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人狼物語 三日月国


320 【身内】月に叢雲、宵の夢 RSS
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【人】 謎の子ども   

 

[ 名前とは個体名を識別する必要がある時に付与されるもの。
  星々が囁き合うだけなら名前など個々には不要であり、
  魔術師にも子どもにも名が無いのは必然であった。

  鏡の中を見知らぬ他人だと思い込み、
  攻撃していた小さい手がスっと引っ込んでいく。
  怯えて逃げたり大人に救いを求めるのではなく、
  自分で追い払おうとジタバタするあたり
  幼子は存外気が強いようだった。 ]


  ともだち、よぶの? おとうさん、おかあさんって?
  へん。
  おなまえ、ひつよう。


[ まるで仕方の無い子どもを言い含めるような調子で、
  大真面目な顔でこくりと子どもは頷いた。
  どうやらアドバイスしたつもりらしい。
  見目は不思議なほどに共通点の多い二人でも、
  幼さゆえか、性格面は違いが見えた。 ]

  
(52) 2026/04/04(Sat) 18:59:50

【人】 謎の子ども   

  

  こーひー?


[ それは人間が好む飲料だ。
  どうやら違うらしい、と目をぱちぱち瞬かせてから、
  むうと子どもは唇を突き出して、あい、と首肯した。 ]


  コヒ。
  こっち、よびやすい。すき。


[ 幼子の菓子より甘い滑舌でも言いやすく、
  大人の耳にもきちんとした形で聞き取れることだろう。
  靴を脱がされる時はされるがまま、
  終わった時、子どもはぷらぷらと足を揺らしていた。

  二人の分が並ぶと、自分の靴の小ささが際立つ。
  幼子は大人ぶってコヒのものを履き直そうとしたが、
  それより先に、名付けの気配に頭を上げた。 ]

  
(53) 2026/04/04(Sat) 18:59:56

【人】 謎の子ども   

 

  でぃあ?


[ こちらは少し舌がもたついた。
  舌を噛みそうになり、むむ、とどうにか言い直してから
  何度も口の中で音をころころと転がしていく。

  幼子には、まだその名前に込められた意味は分からず
  けれど何も察せないほどに鈍くはない。
  ふにゃっと頬をゆるめ、ココア色の頬を赤くして
  ようやく己の名前を飲み込んだ。 ]


  ありあと、コヒ。
  わたしのおなまえ、でぃあ。
  よばれたら、なあに、する。


[ 覚えたよ、とアピールするように胸を張って
  さっきのコヒの発言をなぞらえるように返事をする。
  拙い子どもの、大人ぶった真似事だった。 ]

  
(54) 2026/04/04(Sat) 19:00:01

【人】 ディア   

  

  のむ。こーひー。


[ 飲めるわけがないのだが、幼子はしたり顔で答えた。
  頬と頬がぴたりとくっつくと、
  なんだかくすぐったいような、こそばゆいような、
  訳もなく笑いだしたくなるような
  色んな感情が、星の瞬きよりも色付いて重なった。 ]


  おあよ、コヒ。


[ おはよう、の言い方はすっかり溶けきっていたが
  子どもは気付かないまま、嬉しそうに笑った。** ]

  
(55) 2026/04/04(Sat) 19:03:28

【人】 はじまりの魔術師 コヒ

[鏡像を自己だと認識出来ないのに、
友達におとうさんやおかあさんと呼ばれるのが変だという
常識が備わっているのが面白い。

ふふ、と魔術師は笑った。]


 そうだね、友達に変だって思われる前に
 教えてもらって良かったよ。


[彼もきっと「変」だと衒いなく言って来る性質の人間で
率直なところは子どもと似ているかもしれなかった。

指を鳴らせば鏡は消えて、辺りは元の森に戻る。]
(56) 2026/04/04(Sat) 20:05:49

【人】 はじまりの魔術師 コヒ



 飲んだことあるの?コーヒー。
 あれを「コーヒー」と呼ぶのとは別のことばを持った
 人たちが名付けたんだけどね、「コーヒ・ヌール」。


[ヒはイに近く、「コ・イ・ヌール」とも呼ばれるが
そういった蘊蓄は披露する機会もなく、子どもの口からは
縮めた「コヒ」という言葉がまろびでた。

この瞬間、由来からは離れ、魔術師は「コヒ」という
個体名を手に入れたのだった。]


