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【独】 XIV『節制』 シトラ/* は〜〜〜〜〜〜〜〜〜 や…… プロセラさんすきだぁ 配役振ったほしねPも天才だあ……!!:;(∩ ˘ω˘ ∩);: (-33) rinto 2022/12/18(Sun) 18:16:18 |
【人】 XIV『節制』 シトラ── 薬草園 [ 声が届く程度にわたしから離れて佇むクロさんに どうぞ、と椅子を勧めてみたけれど 座ってもらえたかどうか。 表情からも声色からも、彼の緊張は伝わってきた。 わたしの動揺もきっと伝わってしまっている。 何か話さないと、と考えあぐねているうち 薬草園に流れ出した張り詰めた空気を 先に破ったのは彼の方だった。>>2:396] ……え、 [ 持ち出されたのは、 2年目の誕生日に贈ったノートの話。 返事なら短いながらもその場でもらったはず、 そう不思議に思いながら耳を傾けていれば>>2:397 中に書いたメッセージへの返事だと彼は言う。 2年前のわたしが、 彼へと宛てて想いを込めた短い手紙。 何を書き記したかは、一言一句憶えている。] (103) rinto 2022/12/18(Sun) 18:50:10 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 反応はなくても仕方ないと思っていた。 捨てられてしまっても致し方ないと思っていた。 ところが彼は わたしに返事ができなかったことを ずっと胸に抱えてくれていたらしくて、 幸せを願うと語る声に偽りの色はないように思えて もう、それだけで 声を上げて泣き出したくなった。] ありがとう、……ござい、ます [ クロさんは、わたしが憎くはないんですか。 『節制』の証を、魂を継ぐわたしが。 喉奥までせり上がった質問を、 愚問だと自戒して呑み込んだ。 彼はいま、『節制』のわたしではなくて シトラと話をしようとしてくれている。 そう感じたし、そうなのだと思いたかった。] (104) rinto 2022/12/18(Sun) 18:50:56 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 息を深く吸いこんで、薬草の香りで肺を満たした。 すこしの間を置いて、彼へと向き直って ゆっくり、口を開く。] わたしの幸せは…… ……たとえ この世界に留まることが 必ずしも、幸福とは……限らなく、ても この世界にあって、 きっと、箱庭にはない……、って そう、思っています。 ひとは、……いつかは、死にます 世界が崩壊しなかったとしても こうしている間にも、 世界のどこかでは、誰かがきっと 亡くなっていて でも、こんな形で…… ただ純粋に生きていたいと願っていたひとたちの未来を 一方的に終わらせていいとは、思えません いいはずが……ないんです。 [ 絞り出すようにして発した声は自責の色を帯びた。 濡れた睫毛の雫を払って、 わたしが問われたのと同じ質問を投げかける。] (105) rinto 2022/12/18(Sun) 18:51:39 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……どう、でしょうか あなたの幸せは、どちらにありそうですか。 クロさんにとって 幸せ……って、何、ですか。 どんなときに、幸せを感じますか? [ 『節制』と『運命の輪』は、教典によれば 考え方が合わず距離を置いていたという。 わたしたちは、どうだろう。やっぱり合わないのかな。 それとも、歩み寄れそうな部分を 少しくらいは見つけられるのかな。 ラピスラズリの瞳をそっと覗き込んで 暫し、彼の声に静かに耳を傾けた。]* (106) rinto 2022/12/18(Sun) 18:52:00 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a30) rinto 2022/12/18(Sun) 19:05:31 |
【教】 XIV『節制』 シトラ…………え、 [ 初めに、鈍い衝撃があった。 咄嗟に、己が過ちを悟った。 焦燥が、刃を抜き取らせた。 眼前が、赤く、赤く 染 まった。ぬるりと指先を伝うそれはひどく あたたかく やがては錆びた鉄の狂おしい匂いに満ちて 足元は瞬く間に 一色 で染め上げられ取り落とした凶器をも容易く呑み込んだ。] (/35) rinto 2022/12/18(Sun) 20:36:47 |
【教】 XIV『節制』 シトラ (/36) rinto 2022/12/18(Sun) 20:36:54 |
