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![]() | 【人】 母親から見た 小泉義哉[ パン屋のことも夫には何度も説得しました。 けれど、ずっと折れてくれませんでした。 義哉にもパン屋になりたいのならなってほしい、 好きなように生きてほしいと、何度も言いました。 けれど、あの子は大学に行くからいいと いつもやんわりと断って―― きっと私に気を使っていたのでしょう。 と、このノートを読めばわかるのですが、 あの頃の私は、あの子の気持ちを きちんと汲んであげることができませんでした。 そんな思いに耽っていれば、泣き腫らしたのかしら とても文字が滲んだページに行きつきました。 そこに書かれていたのは、] (243) JITA 2022/09/19(Mon) 0:14:02 |
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![]() | 【人】 母親から見た 小泉義哉[ そこにあったのはその一文だけでした。 しかし、次のページを読めば、 あの日のことを経験して>>5:112>>5:113 それを書いたのだと察することができました。 それから綴られているのは、 夫が求める“普通”と、あの子がなりたい自分との ギャップについての悩みと、 あの子が思い通りに生きたら、私が夫に どう扱われてしまうのかに対する不安。 最後のページに綴られた「逃げたい」の文字に、 私の瞳からは堪え切れず、涙の雫が流れ落ちました。 どれだけあの子はこの家にいて苦しかったでしょう。 どれだけ私はあの子の逃げたいというサインを 見逃したのでしょう。 今更、後悔しても遅いのに、 母親としてあの子に対してできなかったことだけが 頭に浮かんでは、悔いる気持ちを抑えることが できませんでした] (245) JITA 2022/09/19(Mon) 0:14:37 |
![]() | 【人】 母親から見た 小泉義哉[ それから、また数日が過ぎ、 義哉が亡くなってから、 すっかり意気阻喪といった様子の夫に あの子と私の涙で濡れたノートを見せることにしました。 あの子はきっと夫に見られることは 嫌がるとは思いました。 けれど、私は夫にも知ってほしかったのです。 あの子がどれだけ私たちを思いやっていたのか、 そして、私たちは親としてあの子に 本当は何を与えるべきだったのか、を ノートを読んだ後、夫は子供のように号泣しました。 彼が何を思ったのかは分かりません。 ですが、彼もまた自分がどんな父親であったのかを わかることがあればいいと、そう私は願うのです] (246) JITA 2022/09/19(Mon) 0:14:52 |
![]() | 【人】 母親から見た 小泉義哉[ それから、私は「もう“普通”に縛られなくていいの」 と囁いて、夫を抱きしめました。 そして、私の胸の中でわんわんと泣き叫ぶ彼を 見つめながら、その背をトントンと優しく叩きました。 夫が息子にした行いが罪ならば、 それをうまく止められずに助長させた私にも 罪があるのです。 いくら反省したところで、私たち夫婦に 幸せや生きやすい人生が待っているかは分かりません。>>6:27 もしかしたら、夫と別れる未来もあるかもしれないので、 色々と準備は怠らないようにはしようとも思います。 ですが、今はただ、罪を共有できるこの人の側で、 お互いに支え合いたいというのが 私の本音ではありました]** (247) JITA 2022/09/19(Mon) 0:15:08 |
![]() | 【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉―― とあるお盆の日のこと ―― [ 美術館の災害から>>n0、数か月後のお盆のこと。 義哉は初めて現世の地へ下ることを神様から許された。 胡瓜の精霊馬に乗りながら、 久しぶりの現世の空気を味わっていると、 やがて精霊馬は、その地上へと降り立った。 霊体のまま、ふわふわと浮かんで、 まずは自分のお墓へと向かうことにする。 そこに見えるのは、両親が2人揃った状態で 墓前で佇んでいる姿で、 父親の顔は自分の生前とは違い、 どこか憑き物の落ちたような穏やかな顔だった。>>247 両親はうまくいっているのか、と 少々意外な顔をした義哉だったが、 幸せで生きやすい人生を送っているのならそれでいい、 と、穏やかに微笑んで、その場をあとにした] (257) JITA 2022/09/19(Mon) 1:38:39 |
