人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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視点:

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【人】 行商人見習い ポルクス

 でも、マジックアイテムって結構金がかかるけど。
 そんな金持ってるようには……。

[んー。と彼を見るがもし銀貨1枚を、バラムへ向け
彼がチップに差し出そうとするのなら
あれ、俺の審美眼濁ったか……?となること間違いなしだ*]
(266) 2021/12/09(Thu) 14:19:06
行商人見習い ポルクスは、メモを貼った。
(a57) 2021/12/09(Thu) 14:20:56

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 今まで拾った中で一番珍しいものは、と言えば
 脚のついた人魚と答えるに違いない。>>239
 倒れ伏す男の姿を見捉えた時、女は流石に双眸を見開いて
 ついに人身売買でも横行し始めたかと疑ったものだが。


  「 ひゃ、 冷た ……
    おにーさん、生きてる? 大丈夫? 」


 ひとまずは人命救助が先かと彼の頬へ触れてみれば
 寒さにやられてか、ひやりと氷のように冷たく。
 衰弱具合も、魔力不足も見て取れるとあっては
 くるりと指先で宙を混ぜた。

 
(267) 2021/12/09(Thu) 14:35:41

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 おにーさん、ちょっとだけ我慢ね 」


 幸い自分の住処はすぐ近くだ。
 魔術を編み上げ、風の力で彼をふわりと浮き上がらせる。
 ローブを脱ぎ、仄かな熱を纏わせて
 応急処置のように彼へ被せながら、家へと連れ帰って。

 そのまま家の中も魔術で暖めれば、
 流石に彼も、動ける程度には回復しただろうか。
 魔力が枯渇したままではそれ以上を望めないから、
 欲しい分だけ 魔力を分け与えることもして。

 
(268) 2021/12/09(Thu) 14:35:52

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 人魚であるという話は聞けただろうけれど
 何故陸へ上がったのか、……なんてことまでは
 話してくれたかどうか ――――

 エオスという街がどういった存在なのか、だとか
 人魚以外の種族や、人魚がどれ程稀有なものなのか
 ひとまず生きていくうえで必要であろう知識は
 彼が求めるままに差し出しただろう。


      ―――― 何せ人魚は、欲の象徴だ。>>214
      魔術や霊薬の材料にも
      富や権力の誇示にも成り得る。

 ということを、彼が理解しているかも怪しかったため
 何から何まで懇々と説明はしたに違いない。

 
(269) 2021/12/09(Thu) 14:36:27

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 暫くの間は、家で面倒を見ていたように思うけれど
 案外短い間だったかもしれない。
 方針が定まるまでここにいても良いと提案したものの、
 彼は今現在、裏街で店を構えて生活しているのだから。


  ( よりによって裏街だもんなぁ ……
    ………… 大丈夫かな  )


 裏街へ行く頻度が以前よりも増えたのは、
 生存と安否確認も兼ねている ―― なんてこと
 流石に言うつもりはないのだけれど。
 そこまで過保護にしなくても、という気持ちが半分と
 出会った時の印象が色濃い気持ちが半分だ。

 
(270) 2021/12/09(Thu) 14:36:37

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 そうして散策がてら裏街へ足を踏み入れれば、
 傘を持ち、白猫を首元へ纏わせる人魚の青年の姿。>>240
 何故首に猫が …… という疑問はさて置いて
 魔術師はにこやかに微笑み、手を振った。


  「 テレベルム、今からお出掛け?
    かわいい子連れてるね 」


 ころころと笑い声を転がし、揶揄うように眦を緩めれば
 彼からはどんな反応が返ってきただろう。*

 
(271) 2021/12/09(Thu) 14:39:14
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a58) 2021/12/09(Thu) 14:40:56

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 回想 ―


[価値を知らず気分がハイになる薬に手を出す素人から、
 人ならざるものの魔力や力の源を加工して>>5
 市に流して生計を立てる者>>4と買い手は様々だ。
 秘薬、妙薬と御為ごかして売りつける場合は前者だが――

 幻獣>>17や吸血鬼>>115などの魔王軍が滅びて以來
 誰もが知る存在では無くなった魔物にも
 博識な職人>>250を相手に出処の怪しい薬は売るのが難しい。

 この街でも評判の人物であったから仔細を伝え、
 見分が終われば、ひとつ、視線を戸の方へと逸らした。]
(272) 2021/12/09(Thu) 14:44:46

【人】 薬屋 テレベルム


  あんたも知っているだろうが、
  このあたりは治安が芳しくなくてな。

  この店で人魚が薬を売っていたという事は
  言いふらさないで貰えるなら条件は合わせよう。

[高価な品を流出する割にあちこちの立て付けが悪い店は
 腕の立つ強盗に目をつけられると砂の城だ。
 善良なる魔術師に>>270心を割かせる程度には
 立地が良いと言えない区画であるだけに。

 彼が市場で捌く際に人魚の一部であると銘打つのは自由だが
 出処は暈して欲しいと伝え、それから商談を進める。>>251]
(273) 2021/12/09(Thu) 14:45:13

【人】 薬屋 テレベルム

[職人が代価に掲げたうちのひとつ。
 ――『黎明の方位針』に関心は奪われた。]

  ……そうだな、ならばこれを。

[金銭であればこのくらい、という相場を聞きうけ、
 見合う限りの『赤い真珠薬』を持たせる事にした。
 複数の小瓶に詰めた商品を手渡しながら、見送りにもう一言。]

  人を……いや、人魚をひとり探している。
  俺がまた旅に出るようならこの魔具を試してみるが――…

  ……もしあんたが何処かの地で
  俺と同じ『種』に出会うことがあるのなら、

  テレベレムがこの街で探している事を伝えて貰えまいか。

[商品として買い取られた『赤』に加え、
 『白』をひとつ土産に付け足した意図は口にした通り。
 それから、色彩豊かな髪を抱く背を見送っただろう。*]
(274) 2021/12/09(Thu) 14:47:08

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
店主は常に店にいる。
離れる時は本当に稀で。
まるでそれは枷のようで。
けれど店主は気にしない。

店の品を管理して。
店の中を掃除して。
口遊む歌はDonna Donna
気に入りの茶葉でレモンティーを作り。
今日も歩き回るのは別個体弟妹ばかり。
今更それに不満もない。
そもそも不満を持ち合わせるほどの人間性があるかどうか。
 
(275) 2021/12/09(Thu) 14:56:27

【人】 『人形屋』 サダル

 
「"Stop complaining!"
 said the farmer
 "Who told you a calf to be?
 Why don't you have wings to fly with
 Like the swallow so proud and free?"」

 
 
レモンティーにぽちゃり。角砂糖ひとつ落ちた。*
 
(276) 2021/12/09(Thu) 14:58:40

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 向日葵 ――

[ 僕の言葉に頷いたお姉さん>>202に、
 祝祭の期間中にもう一度会えたらなんて思ったのは、
 きっと本心だった。

 優しそうな人。
 そんな印象を感じたから。

 だからこそ、お姉さん変わりように困惑、
 気分を悪くさせてしまったのかな、なんて。

 だから、普段言わないようなことを、
 言ってしまったんだろう。 ]
(277) 2021/12/09(Thu) 14:59:56

【人】 箱庭の雛 フェレス



  その、他の物もちょっと見て行ってみてもいいですか?


[ 話が一区切りついた時、
 見ていた悪趣味な水瓶から離れた。
 結局、変なことになってしまったと、
 自分の心をだますように、お店の商品を眺めていた。 ]


  あ、これはどういう物なんですか?


[ 逃げるような、そんな気分で始めた気分転換だったけれど。
 気になる商品があればお姉さんに聞いて、
 気が付けば夢中になっていた。

 そんな時間に区切りがついたのは、
 彼が訪れた>>134の時だった。* ]
(278) 2021/12/09(Thu) 15:00:51

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 向日葵 ――


  確かに……大通りは人一杯でしたもんね……


[ 思い出した大通りの人通りに、
 うぅ、なんて若干の苦手意識を思い出して。
 ちょっと外れたところを歩こうと、心に決めた。

 最も、この街の道など知らなすぎるから、
 結局大通りを歩くことになるだろうけど。 ]
(279) 2021/12/09(Thu) 15:01:05

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ もし願うならば、叶えよう。

 精霊の問いかける声。
 僕は……

 籠の中の鳥は、何を願うのだろうか?

 籠の中から見た外に憧れた鳥ならば、
 籠の外を知っていた鳥ならば、
 自由を願ったのかもしれない。

 けれど、籠の外を何一つ知らない雛ならば、
 願う自由すら、何かを知らないのだ。

 だから、結局は。―――


 これは、物語の中のもしもの話。
 なんてことない妄想。 ]
(280) 2021/12/09(Thu) 15:01:23

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ なんだか初対面の人に話すような話ではなくなってしまった、
 なんて風に思いながら、店主のお姉さんと話す彼を見た。

 よくわからない。
 率直に言えば、そんな気分だった。

 思わず、零れた言葉達は、なんだったのだろうか。
 それを知るにはまだ経験不足だから。 ]


  お邪魔しました


[ お店から出て行く彼>>245に続くように、
 お店から出て行くことにした。 ]
(281) 2021/12/09(Thu) 15:01:57

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ ちなみに、『彼』が『彼』と言っていいのか、
 微妙な立場であったことには一切気が付いていなかった。

 その勘違いが直されるのはいつのことか、
 もしかしたら永遠にそのままだったのかもしれない。* ]
(282) 2021/12/09(Thu) 15:02:11
箱庭の雛 フェレスは、メモを貼った。
(a59) 2021/12/09(Thu) 15:08:27

箱庭の雛 フェレスは、メモを貼った。
(a60) 2021/12/09(Thu) 15:10:24

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 往来 ―


  ラヴァ、いいところに来てくれた。
  実は少々困っている。

[いつぞの寒波>>267を思わせる底冷えする寒さの中
 思考に窮した男を拾うのは、ひとりの黒ずきん。>>271
 白衣に身を包む己と立ち会えば彼女はまるで対であった。
 温暖の魔法は使えないが、今の己には猫という体温がある。
 いつぞやの邂逅と異なるのは二人と一匹である所為か。

 間の抜けた構図は笑い話にしかならないから、
 花でも咲いたかのような笑顔を受けるのも無理は無いが
 嘆息をひとつ落として、彼女を傘の中に入れるように歩み寄る]

  この猫がうちの店に迷い込んでいた。
  何処かの家の猫だと思うが…探すのを手伝ってくれないか?

[顔だけを白いローブから突き出した猫は
 ぬくぬくとしながらも、襟ぐりから短く鳴いた。]
(283) 2021/12/09(Thu) 15:15:28

【人】 薬屋 テレベルム



             [―――以前の噺をしよう。]
(284) 2021/12/09(Thu) 15:16:07

【人】 薬屋 テレベルム

[これだけ交易の発達した都市の往来で随分な落し物。>>267
 微かに息をしていなければ、それこそ生物では無かった。
 自力で立つという事も、細腕に体重を預ける事も難しいが
 手でも力でも無い方法で容易く身柄は預かられ>>268
 魔力という糧を貰う事で、漸く口がきけるまでに気を持ち直し]

  ……悪かった。

[この地に訪れて初めての親切を受けた男は、
 暖かなローブを借用したまま彼女の言葉に耳を欹てる。

 己の出自、生業――それから目的を打ち明け
 等価交換にて成り立つという特異な話や
 この街…否、人間が比重を占めている世界での知識。>>269
 初めて知る事象が多く、暗闇の猫のように瞳を丸くしていた。]
(285) 2021/12/09(Thu) 15:16:28

【人】 薬屋 テレベルム



[とくに、価値については眉唾であった。]


  ――人間ってものは欲が深い生き物なんだな。

[そんな人間について行ってしまった妹はどうなっているのやらと
 血を分けた相手を思えば不安に顔色を暗くしたものの、
 この地方に馴染まない浅黒い肌にも血の気は戻りつつあり。]


  そう云うあんたは、欲しいものはあるのか?
  欲望、願望、展望―――

[欲望の渦巻く都市に住まうひとりに問うた。

 関心のままに、彼女の特性>>42や過去を知らぬ男は
 疑問を視線と言葉で投げかける事への遠慮を覚えずに。]
(286) 2021/12/09(Thu) 15:16:43
『人形屋』 サダルは、メモを貼った。
(a61) 2021/12/09(Thu) 15:19:21

【人】 薬屋 テレベルム

[ありがたい申し出を受けて暫くは彼女の厄介となった。>>270
 なにせ、知識だけは詰め込んで貰ったところで
 なにせ、テーブルマナーまで赤子と変わらなかったから。

 居住と食を共にしていたが、裏街の一角が空家となって
 二束三文で間借りできると聞きつけ、そこに移る事にした。]
(287) 2021/12/09(Thu) 15:22:32

【人】 薬屋 テレベルム


[優しい彼女の事だから甘えれば甘えるだけ
 住まいを貸してくれそうなものではあったけれど
 居心地の良さに目的を忘れかねないと揺らぐ己が居たゆえに。

 とはいえ、時今にして、こうして治安の悪い場所にまで
 足を運ばせてしまっているので
 逆に居候であったほうが良かったかもしれず。]

  ……それにしても。
  ひとりでこの辺り、歩かないほうがいいんじゃないのか?