 ありがとう。
 これで、友達にも自己紹介出来る。
 「わたしの名前はコヒだよ」って。


[親と認識できる呼称も捨てがたかったが、
呼ばれてみればこれが特別なのだとしっくりくる。
子どもが成長して発音が上手くなっても、自分は
「コヒ」のままでいる。]
(57) 2026/04/04(Sat) 20:06:08

【人】 はじまりの魔術師 コヒ

[響きに乗せたコヒの想いを感じとったのか、
子どもの舌では少々上手く言えない「ディア」を
拒否する言葉は出なかった。

たくさん呼ぼう。
親愛を込めて。
いつか大きくなって子どもにとってのdearが現れても
別の愛称を選んでほしい。
dearは、このなんでもないありふれた夜を特別にして
くれた「小さいさん」だけの大切な名前だから。]


 ほんとうに?


[苦いのを好むのかどうかは知らなかったが、
飲めないならば自分が飲めば良い。
それが親だとコヒは思った。

魔道具を使って湯を沸かし、粉に注いで抽出するのは
人間と同じように自らの手で。

飲みやすくする為のミルクも傍に置いて、
毛布を魔術で固く組み上げた簡易のチャイルドチェアに
ディアを座らせる。
向かい合って飲んだコーヒーは苦い筈なのに、
星をはちみつにして溶かしたように甘かった。*]
(58) 2026/04/04(Sat) 20:06:25

【人】 はじまりの魔術師 コヒ


――それから――

[友人が訪れたのは数日後のこと。
彼はもう迷わないように彼自身に誘導魔術の刻印を
こっそり施しているので迎えに行く必要はなく、
今まで通りノックとほぼ同時に扉が開かれた。]
(59) 2026/04/04(Sat) 20:06:37

【人】 植物学者 ジョバンニ



 え、は?!
 いつの間に産んだ?!
 いや、妊娠してたらさすがにわかる、
 てことはよそでこさえた子か?!


[友人は人間じゃあないってことはとっくに察してたが、
こないだまでは確かに独り暮らしだった筈だ。
赤子って言うにはデカい、友人そっくりの子ども。]


 坊ちゃん?嬢ちゃん??


[そんなところまで、こいつにそっくりだ。]
(60) 2026/04/04(Sat) 20:07:40

【人】 はじまりの魔術師 コヒ



 産んでないし、わたしの胤でもないよ。
 でも、わたしの子だ。
 ご挨拶、できるね?

 この男がわたしの友達、ジョバンニ。


[ディアをちらりと見る。
前に話したことがあったろう?と。]


 そうそう、わたしにも名前ができたから名乗らなくては。

 「コヒ」って、これからは呼んでくれるかな。


[此方は友人に向かって。]
(61) 2026/04/04(Sat) 20:09:07

【人】 植物学者 ジョバンニ


[花が綻ぶように咲うのを見てつられて笑う。]


 俺が言った時はいらないっつってたのにな、名前。
 コヒ。
 呼びやすくて良い名前じゃねーか。


[ちょうど土産にコーヒーを持ってきたところだ。
淹れてもらおう。
子どもは飲めるか知らんが、飲めなきゃ何かはあるだろ。
ここにコヒの子どもとして暮らしているなら。**]
(62) 2026/04/04(Sat) 20:09:22

【人】 ディア   

 

[ コーヒーの由来たる薀蓄手前の発言は、
  幸か不幸か、生憎と幼子の耳には右から左だった。
  一応は「ふーん」と返事をしているものの
  明らかに海馬に刻まれている様子はない。

  ありがとう、と礼を言われれば
  幼子はきょとんとしてから、にこっと笑った。
  何故礼を言われているのかはあまり分からなくても、
  良いことをした、とは思っているらしい。 ]


  のめるもん。
  でぃあ、おとなだから。


[ 何の根拠も無いまま無駄に胸だけを張り、
  幼子はコヒが飲み物をいれてくれるのを大人しく待った。
  暴れず、ぐずらず、ちんまり座ったまま
  出されたコーヒーカップをきらきらと見つめる。 ]

  
(63) 2026/04/04(Sat) 21:51:42

【人】 ディア   

 

