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【見】 経営企画室長 ミロク職員室 十数台の机が並ぶ廃校舎内の事務室。 その日の予定を書くためのホワイトボード、過去の資料が詰め込まれた棚、机の上にはそれぞれ一台ずつPCも。働く職種は違えど彼にとっては見慣れた環境だ。 イレギュラーが起きてもここはホーム。 机の上に足を組んで座りながら手に取った資料をパラパラとめくっている1人の男。 [いけない、つい口元が緩んでしまう。] [手に取ったのはこの学校の生徒の個人情報ファイルらしき書類。奇妙な事に全員の顔が消しゴムで擦り消されたかの様に空白になっている。オマケに文字は読めない…見たことも無い言語だ。こう、手に触れるものが次々と、私が非現実的な空間にいることを証明してくれる。] 唇に指を当て思い耽る、様な仕草をしながら、緩んだ口元の位置を整え様とするミロク。 次は、PCに手を伸ばそうとする。 (@0) 73u 2021/02/04(Thu) 23:05:09 |
【見】 経営企画室長 ミロク数時間前のこと……。 ミロクは勤務地の病院で経営企画会議の資料を整えていた。今日は誰よりも早く出勤し、穴や欠けが無いか最終チェックを行う。 [転勤はこれで三度目。経営企画室長に昇任してから初めてのプレゼンテーションになる。ここで幹部からの印象を稼いでおかなければ…あと3時間か、緊張するなぁ。] ネクタイを緩め一息つく。 [仕事は嫌いじゃない。人生という長い時間を要するリアリティゲームだ。これ以上無い退屈凌ぎになる。難易度が高い方がクリアし甲斐があるというものだろう?] [でも、少し休憩はしようか。他の職員が出勤してくるまではまだ全然時間がある。] 目を瞑り椅子の背もたれに凭れかかる。 [しかし、あるはずなのに無い。 腰が後ろへ100°…120°…140°…160°…最終的には180°、いや、椅子から尻が滑り落ち身体ごと床に落ちていく。受け身を取ることすらできない。] フワッと…。 [空気が身体を通り過ぎる感覚。] (@1) 73u 2021/02/04(Thu) 23:07:24 |
【見】 経営企画室長 ミロクどこかの教室 そこは学校であればどこにでもある何の変哲もない教室であった。京都の街並みの様に規則的に並ぶ数十の机、無駄に大きな黒板。 そして響く柱時計の音……。 [ゆらりと起き上がり、その景色を見る。長らく忘れていた光景だ。ここが教室であることはすぐにわかった。何が起こったのかだけがわからない。頭の整理が追いついていない。一先ず頭を動かそう。] しかし間髪入れずミロクの脳裏に少女の声が轟く>>1。その耳鳴りにも似た感覚に、両耳を押さえ蹌踉めいてしまう。こんな声を聞けば余計に混乱が増してしまうだろう。 「…?!…っ???!」 机の1つに手を付き倒れない様身体を支える。 (@2) 73u 2021/02/04(Thu) 23:08:54 |
【見】 経営企画室長 ミロク少女の声…脳裏に焼きついた耳鳴りに慣れ、平衡感覚のもと教室の窓際まで歩く。外にはグラウンドが広がり、それを囲む様に壁、そして、その更に外には町並みが広がっている。 [一見、奇妙な様子は感じられない。どこかの地方の普通の町並みに見える。だが、つい先程までいた新しい職場から見識の無いこの地方までノータイムで来たことそのものが気になる。何故学校なんだ?意味不明だ。] [あの少女の声も…私の頭に直接?何らかの薬物の幻覚作用か?まぁいい。頭の中であの声の覚えている内容を繰り返す……。] 「…………。」 [それだけでも色々な情報が得られた。] [よし。次はこの場所の情報集めだ。具体的にどこの地域にいるのか知りたい。そうだな、情報を集めるなら一番都合が良いのは……。] 思考が纏まった。 教室を出る為ドアに手を掛ける。 「ああ、そうでした。これは独り言ですが 『ついでにタロットも探すとしましょうか』 。」そう宣言するなり、にやりと口元と目を歪ませミロクは 職員室へ向かった。 →現在、職員室に至る。* (@3) 73u 2021/02/04(Thu) 23:10:29 |
経営企画室長 ミロクは、メモを貼った。 (t0) 73u 2021/02/04(Thu) 23:17:35 |
【見】 経営企画室長 ミロク職員室のPCに触れる。 作りとしてはミロクの認識している一般的なものとそう変わらないがキーボードには見慣れた文字が1つも無い。電源ボタンすら不明。 そんなPCのキーだが適当に触っている内に偶然起動する。やはり画面も彼にとって見慣れたものでは無かったが……今はロードを待つ。 その間、ミロクは考える。 (@4) 73u 2021/02/05(Fri) 13:30:30 |
【見】 経営企画室長 ミロク[@ここに来ている客は複数 検討事項:対立か共闘か。 A客の多くは24時間前から来ている 注意事項:24時間のアドバンテージを得ている。自分がイレギュラーな存在なのか? B「争い」「殺される心配」 注意事項:主犯格、参加者の中に"こういった"価値観が存在する。危険性あり。 Cタロット・効果の発動 検討事項:魔法の様な道具が存在する。その能力と適応範囲は今、今後共に活かせるか。 D「ここに居たくないのなら」「失敗したら」 注意事項:行動しなくても行動して失敗しても結局は同じ。「探す素振りを見せて」による強制力は無いに等しい。] [不思議と不安は無い。逆だ。年甲斐も無くこんな馬鹿馬鹿しい状況に興味を持ってしまっている。訳がわからない、だが、それが楽しい。] 口元がまた自然と緩む。* (@5) 73u 2021/02/05(Fri) 13:30:53 |
【見】 経営企画室長 ミロクPCの起動が完了する。 [相変わらず一般的なデスクトップの割には見覚えの無い言語だ。日本的な学校がモデルだとは思うが利用しているのは外国人か異星人か。少なくとも地球の文明をベースにしているPCなので人間が使用するものだとは思うが。] [そう人間の使用するものだ。 マウスを動かせば画面の矢印が動き、ファイルに当ててクリックすればそれが開く。] そのファイルにあったのは、動画だ。 ミロクは躊躇いなくその動画を再生した。 「これは……。」 興味深気に動画を見る。 次第に姿勢は前のめりに。 そして、目を見開き。 表情も変わる。 「…………っ!?」 (@6) 73u 2021/02/05(Fri) 21:40:42 |
