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【人】 4年 犬鳴 崇─ 昼、部室 ─ [午前は教授のところに顔を出したり、学生課へ寄ったりしていて少し慌ただしく、部室に立ち寄ったのは昼過ぎだった。] こんにちは。 [中に居たのは小鳥遊だけだったろうか。 昨日の今日で少し気まずいような、少し嬉しいような。] うん? プリキュアですか? サチの仕業ですね。 [DVDが増えている。 目敏くそれに気づけば誰が増やしたのかは明白だった。]* (31) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 9:30:57 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔─ 昨夜 ─ [“抱きしめて欲しい” そのお願いも可愛らしいが、急に顔を真っ赤にして目を逸らす辺りがとても初々しい。] いいですよ。 [そっと優しく抱き寄せた。 大学の近く、誰が通るか、誰に見られるかわからない路上で。だけど不思議と恥ずかしさはなかった。 スレンダーな小鳥遊のからだをただぎゅっと。] 不安ですか? まだ勘違いをしていると。 安心してください。 ちゃんと、そういう意味で好きですよ。 サチのことが。 [背中を撫でてやる。 まるで子供をあやす様に、それはきっと愛情から来る自然な行為だった。]* (-38) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 9:32:12 |
【赤】 4年 犬鳴 崇─ 映画と原作と ─ 僕は作品が面白ければいいです。 ただ原作に対するリスペクトは必要だと思います。 [原作としていてもほとんど着想だけで原型がないものもある。それはそれで一個の別の作品として観ればいい。 ただ中途半端に改変をして原作もオリジナル要素もと美味しいとこ取りをしようとする作品は得てして駄作に終わることが多い。] そうですね。 再現するならする、壊すなら壊すではっきりしているほうが好みです。 [ただ、結局は”作品としていいかどうか”が大事なことなのだ。 面白ければ全て許される、そう思っている。] (*5) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 9:37:45 |
【赤】 4年 犬鳴 崇僕は映画を観て原作を読むということはあまりしません。 逆に原作を知っている場合、どういう風に映像化をするのか、 そこに興味を持つことが多いです。 [小説の映画化、それは文字を映像そして音で表現しなおすこと。 原作を読んで自分の抱いたイメージとどう違うのか、あるいは描いたイメージを映像にしてくれるのか。 もしかしたら自分の思っていたものとは違う景色を見せてくれるかもしれないという期待がある。 それはまるで映画を観た後に誰かと感想を言い合う感覚に近いのかもしれない。] そういえば『嗤う分身』は映画を観た後に原作を読みました。 [原題『The Double』、ドストエフスキーの『分身(あるいは二重人格)』を映画化した作品だ。 主演はゾンビランドやソーシャルネットワークのジェシーアイゼンバーグ。] 面白いは面白いのですが、少し難解で。 解釈の仕方に少し悩んでしまって。 それで原作を読むことにしたのですが。 [そう、作者はドストエフスキーである。 会話や内心の描写が非常に面白い一方で、その展開は謎を残し非常にわかりにくいということも多い。] (*7) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 9:50:02 |
【赤】 4年 犬鳴 崇余計に悩むことになりました。 [と、苦笑い。 そういう意味では、映画は原作を再現できている、と言えなくもないのかもしれない。]* (*8) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 9:50:06 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇ほあ? って、あ、…そのうちにって、言ったのに。 [変な声が漏れたのは、今このままされると思っていなかったから。 誰が通っても、誰に見られてもおかしく無い。 だから今はしないと思い込んでいた。 それでも、硬くなった体は直ぐに力が抜ける。 真っ赤になった顔を隠したくて、彼の肩に頬を預ける形で顔を背けた。 頬の熱が伝わっているかもしれない。] だって、ほら、恋人とか、面倒って。 …面倒くさがられたら嫌だなぁって思うんです。 できれば、先輩とは映画を楽しみながら、ずっと一緒にいられたらなあって、思ってたから。 [その説明を求めることも面倒くさがられないか。 それでも、気になった事は聞いてしまうタチでもあったし、矢張り我慢しきれなくて聞いてしまう。 背中を撫でられ、自分からも彼の腰に腕を回して少しだけ力を込めた。]** (-42) 菜林 2020/11/15(Sun) 9:50:57 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔それを“恋人”というのでないですか? [特別に想う人と趣味を共有し一緒にいる。 それを恋人と呼ばないのなら、何を恋人と呼べばいいのだろうか。] 面倒ですよ。 恋人に“なる”のは。 [以前のそれはきっと恋人になろうとしたのが間違いだったのではないかと思う。それはきっと“好き“でも“恋”でもなかったから。] 恋人でもない子にこんなことはしません。 そこまで分別のない男ではありませんよ。 [体を少しだけ離して、唇を重ねた。]* (-44) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 10:00:49 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇それは、そうですけど。 …うーん、わたしが難しく考えすぎ? つまり、恋人になるんじゃなくて。 お互いありのままで、お付き合いして行きましょう?