人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【神】 Chiavica テオドロ

「全く。逮捕状の請求を省けるなんて、
 仕事が矢継ぎ早に回ってくると同義ではないですか」

立場を弁え、あくまで静かに受け止めて。
そうしようとして、我慢ならない分を好き放題言ってのける。
肝が据わっているもので、法自体に驚きは少なかった。

「魔女狩りなんてそれこそ前時代も甚だしい。
 確たる証拠も無しに疑い合うなら勝手にどうぞ。

 痛くない腹を探られるのも癪なので、
 業務を割り振られたら従ってやりますけどね」

懇意にしているから異を唱える、なんて。
それらはただの建前にしか過ぎなくて、
実態はただ気に入らない者を牢に入れる理由を作っているだけに決まっている。本当にくだらない。

「善悪を左右するのは人……
 ええ、お望みならば、そのように」

#警察署_朝礼
(G5) backador 2023/09/14(Thu) 22:06:05

【人】 Chiavica テオドロ


「今日はお料理教室の予定でもありましたか?」

いや、ない。警部補と学ぶ反語。
こういう時、無神経に口を開ける自分のことは、
そこそこ便利だと思っていて嫌いではなかった。

「法の番人が法を畏れてどうするっていうんですか。
 発令した奴らと同じくいいように使ってやればいい」

後ろめたいことなんか当の署長代理にもあるくせに。
全く、威張り散らしてそれっぽいことを言うのも才能である。
言いづらいことにずけずけと踏み込んでは言い散らしていた。

#警察署
(8) backador 2023/09/14(Thu) 22:15:46

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「勧める側なのが彼らしいというかなんというか……」

向こうには二人の仲を裂こうとしていないのが不思議に思われていそうだが、とても言えた立場ではないのが事の次第。ここで咎めることができないんだものなあ。

「誰に恨まれても止まる気がないんだったら、
 傍迷惑でありつつも好ましいとすら思いますね。
 幸せを持ってくるという名目上なのがタチが悪い」

皮肉。嫌味。それに見せかけた純度の高い本音。
自分は迷惑だと言われればきっと止まってしまうだろうから。

「……俺から言うことは決まっています。
 やっぱりあんたの生活は重々気を付けたほうが良さそうだ。

 体調でも崩されたらどことも知れぬ誰かが連鎖的に不幸になるんだろうし。俺はその防波堤となりましょう」

なんていい上司なんでしょう。添える言葉はわざとらしい。
自己価値の顕示とか、幸福指数の全体最適とか、
押し付けがましいことはなるべく無しにしたいもので。
(-20) backador 2023/09/14(Thu) 22:32:43

【人】 Chiavica テオドロ

>>1:150 ダニエラ

「ああもう、一度に言われても困ります」
「少し興味を示したからといって一気に流し込むのは、知識屋特有の悪癖ですからね」

そこまで記憶容量を割きたくない。嫌でも覚えてしまうというのに。甘味を食べた直後だと特におかず系に頭が向く。サンドイッチにベーカリーか。

「軽視してたわけでは決してないですが、
 趣味人の熱意というものは甘く見ていましたね……」
「全く、仕事に関してもそれくらい饒舌だといいんですが」

そうはならないことがあまりにも分かり切っているので、
苦言は最早本当に苦し紛れの一言にしか過ぎなかった。

コーンを齧って齧って、
いつも通り不機嫌そうな表情を見せつつ。

「お気楽さは少しくらい見習うべきなのかもしれませんね。
 ご察しの通り近頃はいろいろ大変≠ネので。
 間食の有用性については認めてやらんこともないです」

勤務中にしでかすのは問題な訳であって、
今でもちょっとした休憩時になら強く咎められはしないしな。
男なりに譲歩をしている、という発言であった。
(14) backador 2023/09/14(Thu) 22:53:08

