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人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 軍医 ルーク


  君も聞いたことがあるかもしれないけれど、
  テオドール第二研究所で爆発事故があった。
  あれは、そんな残骸が引き起こしたもの。
  可能性はいくつもある。
  作業員が間違った操作をした、
  一定時間が経つとそうなる仕組みだった。
  けれど、もしかしたら……
  “あれを送り込んでくる勢力が、
  情報の漏洩を防ぐために爆破した”
  その可能性もあると、わたしは考えてる。
  ……機密レベルの関係で、言えないけれど、
  根拠もなくはない。
  そして、もしそうだとしたら、
  此処にある機獣――
  ああ、研究所ではあれをそう呼んでいたんだけれど――
  あれの状態を把握する術を、
  彼らを送り込んでくる勢力は、
  何かしら持っているんじゃないだろうか。


[ 研究所、爆破事故。
 その単語を口にしたとき、ずきり、と無い足が痛む。
 幻肢痛、ないはずのものをあると感じて、脳が錯覚を起こす。

  ――… かつてはあったものの、記憶。
  自分にとっては、痛みは、そういうもの。


 顔を顰め、立ち止まる。
 そうして、また歩き出す。]
(146) 2020/05/19(Tue) 13:20:16

【人】 軍医 ルーク


  ああ、わたしは歩くのが遅いから、
  まどろっこしいなら、
  先に行って探してくれても構わないよ。

  回収した部品でそれらしいものは
  見当たらなかったのだけれど。
  形状も、わたしが前に見た物と同じとは限らないし、
  あるかないかも分からない。
  もしかしたら、戦闘で壊れてしまったかも。
 
  ただ、そういった類の部品は、
  機体が破損しても残りやすいように、
  設計、配置されてる可能性が高い。
  しかも性質上、機体を離れても、
  そう簡単には見つからない場所に、隠されているかも。

  
[ このうさぎに声をかけたのは、戦闘の際にその場にいたから。
 敵の動きや、何処にいたかを把握しているだろう。
 それに、明日になればまた勤務が始まる。
 夜のこの時間しか空いていない。
 夜目が効く者でなければ頼めない。
 いや、そもそも自分に頼まれて頷きそうな者なんて、
 この基地には他にはいない。
 ひとりで来ようと思っていたのだけれど、
 折良く丁度良いものが現れたから巻き込んでしまったのだ、
 ぐるっと。]**
(147) 2020/05/19(Tue) 13:23:19
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a17) 2020/05/19(Tue) 13:29:40



  [ 問うたこと。
   ほんとうに"そう"だったとしても、
   なんと声をあげるべきかも知らない。

   ……だれにたいする はなし なのやら。 ]


 

【人】 軍医 ルーク

  ―― 
検査の前日:明け方の見張り台
 ――

[ それは医務室でうさぎの検査をして、
 外壁の外に探し物に行く、前日のこと。
 明け方の見張り台で、今日も『天』の大穴を見ている。
 夜が白み始める。
 『月』の稼働時間が終わり、
 『太陽』の時間に切り替わり始めたということだ。
 そんな移り変わりの中で、天の大穴は、
 ただぽっかりとした巨大な虚ろとして、
 遥か高く頭上にあって、
 この地上を静かに見下ろしていた。

 見張り台を去ろうとする。
 もう一度あのタブレットを開くつもりはなかった。
 誰かが記録をとるために使っているのだから。
 けれど、扉を開けて中へと踏み込もうとした足が、
 ひたりと止まる。]


  ―――…

[ ただ一方的に謝りっぱなしで、それきりにするのは、
 それはそれでどうか。
 向こうが怒っているなら、それは読むべきだ。
 日記の続きがあるなら、読まないように気を付ければいい。
 そんな風に考え、踵を返す。
 もしこれ以上読まれることを厭うなら、
 置き場所かパスワードが変わっているだろう。
 むしろ、そうなっているに違いないと思っていたのに。]
(167) 2020/05/19(Tue) 20:10:58