[色のついた傘で彼女の顔が周囲に隠れるようにしながら
 しんしんと降る雪越しに落とす視線は若干不安が混じる。


 治安の悪さが牙を剥く先は――女性のほうが余程*]
(288) 2021/12/09(Thu) 15:25:33
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。
(a62) 2021/12/09(Thu) 15:30:58

【人】 半淫魔 メレフ

ーいつかの日 真珠堂 テレベルムとー


商売相手の事はバラさない。
商売の流儀はわかってる。

[言いふらせば、彼がどうなるかはわかっている。
せっかくの上客になってくれそうな相手なのだ、みすみす無くすような真似は惜しい。]

黎明の方位針ね、任せてくれ。
ーー…探し人、見つかると良いな。

[細かい事は追求しない。
けれど、彼の願いぐらいは聴いてもいい。
この短い時間でも、その程度には彼のことを信用している。

そうして、後日。
彼の元には、一つの小さな包みと手紙が届けられた。]
(289) 2021/12/09(Thu) 15:53:18

【置】 半淫魔 メレフ

「注文の品だ、うまく使ってくれ。」

[手紙には、それっきり。

彼が包みをひらけば、美しい装飾がこれでもかと施された、黄金色に輝く方位針が顔を出す。
彼の手のサイズに合わせて、もっとも握り込みやすい大きさに調整してあり、装飾は魔除けの魔法陣を組み込まれていて、彼の旅が良きものであることを願うもの。
彼の願いを汲み取る媒体として、千年ものの魔力結晶を使用している。

全てにおいて、妥協のない渾身の逸品。
彼が気に入ってくれれば良いが。]
(L2) 2021/12/09(Thu) 15:53:30
公開: 2021/12/09(Thu) 15:55:00
半淫魔 メレフは、メモを貼った。
(a63) 2021/12/09(Thu) 15:53:48

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ー噴水広場>>265ー  

どうやら、もうひとりの方の青年(?)は思ったより街に詳しいらしい。風体からは行商人にも見えたけれど、あるいはこのまちにはよく立ち寄るのだろうと考えた。
実際エオスはそれだけの都市のようだし。

「イクリール…へえ、美人のお姉さん。
 美人とかはもう別にアレですけど…
 全然そういうのはアレでいいんですけど…」
(290) 2021/12/09(Thu) 16:09:49

【人】 魔剣持ち ヘイズ

「でも、その話だとお金以外の品物でないと難しそうですね。
 マジックアイテムを買うためのマジックアイテムがいるみたいな。
 それから…裏町に魔物の加工品の店、珍しい薬の店?
 あ、そういうお店なら色々ありそうですね。
 バラニ…さん?…は、そちらの人ですか?」

詩人っぽく見えたけれど商店の店員か、いや、店主の息子あたりか…などと考えた。

「うん、ありがとう。
 おかげで大分参考になりました。
 それじゃあ…」
(291) 2021/12/09(Thu) 16:11:15

【人】 魔剣持ち ヘイズ

親切に紹介してくれた彼(?)の方を向いてにこりと。

「えっと、貴方も多分行商人の人ですよね。
 だったら、最後にあなたの品物、見せてくれませんか?
 マジックアイテム以外にも旅に入り用なものとかありますし、
 それに…商人の人にタダで教えてもらうのはなんか悪いですし。」

にこやかに、そう告げた。**
(292) 2021/12/09(Thu) 16:12:23
魔剣持ち ヘイズは、メモを貼った。
(a64) 2021/12/09(Thu) 16:13:38

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
         ―――― いつかの噺 ――――



 連れ帰った男は、世にも珍しい人魚だった。>>285
 人間に恋をした妹を探す ―― その為だけに
 尾鰭を捨て人間の両足を得、エオスまで来たという。
 まるで御伽噺の再演めいた噺だけれど、
 現実はそんなにも甘くはない。


  「 見つけられたとして …… どうするの?
    ナイフで人間の男の胸でも刺す? 」


 確か、珍しく悲劇で終わったあの御伽噺では
 それが唯一海に戻る方法だったはずだ。
 凪いだ海のような瞳は、果たして波打ったかどうか――
 
 
(293) 2021/12/09(Thu) 16:23:12

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 エオスは欲の街だよ、お兄さん
    ……でも、人魚の肉や涙を手に入れたとか、
    そんな話はまだ聞いたことはないけどね 」


 不安を煽りたい訳では無かったから、
 慰みになるかは分からずとも、ぽつりと付け加えて。
 血の気が戻っていた筈の顔が不安の色に染まるなら
 頬へ指先を伸ばし、僅かに魔力を分け与えよう。
 ―― 魔力の循環は、心の調子を保つのにも必要だ。

 そうして、ひとつ。
 ヴェールも何も纏わぬ問いかけが投げられたのなら。

 
(294) 2021/12/09(Thu) 16:23:19

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ―――― ……  あるよ 」


 する、……と頬から手を離して小さく呟く。
 部屋の中に積まれた魔術書や実験道具、調合の材料
 ―― それらを見渡して。


  「 でも、人魚に手を出そうとは思わないな。
    不老不死も富も権力も、どうでもいいの。
    ―――――――― …… 」


 
(295) 2021/12/09(Thu) 16:23:27

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 にこ、と微笑んで
 「 だから安心していいよ 」と言葉を重ねれば
 其れは欲望の街に住む女を信用してくれる材料になったか。

 いずれにせよ、彼が住む場所を変える時が来るまでは
 何かと世話を焼いたものだ。
 ―――― 女は、捨て犬なんかを放っておけない性分故。


 
(296) 2021/12/09(Thu) 16:23:43

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
           ―――― 現在 ――――



  「 あれ、その猫迷子なんだ?
    飼い始めたのかと思っちゃった。
    丁度退屈してたし、手伝うよ 」


 寒さに耐えかねて動物で暖を ―― なんて噺では無く
 単なる迷い子であるらしい。
 まあ、猫って魚好きだもんねえ …… などと呟いて
 自分と対の色、白いローブから顔を出した猫へ微笑み
 此方も彼の方へ歩み寄る。

 可愛いとは思えども、手を伸ばそうとは思わない。
 猫と兎は、追う者と追われる者の関係性だ。
 ―― 引っ掻かれては痛い目に遭うのだし。
 
(297) 2021/12/09(Thu) 16:23:52

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… どうして?
    魔術があるから、普通の人よりは抵抗出来るし
    私を襲おうとする人なんて、
    今までいなかったから平気だよ 」


 確かに力技という意味でなら、自分は貧弱だろうが
 見知らぬ誰かが襲ってきたとしても、
 先程のような事故が無い限りは魔術が使える。

 傘で周囲から隠そうとしてくれる優しさだとか>>288
 すこしばかり不安そうな視線の気遣いが、
 嬉しくない訳では勿論ないのだけれど ――
 妙に気恥ずかしい、というのが、本当のところ。

 
(298) 2021/12/09(Thu) 16:24:16

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 でも、心配してくれてありがとう。
    …… 普通の人よりは強いから、大丈夫。 」


 ね、と首を傾げて微笑んだ。
 それから彼の首でぬくぬくと過ごす猫へ視線を落とし
 裏街住まいらしからぬ毛並みへ、うーん、と悩み。


  「 綺麗な子だから、飼われてる子……だよねぇ。
    あ、首輪ついてる。
    じゃあ ―― えいっ 」


 くるん、と指先で宙を混ぜるような動きと共に
 薄灯のような淡い光が、表の大通りへ伸びていく。

 
(299) 2021/12/09(Thu) 16:31:17

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… あっち、かな? 」


 大掛かりな捜索なんかは不得意だけれど、
 首輪に僅かだけ残っていた飼い主らしき魔力を辿り
 道標を生み出す簡易魔術。

 せいぜい落とし物をした時程度しか使い道は無いけれど、
 案外役にも立つものだ。
 少しだけ得意げにくちびるを上げた魔術師は、
 傍らに立つ男のローブを引っ張り、光の先を指差した。*

 
(300) 2021/12/09(Thu) 16:34:00
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a65) 2021/12/09(Thu) 16:35:30

【人】 薬屋 テレベルム

  魚が猫を飼うというのは笑えない冗談だな。
  いつもの通り、寝込みを襲われていた。

[小動物にやけに好かれる所以があることは
 己の身の上を告げた>>293彼女にも周知だが
 この世で一番ふてぶてしい侵入者を
 首輪で飼いならす事はしないと首を横に振り。>>297

 裏の世界で生きる悪人に目を付けられた訳ではなく
 相手が猫共なら彼女も安心(?)なのだろうか。
 元来からの狩猟民と草食の血を引く彼女の背景では、
 相性があまり良くなさそうだが――
 何処か納得してそうな面差しに向けるのは苦笑。]
(301) 2021/12/09(Thu) 17:14:27

【人】 薬屋 テレベルム

  ……それならいいんだが。

[身を守る手段の無いただの女では無い、
 それは彼女の宣言通りであろう。>>298
 賊も狙うならか弱い女の方が良いのは確かであるし。

 無抵抗とはいかない、という自負を受け表面上納得はするが、
 彼女の身を案じる心が砕けるにはやや浅い信頼だ。
 彼女ほどに甲斐甲斐しい飼い主根性は無いにせよ>>296
 己の『妙薬』のような手段を取られたらと気にかける。]

  わかった。だが今度、俺から会いに行こう。
  あばら家のせいか冷え込むとあんたの家が恋しい。

[頼もしく微笑う魔術師は手練であるが、>>299
 過ごしなれた彼女の住処を訪れる口実にもなろう。
 せめて寒さが厳しい間―――基、宵が深い間は、と。
 彼女の自尊心を傷つけない言い回しを選んだ心算で。]
(302) 2021/12/09(Thu) 17:14:50

【人】 薬屋 テレベルム

  ……、へぇ。

[魔力を指に集約し、光の軌跡が伸びていく光景は、
 淡くとも聖夜の輝きにも似て、視力のある瞳を細めた。

 便利な魔法は高等な術式で無くとも、
 容易に紡がれる手腕>>300は才覚と努力によるものだろう。

 拾われた日も、居候として滞在していた間も、
 幾度と日常的に目にしていた 多くの書物や器具>>295
 努力とライフワークの証左のようでもあった。
 
 己の身体が稀有なものであっても、
 そういった類の才覚や熱意は持ち合わせていない。
 他者に分け与えられるほどの蓄積量>>294も然ることながら…

 普段は普通の人間の女のように過ごしている彼女の
 裏を知るひとりとして一種の尊敬に値する感情は、
 寒色の瞳に驚嘆として顕れる。]
(303) 2021/12/09(Thu) 17:15:19

【人】 薬屋 テレベルム

[少しばかり見とれていた。
 人間の一生のように淡い輝きの灯の路を。
 ローブを引く手に釣られて頷き。

 大通りの方まで伸びている道順を辿り、
 裏路地との境目を抜ける前に、 ――不意に足を留め。]


  ……それにしても、勿体無いな。

[足を止めた事情を明かすのではなく、
 感慨を込めた言葉を紡ぐ。

 白い雪がはらつくせいか、記憶を振り返るのは、
 嘗ての…いや、今も同じであるのだろうか。
 あらゆる罪深い欲望と同種とは思い難い、


 彼女の願いを乗せた独白。>>295]
(304) 2021/12/09(Thu) 17:16:00

【人】 冒険者 ルイージ

ー 市場街 ー>>259

[ ほんのりと肌が泡立つ様な感覚がした。
ゴーレムだろうかそれにしてはその動きは『人』に近過ぎてもしかしたら不自由な言葉を聞かなければわからなかったかもしれない。]


 お前…なにものだ?


[ でも恐れよりも好奇心が勝った。
手を引かれるままについて歩き出したのは、どうやら何かの売り買いをしているようだけど得体の知れないこの女から少なくともそれほど危険は感じていなかったから。]


 人形屋…?


[それはなんだろうと口にすれば手を引く女の様な何かは答えてくれただろうか。*]
(305) 2021/12/09(Thu) 17:18:01

【人】 行商人見習い ポルクス

― 噴水広場にて ―

 なんでだよ。美人なのは重要だろう?
 ゲイザーのパン屋の看板娘みたいにさ。
 商売に大切なのは、容姿・商品・そして信用

 容姿は優れていれば優れている程、
 儲かりやすく……おっとぉ。

[バラニとは違い、俺の場合はトークがあまり上手でないのは
自覚しているので、商人トークはここいらで区切るのであった。] 
(306) 2021/12/09(Thu) 17:24:41

【人】 行商人見習い ポルクス

 いんや?
 マジックアイテムとマジックアイテムってわけじゃない。
 渡すものの等価かどうかは、その主人が決めるしね。

 裏街は危険もあるから、用心棒か街に詳しい奴と一緒に
 行くといいと思うよ。身ぐるみはがされたくなければの噺さ。
 バラニはここの街一の大店の息子だよ。
 
[結構ここいらじゃ有名で、子供やらによく好かれる奴さと。
説明していたところ――……おっとぉ]

 ああ、まぁ。見習いだけどね。
 まいったなぁ。商売忘れていたよ。

[これじゃあバラニを揶揄れもしない。]
(307) 2021/12/09(Thu) 17:25:42

【人】 薬屋 テレベルム

  御伽噺では、人間になれたら幸せになれるのかな。


[己は人が夢想し、綴った伝奇>>293を知らない。
 泡となって消えゆく定めを選んだ悲恋を、――知らない。
 刃物を突き立てていれば、返り血を浴びて人魚に戻っていれば
 愛する人の存在しない海に戻れて幸せになれたかも。
 己にはわからない想像の世界だから。
 彼女に聞いてみたかった。


 眩しい笑顔を曇らせるようなことを告げてしまったと、
 短い謝罪をひとことだけ落として
 留めていた足を再び前に進めようか。

       ――光の示す方角、一軒の住居へと。*]
(308) 2021/12/09(Thu) 17:26:00

【人】 行商人見習い ポルクス


 俺は行商人見習いのポルクスだ。
 3年目のペーペーだが、品物は良いと自負してる。

 旅の人だろうあんたにお勧めなのは、傷薬、虫よけ。
 他にも消臭の匂い袋やら
 皮物に塗れば防水の効果がある液体やら
 色んなのがあるから、見てってくれ。

 あ、バラニは買うなら定価の2割増しな。

[最後のは冗談だ。
よいしょと、肩に下げてた荷袋を下ろして、
にこやかな青年に商品を見せることであろう。

……ま、今回は休暇でもあるし
値切り交渉は受け付けはするけれど。とは内心。*]
(309) 2021/12/09(Thu) 17:26:23

【人】 『人形屋』 サダル

 
―市場街 果物を抱えて―

「ナニモノ。何者。さだる?」
 
 
>>305名前を問われていると勘違い。
しかしピタリ、足を止め。
少し考える様に小首を傾げた。
 
(310) 2021/12/09(Thu) 17:27:56

【人】 『人形屋』 サダル

 
「サダル。みんなの名前。
 ホムンクルス。人形。使ったり壊したり。
 色々買う。色々売る。
 みんなさダル。店長だけ、特別。
 色んな形。色んなサダル。ホムンクルス。
 店長果物好き。」
 
 
行こう。と、再度彼の手を引いた。
彼が止めなければ店の前。
人形屋と看板がある建物の前まで。
ここ、と指で指し示す。*
 
(311) 2021/12/09(Thu) 17:28:10
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。
(a66) 2021/12/09(Thu) 17:33:05

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 向日葵:フェレス ──


  ええ、どうぞ。
  ──その道具はね。


[  >>278その子は他の道具に目を移したので
   そちらの解説をしていく。
   実は全部覚えている訳でもなくて
   時々、私も覚えてないものがあったりもする。

   途中から、その子が夢中になってるのに気付くと
   先ほど垣間見た諦観を纏う姿と
   子供のように歩き回る姿の乖離を
   私は不思議そうに見つめるのだった。

   >>281お店から出ていくなら
   その背中に手を振って見送っただろう]*
(312) 2021/12/09(Thu) 17:43:19
向日葵 店主 イクリールは、メモを貼った。
(a67) 2021/12/09(Thu) 17:46:02

【人】 行商人見習い ポルクス

― 向日葵の店での ―

 まぁ、それでも大通りは人の目があるからこそ
 安心って面もあるんだけどね。時間帯によっては人通りが
 少ない事もあるから。昼過ぎと夕方には気を付けて……。

[あの人ごみは、田舎やそれに準じたのんびりした街などの
出の人らには慣れない物の1つであるんだとか。
願わくば、このイクリールの客人が
迷子になりませんように、である。]
(313) 2021/12/09(Thu) 17:56:42

【人】 行商人見習い ポルクス

[ま、何にせよ。
このイクリールのお客さんとまた
顔を合わす機会があるかどうかはまさに

神のみぞ知る!ってね**]
(314) 2021/12/09(Thu) 17:57:58
行商人見習い ポルクスは、メモを貼った。
(a68) 2021/12/09(Thu) 17:59:55

【人】 冒険者 ルイージ

ー 裏街 ─>>311

[ 『サダル』というのが名前だろうか『みんなの名前』というのが何を意味するのか全然見当もつかなかったがそれも『店』に行けばわかるだろうかと好奇心がやはり勝った。
続けられた言葉もさっぱり要領を得られなくて『ほむんくるす』が何なのかまるで分からなければ人形とか壊すとか使うとかも全然話が繋がらない。
わかったことと言えば店長は果物が好きってことぐらいだった。]


 …ここが人形屋?


