傾ける。

カルボナーラも美味しそうだけど
今は具がごろごろしてるのを食べたい気分。、
空いていそうな店員を呼び留めてジェノベーゼを頼み。]
(95) 2023/03/01(Wed) 20:30:01

【人】   タカノ

[ 元芸能人のだれそれ。
 怪我で現役を退いた可哀想な俳優。

 そのどちらでもない呼び名。
 呼び名ひとつで、救われることだって
 あるのだと、貴方は、貴方達は知らずとも良い。 ]

 店長さんの目利きはいつだって信頼しているけど
 それを調理する人たちの腕も、
 それを知ってて進めてくれるゲイザーちゃん達のことも
 信じているよ。ここに来たら、美味しいがあるってね。

 ……困ったな、もう一口しか残っていない
 お茶を頂いたら何かもう一品、注文しようかな。

 ああ、手を止めさせてごめんね。
 ありがとう、ゆっくりしていくよ。

[ バックヤードに向かう彼女>>80に一言詫びを入れて
 最後のひとくちを名残惜しそうに口に入れた。* ] 
(96) 2023/03/01(Wed) 20:30:48
  タカノは、メモを貼った。
(a27) 2023/03/01(Wed) 20:32:50

【人】 客 葉月

-少し前の話-

[その日は最悪な一日だった。

女の子に振られたわけでも、浮気がバレたわけでもない。
ただ──取材先の社員に、声をかけられただけ]

「もしかして、ブ──葉月?」

[名刺を受け取ったそいつの口は、一瞬確かに「ブ」の形を作っていた。

ブタ月。俺の中学のときのあだ名だ]
(97) 2023/03/01(Wed) 20:37:43

【人】 厨房担当 シャミ


 いただきます


[フェットチーネを絡めとる。
挽肉がほろりと器にこぼれ、トマトソースがハートのマークに半濁点を添える。
口が大きければ20秒で食べ終えてしまいそうな量、でも完成された盛り付けのパスタ。口に入れると舌に溶けるソースの酸味と、ぎゅっと弾む小麦の味]


(ゲイザー、茹で加減さいこう)


[よく噛んで食べる。
季節の変わり目は気温によって微妙に茹で上がりに差が出やすい。
上手だな、としみじみ思う。きっと小麦の精霊と相性が良いのだろう。パイの人だし]
(98) 2023/03/01(Wed) 20:38:25

【人】 客 葉月

「久しぶり!すげえ変わったなあお前」

[そいつはそんなふうに言いながら、まるで友達みたいに笑いかけてきた。
仕立ての良いスーツを着た彼は、その大企業の中でそれなりのポジションに就いているらしい。
名刺をしまうときにちらっと見えたカバンの中。スマホのロック画面は小さな赤ん坊の写真だった。

──そのあとのことは、正直覚えていない。取材がどうなったのかも。

ただ、気付いたらあの店の前にいた。
ドアを開けて入った先、あの子がいつもと変わらない笑顔で迎えてくれて。ようやく呼吸が出来た気がしたのだ]
(99) 2023/03/01(Wed) 20:39:26

【人】 客 葉月

え、クッキー?……いいんですか?ほんとに?

[そんなことがあったあとだから、もらったクッキーはそりゃもう輝いて見えたのを覚えている。
うさぎ型のクッキーを、店の明かりに透かしてしげしげと見つめたりして]

すご、めっちゃ可愛……んん?この顔……何……?

[変な顔のデコレートに首を傾げたりしつつも、それ込みでとても大事な思い出になったのだ]
(100) 2023/03/01(Wed) 20:40:01

【人】 客 葉月

-ちょっと前/入店直後-

[入店を躊躇った俺に声をかけてくれたのは、今日も彼女だった。
いつもと変わらない笑顔に、笑顔を返す]

あはは、バレちゃった。
──いつもありがとね、大咲さん。

[その言葉に色んな意味を込めて、彼女へ。
彼女の顔を見るだけで幾分か浮き立つ気持ちを抱えながら、美味しい料理を楽しみにメニューを開くだろう**]
(101) 2023/03/01(Wed) 20:40:47

【人】 厨房担当 シャミ


 そうだね
 私もいつも立ってるから、見下ろしちゃう感じだし
 こうして座って同じ視線の高さで話せるの、新鮮


[ね、と葉月さんの方を向けば、なにやら熱心にパスタをすすっている>>90
美味しそうに食べる人は大好きだけど、いま彼の顔は少し曇っている。
やはり一緒に来られなかった連れのことを惜しんでいるのか。

夜に来ると言ってくれたけど、そうしたら何を作って出せば喜ばせられるだろうか、と思考は少し宙へ浮く]
(102) 2023/03/01(Wed) 20:41:12

【人】   タカノ

 ああ、そうそう、クレープだ。
 たしか本当にクレープなのかいって聞いた気がする。

 なのにおぼえてないんだもんなぁ俺。
 いつもごめんね でも美味しかったんだ。

[ たはは、と頼りなさげな笑みを浮かべ、
 クレープ、クレープ、こめこのクレープ>>86
 口の中で転がしては見るが、きっとまた
 彼女たちを頼ることになるのは、火を見るより明らか
 というやつだ。 ]
(103) 2023/03/01(Wed) 20:48:37

【人】   タカノ

 今日は確かベイクド…… 待って、
 ここまで出てきている…… ベイクド
 ケーキ……… ケーキ

 ベイクドタルト。

[ つい先程聞いたはずの単語がこれである。
 合っている?と問いかける顔は少々自信ありげ
 だが。

 きっと間違えていたとしても、彼女>>87
 同じように、美味しいと覚えてくれていれば
 いいと言うのだろう。 ]

 うん、うんと褒めていたって
 伝えてほしい。

 お茶は熱いのがいいな。
 それとそれを飲み終わったら、
 真白さんのおすすめをひとつ。

 ケーキはその後でまた考えるよ。

[ にこ、と笑う。ゆっくりしていってくださいと
 社交辞令かもしれないが言われたもので、
 今日はしばらくここで有意義な時間を過ごすつもりでいる。* ]
(104) 2023/03/01(Wed) 20:49:28

【人】 会社員 レイラ


(あ、高野くんもいる)

[なんとなしに店内を見回し、
見知った顔をもう一人見つけ。
気づくかは分からないがひらりと手を振ってみる。

あの時顔を合わせた新人は
あっという間に引く手あまたの俳優になった。
そんな彼が事故で引退したことは
自分が解散してそう遠くなく
知ることになっただろう。>>94

あの時ちょっと顔を合わせただけだったけれど
小娘の奨励を素直に聞いてくれた姿は
何となく印象に残っていて。

だからこの店でたまたま再会した時は驚いたし
嬉しかったと告げられれば
いやー!お互い色々あるよねー!!なんて
つい前のめりに肩を叩いてしまった。

今でも「高野君」と呼んでしまうのは
当時の先輩根性の名残だ。*]
(105) 2023/03/01(Wed) 20:50:36

【人】 客 葉月

-焦がれるような-

[俺はこの店が好きだ。
美味しいご飯に、ここでしか会えない魅力的なひとたち。

そして悪口が苦手だ。
得意な人なんているのか?って話だけれど、俺のそれは他の人よりもきっと強い。
聞くだけで足がすくむ。冷や汗が垂れてしまう。
(振られたり浮気がバレたときの罵声だけは例外だ。苦手だけれど、そんな姿を見せたら「被害者ヅラすんな」って余計にキレられること請け合いだし)

だから、この店で誰かをあからさまに攻撃なんてしない。
でもだからといって、自分の頭に浮かんでしまうものまで止められはしなくて──逃げ場がないから余計にしんどくなる]
(106) 2023/03/01(Wed) 20:59:08

【人】 客 葉月

(……なんて、言えるわけがない)