![]() | 【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉[ それから、義哉にはどうしても挨拶したい人がいた。 天国には毎日挨拶をしてくれる心の声も届いていたし、>>220 たまにお供えされるクリームパンもいただいていた。>>221 だから、彼女にはこちらの姿が見えず、 声も聞こえないとは分かっていても、 きちんと自分の思いを伝えたいと思ったのだ。 このお盆の時期まで彼女がクリームパンを 作り続けていたのかや、 まだ、出来栄えに満足していなかったのかは 分からないが、 いずれにせよ、義哉はお供えがあれば美味い美味いと 満足そうにいただいていたのは確かである] (258) JITA 2022/09/19(Mon) 1:39:06 |
![]() | 【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉[ ふわふわと漂いながら、 もし工藤の姿を見つけることができたなら、 そっと彼女の耳元へ近づいて、内緒話でもするように 手をあてながら囁いただろう] (259) JITA 2022/09/19(Mon) 1:39:43 |
![]() | 【秘】 天国から舞い降りた 小泉義哉 → 1年生 工藤美郷毎日、幸せそうな話を聞けて安心してる。 パンも美味かったよ。ありがとうな。 (-1033) JITA 2022/09/19(Mon) 1:40:02 |
![]() | 【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉[ それから、工藤から離れて、 再び現世の空気の中をふわふわと漂う。 茄子の精霊馬に乗って天国へ戻るまでに、 もし見ることが可能であったなら、 デートしている恋人達の姿や、 いずれ帰ってくる恋人のために 料理を頑張っている友人の姿、 仲良く連れ立って遊びに行く後輩達の姿を 微笑みながら眺めていたかもしれない]** (260) JITA 2022/09/19(Mon) 1:40:16 |
![]() | 【独】 4年生 小泉義哉/* 挟まったので、小泉義哉はサンドイッチの具(治部煮food)になります() お盆の時期だから、みんな実家に拘束されているのではなかろうかとは思いつつも、見れるならこっそり見たいよね、な気分です。 では、俺もそろそろ寝ます。お休みなさい!** (-1036) JITA 2022/09/19(Mon) 1:45:34 |
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。 ![]() (a30) JITA 2022/09/19(Mon) 1:48:14 |
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![]() | 【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉―― とある夏の日、どこかにあるパン屋にて ―― [ とある街の駅前にある、自宅に併設されたパン屋にて、 少年は夏休みの間、お店でお手伝いすることになった。 お手伝いを頑張ったら、お父さんとお母さんが 次のお休みに美術館に連れて行ってくれるのだ。 少年の生まれるより前になる、 十数年前に地震で倒壊したその場所に、>>n0 少年は一度も訪れたことはない。 けれど、写真で建物を見ると、 なぜか胸が締め付けられるような思いになって、 少年は「行きたい行きたい!」と駄々をこねた。 その結果、両親による 「働かざる者、我儘言うべからず」の方針のもと、 こうしてパン屋で少年は作業をすることとなる] (364) JITA 2022/09/19(Mon) 19:22:08 |
![]() | 【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉[ お手伝いといっても、 小学生の少年にできることは限られた。 開店前や空いている時間に店の前の掃除をしたり、 夕方の割引きセールとなったパンを いくつかにまとめて袋詰めをしたり、 閉店後の後片付けを手伝ったり。 それでも、パン屋にいればいつもパンの匂いが漂い、 その匂いが大好きだった少年は、 ずっとお店にいたかった。 まあ、忙しい時間になれば邪魔になるから、 やれることが終われば、とっとと退散したのだが] (365) JITA 2022/09/19(Mon) 19:22:27 |
![]() | 【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉[ パン屋のお手伝い以外は、少年は夏休みの宿題をしたり 友達と遊んだりして過ごした。 客商売に向いてそうな性格の両親のもとで育った少年は、 それはそれは大らかでしっかり者の性格になったもので。 友達もなかなかに多く、 話題に乗れないくらいで離れる友人もいなかった。>>1:44 お父さんとお母さんからは、 泥だらけになって帰ってきたり、 部屋を散らかしたままにしたりしていると、 たまに叱られることはあるけれど、 友達と喧嘩すれば、両親は慰めてくれて、 友達と仲直りすれば、自分のことのように喜んでくれて、 小さなことでも何かお手伝いをすると褒めてくれて、 そういったことがある度にぎゅっと抱きしめてくれた。 少しだけ気恥ずかしい思いはあったけれど、 両親から向けられる一つ一つの愛情表現が、 少年にはやはり嬉しいものだった] (366) JITA 2022/09/19(Mon) 19:22:48 |