[ 思えばどこか怪しげな佇まいに見えるのはそう見ているからなのか。
外観からは何を売っているものか想像つきかねながらもきっと『人形』なのだろうけど思う。]


 邪魔するよ。


[ 先に店に入ったのが『サダル』だったかそれとも先に通されたのかそんなことは大して重要ではなくて、もっと重要なことはそこにもう一人『サダル』がいたことだった。]
(315) 2021/12/09(Thu) 18:10:34

【人】 冒険者 ルイージ

[ 『双子?』なんて小ボケを入れることなんてしないで、ようやくと『人形』の意味がわかり始めてきたので『店長』らしき『サダル』と向かいあって話をする。]


 つまり…自動人形オートマタってことか?


[ 生憎と魔法の類は余り明るくはなかった。
初歩的な補助魔法を多少『使える』程度のこと。
理論とか体系とかは全然だった。]


 違うのか?


[ ただし好奇心だけは強くてホムンクルスっていうものに興味津々だった。*]
(316) 2021/12/09(Thu) 18:10:58

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
レモンティーを口にしてのんびりしていると、帰宅と来客。
 
 
「いらっしゃいませ。
 …機械人形ガラクタとは、失礼な。」
 
 
ほんの僅かに眉が寄る。
似て非なるもの。非するが似ている物。
機械人形ガラクタこと自動人形オートマタと同一に見られる事は、店主か、それとも錬金術師マスターかのプライドに障るらしい。
違う、と小さく言いながら。
帰ってきた個体から加護を受け取った。
『お客様。うる?かう?』
と、連れてきた個体は呑気に問う。
小さくため息をついて、その個体の両手を背中で戒めた。
 
(317) 2021/12/09(Thu) 18:24:19

【人】 『人形屋』 サダル


「機械人形は機械人形。無機物です。
 我々はホムンクルス。つまり、人工の生命体です。
 私はマスター創造主の代わりに店主を勤めております。
 サダル・ミロンと申します。
 
 彼女に触れてみてください。
 体温を持ち、脈もあるでしょう。」
 
 
さ、と個体を指し示す。
個体は穏やかに微笑んでいた。*
 
(318) 2021/12/09(Thu) 18:25:02

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 首を横へ振る姿が何故だか面白くて、肩を揺らす。>>301
 小動物に主導権を握られているようだけれど、
 相手が欲塗れのならず者でないならば安心だ。
 ―― 彼の睡眠は守られないかもしれないが。

 表向きの納得の裏、彼が矢張り気に掛けてくれているとは
 魔術師とて察せることはなく。


  「 ふふ、来てくれるの?
    いつでも待ってるよ、一人は退屈だし 」


 この齢にもなって、独りが寂しい、と宣うつもりはないが
 来てくれるというならば喜んで受け入れよう。
 自尊心に傷を付けまいというひめやかな心遣いには
 やはり気付くことなんて、出来ないのだけれど ――
 
(319) 2021/12/09(Thu) 18:41:34

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 ―― 人魚という種族が一体どんなものなのか?
 どれくらい生きて、何をし、どのように過ごすのか …
 明確に彼へ尋ねたことは一度も無い。
 変に識ってしまえば 知らなかったことには出来ないから。
 踏んだ薄氷が割れてしまえば、
 もう元に戻せないのと同じように。

 人間の一生にも似た淡い光が道を繋ぐだけの魔術へ、
 凪いだ海色が感嘆の色を向けてくれるのなら
 やや気恥ずかしそうに目線を逸らし。


          ―――― 彼の足が止まる。>>304

 
(320) 2021/12/09(Thu) 18:41:38

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… なれるよ 」


 あの御伽噺が悲劇で終わったのは、正しく人ではないから。
 ―――― めでたしめでたしで終わる物語は
 人間が殆どを占めている。


  「 だって、そういう 決まり ≠ナ
    そんな風に決まってるお話だもの。
    …… 人間じゃないと、…… 」


 続けざまに紡ぎかけた言葉を、は … と飲み込んで
 彼が零した謝罪には、首を横へ振ろう。
 
 
(321) 2021/12/09(Thu) 18:42:12

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 


 勇者様が魔王を倒してハッピーエンド。
 醜い獣の王子様は、美しい人間の姿へ戻り
 どれもこれも人間ばかり。

 垂れた耳に、兎族には負担でしかない多大な魔力。
 同族の中でも馴染めず 他種族にも混ざれず
 仲良く遊ぶ人間の子どもたちや、
 人では無いのに輪へ混じれる子どもたちを見ていた。


      ――――  そう、だから
      だから私は、魔術に手を出して ……

 
(322) 2021/12/09(Thu) 18:42:34

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
 ――――― 光糸の先、小綺麗な住居へ辿り着けば
 白猫は素直に家へ帰ろうとしてくれただろうか。
 最後に一度くらい撫でてみようか、と指先を彷徨わせ
 結局撫でることなく手を引っ込めて。


  「 …… ねえ、テレベルム
    天然モノのあったかい猫マフラー、
    無くなっちゃった訳だけど。

    ―――― 行き倒れたり、しない? 」


 果たしてここから無事に帰れるのかを問う声音も顔も、
 揶揄う意図など含んではいない。
 行き倒れていた最初の邂逅を思い出し、
 やや不安がっているだけだ。*

 
(323) 2021/12/09(Thu) 18:44:10
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a69) 2021/12/09(Thu) 18:45:09

【人】 冒険者 ルイージ

ー 人形屋 ー>>318

[ 無知というのは時に人を怒らせる。
どうやら彼女にとって自動人形と一緒くたにされるのはお気に召さない様だった。
人工の生命体が一体どういう物なのかさっぱり検討もつかないが触ってみろというので触ってみた。
おっぱいを…それも店長の。]


 うん…やわらかいな


[ むんずと掴んでむにむにと柔らかいそれの形を変えてみる。
触り心地は『人』と何も変わらない様に感じた。
そういう物なのだと理解しかけたけどふと浮かんだ疑問を口にしてみることにした。
それがきっと彼女を怒らせると思いながらも。]
(324) 2021/12/09(Thu) 18:56:02

【人】 冒険者 ルイージ

 
 それじゃあ…肉人形フレッシュゴーレムってことか?


[ 流石にそうではないことぐらい理解していた。
もしそうなら彼女は最初からそうだと言っていただろうことぐらい察しはつくし、ならどうしてそんなことを言うのかと問われればきっとそれはただの意地悪だったかもしれない。
そもそも肉人形だって滅多にお目にかかれる物じゃなくて稀に古代文明の遺跡とかのお宝を守っていたりするぐらいだ。
そしてあれがまともに対話できたところを見たことはない。]


 肉人形ならやっぱりこういう感触だろ?
 どう違うんだ?


[ むにむにと相変わらずその柔らかな感触を味わいながら挑発する様な笑みを向けた。*]
(325) 2021/12/09(Thu) 18:56:40

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ー噴水広場ー

「え?そりゃあ、美人かどうかは、美人の方がいい、かなあ。」

それは否定できないと気弱にうなづく。包容力、とっつきやすさ、スタイル、色香、神秘性、女性に惹かれるポイントは色々でも美人で悪いはずはない。でもそういう話ではなさそうだった。

「マジックアイテムでなくてもいいなら、うん。
 折を見て立ち寄ってみようかな。
 ちょうど(足がつかないように)処分したいものもあるし…
 裏町は一度行ったけど、次は気をつけます。

 へえ。商家の息子なんだ。子ども達にも好かれてるみたいだし 
 彼、すごいんだねえ。」
(326) 2021/12/09(Thu) 19:09:23

【人】 魔剣持ち ヘイズ

事を言いつつ、広げられた品物を確認する。
高いものはそうなさそうだ。無論路銀に余裕はあるけど、ほとんど銀貨なので逆になんだか決まりが悪い。

「ポルクスさんですね。僕はヘイズ。
 えっと、傷薬は10個分一束。虫除けも2つ。
 皮のシートに、着火剤を。…このくらいかな?
まとめ買いした分、ちょっぴりまけてくれたりします?」

ケチケチはしないけれど色を付けてくれればありがたいと思いつつ、商品を買って、必要なだけ銀貨を払った。あるいは、随分金離れよく見えたかもしれないが*
(327) 2021/12/09(Thu) 19:10:01
魔剣持ち ヘイズは、メモを貼った。
(a70) 2021/12/09(Thu) 19:14:02

【人】 行商人見習い ポルクス

― 噴水広場 ―

 でしょ。

[美しさは七難隠すらしいと、東の国の諺にあったが
……あれ、肌の白さだったかな。まぁいいや。>>326]
 
 機会があれば、ね。
 処分したいもの。魔物の素材とかかな。
 加工品を取り扱う店には、加工してなきゃ
 直接は持ち込めないから注意な。

[子供を膝に乗せ、語る彼を誉める青年に
少しだけ、微笑み。こっからは小さな声でなのだ。]

 そう、あいつすげーんだよ。
 色んな話を知ってて、人として一番大事なもん
 持ってるんだよなぁ。どんな職に将来就くにしろ
 人脈も、人柄も。あいつにとって追い風になってくれるだろうし。 
 ……これはあいつには内緒な。
(328) 2021/12/09(Thu) 19:30:27

【人】 行商人見習い ポルクス

[ま、それは兎も角。商売商売。である]

 ヘイズか、宜しくな。
 ……はは!いいよ。銅貨3枚分まけて銀貨2枚だ。
 払えるか?

[ついでに商品が湿気ないようにする乾燥材もつけといてやろう。
と考えて袋詰めしていたところ。
こんな若いのに、銀貨2枚ほいっと出せるのか。凄いな。と
少し眼をまん丸くしたんだとか。*]
(329) 2021/12/09(Thu) 19:30:38

【人】 薬屋 テレベルム

[得意そうに形よく上がっていた口元>>300が、
 賞賛を受ければ見せられない顔色になるような>>320
 彼女のそういう部分は能を持ち得ながらも傲慢ではなく、
 善性を体現したようであり、もっと飾らずに表するのなら
 ひどく可愛らしく、愛でられるべきものに思えた。

 膝の上で暴れまわる生意気な猫共と比べて――
 ……などと余計な慣用句も不要だろう。]

  ………いや。
  そうじゃ、ないかな。

[何処か耳に響いた音色にやはり首肯は返さない。
 きっと、優しいからではない。
 それこそ形容の出来ない感情から来る望みであっただろう。
 この街らしく言い換えるなら、

      『欲望』と名付けるのが正しい。]
(330) 2021/12/09(Thu) 19:38:12

【人】 薬屋 テレベルム


  ―――そう。

[話に尾を引かさずに、先を急ぐ事で切り上げはした。
 彼女の抱く人間の『理想像』に対して、
 リアリストの手でメスを入れる事もしない>>321
 男の願望、欲望が彼女のみに伝えたことであるのなら
 彼女にとっての欲望は『これ』であるのだろう、と。

 いや、彼女の願望はやはり硝子細工のように透明だから、
 この街らしく形容するのは難しい。

 夢を壊したくはない。
 少なくとも、今はそう考えて。]
(331) 2021/12/09(Thu) 19:38:27

【人】 薬屋 テレベルム

[
 御伽噺の主役は、いつも正義と悪という二分であったり
 人ならざるものである事が忌まれるものであったりする。

 まるで正義は必ず勝つのが王道だと突きつけていて、
 人という存在が何よりも尊いと
 道徳を解かれているかのよう。>>322

 物語に描かれない脇役の感情、想い、望みなどは、
 大河の肥料にされ、見て見ぬふりをされる。
 
 
 ―――頁にならない空虚のなかに、
 いくつもの哀しみが綴られているか など
 誰もが過ぎらせても、口にする事はない
。]
(332) 2021/12/09(Thu) 19:39:10

【人】 薬屋 テレベルム



  ――… 撫でなくて、良かったのか?

[ひとつの家族が棲む場所へ迷い猫を送り届けてから。
 彼女が猫に触れたがっていた事を回帰して。>>323
 しかし、猫は気儘な生き物であるから、
 彼女の白い手を引っ掻くような事にはならなくて
 良かったと案じるべきなのかもしれないが。]

  ……あのな。
  そんな真面目に―――

[戻る道順に足を向けかけ少し先に体を向けていた為 
 彼女の顔色を窺っていなかったから笑い飛ばそうとして
 ふと振り返れば、憂慮を隠さぬ魔術師の顔色を見て、 
 続けようとした文句は、フェードアウトする。

 彼女の背景に、孤独にも似た脆弱さを感想として抱き、
 眉を顰めさせて、それから。]
(333) 2021/12/09(Thu) 19:39:30

【人】 薬屋 テレベルム



  ――大丈夫だよ、ここに来た時よりは冷え切っていない。
 
[もぞりと時折動いて見えるローブのフードへと手を伸ばしかけ、
 往来である事や、彼女の体質を思いはたと手を留め、
 かわりに、彼女が魔力を分けてくれた時のように



 白い世界に溶け込みそうな白い頬へと触れようと。>>294]
(334) 2021/12/09(Thu) 19:40:13

【人】 薬屋 テレベルム


  …むしろ今は、俺が送る立場だと思うんだが。

[いつでも来ていいと言われた手前>>319、送る流れで
 住居を訪ねてもいいのだろうけれども、
 彼女もまだ寄る場所があるかもしれないと考えて。

 頬に寄り添わせた指はあまり暖かくないだろう。
 保温性に乏しい、人になって長くない躰だから。
 その手を傘の柄に持ち替え、彼女の手に持たせるようにする。
 断られようが、半ば押し付けるような形で。

 ローブを纏っているし、男よりも雪に慣れているだろう。
 なにより彼女は有能な魔道士であるのだから
 その気になれば雪を身の回りから回避する魔法も使えそうだが]
(335) 2021/12/09(Thu) 19:41:26

【人】 薬屋 テレベルム

[それがわからないような浅い付き合いでも無かったから、
 ―――これは、矜持というものだ。]


  またな、……その。気をつけろよ。

[浅くなっていた白いフードを深めに被り直して、
 裏路地へと続く路を振り返り、少し早足で歩き出す。
 強がってはいたが、薬屋へ戻るまでの道のりは
 やはり、うすら寒さを覚えるものだった*]
(336) 2021/12/09(Thu) 19:44:15