【人】 Chiavica テオドロ

>>11 アリーチェ

「残念ながら、冤罪上等のように見えますからね。
 我々にできることは波風を立てないようにすることだけ。

 ……どうもきな臭いとしても、
 少なくとも署内で言うことではありません。
 そう、いつまで職場で俺をテオと呼ぶつもりなんですか」

話題のごまかしついでに凄い曲がり方を見せる。
仕事とプライベートに強く線引きをしている男として、
呼ばれる度に眉をひくと動かしている。照れかもしれない。

「エルヴィーノ……いや、いいか……
 今日は二食食えそうですね、良かった良かった」

ここで怠惰に小言を言うのも、まさか白々しさの裏をつつくのもあまりにも野暮というもので、これまたわざとらしく乾いた笑いを出していた。
(18) backador 2023/09/14(Thu) 23:07:40

【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ


『非番、今日から明日にかけてなんですが』
『合うようだったら勝手に合わせてください。
 この頃の治安のろくでもなさを気にしてなければですが』

施行された方をよそにメッセージか電話かを用いて、
男は以前の話に対する返事を律儀に伝えていた。

幾ら素性に敢えて触れてないとはいえ、起き得るリスクはあまりにも容易く想像できる。
とはいえやはり言い出しっぺが断るのもどうかと思ったので、断られたらそれでいい逆なら腹を括ろう、くらいの心構えでいた。
(-38) backador 2023/09/14(Thu) 23:15:20

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「あのねえ。不幸になるかは知りませんが、
 俺だってこう見えて薄情者ではないのですが」

自分のこれはそもそも今より下があるか分からない故のものだが。前の葬儀の与太話を指して俺だって≠ニ表現している。

自己評価の低さも似たり寄ったりだなと半目を向けて。
それから、呟かれた言葉には興味深そうに眼を丸くした。

「ああ安心した。居ること以上に、
 自覚でもってあんたの口から語られたことが。

 幸福の押し売りよりも不幸の置きっぱなしの方がよっぽどろくでもない行為であることは言わずもがなでしょうし。
 Fidanzataでも何でもいいですが、意識はしておいてくださいね」

何でこんなことを。お節介にも程がある。
ノンストップで自嘲を重ねているが、言い出したならば止まらなかった。
(-45) backador 2023/09/14(Thu) 23:42:22

【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

『丸一日働いた次の日は何人だろうと非番にされる』
『俺だって正直こんな時に休みが挟まるとは思わなかったよ』

法が足されたとして、元々ある制度には敵わない。
色々不安はあるが今変にごねて目立ちたくもなかった。

『粋な男である為にはあちらを立てればこちらが立ちませんね。
 まあ、何かの義務じゃあるまいし。
 此方として少しくらいは楽しむ準備でもしておきます』
(-48) backador 2023/09/14(Thu) 23:47:54

【人】 Chiavica テオドロ

>>21 エルヴィーノ

「しっっかたないですねえ」

幼馴染や同僚の困りなどお構いなしに勝手に食おうとしてはいたが、水を向けられればこれ見よがしに溜息を吐く。

三食がデフォルトな上、幼馴染のせいで間食の機会も多く。
クロスタータの一切れや二切れ、大した苦でもない。それ以上はどうだろう。昼の量を減らさねばなるまい。

「…… ……うん、
 いやそりゃ……美味いですけど」

とっとと一つ手に取って齧って、投げやりな感想を漏らす。
食感がまず良いし、バターの風味がジャムとよく合っている。

ただイタリア人らしく色々褒め称えるにはあまりにも馴染みがありすぎる。今日も内心言い訳だらけだ。
(22) backador 2023/09/15(Fri) 0:01:08

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「……」

違和感のある言い方に頭が警鐘を鳴らす。
気付くな。知らないフリをしろ、と。
それでも情報の咀嚼は行われてしまう。

「ほんっと」

話が繋がって、嫌悪するような哀しみに歪むような奇妙な表情を見せる。話を続けた方も続けた方だが、ヒントを出す方も出す方だと、他人の所為にもしたくなる。あんただってそうだろうに。

「俺は恵まれてるんでしょうね」

己の助けたかった相手は助けられなかったが五体満足で生きている。
そうでなければ、こちとら今以上に歪んでいるに決まってる。
気持ちの量も、事の重大さも、相手の方が深刻のように思えた。