【教】 XIV『節制』 シトラどう、し、て [ 殺めるつもりなどなかった。 どれほど折り合いが悪くとも 殺したい程に憎んだことは一度足りともなかった。 語らえば語らう程に諍いを生じ 近付けば火と油の如く反発し合う我ら であれば無理に接することもない。 距離を置くことで平穏が保たれるのならば それもひとつの共存の形だと、] どうして…………!!! [ 神様は、わたしに罰をお与えにはならなかった。] (/37) rinto 2022/12/18(Sun) 20:37:29 |
【教】 XIV『節制』 シトラ[ そうして悟った。 狂い出した歯車はもう止まらないことを。 『愚者』が『悪魔』に殺された日から 言い知れぬ怖ろしい予感があった。 あのひとも、あの安らかなひとときも 皆の揃う箱庭ももう永遠に戻っては来ない。 ──ごめんなさい、神様 ごめんなさい、『運命の輪』 ごめんなさい、『隠者』 わたしが生きていてはゆくゆく あなたにも災いが降りかかってしまう。 わたしがもっと早くこうしていれば、 わたしはもっと早く、こうするべきだった。] (/38) rinto 2022/12/18(Sun) 20:37:58 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* 世界と心中割とアリだな……とおもいはじめているんですが みんなしっかり考えていてえらいな……とてもえらい わたしはぐらぐらに揺れています いや世界は滅んでほしくないし 絶対に滅んでほしくないんですよ皆のために(いただいた設定) 洋館のみんなたちには感謝してるし一緒に居て欲しいけど みんなたちを引き留めることはできないし、したくないし 洋館の外にも優しい人はたくさんいるって知っていて そのひとたちのことをも大切に想っているので…… 自分の編んだ作品を大切に着てくれていたり アリアちゃんの薬で命拾いしたりしたひとたちが 天変地異で無慈悲に死んでいくのを見たくない………… でも辛い目に遭ってきて滅ぶべきって思ってるひとたちや 決まる前から諦観してるひとたちを見ますと あっあっ滅んだ方がいいのかも……と思ってしまうんですね わたし人狼PLなのに人狼に向いてない……(?) (-52) rinto 2022/12/18(Sun) 22:04:13 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ いくらかの会話がひと段落した頃 不意にクロさんが、何か見つけたような声を上げた。>>85 その視線の先を釣られて追えば、 探していたひとが、そこに立っていた。>>52] アリアちゃん……っ おかえり、なさい……! うん、わたしも お話できた……と、思う 今、お話できて、……良かった。 [ どこかほっとした様子のクロさんの返事を聴いて、 一拍遅れてわたしも胸を撫で下ろす。 元々、アリアちゃんの考えが聴きたくて探していた。 クロさんのリクエストにこくこくと頷き その回答に、固唾を飲んで耳を傾けた。 ] (167) rinto 2022/12/18(Sun) 22:29:19 |
【人】 XIV『節制』 シトラわたしと、同じ…… [ わたしが何を選ぼうとしたか、 わたしはまだ、 明確には彼女に伝えていないはずだ。 伝える前から答えの予想がある程度ついているのか、 どんな答えでも、合わせようとしてくれているのか ] …………、 [ 凛と涼やかな声で紡がれるアリアちゃんの意見は>>53、 意志を固めようとしてなお、覚束ない わたしの心を支えてくれる。 二人の会話を時折頷きつつ脇で聴きながら、 ひとつ、ふと思うことがあった。] (168) rinto 2022/12/18(Sun) 22:29:32 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ わたしがクロさんを避けてしまっていたのも 後ろめたさに打ちひしがれそうになっていたのも この魂に刻み込まれた誰かの心が引き起こしていたのなら、 アリアちゃんは? アリアちゃんがわたしの傍に いつも居ようとしてくれるのは、 いつも居ようとしてくれたのも、 『隠者』の心が引き起こしているのだとしたら? その声が自分のものじゃないって気付いたとき それでも、わたしの傍に居てくれる──? ] (169) rinto 2022/12/18(Sun) 22:29:53 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……わたしも、 そういうものだと……、思う 世界が滅んでも、滅ばなくても 誰かは、ぜったいに、悲しむことになる。 [ 聡明な彼女の言葉には一言一句過不足がない。 須らく追従になってしまう意見を口にして ] だから、 少しでも悲しむひとの少ない方を、選びたいの。 ……そう、思ったんだけれど 世界は滅ぶ方が望ましい、って 思ってるひとも、きっと、少なからず居て…… ……わたしが、 世界は……滅んでほしくない、って 思うから そちらの方が、悲しむひとは 少ないように思える、だけ……かも、しれなくて…… [ 出来得る限り中立な立場で在りたいと そう願う心がわたしの中の天秤を惑わせる。] (170) rinto 2022/12/18(Sun) 22:30:03 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ ただ、] 新しい宗教? ──ふふ それも……良いかも、しれないね。 アリアちゃんが教祖様なら わたし、喜んで伝道師になるよ。 [ 神様に真っ向から勝負を仕掛けるような 威勢のいい発言をするアリアちゃんは 誰に囚われるでもない、彼女本人の声のように思えて わたしは少しだけ、安心できたんだ ]* (171) rinto 2022/12/18(Sun) 22:30:43 |