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
伸びてきた手。
>>324それが、大きすぎず、むしろやや小ぶりの店長の胸に向かい…揉んだ。
顔色は変わらない。
しげしげとその手を見下ろしている。二人して。
それは怒る様なことではない。
そう、それは。
触る対象をはっきりと示さなかったのが悪い。
しかし。
 
(337) 2021/12/09(Thu) 19:47:05

【人】 『人形屋』 サダル

 
肉人形フレッシュゴーレムは単なる死体の寄せ集め。
 我々とは違う。作り方が違います。
 肉人形フレッシュゴーレムも命令があれば言葉を伝えることはあるでしょうが
 我々の様に、自発的に言葉を発したりしません。
 
 ですが…。」
 
 
眉を釣り上げつつ。
微かに語気が強いのは、確かに神経を逆撫でされたからだ。
個体は素知らぬ顔をしているが、店長は違う。
しかしふと。
抱いてしまった疑問に言い淀む。
 
(338) 2021/12/09(Thu) 19:47:40
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。
(a71) 2021/12/09(Thu) 19:47:46

【人】 『人形屋』 サダル

 
言い淀んで。しかし視線を元に戻す。
胸を揉んでくる手に手を重ねた。
 
 
「あなたは意地悪ですね?」

 
 
そしてしごく真面目な顔で断言した。*
 
(339) 2021/12/09(Thu) 19:49:08

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ー噴水広場ー

「あはは、まあそんなとこですかね。」

魔剣が皆殺しにした山賊達の持ってた宝物で、下手に売ると足の付きそうなもの…だとは、この気のいい彼(?)に言える話ではない。

「なるほど。確かに素材のまま持ち込んでも買い叩かれちゃいますもんね。
 僕も鉱山街にいたから、その辺少しわかります。

 へえー。彼、すごいんですね。
 若いのにすごいな。僕なんててんで…
 ううん、すみません。」
(340) 2021/12/09(Thu) 20:29:01

【人】 魔剣持ち ヘイズ

危険もあるだろうけれど、これだけ面白い街でヘタれている間はないな、と気を取り直した。それに、既に多少いい思いもしているのだし。

「はい、銀貨2枚ですね。どうぞ。
 うん!いい買い物ができました。ありがとう、ポルクスさん。」

にこやかに礼を言う。彼(?)と話したことで、明日からの祭りの過ごし方は大体目処がついた気がした。*
(341) 2021/12/09(Thu) 20:29:16

【人】 冒険者 ルイージ

ー 人形屋 ー>>339

[ 『ホムンクルス』を名乗る彼女が真面目に肉人形との違いを説明してくれていた。

モミモミモミモミモミモミモミモミ


表情を見る限り特段怒っている様子はないがやはり肉人形と同類に扱われたことには気に障ったらしく眉が吊り上がった。
こういうところは妙に『人』らしい反応を示す様だ。

モミモミモミモミモミモミモミモミ
]


 ですが…?


[
モミモミモミモミモミモミモミモミ
]
(342) 2021/12/09(Thu) 20:31:21

【人】 冒険者 ルイージ

[ 手を重ねられてようやっと手を止めた。]


 意地悪?そんなことはないさ。


[ 言葉とは裏腹に彼女が思うよりもずっと意地悪なのだ。]


 でもおかげであんた等のことは何となくわかった。

 ほら、男が女のことを知ろうと思えばよ…
 言葉か体を重ねるのが手っ取り早いってもんだろ?


[ 胸から手を離すと不敵でも意地悪でもなく快活な笑顔を浮かべていた。*]
(343) 2021/12/09(Thu) 20:34:19

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 往来 ―


  来ていたのかポルクス、在庫は別にしてあるが…。
  あんたが取りに来るのか、上司のほうか?

[この時期であるから例年通り薬を取りに来るのだろうと>>237
 頭には入っており、声をかけたものの
 ドッペルゲンガーであろうか…と思うほどに
 顔の似た別人であった。別人だが赤の他人ではなく、
 血縁者>>133の何番目かの…、ええと、誰だろう。
 困惑を隠せないまま、眉間に皺寄せ。]

  あ、あぁ…七番目の、デネブだったか……。

[当人からの申告で名前を呼び返せる程度には見分けがつかない
 海中で過ごす魚やらは見分けが付くが、この似たり寄ったりは
 人形屋のホムンクルス>>57と良い勝負のように思える。]
(344) 2021/12/09(Thu) 20:37:57

【人】 薬屋 テレベルム

[同じ裏街に店を構える店舗のひとつには
 かくいう男も仕入れ客として厄介になることも。

 最も、『そちら』の他にも用立てて貰えると聞き受けた為
 『精製』にて店に立てない際の店番代わりとして、であったり
 春頃になると依頼する機会は必ずと言って良い。
 押しかけ猫が発情期でやかましいので
 安眠の妨げになる事から見張り番をオーダーしていた。]
(345) 2021/12/09(Thu) 20:38:44

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 薬屋 ―


[店舗に戻ってからは訪客が無い限り、
 在庫の整理などをしていたが猫が一々邪魔をする。]

  棚の上に乗るのをやめろ。

[首根っこを掴みひっぺがし。
 老朽化した柱に爪を立てるのを引き剥がし。
 金にならない仕事の方が多い気がする。**]
(346) 2021/12/09(Thu) 20:39:04

【人】 行商人見習い ポルクス

― 噴水広場にて ―

 へぇ。鉱山街にいたってことは、
 ここいらからだったらヨークヘルムか、或いはアルブルクあたりの。
 どっちも遠いが。へぇ。

[何方も山間の田舎の鉱山地帯。
そっからここまでやってきたってことは……
見た目によらず結構力がある旅人なのか?或いは冒険者?

出身地じゃないかもしれないが、
そこらへんからここまでやってきたのは事実だろう。]

 お前さんも十分凄いじゃないか。
 見たところ一人旅で、こんな場所までやってくるなんて。

 その若さで。だからなんて、なんていう必要は
 まーったくないと思うなァ。俺は。
(347) 2021/12/09(Thu) 20:45:44

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 真珠堂:テレベルム ──


[  真珠堂が開かれたのは最近(私の感覚で)のこと。
   白と赤の真珠薬は効能からもよく売れた筈。
   
   値段を釣り上げたのは効能よりも
   その薬の原材料が人魚であるという
   噂が立ったからかもしれない。]
(348) 2021/12/09(Thu) 20:46:02

【人】 行商人見習い ポルクス

[って俺が言う前には、多分調子を取り戻していたんだろう。>>341
中々にメンタルがつよつよなのだろうなと、
行商人見習いは思うのであった。]

 はい、まいどあり。
 いい祭りの日々をお過ごしくださいね!

[商売もできたし、いい1日になったと俺も満足顔である。
これは早々に娼館にしけこんでいるだろう上司に変わって
他の入荷する製品を取りに行ってあげてもよいと思う位、
今の俺の懐は潤ったのであった。いやぁ、
金払いのいいお客さんは最高だね!
*]
(349) 2021/12/09(Thu) 20:46:19

【人】 向日葵 店主 イクリール



  こんにちわ。


[  時期としては真珠堂が開いてから
   そう時間が経ってない時。
   私は小さな袋を持って彼の店を訪ねた。]
(350) 2021/12/09(Thu) 20:46:20

【人】 向日葵 店主 イクリール


  白の薬を買いに来たの。
  それと同業者として挨拶も。


[  白の真珠薬を買うお金とは別に用意した袋は
   包みを開けると小さな木箱があり
   中には綿で包まれた、目玉が鎮座していただろう。

   彼の瞳よりかは夏の青空を思い起こすような
   深い青色をしている。]
(351) 2021/12/09(Thu) 20:46:34

【人】 向日葵 店主 イクリール



  特別なマジックアイテムでもない
  ただの芸術品だけど
  もし貴方が気に入ればどうぞ受け取って欲しいな。


[  真珠堂の店主は
   その頃から既に義眼をしていただろうか。
   していなければお試しにと。
   既に義眼があれば、スペアとしてどうかなんて。]*
(352) 2021/12/09(Thu) 20:46:54

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 果たして人間で有れば本当に幸せなのか?
 ―――― 曲がりなりにも、人間に変じた筈の人魚姫
 伝承上の存在である彼女が辿った悲劇のように
  変わる ≠アとは正解とは限らない。

 けれど、そうであれ、と希う心そのものが
 女の欲望そのものだ。
 そうではない、ということを識っているのに
 知らなかった頃のままでいようとする、我欲。


 
(353) 2021/12/09(Thu) 20:50:20

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… うん。
    猫も、触られたくないかもしれないし 」


 自分から触れと寄って来るのならともかくとして、
 女はそこまで小動物に好かれる訳でもない。
 好意で寄って来られるのではなく、大抵の場合が
 兎を獲物と見定めて近付いてくることの方が多く。
 故に手を引っ込めた。

 不必要だろう、と頭で理解していても心配してしまうのは
 余計な世話を誰にも焼いてしまうのは、
 ―――――  今はもう捨てた、嘗ての …

 
(354) 2021/12/09(Thu) 20:50:24

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ―――― ほんと?
    良かった、それなら …… 」


 白いローブに浅黒い肌の彼とは対照的に、
 黒いローブに真白の肌の己。

 魔力を分け与えた時を再演するように伸びた指先を、
 小首を傾いで受け入れる。
 厄介な体質のことも明かしているというのに、
 一切の警戒心を抱かない目が、ぱちぱちと瞬いた。

 
(355) 2021/12/09(Thu) 20:50:29

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 自分が送る立場だ、と言われてしまえば>>335
 何とも言えない表情を浮かべる。
 確かに性別の観点から見ればそうなのだろうし、
 いつ人魚誘拐事件が起こるか不安がる心は否を説く。
 人と同じ形なのに、海のようにひやりとした指先が離れ
 代わりに彼が持っていた傘の持ち手を押し付けられる。
 「え」と声を零し、彼と傘を交互に見詰め。


  「 …… っふふ、ほんとにいいの?
    ありがと、テレベルム 」


 元々雪に慣れているうえ、魔術も使える身だけれど
 知らぬわけでも無い彼がそれでも傘を、というならば
 女もその優しさを受け取ろう。

 
(356) 2021/12/09(Thu) 20:50:40
向日葵 店主 イクリールは、メモを貼った。
(a72) 2021/12/09(Thu) 20:50:41

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 それから、別れる間際
 不意に眉を下げて。


  「 さっきの ―― ……
    私は、人間になれれば幸せだ、って思うけど
    …… 貴方の妹は、また別かも

    探してくれるひとがいるのは
    人でもそうじゃなくても、幸せだと思うよ 」


 物語は、――己はそうだと思っただけで
 彼の目的と人魚の身を考えれば、考えは一方では無い。
 だからこそ慣れぬだろう人の身は大切にしてほしいのだ。
 
 
(357) 2021/12/09(Thu) 20:50:46

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 またね、テレベルム
    傘、ちゃんと返しに行くから。

    ………… ありがと 」


 感謝の言葉は、傘へ対してだけではないのだが
 ―― 伝わったかどうかは、さて。

 渡された傘を差し、市場街へと戻る。
 手を出せば、はらりと降る雪が体温で溶けるのに
 不思議と寒くは無くて、僅かに頬を緩めた。*

 
(358) 2021/12/09(Thu) 20:50:51
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a73) 2021/12/09(Thu) 20:51:46

【人】 魔術師 ラヴァンドラ



 傘を差す魔術師というのは、なんとも珍しいもので。
 いつもは世間話もしないような魔術師仲間も
 「ええ…?」みたいな顔をして見てくるものだから、
 途中から面白くなってしまったくらい。

 さて、どうしようか。
 魔族の友人へと思って購入した甘いパイを、
 そろそろ差し入れに行っても問題無さそうな時刻。
 道中どうしたって冷えてしまうから、
 アップルパイとベリーパイを買ってみたのだけれど。

 
(359) 2021/12/09(Thu) 21:06:17

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
         ―――― 向日葵 ――――



  「 こんにちは、リル。
    パイ屋さん寄ったから、差し入れ買って来たの

    物々交換の調子はどう?」


 結局女が友人の店を訪ったのは、空も暗くなる頃
 ―― 恐らくは所用を済ませた後のこと。>>168
 彼女が忙しそうならば、パイを渡してすぐに帰るつもりで
 そんな軽い言葉と共に店の扉を開けた。*

 
(360) 2021/12/09(Thu) 21:06:26
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a74) 2021/12/09(Thu) 21:07:20

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
>>342ちょっと揉みすぎではないだろうか。

そう思いはしたが一応は客人。
ガラクタとの差をと触れと言ったのは自分。
だから仕方がないが
揉みすぎでは。

 
彼が。自分の答えにどう思ったのかは分からない。
それを理解しようとするほど複雑には出来てない。
>>343それでも胸から手を外されて肩の力が抜けた気がする。
 
 
「我々の中には男性型もいますが。両性も。
 ご理解いただけたのなら幸いです。」
 
 
相手の笑顔に此方は常の表情となる。
感情の薄い、人形めいた横顔。
それが、彼女たちの常の顔でもあった。*
(361) 2021/12/09(Thu) 21:10:33

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 向日葵 ──


[  辺りも暗くなったと言うのに
   表通りは未だに活気があったかもしれない。
   前夜祭が終わったら、
   明日が本祭だから当然かも知れないけど。

   そんな喧騒から離れた場所に
   馴染みのある声が聞こえた。
   そろそろお店を畳もうと思っていたので
   ちょうど良かった。]
(362) 2021/12/09(Thu) 21:14:07

【人】 向日葵 店主 イクリール


  こんにちは、ラヴァ。
  今日は殆ど交換は出来てないの。

  新しい紅茶があるの。
  時間があるなら、少しお茶でもする?