「やはりこのまま死なれるのは寝覚が悪い、エルヴィーノ。
 これこそ一番のお節介かもしれないが、
 死神の口説きから暫くあんたを遠ざけてやらないとな」
(-67) backador 2023/09/15(Fri) 0:26:02

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「なんですか」
「焦らずとも秋の花はこれからが盛りですよ」

当たり前な事だが、今日はどこか落ち着きのない人影が多い。
いつも手玉に取ってくる女も例には漏れず。
ここまで来ると自分が異常なのかとさえ思う。

毎度の如くワインレッドのエプロンを纏っていて、
変わらず花の世話に従事しているところだった。
(-71) backador 2023/09/15(Fri) 0:33:26

【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

『お休み以外にも余計な物が沢山降ってきますが』
『だからこそたまの休みくらい、
 有意義に使ってやるべきなんでしょう』

連絡を終えれば、腹も括ったものだから後は早い。

服を直感に任せて選んでは早々に支度を終えて、
約束の時間より明々白々に前倒しで着くだろう男は、
何処かで時間を潰すでもなく、ただじっと待っているつもり。

「……ただ遊びの約束を入れるのは何時ぶりだろうな……」

薄い色のジャケットにラフなジーンズを合わせた秋らしい装い。
表立って出掛けるとなれば意外と飾り気が湧いてくるもので、
相手とつり合いがとれていればいいんだが、くらいは考えていた。
(-161) backador 2023/09/15(Fri) 15:37:17

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「本当に何ですか?あなたらしくもない。
 ……本格的に忙しくなるのはもっと後でしょうし、
 まだ差し上げられる時間はそれなりにありますよ」

軽口を交えて、こちらはやはり、
あくまでいつも通りで振舞おうとしている。
動揺をするのは決して自分の役目なんかじゃないから。

「手入れは前日に粗方済ませたので今からでも大丈夫です」
「それに一日くらい俺がサボっても文句は言われないでしょう」

話の続きが気になりはしたので、花の世話を早々に切り上げるつもりで。ここで早く本題を言えと宣うのも、あまり粋な男のそれではない気がしたし。
(-162) backador 2023/09/15(Fri) 15:46:05

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「その是非を重ねて語るのは、
 やはり俺では無責任だから端から考えません」

「ただ、選択をするというのは、
 いつだって確かな価値がある行動ですから。

 それが罪に問われるものではない、
 ならば少なくともある程度の便宜を図ってやるのが、
 価値ある人間のすることでしょう、ねえ」

これは決して善意によるものではない。
己の価値を押し上げるための足掛かりに過ぎないのだと。

嘘ではない、丸っきりの本音でもない、
やはりいつもよりか、幾らか柔らかい態度で言う。

「……我々の人生の周囲にはどうも、
 ろくでなしも、人がいい奴らも多いようで。

 前者を縊り、後者を守る。
 俺はあくまでその仕事を全うしているまでですから」

出来ればあなたもそう在りなさい。ケダモノだって。
正義感も誇りもなく。自己価値の顕示に従って動く男は、
何か満足の行くものを得たのか。薄い笑みを浮かべていた。
(-164) backador 2023/09/15(Fri) 16:17:24

【人】 Chiavica テオドロ


「寓話では天罰が降りる物言いですね」

大きいものを選り好む欲張りは、
大抵ろくでもない末路を辿っていたような気がする。

食える時に食っておくのが悪いことだとは思わないから、
これはただの軽口程度ではあるんだが。

「まさか。この程度で助けただなんて。
 ハードルが低いにも程がありますよ、アリーチェ」

いつの間に一切れを胃に収めていたのか、
二切れ目に手を出している。甘めのフィリングが丁度良く腹に溜まっていい気分だ。

「ただ感謝は減るものでもないでしょうし、
 有難く受け取っておきます。
 いいですか。次は堂々と出してください」

この日さえ乗り越えてしまえば、
心理的ハードルはそれこそ低まっているだろうが。
終いに小言をつけないと気が済まない性分なのだ。

#警察署
(35) backador 2023/09/15(Fri) 16:25:32

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「はあ〜怖いことを聞いてしまった。
 秘密は女の魅力、明らかになった狡猾さは女の鈍器です」