で、合ってます? [確かに、恋人じゃなきゃこんな事はしない。 する人もいるかもしれないが、彼はしないと信じてる。 それに、どうしても映画優先になってしまう自分なのだ。 映画を見てる最中にお互い邪魔はしたくない。 不得手なジャンルでも下げないで、見ないジャンルでもとりあえず見て。見れないくらいダメでも、相手が見るのは止めない。 そんな風に、自分を変えずに。 唇が重なると、自然と目を閉じた。 夢みたいだけれど、夜風の寒さと彼の腕の中の暖かさの対比が、現実だなと教えてくれる。] …誰かに見られるかもしれませんよ?先輩。 [キスも、抱きしめてくれることも、恥ずかしながら嬉しい。しかし嬉しいけれど恥ずかしい。 でも、離れ難い。 だから、これは現実なんだから。と、それだけは彼に伝えた。 映画みたいに、情熱的に道端でキスなんて、難しいのだ。]** (-52) 菜林 2020/11/15(Sun) 10:22:23 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[映画の論評でもしているかのような小鳥遊の解説に少し笑ってしまう。でも言っていることはその通りだ。] 見られても構いませんが。 [唇が離れて、柔らかな感触が去っていくのは少し物寂しさを感じるが。 言葉とは逆に抱きしめていた手も一緒に離した。] やめておきます。 これ以上は、このまま連れて帰りたくなりますから。 [好きな子が特別な存在になるといえのはこういう感じなのか、と初めて思う。 小鳥遊の元彼を笑えないと少しだけ苦笑いだった。]* (-54) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 10:33:09 |
【人】 4年 犬鳴 崇─ 昼・部室 ─ [急に大声で何か抗議するような小鳥遊に首を傾げ頭上に大量のハテナマークをうかべたまま、いつもの事務椅子に腰掛けた。] 一度、心臓の検査でも受けますか? [昨日から随分と心臓を痛めてる気がする。 もちろん冗談だと、顔には仄かに笑みが浮かんでいた。] 今日はどうします? [顔を真っ赤に染めながらお茶を淹れようとしている彼女を眺めながら、尋ねた。]* (45) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 10:43:42 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇それは、わたしも同じですよ。 徒歩圏内なのが恨めしいって初めて思いました。 終電逃した、とか使えないですもん。 [見られても構わない、わけじゃない。 もっと一緒に居たくなる。離れていく温もりが寂しい。けれど、また明日がある。 あんまり遅くなると、どうしたって。] …でもなんだか明日から恋愛映画見る目が変わりそう。 [より、感情をリアルに感じるかもしれない。 今ならあの作品を見たときに理解しきれなかったものが理解できるかも。 それ以上に、今晩のことを思い出して気恥ずかしさに頭を抱えそうだ。 相手の手を取る。 相手の指と指の間に、自分の指を組み込んだ。] あったかい。 [こうして手を繋げる事すら、幸せだ。]** (-59) 菜林 2020/11/15(Sun) 10:47:35 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[例えそれがどんなにあからさまだとしても、女性には言い訳が必要なのだと聞いたことがある。 「映画のDVDを観よう」「終電をなくなった」 なるほど、そういうものなのだと。] では、恋愛ものの映画を、 片っ端から見直していきましょうか。 [冗談とも本気とも取れそうな口調でそんなことを言う。経験や価値観の変化で作品を見る目が変わるのはきっとそうだろう。そして、もしも恋愛映画を見る目がかわっていたとしたら、きっとそれは不幸な変化ではない。] (-61) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 10:57:26 |
4年 犬鳴 崇は、メモを貼った。 (a15) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 10:58:56 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[女性だから、というよりも、実家の両親に対する説明が切実に必要だった。 何せ実家暮らしなのだ。 どんなに遅くとも「その日のうちに帰ってきなさい」と言われるし、徒歩圏内だからヘタをすると迎えに来るかもしれない。 連絡なしに帰宅しなかったらどんなに叱られるか。 しかし、帰らない説明もどうしたものか。 難易度はかなり高いのだ、納得できる理由を説明するということが。] 思えば、恋愛くらいですよね。 自分自身の経験で見方が変わりそうなジャンルって。 これは貴重な経験かもしれない…。 [少なくとも、元彼の時は告白されて浮かれてしまったが、じゃあ好きだったのか?というと少し違う。 だから、自分からこう思えたのは初めてだった。 お互いに照れ臭くて笑ってしまう。 手を繋いで歩く、その足取りがどうしても緩くなった。] (-67) 菜林 2020/11/15(Sun) 11:17:56 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇今見たら、タイタニックも違って見え…。 うん、えっと。 君の名は、くらいにします? [タイタニックは長いし、ディカプリオはそこまで得意では無い。 しかしそういうシーンがあったと思い返して、安全圏のアニメの方が良いかとタイトルを出した。 そうした、大人しい内容の恋愛モノが良い気がする。心臓的に。]** (-68) 菜林 2020/11/15(Sun) 11:18:22 |