[  >>360パイの差し入れに来たと言う彼女に
   ほわ、と柔らかく笑うと
   お礼に茶でも出すと言ったけれどどうだったかな。]*
(363) 2021/12/09(Thu) 21:14:17

【人】 行商人見習い ポルクス

― 薬屋の店主との話 ―

「違う違う、俺はデネブだよ」


[と、往来でジェミニさんちの10兄弟の下の方の子は笑って薬師にそういう。>>344
ポルクスが帰ってくる季節だよねと笑いながら。

自分の上の兄弟なのに、兄と呼ばない弟。後で俺にも赤いの売ってよ。今年こそ彼女に……などと言って、手を合わせる様子は、同じ顔立ちをしている分、往来の人らからなら行商人見習いがしているように一見見えるかもしれない。見分けつかぬなら尚。
風評被害である。


1年に1度。この祝祭の際に行商人の親方とともに
薬やら珍品やら腐らない魔法のかけられた特産品やら色々仕入れに俺は戻ってくる。

その際に薬を受け取りに行くのは俺と親方半々ずつ。
1回だけの時もあれば、もうちょい在庫が欲しいと
再度お遣いに行かされることだって。]
(364) 2021/12/09(Thu) 21:19:35

【人】 行商人見習い ポルクス

[初めて、親方の代わりに真珠堂で薬を仕入れるとき
猫屋敷(と、地元っ子からは呼ばれていた)の主の姿を見て]

 わぁ。チョコレートみたい。

[と驚いたのを、親方に頭をごんっ!とされたのも
昔の噺、と言いたい。今はそんなこと言わないし。

凄くよく効く、貴族様御用達のそれを
赤色、白色、どちらの液体の入ったものを瓶も
王様の城の近くの街までもってったら、
金貨の値がつくんだそうだ。

母親が狼獣人で、人との間の子の自分は
すん、と匂いを嗅いでみる。当然瓶の中なので
まったく匂いはシャットアウトされてるんだろうけど。]

(少しだけ、海の香りがするような、なんて思った。
 ここ。内陸の街なのに。*)
(365) 2021/12/09(Thu) 21:21:39

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ー噴水広場ー

「うん、アルブルクからですよ。
 目的はない、って言うか、人生の目的を見つける旅、みたいな。
 そんなとこです。」

いつか、自分が魔剣グラムベルクを抜けた訳を知るのだろうか。そして、この剣で何ができるのかも。先は見えないけれど

「ありがとう、ポルクスさん。
 そんな風に言ってもらえたの、ほぼ初めてです。
 …優しいんですね。」

朗らかで爽やかな笑顔。巧みで物怖じしない話し方。
自分みたいなもやしもんにも優しい。いや客だから当然といえば当然なんだけど。

顔も悪くない、というより整って味方によっては可愛げとも言える部類では…
(366) 2021/12/09(Thu) 21:22:39

【人】 魔剣持ち ヘイズ

(はっ!?)

「えっと、はい。ありがとうございました!」

まいどありの声で>>349我に返り、慌てて礼を言う。
少し親切にされたくらいで、自分ときたら余程欲求不満なのだろうかと、内心恥じ入り、そんな素振りは必死で出さなかった。

ひとまず、これで勇者の話をバラニから聞ければ自分のここでの用はおしまいとなったはず*
(367) 2021/12/09(Thu) 21:23:00
魔剣持ち ヘイズは、メモを貼った。
(a75) 2021/12/09(Thu) 21:31:12

【人】 行商人見習い ポルクス

― 噴水広場 ―

 凄いねぇ、あんな遠くから。
 それに、人生の目的を見つける旅!
 人によっちゃぁ難しいかもだけど。
 ヘイズなら何か、ある日ひょいっと見つけそうな気もするね。


[世間慣れしてないように見えて、腕のたつ青年。
言葉をそのまま受け取れる、根は良い人だと
行商人見習いは思っていた。]

 ええー。そうなの?
 そいつは、他が見る目なかっただけさ。
 優しいっていうより、当たり前のことを言ったまでよ。

[言葉には偽りはない。商人たるもの誠実に、である。
思ったままを言葉にしたのだから。]
(368) 2021/12/09(Thu) 21:36:09

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 回想 ―


[似たような薬や粉などは市場にも出て回っているが、
 害が強く常習性の強いものと比較にならない良性である事や
 怪しげな毒のようで生気を強める薬であるといった按配を
 人魚伝説に見立てて噂>>348が出回った点から
 二束三文の場所代の割に稼ぎは上々であった。

 この街の事情については隣人を疑わない恩人>>355から
 いくらも聞き出す事が出来たが、黒い向日葵>>83が飾られた
 骨董の店にも至ったが、薬を買いに来た客の世間話で
 その店の異質――否、店主の異質さの片鱗を知る事になる。

 いつまでも若くて瑞々しい、均整の取れた体型の女店主。
 それを『白』を購入した老人が語っていたものだから。
 ぼけているのかと切り捨てればそれまでだが。]
(369) 2021/12/09(Thu) 21:36:15

【人】 行商人見習い ポルクス

[まいどあり、と声をかけた際に
少しばかりぼうっとしているように見えたけど
元気な声がきこえたから、きっと気のせいだと思うのだった。
そぶりが見えなかったってのもあるかもしれんね>>367]

 自分の人生の目的を、見つける旅、かぁ。

[こんな体でも1人で生きていける職。
伴侶を持たずとも不自然ではない職。
その2つに合致するからこそ選んだ仕事。

俺は、この青年のように人生に目標を持てるのだろうか。
そう思うと、この旅する青年であるヘイズや
街の子供らに愛されるバラニが、少し羨ましかった*]
(370) 2021/12/09(Thu) 21:36:25

【人】 薬屋 テレベルム

[だが、―――男もまた長寿を辿る生命体である事から
 奇妙ではあるがそれもひとつの『普通』と納得する事にした。
 女を相手に…
 生業に関する深い詮索は無粋にもなるのだろう、と。

 実際にその姿を目の当たりにしても>>350若い女に窺える。
 あの老人はやはり痴呆であったのだろう、と
 店主に関する曰くは、思考の端へと追いやった。]

  いらっしゃい…、……ああ骨董屋の。
  本来はこちらから訪うべきだろう、態々すまない。

[一見は普通の女性客として。
 端的な自己紹介を受けたのち>>351彼女の外見特徴から、
 想起した人物はひとりであった。]
(371) 2021/12/09(Thu) 21:36:40

【人】 薬屋 テレベルム


  …これは?

[包まれた木箱を空けると、真珠のような宝玉――否。
 右目とは色合いが若干違えど、眼球が鎮座していた。
 これはなんだ、と物珍しそうに見つめ、彼女の顔と交互に。

 頭髪の長さで隠していたが、左目の窪みを覆うものはない。
 これを義眼、とおしえてくれたのも女店主であったか。
 見栄えとして>>352人の目玉のかわりになる ――と。]
(372) 2021/12/09(Thu) 21:37:25

【人】 薬屋 テレベルム


[片方が盲、いや、『ない』と噂したのも彼女の店の常連たる
 件の老人であっただろう。]

  …なるほど、こういうものも扱っているのか。
  ありがたいが、挨拶とはいえ無償で貰う訳にはいくまい。
  『白』を買い求めに来たのだろう?

  なら、この代金はこの義眼とさせて貰えないか?

[おっかなびっくりとはめてみようとしたが手探りには難しく
 後で鏡をみながら格闘するにせよ、賃を返さぬ訳にもいかず。
 なにせ、先言の通りで本来は此方が挨拶回りをする立場。
 男が『等価』とした薬瓶は義眼の変わりになったかどうか*]
(373) 2021/12/09(Thu) 21:37:37

【人】 半淫魔 メレフ

―またいつかの日 向日葵にて―


基本に立ち直って考えてみようと思う。
何らかの特殊な方法で『銀』を動かしているんじゃないか、とか。
『銀』が何かを示す暗喩なんじゃないか、とか。
そういうのではなく、比較的に動かしやすいものの中に、「銀」が混ざっている。
そう考えている。

[かつて向日葵を訪れてからそう遠くない日、再び向日葵を訪れた。

今一度、難問に挑みかかる。
以前の考え>>115も加味して、たどり着いた一つの答え。
これでダメなら、お手上げだ。]
(374) 2021/12/09(Thu) 21:37:56

【人】 半淫魔 メレフ

「銀の魔法」と言うからには、なんらかの方法でその物質とやらを操っているはずだ。
そして、誰かに与えられた能力というわけでもない、貴方個人の技術だと思う。

けれど、その物質は金でも銀でもないという。

[さて、ここからが本題。
考察の結論を彼女に伝えよう。]
(375) 2021/12/09(Thu) 21:38:42

【人】 半淫魔 メレフ

[――…一息に答えを言い切った。

さて、答え合わせの結果はどうであったろう。*]
(376) 2021/12/09(Thu) 21:39:06

【人】 冒険者 ルイージ

ー 人形屋 ー>>361

 へぇ…男も、両生もね。


[ それを聞いてくっと喉を鳴らして笑ったのは『我々の中』と言いながら自身を他と同一視している矛盾に気づいていない彼女の言葉が可笑しかった。]


 悪い…少し言い直すよ。
 『あんた』の事がわかってきた。
 我々ではなくて…あんたは『女』だろ?


[ 市場街でぶつかった『ホムンクルス』とは明らかに違う『サダル・ミロン』という『女』で、少なくとも『サダル』に手を引かれた時の様な怖気は感じない。]


 違うのか…?


[ だから、その鉄面皮を外してしまいたくなる。*]
(377) 2021/12/09(Thu) 21:41:44
半淫魔 メレフは、メモを貼った。
(a76) 2021/12/09(Thu) 21:42:11

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 前夜祭とはいえ、浮かれ切った人々も多い祝祭期間。
 街外れでもお構いなしの大騒ぎは、
 熱引く気配も無く未だ表で燻っている。
 あまり騒がしい中に居過ぎると疲れてしまうから
 友人の柔和な笑みは、自然と身体から力の抜けるもので。


  「 あれ、そうなんだ。
    観光客の人とか結構面白がって
    いっぱい交換するのかなと思ったんだけど 」


 どうやら読みは大外れ。>>363
 けれど仕事の邪魔にならないならば幸いだ。

 
(378) 2021/12/09(Thu) 21:42:16

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 良いの?
    リルとお茶が出来るの、嬉しいな。
    お言葉に甘えちゃう! 」


 へにゃりと頬を緩め、友人の提案を有難く受け取って
 ローブを揺らし彼女の近くへ歩み寄る。
 同性で、かわいらしくて、己より長い時を生きる魔族。
 お茶の誘いに遠慮を見せないのは、
 年上の友人へ甘えているからだ。*


 
(379) 2021/12/09(Thu) 21:42:20
行商人見習い ポルクスは、メモを貼った。
(a77) 2021/12/09(Thu) 21:46:28

【人】 坊っちゃん バラニ

[子供たち二人を膝にのせて、語る話は佳境へと進む。

『ほら吹き』なんて大人たちにひそひそ言われる僕の話にこうしてきらきらと瞳を輝かせて聞き入ってくれるのをみると、なんとも言葉に表せない、温かな気持ちになれる。

勇者の、彼や彼の仲間たちが歩んだ道は、決して楽なものではなかったけれど。

この小さな輝きは、膝の上の重みは、彼らの歩みがあったからこそここに存在するのだと思えたから]


……おっと。


[増えた聴衆に駄賃代わりのパイを要求すれば、途端そそくさと足早に立ち去る人影がちらちらと。
折角の祝祭なのだし、一つ太っ腹なところをみせてくれてもいいだろうに、なんて。

そう思って女の子の頭をそっと撫でたところで>>248]
(380) 2021/12/09(Thu) 21:52:40

【人】 坊っちゃん バラニ



――ポル!

帰ってきてたんだ、ひさしぶりだなぁ。


[いつ以来?なんて幼馴染の彼に首を傾げて笑ってみせよう。
彼の家には沢山の兄弟たちがいて、皆本当にそっくりな顔立ちをしていたけれど。
なんとなく彼と、彼の弟だけは見分けがついた。

やっぱりあれだろうか。
弟のほうは幼い頃、一緒に遊んだ幼馴染…もとい共に勇者を希望していた、そのご縁というのもあるかもしれない>>246

結局僕のほうは一度も勇者になれないままだったが、弟のほうは果たして勇者になれたのだったか]
(381) 2021/12/09(Thu) 21:55:40

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 回想・真珠堂 ──


  私のお店は稼ぎも無いし大きくも無いから
  全然、伺いに来る必要もないよ。


[  >>371真珠堂の稼ぎに比べたら
   雀の涙程にも及ばないだろう。
   縁を繋ぎに、恩を売りにの訪問なのだし
   気にしないでと。]
(382) 2021/12/09(Thu) 21:57:10

【人】 向日葵 店主 イクリール


  人相手の商売なら
  眼窩が覗いたままだと印象が怖いから。
  見栄えを整えるもの、だよ。


[  義眼は基本的に木で出来ていて
   瞳の部分だけ鉱石をあしらっている。
   他の表面はつるつるとコーティングがされていて
   目に嵌め込んだとして違和感は少なく済むだろう]
(383) 2021/12/09(Thu) 21:57:26

【人】 向日葵 店主 イクリール

  ……そう?
  貴方がそう言うならありがたく受け取るけれど。


[  義眼は綺麗だが、値段としては
   おそらく白の真珠薬と比べるとかなり安い筈だ。
   少し気持ちがそわり、と落ち着かないけれど。

   彼が義眼を嵌めるのに苦労……
   というか初めて付けるのだと分かれば]

  少し貸して。
  こうして付けるの。


[  彼が義眼を渡してくれるなら
   彼の髪の毛を指でどかし、その空洞を露わにして
   彼の顔に手を添えたままゆっくりと義眼を
   嵌めてあげようとするのだけど
   嫌がったりするなら勿論やめるつもり。]*
(384) 2021/12/09(Thu) 21:57:45

【人】 坊っちゃん バラニ

[そうして彼、ポルクスのほうはというと。

……勇者になれなかった僕に、何の役が回ってきたかといえば。
あるときはゴブリンだったり、あるときはスライムだったり。
別のときは動く毒キノコだったり魔王の尖兵だったり。
要は魔王の配下の弱いモンスター全般をやらされていた。
だから勇者ごっこのとき、僕はよく彼と一緒にいたし、勇者役の子供たちから、よく助けてもらっていた

特に一度、魔王対勇者5人とその一行との戦いになって、赤青黄緑白の勇者5人に囲まれたスライム(僕)を助けに駆けつけてくれたときは本当にお世話になりました、うん]
(385) 2021/12/09(Thu) 22:02:37

【人】 半淫魔 メレフ

―酒場―


[宿場の一角、夜も更けてきたというのに、ここは浮かれた観光客やら、気の早い住民達やらで賑わっている。
そんな中で、ひとりもくもくと道具の整備を進めている。

成型用の槌や、彫刻用の鑿。
それぞれ大小合わせて両手の指どころか、足の指を含めても足りない程。
わずかな錆も、微妙な欠けも研ぎ直し、新品のように輝かせる。

宿に部屋は取ってあるが、一人部屋の隅で大人しくというのはガラじゃない。
道具も人も、なるべく人の傍にいないとすぐに錆びて使えなくなるものだ。

そんな風に、喧騒の中で一人だけ場違いな男が、酒場に行けば目に入るだろう。*]
(386) 2021/12/09(Thu) 22:02:44
半淫魔 メレフは、メモを貼った。
(a78) 2021/12/09(Thu) 22:04:11

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
「確かに私は女性型です。
 それに…なんと言うか。基本形のはずですから。」
 
 
>>377自分のことを分かったと言われると不思議だ。
自分でもおそらく知らないことがあるのに。
それでも分かってきた、だから、未だわからないことの方が多いだろうけれど。
 
しかし。基本系のはずなのに、1番人間らしいのは自分なのかもしれないとも思う。
それ以上を求めながら、マスターはそれ以上を作らない。何故?
違うのか。そう問われても。
ざらりとした疑問符が思考の端に取り残された様な違和感。
 
