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【人】 宮崎暁[ 積み上げた物が壊れされ それでも諦められなくて また積上げては、壊され。 いつしか大切に積み上げるほどに 壊れた時の痛みが大きくなると知って。 積み上げることさえもやめてしまう。 ああ何の話かって? 両親の仕事柄、転校ばっかりで 子供の僕は全然友達が作れないんだって ただそれだけのことだ。 ] (1) 2024/06/08(Sat) 23:07:18 |
【人】 宮崎暁[ 友達と言っても程度があるだろう。 浅いぐらいの友達もいれば親友もいる。 僕はその浅瀬で貝のように漂うだけの存在。 浅く付き合うことはあってもそれ以上はない。 砂の城は天災の波に飲まれて消えていく。 何も無くなった浜辺には僕が独りいるだけ。 長くて二年も続かない人との関わりは 僕の性格に希薄という後遺症を遺した。 ] (2) 2024/06/08(Sat) 23:10:29 |
【人】 宮崎暁[ 自惚れるつもりはないけど、 僕のことが嫌いだという人は少ないと思う。 でもその分、僕を特別と思う人も少ないはずだ。 アルバムを見て僕を思い出す人はいても 僕に連絡をしてくれるような人はいない。 それが僕という人間を決定づけて 転勤族で友達を作ることを諦めた子供の 象徴になっているのだと自分でも分かっていた。 ] (3) 2024/06/08(Sat) 23:11:07 |
【人】 宮崎暁[ こんなんだから青い春が降りてきたこともないし、 甘酸っぱい思い出も出来たことなんてなかった。 でもそんな僕にも春はやってきた。 初めてできた彼女は同じ学校に通う女の子。 ] おはよ!幸阪! [ 毎朝、僕は彼女の顔を見るだけで元気になれる。 僕に見えていない何かが見えているみたいな そんな不思議なオーラを持つ、 冬の空に咲く一輪の花のような、素敵な女の子だ。] (4) 2024/06/08(Sat) 23:13:06 |
【人】 宮崎暁[ 皆が帰って静まり返った真冬。 誰の邪魔も入らないその場所で 僕が言い放った最低な告白。 幸阪結月と僕の肌寒い青い春は 僕の傲慢から全てが始まったんだ。 ] (6) 2024/06/08(Sat) 23:15:26 |
【人】 宮崎暁[ 次の転校はいつになるだろう。 それは僕にも分からない。 両親でさえ分からないのに、分かるはずない。 いつか爆発する爆弾を抱えたまま歩む青春は ある時は無機質で、ある時は刺激的で、 だけどそんな酔狂な遊びに身を投じるなんて 並大抵の精神じゃ出来っこない。 いてもいなくても変わらない 僕の人生ゲームでの役割は続いていく。 ] (22) 2024/06/09(Sun) 3:05:39 |
【人】 宮崎暁[ いつか、さよならを言い合う時 不幸だと何かを責め立てたりしないように それが思い出として残せるように 彼女ならそれが出来ると思ったんだ。 だから僕は、彼女を、利用してしまっている。 僕と一緒で、寂しい目をしている彼女が… こうして手を繋いでいないと消えてしまいそうで そんな彼女の儚さが、僕の目を引いたんだ。 ] (24) 2024/06/09(Sun) 3:09:00 |
【人】 宮崎暁[ 僕は絶対に周りには隠さない。 いつか僕の居なくなった世界で 幸阪の名前に傷がつかないように 転校が決まっていた僕に都合よく遊ばれた 可哀想な女の子じゃなくて 僕の転校に仕方なく巻き込まれただけだって。 こんなこと彼女には、絶対言えないけど。 ]* (25) 2024/06/09(Sun) 3:10:04 |
【人】 宮崎暁[ 烏が鳴き始める夕暮れ 僕は体育館へとやってくると ちょっと重い鉄の引き戸を開けた。 音の鳴る方へ 誰かが…いる方へ。 そうして、扉の向こうで 一人バスケに浸る姿に 勝手に自分の背を重ねてしまう。] (27) 2024/06/09(Sun) 3:15:50 |