【人】 軍医 ルーク


  ……あった。


[ 奇妙なことに、タブレットは同じ引き出しにあった。
 一拍の躊躇い。
 指が、あのパスワードをなぞってするりと動く。
 画面が切り替わり、タブレットが開く。
 ああ、もしかしたらあの後まだ使っていなくて、
 此方が読んでしまったことに、気付いていないのかも。
 そう思い、一度は納得したのだけれど、
 画面にはひとつの『変化』がある。画像だった。
 それを開き、目を瞠った。

 指先がひとつ、ふたつ、躊躇うように画面に触れる。
 そうして、思い切ってノートを開いた。
 自分が書いた文章の次に、続きがあった。
 職業柄、速読には慣れている。
 けれど、視線はゆっくりと、一字一句、
 記された文章を読んでいく。]
(168) 2020/05/19(Tue) 20:13:27

【人】 軍医 ルーク

[ 予想外なことに、日記を見てしまったことに対する
 苦情や怒りは、そこには記されていなかった。
 書かれていた内容に、暫し沈黙する。
 苦情や怒り、どころか。]
 

  ……どうやらわたし、
  余程のお人好しの持ち物を、
  見てしまったみたいだ。


[ じーっとこちらを見上げるぺんぎんにそう言って、
 机の横にしゃがみ込む。
 綴られる言葉たちを、幾度も読み返す。
 正体の分からない何かに、自分の中の空洞が、
 ぎしりと音を立てて軋んだ。]
(169) 2020/05/19(Tue) 20:14:24

【人】 軍医 ルーク


   ……書き残していきたいと、思う。


[ そう、此処だ。
 日記としてはごく普通の言い回しかもしれない。
 けれど、その箇所を読むと無性に何かがざわついたのは、
 気のせいだろうか。
 気のせいだと、“思いたい”。
 瞼に浮かび上がる名も知れぬ誰かは、
 後でゆっくり読み返そうとのんびり日記を綴る、
 そんな姿をしてはいなかった。

 姿かたちも知らない、誰か。
 目を離すと、ふっとその姿が揺らいでしまうような気がして。
 どうしてか、息が苦しい。

 書かれている内容は、とても不思議なものだった。 
 無人の見張り台に、朝の光が差し込んで、
 舞い散る埃だけが静かに揺蕩っている。

 ――指が動いた。]*
(170) 2020/05/19(Tue) 20:16:19
いま、このタブレットを使ってくれている、あなたへ


 メッセージを読んでくれて、ありがとうございます。
 そして、タブレットを譲ると言ってくれて。
 けれど、どうかこれは、あなたが持っていてください。

 父は、そうだなあ、
 生前はそれはとても困ったひとでした。
 興味の赴くままに世界中を飛び回り、遺失技術を調査して、
 母に苦労を掛けてばかりで。
 わたしが星のはなしを知っていたのは、父が発掘した本を
 母が読み聞かせてくれたからです。
 けれど、きっともし父なら、
 迷いなく、あなたに使ってもらいたいと笑ったと思います。

 勝手に日記を読んでしまったのに、
 あなたは、わたしのことを気遣ってくれました。
 そして、大事な話を聞かせてくれると。

 わたしは、あなたが誰かはわからないけれど、
 きっと、とても大事な話なのだと思います。

 あなたが何処から来た誰だったとしても、
 きっと、優しいひとなのだと。

 
 夢は記憶を整理するものだと、聞いたことがあります。
 実際に見た光景かもしれないし、
 誰かから聞いた話や、伝えられたもの、
 あるいは本で読んだ情報が、
 再構成されたものかもしれない。

 けれど、きっとそれは、
 夢を見た誰かの心を、映し出すもの。
 妄想が生み出した、意味がないものじゃないのだと、
 わたしは、そう思います。
 
 硝子で描かれた絵も、風化した建物の構造も、
 差し込む光も、倒れている誰かのはなしも。
 “ほし”の話のように、
 何か思い当たることがないかと思い出そうとしても、
 わたしには、わからなかったのだけれど。

 そういう光景の中に一人でいることを想像するのは、
 不思議で、とても寂しい。
 夢の中の話に、このようなことを言うのは
 少しおかしいかもしれないけれど、
 わたしもせめて、そこで話す相手にでもなれたらと、
 そう思ったから。