[彼に話しかけられるとき>>71、頭の中ではいつも黒いものが渦巻いている。視線や表情でそれがバレていないことを祈りながら、こちらもそれに穏やかな言葉を返すのだ]

こんばんは。……ええ、外までいい匂いがしてました。すごく楽しみです。

[話している中で、彼が楽しげな表情をすることがあったなら。>>71
ほんの少し不機嫌そうに眉を寄せただろう。何が楽しいんだ、俺は全く楽しくなんかないのに。
けれどほんの少しの間、その顔から目を離せなくなる俺がいたかもしれない。

俺は悪口が苦手だ。
そして──美しいものが好きなのだ、どうしようもなく**]
(107) 2023/03/01(Wed) 21:00:21
客 葉月は、メモを貼った。
(a28) 2023/03/01(Wed) 21:03:08

【人】   タカノ

[ ひらりと白く小さな手がこちらに振られれば
 目を合わせ、軽く会釈をした。

 互い一人なら相席をすることも
 あっただろうか。

 芸能界という狭い世界では芸歴が
 幅を利かせることが多い。

 ドラマで共演した子役が、
 ふてぶてしく自分を顎で使おうとすることだって
 ままあることだった。珍しくもなんともないが

 ピュアマーメイドの先輩方に置きましては
 そんなことはなかったと記憶している。

 再会してからのほうが会話は多かったはずだが
 面白がるように「センパイ」と呼んでいたかもしれない。
 なにせ彼女が後輩を呼ぶような色味をもって、
 俺を高野君>>105、とそう呼ぶものだから。

 前のめりに肩を叩かれた日には、
 いいひとなんだろう、と素直に思った。

 挨拶に行くとしても、後ほどになるだろうかと
 ぼんやり考えながら控えめに、手を振り返しただろう。* ]
(108) 2023/03/01(Wed) 21:05:06
厨房担当 那岐が参加しました。

【人】 厨房担当 那岐




[――夜に働く飲食業界の仕事は、帰りが思いの外遅い。]



 
(109) 2023/03/01(Wed) 21:05:57

【人】 厨房担当 那岐

[最後の客を送り出し、閉店時間を過ぎてようやく片付けに入る。
 酒を出す店であれば尚更その時間は遅く。
 自宅に辿り着く頃には、日付を超えるのは割とよくある話だ。

 疲れ切った身体をシャワーで癒やし、
 濡れた髪をおざなりに吹きながら、缶ビールを一つ。
 冷蔵庫から取り出して、アレクサに声を投げる。]


  アレクサ、ラジオを掛けて。


[音声認識をしたAIから流れ始める深夜のラジオ>>28
 妙に落ち着く若い男性の声。
 缶を傾けながら、そんな何でもない一日を終える日常。]
(110) 2023/03/01(Wed) 21:06:25

【人】 厨房担当 那岐

[人の声に耳を傾けることは好んでいても、
 自身が話すことはあまり、得意ではない。

 営業のような仕事には着けず、
 手に職を持つ職人のような仕事なら、
 あまり人と話すこともないだろうか、と。
 
 料理専門学校を経て、この『Madam March Hare』に
 身をおいたのは何年前のことだったか。

 皮を剥く。パスタを茹でる。野菜を切る。
 単純作業のようで、中々に繊細な指先の仕事。

 理由は料理に纏わることではなかったが、
 いざ仕事を初めてみれば、割りと性に合っていた。

 たまに人手が足りず、ホールに駆り出されることも
 あるにはあるが、話すことは仕事に関することに
 大体限られているから、成り立っている。]
(111) 2023/03/01(Wed) 21:06:56

【人】 厨房担当 那岐

[後輩の面々も増えてきて、賑やかになっていく店は
 今日もランチから繁盛しているようで。

 速崎や大咲、時に黒原が表に立っているようだ。
 女性陣が表立ってホールやカウンター業務を
 買って出てくれている為、俺はと言えば。

 いつものように裏方に徹するように、
 黙々と下準備や、後片付けの皿洗いに落ち着いている。

 店の決まりであるトレードカラーは、
 キャスケットの深い紺。

 その色を知っている客は、どれくらい居るだろう。**]
(112) 2023/03/01(Wed) 21:07:08
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(a29) 2023/03/01(Wed) 21:11:17

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ 浮かべられた笑みは、ふんにゃりと柔いもの。>>103
  頼りなさげ…とも喩えられるであろう微笑みを見るに
  また料理の名称を忘れたりしそうだけれども
  それでも、美味しいと思ってくれるなら構わないことだ ]


  ベ 、ベイクド……!?


[ まるで歴史が変わる瞬間を見守るような態度だが>>104
  内容は高野がベイクドチーズタルトと言えるか否か。

  なお、「合ってる?」と本人はやや自信ありげだが
  残念ながら微妙に違います高野さん。
  答案用紙にはサンカクが書かれて返されることだろう。 ]

 
(113) 2023/03/01(Wed) 21:12:24

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ふふっ、惜しいですね。
  ベイクド"チーズ"タルトです。
  また次の挑戦をお待ちしております!


[ なーんて軽口も混ぜながら。
  ころころと鈴を転がすように笑う顔には
  からかいじゃなく、本心からやり取りを楽しむ色だけが
  明確に彩りとして映っている。 ]


  はい、熱い方でお持ちしますね。
  ……私のおすすめですか?


[ ふむ …と小首を傾ぎ、少しだけ悩んで。 ]
 
(114) 2023/03/01(Wed) 21:12:29

【人】 厨房担当 マシロ

 

  パスタとケーキ以外でまだお腹に入りそうなら、
  オニオングラタンスープなんてどうでしょう?
  バゲット入りで食べ応えもありますし、
  とろとろのチーズとコンソメの風味も抜群です!

  ケーキのご予定があるなら、小さめでお持ちしますよ。


[ しっかり炒めたあめ色玉ねぎにバターを加え、
  コンソメで味を調えながら作ったオニオンスープへ
  さくさくのバゲットとチーズを乗せて焼き上げる。
  下拵えは終わっているから、時間を貰わず提供出来るし
  パスタの後に選ぶご飯として最適ではなかろうか。

  彼の答えがどうであれ、まずは熱いお茶をお持ちするために
  一旦は高野のところを離れ
  すぐさまお茶を運んでくることになる。* ]
 
(115) 2023/03/01(Wed) 21:12:39

【人】 会社員 レイラ


ですよねえー。
やっぱり普段と目線が違うと
よりお客さんの気持ちになる感じです?

[のんびり話しながら注文を待つ間。
どことなく遠藤は葉月の様子を気にしているように見え。>>102
何となく流れで隣に腰かけてしまったが、
もしかして自分が近くに居ては話の邪魔だったり…?
と今更ながらに浮かぶ。
先日の目撃修羅場のこともあるし。

そんな中で高野に手を振れば>>108
会釈をされたのでにこっと笑顔を作った。
お互いに連れがいないときは
相席することもままあったが
今は店員と会話中だろうか。
ならば話の腰を折るのもなー、と思い。]
(116) 2023/03/01(Wed) 21:14:43

【人】 厨房担当 シャミ



[子供のころ、あだ名は「ゲロシャミ」だった。
大人が聞けば顔を蹙めるそれには、残酷さだけでなくなにがしかの好意も込められていた。
給食を完食するまで席を立ってはならない、という悪逆非道なルールを改訂させた立役者だったから。

沙弥には好き嫌いはなかった。どの給食メニューも好きだったけれど、しかしとてもとても食べ切れる量ではなかった。

体のギブアップの声を聞かずに無理に食べれば、悲しい結末になる。
そして教室は阿鼻叫喚の騒ぎを何度か経験し、給食は食べられる分だけを配膳し、それでも無理なら残しても良い、という穏当なルールへと変わったのだった。めでたしめでたし]
(117) 2023/03/01(Wed) 21:16:22