そうと決まれば手早く片付けを終える。
もっと任せればという言葉には今更反応するまでもないので、親愛の気持ちを込めて無視をしていく。

「で、本題は?」
「まさか、ただ散歩がしたいというわけでもないでしょう」

歩き出して、すぐ堪えきれずに催促してしまう。
別に散歩がしたいからって文句は言ったりしないのだが。
(-182) backador 2023/09/15(Fri) 19:28:12

【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

「ああ〜。そう来ますか」

聞きようによっては何だか失礼な物言い。
ギリギリで褒めてはいる。成程、サングラスときたか。
まあ並んで歩く分にはそこまで浮くこともあるまい。

「俺の方は……会いたいかどうかで言われれば、
 そこまでだったかな」

口から出るあれこれの平均点が軒並み低い男の言うことなのであまり真に受けなくていい。会いたくなかったとは言わないだけそれなりに心を許してると言えよう。

「そんな馴れ馴れしい親戚みたいなことを……
 余計なお世話。俺はそこまで愛国心がないもんでね」
「縁があればいつか良い感じにはなるでしょうよ」

朴念仁というわけではないが、
意欲があるわけでもないので、返す言葉は投げやり気味。

この男は誠実で真面目に違いはない。
けれど案外若いところはあるし、堅物というほどでもない。
根っこの方にはイタリアの男らしい気風を持っているのだ。嫌味な性格がそれらを覆ってしまっているのだが。
(-186) backador 2023/09/15(Fri) 19:55:24

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「まあ俺もだいぶろくでなしの自覚があるから、
 この仕事に向いてると思ったんですよねえ」

ろくでなしに向いている仕事と言えばもう一つあった気がするが、今はあまり冗談にもならないので閉口しておくが。

「何はともあれ呼び止めてよかった。
 これらを知らないまま、これから先仕事を続けていたかもしれないと思うとぞっとしないですね」

言ってしまえば人の異常性。
己はあらゆるものをひっくるめて価値と呼んではいるが、把握しておいて損はない。不利益があったらそれはそれで構わない。

「改めて言っておきます。手前の命の使い道は自由ですが、
 命を無駄にするようであればしっかり叱責しにくるので」

「どれだけ内臓がイカれてても一食はするように。
 飢えが祟って動けなかったら本当にお話になりません」

生活に関する小うるさい有難い話の上に、
自分の、過去の因縁に纏わる話をひとつ付け足して。
今日の小言はこれで勘弁してやります、と嘆息した。
(-189) backador 2023/09/15(Fri) 20:06:14

【人】 Chiavica テオドロ

>>40 イレネオ

「法の番人は神ではありませんからね。
 一歩手前、裁きを下すのも我々の管轄ではないし」

軽口をちゃんとそれらしく受け止めてもらえると、
こちらも遠慮なく嫌味ったらしい笑みが浮かぶ。

「寓話が現実に活きるというのなら、
 警察というものはもっと楽な仕事に決まってます。

 ……これちょっと大きいですね」

全然小さいもので良かったのに。そんな困った瞳。
手を付けたものを戻すのもみっともないので食べてやるが。

「法もそうですが、後から都合のいいお話がついてくる物……いつだって得する側にいたいもんですね」
 
(44) backador 2023/09/15(Fri) 20:25:17

【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

「全く無いとは言わないけど、
 あんたを前にしてると微塵も無いような気がしてくる」

ここまで尻尾を振られていると、
来てやった甲斐があるようにも思えてくる。
こちらもどことなく気楽な様子で歩いて行って。

「誰も彼も女をとっ捕まえるのを生きがいにしてるわけじゃないんですよ。俺は基本、仕事をしている方が楽です」

期待してもらわないで結構。肩を竦めている。

「もっと言えばこういう人付き合いも楽ではありますがね。
 勘違いされやすいですが、
 遊びが嫌いだったりするわけじゃないんで」
(-196) backador 2023/09/15(Fri) 21:18:49