(387) 2021/12/09(Thu) 22:06:07

【人】 坊っちゃん バラニ



……ポルはすごいなぁ。
え、いや、ううん。ちがうよ?
魔王の笑い声の話じゃなくって。>>246

[いつだったか、ぽつりと。
彼と一緒にいたとき呟いた言葉。

たぶん、勇者役になれなくて、
幼馴染たちから揶揄われて。
そうして泣きながら幼馴染に慰められて
歩いた帰り道でのことだったと思う。

実際、魔王がポルクスみたいな笑い声を立てて
勇者と戦っていたのか、残念ながら僕は知らない。
彼が魔王と対峙したあのとき、
嘗ての僕はその場にいなかったから。
―――ただ。]
(388) 2021/12/09(Thu) 22:06:14

【人】 『人形屋』 サダル

 
「わたし。…私は。」
 
 
サダル・ミロン。ここの店主で唯一サブネームを持つ個体。
彼らを管理し、店を経営する。
そんな私だが。彼らと同じはずである自分が。でも彼らとは違うはずで。
 
 
声音に微か、戸惑いが混じる。
なんだか言いようの無い不安に、グッと拳を握りしめた。*
 
(389) 2021/12/09(Thu) 22:06:25

【人】 坊っちゃん バラニ



……僕は、ポルが一番『勇者』に似てると思う。
僕の知ってるあの人は、ポルみたいな人だった。


[顔立ちとか背丈とか性別とか、そういうものとは関係なく。
ただ、彼が自分にかけてくれる言葉の温かさに、
嘗ての自分が出会ったあの勇者の面影を見た。

僕の記憶の中の勇者は、確かに男前だった。
でも、それ以上に。
強くて優しくて、眩しい。

……そんな勇者に、自分もなりたかったんだ。
あのときの自分も、そして僕も]
(390) 2021/12/09(Thu) 22:09:27

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 向日葵:ラヴァ ──


  そうだね、私もそう思ったけど。
  でも明日の祝祭当日の方がもっと観光客が来るから
  それに期待する。

  それでも来ないならお店を閉めて
  祭りでも見て回ろっかな。

[  >>378彼女の言葉にそう答えて]
(391) 2021/12/09(Thu) 22:10:35

【人】 向日葵 店主 イクリール

  私も嬉しいよ。
  酸味の強い紅茶だから、パイと合うと思う。
  
  一緒にパイ食べよ。

[  ローブを揺らし近づいて来る彼女。
   高位の魔術師という彼女だけど
   人当たりの良さは魔術師らしからぬ姿だった。

   店奥に通せば木製のテーブルがあり
   丸椅子をもう一つ用意して彼女に座ってもらう。
   私がテーブルにクロスを掛けている間に
   銀色のスライムは触手じみて身体を伸ばし
   陶器のお皿と、ナイフとフォークを机に並べる。

   実験に使うようなビーカーでお湯を沸かし
   そこに紅茶の茶葉を落とすと、木の蓋をする。
   綺麗な赤茶色に染まったら
   茶葉を濾しながら2つのコップに紅茶を注いで
   彼女と私の前に用意した。]
(392) 2021/12/09(Thu) 22:10:52

【人】 向日葵 店主 イクリール

 

  外、寒かったでしょ。
  あったまっていって。


[  持ってきたパイも冷えてしまっただろうか。
   けれど冷えても良いようにとチョイスしてくれた
   友人はとても気がきくと思う。]*
(393) 2021/12/09(Thu) 22:11:08

【人】 坊っちゃん バラニ

[閑話休題]

相変わらず、人をのせるのが上手いなぁポルは。

[彼自身は自覚はないようだが、
彼の声と言葉は不思議と人の心にすっと入り込む。
商人としてはなかなか天賦の才能ではないだろうか。

因みに僕の父親曰く、
『お前の舌が滑らかになるのは勇者だの魔王だのほぼほぼ御伽噺に限られすぎて使い物にならん』
のだそうで。
いっそ商人よりも吟遊詩人に向いているとあまりに親不孝を嘆かれたので、ここ数か月は父と祖父についてあちこち回りながら実家の商売について学ばされている。
そうして久しぶりの休暇を満喫しようとぼんやりしていたところを子供たちに捕まって…という次第。

それじゃあ久々の再会に、ちょっと本気を出そうかななんて思った矢先、近づいてきた少年に目線を向ける>>261]
(394) 2021/12/09(Thu) 22:12:27

【人】 薬屋 テレベルム

[在庫の整理をしながら引き出しに保管しているうち
 鍵の掛かる場所には薬ではないものが安置されている。
 腕利きの職人から届けられた魔具>>289を取り出す。

 それは最早、芸術品といっていいだけの出来栄え。>>L2
 男にとってはただの血ではあるが価値ある『薬』と
 相場をあわせてくれる為に施された装飾なのだろう。
 恐らくは、その効果の程こそがあしらったデザインを超え
 『物の価値』であろうが、海底における美しきものと
 遜色を取らない調度品である、と感想を再び抱く。
 手になじむ大きさの羅針盤、船旅に見合うような――]

  会えると良いのだが……。

[探される事に、人であろうと無かろうと喜ぶと。
 人になりたがる魔術師>>357は言ってくれたものの
 本当にそうなのだろうかと懸念してしまう。
 ………過去は邪魔でしか無いのでは、と。]
(395) 2021/12/09(Thu) 22:12:59

【人】 薬屋 テレベルム

[妹の事を脳裏に描きながら、仲の良い大兄弟を想起。
 最も、どちらが兄で弟かわかったものではないし>>364
 どの時にあったどの子が何番目で――といった具合だが。

 六番目は上司にどやされながらも>>365手に職を付け
 生まれ育った街を離れて年一度の里帰りをしているが
 人魚の身としては不可思議であった。

 血を分けた家族から離れる意味や理由。
 そういうものだ、と割り切れば当然となり
 種族が違う、といえばそれまで。
 狼の血を引く青年とも娘とも成る子に
 チョコレートブラウンと称された男は
 尾鰭を捨てた今でも、遠い磯の香りが忘れられない――が。]
(396) 2021/12/09(Thu) 22:13:09

【人】 薬屋 テレベルム


[……そういうもの、と割り切れる日は来るのだろうか。
 複雑な心境で再び、窓外を見遣った。**]
(397) 2021/12/09(Thu) 22:14:38

【人】 坊っちゃん バラニ

……?

[見たところ、取り立てて変わったところのない少年に見える。
けれどなにかこう、大事なことを忘れているような、
そんな小さな違和感を覚えて。
はて、と小さく首を傾げていれば、
どうしたのー?なんて、膝の上の子供たちに袖を引かれていただろうか]

あ、ううん。なんでもないよ。

[そうしているうちに二人が話し始めたものだから>>262>>290
幼馴染に話を任せて、暫く耳を傾けるほうに専念した。

商談めいたやり取りの合間、
話題に出てくるイクリールやゲイザーの店の話。
まぁ彼女たちは美人だよな、と内心頷いていれば。

ふと、彼の腰に差した剣に視線が向いた。
そうして漸く、感じていた違和感、もとい魔力の出所に気づく]
(398) 2021/12/09(Thu) 22:16:09
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。
(a79) 2021/12/09(Thu) 22:18:06

【人】 坊っちゃん バラニ


……、…………。

[無言で瞬きすること数回。]

(ふぁーーーー!?)

[内心絶叫した。
よもやこんなところでこの剣を見ることになるとは思わなかった。いや確かにここはあらゆるモノが揃うと言っても差し支えない街だが]

え、えぇえと、その剣はどうしたのかな……?

[彼が手にした銀貨に構わず、
ついその剣を指差して聞いてしまう。
思わず声が上擦ったけれどそんなことさえ気にならない]
(399) 2021/12/09(Thu) 22:19:13

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 向日葵:メレフ ──


[  >>374私は謎を解こうとしてくれる彼には
   好感を抱いている。
   悩んで解答を持ってきてくれた姿には
   色々な真摯さを感じるから。]
(400) 2021/12/09(Thu) 22:20:07

【人】 向日葵 店主 イクリール



  ちなみに貴方は正解したら
  何が欲しいの?


[  私は彼にそう聞いてみた。]*
(401) 2021/12/09(Thu) 22:20:48

【人】 坊っちゃん バラニ

[彼が勇者について話を聞きたがっているのを知れば]

そうだなぁ……。

[少し困った顔をして、頬を掻く]

あの人について確かに知らないわけじゃないけど。
てもそれはあくまで生前の、
それも魔王を倒すまでの彼のことだからなぁ。

[聞く人によっては違和感を覚えるだろう言い方だが、
ほら吹きとしての僕を知っている人にとっては、
見慣れた光景かもしれない]

その剣に助けられたことも確かにあったんだけどね。

[膝の上の子供たちに至ってはまたはじまった、みたいな顔でごろごろしている。]

あまりお役に立てる気はしないけど、もし、それでもよければ。
(402) 2021/12/09(Thu) 22:23:59

【人】 坊っちゃん バラニ



ああ、生前の彼についてなら
もちろん幾らでも話してあげるよ。

[何しろ、彼と縁のある人と話せるなんて、
そう滅多にあることじゃないからね]**
(403) 2021/12/09(Thu) 22:24:28

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 色褪せた記憶 ──



[  数百年前。魔王様が斃れる幾月か前の話。
   大都が魔王軍によって攻め落とされた時の話。
   
   街の大部分を化け鴉が埋め尽くし
   倒壊した家々を背景にして
   とある人間の一行と
   血みどろの死闘を繰り広げていた魔族が一体。

   人間の一行は主要な魔族を討ち果たし
   大都陥落から数日で、魔族から街を取り戻す所まで
   迫っていた。
  
   フードを目深に被り
   銀を操る魔術師のような女は魔族であり
   ────結局、そのまま私は負けてしまうのだけど。]
(404) 2021/12/09(Thu) 22:29:23

【人】 向日葵 店主 イクリール


[  時は流れ数百年。
   あの頃を知る者は、少なくとも人間の中には居ない。
   勇者の存在が伝説となって久しいのだから。

   あの頃は魔族の多くが魔王軍であったから
   人間と衝突した事も数え切れない。

   今では融和がある程度進んで
   昔では信じられない光景が広がっている。]
(405) 2021/12/09(Thu) 22:29:37

【人】 向日葵 店主 イクリール


[  従軍した私が勇者一行と刃を交えたのは
   たった一度切り。
   重傷を負ってから後方で傷を癒してる間に
   魔王様は勇者一行によって討ち果たされてしまった。

   勇者も、その仲間も強かった。
   強かったけれど、まさか魔王様を斃せるとは
   微塵も思わなかった。

   だから少し気になるのだ。
   その魔王様を斃した人間達は
   一体どんな人間だったのか、と。

   当時を知る人間はもう死んでしまって
   話を聞く機会なんてないだろうけど]*
(406) 2021/12/09(Thu) 22:30:42

【人】 冒険者 ルイージ

ー 人形屋 ー>>389

[ 『女性型』とサダル・ミロンは言うのだがその呼び方は自分を自動人形とは違うと言った口と同じものとは思えなかった。
きっと『ホムンクルス』であることに矜持はあっても『人である』ことには意識が向いていないのだろうか。
もちろん詳しい事情何てものは知らないが。]


 …私は?


[ 戸惑う彼女とは正反対ににこやかに尋ねる。
『人』であるならそれは個であるはずで群であるならきっとそれはまだ『人』にはなりきれていない、ゴーレムやオートマタと何ら変わらない存在なのだろうと思う。]
(407) 2021/12/09(Thu) 22:32:20

【人】 行商人見習い ポルクス

 おーよ。1年ぶり。
 子供人気も相変わらずだな、お前。

[よ!とこっちも笑顔を見せる。
去年の祝祭に帰ってきて、んでまた1年他の街を回ってだから。
1年1回の再会ってやつである。

思えば、俺と弟を見分けられるのは
こいつ位のもんであろう。姉ちゃんももしかしたら
見分けられるかもしれないけれど。
服交換してシャッフルしたらどうだろうか……。

やはり勇者を希望した絆とやらが、うちの弟とバラニの間には
結ばれているのであろうか。友情だな。>>381

うちの弟もバラニも結局一度も勇者経験はないままだったなと
これまた魔王経験しかない俺が思うのもアレではあるが。]
(408) 2021/12/09(Thu) 22:33:24

【人】 行商人見習い ポルクス

「はーっはっはは!
 我が配下を倒さんとする者はだーーれーーーだーー」

[よく魔王の俺とその手下となった幼馴染の君とは
一緒にいることが多かった。
他の勇者や聖女御一行曰く、勇者一行は時折邪魔する魔王を追っ払いつつ
魔王の城までやってきて両方の剣で魔王をぶっ飛ばすのが、
お約束なんだとか。ほんとかなぁ?

つまり時折邪魔するなら、配下を助けてもいいよね?
という理屈の元、よく助けに向かっていたものだ。
流石にレインボー戦隊めいた勇者たちのときには
魔王様も慌ててそのぼっこしようとする輪の中に飛び込んだよ。懐かしいね]
(409) 2021/12/09(Thu) 22:33:50

【人】 行商人見習い ポルクス

 ええ?凄い?
 やっぱり1日3時間練習したかいが……
 え、魔王の笑い声じゃないの?

[じゃあ何がだよぅ。と
何時もの通り勇者になれなかった君と、魔王の俺が
並んで歩く帰り道。
いっつも、揶揄されても。否定されても。
勇者になりたいって真っすぐだった、2つの綺麗な青い目から
流れる涙が少しだけ乾いた頃に、
ぽつんと君が、俺をすごいっていったんだ。>>388

『勇者みたい』だって]
(410) 2021/12/09(Thu) 22:34:20

【人】 冒険者 ルイージ

 
 サダルか?

 それとも…ミロンか?


[ そんなことを考えたことなかったのかもしれないな。*]
(411) 2021/12/09(Thu) 22:34:33

【人】 行商人見習い ポルクス

 勇者に似てる?俺が?

[俺は君の話を疑ったことはない。
意味もなく嘘つかないってこと知ってるもの。
だから紛れもなくそれは本心なんだろうって思って何だか照れ臭くはあった――その時、君が勇者の仲間の生まれ変わりなんだって
知ってたんだろうか。知らなかったんだろうか。>>225
何方であっても、きっと俺はこう返すんだ。]

 俺は、君の方が勇者に思えるよ。
 勇者が魔王を倒せたのって、自分の心をちゃんと
 伝えられる強さがあったからだもの。
 
 何度も、勇者をやりたいって自分の思いを伝える君は。
 すっごく格好良いんだから。
 君は、俺にとっては勇者なんだよ。
 
 魔王様としては、うちの部下が勇者になってしまう!
 って嘆いた方がいいかもしれないけどね?

[と、少しだけおどけてみせた、夕暮れ。]
(412) 2021/12/09(Thu) 22:35:37

【人】 行商人見習い ポルクス

 ええー。俺いっつも親方にどやされてるよ?
 ……バラムはちょっとだけ、何か疲れてる?

