ブラキウムは、あまりの大所帯に夢かと錯覚した。 (a62) 2021/05/26(Wed) 23:37:11 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「僕ってばもしかして有名人?」 薄ら笑いを浮かべながらあなたの隣に立つ。 もちろんブラキニウムはあなたの顔も名前も知らない。 正しくは認識していないと言うべきか。 けれど、あなたの言葉なら少しだけ覚えている。 だから声が返ってくるならそれがあなただと分かる。 「……さぁ?なんとなくそう思っただけ。 何かのついでになら。 こんな風にただ景色を見るだけなんて事はしたことがないね」 (-64) 2021/05/26(Wed) 23:44:57 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 小さな サルガス「そう。丁度良かったね。装飾品としての価値もあるとなれば尚更。 それじゃあ有難く頂こうかな。大切にするよ」 そこまで言われれば断る理由もない。 ナフキンに丁寧に包んで懐に仕舞った。 「大したことじゃないさ。これくらいならいくらでも。 "お願い"じゃなくても、話し相手にくらいはなるからね。 これからもよろしく頼むよ、サルガス」 返却場に向かうあなたを笑顔で送り出して、そのまま別れるだろう。 (-68) 2021/05/26(Wed) 23:52:13 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「そうかもしれないわ。 ブラキウムのこと、おともだちから聞いたもの。 それに、食堂でも何度か見かけたわ。」 隣に立つブラキウムを、少し下から見上げて微笑んだ。 イクリールが多くの人の事を一方的に知っているのは、 そう珍しい事でもないし、本人も理解している。 だからきっと、ブラキウムに対しても 自分という個が認知されているとは考えていないだろう。 「そう。なら、これから楽しく思う事もあるかもしれないわ ブラキウムはいつも忙しそうだもの。 きっと、これまでは機会がなかったのね」 (-71) 2021/05/26(Wed) 23:54:53 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「……っ」 少し驚いたような表情で振り返り。 「ブラキウムも、外に出たいの……? そうだよね、ここ狭いし、限られてるし、 きっと外は、外の世界は……」 先を促すように相手の表情を伺うが、 首をかしげるブラキウムに同じ角度で首を傾げた。 「……思い出せない? えっ、と。最近、のことなのに……?」 同じく疑問形で問う。 (-72) 2021/05/26(Wed) 23:55:46 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「ま、覚えておいて損は無いからね。 忙しい……と言われてみればそうかも」 悪目立ちすることも多々あったから、そうなるのも仕方がない。 そんなブラキウムのやる事は少なくない。 当然、有象無象に構う暇はない。 偶然通りかかった誰かさんと世間話をするような人間ではないのだ。 だからあなたと言葉を交わしていることには目的がある。 「君に聞きたいことがあってね。 ほら、『みんなの事が好き』だっけ。 どうしてそんな事が言えるのかなって。これはただの好奇心」 (-79) 2021/05/27(Thu) 0:11:26 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 元気元気 ルヴァ「……おかしいな。 今までまったく気づかなかったけど家の事以外を思い出そうとすると急に靄がかかったみたいになるんだ」 1分ほどのうめき声が続いてから、はぁ、とため息。 「悪い。ダメそうだ。 ……これもおとなの仕業か。 でも、外に出たいのは同じだよ。 僕はこんな所で終わるような人間じゃない」 (-85) 2021/05/27(Thu) 0:24:32 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「ええ、覚えておくわ。 だってわたし、」 みんなのことが好きだから。 そう続けようとして、けれど、その言葉は ブラキウムの問いと重なり、呑まれていった。 「…どうして、そうね。 ブラキウムは、ちゃんと知ろうとするのね」 どうしてかしら。 思案するように口元に手を当てて、暫くの後。 「──理由は無いわ。ええ、無いの。 だって、誰かを好きになることに、理由なんて必要かしら。 ブラキウムは、それだけでは不満?」 それとも、不安なのかしら とは。 口には出さず、心の内に留めておいた。 (-86) 2021/05/27(Thu) 0:25:08 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「む、無理しないでブラキウム! なんか、なんか危ない気がするぞおれさま!」 慌ててわちゃわちゃと手を振り回す。 「……そっか。でも、ブラキウムも外のこと考えてたんだ。 それが知れたのはちょっとおれさま嬉しいな。 おれさまも、外の世界を知りたいって思ってたんだ」 未だ見たことない外の世界。 そこへの道こそが、彼の抱いている野望に不可欠なものだ。 (-92) 2021/05/27(Thu) 0:42:53 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム何が楽しいのか少し焦ったような顔で。 「じゃあ、ブラキウム約束しよ約束。 もしどっちかが先に外に出たとき、 もう一度外でも会おう。 おれさまは外を知らないし、 ブラキウムは外を忘れてる。 だから、条件は一緒だもんな。 そっから、どれだけ凄い人間になれるか、 勝負しよう。いい……? 外を目指すおれさまたちの、約束。どうかな?」 両袖でブラキウムの手を包んだ。 (-93) 2021/05/27(Thu) 0:43:26 |