【人】 XIV『節制』 シトラ── 少し前・クロさんと [ 質問に対する彼の答えを聴いて 心の底から安堵するのは、確かにわたしの心。 わたしたちの心は、もしかして 『節制』と『運命の輪』ほどは 離れてはいないんじゃないだろうか。 そう思ったのは、束の間のことだった。 皆がいるならどちらでもいい、と彼は言う。>>146 願う幸せは同じはずなのに、違う。 もっと、根本的な部分が。] ……わたしも、今が、幸せです この洋館でのあたたかい暮らしは それまでのわたしには……なかったもの、だから お話しあったこと、教わったこと、学んだこと 囲んだ食卓、お祝い、お茶会、合唱団…… 一緒に過ごさせてもらった時間、すべてが かけがえのない、大切な……想い出です できるならわたしも、 みんなと……これからも、みんなと、一緒にいたい その気持ちは、きっと同じ……です、よね。 (174) rinto 2022/12/18(Sun) 23:06:14 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……でも、 みんなそれぞれにきっと 譲れないものが、あって みんなそれぞれにきっと 大切なものも、ある 崩壊を悲しむひとも、面白がるひとも 望むひとも、諦めてしまうひとも、きっといて もし、世界が滅ぼされず済んだとして 神様の希望に背いたひとが 箱庭に歓迎されるとは……わたしは、思えなくて もし、世界が滅ぶと、すれば ……この世界に大切なもののある、ひとたちは 箱庭で幸せには、なれない……そう、思います。 [ どちらを選ぼうと、『みんなで』は難しい。 歩み寄って譲歩し合わない限りは。 わたしの思考はどうしてもそこに行きついてしまう。] じゃあ……クロさんは、 [ そのお話は、探し人が戻ってきたことで一時中断になった。] (175) rinto 2022/12/18(Sun) 23:06:32 |
【人】 XIV『節制』 シトラ …………ただ 最終的に決めるのは 神様、ですし クロさんの幸せを……願う、気持ちは 今も、変わっていません。 [ アリアちゃんを出迎えつつ小さく呟いた一言が 彼に届いたかどうかは、わからない。]* (178) rinto 2022/12/18(Sun) 23:07:19 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* ゼロベルとうと……あまりにもとうと 尊い…………:;(∩ ˘ω˘。∩);: わたしおふたりにさっっっっぱり絡めていないんですけれど 壁際のすみっこから拝読しておりますので…… (-68) rinto 2022/12/18(Sun) 23:17:04 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* エーリクさんは はt……密かな推しなので 応援してしまいます ふれっふれっ…… チェレスタさんとのお話をそわそわ見守っています 言動がかっこいい 落ち着いた雰囲気すき 幸せ思い出して幸せになってほしいし さみしい時には気軽に手を伸ばせる場所にいたい その他大勢のたまたま都合がいい場所にいたやつでぜんぜん構わないから……瞬きするたび自分を呪わないで……(※>>0:211参照)(ここスキ!ポイント) いきて…… (-72) rinto 2022/12/18(Sun) 23:26:54 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* 大事なことを書きそびれました エーリクさんが手を伸ばせる先はいっぱいあってほしいです 直近震えてるエーリクさんをはらはら見てしまう……っ よしよし…………(えあすぎる) プロセラさんとヒナギクさんも良きですし シャルレーヌ様は恋する乙女で大変によきですね…… ほんと皆様個性豊かで魅力しかない皆様で もちろん最推しはアリアちゃんなんですけれど わたしたちを生み出された神様はやはり神様なのだ……の 想いを強くしてしまう ほしねPは天才…… タナトスさんのところにも手習いに行きたいよーーーーーーの気持ちはまだあきらめていません!! わたしは早く希望を提出して??? (-74) rinto 2022/12/18(Sun) 23:38:22 |