【見】 経営企画室長 ミロクその時……! >>165 「我が名はユウナ! 日本国よりこの地にやってきた! そなたはこの地に住む人か? それとも、この世界に迷い込んだ人か? こちらに敵意はない!話し合いをしたい!」 張り上げられた女性の声に肩をビクッと振るわせる。完全に前の画面にのみ集中していたのだ。不意打ちには抵抗できなかった。 数秒遅れて振り返ると……。 (@7) 73u 2021/02/05(Fri) 21:41:14 |
【見】 経営企画室長 ミロク>>167 「危ない!避けて!!」 「えっ」 ガツンッッ!!!! バァァァン!!!!! クルクルと飛んできた"何か"が振り返ったミロクの側頭部に直撃。更にはその頭が加速度を等しく保ったままPCを木っ端微塵に破壊した。>>170 まともに今の状況を、あの映像の状況を把握すること無く意識を失った。だが、最後の一瞬で見た光景。まるで写真の様に……逃げゆく2人の様子はミロクの脳裏に刻まれただろう。>>172 [やはりいたのか。"敵対者"が。] ミロクはPC画面に頭をめり込ませながら気を失った* (@8) 73u 2021/02/05(Fri) 21:42:21 |
【見】 経営企画室長 ミロクゆらり… と、立ち上がるミロク。 液晶の破片が髪から溢れる。 プラスチック片と滴った血液がデスクの上に散らばる。頭を押さえ、自らの手を見る……幸運な事に切り傷は深く無い。 [良い"チュートリアル"だった。 まだ生きているのがその証拠。 敵がいるかもしれないこの未知の状況で背後から襲われても尚生きていられるのは単に幸運としか言いようが無い。] バキンッ! 床に落ちているゴボウの破片を踏んだ。 しかしミロクは気にも留めない。 [いや怒ってはいない。寧ろ感謝している。 仮説が確信に変わって良かったよ。 ありがとう。] ミロクはゆらゆらと歩き、壁に立て掛けてあったエナメルのバッグを強い力で引き寄せる。チャックを開けて中から"武器"を取り出した。 (@9) 73u 2021/02/05(Fri) 22:31:43 |
【見】 経営企画室長 ミロク[ あの教室で目覚め、ただ真っ直ぐにここ(職員室)に来た訳ではないよ。 こういう事態に備えて自己防衛の為の"何か"が必要だと思っていたんだ。]強化プラスチックでできたフェイスシールドを装備。そして、デスクの引き出しに仕舞ってあった黒い油性のマジックペンで手に持った"武器"に四文字の羅列を書き足す。 [病院でも学校でも、公共の場所に事務所は必ずある。他にも、人が過ごす場所に関わる施設なら共通している部署がいくつかあるものだ。ボイラー室(用務員室)もその1つ。] (@10) 73u 2021/02/05(Fri) 22:32:34 |
【見】 経営企画室長 ミロク『悪 鬼 滅 殺』 廊下に出るなり、"それ"のハンドルを引く。 ガソリンは足りている。動きも良い。 ブロ…ブロロン…ブロロォン…! ブロロロロォォン…!!!! キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! エンジンが回転し続けノコギリの付いた刃が無限に動き出す。 ["チュートリアル"はもう結構。敵がいるのは理解できた。次はこちらから仕掛ける。そうだ。 ヤラれる前にヤル。 ここはそういうゲームの様だ。痛みもリアルにある。臨場感があって楽しいだろう。なぁ。]両手でチェーンソーを構え、脳裏に刻みつけられたあの2人の姿>>172をハッキリとイメージして、その一歩を踏み出した。 [生き残れば勝利。楽しもうじゃないか!]* (@11) 73u 2021/02/05(Fri) 22:34:36 |
【見】 経営企画室長 ミロク キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! 今〜私の〜願〜い事が〜♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! 叶〜うな〜らば〜♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! つばーさが〜欲し〜い♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! (@12) 73u 2021/02/05(Fri) 23:01:10 |
経営企画室長 ミロクは、メモを貼った。 (t1) 73u 2021/02/05(Fri) 23:05:54 |
【見】 経営企画室長 ミロク キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! こど〜もの時〜♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! 夢〜見たこと〜♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! 今もーお〜なじ〜夢に見〜ていーる♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! (@13) 73u 2021/02/05(Fri) 23:06:42 |
【見】 経営企画室長 ミロク キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! このお〜空に〜つばさを広げ〜♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! 飛んで〜ゆきたーいよ〜♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! かなしみの無い〜自由な空へ〜♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! つばさ〜はためーかーせ〜ゆきたい〜♪ キキギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! 鼻歌を歌いながら気分良さげに廃校舎内の廊下をふらふらと徘徊するミロクであったが、当然彼の歌は機械音に消され誰にも聞こえないだろう。* (@14) 73u 2021/02/05(Fri) 23:18:56 |
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