ブラキウムは、贈り物を弄んでいる。 (a89) 2021/05/27(Thu) 7:51:56 |
ブラキウムは、朝聞いた声を頼りにお話をした。 (a103) 2021/05/27(Thu) 11:45:01 |
ブラキウムは、臣下を嘲る口の数を減らした。 (a104) 2021/05/27(Thu) 11:45:39 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「大概の人間は自分に向けられる好きをわざわざ掘り返したりしないよ」 甘い言葉は何も考えずに受け入れた方がきっと幸せだろうと思う。 「……それだけ?」 理由はないと言うあなたの言葉に期待外れだと言わんばかりの顔をした。 不満ではなくて、もちろん不安ではない。 ブラキウムを動かしているのはそんな感情ではない。 3つも年下の少女から感じる覚えのある雰囲気に少しだけ目を瞑る。 「それじゃあ質問を変えよう。 みんなじゃなくて僕はどうだ?」 きちんとあなたの方に向き直って右手を差し出した。 (-191) 2021/05/27(Thu) 12:32:09 |
【秘】 貪欲 ルヘナ → 御曹司 ブラキウム/* エンジンかかりまくりのルヘナPLです。 ブラキウムさんと直接お話してないのが実はとてももどかしく、 どこかしらで軽くお話できたらと思うのですがいかがでしょう? (-196) 2021/05/27(Thu) 12:55:10 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 気分屋 ルヴァ「そうするよ。急いでもここからすぐに出られる訳でもない」 あなたが大げさにわちゃわちゃするのを見て 考えるのをやめた。 「僕はむしろ外の事ばかり。ルヴァと…ほんの少しの人間のことくらいしか気にならない。 僕は御曹司なんだ。金だって、権力だってあるんだ。 なのにここじゃあ、この肩書だって何の意味もない。 ……僕は、有象無象の一人なんかじゃ、ないはずなのに」 悪いことだと思わない。当然のように話しながら、対して語気は弱まっていく。 最後には普段のブラキウムから想像できないような言葉を漏らした。 足を止めて俯き、踏みしめられた落ち葉を見つめる。 (-197) 2021/05/27(Thu) 12:59:25 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 気分屋 ルヴァけれど、あなたに包まれれば顔をあげていつもの無表情に戻る。 「いいよ。 君もきっと、僕と同じように凄い人間になれるはずだ。 約束しよう。僕もまた、君と会いたい」 胸の中にほんのりと温かい気持ちが生まれるのを感じる。 (-198) 2021/05/27(Thu) 13:00:13 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 気分屋 ルヴァそれでも、 あなたの顔は見えないままだ 。全ての人間の顔は等しく、ぐちゃぐちゃの落書きのような仮面にしか見えないのだから。 簡単に剥がれ、付け替えられるハリボテが目の前にみえている。 ブラキウムの視界はいつからかそうなっていた。 言葉を交わしても、触れ合っても、こころが動いても、やはり変わらない。 (-199) 2021/05/27(Thu) 13:01:22 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 貪欲 ルヘナ/* PLです。 是非やりましょう。なんでもイケます。 表ではあんな性格なのでなかなか面倒な感じになっており、お声かけすごくありがたいです! やれることは全部やっていくスタイルでどんどん行っちゃいましょう。 (-200) 2021/05/27(Thu) 13:09:05 |
【秘】 貪欲 ルヘナ → 御曹司 ブラキウム/* よかった、ありがとうございます! 個人的に凄く好きな性格のPCさんなので、ぜひお話してみたかったんです。 ではでは、空き時間にふわっとお見掛けしたていで行きますね。 (-203) 2021/05/27(Thu) 13:19:07 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「そうかしら…ううん、そうね。わたしもきっと、 好きだと言われることに、理由はもとめないもの。」 イクリールは、そのものに理由は求めない。 理由が必要な時を除いて。 何にだって、理由がある事は知っている。 皆はイクリールの事を口々にませていると言うけれど。 それでも確かにまだ、小等部に籍を置いている。 それでもこのギムナジウムに通う、沢山の生徒の事を知っている。 与えられる何かに対して、正当な理由が、筋の通った理屈が。 それを認めなければ、受け入れられないような生徒が居る事も。 「ええ、それだけよ。でも、それだけじゃないわ。 細かいことを言えば、いろいろあるの。 ブラキウムは、わたしにないものをたくさんもっているから。」 きれいなブロンドも、よく晴れた日の空のような目も それにいつも堂々としていて、そのための努力をかかさないの。 とっても素敵だわ。 そう言って、イクリールはいつものように微笑んだ。 「あとは、そうね… 忙しいのに、こうしてわたしのお話につきあってくれるもの。 