【独】 XIV『節制』 シトラ (-83) rinto 2022/12/19(Mon) 0:03:32 |
【秘】 XIV『節制』 シトラ → 『箱庭の神』 ヴェルトこ、こんばんは ……神様、 [ どこか厳かな空気を纏って見えるのは やっぱり、神様たる所以なんだろうか。 月光を受けて煌々と輝く金の髪に目を細め、 暫し見惚れて──…… ──はっと我に返ると、襟を正した。 改めて向き直れば声が震えてしまいそうになって 長い上着の端をぎゅっと握った。そのまま、見据えて ] ごめんなさい。 わたし、神様に……背ける、立場じゃない、のは わかって……います けれど…… (-85) rinto 2022/12/19(Mon) 0:11:01 |
【秘】 XIV『節制』 シトラ → 『箱庭の神』 ヴェルト辛いときも、悲しいときも、痛いときも 死にたくなってしまう日も、 ……なかった、とは 正直、言えません でも、……でも わたしに幸せを教えてくれたひとたちも 生きたい、って 思わせてくれたひとたちも この世界には、たくさん居るんです。 [ 深く、深く頭を下げてから 神様の御前を辞した。]* (-87) rinto 2022/12/19(Mon) 0:11:31 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a55) rinto 2022/12/19(Mon) 0:22:24 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* ヒナギクさんあまりにも天使...................(読みそびれていたろぐをもぐもぐしている) (-115) rinto 2022/12/19(Mon) 5:36:10 |
【独】 XIV『節制』 シトラ (-118) rinto 2022/12/19(Mon) 6:27:45 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ そう。 今が苦しいひともいるかもしれない。 この世界を捨てて新しい世界へ行った方が 幸せになれるひとも居るのかもしれない。 何が幸福で 何が不幸か 考え方も捉え方も感じ方も、みんなちがう。 どちらがみんなの幸せに繋がるかも わたしの量れるものではなくて、 けれど世界が壊れてしまえば 心を痛めるひとは、少なからずいるはず。 話した感じ何人か居た、と言うクロさんの言葉に>>173 またひとつ、心に決めた意志が固くなった。 ] (319) rinto 2022/12/19(Mon) 14:00:32 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ クロさんは強い。 わたしにはない勇気と、自己を持っている。 玄関ホールで、動揺して、呆然として わたしが両脚を凍り付かせて動けなくなっている間にも 彼は素直に心の内を打ち明けて あの場に集まったみんなと今みたいに話をして、 自分の脚で、一歩でも前に進もうとしていたのだ。 彼にとっての最優先事項が 何を置いても洋館のみんなになるのも納得がいく。 アリアちゃんと彼の会話が途切れるまで、横で聴いて ] わたしも、 お話、してくれて…… 話してくれて、聴いて……くれて ありがとうございました ……クロさん。 [ 同時に、 彼と話をしたことで今更気付いたことがあった。 ] (320) rinto 2022/12/19(Mon) 14:00:40 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ わたしは、わたしの大切に想うものに できるだけ序列を付けたくはなくて 誰かに何かを求めることが、元々すごく苦手だ。 ] (321) rinto 2022/12/19(Mon) 14:00:54 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ いつからそうだったのかは思い出せない。 生まれ持った気質なのかもしれないし 後天的にそうなったのかもしれない。 頼ること、甘えること 教えを乞うこと、助けを呼ぶこと。 手を伸ばすことも、会話を欲することも 話を聴いてもらうことも元来苦手だ。 洋館で暮らし始めてからすこしずつ、 ごく限定的に求められるようになってきた今も 『周囲に求める』行為の中で特に苦手とするものが 誰かと争うことだった。 好ましく感じるものと苦手とするものは確かにある。 より心地良さを覚える方へと身を委ねてしまう。 誰かと誰かが言い争う場面を目の当たりにしたとして その姿に胸がひどく痛んでも、 止めに入った方が良いと思っても、それができない。 