【人】 厨房担当 シャミ



[──とはいかず、胃腸の弱い子供はその後の成長期、再び苦難に突き当たった。
食事量が増やせないのにどんどん身長が伸びた。
縦に伸びる速度に、肉の蓄えが追いつかない。体重メモリがぴくりとも動かないままひょろりひょろりと丈だけが伸び、萎びたかいわれ大根のようなみすぼらしい有様になった。
あだ名は「ガリシャミ」に変わった。青白く死にそうな顔をしてふらふら歩いてるから、痛ましいのか不気味だったのかなんとなく遠巻きにされた。

年頃の女の子らしいことや流行ごとに気を回す余裕はなく、いつも食べ物のことを考えていた。どうやって吐き気を催さずに少しでも美味しいものを詰め込めるか]
(118) 2023/03/01(Wed) 21:18:36

【人】 厨房担当 シャミ



[このころの夢は、いつか大皿いっぱいの唐揚げを食べたい、だった。
実際は、二つ目の唐揚げに手を出す前に胸焼けで撃沈したのだから夢のまた夢。
そんな夢を叶えるために考えたのが、胃もたれしない唐揚げを自力で発明しよう、という野望。

それが、料理の世界にはまり込む最初の一歩になった。

大人になり、栄養が足りるようになって健康にはなったが、いまだに大皿いっぱいの唐揚げは食べたことない*]
(119) 2023/03/01(Wed) 21:19:13

【人】 フロア担当 フィエ

ん、あの人今日も来てるんだ。

[この店はとにかく常連、顔馴染みが多い。客と店員、特に夜は普通に会話もする。何か、その手の店のようでもあるけれど、なんやかやこちらも楽しくやらせてもらえているのは、店主の人徳か、客層が余程良いのだろう。

もっとも、私は皆ほど客の名前を覚えているわけでも無ければ、芸能人の事もよく知りはしない。

それでも、話をしたことがあれば顔は忘れない。
見かけたあの人>>37は、確か初めて会話をしたのはスコッチエッグがおすすめに出た日だったか。]
(120) 2023/03/01(Wed) 21:21:23

【人】 フロア担当 フィエ

お好きなんですか?それは良かったです。
はい、実際は少し手間をかけてひと工夫すればいくらでも美味しく仕上がるんですよ。
と言ってもこれ、私が作ったものではないんですけれどね。

お昼はパスタが多いですが、やはりアリスのお店ですから、イギリス料理も時々出ますし、ご期待に添えるかもしれません。

[なんて会話くらいはその時に>>40交わしたと思う*]
(121) 2023/03/01(Wed) 21:21:53

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ 高野へお茶を運ぶためにカウンターへ戻る途中。
  妙にキラキラしたオーラを放つ常連の女性客の>>95
  注文も請け負おう。 ]


  いらっしゃいませ!
  ジェノベーゼパスタおひとつですね、かしこまりました。
  良いトマトが入ったんです、期待しててください!


[ なんてゲイザーも言っていたことと同じことを言いながら
  視線は"今は"お客さんの遠藤の方へ。
  常連客である彼女が何やら遠藤と会話しているのを見て
  わざとらしく、ぷく、とやや頬を膨らませ
  悪戯っぽく微笑んだ。 ]

 
(122) 2023/03/01(Wed) 21:23:28

【人】 厨房担当 マシロ

 

  シャミ先輩、可愛いお客さんをナンパですか〜?
  私のことは口説いてくれないのにっ。

  えへ、なんちゃって。
  先輩も今はお客様ですからね、ごゆっくり!


[ 入社当初はてっきり男性かと思っていたけれど
  思い込みが解けても、大咲にとってはまず
  オープニングスタッフの大先輩というのは不変の事実だ。

  穏やかな物腰も相まって、先輩先輩! と
  犬のように尻尾を振って懐いているのである。* ]

 
(123) 2023/03/01(Wed) 21:23:33
役者 セロ が参加しました。

【人】 役者 セロ


 この見た目がコンプレックスだった。人と違う髪と目の色。
 この声が好きじゃなかった。周りの子よりも低い声。
 好きな格好をしているだけで、男みたいと言われた。

 「セロは綺麗な声をしているね」
 オーマはそういって私の頭を撫でてくれた。それが嬉しかった。
 ”声優”という職業を知ったときは、これだと思った。
 顔を出さなくても良い、声を使える仕事。

 まあ、そんな都合のいいものではなかったのだけれど。**
(124) 2023/03/01(Wed) 21:25:16
フロア担当 フィエは、メモを貼った。
(a30) 2023/03/01(Wed) 21:26:13

フロア担当 フィエは、メモを貼った。
(a31) 2023/03/01(Wed) 21:26:41

役者 セロ は、メモを貼った。
(a32) 2023/03/01(Wed) 21:26:59

【人】 厨房担当 シャミ

[ホールのどこかからコンソメ、という単語が聞こえた気がした>>115]


(そう、コンソメ。今日はコンソメをさ……)


[少し浮つきかけた思考を、朗らかな隣の声>>116が引き戻す]


 うん
 お客さんの気持ちと料理人の気持ちをふわふわ行ったり来たりする感じ、なんか不思議
 でも手元の作業のこと考えずにお喋りできるから楽しいね
 レイラさんとのんびり話してみたかったし


[後輩にナンパ>>123と言われてしまったのだけど]
(125) 2023/03/01(Wed) 21:30:54
客 クリスが参加しました。

【人】 客 クリス

── おおよそ1年前 ──

[俺は社会の荒波というものに揉まれていた。
大学生活はあんなに楽しかったのに。
就活だってそんなに苦労したわけじゃないのに。
決してそんなブラック企業ってわけでもないのに。

社会人ってこんな大変だったの???


やだもう泣きそう。泣かないけど。男の子だもん。
嘘。本当はちょっと泣きたい。男の子とか関係無いし。
初めてのお給料思ったより少ないし。
親に真珠買ってあげたら、『こんな高い物いらない』って言われてプレゼント失敗した感強いし。欲しがって癖に。イミテーションで十分とか何それ分かんない。女心なんて分かんない。
分かってないのは親心かもしれないけど、とにかくこの際それはどうでもいい。]
(126) 2023/03/01(Wed) 21:36:55

【人】 客 クリス

[俺は心身共に疲れ切ってたし、美味しい物が食べたかった。
その時、普段はお洒落過ぎて入らないような店が目に入った。
黒板に『牛肉』って書いてあった。
俺はふらふらと誘われるように店に入った。]


こんばんは!肉が食いたいです!!



[それが俺とこの店との出会い。
あの日はたらふく肉を食った。
俺は全品肉料理を頼んだ。
誰が何を作ってくれたんだっけ?
とにかく全部美味しかった。

それが俺とこの店との出会い。*]
(127) 2023/03/01(Wed) 21:37:09

【人】 厨房担当 シャミ


 口説いたら君が靡いてくれるんならね


[真白の膨らんだ頬はふんわり発酵したパン種のよう。ぷすっと突きたい症状にかられる。

うちのスタッフはみんな可愛い。犬系のうさぎもいれば猫うさぎもいる。
杏も沙弥もマダムっていう歳じゃない(と信じている)けど、若いって良いね、と少しばかり年寄り臭い発想が浮かぶ。
これからいくらでも成長する姿を見られるということだし、可愛いし]
(128) 2023/03/01(Wed) 21:40:03
チエが参加しました。

【人】   タカノ

―― 鳴かぬなら? ――

[ 今から、俺は言い訳をします。
 悪意に慣れすぎていました。
 嫉妬や羨望に射抜かれすぎていました。

 だから、そうなんでしょうと思いこんでいました。
 反省しています。今は。 ]

