【人】 宝石人 リリス−現在・大図書館某所− 「降りれるけど、シューって! 流れ星みたいにしたら楽しそう!」 先ほど見た彗星のイメージで杖で弧を描きます。 勿論魔法陣でゆっくり降りる事はできますが、流れ星だって素敵でしょう? リリスは想像だけで楽しくなって、またピカピカと髪や衣服を光らせました。 キラキラ、キラキラ。髪の全てではなく、衣服の全てでもありませんが、光が散ってまた灯ります。 「スノウも見たことないのあるんだ。 そっかあ、私は全部見ることができるかなあ。 でも、ここからなら図書館のは全部見えるかな?」 全部見えたとしても、細かいところまでは見る事はできないでしょう。 でも、人が賑やかにしている様子が楽しくて頬が緩みました。 人里離れ、人から隠れていた頃よりなんて楽しいのでしょう。 リリスは毎日が楽しくて仕方がありませんでしたが、今日はその中でも一番の日になるかもしれません。 (60) 2023/06/23(Fri) 19:26:18 |