多くを望んでも、 この手が取れるものは限られていると知りながら どの声をも聴こうとしてわたし自身を見失う。] (322) rinto 2022/12/19(Mon) 14:01:11 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 誰の感情もが適切に思えて わたしの感情はなにもかも間違いに思えた。 平穏と安寧を優先したいがために 本当の気持ちに鍵を掛けて心の奥底深くしまい込む。 声に出す勇気のない心の内を 代弁するように涙が溢れだす。 もうずっと、いつだってそう。 わたしが何かを思い、考えるとき 何かを行動に移そうとするとき 誰かの声が、わたしの内の何かが わたしの心をまず抑制する。] (323) rinto 2022/12/19(Mon) 14:01:28 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 公平で、平等で在りたい。 マドカさんほど強いこだわりではなくとも 多分、近しい価値観がわたしにもある。 特に洋館に来たばかりの頃は、 可愛がってもらえることを戸惑ってばかりいた。 幸せだと感じれば、 その分の不幸に見舞われなければ 釣り合いが取れないと無意識に感じている。 辛いことがあれば、 その分の幸福がどこかで得られるはずだと 無意識のうちに信じたがっている。 ただ、徹底して揉め事を避けたいわたしは 彼のように自分の考えに基づいて 積極的な行動を起こせはしないし、 同じ価値観を誰かに強要したいとも思わない。 自分の幸福が誰かの不幸の上にしか成り立たないのなら わたしの幸福は捨て置いて構わないと、 光あるところに必ず影ができてしまうなら わたしが、影になろうと。 波風立たず穏便に済みさえすれば 現状が何ひとつ変えられずともそれが一番良いのだと、 幼い頃からそう自分に言い聞かせて生きてきた。] (324) rinto 2022/12/19(Mon) 14:02:23 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 悲しむひとはすこしでも少ない方がいい。 できるならみんなしあわせでいてほしい。 いつだってそう思っているはずなのに、 揉め事の気配がそこにあれば それがどんなに些細なものでもわたしは避けてしまう。 わたしがみんなのことを特別に感じようと みんなにとってのわたしはさして重要ではないだろうと 心のどこかで、そう思っている。 体よく居合わせて引ける袖がひとつくらい減っても 大した問題にはならないと思っている。 自分はいつ死んだって構わないと思っているのに、 みんなには生きていてほしいと思っている。 結局は、ぜんぶ自分本位でしかない。 誰かに求める強さを持っている彼の方が、余程眩しい ] ──わたしも、 [ 彼を真似て、 ぎこちない敬礼のポーズを返そうとして>>298 続いた言葉>>299にびくりと心臓が跳ねた。] (325) rinto 2022/12/19(Mon) 14:03:16 |
【人】 XIV『節制』 シトラ…………、 そう…………です、よね [ 怒りも、無念も、ないはずがない。 苦手とされるのも当然のこと。 湧き上がる後悔の念と圧し潰されそうな罪悪感。 言葉を交わしあってなお 竦む足。 眉を下げて俯き、言葉に詰まっていれば 憎んではいなさそうだと、彼は言う。 その一言が、わたしにおずおずと顔を上げさせた。] へっ…………!? な、なで…………!!? [ もし背中を叩かれても、 わたしはそれを謹んで受け容れるでしょう。 けれど、撫でてあげたい、となれば話はまた別だ。 そんな風に思ってくれているなんて 思ってもみなかった。] (326) rinto 2022/12/19(Mon) 14:04:01 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 端々に滲む気遣い。 彼が他の誰かと話すときと変わらない、 明るい調子で語られる激励の言葉。 わたしたちの間に長く横たわっていた分厚い氷が すべてとはゆかずとも、解け出したように思えて ……また泣きそうになって ぎゅっと瞼を瞑って堪えた。] しゃ、しゃきっと…… しゃきっ、と…………し、します……! [ 立ち上がって、ぴし、と背筋を伸ばす。 また明日、と彼を見送る。 ──これが最後になるのは、いやだ。 心からそう思えたのが、 一番の変化だったかもしれない。]* (327) rinto 2022/12/19(Mon) 14:04:13 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a74) rinto 2022/12/19(Mon) 14:45:54 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* 世界壊れない……!!!・゚・(。