 とくにこの、春巻きみたいな
 ええとなんだったかな。俺に聞くより、
 店員さんに聞いたほうが早いかもしれないね。

[ ――貴方は、わん、とも鳴かなかったどころか
 噛みついて来る様子もなかったものだから。

 それ>>107をなんとなく感じ取れたなら
 態度は変えずとも、心持ちは少し改めただろうね。

 態度はほら、最初から品行方正な隣の客だっただろう?* ]
(129) 2023/03/01(Wed) 21:43:23

【人】 チエ


[お砂糖とスパイスと素敵な何かで出来ている。
 そんな人間になりたかった。]
 
(130) 2023/03/01(Wed) 21:43:27

【人】 チエ

[でもそれは、別に女の子になりたいと思ってるわけじゃない。
 男がイヤってわけでもない。

 単純に、染色体の組み合わせとか本数とかの、生まれつきの運の割り振りだけで、どうして好みまで決められなくてはならないのだと思っているだけ。

 男の子ってこういうのが好きなんでしょう? そりゃあ嫌いじゃないけど、女の子はカッコいいものは嫌いなの? イケメンはあんなに持て囃すくせに。
 甘いもの大丈夫? それそっちの子にも聞いた? カレーや唐揚げが好きかどうかは聞かないくせに。
 そもそも人間の活動に糖が必要なのは男女問わずの性質なのに、どうして違いがあると思うのさ。
 同じ人間なんだから、それでいいじゃない。]
(131) 2023/03/01(Wed) 21:43:54

【人】 チエ

[白が200色あるとかは、正直どうだっていいけど。
 オトコノコにはわかんないでしょ、とシャットアウトされるのは腹が立つ。

 人間の心理学的に、赤は興奮して、青はクールで、緑は穏やかで、黄色は元気に見えるらしい。心が勝手に、そうなってるのに。
 子猫や子犬をかわいいって思う心理も、フリルやぬいぐるみをかわいいって思う心理も、それに男女の違いがないのも、とっくに解明されてるらしいのに。
 好きなものを好きって言ったら何がいけないのかほんとにわかんない。]
(132) 2023/03/01(Wed) 21:44:13

【人】 チエ

[……なーんて気持ちで、就職面接落ちた腹いせ、アスファルトの小石蹴ってたときのことだ。

 石が飛んでいった先に、なんだかちょっとヨーロピアンな、それでいてシックな感じのする、きれいな一軒のお店。
 うさぎのモチーフにアリステイストだと気づいた瞬間お腹が鳴って、自然と足を向けていた。]
(133) 2023/03/01(Wed) 21:44:35

【人】 グルメライター ヤワタ


 はは。「空いてるよ」でいいのに。

[言い切ってから訂正する様に軽く噴き出した。>>53
呼び名が「カンちゃん」のままなら、そのまま「らしい」言葉遣いでいて欲しい。

8席あるカウンターは埋まっていないので、先客>>29とは席ひとつ分離れて座る。
相手もこの店ではもう馴染みの顔であるし、そうでなくてもマスコミの一員として彼の前歴を知っている身ではあるが、テーブルの上を少し広めに取っておきたいから、混んでいなければすぐ隣を選択することはない。
綺麗なハンカチをそっと出して、首から下げたままのカメラを置く。]

 やあ高野さん。こんにちは。
 そちらはトマトクリーム?サーモンのかな。
 朝サーモン食べてなきゃ僕もそれにしてたかも。

[混んでいないから、ひとつぶんあけていても注文の声は届いていたようだ。>>78
彼の皿とメニュー表を照らし合わせて鼻をひくつかせて口角を上げた。

この店は店員が客の名前を呼んでくれることが多いから、数度居合わせれば自分も他の客の名前を呼んだりする。]
(134) 2023/03/01(Wed) 21:44:43

【人】 チエ

[これが運命かもしれない、と思った。
 穏やかな木製のインテリアに、トランプとティーセット。
 完璧なユニセックス、よりはややかわいらしい雰囲気に寄っているけれど、かといって男性客を拒むような気配はどこからも感じられない。

 遅いランチだったのに、丁寧に用意されたパスタは傷心にとてもとてもよく染み。
 今まで食べた中で一番おいしいアマトリチャーナをすっかり空にする頃には、ああ、会議室に入った途端眉を顰めるようなハゲ人事の会社より、こんな店で働けたらな、と思っていた。]
(135) 2023/03/01(Wed) 21:45:10

【人】 グルメライター ヤワタ

[注文を告げればよくお喋りにつきあってくれる店員が反応した。>>67]

 えっ ミートボールつき、マシロちゃんのアイデア?
 天才の人ですか?
 拝んどこ〜。

 そういう「幸せプラス」の提案はマシロちゃんのことが多いよね。
 ほら、前にもらったうさぎのクッキーとかさ。
 顔かっわいかったな〜データはスマホで撮ったんだっけ……

[それが真白にとって「一度きり」だったことは知らないが>>72、その日も自分はランチに来ていた。
カメラロールを遡れば、その時に貰ったうさぎがにこりと微笑んでくれる。

だから、何の気なしに告げてしまうのだ。]

 また食べたいな〜。
 次に作る時は教えてよ。狙ってくるから。

[いつもにこやかに接してくれる彼女が、自分に「楽しさ」を提供してくれる彼女が、お菓子を作ることに対して持っている想い>>84など、察することもできないまま。]
(136) 2023/03/01(Wed) 21:45:21

【人】 チエ

[気づけば、料理を作っているカウンターに視線が吸い寄せられる。
 談笑も聞こえる店内でもよく目を引く、すらりと背の高い店員さんが、手際よく料理をしていた。
 料理か……料理は、まあ、同い年の男よりは、するほうかもしれないけど。
 あそこまではムリだな、なんて考えていたときに。
 その店員さんの声が聞こえて、はたと瞬く。
……女の人?


 それが、こんな店がいいな、じゃなくて、この店がいいなに変わった瞬間だった。]
(137) 2023/03/01(Wed) 21:45:47

【人】 グルメライター ヤワタ


 チーズタルト!いいね。シンプル最高だよ。
 ハートの女王のタルト……はちょっとよくわかんないけど、
 自分でチーズケーキ焼く時はボトムはクッキー砕いたのにしちゃうから。
 タルトが食べられるの嬉しい。

[グルメライター神田は一般成人男性なので、一人前のパスタを食べてもデザートはふつうに入る。
まだ新陳代謝が衰える年でもないので量もカロリーも気にしていない。
ゲイザーが言う「ハートの女王のタルト仕様」>>54がどんなものかは想像できなかったが、どんな仕様のものだろうと美味しく頂きますとも。]

 お。めっずらし、フィエちゃんが昼からいんじゃん。
 てことはチーズタルトはフィエちゃんのかな。楽しみ。

[常連ともなれば、ミックスの彼女が夜中心のシフトであることも、デザートやドリンクの担当をすることがあることも承知済。
別の客にサーブする姿>>58を目線で追っていれば、入り口に立つ新規客に気づいた。>>45]
(138) 2023/03/01(Wed) 21:45:59

【人】 店員 チエ

[いきなりじゃちょっと怪しいかもと、何度か足繁く通って暫く。
 運良く従業員募集の文字が目に入って、食いついた。
 舞い上がっていたせいか、そこから先の記憶が薄い。

 けれど、店に入るにあたって、それぞれ固有の色のアイテムを身に着けているのだと聞けば、一も二もなくピンクと答えた。
 それからというもの、制服のブラウスに強い規定がないのをいいことに、チャイナ風のフリルブラウスを纏い。白黒じゃちょっと寂しいからと、ブラウスにも差し色で付け襟風にピンクを足して。
 まとめ髪には大きな造花のコサージュピンを飾った。