 だから、せめて、こうして話を聞かせてもらえるなら。
 わたしは、嬉しいと感じるのだと思います。
 ありがとう。

 
追伸:
 今回の夢でひとつだけ思い当たること。
 総司令の色眼鏡は、度の入った偏向のミラーグラスですが、
 遺失技術の応用。
 硝子を加工する技術や絵を描くという発想は、
 わたしたちにはなくても、もしかしたら。


もうひとつ、追伸:
 写真をありがとうございます、
 楽しんでもらえたみたいで、よかった。
 わたしもやってみます、でもきっと、
 センスの点では負けていないことになってしまいそう。

[ 増えていたファイルの写真には、
『夜』の中に輝く草花を繋いだ線が、描かれていて。
 そのひとが、星を繋ぐことを楽しんでいてくれたのだと、
 伝わり来るようだった。

 もうじき見張りが帰ってきてしまう、
 あまりたくさんのことを書いてはいられない。
 だから、急いで外の、明るくなりかけた空を撮って。
 目を凝らせば見える、草花の明かりの名残を、線で結んだ。
 そうして写真を隣に一枚増やしておいた。

 浮かび上がってくる線は、実に不器用で
 絵心がないのがよくわかるものだったろうけれど、
 形はなんとか伝わるだろう。
 一羽の、ぺんぎん。

 タブレットを戻し、
 ぺんぎんと共に見張り台を去りながら思う。
 あの記録の主の夢が、父から聞かされた話と
 何処か呼応するものがあるというなら、
 何か役に立てる話は、出来ないだろうか。
 今日は時間がなかったけれど、わたしの知っていること、
 もしかしたら、聞くだけでも良いのかもしれないけれど。]

【人】 軍医 ルーク

 
 

[ 立ち去り際、見張り台を振り返る。
 常日頃はすることがないような、そんな仕草]*
(171) 2020/05/19(Tue) 20:23:45
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a19) 2020/05/19(Tue) 20:29:46



       [ 数歩後ろに付く君に。]

 




      [ きっと はじめて、彩られていた。 ]


 

【人】 軍医 ルーク

 ―― 
医務室にて
 ――

[ 名を呼ばれ、噤まれた言葉の先を追うことはしなかった。>>215
 何が言いたかったのだろうと、軽く首を傾げただけ。
 薬のことで他の医者を阿呆と呼んだところだったから、
 口が悪いとかそういうところだろうか? などと
 見当付けて置く。
 けれど、それを今このうさぎが口にするようにも思えなくて。
 考えても分からなかったし、
 分からないなりに、話が先に進んでしまう。]


  少しでも早く最初の襲撃の情報を、か。
  わたしも、そういうことだとは
  聞かされているけれど。


[ けれど、自分に与えられている情報は制限されている。
 此処に来る前の研究所で起きた“出来事”を思えば、
 当然のことだ。]
(235) 2020/05/20(Wed) 2:08:27

【人】 軍医 ルーク

[ さて、痣のことに気付かれてからは大変だった。
 検査があったから冷やせなかったというわけでもないし、
 問題がなければ放っておこうと思っていたというか――
 などと、反論する間もなく、
 医務室に響いた大声に、ただ不思議そうに首を傾ける。
 このうさぎも声を荒げることがあったのか……という、
 奇妙な感心だった。
 言っていることを三回ほど繰り返して考えた後、
 不思議そうに口を開く。
 “なぜ心配するのか”とは言わなかった。]


  わたしの勘違いじゃなければ、君、
  その言い方だと、
  わたしがいない方がいいとは思っていないように、
  聞こえてしまうのだけれど。


[ やっぱり聞き違いだよなあ、と眉を顰める。
 返答を聞いてようやく、
 自分が“心配”されているのだと理解した。
 その怒りが、自分を殴った相手に向いているということも。
 たっぷり五秒ほど押し黙り、]


   ええ…?