【人】 4年 犬鳴 崇[“崇さん“そな呼び方に少しだけむず痒さを覚えはしたが、彼女のように盛大にに反応したりはなかった。] いいですね。 今日はゆったりとしましょうか。 [椅子から立ち上がってDVDを探す。 その中から『陽のあたる教室』を手に取った。 飲みものを聞かれれば、とある映画の有名なセリフを引用する。] I'll have what you're having. [同じものを。]* (51) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 12:00:55 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[彼女の意図に気付いて小さく笑った。 小鳥遊のこういうところがとても可愛らしいと思える。] 随分可愛らしいチョイスですね。 キラーコンドームとは大違いです。 [『タイタニック』は部屋にあるが、『君の名は』はどうだったろうか。サブスクで視聴できたような気がするし、部室にならあるかもしれない。] 一緒に観ていきましょう。 色んな作品を。 [絡めた指を、きゅっと握る。 今日という日は終わってしまうが、また明日がある。明後日も明々後日も、きっと。]* (-79) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 12:12:43 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇あの時は心穏やかじゃなかったですしね。 今は、心穏やかにしたいので。 [笑われた、という事は多分意図は透けたのだろう。 それでも構わない。 それに、いろんな作品を見ていけば良い。 これからも一緒に。] そうですね、映画は古いのも面白いし新作もドンドン出てきますし。 また映画館でも見に行きましょうね。 [約束、と笑った。 絡めた指、そこにかかる力。胸の奥がほんのりと温かい。 さほど遠くもない自宅に着くと、名残惜しいがその指をゆっくりと解いた。] おやすみなさい、先輩。また、明日。 [小さく手を振って、玄関へ。 彼が背中を向けるまで見守ってから、中に入るつもりだった。]** (-85) 菜林 2020/11/15(Sun) 13:11:15 |
【人】 4年 犬鳴 崇きっと、本当の感動はそういうものなのでしょう。 映画はフィクションです。 例え逸話を元にしていても現実ではありません。 [創作である。 あるいは脚色があり、虚飾が施される。 そこに真実はない。作られ彩られたものがあるだけ。] ですが、時にとても素敵な感動を与えくれます。 [嘘と、作り物と知っていて、なお心動かされる。 素晴らしい作品は人の心を揺さぶる。] (61) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 13:18:02 |
【人】 4年 犬鳴 崇僕は映画をそんな風に観たことはありません。 創作物、エンターテイメント。 どこか冷めた目で見ています。 [作品を評価するのとはできても、それをまるで現実の出来事のように受け止めることはできない。 “感動的”と思うことはあっても、“感動”することはないのだ。] サチはとても素敵ですね。 [隣に座る小鳥遊の頭を優しく撫でる。 映画を観て目を潤ませるなんてあっただろうか。記憶にはない。]* (62) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 13:18:41 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔はい、約束です。 [離れる指が、まるで約束の指切りの様。 名残は惜しいが手に残る彼女の温もりを握りしめた。] おやすみなさい、また、明日。 [小さく手を振る可愛らしい恋人に、こちらも小さく手を振ると背を向けて歩き出した。 明日もまた彼女に会えると思えば、離れる足どりも少しだけ軽くなった気がした。]* (-86) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 13:26:55 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[彼の背を見て、その背中に向けてそっと人差し指を向ける。 それから人差し指と親指で自分の頬と顎を指し、ゆっくりと下に下ろしながらその指の間を狭めていった。 そうして、家の中に入る。 遅かったね、と母から言われて、笑った。] 映画四本も見ちゃった。楽しかった! [そして浮かれている自分に何か思ったのか、何か言いたげな母に自分は気づくこともなく。 幸せな余韻に浸りながら夢の世界へ。]** (-91) 菜林 2020/11/15(Sun) 13:45:18 |
【人】 4年 犬鳴 崇前から優しい先輩ですよ? [急な大声には驚いたが、振り払われないのならと優しく頭を撫で続ける。 耳まで真っ赤で、その様子が おもしろ 可愛かったので。]今日の講義はいつ頃終わりますか? [そういえばすぐに真っ赤になるな、なんてことを思いながら、午後の予定を聞いておいた。]* (72) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 14:46:01 |
【人】 4年 犬鳴 崇[小鳥遊 翔とはこんなに可愛らしい生き物であっただろうか。 変わったのは彼女なのか、それとも彼女を見る自分か、その両方か。] 鍵はかかっていませんよ。 [チラリと向いたその先の扉。 今にでも誰か入ってくるかわからないのに甘えた仕草。 その髪にそっと口付ける。] サチはこんなに甘える人でしたっけ? [小さく笑いながら意趣返し。]* (80) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 15:21:31 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇行きたいです!何見ましょう? [問いかけには即答。 ぱっと明るい笑顔が咲いた。]** (-113) 菜林 2020/11/15(Sun) 15:44:31 |
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