 沙弥と別ベクトルに性別不明な店員は、今やMadam March Hareの名物と言ってもいいかもしれない――が。]
(139) 2023/03/01(Wed) 21:47:04

【人】 店員 チエ

[今日は非番なので、のんびり買い物中だ。
 かわいい服も、フリルも、リボンもレースもふんだんに。

 ひと心地ついたら、アリスよろしくうさぎの穴に転がり込むつもりだけども。
 ……いっそ、店のみんなにはいつ来るやらと思われているかもしれない**]
(140) 2023/03/01(Wed) 21:47:20

【人】 グルメライター ヤワタ

[同業者であり、常連客同士。
溜息をつきながらも離れたカウンター席に向かう様子に「どうも〜」と軽く手を振った。

あまり好かれていないような気もするが、自分は彼を嫌う理由がないので。
ライターとして通っている訳ではない自分の素性をバラされていないようなので、むしろ信頼している。
勿論、こちらも彼の職業をむやみに話したりはしない。]
(141) 2023/03/01(Wed) 21:48:33

【人】 客 クリス

── 魚の頭がぶっ刺さったパイ ──

[その料理は断じて俺が注文した物では無かった。
何故なら俺が肉好きなのはこの店の皆には周知の事実だったろうから。基本お勧めされない。
もしかしたら。もしかしたら万が一お勧めされたのかもしれない。されてたら俺も受けただろう。
そしてその料理を一目見た瞬間。]


わぁ
……


[俺は素直な感想を漏らしただろう。
そりゃーアニメで見たことくらいはあったけど?
いやほら実物の破壊力たるやね。
食して見て不味いとは言わないし、お残しも絶対しなかったけど。それでもやっぱり。]


俺は肉が良い……



[自分の嗜好に正直過ぎた社会人1年生だった。*]
(142) 2023/03/01(Wed) 21:51:03

【人】   タカノ

[ とてもハラハラ見守られて>>113いる気がした。
 ここはひとつ、一発で正解を引き当てて
 高野さんもやればできるじゃないですかなどなど
 言ってもらう他ない。

 ――だとか考えていたせいか、
 答案用紙には、○でも☓でもなく、
 もうすこし!という△マークが記されたようだ。 ]

 あぁ〜……残念
 そう、チーズだ、チーズ。

[ 残念だぁという顔をしてみせると、真白さんは
 ころころと笑った>>114
 またの挑戦をお待ちしております、とも。

 きっともう何度だってこういうやり取りは
 あったはずだが、一度たりとも成功してはいない。
 今のところは。

 まぁけれど、楽しそうにしていることだし、
 おまけで及第点にしておいてもらうとしよう。 ]
(143) 2023/03/01(Wed) 21:54:37

【人】   タカノ

 うん、お願いします。

[ 少しだけ悩んだ様子で小首を傾げた彼女の提案には
 諸手を挙げて採用を決めたことだろう。 ]

 スープ、とてもいいね。
 ううん、小さくなくていい。それなら
 たくさん、食べたいから。

[ 手間暇を掛けたスープほど、ごちそうと呼べるものは
 ない。これは持論で、単に俺が汁物が好きだということも
 大いに関係しているのだろうが。

 一旦離れてしまうまえに、それも注文して
 熱いお茶を待った。* ]
(144) 2023/03/01(Wed) 21:54:52

【人】 厨房担当 シャミ

─ 肉祭の記憶 ─

 いらっしゃ ……


[去年の春だったか。それは初めてのお客さんだった。>>127
そして、いらっしゃいませの最後まで言えなかった。
いつも笑ったような口が、その日はきっと大きく破顔しただろう]


 お肉のフルコースにいたしますか?
 どうぞ、お好きなお席へ


[きっと腹ぺこに違いない、きっとお肉が大好きに違いない。
メインはどうしようか、いや、絶対にステーキだ。そうでなくては。でもハンバーグと自家製ソーセージのカスレも盛り合わせよう]


 たくさんお召し上がりになれますか?


[まずは牛肉のリエットと、薄切り肉のカルパッチョの前菜で虫押さえを、と手を動かし始めながら*]
(145) 2023/03/01(Wed) 21:57:08
店員 チエは、メモを貼った。
(a33) 2023/03/01(Wed) 21:57:54

【人】 客 クリス

── そうして今 ──

[俺はまたしてもウサギの穴に居た。
聞いてくれ。美味い物が食いたかったんだ。以上。
何時ものようにカウンター席に座って。
メニューをじっと眺めて。
一つのメニューが目に留まったら、瞳を輝かせて顔をあげた。]



ミートボール付ボロネーゼ>>7って。

『わんわん物語』でわんちゃん達がキスしちゃうヤツじゃない?!




[あんまり興奮しいていたから。
相変わらずちょっと声量がおかしかったかもしれない。
それに気付くと、ちょっとだけ照れ臭そうに頬を染めた。**]
(146) 2023/03/01(Wed) 22:01:39

【人】 厨房担当 マシロ

 

  わ、わ〜〜っ、シャミせんぱぁいっ
  それはちょっとズルいですよ!


[ 正直少女漫画かと思った。>>128
  いつもの先輩大好き!の軽口へ返された破壊力の一撃に
  ついうっかり頬を林檎みたいに赤く染めてしまった。
 
寧ろ靡いて良いですか?

  さすがにそこまでのウザ絡みはしないけれども。

  何せ注文を複数抱えているもので
  先輩とはまた夜のシフト終わりにでも喋れるだろうし
  今は"客"として楽しめる会話に徹して欲しくて。* ]

 
(147) 2023/03/01(Wed) 22:06:01

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ 熱いお茶ひとつの提供もお仕事だ。
  茶葉を用意し、苦味や渋みが必要以上に出ないように
  適温かつお客様の希望通りの熱さでお茶を淹れて。
  このお店の世界観に合うよう用意された
  シンプルなスートマークだけが刻印されたティーカップへ
  注ぐのは紅茶ではなく番茶である。 ]


  高野さん、お茶、お待たせしました!
  今からオニオングラタンスープ作り始めますね。
  飲み終える頃に丁度お持ちできると思います!


[ たくさん食べたい、と言ってくれたのが嬉しくて>>144
  私の頬は依然緩んだまま。

  ごゆっくり と再度告げ、オープンキッチンへ戻ろう。* ]

 
(148) 2023/03/01(Wed) 22:06:06

【人】 客 クリス

── あれはまさしく肉祭り ──

[俺を出迎えてくれた人は、大きく笑ってくれてた。>>145
俺はそれがとても嬉しかったんだと思う。]


はい!たくさんお召し上がりになります!!



[明らかに敬語がおかしかった。
会社では散々先輩に叱られてた。
けれどその時はそんな事気にする必要無くて。

たくさんの温かいもてなしを受けて。
お腹だけでなく心まで満たされた気がして。
知らない名前の呪文料理がいっぱい出てきて。
俺はにこにこしながら、たらふく肉を食べた。

俺を迎えてくれた笑顔がきっと。
俺がここの常連になるきっかけ。**]
(149) 2023/03/01(Wed) 22:08:37

【人】 会社員 レイラ


やったー!トマト好き〜!
楽しみにしてよっと。

[ジェノベーゼを注文すれば
可愛らしい店員さん――大咲だったか――がオーダーを承りながら>>122
遠藤と戯れているのを和やかに見つめる。>>123>>147
店員同士も仲が良いのが
この店の雰囲気に一役買っているな、と思う。]

ああ、でもそれはちょっと分かります。
視点かえると今まで見えなかったこと見えるっていうか…
え、ほんとですか〜!?嬉しいっ。

[料理が来るまでには少し時間があることだろうから
遠藤にそんな風に笑って答えつつ。
のんびりとカウンターの中を眺めて過ごしていた。

そんな折、不意に聞こえた大声に思わず振り向き。>>146]
(150) 2023/03/01(Wed) 22:14:31

【人】 客 葉月

[嫉妬も羨望も劣等感も、全部俺自身の問題だ。
いくらムカつくからって、それを一方的に相手にぶつけていい道理なんかない]

……春巻きみたいなっていうか、春巻きですよこれ。
イタリアン春巻き、ってさっき黒板に書いてありました。わりと変わり種なのかな?

