【教】 ]Y『 塔 』 プロセラ何の縁も無いひとに 何故だかいつの間にか焦がれてしまった。 焦がれているだけで良いと思った。 それしか赦されないと思った。 だから最期まで口を閉ざして 秘めたまま死ぬことにした。 最初は何の形にするつもりもなかった感情は あっというまに抱えきれなくなって 溢れそうになって初めて『太陽』にだけ打ち明けた。 どうして『太陽』だったかはわからない。 望む形で上手く受け留めてくれる気がしたから。 >>0:n2『ある日、『悪魔』が 『愚者』を殺してしまいました』 衝撃を受けた。きっとみんなとは違う意味の。 >>0:156『愚者』と『悪魔』の関係に憧れた。 欲しかったものが明確に形になった瞬間に感動すら覚えた。 或いは叶わぬ望みを葬る棺を漸く見つけた 安堵だったのかもしれない。 ああ、これでやっと終わりに出来ると思った。 (/31) yahiro 2022/12/18(Sun) 16:54:11 |