わたし、ブラキウムのことが好きよ。それに…」 ブラキウムのことを知って、これからもっと好きになりたいわ。 にっこりと微笑んで、差し出された手に疑う事無く両手を伸ばす。 右手での握手は、ある場所では敵意が無い事の証。 ブラキウムのそれは、どうだろう? (-218) 2021/05/27(Thu) 15:04:09 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「人間なんてそんなものだよ。 見たいものだけが見えるように世界にフィルターをかけてる」 それに例外はないと思っている。 「一方的に知っているだけの相手によくもまぁ語る。お世辞でもそこまで言われたことが無いよ。 どうもありがとう。 サルガスはあぁ言っていたけど君の方がよほどひとの事を見ている」 表情を変えないまま甘い言葉に耳を傾ける。 確か、別の誰かにも似たような事を言っていた気がする。 ブラキウムは忘れていない。 「 もっと知りたいならこういうのはどうだろう 」その疑問には行動で応えた。 あなたが握ったブラキウムの軟らかい手が、ぎゅっと強く握り返し――それにとどまらず強く強く握りしめるようなものになるころにはあなたの体を引き寄せようとしていた。 あなたがその力に逆らえないならば、そのまま抱きしめるような形になるかもしれない。 (-243) 2021/05/27(Thu) 19:59:40 |
ブラキウムは、あまり手が大きくない。 (a136) 2021/05/27(Thu) 20:23:58 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「……そうね。でも、きっと悪いことじゃないわ。 いやなことばかり見ていたら、誰だって疲れてしまうから。 素敵なものを見ている間だけは、忘れていてもいいはずよ。」 たとえば、今みたいに。 柔らかな笑みはそのままに、ブラキウムへ両手を伸ばして 「あ、─────」 その手を引かれる。 ぐらり、イクリールの身体が傾いだ。 ブラキウムがそれを更に引き寄せ、抱き締めようとすれば 小柄な少女の身体はいとも容易くその両腕に収まるだろう。 逆らえない、というよりは、逆らわない。 現に、このままブラキウムが抱き締めたって 何が起こったのかと、きょとんとした顔をしているだけだ。 イクリールは、その行為の裏に悪意があるなどと そんな事は、ただの一度も考えた事はない。 それは何か、あなたなりの理由があっての事で。 そして愛する『みんな』が善いものだと、そう信じている。 (-248) 2021/05/27(Thu) 20:33:23 |
ブラキウムは、ルヘナとも視線が合わない。 (a138) 2021/05/27(Thu) 20:49:27 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「おれさまも、ここからは、 そんなに簡単に出られないんだろうなって、 そう思ってる。だから……。 だからブラキウムや今いるみんなとできるだけお話がしたい。 こうやって森の近くで探検したりするのだって、 きっとブラキウムが言う通り御曹司で外にいたら、 出来ないことだったと思うから。 だから、ここで会えたことは、ごめんだけれど、 おれさまにとってはちょっとだけ嬉しいんだ。 ブラキウムがここから、どこに行ったって、 おれさまがここから、どこに行ったって、 この記憶だけはずっと持っておけるから」 ふひひと笑う。 (-253) 2021/05/27(Thu) 20:58:44 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム誰でもない、ぐちゃぐちゃの仮面を被ったような顔が、 恐らく笑顔である表情を作って嬉しそうにする。 「……やった、約束だ。 おれさま、出来るだけ約束をいっぱいすることにしてるんだ。 そうすれば、その約束を忘れない限り、 自分の中にずっとそいつが居続けるから。 だからおれさまは、約束が好きなんだ」 誰のものかわからない、 簡単に剥がれ、付け替えられる『偽りの仮面』が 言いながら少しだけ笑い声を出した。 「よし、今日は木登りとかにも付き合ってもらおっかな! 絶対楽しくなるから、覚悟しといて!」 本当の表情が分からなくても、動きでよくわかるような 楽しくて仕方がない様子で森の中に促した。 ----- (-255) 2021/05/27(Thu) 20:59:34 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「へぇ」 腕を後ろまで引きながら一歩前に出る。 ブラキウムの想定通りにあなたを手中に入れてしまった。 ……最後まで抵抗の意思を感じなかったことにはもちろん気づく。 「君は――」 繋いだ右手は離れて、いつの間にか左手と一緒にあなたの背へ回されていた。 触れそうなくらいの距離にあなたの顔がある。 柔らかな体が密着している。 無垢なあなたを、ブラキウムは変わらず答えを求めるように無表情で見ている。 (-257) 2021/05/27(Thu) 21:15:36 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 気分屋 ルヴァ「それは。その考えは。 果たされない約束は、呪いだよ」 「ねぇ、ルヴァ」 森の中に進もうとするあなたの膨らんだ袖をきゅっと掴む。 楽しそうに動くあなたを見てもまだ足は動かない。 「君の事をちゃんと言葉にして教えて欲しい。 また会えるように。 忘れないように。 君が君だとすぐに分かるように」 見えないものを見ようとする空色の瞳が揺れる。 ころころと天気の様に移り変わる仮面に怯えている。 表情がわからないから、人一倍に言葉と……行動を求める。 (-258) 2021/05/27(Thu) 21:38:07 |