![]() | 【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉[ そんなこんなで過ごす長い夏の日。 もし少年がお店にいて、 見知ったお客様が来店したなら、 「いらっしゃいませ!」と楽しそうな笑顔で 元気よく挨拶することもあるだろう] (367) JITA 2022/09/19(Mon) 19:23:14 |
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![]() | 【独】 4年生 小泉義哉/* 転生ENDにて〆です。 災害から三十数年後にパン屋を開くルートと迷いに迷っての、ショタエンドです() 手紙参りも拾いたいと思いつつも、こちらは台風の影響なければ、かなぁ。 (-1222) JITA 2022/09/19(Mon) 19:24:30 |
![]() | 【独】 4年生 小泉義哉/* 〆にえっちな話題が挟まってるから、転生後の小泉義哉もえっちになるな。将来有望だ(?) きっとクンニが好きになるに違いない(ただのPLの好みです) (-1229) JITA 2022/09/19(Mon) 19:42:25 |
![]() | 【独】 4年生 小泉義哉/* 工藤さんを泣かせてしまった!! しょうがないな、って苦笑しながらも、霊体の小泉義哉もこみ上げるものがあって、泣きそうな顔をしているかもしれません。 そうでした。おそらくお盆には2年生になっていますよね。 >>-1265 朝霞さん 紳士なセックスは紳士なセックスですね() PLの思考があれなので、自分からエスコートするのと無理やりはしないくらいしか思いつかないのがあれですが() >>-1266 工藤さん 中の人は、「これ、どう反応すべき?!」となるくらいは動転した結果、まさかのスルーに() あと、こちらがうまい返しできてなくて、工藤’さんガッカリさせてないかなぁとも思ってました。 体を好きに云々は、小泉義哉は動じないかなぁ。口八丁で言い包められることの方を懸念してる時点で、お察しな脳だった気もします。 (-1281) JITA 2022/09/19(Mon) 22:00:28 |
![]() | 【人】 4年生 小泉義哉[ 記憶喪失だった時のことにも触れた手紙には、>>393 夢の中でも謝ってもらったのに律儀だなと思いながら。 彼女の心が少しでも楽になったのなら、 自分の生きた時間も無駄ではなかったのだなと思う。 この手紙で工藤もパンを作っているのを知ったときは、 すでにお供えが来ていただろうか。 いずれにせよ、美味いといただいていたのは 変わらないが。>>258 きっと朝霞と工藤は仲良くなったのだろうと、 文面からも分かるから、そのことも嬉しい。 天国から姿形を見守ることは難しく、 現世に還るときに見つけられたら、にはなりそうだが、 転生するまでは、ずっとこの場所から、 みんなの幸せを祈ることは続けようと思う] (436) JITA 2022/09/19(Mon) 23:55:42 |
![]() | 【人】 4年生 小泉義哉[ もしかしたら、 その他にも手紙は届いていたかもしれないが、 いずれにせよ―― みんな、ありがとうな。と心の中で呟きながら、 目を閉じて、届いた手紙を胸に抱える。 みんなと出会えて本当によかった。 次にもしまた会うことが叶うのなら、 みんなのことをもっと大切に思えるような 人間として出会い、 自分が死ぬことに決して満足しないような そんな人間でありたいと義哉は願う]** (438) JITA 2022/09/19(Mon) 23:56:11 |
![]() | 【独】 4年生 小泉義哉/* 工藤さんが会いに来てくれた! と歓喜しながらも 私は肩書きを直し忘れる痛恨のミスに頭を抱えています。 ご挨拶もしますね。 JITAと申します。 どの村でも同じIDで参加しています。 今回は村建て様は素敵な村を建ててくださりありがとうございました! 同村者様もたくさん絡んでいただきありがとうございました! 私は好きに動けて、やりたいことも全部できたと思うので、すごく楽しかったです。 私はしばらくリアルに集中する予定なので、次はいつ村に入るかは未定ですが、村に入りたいというフラストレーションが溜まったタイミングで、またひょっこり顔を出すかもしれません。 もし、再びお会いすることがあれば、仲良くしてくれると嬉しいです。 (-1362) JITA 2022/09/19(Mon) 23:59:31 |
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