>ω<)・゚・ はわわわ よかったぁあ…… そういえばクロさんに天変地異を伝えようと思って 完全に伝えそびれており ぴえ (-136) rinto 2022/12/19(Mon) 14:47:46 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 薬草園から去りゆくクロさんの背が見えなくなってから わたしは再び、椅子に腰を下ろした。 誰しもにいつかは平等に訪れる死が 刻限までも平等に訪れるのなら、 世界の崩壊は、ある意味では 『平等』と言えるんだろうか。 そう考えるひとも、中には 居るのかもしれない。けれど、] ……アリアちゃんの作ったお薬で 命を救われてきたひとたちや、 まだ生まれて、間もなくて 何が悲しいのか、楽しいのかさえ まだわからない小さな子たちまで わたしに優しくしてくれたひとたちまで 崩壊に巻き込まれてしまうのは…… …………わたし、やっぱり 嫌だ。 [ 故郷に残した両親も、村のみんなだって今頃 必死で羊やアルパカたちを避難させているかもしれない。 決心を固めるように声にした。] (356) rinto 2022/12/19(Mon) 17:14:18 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 辛く感じることもあった。 いっそ死んでしまえたら楽なのかもしれないと 思った日が、ないではなかった。 けれど悲しむ人ごとみんないなくなればいいと 願うほど、この世界を恨んではいない。] お茶会で使った、可愛いティーセットも 美味しい紅茶の茶葉も、 テオブロマの材料も、野菜も、果物も この世界のどこかで誰かが、作って ここまで届けてくれたもので フォルスさんがプレゼントしてくれた ノートも、ペンだって きっとたくさんの誰かの手を介して わたしのところまで来てくれて…… [ フォルスさんがいつか贈ってくれたノートは>>0:692、 わたしのやってみたいことをひたすらに書き連ねた やりたいことリストノートになっていた。 文字を手習いするための紙も、 知識を得るため読んできた書物も この世界の誰かが生み出したもの。 外には、まだ知らない世界が無限に広がっている。 ] (357) rinto 2022/12/19(Mon) 17:14:41 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……直に関わり合いになることはなくても、 気付かないうちにお世話になったひとたちも この世界にはきっと、大勢いるんだと思うの [ お世話係のひとたちも含めて 洋館で一緒に暮らしてきた誰かが 悲しむ姿を、わたしは見たくない。] ……壊れてほしく、ない 神様には、そうお願いする。 アリアちゃんは……? [ 青と緑の瞳を、正面からまっすぐに見つめた。] (358) rinto 2022/12/19(Mon) 17:14:56 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ アリアちゃんは憶えているだろうか。 まだぐしゃぐしゃの文字しか 満足に書けなかった頃の話だから、 彼女は忘れてしまったかもしれない。 「──わたし、文字が読めるようになって タナトスさんみたいな、 綺麗な文字が書けるように、なったら いつか 自分の瞳で 世界を見に行ってみたいな。 それでね、 あの、 その………… ……あ、アリアちゃんさえ 良ければ わたしと、一緒に 来てくれませんか……っ!」 そんな会話をした日も、あったこと。 ] (359) rinto 2022/12/19(Mon) 17:15:09 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 教祖になる気はない、の一言に わかってるよ、って ふっと口元を緩めて>>289 ] 当たらずとも遠からず…… ……良かったら、 詳しく聴かせてほしいな アリアちゃんの思うところ。 [ そうして彼女の声に、静かに耳を傾けはじめた。 たとえそれが日を跨ぐほど長い話になろうと、 わたしから話を遮ることはない ]* (360) rinto 2022/12/19(Mon) 17:15:16 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a77) rinto 2022/12/19(Mon) 17:20:33 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* エーリクさんのコーヒー わたしものみたい…… でも推しは推し……遠くから見つめるのがファンのさだめ………… (-158) rinto 2022/12/19(Mon) 21:00:16 |
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