[パリパリの皮をフォークで刺して一口。
チーズのコクとトマトの酸味、バジルの風味が鼻をくすぐった]
(151) 2023/03/01(Wed) 22:16:39

【人】 客 葉月

ん、……やっぱ美味いな。

[隣にいるのが誰だろうと、この店の料理が美味いことに変わりはない。自然と頬も緩んでしまう。
そして、美味しいものを食べたなら自然と心も満たされるのだ。少なくとも俺にとって、この場所にはそういう力があった。

もっとも、彼の心持ちがいつのまにか変わったことなど俺は知らない>>129
同じ店に通っていても、言葉を交わすことは少ないだろう──彼が話しかけてくれるのなら、無視することはないけれど。

それから時折。
胸の中に薄汚い黒いものを抱えた俺は、だからこそ、自分にないものを求めるかのように、同じ店にいる彼のことを目で追ってしまうのだった**]
(152) 2023/03/01(Wed) 22:17:01

【人】 会社員 レイラ


あははは。
びーっくりしたぁ。

[声の出所はカウンターに座る青年だった。
つい噴き出してしまったが
本人も自分の出した大声に気づいたのだろう。
照れくさそうな表情が目に入り。]

わんわん物語、私ちゃんと見たことないんだよねえ。
そんなシーンあるんだ?

[なんて、せっかくなので人懐っこく話しかけてみる。**]
(153) 2023/03/01(Wed) 22:18:24

【人】 厨房担当 マシロ

  ― 少しだけ前 ―



[ 神田がミートボール付きボロネーゼを注文したことへ
  挨拶代わりのお声掛けをした後のこと。>>136
  「天才」と言われれば、ふふん、と得意げに微笑んで
  なんなら遠慮なく胸まで張った。 ]


  そうでしょう、そうでしょう〜!
  ただでさえ美味しいボロネーゼにミートボールって
  もう最高じゃないですか?

  ご飯を通して、そんな時間を味わって欲しいんです。
  少しでも楽しいって思って貰えたら、いいな、って。


[ なんていざ口にするとやや恥ずかしい気持ちになるが
  これは店長へ頭を下げた時の志望動機で、本心だ。 ]

 
(154) 2023/03/01(Wed) 22:20:06

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ 「幸せプラス」の話題でクッキーの話が持ち出されれば
  大咲の顔は少しばかり固まった。
  しかしこの店に就職して早三年目ユーザー、大咲真白。
  不信がられないようにパッと再度笑みの花を咲かせ ]


  え、あれ写真に撮ってくれてたんですか?
  嬉しい、ありがとうございます!


[ カメラを常時身に付けているのは知っているけれど
  自分のお菓子が誰かのフォルダに残して貰えているなんて
  正直思いもしていなかった。

  ふにゃ、と自然と頬は緩み、次いで ]

 
(155) 2023/03/01(Wed) 22:20:11
客 葉月は、メモを貼った。
(a34) 2023/03/01(Wed) 22:20:12

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……えへ、ありがとうございます、神田さん。
  また作る時はちゃんと事前に教えますから
  その為にも定期的にご飯、食べに来てくださいね?

  「幸せプラス」は常に用意してお待ちしてます!


[ あのクッキーを作ってみようと思えたのは
  ここで働くうちに、大咲の孤独が癒えて来たからだ。
  誰にも食べられず冷えるばかりだった料理が
  この店、お客様なら、笑顔で美味しいと言ってくれる。

  ならお菓子も作れるんじゃないかと思ったのだ。
  ──二度目は未だ、作れずにいるけれど。

  でもいつか、作ってみたいとは、思うから。
  曖昧に濁しながら、神田にぺこりと頭を下げたのだった* ]

 
(156) 2023/03/01(Wed) 22:20:15
客 クリスは、メモを貼った。
(a35) 2023/03/01(Wed) 22:30:39

会社員 レイラは、メモを貼った。
(a36) 2023/03/01(Wed) 22:39:32

【人】 厨房担当 マシロ

  ―― オープンキッチン ―


[ さて注文はジェノベーゼパスタにオニオングラタンスープ、
  両方を同時に作るのはなんてことないタスクである。
  後者はお茶を飲み終わったら、というご指定なので
  じっくりめに時間を取っても良いだろう。

  そうしてカウンター兼キッチンに戻った大咲は、
  客同士や店員と客の会話を聞きながら
  提供する料理の調理を進めていたのだが ]


  わっ!?


[ カウンター席から大声が上がった。>>146
  まるでいつかの肉青年を想起させる声量だと思ったら
  向けた視線の先には、やはり彼がいる。 ]

 
(157) 2023/03/01(Wed) 22:42:25

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ミートボール付きボロネーゼ、大咲のオススメです!
  しっかり煮込んで柔らかいボロネーゼと、
  同じ食感にならないようにしっかりめに作った
  美味しいミートボールが入ってますよ。

  お肉大好き栗栖くん、どう? 作りましょうか?


[ この様子なら十中八九ボロネーゼを選びそうな青年に
  ジェノベーゼを頼んだ女性が話し掛けるのを見て。
  わんわん物語に関しては彼女に託そう。
  それ、大咲も気になります!

  そうこうしている間に海老、ジャガイモ、トマトで彩られ
  オリジナルで作られたジェノベーゼソースを
  塩胡椒で調整しながら絡めたパスタが出来上がる。 ]

 
(158) 2023/03/01(Wed) 22:42:31

【人】 厨房担当 マシロ

 

  お待たせしました、ジェノベーゼパスタです!
  バジルが引き立つように、オリーブオイルじゃなくて
  風味が控えめのグレープシードオイルを使ってるんです。

  ヘルシーな具材もたくさんなので
  ごゆっくりお楽しみください!


[ 使用されている食器は、
  白磁に黒いウサギのシルエット、トランプ兵のスート、
  それからアリスが読んでいる絵本の刻印。

  シンプルながらに世界観に良く合った食器も含め
  料理って完成するものだと、大咲は思っている。* ]

 
(159) 2023/03/01(Wed) 22:42:35
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a37) 2023/03/01(Wed) 22:46:05

【人】   タカノ

―― 隣の、隣 ――

 神田くん、こんにちは。
 そう、絶品だよ〜。

[ 人好きのする笑みを向けた彼>>134とは、
 所謂常連仲間、といったところだろう。

 互いなんとなし互いの職業は知っているけど、
 詮索するようなことはなく。

 ああいや、こういったものが食べたいのだけれど
 思い当たる店はあるかな、とかそういう意味で
 頼ることはあったかもしれない。 ]

 朝からサーモンとか食べるの?
 サンドイッチとか?良い食生活だねぇ

[ 嫌味のような気持ちはかけらもない。
 こちら、今朝は野菜ジュース、みたいな生活が
 板についてきているとこだから。* ]
(160) 2023/03/01(Wed) 22:47:44

【人】   タカノ

―― いつかの隣 ――

 わ、じゃあ合ってた。
 なんかほら、ベトナム風だと名前が変わったり
 するだろう?ほら、あの あれ。

[ 指し示すものが何であるか、
 多分どうでもいいことなのだ。
 だって今、目の前に美味しいものがあるのだから。 ]

 おいしいよねぇ

[ 美味しいものを、美味しいと食べる横顔。
 多分それが、貴方なのだろうな。

 その日は気分が良かったから、酒も少し
 頂いた。銘柄も、種類も、やはりおまかせで。

 そうして、たまたま合う隣人として、 ]

 またね

[ そう言ってわかれたはずなので、
 彼がなにか、救いとか、希望とか、
 そのようなきれいなものを求めて、視線で
 自分を捕らえる事があったとしても、
 気にすることは、なかったはずだ。* ]
(161) 2023/03/01(Wed) 22:47:58

【人】 客 クリス

[笑い声と共に声をかけられて。>>153


わっ……!!