ブラキウムは、あなたの前ではいつもよりも小さく見えた。 (a149) 2021/05/27(Thu) 21:39:26 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「……びっくり、したわ。 ごめんなさいね、ブラキウム。わたし、重たいかしら…」 抱き締められれば暫しの間呆気に取られたような顔をして それから困ったように微笑んで、 ブラキウムに殆どの体重を預けるようになっていた姿勢を正す。 それが許されるのであれば。 そして、それから。 ブラキウムに倣うように、両腕をその背に回した。 「────でも、そうね。 こうした方が、ブラキウムの顔がもっとよく見えるわ。」 二人の距離はより近くなる。 イクリールは、ブラキウムの瞳を覗き込んで それからもう一度、いつものように微笑んだ。 少なくとも、そこに含みがあるようには見受けられない けれど、何を答えと見出すかは、ブラキウムに委ねられている。 (-259) 2021/05/27(Thu) 21:45:59 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム果たされない約束が、呪い。 その言葉に、少しだけ首を傾げたが、 「……? おれさまの、こと?」 進もうとして、振り返った表情は見えない。 どうにも、いつもよりブラキウムの様子が、やっぱりおかしい。 「……おれさまの、こと、かー。 そうだなー、おれさまは、ルヴァだな。 見た通りのルヴァがおれさまで、 ブラキウムが知らないおれさまも、ルヴァだ」 少しだけ抽象的なことを言い、続ける。 その場に少しだけ座るように促した。 (-262) 2021/05/27(Thu) 22:05:29 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「それ以外のことを言うなら。 ……秘密なんだけど、誰にも言わないでね。 おれさまは、ずっと助けてほしいんだ。 正義の味方だってブラキウムに言ったり、 みんなの団長であるって自信満々にしてるけど、 いつか、おれさまをこの世界から救ってくれる そんな誰かが出てこないかなって、ずっと思ってる。 おれさま、多分捨てられたからさ、 そのときからずっと、泣いてる自分が胸の中にいて 傘もささずにずっと、そいつが濡れてるの見てて、 なんか変な感じなんだけど可哀そうだなって思ってた。 だから、そいつを救ってやりたいんだ、おれさまは」 どこか、遠くを見るような目で呟く。 鬱蒼とした森が、目の前にある。 (-263) 2021/05/27(Thu) 22:06:29 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「自分で自分を救ってやるなんて、変な話だけどさ。 でないと俺は、ずっと救われないから」 一瞬だけ、彼がしそうもない顔をしたが、 それはブラキウムにとっては見えないことだったかもしれない。 すぐにルヴァの顔に戻り、横を向いて尋ねる。 「……噂、怖くない? ブラキウム。 誰かに連れていかれてしまうっていう、あの噂。 その、それでサルガスとかと ちょっと喧嘩っぽくなってたの知ってるけど。 聞いておきたくて。 おれさまは、ちょっとだけ、怖いよ」 袖で顔を隠しながら、尋ねる。 (-264) 2021/05/27(Thu) 22:06:50 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「いいや、重くなんかないよ」 だからこんなこともできてしまう。 「軽いさ」 右手があなたの後頭部に触れる。 「体も、言葉も」 額が擦れあう。 今だけは世界にあなたと僕だけ。 溶け合って一つになってしまいそうなふたり。 (-265) 2021/05/27(Thu) 22:13:40 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「 君がみんなを好きなように、みんなが君を好きならいいのにね 」けれど、視線はいつまでも合わない。 ――次に触れたのは底冷えするような銀。 空いた左手に握られた"どうしようもなく馬鹿な子"からの贈り物。 意匠の凝らされた果物ナイフが夕陽に煌めいていた。 それはあなたの軟らかい首の皮へ ―今朝りんごにそうしたように― するりと切り目を入れた。 (-267) 2021/05/27(Thu) 22:15:54 |
御曹司 ブラキウムは、メモを貼った。 (a156) 2021/05/27(Thu) 22:20:28 |
ブラキウムは、贈り物をとても気に入っている。 (a157) 2021/05/27(Thu) 22:21:11 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「…そう、よかった」 イクリールにとっては、それでも良かった。 『みんな』の事は好きだけれど、 その想いが容易に通じ合うとは思っていない。 今は一つになれずとも、言葉を尽くして、互いを知って そうすれば、わかり合えない事など無いのだと。 そう、根拠も無しに信じている。 或いは、『今までは』そうだったのか。 「ええ、いいの。 重いと思うのも、軽いと思うのも、人次第だものね。 そう思わせないようにわたし、努力はするけれど、」 (-274) 2021/05/27(Thu) 22:43:34 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウムでも、と言葉を続けようとして、 けれどそれは、音を伴う言葉になる事は無かった。 「─────え?」 目を瞠る。 最後にその目に映ったのは、夕陽を受けて閃く銀だった。 よく研がれたそれは、少女の白い肌に容易く紅を引く。 もしブラキウムがそれによって命を奪おうとしたのなら、 手にしたナイフは何処までも深く、その頸を裂くだろう。 イクリールは、抵抗しなかった。 (-275) 2021/05/27(Thu) 22:44:17 |
