「……………」
すぐに出来そうなのは【ノートに書いてみる】だった。
……ワンルームの家には背広と引き出物、そして。
あいつが投げた結果俺の手中に収まってしまった、白と黄色、オレンジの花で作られたブーケがある。
目に入るとあいつの『ナイスキャッチ!』が蘇るので見たくない、だが捨てるに捨てられなくて逃げてきたのだ。
>>0:17どこまでも半端な自分に嫌気が差す。
空になったパフェグラスとティーカップを見つめ、伝票と荷物を持って立ち上がった。
さっきの店員さんが会計に立っていたら、支払いを終えた後に軽いお礼をしようと決めて。