[働きづめの漸く休暇を手に入れた、
うちのとーちゃんのような気配……!などと思っていたら
俺の方は降って湧いた商談だ。やったぜ。となったわけである。

ということでヘイズと交渉をして、
とても良い取引ができたとにっこりしていたその時だ>>399
何だかどもってるというか上ずっているというか。
ヘイズの持つ剣を指して、動揺する幼馴染。

語られるのだろう、勇者の、噺>>403]
(413) 2021/12/09(Thu) 22:36:12

【人】 行商人見習い ポルクス

 ……。

[”その剣に、助けられた”>>402
言葉なぞれば、その剣を持った誰かに助けられた。

――聞きたがるは勇者の、噺。

それは勇者が持っていた……まさかね。
それを語る横顔は、1年前より大人びていて。
会わなかった分の年月を感じさせて。

ちょっとだけ、寂しくなったのだった。*]
(414) 2021/12/09(Thu) 22:36:25

【人】 半淫魔 メレフ

── 向日葵:イクリール ──


――…そう言えば、何を貰うかなんて考えてなかったな。
というより、何か貰おうと思ってなかった。

しいて言えば、満足感?

[純粋に、ただ純粋に答えを知りたかった。
納得のいくところまで進みたかった。
ある意味、魔具を仕上げる時の気持ちに似ている。

自分の手中の作品が、一つの答えに至るまで突き詰め続ける。
例えその結果が、他者から見て不格好であったとしても。
そんな感覚。]
(415) 2021/12/09(Thu) 22:38:59

【人】 半淫魔 メレフ

少なくとも、己れは自分の出せる答えを出した。
結果がどうであれ、己れはそれで満足してる。
だから、望みのものなんて何も。

[「望む物と代価さえあればいい。」
エオスの考えとは真逆。

けれど、心からの本心だ。
それが、彼女の質問への答え。*]
(416) 2021/12/09(Thu) 22:39:13

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 裏町 ――



  こういう時は……どうするのが正解か……


[ 忠告を受け>>198、大通りから少し外れた道を歩き。
 そしたら何故だかよくわからない場所へ。

 仕方ないから大通りへ戻ろうと、また別の場所。
 さてはて、ここはどこだろう。 ]


  周りの人に聞く…………のは無理かな


[ 軽く辺りを見渡せばそこは少し柄が悪い、
 そんな声をかけにくそうな人、人、人、と。
 ばれないようにこっそりと横を通り抜けて、
 これは迷子だなぁ……なんて、内心焦っていた。 ]
(417) 2021/12/09(Thu) 22:40:39

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ 種族的な話。
 僕の母は猫獣人であった。
 だからこそ、僕は猫という存在に近しい物を感じていた。
 それこそ、僕の唯一の友達が白猫であることだって、
 それが原因の一つだった。

 だからこそ、そこにいた彼が気になったのは仕方ないこと。 ]


  
にゃっ


  あっ


[ 流石に同種ではないから、彼らの言葉は僕にはわからない。
 けれどなんとなく、彼らの言葉を理解することはできる。

 どちらかと言えば、別の要因なのだろうけど。 ]
(418) 2021/12/09(Thu) 22:40:56

【人】 箱庭の雛 フェレス



  ついてこいってことかな?


[ どうやら彼は僕が道に迷ったことに気が付いた、
 かどうかはわからないけれど、
 どこかに案内しようとしているようで。

 何度かの角を曲がり、何本目かの道を進んで、
 最終的に猫が入っていったのは、一つのお店だった。 ]


  ここは……?


[ 古ぼけた木板に店名が書かれていることはわかるが、
 それ以上の情報を外からは得ることができなかった。 ]
(419) 2021/12/09(Thu) 22:41:12

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ 最初は入るかどうかためらった。
 なんかとっても怪しそうだし……。

 けれど、迷っていた僕を急かすように猫の彼が出て来た、
 こちらを見てひと鳴きするとまた入って行って。 ]


  さらに奥来ちゃったし、どうしようもないか……


[ 覚悟を決めて、お店の扉を開いた。* ]
(420) 2021/12/09(Thu) 22:41:26
箱庭の雛 フェレスは、メモを貼った。
(a80) 2021/12/09(Thu) 22:43:42

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ね、リル
    もしお店を開けても良さそうだったら、
    少しくらい、私とお祭り過ごそうよ。
    …… だめ? 」


 >>391 友人の「もしも」の話を耳に入れれば、
 小首を傾いで誘いを紡ぐ。
 忙しければ当然、店の方を優先して貰う方が良いし
 暇になってしまうのであれば、
 少しくらい時間を貰っても大丈夫 … な、はず。

 誘いの返事がどちらにせよ
 女は通されるまま店奥へ行き、礼を言ってから
 丸椅子へ腰掛ける。
 
(421) 2021/12/09(Thu) 22:46:00

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 魔術師といえば大抵は捻くれているもので、
 生業としていれば当然ながらプライドも高い。
 女のように人当たり柔らかな魔術師もいるにはいるけれど
 それもあくまで礼儀程度。


  「 あ、銀の子。
    私でも未だにリルの謎解きは分かんないや 」


 てきぱきと準備を進めてくれる銀色のスライムには、
 通じているか不明だが、ありがとうと言っておこう。
 礼の言葉はもちろん
 綺麗な赤茶色の紅茶を淹れてくれた彼女にも。

 
(422) 2021/12/09(Thu) 22:46:05

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ありがとう、リル。
    ね、アップルパイとベリーパイならどっちがいい?
    半分こしてもいいけど。

    最近のリルのお話、聞きたいな。 」


 他愛のない、明日になれば忘れているような
 そんな話でも構わないのだ。
 可愛らしくて穏やかな、種族も寿命も違う友人と
 少しでも共に時を過ごしたいだけなのだから。

 夜も近い時間帯に、そこまで長居するつもりは無いけれど
 窓の外に夜の帳が降りるまでの間くらいは、
 彼女と束の間のティータイムを楽しんだのだ。**

 
(423) 2021/12/09(Thu) 22:46:12
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a81) 2021/12/09(Thu) 22:47:55

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 向日葵:メレフ ──


  そっか。
  貴方は真面目。
  職人気質だね。

[  彼の答えは理解のいくものだ。
   過程にこそ重きを置くタイプだろうか。]


  それでも正解だからさ。
  何か考えておいて。
  

[  私は彼にそう言った。
   時間は考えを変えるものだから
   彼が次に来た時、あるいはその次に来た時
   何か思い付けば、それをあげると。]*
(424) 2021/12/09(Thu) 22:53:27

【人】 『人形屋』 サダル

 
―裏街 「人形屋」―
 
>>407ゴーレムやオートマタと同じだと言われたなら、即座に否定するだろう。
けれど。そんな彼らと同じになりかねない部分があるとも、気付いてしまっている。
自分は自分ではなく。個としての存在ではなく。
サダル・ミロンという識別名は与えられていても。
サダルであることに変わりはなく。
にこやかな笑顔が微かな苛立ちを誘う。
ああ、これが。
客人であり。人間様、なのだろう。
 
 
「私は。わたし、は。」
 
 
ざわり。胸の奥で何か騒めく。
こんな事は記憶にもなくて。
私はすぐに答えを出せず。
 
(425) 2021/12/09(Thu) 22:58:50

【人】 『人形屋』 サダル

 
「違う。ちがう。私は…。」
 
 
>>411そんなこと考えたこともなかった。
どちらでもあり。どちらでもない。
サダルは皆の名前で。ミロンは与えられた名だ。

でもそれは私なのだろうか。
私は一体。誰、なの、だろう?*
 
(426) 2021/12/09(Thu) 22:59:43

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 噴水広場 ――


[ 『ゲイザーのパン屋』で出会った恋人(疑惑)の2人と別れ、
 お詫びにと渡されたアップルパイを片手に商店街を見ていた。

 様々な物が売られ、人が行きかっている。
 人波は自然に流れて、流されるように歩いていく。 ]


  ん〜っと


[ 目的の半分は達成したけれど、
 残りをどうしようかなんて考えていなかった。
 そもそも目的の半分を達成できるとも思っていなかった。 ]
(427) 2021/12/09(Thu) 23:05:52

【人】 箱庭の雛 フェレス



  とりあえず、これ食べようかな?


[ 結局はこれからのことは、これからのこと。
 それよりも現状のことを、と。

 少し開けた場所で、落ち着けて、物を食べられるような、
 そんな場所を目指してたどり着いた噴水広場。

 周りの邪魔にならないようなところで、
 アップルパイに口をつけた。 ]


  ん、美味しい*
(428) 2021/12/09(Thu) 23:06:07

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ー噴水広場>>390

「んっ?この剣ですか。」

見る人が見れば価値はわかるのか、さすが大商家の息子、なんて気楽に考える。彼の正体なんて、この魔剣の真価もまだ完全には分かっていない自分には気づくわけもない。

「この剣は、えっと。僕の地元の裏山の廃坑道の奥で岩に刺さってたんです。
 地元の子供達は度胸試してこれを抜きに行くんですけど、誰も抜けなくて。
 でも、僕のとき僕だけなぜか抜けちゃって。

 なんでお前に抜けるんだ、おかしいって言われて。
 ほら、僕こんなだから、地元じゃ苛められてばっかりだったんですよ。
 で、地元に居づらくなって、こうして旅してるってわけです。」
(429) 2021/12/09(Thu) 23:10:22

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ポルクスの話と合わせれば、大体の事情はわかるだろう。魔剣の周りに人もいるし、名前だけは言わなかったけれど、彼はこの剣のことも知っているという気がした。

「生前の?勇者が魔王を倒したのはずっと昔の…

 あ!そういう設定ですね。
 すみません野暮でした。

 勇者の伝説は少しなら、でも聖剣の方はよく知らなくて…
 うん。なんでも構いません。聞かせてください。」

勇者を知っているという「設定」での彼の話は、どんなものでもきっと面白いに違いないと、しばし話に耳を傾けていたはず**
(430) 2021/12/09(Thu) 23:10:40

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 向日葵:ラヴァ ──


  ……ここでダメ、なんて言うと思う?
  いいよ。
  ラヴァとお祭り過ごすの、楽しそうだから。


[  >>421彼女の誘いに関して
   首を横に振るのは私には出来なかったので
   祝祭の1日目か、2日目から分からないけど
   ラヴァと一緒に祭りを回る約束をした。]
(431) 2021/12/09(Thu) 23:12:33

【人】 向日葵 店主 イクリール



 『銀』の正体は物質。
  金でも銀でも無い。
  ……まぁお遊びみたいなものだから。


[  >>422気が向いたらでも、と。
   御礼を言われれば私はにこりと
   銀色のスライムは少し震えた気がした。]
(432) 2021/12/09(Thu) 23:12:47

【人】 向日葵 店主 イクリール

 
  そうだね、アップルパイが良いな。
  でも一口、ベリーの方も味見して良い?

  私の話?良いよ。
  けど交換で、後でラヴァの話も聞かせてね?

  そうそう。
  ラヴァにはこのお土産が何なのか、聞きたかったんだ。
  東の国のハーブを乾燥させたものらしくて>>166
  乾燥させてないものは怪我に貼ったりする>>186
  喉が楽になる香草について。
 
(433) 2021/12/09(Thu) 23:13:14

【人】 向日葵 店主 イクリール


[  >>423最近の話と言うなら
   ポルクスから貰ったお土産>>166を見せるだろう。
   彼女と話をするのは楽しいから
   ちゃんとキリのいい時間を決めないと
   いつまでも喋ってしまいそう。

   だからいつか、うちに泊まりにおいで
   とラヴァに言ったことがあっただろう。

   前夜祭の夕方から夜にかけて
   友人と楽しい話をしていたのでした。]*
(434) 2021/12/09(Thu) 23:13:28

【人】 半淫魔 メレフ

── 向日葵:イクリール ──


望むもの、ね。
難問だ。

[彼女からそうは言われても、答えに目途はつかず。

思いつくものと言えば、
ラヴァへ、耳を隠す為の新しい帽子。
人魚の上客に、猫避けの香。
どうにも自分の為に何か、とは思いつかない。

強いて言えば――…。]

店長さんに考えて貰うって、ありかい?

[望んだのは「何を貰えるのかを楽しむ」、そんな望み。]
(435) 2021/12/09(Thu) 23:15:02

【人】 半淫魔 メレフ

…また、気が向いたら来るよ。
もしくは、何が欲しいか自分で気付いた時にでも。

[解答にはたどり着いた。
少なくとも一つ心残りは解決したのだ。

それだけ言って、店を去ろうとするけれど、彼女の答えはどうだろう。*]
(436) 2021/12/09(Thu) 23:15:47
村の設定が変更されました。

天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2021/12/09(Thu) 23:20:18

【人】 冒険者 ルイージ

ー 人形屋 ー>>426

 …違う?


[ サダルでもなくてミロンでもなくてきっと今初めて『人』になろうとしてるのかもしれない。
彼女が一個の生命として『ホムンクルス』という種族の一人になろうとしているのかもしれない。]


 そうやって悩むことが『人』ってものだ。
 獣は悩んだりしないしな。


[ ゴーレムもオートマタもただ,創造主マスターの命令を忠実にこなすだけで悩んだりはしない。
『人』だけが悩み迷うのだろうと思う。
女を見つめながら苛立ちを誘った笑みをもう一度浮かべるのだった。*]
(437) 2021/12/09(Thu) 23:21:10

【人】 薬屋 テレベルム

[地上に足を生やした生物には分からないのが水底の世界。
 酸素が無く、太陽の光が完全には届かないような場所、
 季節の違いを地上に比べ感じられない深き闇。
 
 それは籠に似ている。>>280
 現世と切り離された、
 地上との隔たりを持つもうひとつの世界。
 二本の足を得て、一歩を踏み出す苦痛を耐えながら、
 そうまでして人になっても自由の尊さは分からない。

 人魚という生命体は酷く閉鎖的な環境を好む。
 他種との関わりや交わりを忌避し、人に成るなど以ての外。]
(438) 2021/12/09(Thu) 23:22:51

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 向日葵:メレフ ──


  うーん……いいでしょう。
  次来てくれたら、何か見繕っておきます。

[  >>435彼の答えは予想外だったけれど
   謎に向き合ってくれた彼なので
   こちらもそれなりの誠意を返す。
   勿論彼が次に来た時に欲しいものがあれば
   それを渡すことになるけれど。]


  気が向いた時にね。
  何か品物を持ち寄ってくれてもいいんだからね。


[  >>436彼が去ろうと言うなら
   その背中を見送ろう]*
   
(439) 2021/12/09(Thu) 23:23:02

【人】 薬屋 テレベルム


[何のために?