【置】 御曹司 ブラキウム自室。 ブラキウムは贈り物を大事そうに手にしていた。 灯りに照らすと鋭い光を放つ。 銀を包んでいた真っ白いナフキン。 それは 柘榴を切った後のようにじっとりとした赤 に染まっていた。「本当に君はいい子だね。サルガス」 (L27) 2021/05/27(Thu) 22:46:33 公開: 2021/05/28(Fri) 0:00:00 |
【置】 御曹司 ブラキウムあなたの元へ、また置手紙。 *サルガスへ* 明日もまた、朝食を食べよう。 そうだ、君のくれた贈り物はとても気に入ったよ。 さっそく、使ってみたんだけど、使い心地がいい。 熟れていない果物でもなんだかおいしく感じるよ。 まぁ、甘くはないんだけれどね。 君も食べたい果物があったら持っておいで。 "お願い"するよ。 *ブラキウム* (L28) 2021/05/27(Thu) 22:51:25 公開: 2021/05/27(Thu) 22:55:00 |
ブラキウムは、置手紙をサルガスの部屋に届けた。 (a166) 2021/05/27(Thu) 22:52:30 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 気分屋 ルヴァ「そういうことじゃ、なくて」 と、突っかかりそうになったところで促されて大きな木の根に腰を下ろした。 最後まで黙ってあなたの話を聞く。 尋ねられれば口を開いて。 「……はは。君が白馬の王子様になるのかい? 僕も、ルヴァみたいに明るくみんなを導けそうな人間だったら泣いている君を迎えに行ったんだけれど。 残念ながら僕は無敵じゃないからね」 仮面の変化は無かった。 そして、仮面は剥がれ落ちなかった。 今はそれでよかった。 自分の見ているルヴァがルヴァらしいと思えることが嬉しい。 目は合わなくとも、努めてあなたをまっすぐに見つめるように答える。 「怖いかと言われれば……やっぱり怖い、のかも。 僕が僕じゃなくなってしまう気がするんだ。 一刻も早く外には出たい。だけど、僕が僕じゃなくなったら何の意味もない。 それに……ルヴァやサルガスが居なくなるのも嫌だ」 (-281) 2021/05/27(Thu) 23:09:32 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「そうかな? おれさまはブラキウム見てると安心するよ。 おれさまと違って、ちゃんと考えて答えを出せる気がして、 だからこうやって着いてきてくれるときは凄く勇気が出るんだ。 いつもありがとうね、ブラキウム」 にひ、と笑った。 「そっか。良かった。 怖いのが一人じゃなくて。 そうだよね、自分が自分じゃなくなるのは、怖いって、 おれさまも、すごくも思う。 怖くて怖くて仕方がなくて、寝れない夜もあるんだ。 胸の中で泣いてる子供も、おれさま自身も怯えて、 朝が来るのをずっと顔を隠して待ってたりするよ」 (-286) 2021/05/27(Thu) 23:29:11 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「そうだね。 おれさまも、誰が居なくなっても悲しいと思う。 誰が、本人じゃなくなっても辛いと思う。 噂が本当で、戻ってこれなくなったり、 大きく変わったりするのがもし本当なら、 それはとても怖いことだなって、そう思う。 サルガスも、ブラキウムも、シェルタンも、他の皆も。 誰も居なくなってほしくなんかない。 ブラキウム……。 ブラキウムは、居なくならないよね? 連れていかれたり、しないよね……?」 静かな森の前で、泣きそうな声で尋ねる。 (-287) 2021/05/27(Thu) 23:29:44 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「僕は君が嫌いだよ。 誰にでも媚びたような言葉と振る舞いをする……お母様みたいな女」 ずっと、ずぅっと。 お前のような女になりたくなかった。 あなたが銀に目を瞠る隙に、ブラキウムはあなたの左耳の傍に顔を近づけていた。 軟らかくて大きくない右手は、長く滑らかでいい香りのする髪ごとあなたの頭を乱暴にわしづかみにしている。 左手は、皮を切り裂いたところで止まったまま。 ただ傷口から肌を伝う血液だけが動いている。 (-288) 2021/05/27(Thu) 23:32:11 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 甘言 イクリール「ほら、言ってみなよ」 無償の好き。 無垢の隙。 無遠慮に踏み荒らされて尚、あなたがどう答えるか。 準備は整った。 首に沈む冷たい銀と耳にかかる熱い吐息があなたを挟み込む。 「ねぇ――僕はどう?」 やさしく子どもをあやすような声で問うた。 (-290) 2021/05/27(Thu) 23:40:52 |
