266 【身内】幸夏時【R18】
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ひあぁッ、は っく、んんっ……!
[絶頂した後に熱いものが最奥まで突き立てられて
そのまま身体の中には勢いよく、しかもいつもよりも長く
その欲望が注ぎ込まれる。
流動を感じる度に、波打つように内側が締まり
ぶるっと身体を数度揺らして、熱い飛沫を受け止めて。]
は、あっ …はぁっ ……、ん…っ
[頬の口付けに擽ったそうにしながら、恥ずかしげに小さく頷き返した。]
[余韻に浸るように身体を慎之介さんに預けて
暫くの間は息を整えるように肩を上下させてすり寄っているけれど。
やがて事後処理をなんて言われたら、一度は首を振る。
……けど、慎之介さんにお願いされたとしたら、断れるはずもないんだけど。]*
[ふるふると震える身体の中に最後の1滴まで注ぎ込んでしまった後、甘く凭れ掛かる身体を暫し抱きとめて。息が整うまで――整った後ですらも、身を離すのが惜しくもあるのだけれど。
ここがどこだったかを思い出してしまえば、
上気した彼の肌を誰かに見られるのが今更に怖くなる。
一度はお断りされるかもしれないけれど、中に出したものをそのままにしておくとどうなるのかを知っている今となっては引くわけにはいかない。日花も結局は折れてくれるから。]
[広げられた脚の間から、白く濁ったそれが彼の細い内またを伝って流れ落ちるのを見届ける。
それからさきほどの情事でやわらかくなっているそこへ指を入れて、残滓を掻きだした。
ひょっとしたら、指が内壁を擦り上げるたびに先程の熱がぶりかえすかもしれないけれど。そうしたらその熱を燻らせたまま、食事の後にまた身体を重ねたかもしれない。]
| [美味しい食事を楽しんだ後、夜の海辺を散歩をして花火をしたり、翌日は海で泳いでシーグラスを集めたりして、 そんな風に夏休みをはじめて
浴衣を着て花火大会や夏祭りにも行きたいし、 遊園地でナイトパレードを見てもいい。
これからも沢山の夏を重ねていくけれど、彼と一緒に過ごす初めての夏はきっとかけがえのないものになるだろう。
そんな予感を胸に、彼の手をきゅっと握りしめて しばし見つめ合ってから 唇を重ねた。]* (8) 2024/06/15(Sat) 23:52:45 |
[真っ直ぐな、ぶつけられるような思いを全部受け止める。
今までの人生がつまらなかったとか、欠けていたとか、そんな事を思ったことは一度もないけれど
慎之介さんに与えられるものはなんだって嬉しいし、満たされた気持ちになる。
そんな満たされた気持ちのままでいられたら良かったんだけど
中に出されたものが後々お腹を痛くするって、今や二人とも分かっているから
結局は後処理なんかをしてもらうことになっただろう。
また熱が灯ってしまうようなら、きっと部屋に帰ってから
気が済むまで、何度だって肌を合わせた。
いいんだ、だって今日から夏休みだもん。]
| (9) 2024/06/16(Sun) 0:21:15 |
| (10) 2024/06/16(Sun) 0:28:01 |