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【見】 3-A 矢川 誠壱[ 肩をホールドした腕は逃げられないよう 力をこめて、頬に添えた手は、 頸動脈を抑えるように掴んだまま、 無理やりにでも上を向かせた。 開いたままの唇で、彼の唇を覆い、吸う。 舌先を差し込んで歯列を割り、 口蓋を通って舌を絡める。 角度を変えて、何度も、何度も 呼吸を奪えば、微かな痛みが走った。 ちり、としたそれのあと、ゆっくり 力をゆるめる。口の端に溜まった 唾液をぐい、と親指で拭った。 謝らなければ、と頭の中で理解はしているのに 口をついて出るのは悪態で、嫌になる。 微かに鼻を抜けていく鉄の匂い。 歪んだ顔で、それでも笑う雨宮に眉が寄った。] (@35) 2020/11/30(Mon) 1:24:17 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ な んで、笑うんだよ。] わかんねえ、俺、…… ごめん、 [ 小さく頭を下げる。 どうしたらいいのだろう、と頭を ぐるぐる巡らせるのに、あとには戻れない。 ここからはもう、肩を貸すことも躊躇われ。 黙って、ゆっくりとついて宿へ向かおうか。 口の中に広がる血液を無理やり飲み込んで。]* (@36) 2020/11/30(Mon) 1:25:39 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ なにやってんだろ、ほんと。 歪んでるなと自分でも思う。 止められなかった。 こんな感情が己の中に流れていると 今初めて知った。 サイアクだ、という言葉がひどく>>86 頭の中に反響して、ぐらぐらした。 今、数分前に戻れるのなら、と 考えてしまうけれど、そんなことできない。 今更謝ったって、だめだとわかるのに 自分が楽になりたいだけだとわかるのに 謝罪が口をついて出た。 ああ、ほんと最悪。最低だ。 何やってんだろ、雨宮のこと何にも言えない。 むしろ咎めるような言葉を吐きながら あんなことをした己の方が、 よほど最低だと思う。 触れられるのも嫌だろうと思った。 あんな口づけをして、勝手なことばかり 捲し立てた己の肩など借りたくないだろうと。 それでも、ゆっくり歩いていく。 置いていくことなどできるわけがない。] (@42) 2020/11/30(Mon) 12:40:29 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ ただのわがままだった。 自分の中における彼の位置に、 彼の中で自分が立ちたかった。 特別な人の、特別になりたかった。 わかってる。人肌が恋しい日があったとして そこを埋めることなんて、 自分ではできなくて。 その場所は、自分じゃないって。 わかってる、わかってるのに。 後ろから呼ばれた名前に足を止める。 先ほどまでの掠れた声じゃなくて、 なんだか、落ち着いた声。 泣きそうに、なってしまう。 あのさ、と続けられた言葉に ゆっくりと振り返る。瞬間、] (@43) 2020/11/30(Mon) 12:40:52 |
【見】 3-A 矢川 誠壱 雨宮!!!!! [ 血の気が引いた。 ぐらりと傾いた体がスローモーションに見えて。 それなのに、手を伸ばしても、届かなくて。 彼の体が落ちていく。 落ち葉が受け止めた。 俺の手じゃ、なくて、 ああ、───ほんと、もう。] ごめ、 …っごめん、 [ 何か言いかけたのはわかった。 だけど、それを聞くことよりも 手を伸ばすことを優先してしまったから。] (@44) 2020/11/30(Mon) 12:41:50 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ そっと、地面に落ちた体を起こす。 息はあったから、少し胸を撫で下ろした。 そのままゆっくりとその体を 覆うように抱きしめる。] ごめん、 [ ほんと俺、なにやってんだろ。]* (@45) 2020/11/30(Mon) 12:42:17 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 雨宮を抱えて、宿に戻った。 倒れたというと、先生の血の気も引いていて。 そのまま、一室へと運ばれた。 そばについていることは躊躇われた。 なにを言おうとしたのか、 それを聞くのが怖かったからかもしれない。 先生に任せて部屋をあとにする。 