【秘】 あなたと一緒 ブラキウム → 気分屋 ルヴァ「……ふん。おだてたって何も出ないよ。 君の為じゃなくて、僕にメリットがあるからこうしてるんだ」 帽子を目深にずらしてしまう。 その頬に薄ら朱が差しているのが見えるかもしれない。 しかしいつも明るいあなたの声が沈めば敏感に感じ取る。 「僕たち、一緒だね。 きっと、みんな怖い。 でも、うん。怖がってるだけじゃダメだ。 ……よし。僕が僕であるうちは居なくならない。 これも約束だ。絶対に守る。誓ってもいい」 帽子をかぶり直して、ようやく顔を上げる。 今度はこちらから。 あなたの袖に埋もれた手を握る。 深く心が通じ合うようにつながったままブラキウムは動かない。 一人で救いに行けないならば、二人で行けばいいと思った。 (-297) 2021/05/28(Fri) 0:20:30 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウムイクリールは抵抗しない。 恐怖に竦んでいるわけではない。 抵抗する事を諦めているわけでもない。 ただ、何が起こったかわからない、といった様子で ブラキウムの言葉と、続く暴戻をただ受け止めている。 暫くの沈黙の後、 ナイフの冷たさと、遅れてやってきた痛みが イクリールを現実へと引き戻した。 「………ブラキウム。」 (-299) 2021/05/28(Fri) 0:26:02 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「わたしは……ブラキウムには、媚びたように見える? もしも、こんなことをするひとは嫌いになったと言えば ブラキウムをがっかりさせずに済むのかしら」 悲しげに問い掛けるイクリールの表情は、 ブラキウムからは窺い知る事はできないだろう。 それは互いに同じ事。 「でもね、ブラキウム。わたし… 確かに今は、あなたのことが好きよ、とは言えないわ。 だって、どうしてそうするのかがわからないんだもの」 イクリールは、鋭いナイフも、突き付けられる嫌厭も、 そして、その無償とも言える優しさに付け入られる事も。 何一つとして、恐れる事はない。 「あなたのこと、『せんせい』や『おともだち』に聞いたわ。 わたしの言葉や振る舞いが気にいらないのも、わかったわ。 それでも、どうしてそうするのか、全部はわからない。 わからないのに、嫌いだなんて言えないわ」 イクリールは恐れない。 よく研がれたナイフが、今度こそ深く突き立てられたって ブラキウムがそれを選ぶのなら、それでも良かった。 「ブラキウム。もう一度だけ、言わせてちょうだい。 わたしは、ブラキウムのことをちゃんと知って その上で、これからもっと好きになりたいの」 (-300) 2021/05/28(Fri) 0:28:32 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「そっか。だったら嬉しいな。 おれさまと一緒にいるメリットもあるってことだし……」 こちらはこちらで袖で表情を隠した。 「そうだね。もしかしたら、 同じように苦しんでる子もいるかもね。 良かった。ブラキウムが居る限り、 おれさまもブラキウムを見続けるよ。 おれさまもブラキウムが居なくならないでほしい って気持ちは、これだけは本物だから……」 照れたように、困ったように微笑んで。 少しだけ生傷の多い手で、ブラキウムの手を握った。 「おれさまも、出来るだけ頑張るよ。 だからブラキウムも、頑張って」 一人では救われないかもしれないけど、二人なら――。 (-312) 2021/05/28(Fri) 2:16:06 |
ブラキウムは、一人で森に入ろうとは思わない。 (a188) 2021/05/28(Fri) 7:31:21 |
【秘】 貪欲 ルヘナ → 御曹司 ブラキウム>>221 >>222 人気のない場所 二人が足を止めた場所がどこだったのかは定かではないが、 そこは『内密に』何かを行う場所として適切だっただろう。 内緒話も、睦事も、暴力も、それ以外のことも。 「……ここでいいか? ここ以外で見繕った方がいいのなら近場でまだ宛てはあるけど」 (-335) 2021/05/28(Fri) 11:21:10 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 暴食 スピカあなたの元へ風紀委員伝手に一通の手紙…と呼ぶにも短すぎるメモが届けられるだろう。 *仕事のできる風紀委員へ* もしも僕が居なくなったらルヴァの事を"お願い"したい。 こんなことを言えるような関係でもないのは分かっている。 だけど、頼りになりそうな上の人間は君くらいしか思い付かなかった。 だからこれは命令じゃない。 返答も要らない。どうするかは君に任せるよ。 全部杞憂で終われば忘れてくれ。 ……それだけだ。 (-338) 2021/05/28(Fri) 11:43:57 |
【秘】 暴食 スピカ → 盲目 ブラキウムメモを読む。 言葉は出なかった。 断る道理のあるような頼み事でない。 いつだってみんなのことを気にかけている、 風紀委員だ。 だが。 これではまるでいなくなることが 予想できているようではないか。 ただ、そこの真意だけが気になり、 メモを受け取ったスピカはあなたを探すだろう。 ……もっとも、こんなメモを 人伝に渡すような相手が、 今見つかるかはわからないが。 (-343) 2021/05/28(Fri) 12:32:27 |