[ 大人と言い張った割にチャイルドチェアはピッタリで、
  世話されるのも当然のような顔で受け入れた。
  くんくんとコーヒーの匂いを嗅ぎ、
  苦そうな気配を察知してはミルクに手を伸ばす。 ]


  おとなはね、みるく、いれる。
  いっぱい。


[ だばだばと有り得ない勢いでミルクを注ぎ、
  もはやミルク味のコーヒーまで進化を遂げたところで
  幼子は満足気に薄茶を飲み干し、おいしいと笑った。

  向かい合ったコヒの方が自分よりミルクが少なければ、
  負けたと思ったのか、勝手にミルクを入れ始める。
  そして明らかに自分よりも甘そうな見目になったところで
  「小さいねぇ」と勝ち誇ったように唇を持ち上げた。* ]

  
(64) 2026/04/04(Sat) 21:51:47

【人】 ディア   

 

[ 数日後、幼子はなんだか騒がしい男を見て眉を寄せた。
  坊ちゃんか嬢ちゃんかと自分を見てくる視線に、
  自然と小さな体はコヒの後ろへ隠れていく。

  これがコヒの言っていたともだち、と理解をしても
  ちらりと自分を見やるコヒに気づいても
  幼子はぷいっと顔を背けた。 ]


  ごあいさつ?


[ やらないといけないの?と言いたげな声色だったが、
  渋っていても諦められるものではないと
  幼子ながらに理解と察知はしたらしい。
  じとっと男を眺め、コヒの服を皺になるほど握りしめ、
  ぽて、と1歩足を踏み出した。 ]

  
(65) 2026/04/04(Sat) 21:55:38

【人】 ディア   

 

  …………でぃあ。
  ばいばい。


[ 早く帰れと言わんばかりの不貞腐れた態度だった。
  同族ではないと本能で察しているのだろう。
  そんな子どもらしいといえばらしい無礼さも、
  男が土産を出す気配を察せば、少しばかり薄まった。 ]


  こーひー?


[ 欲しい、と身を乗り出し、男を見上げた。
  それから可愛らしく整えられた衣服の裾から手を出して
  「ください」と言わんばかりに手のひらを広げる。 ]


  ありあと。


[ コヒに数日で可愛がられたこの幼子は、
  男の土産を自分のものだと思い込んでいる節があった。** ]

  
(66) 2026/04/04(Sat) 21:59:58

【人】 はじまりの魔術師 コヒ

[子どもの一人称は「わたし」だった。
コヒと出逢う前から星々の前でもそう称していたのか、
そう教わったのか、或いはコヒを真似たのか。

与えた名を自分に馴染ませようとしているのか、
一人称が「でぃあ」に変わる。
その様子を見て、愛し子と名付けたのは本当に正解だったと
コヒは目を細めた。]


 ミルクが好き?一緒だね。
 ディアが持ちやすいようにピッチャーで出してるけど
 瓶にはまだあるからいっぱい飲んで良いよ。


[薄める為の言い分が可愛らしい。
ここまでの色をコーヒーと呼んで良いものかは
知らないが、コヒが咎めないのでこの場のこの飲み物は
コーヒーで確定する。]
(67) 2026/04/04(Sat) 22:44:22

【人】 はじまりの魔術師 コヒ



 わたしにも入れてくれるの?
 やさしいね。ありがとう。


[表情からすると対抗心のようだったが、
存外気の強い子どものその心を刺激する心算はなく、
更に色が薄まった飲み物を飲む。

「ミルクをいっぱいいれるのが大人」という理論なら、
ディアよりも薄い色のコーヒーを飲むコヒは大人という
ことになるのだけれど……そこは言わぬが花だろう。

そんな風に、たっぷりと甘やかす生活が始まった。]
(68) 2026/04/04(Sat) 22:44:37

【人】 はじまりの魔術師 コヒ

[ジョバンニは子どもからすると途方もなく大きく見えるだろう。
背が高いだけで屈強な体つきでもなければ顔も全く怖くは
ないのだが、違いに敏感な子どもは瞬時に彼が「違う」と
わかったらしく、わかりやすい警戒と拒否を示す。

普段はとびっきり甘やかすコヒだったが、
その態度を見ても男を追い返さなかったので、
ディアはきっとそれもショックだっただろう。
それでも挨拶の為に一歩踏み出した成長をコヒは喜んだ。]