【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

「そんなん俺が金を取る側じゃないんですか?
 腕を疑うわけじゃないが、勿論憚りだってあります」

要らん事知った。子守唄歌えるほど繊細な奴だったとは。

「天地でもひっくり返らなきゃ早々変わりませんよ。
 人がやりたがらないことをやってやる、価値の証明をする、
 その軸があるだけで、結構柔軟……というのは言われなければわからないか」

「別に……苛立ちますが苦手とは思いません。
 そもそも向こう側から苦手にされているでしょうしね。
 強いて言うんだったら、お気楽以上に好き好んで仲良くしてくる奴のほうが苦手ですけど?」

わざと突き放す言葉を択んでいるだけで、
実際苦手なものは極端に少ないようだった。
嫌な顔をしたり、嫌味を言ったりしていても結局懐に入れてしまう。

「……飲み込みが早いですね。いいことです」

周りから作法を吸収する様子を横目で見つつ。
何度か出入りしている故にこっちは割と馴染んでいる。
(-217) backador 2023/09/15(Fri) 23:46:59

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

「ははは。勿論善い人≠煬いてると思いますよ。
 ただ俺が警察を志した理由は、漠然とやれそうだったからで。
 いつだって誰か真面目な人に聞かれたら怒られるものです」

暗に自分は善い人≠ナはないという。それだけは譲らない。
真面目で誠実だという側面は強ち間違いじゃないんだろうが、自覚がない部分も含めたとして自分の事を一番よく知ってるのは自分に他ならないのだから。

「色々と……思い通りにはいかないものです。
 何せ一つの命には一人以上の人生が引っ掛かってることが多々ありますから」
「はあ。そんなことを言えてしまうのすら愚かだという自覚を持ってください。子守唄でも聞きたいですか?」

こちらも冗談半分。子守唄なんか歌えない。

「長々と引き留めてすみませんでしたね。
 何かの予定に食い込んだとて責任は持てませんが」
(-223) backador 2023/09/16(Sat) 0:23:22

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

仕事柄、多少なりは警戒をしている。
風情を僅かに感じながらも、気を張って、
決して法の番人であることを怠らないように。

「腹立たしくは思いますが、
 自分ひとり逆らったって何も変わりません。

 幸い……動きたがりがいくらでもいるから、
 俺のところにまで仕事が回ってくるようなことはなさそうですが」

元より警察やマフィアだのの肩書に拘りはなかったのだ。
仕事はしてやるが、道理がなっていないとも思っている。

「別に。俺は俺のやりたいようにやるまでですから。
 捕まるんだったらそれまででしょうよ」
(-226) backador 2023/09/16(Sat) 0:45:04
テオドロは、そりゃあね。自分のことのような相槌。なので勿論食える。
(a10) backador 2023/09/16(Sat) 0:56:32

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「はあ」

花の香がした気がする。路傍に咲くそれではない。
押し付けられた花束のような、意識を逸らせないもの。

「いいですけど」

拒めない。親しい人間を守れない、なんてことがあってはならない。今も己を蝕んでいる自己価値の証明。
喉元に切っ先が突きつけられたような感覚を、努めて呑み込んで、淡々とした言葉で返す。

目の前を見ているようで、
遠い何かのリフレインを感じている。
それだけ、根深い人生観を突き、穿り返されている。

「どうなっても知りませんよ」
「俺はあんたほど、この関係に思入れはないんだから」

無いとしても、守ろうとしてしまう。
全体の最適のために己を擲つ人間ならば当然のことだ。
(-262) backador 2023/09/16(Sat) 11:54:11