【秘】 盲目 ブラキウム → 甘言 イクリールあなたと同じように耳元に変わらない調子の声が入り込んでくる。 あなたの表情は見えない。 見ることができない。 それは最初からずっと変わらない。 ブラキウムの視る世界にはフィルターがかかっている。 全ての人間の顔はぐちゃぐちゃの落書きのような仮面にしか見えない。 あなたの優しい笑顔も覗き込む瞳も無機質なハリボテと変わらなかった。 だからブラキウムにとって、言葉と行動の重みは常人よりも大切だった。 「無償の好意は虚構だよ。 人間には何かしら必ず打算がある。 自分で意識していなくても、奥底に眠っている。 僕は君に言わせたい言葉なんて無い。 何を、期待しているんだ」 (-344) 2021/05/28(Fri) 12:33:15 |
【秘】 盲目 ブラキウム → 甘言 イクリールいつまでたっても二人の体は動かない。 次の瞬間にでも命が奪われるかもしれないと言うのに、まだ抵抗しようとしないあなたを抑え込んでいる。 もはや意味を為していない行動だととう自覚はある。 ブラキウムは常日頃から嫌っている無駄であるはずなのに、どうしてか止めない。 逃げられるから? ー違う。逃げるならとっくに逃げている。 抱き締められているから? ー違う。僕だって簡単に逃げられる。 それじゃあ、どうして? ーわからない。 今はただ、問答を続ける。 「あはは!君は人を嫌うのには理由が必要なのかい? わからない、教えて、知りたい……ねぇ。 僕も君のことがわからないよ。 君がどこまで僕のことを知っているのか。 君の好きが何なのか。 逃げないことも、好こうとすることも。 ……名前だって知らないのに」 こんな女になってしまうかもしれない自分が怖かった。 見ないまま、知らないままの方がきっと。 わかりあう必要なんてない。 僕は上に立つ側だ。 一方的でいいじゃないか。 お父様がそうしていたように、僕がおとなになればいい。 なのにどうして。 ブラキウムの口は止まらない。 (-346) 2021/05/28(Fri) 12:44:03 |
【秘】 盲目 ブラキウム → 貪欲 ルヘナあなたと連れ添った場所は、提案通りあなたの部屋だ。 促されれば中に入り、椅子に腰掛けた。 いつもよりも少しだけ小さな声で話す。 「個室で構わない。 別に絶対に誰にも聞かせたくないほどではないからね。 そうだったら君にも話していないだろうし。 それで、何だったかな。 できるだけ具体的に聞いてくれた方が答えやすいんだけど」 か細いぼやきも混じえながら。 (-351) 2021/05/28(Fri) 13:00:34 |
【秘】 貪欲 ルヘナ → 盲目 ブラキウム自室まであなたを連れてきたルヘナはベッドに腰かけ、 あなたのほうに少しだけ顔を近づけた。 声を抑えて話すため、必要な行動だと思っている。 「具体的にというと多少難しくはなるけど、そうだな。 まず一点、ここで起きている事象を解決すべきだと思うか、 受け入れるべきだと思うかを知りたい。 "噂"につては不快だという共通見解があると思っているが、 その"噂"の原因については分からなくて」 最初は簡単な二択から。 問いかける口調、姿勢には警戒や敵意の類は一切ない。 (-354) 2021/05/28(Fri) 13:17:06 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「 言わせたい言葉なんて無い? それは違うわ、ブラキウム。あなたの言うことは正しいもの 誰かを理由もなしに好きになることなんてないように、 誰かを理由もなしに嫌いになることだってないはずよ」 ────それとも、気付いていないだけ? イクリールは、 何も平等に 無関心に 好意をばら撒いているわけではない。確かにこのギムナジウムに通う『みんな』の事は好きだ。 そこに嘘偽りや謀、況してや個の軽視などあるわけもない。 それは、このギムナジウムの事が好きだからだ。 そして、このギムナジウムに通う『みんな』の事を ちゃんと知って、それからもっと好きになりたいと思っている。 同じ人間として、対等に向き合いたいと思っている。 それが許されるのであれば。 「 ブラキウムは、わたしにどうしてほしいの? 」 (-378) 2021/05/28(Fri) 16:54:12 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウムブラキウムと同様に、イクリールも大きく動こうとはしない。 未だブラキウムによって抑え込まれているから?それは違う。 形ばかりの拘束は、きっとイクリールにだって振り解ける。 それでも自ら望んでそうはせず、 もう一度、ブラキウムを優しく抱き竦めて、肩口に頬を寄せる。 今はまだ、そしてきっと、これからも 狭く柔らかで、丸みを帯びたブラキウムのそれに。 「ねえ、ブラキウム。 嫌いになるのだって、ちゃんと理由があった方がいいわ。 自分の気持ちを言葉で説明できないのは、気持ちが悪いでしょう?」 夕暮れ時の、今ここだけは、二人きりの世界。 どこか日々の営みからは隔絶されたようなこの場所で、 どこか時の止まってしまったような錯覚さえ覚えるこの場所で 二人はただ、何処までも無為な時間を過ごしている。 「小等部の、イクリールよ。 どうか覚えていて、ブラキウム。 だってわたし、あなたと仲良くなりたいの。 わたしがあなたをちゃんと好きになるために、 あなたがわたしをちゃんと嫌いになるために。 これからお互いのことを知っていきましょう?」 これは打算に入るのかしら。 そんなどうでもいいことを呟いて、イクリールは一人笑った。 何の含みも、拗れ絡まり合った感情も無く。 (-380) 2021/05/28(Fri) 16:57:17 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 気分屋 ルヴァ「そうだ。僕たちにできる事をやろう。 誰の思い通りにもなってやらない。 そのためにも……もっと知らないとダメかな」 ちいさな二人のこどもにできることはそんなに多くはない。 