![]() | 【人】 客 葉月(──瑛斗は、友達だ。 あいつはなにも悪くない。悪いことなんかしてない。 あいつはきっと、俺の気持ちにも気付いてたから。 サポートしてくれてたんだ、それで、) [走っている最中、もしかしたら誰かとすれ違っていたかもしれない。 けれど俺は気付く余裕もなかった。 立ち止まる。ここはどこだろう? 耳鳴りがうるさい。頭が痛い。 ──消えたと思っていた汚いものが、いっぺんに噴き出してきた。そんな気持ちだった] (175) memeri 2023/03/07(Tue) 20:03:47 |