[そこで大声を飲み込んだ俺は偉かったと思う。
『ピュアマーメイド』>>10の『ローレライ』>>11
自分が見間違えるはずがない。
だって1つだけ年上のアイドルの彼女は、憧れなんて生易しい程俺の青春だったから。
でもそこはぐっと感情を飲み込んで、笑顔を作った。

社会人歴は短いけど、ファン歴は長いです。


画面の向こうで、舞台の上で、何時も笑顔を向けてくれる彼女たちアイドルが。素の自分で居られる時間を邪魔するヤツは、ファンの風上にもおけません。
今、引退してるとか、そんな細かい事は関係ない。
にっこり照れ臭そうに笑った俺を、大声が恥ずかしかったと思ってくれたら良いな。]
(162) 2023/03/01(Wed) 22:47:58

【人】 客 クリス

[それから人懐っこい彼女に、ちょっとドキドキしながら笑いかける。]


あのね。俺もくわしくは覚えて無いんだけど。

わんちゃん2匹が、1つのお皿でスパゲッティーを食べてて。
長い長い1本の両端を、2人が咥えちゃうんだ。

それに気付かず食べ進めて……
ちゅっ
』って。
2匹がキスをしちゃうの。

恥じらう姿がとっても可愛らしいお話し。
ははっ。ちょっと恥ずかしいね。


[本当に。相手が誰だとしてもこんな話をするのは普通に恥ずかしい。気付かず上気した頬は、彼女がアイドルだからでは無かった。*]
(163) 2023/03/01(Wed) 22:48:12

【人】   タカノ

 ありがとう、よろしく頼むよ。

[ 希望通りの熱いお茶が運ばれてくる。
 別段、寒さを感じるでもないが、両手でカップを握り
 香ばしさを十分堪能した後、口をつける。


 ここのお茶はおいしい、というか。
 ここでしか、お茶は飲まない、が正しいかもしれない。

 ペットボトルのそれと比べるべくもない味だが
 別の場所では飲む気になれないのだ。 ]

 楽しみにしてる。

[ 彼女がキッチンへ>>148戻っていく。
 誰かと誰かの話し声、そこに淀みや濁りはない。
 この空間が、心地よい。

 死なぬために、腹を満たすために、
 それ以外の時間が、ここには、ある。* ]
(164) 2023/03/01(Wed) 22:52:17

【人】 店員 チエ

[あの日。
 面接――と言っても、対応してくれたのはきれいな女の人(つまり店長)だったし、ぎらぎら品定めするような威圧感もなくて、気づけばスムーズに働くことが決まり。
 2年? 3年? どっちだっけ。まあ何にせよ、それくらい時間が経った。

 それでも、もともと料理は趣味みたいなものの域を出てなくて、ナギさんシャミさんケイちゃんマシロちゃんに比べたら、まだまだ見習い。
 けど、いつか、いつかね。なんて、夢見るだけなら許されたい。

 そう、今日だってその味を学びにね。そんな建前で、会計をしてる。]
(165) 2023/03/01(Wed) 22:55:59

【人】 店員 チエ

[料理をしてたのも、反骨精神みたいなもの。
 男子厨房に〜なんて古くさい概念とまでは言わないけど、やっぱり高校くらいまでは、料理とか女子かよ、みたいな感性はどこからか芽生えるらしく、話の種にされることもあった。

 何でだよ。人間食べなきゃ死ぬんだぞ。
 ナマも割と死ぬんだぞ。調理をしろ調理を。
 おいしいものは人類共通好きだろうに。
 そんな思いでキッチンに立てば、案外食べられるものができるもので。
 食べておいしいなら、次も次もとやるうちに、ちょっとは出来るってだけだった。
 オシャレな料理の名前とかは知らない。肉を焼いて炒めて、スパイスで煮込んで。そんなのばっかりだ。

 なもんだから、お客さんに出すような料理を作るためにこの店の厨房に立ったのは数えるくらい。
 だいたいはまかないで、店のみんなに食べてもらうばっかりかな。]
(166) 2023/03/01(Wed) 22:56:18

【人】 店員 チエ

[さぁて。
 今日はいったい何が食べられるのかしらん。
 アパレルや手芸店やのショッパーぶら下げて、うさぎ穴のドアを開ける。]

おはよーございまっす!


[店のみんなにかける声が他に思いつかないから、いつも超重役出勤みたいになる。
 荷物があるので、今日はテーブルにつこうかな*]
(167) 2023/03/01(Wed) 22:57:01

【人】 厨房担当 シャミ

 そうだよね、新しいことを始めようとすると、元いた場所が違った姿に見えて驚いたり


[ゆっくり隣席の客と話しながらでも、そもそもの量が少ないからパスタは最後のひとくち。
バジルの葉が、後味に華やかな彩を添える。
空腹で荒れた胃は、今度は態度を変えて満腹を訴えはじめた。
少しやり過ごせばまた何か食べたくなるのだけど]
(168) 2023/03/01(Wed) 22:57:31

【人】 厨房担当 シャミ

[お肉の人>>146の元気な声に、端の持ち上がった唇を水のグラスに寄せた]


(スパゲッティでキス!?)


[耳を傾けていれば、そういう物語のシーンがあったらしい。
なにそれ可愛い。
ミートボールのパスタといえば、なんだか怪盗とガンマンが奪い合いをしているようなシーンはうすく覚えがあるけど、あれはたぶん可愛らしい話ではなかったと思う]
(169) 2023/03/01(Wed) 23:03:39

【人】 会社員 レイラ

[見守る大咲の内心は露知らず>>157>>158
知らず飲み込まれた声に小さく首を傾げた。>>162

ちなみに、過去のことに関しては
高野くん>>93と同じようなスタンスだ。
元来の物おじしない性分が災いして
厄介ごとにならないようにだけ気を付けている。
別に隠してはいないし、そもそも7年前のアイドルなんて
もう忘れてしまった人も多いだろうと思っていた。
そう、何か思い入れがあるとか、ファンでない限り。

ともあれどことなく頬を上気させた照れくさそうな彼。
彼をかつて店内で見たことはあったかもしれないが
こうして話しかけるのは多分きっと初めてかも。

流石に自分の顔が整っている自覚はある為
相手が年若い男性だと
こういう反応をされることも少なくない。
故にあまり深く疑問には思わず。]
(170) 2023/03/01(Wed) 23:05:58

【人】 会社員 レイラ


へえ〜〜……
あっ、そういえばCMか何かで
そのシーンだけ見たことあるような気がしなくもない!
あれってわんわん物語だったんだ。

なるほど、ポッキーゲーム的な。
ふふふ、確かに可愛いね。

[話の内容もそうだけれど、
恥じらいながら話してくれる彼は
多分同じくらいの歳だと思うのだけれど
何だかピュアな感じで可愛い。
くすくす笑って目を細める。

ちなみに怪盗とガンマンのシーンは知ってます。>>169
私もミートボールパスタと言われるとそっちが先に浮かぶなど。
]
(171) 2023/03/01(Wed) 23:07:55

【人】 客 クリス

[そうして『わんわん物語』の話しをしながら。
俺のお腹がどこに向いてるかなんて、もうすっかり分かってるだろう大咲さんが、ミートボール付ボロネーゼをお勧めしてくれる。>>158


はい!お肉大好き栗栖。
ミートボール付ボロネーゼを注文します!

大咲さんお願い出来ますか?