けれど、可能性を夢見るのはこどもの特権だ。 「困ったことがあったら話をしよう。 怖くなったら傍に居よう。 ルヴァと一緒なら、不可能も可能にできるかもしれないんだ」 握った手を何度も確かめるように動かす。 神隠しの噂は確実にブラキウムを変えていた。 一瞬だけあなたと視線があった気がした。 (-384) 2021/05/28(Fri) 17:51:55 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 貪欲 ルヘナ「前者だよ。元々は後者…というよりは信じていなかったね。 他愛もない噂だと気にも留めていなかった。 だけどサルガスが探していた、ヘイズだっけ。彼女が居なくなった時から少しずつここの様子がおかしくなっているのは知っている。 いくらか話をして僕なりに考えてみたんだ。 僕は居なくなる訳にはいかない。 ルヴァやサルガスにも居なくなって欲しくない。 だから、今はこの噂を、事件を止めたいと思っている」 自分の気持ちを整理するように言葉を繋げる。 ブラキウム自身もまだ、はっきりと言語化したことのない思いなのだろう。 (-385) 2021/05/28(Fri) 18:10:05 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 暴食 スピカあなたがブラキウムを探すのなら、夜の時間に施設のどこかで見つけられるだろう。 いつも通り廊下を一人で歩いている。 (-391) 2021/05/28(Fri) 19:02:30 |
【秘】 暴食 スピカ → 御曹司 ブラキウム「ちょっと、どういうことですか。このメモ。 まるで何か起こることがわかっているみたい」 スピカをスピカとして認識していれば、 用向きは言わずともわかるだろう。 風紀委員は、あなたに声をかけた。 (-392) 2021/05/28(Fri) 19:11:51 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 暴食 スピカ「あー……待ってよ。この声はあの時の風紀委員だね」 足を止めてあなたの方に振り返る。 「無事に届いたみたいで良かった。 返答は要らないと書いたはずなんだけど」 おかしいな、と首を傾げる。 あなたは断らないと思ったから。 「どうもこうも……保険はかけておいて損しないだろう?」 (-396) 2021/05/28(Fri) 19:20:06 |
【秘】 貪欲 ルヘナ → 御曹司 ブラキウム長い語らいを行うあなたに相槌を打ちながら、 ルヘナは数度頷いて。それから口を開く。 「なるほど、方針やそれに至る思考については理解した。 お前のここに残り続けたい理由についても知りたいと思うが 脱線だというのも分かっているのでスルーしてくれていい。 ……なるほど。 事件を止めるというのはどこまでの規模を想定している? 今この時期だけなら大人の指示で動く子供達を止めればいい、 けど俺達が卒業するまで、もしくは根本的解決となると…… 規模は相当なものになる。 シェルタンやメレフと協力しても困難だと言えるだろう」 (-399) 2021/05/28(Fri) 19:25:10 |
【秘】 暴食 スピカ → 御曹司 ブラキウム「そうじゃないのよ」 否定する。 「そりゃあ、私には断る理由はないんです」 頼みを承諾する。 「でもね、保険というなら、 他にもやりようはあるのでなくて? 誰にも抗えないようなことが、起きていると。 そしてブラキウムさんはそれを知っているということ?」 詰問する。 (-400) 2021/05/28(Fri) 19:26:38 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 暴食 スピカ「勘だよ、勘。 まだ何も知らない。 けど、分からないからって後手に回るのは癪だ。 僕は最後まで負けるつもりはない」 詰められればあっさり答える。 無表情な瞳。 けれど、今はあなたの方をじっと見ている。 (-404) 2021/05/28(Fri) 19:45:16 |
ブラキウムは、保険がかけられてほっとした。 (a204) 2021/05/28(Fri) 19:46:11 |
【秘】 暴食 スピカ → 御曹司 ブラキウム「勘、ね……」 この件は、 カストルにポルクスの非実在を説くようなものだと、 風紀委員は感じた。 これ以上詰めるのは無駄だ。 少なくとも、今は。 「分かりました。あなたの『保険』、 私が背負います。 その代わり……何か些細なことでもいいんです。 『私に教えられること』がわかったなら、 ちゃんと教えてくださいね?」 あなたの無表情な瞳を、 風紀委員の輝く瞳が見つめた。 (-407) 2021/05/28(Fri) 19:53:08 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 貪欲 ルヘナ「約束があるんだ。 僕はそれを守るために、少なくとも僕がここから出るまでは何とかしたいと思ってる」 助かるよ、と挟んで続ける。 しかし、まだ情報も何もない。 突然思いついたこどもの我儘と言ってもいいくらいに。 事実、ギムナジウムの為ではなく自分の為であるから我儘であることに違いは無かった。 「協力は……さてね。できるかは難しい気がするけどね」 あなたの言うようにこどもの中に敵が居るとして 誰が信頼できると言うのだろうか? (-408) 2021/05/28(Fri) 19:54:02 |
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