 ―――外敵から生を守るために。]

 
(440) 2021/12/09(Thu) 23:23:15

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 真珠堂 ―


[迷子のように先往く猫に導かれ、辿り着いた娘の前に、
 裏街らしい不格好な店構えが広がっている。>>419
 祝祭を目当てに訪れた彼女には不釣り合いな陰湿な一軒は
 地元では不名誉なレッテルを掲げられているが>>365
 猫屋敷では無く、実態は薬を扱う店である。

 案内人ならぬ案内猫>>420が手招きするかのように
 液体かと疑う柔らかさで勝手知ったる出入りをするのに
 また増えたかと(89)1D100匹目の猫をつまみあげて
 カウンターから引きずり下ろしていたが
 剣呑な視線は猫では無く人の姿を見て毒気を抜かれた。]
(441) 2021/12/09(Thu) 23:24:00

【人】 薬屋 テレベルム

  ……ああ、人だったか。
  
[彼女が店内へ足を運ぶなら、男も目の当たりにする機会がない
 奇妙な光景を拝むことになった。

 しつこく、しつこく足元に懐くばかりの野良猫の数匹が
 彼女を歓迎するかのように寄り付いていくものだから。
 それは――彼女の血筋>>418が原因か。

 此処に寄り付く野良猫は大都市中の猫と評して過言では無いが
 男の汗や涙といった体液を日頃から餌にする盗人共なので
 人馴れが強く、野良猫らしかぬ警戒心の薄さであった。
 ちいさな額をこれでもかと擦り付ける。]

  ……どうした、親とはぐれでもしたか?
  それにしたってこんな裏路地に迷い込むなど。

[彼女を幼く扱うのは小柄さも相まって。
 ――疑問符ち引換に用立ては聞けたかどうか**]
(442) 2021/12/09(Thu) 23:24:18
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。
(a82) 2021/12/09(Thu) 23:29:23

【人】 半淫魔 メレフ

── 向日葵:イクリール ──


助かるよ、ありがとう。

[彼女の返答に、去り際に礼を返す。
これでまた、この店に来る理由が出来た。

今度は、彼女にも何か魔具を持って行こうか。
なんて、呑気な事を考えながら店を後にした。]**
(443) 2021/12/09(Thu) 23:32:10
半淫魔 メレフは、メモを貼った。
(a83) 2021/12/09(Thu) 23:33:30

魔剣持ち ヘイズは、メモを貼った。
(a84) 2021/12/09(Thu) 23:36:11

向日葵 店主 イクリールは、メモを貼った。
(a85) 2021/12/09(Thu) 23:48:57

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ 籠の中で大切に守ることは正義なのか。
 問題を隠すように封じ込めるのは正義なのか。

 どちらにせよの話。
 相手を考えぬ『秘密』など、
 いずれ崩れていくのだ。 ]


  やっと私の役に立つんだ
  やってくれるよな、   ?



[ 結論、私は
奴隷
でしかなかった。
 全ては、守護者彼の人の思うまま。 ]
(444) 2021/12/10(Fri) 0:14:38

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 真珠堂 ――


[ お世辞にも、良さげな雰囲気とは言えない外装のお店。
 その店内に入ると、広がっていた光景は、
 想像していた物とは全く違っていた。

 白いローブの男性が、猫をつまんでいる様子。
 正直、なんというか、なごむような感じだった。 ]


  あっ、そのこんにちは


[ こちらに気が付いた 男性の声>>441に思わずという風に。
 でも内心は色々と、考えがぐるぐる、

 なんか猫いっぱいいる、とか
 思ってたのとなんか違う、とか
 「人か」ってどういうことなんだろう?
 なんて、そんな感じに。 ]
(445) 2021/12/10(Fri) 0:14:49

【人】 箱庭の雛 フェレス


  えっと……?


[ 色々と考えていると、男性の近くにいた猫が数匹、
 足元にやってきては擦りついてきて、
 ここまで囲まれたのは初めてだったから、
 困惑の声を出してしまった。

 猫が何匹かいるものの、
 なんていうか普通に会話が進んでしまったので、
 男性にとって日常なのかな、なんて。 ]


  あ、その……迷ってしまって……


[ なんて言葉にすれば、自分自身の現状を改めて理解できて、
 迷子になるなよ、なんてあの子に言ったのに>>74
 そう思うと、恥ずかしくて、声が少し小さくなってしまった。]
(446) 2021/12/10(Fri) 0:15:02
箱庭の雛 フェレスは、メモを貼った。
(a86) 2021/12/10(Fri) 0:20:18

【人】 行商人見習い ポルクス

[血を分けた家族から離れる
狼の獣人にはその性質はない。基本群れの生き物だからだ。
別離は番を持って、別の群れ(家族)を作るとき位である。
それは半分人間の血を引いても同じこと。

成人もしていない、兄弟の1人が
行商人見習いになるというのだから
最初家族はもの凄く反対した。

―― ねぇ。同じ顔が10人もいるんだから
   1人居なくなっても、変わらないよ。

そういった、6番目を皆怒った。
それでも、1年に1度は仕入れで帰ってくること。
親方にくっついて商売を学んで、1人前になりたいのだと
諸々言葉を重ねたけれど。

最後に説得できた決め手は。この一言だった。]
(447) 2021/12/10(Fri) 1:07:09

【人】 行商人見習い ポルクス

 だって、俺は。『どっちでもない』から。
 皆と違って伴侶なんて持てないよ。

 1人で生きていく力が欲しいんだ。行商人なら全て叶う。
 俺にこれからを生きていく力を、掴む機会をください。

[そして、俺は3年前に行商人の弟子になって
見習いとして各地を転々とするのだった。

だからもし、人魚の、故郷を出た理由を知ることがあれば
肉親の為にという姿を尊く思うだろうが>>396
現状は多分知らないのではなかろうか

そういえば、真珠堂の主人は一体どうしてあの場所に店を開いたのだろう。
行商人見習いは時折そんなことを考えるが、
それも泡沫のように思考から零れ落ちていくのだ。ぱちん、と。


薬を仕入れに行く際に香った、深海の香だけは
ふとした瞬間に、思い出すのだけれど**]
(448) 2021/12/10(Fri) 1:08:33
行商人見習い ポルクスは、メモを貼った。
(a87) 2021/12/10(Fri) 1:12:35

【人】 坊っちゃん バラニ


そうかなぁ、
なんかいいように遊ばれてる気gあいたたた。

[>>408そっと下から伸びてきた小さな腕にふにーと頬を伸ばされる。
はーやーくーと、どうやら続きを催促されている様子。

はいはい、とあやすように彼らの頭を撫でて]

そりゃあね。
君も知っての通り僕は虚弱だからさ。
毎日ふらふらだよ、ほんと。
(449) 2021/12/10(Fri) 2:23:19

【人】 坊っちゃん バラニ

[はは、と笑いながらふと目を逸らす。>>413

未来の商家の跡取りとして
日々、厳しく鍛えられていることは感じている。
非力かつ虚弱な自分には、
なかなかどうして大変な毎日ではあるけれど。

――それでも、今の両親や祖父には本当に感謝している。
非力で臆病なうえに、『ほら吹き』と名高い自分を
決して見捨てずこの歳まで育ててくれたこと、
……愛してくれていることを、感じているから。

今まで重ねた『人生』では
この歳まで生きることすらままならなかったから。
――せめて、今生の彼らのそれには報いたい]
(450) 2021/12/10(Fri) 2:23:58

【人】 坊っちゃん バラニ


……というかやめよう??
設定とかいうのやめよう???>>430

いや言いたいことは分かるけど。
ほんっとよくわかるんだけど
僕の心が痛くてたまらなくなるのでやめてお願いだから。

[彼の言葉に堪らず頭を抱える>>430

膝の上に子供たちがのっていなかったらそのままごろごろ転がる勢いだ。
なんていうか、彼、実は結構エスという奴なのでは]
(451) 2021/12/10(Fri) 2:25:56

【人】 坊っちゃん バラニ


『大丈夫だよお兄ちゃん、皆そう思ってるよ』

『そうそう。
大昔のこととかわかんないけど、
ナイフとフォークより重い物が持てないお兄ちゃんが
勇者のお仲間なわけないって』

ひどいよ二人とも、
僕だってナイフとフォークくらい持てるよ。

[それより重いもの…という意味では、
確かに否定できないものがあるけど。

そもそもこの子たち、僕を擁護する気はあるんだろうか。
…ないね、うん]
(452) 2021/12/10(Fri) 2:26:44

【人】 坊っちゃん バラニ


『ときどき剣の練習もしてるところ
みたことあるけど、なんでか全然上達しないもんね』
『ねー』

って、いつのまに見られt……まぁ、そうだろうね。

[ここまで言いきられてしまうといっそ清々しい。
はああぁ、と大きく溜息一つ吐いて。
それから、魔剣の主である彼のほうへと視線を向ける。

少なくとも、今、魔剣は彼の手によって抜かれた。
否、彼を魔剣が選んだということになるのか。
それが何を意味しているのかはわからない。

が、選ばれたことには何かしら意味があるのではないだろうか。
かつての勇者が聖剣や魔剣に選ばれたときのように]
(453) 2021/12/10(Fri) 2:27:32

【人】 坊っちゃん バラニ



あの人がどんな人だったかって言われると、
そうだな……。

[勇敢だったとか、
長身痩躯の凛々しい美青年だとか、
天下無双の強さだとか。

『勇者』の彼を語る言葉は
後世の吟遊詩人たちが既に言葉を尽くしている。

―――だから、今、この場で僕が彼を語るとするならば]
(454) 2021/12/10(Fri) 2:29:23

【人】 坊っちゃん バラニ



――…優しい人、だった。
優しくて、そしてとんでもなく強い人だった。>>406


そして、吃驚するくらい
僕らと変わらないような『人間』だったよ。

[屈託のない顔で笑って、
誰かのために本気で泣いて怒って。
普段はなんでも要領よくこなすくせに、
……愛する女性の前では、此方が驚くほど不器用で。

だからこそ]
(455) 2021/12/10(Fri) 2:30:59

【人】 坊っちゃん バラニ


どうしたって放っておけない気持ちになる、
そんな人誑しだった。
どうしようもないくらい、憎めない人だった。

[いっそ、恨めたならば。
素直に憎悪を燃やせたならば楽だったかもしれない。

それができなかったから、僕は今、こうして此処に居る。
非力で臆病で、どうしようもなく情けない姿のまま]
(456) 2021/12/10(Fri) 2:33:58

【人】 坊っちゃん バラニ

[……たとえ、願いが叶わなくても。
胸のうちに抱えた想いが報われなくても。

それでも"俺"は、
あの二人の幸せを願わずにいられなかった。

たとえそれが、自分の未来を捨て去ることになったとしても]
(457) 2021/12/10(Fri) 2:36:14

【人】 坊っちゃん バラニ

[ふぅ、と小さく息を吐いて]

……今、その剣が君の手にある意味は
残念ながら僕にはわからないな。

でも、此の剣が他の誰でもなく君を選んだ。
そのことには何かしら意味があるのだろうと思う。

[尤も、どんな、と言われても僕も困ってしまうけどね?
何しろ僕は選ばれたことがないのだから]
(458) 2021/12/10(Fri) 2:37:17

【人】 坊っちゃん バラニ

或いは。
君が此処にやってきた、そのための筋書きとして
その剣は君の手に握られたのかもしれない。
一つ言えることは、これから先、
君の運命を切り開くのは、君の物語を紡ぐのは
他の誰でもない、君自身ってことだね。

かつて、その剣を握っていた勇者が己の物語を紡いだように。

[抽象的に過ぎたかもしれない。
それでも、間違っている気はあまりしない。

さて、彼から何か問いかけはあっただろうか?
もし、他に何か聞きたいことがあればそれに応えようと思案するし、ないようならば、そのまま彼がどうするか見守ろう。

とりあえず、勇者が野営のときに小麦粉とフライパンを持ち込んでパンケーキを焼こうとした挙句、派手に爆発させた件についてはこのまま墓に持って行けそうだ
]*
(459) 2021/12/10(Fri) 2:39:12

【人】 行商人見習い ポルクス

 はは。
 子供だって、遊びたい相手は選ぶだろう?
 この祝祭のお祭り騒ぎの中でも
 お前の噺を聞きたがるって位人気なんだと思うよ。

[ほら、催促されてるし。と
くっくと喉を鳴らして、子供と戯れる君を見る>>449]

 きっとおじさんとおじーさんに鍛えられてるんだろうね。
 うんうん、少しだけ逞しくなった気がするよ?
 1年前より。いやほんと、ほんとだから。

[あ、目をそらしおったな。
とはいえ、1年前よりかは疲れ切ってはいるみたいだが
少しだけしっかりした雰囲気になった気もしてる。
大変そうなのは見ただけでわかるけれど。]
(460) 2021/12/10(Fri) 2:59:46

【人】 行商人見習い ポルクス

[そういや、俺もお前も。俺の双子の弟も。
今年で成人するんだよなぁ、と彼を見る。
商家の跡取りであるバラニは、ひーこらいいながらも
家業の手伝いをしているみたいだけど。

バラニは、なりたいものはあったのだろうか。
勇者ごっこの勇者以外で。
家族が好きな様子は知ってるから、問いとして
口に上らせたことは、ないけれど。

ヘイズのリクエストに了承する君は、
『そういった設定』やら(あるいは法螺と言われた時のような)
何時ものようなリアクションをしている。
その姿はなんだか、懐かしく感じるものだった。
子供らに留め刺されてるのも踏まえてだ。>>452]
(461) 2021/12/10(Fri) 3:00:05

【人】 行商人見習い ポルクス

[勇者の人となりや、その剣についてなどの噺が終わって。
ゲイザーとのやり取りがひと段落したのなら。
そういやぁ、と俺はバラニに]

 今回の土産は……と思ったけど
 忘れてきた!わりぃわりぃ。
 あ、でもその代わりにいいモノをやるよ。
 成人祝いだ。何せ妙薬だぞ妙薬。

[妙薬、もとい真珠堂で売られている例のアレ。しかも
色だ。
うちの親方が今年成人を迎える弟子に、
親方心を抱いたのか、相手もいないのに渡してきたものがある
売れ残りってわけじゃあない。大人気のお薬だもの。
でも!なんか!!娼館1発行ってこい!
みたいなノリだよねこれ親父さあああん!

と、叫んだのもいい思い出?である。
それをなぜこの幼馴染に渡すのかって?]
(462) 2021/12/10(Fri) 3:05:43

【人】 行商人見習い ポルクス

[俺とは違って大商人のせがれなのだ。
許嫁の1人や2人いるだろうし。いや2人居たら修羅場か。

居ないとしても居たとしても、
もしそういった経験がないなら、
切欠でもあげよう!という親友心だよ。俺いいやつー!

それが何なのか、くらいは
おじさんやじいちゃんの手伝いしてたら知ってるだろうし
反応から幼馴染が既に大人になっちゃってるのかどうかも
チェックしてみたいお年頃。

いやほら、何せもう俺の弟卒業しちゃったみたいだし。
皆こうして大人になっていくのね?
*]
(463) 2021/12/10(Fri) 3:09:13
行商人見習い ポルクスは、メモを貼った。
(a88) 2021/12/10(Fri) 3:20:20

 




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