[そう言えば、ふと、大咲さんのお名前真白さんだったなって思い出す。
何故思い出したかだって?
ミートソースを食べるからだ。
白シャツだけど、今日は黒いセーター着てて良かった。
ミートソースが襟に跳ねないと良いな。
そんなことを思ったら、彼女の白いリボンが目に入った。

白いシャツにミートソースを跳ねさせた前科数犯。
俺の不埒な考えが、彼女に見透かされませんように。*]
(172) 2023/03/01(Wed) 23:08:00

【人】 客 クリス

[そして俺は挨拶>>167が聞こえたので反射的に挨拶した。]


おはようございます!!



[元気さと素直さと挨拶だけは。
俺も会社の先輩から褒められてる。*]
(173) 2023/03/01(Wed) 23:09:54

【人】 厨房担当 シャミ



 おはよう、チエ
 もう昼だよ


[ランチタイムに厨房にいることはあまりない店員は、その重役出勤も新鮮に見える>>167
向こうにしても、客席にいる姿もスカートの格好も珍しいかもしれないが。

カウンターではなくテーブル席へ向かう、その荷物に目をとめた]


 お買い物? なにかいいものあった?
(174) 2023/03/01(Wed) 23:10:21

【人】 客 クリス


[因みに。本当因みに。肉を焼いて炒めた物。大好物です。
スパイスで煮込むとかなにそれご馳走かな?>>166

 
(175) 2023/03/01(Wed) 23:12:52

【人】 会社員 レイラ


なんかそんな話すると
ミートボールのパスタ見るたび思い出しそうだけど。

やろうと思えば人間同士でも出来るのかなあ。
パスタの端っこ咥えてちゅー。
でもカップルが店でやってたら
流石にだいぶ目立つよね〜。


[あはは、と笑いながらやや話を脱線させつつ。

彼もさっきおススメされていたパスタを>>158
素直に注文するようだ。>>172

ちゅー云々はともかく、
普通に美味しそうであるので感想を窺いたい所存。]
(176) 2023/03/01(Wed) 23:15:58

【人】 店員 チエ

おお……意外なとこから……

[>>173まさか客席の方から返事があるとは思わなかった。
 お肉食べたい栗栖さんを見かけたら、胃がお肉に偏る。
 ああだって、おいしいってわかってるんだもの。]

ボクも今日はお肉にしよっかなー。
栗栖さんとおんなじやつ。

[カウンターに珍しくシャミさんもいたから、今日は何を食べて、あのすてきな料理を作り出す舌は何を感じたのかな、なんて知的好奇心、学びの意欲もあったけど。
 肉はそれを淘汰してしまうのだ。肉なので。
 シャミさんの選択がそんなにボリューミーなパスタだとは考えもしてない。
]
(177) 2023/03/01(Wed) 23:16:45

【人】 役者 セロ

 「しゃしんしゅう……」
 「いますぐにってわけじゃない。まだ学生だからね。ただ、君の容姿だったら今後そういう仕事をやっていくのもいいと思うんだよね」
 「いやです。絶対いやですやりません!!!」

 引き留める声を無視して逃げるように事務所を飛び出す。
 
 本当は舞台だって嫌だった。でも、「演技の幅が広がる」といわれればやるしかないだろう。
 この見た目がコンプレックスであることは知っているはずなのに。
 
 写真集なんて……そんな恐ろしいこと……!!

 走って、走って、息が切れて立ち止まる。
 呼吸を整えるために深呼吸すると、いい匂いがしてくることに気が付く。顔をあげた先、道の向こうに『Madam March Hare』はあった。
 
(178) 2023/03/01(Wed) 23:18:06

【人】 役者 セロ

 店先のうさぎに誘われるようにドアを開けると、シンプルだけれども可愛らしい店内に心を奪われる。
 店員に促されるままに席に座り、メニューに目を通す。
 
 お昼、まだだったな……。
 定番らしいパスタセットは量も味も抜群で、そのあたたかな美味しさに荒波のような心が凪いでゆく。
 零れる涙は料理がおいしいからだ。人目も憚らず泣きながらパスタを平らげ食後のデザートが運ばれてくるころには、すっかり機嫌は治ってしまった。

 そんなことがあってから数年、事務所の帰り、仕事に行く前、休みの日、ことあるごとにその店へいくようになった。
 お店のことは事務所にも、担当しているラジオ番組でも言ったことはない。至福のひと時を邪魔されたくはなかった。
 役者として憧れの人や>>25、夢中になって応援していたあの人>>10を見かけたときには心臓が止まるかと思ったけれども。
 
 (声をかけてもいいのかな、でもプライベートできてるんだし……。)

 はたして声をかける勇気はあっただろうか。メニューを見るふりをして、こっそり見ていただけかもしれない。**
(179) 2023/03/01(Wed) 23:18:24

【人】 客 クリス

[なんかもう、少し大人びた隣の人が笑うと、急に恥ずかしくてたまらなくなって。思わず顔を覆いたくなってしまった。]


あ。本当だ。言われてみれば、ポッキーゲームだね。
……
したことない。



[断じて。彼女は俺が可愛いなどと言ってはいない。
しかしこの頬に熱が集まる感じをどうすればいいのやら。
俺は本気で照れ笑いをしてしまった。

ミートボールのパスタ早く来ないかな。
今日のスープはなんだろう?**]
(180) 2023/03/01(Wed) 23:19:25

【人】 会社員 レイラ

[そんな話をしているうちに
目前にジェノベーゼが運ばれてきたので
わあ、と目を輝かせた。>>159]

わー!おいしそー!いただきまーす!!
すごいバジルのいい匂いがする〜!

[お洒落な食器に盛られた料理が
鮮やかに皿を彩っている。
ヘルシーというのも女心には嬉しい響き。
食欲をそそるバジルの風味にすん、と鼻を鳴らし。
フォークをくるくるとパスタに絡め、一口。]

ん〜〜〜おいしい!!
これ、具材は何入ってるんですか?

[ハフハフと満足そうに頬張りつつ、
そんな風に尋ねたりしていただろう。**]
(181) 2023/03/01(Wed) 23:20:02
  タカノは、メモを貼った。
(a38) 2023/03/01(Wed) 23:22:27

役者 セロ は、メモを貼った。
(a39) 2023/03/01(Wed) 23:23:09

【人】 フロア担当 フィエ

[昼間は結構忙しいのだ。割と見知った人も多く、これだけいるとフロアの方が忙しくなる。
なので、常連さんといえどあまり会話を交わす余裕はなく忙しくまめに動き回り、オーダーを取り、紅茶とコーヒーを淹れていたのだが]

あ、はいっ!全部ではないですが今日のチーズタルトは私です。
今日は学校も休みなもので。
よろしければ後で感想いただければと。

[全てオリジナルでいくならクランブル風にするのだが、それは腕を振るうべき別の機会もあるだろう。ということで出勤自体が珍しい昼間は、おとなしくランチタイムの裏方に徹させてもらおう。*]
(182) 2023/03/01(Wed) 23:23:31

【人】 客 クリス

[彼女は何を言い出すのか???!!!>>176


にっ
……んげん同士でも出来ると思うけど。


アレはこう。意図しないから可愛いのであって。


[俺は一体何を言って居るのか。そろそろやめとこう。
ああ、でも、これだけは言わせてくれ。]
(183) 2023/03/01(Wed) 23:24:09

【人】 客 クリス



カップルが店でやってたら、家でやれって言うと思います。



[それだけは断言させてもらおう。**]
(184) 2023/03/01(Wed) 23:24:20

【人】 フロア担当 フィエ

(ところでもしかしてうちの店、芸能関係の出入り多い………?)

[なんて事を、最近時々考えるようになった気がする*]
(185) 2023/03/01(Wed) 23:25:39
 


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