 お名前、よく言えたね。
 次は「ばいばい」の我慢を覚えようか。

 彼はわたしのはじめてのお友達だから、
 ディアをもっと見せびらかしたいんだ。


[とはいえ、本能的な拒否はコーヒーのように簡単に
薄めることはできないから、徐々に慣れてくれればと
思っていたのだけれど、土産が功を奏したようで、
説得する必要はなさそうだ。]
(69) 2026/04/04(Sat) 22:45:06

【人】 植物学者 ジョバンニ



 おっ コーヒーが飲めるのか?
 見た目よりおませさんだな。


[バチバチに警戒してんなと思いきや、土産につられる
なんて、やっぱりまだ子どもなんだな。
結局坊ちゃんか嬢ちゃんかわかんねーままだが、
名前があんならそれで呼ぶか。

ディア親愛なる人だなんて、
オレの友達は結構ロマンチストだったらしい。]
(70) 2026/04/04(Sat) 22:45:23

【人】 植物学者 ジョバンニ


 オレは基本裏の花畑にいるよ。
 夕方帰る前にコーヒーを飲む時だけ、
 コヒとディアのウチに入れてもらってもいいか?


[掌にコーヒー豆の入った麻袋を置いて、
いつものように靴を脱がないまま扉を開ける。

後ろで、コヒが「ジョバンニは裏の花畑を綺麗にお世話
してくれてるんだよ」と説明しているのが聞こえた。*]
(71) 2026/04/04(Sat) 22:45:34

【人】 ディア   

 

  ……ばいばい、がまん?


[ ぶすっとした顔は不満をありありと表現しているが、
  幸いなことに、幼子は文句が長引く性質ではなかった。
  そう言われるなら仕方ない、と唇を尖らせて
  つま先でつんつんと床を蹴る。

  坊ちゃんか嬢ちゃんかと聞かれ答えなかったのは、
  警戒心ではなく単に脳が追いつかなかっただけだ。
  誰かを理解し、コヒの様子を伺い、名前を名乗る─
  という手順は幼子には重労働だったのである。

  とはいえキャパシティが追いついていたとして、
  「どっちとかない」と言う他ないのだが。 ]

 
(72) 2026/04/06(Mon) 19:45:59

【人】 ディア   

 

  のめる。
  みるくいっぱい。

  ……いま、みためよりって、どういういみ?


[ 今貴方は私を馬鹿にしましたか?と
  言わんばかりの顔で幼子は男を見上げた。

  靴を脱がない様はコヒとは逆だ。
  こちらの許可を得ようとする男の言葉を聞き、
  コヒからも説明が飛んでくるのを耳に入れ
  幼子は少しの間考え込んだ。 ]

 
(73) 2026/04/06(Mon) 19:46:03

【人】 ディア   

 

[ びし、と短い指で男の足を指差すと
  幼子はまるで家主のような顔で返事をした。 ]


  くつ、ぬぐなら、いい。


[ 譲れないラインであったらしい。
  ぷくっと頬を膨らませ、
  幼子はコヒの足にしがみついて顔を背けた。** ]

 
(74) 2026/04/06(Mon) 19:48:10

【人】 はじまりの魔術師 コヒ


 そう。出来るよ。
 ディアはとても賢いから。


[理由に「賢い」を選んだのは、我慢した時としない時の
コヒの感情の変化等を予想して、選べるという確信が
あったから。

それとは別に、コヒは子ども扱いをあまり好まずに、
大人ぶる一面があると感じているので、
言い聞かせるような言い方よりは、出来ることを
信じているのだと伝える方が効果的だと判断したのもある。

続いてのジョバンニからの質問は結果的に空中分解した。
コヒからもフォローの回答はおきない。
どっちかに決めることに意義を感じるいきものなら、
性器を両方後付けしたりしない。
こだわる必要はないのだから答えなくても良い、という
考え方である。]
(75) 2026/04/07(Tue) 22:14:15