[ 思わず変な声が出た。]
(236) 2020/05/20(Wed) 2:11:57

【人】 軍医 ルーク

[ なんだこのうさぎ。
 部下の事だとか、ひとのことを気遣ってばかりだと
 思っていたら、
 まさかの相手にまでその対象が向いている。
 恐らく自分は今、驚きを感じているに違いない。]


  驚いた。


[ 礼を言うべきだったのだろうか、と気づいたのは、
 それから随分後になって、検査も終わり、
 タイミングをすっかり逃してからの事だった。]
(237) 2020/05/20(Wed) 2:14:24

【人】 軍医 ルーク

[ 検査を終えて頼みごとをして医務室を出ようというとき、
 応えそびれていた問いがあったことを、思い出す。
 言葉を返そうとしたところで、
 相手が絡まったぺんぎんを見かねて手を出して、
 返事をする機会を失ってしまっていたからだ。>>216]


  そういえば、さっきの話。
  君が忘れている記憶の事だけれど、
  それが最初の襲撃の情報、という意味なら、
  ……知りたいと思っていることは、あるよ。

  けれど、それは、君の記憶だ。
  最初の襲撃の話しだけじゃない、
  すべてをひっくるめて、ね。  
  ひとが何かを忘れることには、理由があるんだ。
  逆さにして振れば
  記憶が降って来るというわけじゃない。
  上の方は、相応の理由があると言うのだろうけれど、
  本人の心身を無視してまで、
  引きずり出そうとしてどうする。
(238) 2020/05/20(Wed) 2:15:52

【人】 軍医 ルーク

[ 例えば、耐えられないと思うほどの衝撃を受けたとき。
 痛みが身体を守るように、忘却が心を守ることがある。

 本人が望むよりも先んじて、無理に暴いてまで
 何かを知りたいかと言われれば、
 戦局をつかさどる上層部は、イエスと答えるのだろう。
 けれど自分はそうではなく、医者だ。
 患者に無理を強いる状況に異を唱えるのは当然のこと。

 その答えで、間違いはないはずなのだ。
 他の誰が患者の立場であったとしても、
 自分は同じことを主張する。

 けれど、いま目の前にいるのは“他の誰か”ではなくて、
 自身がこのような目に遭いながら、
 誰かのために身を投げ出すような、
 あろうことか、目の前の“葬儀屋”にまで
 心配の対象を広げてしまうような、
 とびきり莫迦のうさぎだ。

 『患者』ではなくて、このうさぎの記憶のことを、
 検査のことを考えたとき、
 ペンを握る指先に力が入った理由も、
 自分がそうしたことさえも、知らない。

 ――けれど、]
(239) 2020/05/20(Wed) 2:17:40

【人】 軍医 ルーク



   君に、そうしたいとも思えない。


[ ぱちり、と。
 医務室の明かりを落とし、外に出る。]
(240) 2020/05/20(Wed) 2:18:04

【人】 軍医 ルーク

   ―― 
外壁の外で
 ――

[ 外壁から遠ざかり、大穴の下へと歩く。
 元々はひとが住んでいた場所だが、
 度重なる機獣との戦闘でひどく荒れている。 
 それでも、道なりに視線を巡らせ、耳をすませば、
 植物の影にある小動物の姿だとか、虫の声が聞こえてくる。

 普段外壁の外まではあまり出ない自分は、
 彼の身に着けている武器が、護衛のためのものだとは
 最初気付かずに、
 外に出るなら装備は身につけるものか、と、
 疑問に思うことはなかったけれど。

 周囲に視線を向けながら、
 警戒を忘れずに歩いている様子を見れば、
 そういうことか――と、気づきもする。

 脚の痛みに歩みを止めたことを案じてくれているとは、
 やはり、気付けないままであったけれど。>>232]
(241) 2020/05/20(Wed) 2:19:48

【人】 軍医 ルーク

  楽しい…?
  ああ、確かに耳に新しい情報も、あったかもね。

  わたしも君と話すのは“楽しい”。
  前にも言ったかな、
  君を見ていると時折、こう、
  わざと苦いものを出したくなったりとかそういう。

  ほんとうに、君くらいだろうな。
  こうしてわたしと歩いて話をしていて、
  これといって嫌そうなそぶりも見せないのは。
  非番の夜中に物探しに引き摺り出されたのに。
  変わってる。


[ にい、と笑みの形を作って見せる。
 実際のところあれは、薬が嫌だったら無理をするな、
 という意味合いが殆どだけれど。
 飲んで涙目になっているところを見ると、
 擽られるものがあるというのも嘘ではなく云々。