【人】 Chiavica テオドロ

別に食いさしが良ければくれてやりますけど。
軽い逆上と苦笑が織り交ざった奇妙な口角の上げ方をして。

「警察の犬に徹することができるなら、
 この状況下では寧ろ良いことなのではありませんか?」

「何か業務に支障が出たら即刻叱責の用意をしますが……
 そうでないのならいちいち目くじらは立てません。
 非効率的な真似をしなければ大体は些事ですので」

こちらもこちらで、敢えて嫌味な言葉を選ぶものの、
存外根っからの狭量というわけではないのである。

苺のクロスタータ片手に講釈垂れる様は、
どことなくギャップがあって僅かに滑稽にすら見える。

#警察署
(57) backador 2023/09/16(Sat) 15:49:19

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「……ああ」

今見せた、害意とも言い難い何かの気配に、
首筋を這うかのような鈍い警鐘がした。

ほんの僅かでも不自然な動きの名残を見せたならば、周囲にも、勿論あなたにも警戒していた男は、何をしようとしていたかはともかくつぶさに感じ取って。
そして余計な衝突のないように黙って──線を引きなおす。

今度は、外側に。

「今俺にリードを付けておくのは良い判断じゃないですか。
 俺にも……変に自分の命を使い潰さなくて済むという点で、しっかりと利がある」

不可解には思わない。証拠に今自分は笑っている。女であれ男であれ、水面下で駆け引きをするのは当然で、嫌いではなかったから。

男は時には知らぬふりをしてでも相手を悦ばせてやるべきだ。
枯れるまで面倒を見てやる。それが甲斐性というもの。


「住所でも教えてやりましょうか?
 来たけりゃ来ればいい。何もありませんけどね」

ただ好かれるよりも、価値を見出されるほうが、
こちらにとってはよっぽど上等に思えた。
(-274) backador 2023/09/16(Sat) 16:49:49

【独】 Chiavica テオドロ

/*
2日目は前日にいろいろちょっかいかけられたこともあって、これでも結構上機嫌らしい(テオドロ㊙情報)
(-275) backador 2023/09/16(Sat) 16:58:02

【人】 Chiavica テオドロ

「あなたの胃が縮んでしまってるんでしょうが。
 ……差し引いて俺も良く食う方なのは認めますが」

誰のせいなんだか。幼馴染の方を見遣る。

「内臓の慣れ≠ニいうものはありますからね。
 無理して物を詰め込めとは言いませんが、
 何か機会を設けて少しでも食わせるべきか……」

話半分ではあるが、誰かが乗り気なら行動に移すくらいの気概はある。同期より一足早く出世する秘訣だ。

「取締法には従うっていうんです、
 多少の無礼くらい多めに見てもらわなければね」

……もしかすれば少し機嫌がいいのかもしれない。
法の施行以上に、細々とした要因が転がっていた。

#警察署
(61) backador 2023/09/16(Sat) 17:10:13

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「片腹痛いですね。あなたに俺の飼い主が務まるとは到底思えません。なんならあんたより俺のが飼い主向きだと思いますよ、お嬢さんSignorina

こちらとて調子が戻ってきたのか、売り言葉に買い言葉。
本気にしたわけでもないが、さりとて冗談でも引きはしない。

「隠れられる場所があるなら用意しておくべきでしょうね。
 ……別荘の用意ができる上司か。豪胆だな。
 俺ならば持て余しそうではあるが、にしたってだ」

花壇置き場にしかならないだろうし、
いざ自分が逃げ込むとなったらどこぞのホテルで十分だろうが。
そういう仕事ってやっぱり常識に囚われていないなあ。

「話が上手い事纏まってよかった。
 もし、万が一フィオレさんを怒らせるようなことがあったら、
 埋め合わせはただでは済みそうにないですし」
(-315) backador 2023/09/16(Sat) 21:26:25

【秘】 Chiavica テオドロ → pasticciona アリーチェ

「俺はお世辞は言わないってのに、
 あんたって意外と怖いもの知らずだよな……」

素に近い口調で、その妙な心配性をつつく。
この俺に出せるんだったら誰でも行けないか。
気を遣われないのが楽ってんなら構いやしないが。

「別に……いいですけど。予定があるわけじゃなし。
 仕事もすぐに忙しくなるわけでもないだろう」

一瞥くれただけで、その視線はすぐに正面に戻される。
まず最初に一度断っていない時点でそれほど面倒がってはいないらしい。幼馴染であるあなたなら分かるはずだ。
(-317) backador 2023/09/16(Sat) 21:32:48