【人】 宮崎暁あ、ううん、忘れ物とかじゃないんだ。 こんな時間に体育館に誰かいるの 珍しいなって思って。 図書室で勉強してたら音が聞こえたんだ。 [ 邪魔しちゃったかな、そりゃそうだよなぁと、 慌てた様子で手を振りながら 僕は体育館の中へ歩を進める。 ここにいるのがたまたまなんじゃなくて 始めっから居るのが分かってて来たんだって。 初めましての彼女に、僕は笑みながら尋ねたんだ。] (28) 2024/06/09(Sun) 3:16:24 |
【人】 宮崎暁[ 相手の名前もクラスも知らない 僕はまだ名前すら名乗っていない。 それなのに 開口一番に出た言葉は 君の世界に僕を入れてという 立場を弁えない勝手なお願いごとだった。 ] (30) 2024/06/09(Sun) 3:19:09 |
【人】 宮崎暁[ 好きでもない人と付き合うなんて普通じゃない。 普通でありたいと思っていなくとも 上手く学校生活を乗り切るためには 普通に擬態することも必要だ。 と言っても僕の幸阪への好感度は 決して低くない。>>33 それが恋愛的かどうかはともかく、 彼女のことを魅力的と思ってるのも本当だ。 ] そうなんだろうけどさぁ なんか嵌められた気分… 幸阪はテスト大丈夫そうなの? [ 僕とは対照的に幸阪は落ち着いている。 まさかこうなることも予想してたのかなって 疑ってしまいたくなるくらい。>>33 僕が考えすぎなのかもしれないから ついつい幸阪にそう尋ねてしまった。 ] (43) 2024/06/09(Sun) 20:32:55 |
【人】 宮崎暁[ 二人で手を繋ぐその姿も こうして他愛のない話で盛り上がる姿も 幸阪はこの学校誰よりも幸せなんだって 僕は周りに証明したかっただけ。 ] (44) 2024/06/09(Sun) 20:33:23 |
【人】 宮崎暁[ 教室に入ると手を離して、 僕は幸阪の予定を尋ねる。 流行りのお店も、デートスポットも いつだって調査は欠かさない。 幸阪を誘う理由作りは 常に五つはストックするようにしているんだ。 幸阪の予定があると事前に知った日以外は ほぼ毎日こうやって誘っていたはず。 僕はそれだけ幸阪との時間が欲しくて 幸阪にだけはわがままになっていたのだと思う。 ]* (46) 2024/06/09(Sun) 20:36:35 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 女の子との交際なんて幸阪が初めてだったから。 初めてデートに誘った時は迷惑をかけたかも。 なんせ人目につく場所で 「幸阪の時間を僕にちょうだい。 絶対幸せって、言わせてみせるから。」 なんて甘ったるい言葉を吐いてしまったのだから。 当の僕は至って真面目だったけど 周りの男子達はあまりの直球ぶりに言葉を失って、 女子は女子で羨ましそうに見てたり、 あまりの青臭さに顔を赤くしてたり、 幸阪を少しだけ有名人にしてしまったかもしれない。 今にして思えば たかだかデートの誘いなのに 勢いはまるで結婚のプロポーズだ。 幸阪には今でも悪い事をしたなって思っている。 ] (-5) 2024/06/09(Sun) 20:47:50 |
【人】 宮崎暁[ そう言って僕は上着を脱ぎ捨てて腕まくりすると 意気揚々とバスケットボールを手に取り 彼女の世界に一歩、足を踏み入れていった。 勝敗はどうだったかと言われれば… 僕がエアボールをやりまくって 悔しさで床を転げ回ったことはあったかも。 僕の渾身の 「うわぁぁぁ!!クソエイム!!」 聞けるのは僕が彼女に負けた時、だったかな。 (49) 2024/06/09(Sun) 20:55:08 |
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