 変わってる、という言葉は、
 考えたことをそのまま述べたものだった。
 その言葉を言ったときの声は、
 苦いものの話をしていたときのような、
 揶揄い交じりのものではない。
 構えたところも皮肉もない、ただ、肯定的なもの。]
(242) 2020/05/20(Wed) 2:21:26

【人】 軍医 ルーク

[ ランタンの明かりが示す先を見ながら、先導に従って歩く。
 道すがら、探し物の形状の予想は伝えた。
 このくらいの大きさの箱のようなもの――と、
 両手で大きさを示す。

 ぺんぎんもまた、二つの人影の間のあたりをてちてちと。
 うさぎが取り出した包みに気付けば、
 頭の上にぴこん! と明かりでもともすような顔をして、
 わあい、と飛び跳ねた。
 
 なんだろう、と思っていると、
 此方にも紫の包みが飛んでくる。
 放物線を描いてゆるやかに掌に収まったそれは]


  飴?


[ そうか、さっきぺんぎんにあげていた。
 確かぶどうの飴だったか。
 うさぎがそれを口に入れるのと一緒に、
 ぺんぎんもまた器用に羽で包みを解いて、
 大事そうに取り出した飴玉を口に放り込む。
 ほわああ、と幸せそうな顔をして、
 その場でぺたぺたと足踏みをするぺんぎん。]
(243) 2020/05/20(Wed) 2:23:13

【人】 軍医 ルーク

[ 少しの躊躇いの後、包みをあけて、口に入れてみる。
 ころり、と、硬い感触がした。
 苦いものを甘いと言って渡すような悪戯はしないだろう。
 だから、この飴は本当に甘いのだろう。
 “甘いもの”、というのだから。

 ――なんて答えたら正解なのだろう?
 あまい? ぶどうの味?
 戸惑いに眉を寄せて考え込みながら、
 先に飴を食べていたふたりの顔を見る。

 ぺんぎんは、それはもう幸せそうな様子で、
 ほわほわと甘味を楽しんでいるようだ。
 うさぎのへらりとした笑みが見えた。
 最初から三つ持って来たのだと、そう言って。]
(244) 2020/05/20(Wed) 2:24:36

【人】 軍医 ルーク

[ それを見ているうちに、自然と言葉が出た。]


   ……、
   悪くないね。


[ 顔を上げる。
 ああ、よかった――この答えなら、嘘じゃない。

 我知らず浮かべた表情は、
 混ぜ損ねた絵の具のようないつものそれでもなければ、
 時折このうさぎに向けるような、物騒なものでもなくて。

 夜目が効くその赤眼には、ふっと無防備に零れたような、
 柔らかで微かな微笑みが、見えたことだろう。]**
(245) 2020/05/20(Wed) 2:25:25
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a24) 2020/05/20(Wed) 2:33:42

軍医 ルークは、メモを貼った。
(a25) 2020/05/20(Wed) 2:35:32



  はじめまして名無しさん
  僕も同じ学年です

  僕でよければ。
  お話聞かせてください



   むかしむかし、とってもえらい男がおりました。
   男は世界一うつくしいと言われる薔薇園と、
   世界一うつくしい妻と、 
   世界一うつくしい娘を持っていました。
   彼はとても幸せでした。
   世界一うつくしい日々を送っていたのです。


    ────……

 



   ある日、彼の妻が重い病気にかかってしまいました。
   お医者様を3人呼びましたが、3人とも、
   彼の妻を助けることはできませんでした。
   彼は悲嘆に暮れました。
   毎日、薔薇園の真ん中で泣いてばかりです。

   流れる涙はやがてちぃさな池になりました。
   ちぃさな池には蝶々が集まって、
   彼の悲しみを聞いておりました。

   「ひとつだけ、おくさまを助ける方法があります。」

   そう話しかけたのは、
   ぼろぼろの羽をした、
   今にも堕ちてしまいそうな蝶々でした。


    ────……
   
 



   「 私の羽を どうぞ使ってくださいな。 」

   「 月明かりに三日三晩照らし、薔薇の花弁と混ぜ、
      おくさまの亡骸に飲ませてあげてください。 」

 

 




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