その後のことはあまり覚えてない。] (@46) 2020/11/30(Mon) 12:42:34 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ ───夜。 自販機の隣のベンチには誰もいなかった。 そもそも、多分ほとんどの人が外にいる。 「早く行かないと肉なくなる!」なんて ぱたぱた走りながら会話を交わし、 目の前を通過していく人もいた。 少し前まで。 缶のプルタブをかつん、こつん、と また鳴らす。息を吐いた。 見上げてもあるのはぼんやり灯った 宿の電灯だけ。 昼間のことを思い出して、 プルタブから手を離し、唇に触れる。 指先は、唇と同じくらいかさついていた。] (@47) 2020/11/30(Mon) 12:42:57 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ なにしてんだよ、の答えを探していた。 モヤがかかっていて、はっきりしないけど わかっているような気がしていた。 ただ、己の想像と違いすぎるだけだ。 こんなに苦いと思っていなかったんだ。] はーー…… [ 雨宮が言いかけたことはなんだったんだろう? だけど、どうしたって「俺、」と 途切れた後を思い出せることはなかった。] (@48) 2020/11/30(Mon) 12:43:14 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 逃げたって夜には同じ部屋なのに。 ───いや、あんなことをした後だ。 もう、帰ってこないかもな、と 自嘲するように笑った。 様子を見にいくべきだと思う。 純粋に心配だし、己のせいでもある。 めちゃくちゃをした自覚はある。 だけど、動けなかった。 自分勝手だな、また。 「サイアクだ」という言葉だけが また頭の中に響いた。 唇に置いていた手をすとん、と落とす。 深く息を吐いて、またプルタブを かつん、かつん、と引っ掛けた。 外に出る気には到底なれなくて。 誰か、あるいは先生に見つかって、 参加を促されるまでは、そこで ぼんやりしていたかった。]* (@49) 2020/11/30(Mon) 12:43:32 |
【独】 3-A 矢川 誠壱/* 夜といったなあれは嘘だ(仕事中) いやもうむりすぎないですか むりすぎますよね むりです はーーーーーーーいやーーーーはーーーーーもーーーーえーーーーー????????はーーーーーー好きです (-270) 2020/11/30(Mon) 14:25:57 |
【独】 3-A 矢川 誠壱/* えりかちゃんが当て馬になる…? 誤解しにまた乱入すればいいんですか????女々しさ爆発しそうしにたい188cmの大男が女々しいのきつい(手遅れ感) 藤堂さんは、わたしもきてくださるとうれしいなっておもいます!落としてくださったらわくわくしながら読みますし! お忙しくてなかなか難しいのなら無理はしないでいただきたいですが、そうでないのならぜひに! (-272) 2020/11/30(Mon) 14:30:06 |
【独】 3-A 矢川 誠壱/* えりかちゃんはやはり天使だった いやでも当て馬楽しいはわかります わたしも百合の当て馬になりたかった 今からどうにかなんねえかなとおもったけど飯盒炊爨おはぎの会で日下部さんに誤解される要素がなくなってしまったので厳しそうな気がする ていうかそもそも百合とかいう問題ではなくもっと尊いものになりつつあるのでわたし如きが介入したら浄化されて死にそう よしもっと波乱おこす!!!(きらきらおめめ) (-278) 2020/11/30(Mon) 15:11:21 |
【独】 3-A 矢川 誠壱/* あと唇かさついてたからっていってリップクリームわたされるのめっちゃ笑った 矢川はこれから気をつけると思います (-293) 2020/11/30(Mon) 18:02:23 |
【独】 3-A 矢川 誠壱/* お仕事おわりました 延長はどちらでも大丈夫ですが、すぐ寝落ちるのであると安心して寝れます(???????) 延長で不都合のある方がいらっしゃらないのであればぜひに。 (-313) 2020/11/30(Mon) 19:58:45 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 「矢川先輩!」と呼びかけられるまで ぼんやり、考えていた。 ふ、と下がっていた視線を上げると、 そこにいたのは、おそらく後輩なのであろう 小柄なおんなのこだった。 その顔になんとなく見覚えがある。 「えと、ごめんなさい、今すこし、 お時間ってありますか」と胸の前で 握った両手を震わせる彼女を見つめて、 頭の中をくるっと巡らせていれば、] ───あ、ライブ、いつも 来てくれてる子、だよね。 [ と合点したことを口にした。 かかか、とあからさまに染まる頬。 「覚えてくださってるんですか」と 言われたから、「うん」と頷いた。] (@50) 2020/11/30(Mon) 20:24:53 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ いつもだいたい自分のポジションの前。 最前列で跳ねる彼女のことを覚えてないのは さすがにバンドマンとしてまずい気がする。] どうしたの? [ そう問いかけつつ、眉尻を下げたのは、 彼女の用になんとなく察しがついたから。 かつん、と爪で引っ掛けたプルタブが またひとつ音を立てた。 ちら、と視線を動かした先。 廊下の奥には彼女の友人らしき2人が こっそりちらちらこちらを確認している。 「あの、その、」と前置きを長めに置く 彼女を見つめていた。 ───答えは、決まっているのに。 染めた頬。震える手。 小さくて、可愛らしいと思う。 だけど、俺は───] (@51) 2020/11/30(Mon) 20:25:24 |
【見】 3-A 矢川 誠壱───ごめん [ 静かな廊下に落ちた言葉を拾った 彼女の震えがその瞳が泣きそうに揺れる。 耐えようとしているのがわかった。 「イチさんには、好きな人、いるんですか」 途切れ途切れに尋ねられた言葉。 今日の昼、己が彼に問いかけたのと同じ。 好きな人、か。───うん。 答えは] わからない、 [ わからない、のだ。 誰かの特別になりたいと思った。 誰かを特別に思いたいと思った。 それが、誰なのか、見つかってないと、 ずっとそう思っていたけれど、 それは、───友人である彼だと、 雨宮健斗だと、気づいてしまった。 彼は特別だけれど、それよりも、一層。] (@52) 2020/11/30(Mon) 20:25:49 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ だがそれがどういう感情なのかわからない。 好きな人、とくくってしまっていいのか。 己にとってW好きな人Wとはいつも 通過して、いなくなるものだったから。] だけど、 [だけど。 浮かぶ、顔はある。] 大切な人は、いる。 [ それが恋なのかはわからないけれど。 もしもこれが恋ならば。 目の前の彼女もまた同じような 苦味を、痛みを、持っているのなら。] (@53) 2020/11/30(Mon) 20:26:14 |
【見】 3-A 矢川 誠壱…ごめんね、ありがとう。 [ そんな思いをしてまで、 思ってくれたことに、感謝したかった。 目の前の女の子はぶんぶん首を横に振って、 耐えられなくなって溢れた涙を 拭うこともしないまま、笑って。 「こちらこそ、ありがとうございました! また、ライブ、いっていいですか」と 言ってくれるから。 もちろん、と頷いてこちらも笑った。] (@54) 2020/11/30(Mon) 20:26:31 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ ───彼女を見送って、しばらく。 立ち尽くしていた足を動かし、 窓へ一歩近づく。 高く昇った月が煌々と照らす。 昨晩、風呂で言われたことを思い出した。] ───月が、綺麗だな。 [ まだ整理はついていないし、 名前はうまくつけられそうにない。 だけど、話さなきゃいけないと思った。 話したくないと言われたらそれまでだけれど。 あの時言いかけた言葉を、ちゃんと 受け止めなければいけないと思った。 まだ間に合うのなら、 それ以上に届かなくても。 友人で、あるためにも。]* (@55) 2020/11/30(Mon) 20:26:46 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 雨宮を運んだ部屋へと足を向けた。 お見舞いと謝罪の意を込めて、 コーヒーを一本買い足した。 自分のはすっかり冷めきっていたけれど。 部屋のチャイムを鳴らすか迷って、 ノックを3回、した。 眠っているかもしれないし、と 思ってのことだったのだけれど、 出てきたのは教諭だけだった。 もう大丈夫だと言って戻った、と 言われれば「そうですか…」と落とす。 まさかバーベキューに参加しているのだろうか。 頭を下げてそこをあとにした。] (@56) 2020/11/30(Mon) 21:15:38 |
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