【人】 植物学者 ジョバンニ


 おっと、悪かったな。
 オレくらいデカいとチビっこに見えてんだよ。

 ディアもこの家の「あるじ」だもんな。
 靴を脱ぐのはオレには結構抵抗があるんだけど――
 折角の機会だ、コーヒーの時間には脱いで
 お邪魔させてもらおう。


[ディアはコヒと同じ感覚なんだろうか。
オレにとっちゃ靴下なんてのはパンツと同列の、
つまりは下着なので無暗に見せたくはないんだが、
しょうがない。

今までは玄関先でもらってた飲み物を
この「親子」と一緒にテーブルについて飲めるなら
オレの細やかな羞恥心は捨てるべきだ。

約束をして、一度花畑に向かう為に家を出た。*]
(76) 2026/04/07(Tue) 22:15:21

【人】 はじまりの魔術師 コヒ


 ディア、今晩は花のタルトを焼こうか。
 ジョバンニは花畑の管理の為に花を間引いたりも
 しているんだ。

 裏の花はみんな食べられる毒のない種類だから、
 バターで炒めてフィリングに混ぜるのと、
 焼く前に上に飾るのと、一緒に選ぼう?


[コヒはなるべく魔術ではなく人間と同じように
料理をするようにしていた。
ディアが人間に擬態したいと思った時に、
魔術を乱用しない訓練を受けている方が便利だろうと
考えたからだ。

食器棚に仕舞ってある型や器具を取り出し、
材料はディアが出すのを見守る姿勢。
さあ、覚えているかしら。**]
(77) 2026/04/07(Tue) 22:16:42

【人】 ディア   

 

[ 男は、靴を脱ぐのには抵抗があるらしい。
  「へんなの」という率直すぎる目線は飛んだが、
  脱いでくれるなら良いかと幼子はひとりで納得した。
  幼子には靴の着脱という行為や場所への拘りはないけれど、
  コヒが家の中では靴を脱ぐほうを好んでいるから
  男にもそうさせたいだけだった。 ]


  そう。でぃあも、あるじ。
  おうち、おそうじとか、してるし。


[ どうやら立派な家主という自認があるらしい。
  掃除といっても濡れ布で床を好き放題に拭いてみたり、
  小さいホウキで汚れてもいない場所を掃いたり、
  どちらかといえばままごと遊びに近いのだが。

  あなた、おそうじしたことないでしょ?と
  幼子特有の狭すぎる世界観が瞳にぷかりと浮かぶ。
  どう考えても花畑を世話してくれる人が、
  家の掃除とは無縁なはずもないのだけれど
  幼子の自慢したいという欲の方が強かった。 ]

  
(78) 2026/04/08(Wed) 16:30:49

【人】 ディア   

 

  たると?


[ 幼子はきょとんとコヒを見上げ、それから頷いた。
  フィリングね、知っていますよ、と言いたげな顔だったが
  当の本人にまだそこまでの記憶保持量はない。
  コヒは器具やタルトの型を取り出したものの、
  何故か材料には手を伸ばさなかった。 ]


  …………?
  コヒ、なんでざいりょー、ださないの?


[ 聞いてみて、幼子はハッと思いついた顔になる。

  ───なるほど、これは。 ]

  
(79) 2026/04/08(Wed) 16:34:06

【人】 ディア   

 

  なにつかうか、わすれちゃったの?
  もー、しょうがないなー。


[ 幼子の発想というものは、時に月のうさぎより跳ねる。
  よいしょ、と台に乗って材料のある場所を探し、
  自分が出してあげるつもりでうろうろと指がさまよった。

  コヒはさっきバターと言っていた。
  つまり、バターがいる。
  それから大体は牛乳と卵を使っているし、砂糖もあって、
  謎の粉も使っていた……ような……?

  幼子の記憶力はコヒの期待ほど優秀では無かったものの、
  大枠を組める程度の材料は用意が出来た。
  出てきた粉はタルトとは無縁のパン粉であったが、
  本人も「なにかちがう」と本能で察しているらしく
  少し気まずそうな顔で机に乗せる。 ]

  
(80) 2026/04/08(Wed) 16:38:36

【人】 ディア   

 

  おはな……
  んと、えっと、……ばら?


[ 桃色の薔薇が咲いていたのは覚えている。
  けれど今回、それが間引かれるかは分からない。
  故に幼子はコヒを伺うように首を傾げ、
  ついでとばかり、隠蔽するようにパン粉を引っ張った** ]

  
(81) 2026/04/08(Wed) 16:41:35

演じたいキャラクターを選び、発言してください。
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19-

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