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47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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[音声アナウンスが聞こえる。
どこをどうとかじょうずだとか。
これ何だっけって思いながら、
先っぽだけしゃぶってたものを口から引き抜く。
うん、いい感じに勃起したじゃん。
いいぞ、つよそうだ。
封だけ切って投げっぱなしだったノルマ分を取っり出して
少々もたつきながら被せて根元まで下ろして行く。
ラテックスだったかポリウレタンだったかの
透明なやつに包み込まれたグロテスクな肉は
窮屈そうで気の毒にみえて。
わかる、めっちゃわかるわ。
イきたいよなぁ、って心の中で語り掛けて
今楽にしてやるからなって良く解らない使命感で
自慰の続きをするつもりで扱き始める。
液だまりに先走りが溜まり始めてぷくりと膨らむのなんて
普段あんまり見てないからなんか面白くて
弄ってみたり、舌を這わせたり好き放題だ。
競り上がってくる睾丸を皺をのばして転がして遊んでたら
びくびく震え始めたから、あ、これイくなって
理解して、駄目押しに薄い膜越しにじゅ、っと
先っぽをきつく吸い上げてやった。]
[いつの間にか重なってた手が強引に
狙いを定めるみたいに角度を変えたから。
顔に掛かる覚悟をしてぎゅっと目を瞑ったけど
薄い膜に阻まれたそれが飛び出してくるはずもなく
無事に済んだ目元を、あれ?と不思議そうに瞬かせた。
きょとんとしながらも手癖で外して片付けて。
中身が零れないよう結んだそれをティッシュに包んで
ゴミ箱に捨てるまでの一連の動作の間
漸く理解したみたいな顔になる]
なるほど…
[神妙な顔で頷く。
さてはおまえ、俺のチンポじゃないな?
それなら気持ちよさそうにイってたくせに
全然気持ちよくなかったのも納得だ。
ひとりしみじみと頷いてる間に
転がされて尻が涼しくなったがよくわかっていない。
芯を持ち始めてるけどまだぐにゃっとしてるのが
ぽろんと下着の引っ掛かりから零れて。
シーツに触れるのがちょっと気持ちよくて腰が揺れたら
相手からは誘うみたいに
尻を振ってるようにも見えたかもしれない。]
[なんかきかれた。こんなのってどんなのだ。
聞き返す前に微妙に閉じ切ってない腿の間に何かの感触。
擽っては逃げて行くそれを捕まえようと
腿の内側に触れた瞬間足を閉じて挟んでみる。
けどまた逃げられた、なんだこれ。
よくわからないけどちょっと気持ちよくて
ん、って鼻から甘えた音が抜ける。
気持ちいいけど、全然足りない。
入る穴を求めて無意識に、マットレスに押し込もうとして
シーツに擦り付けるかたちに腰が揺れる。
顔を覗き込もうとして被さる影に何度か目で気付いて
のろのろ見上げてみたら、何か知ってる顔が在った。
こんな近すぎるバグった距離感なのはこいつしかいない。
そんな観点であんまり見えてないけど間違いなく認識する。]
御門……?
なにしてんだ、これ。
[なんか、気持ちいいけど物足りなくて。
けどお前が居るとこでそんなことはしない筈だ。
何となくそんな気にならなくて自分でも処理してなかったから
シーツに擦り付けただけでももうがちがちなのに。
このまま気持ちよくなりたいのに、お前が居るならだめだね。
うん、しゃかいじんとしてしぬ。]
[あれ?でもここは俺の家で俺のベッドだ。
おまえがいるはずがない。
自分で連れて来たくせにすっかり忘れているようで
そう自分に断言できる妙な自信があった。
というか、このまま気持ちよくなりたいから
居ないで欲しいという願望に大分負けている]
……ああ、なんだ。
ゆめか、これ。
[よかった、御門はここにいない。
よって続けてもしゃかいてきにしなない。
だいじょうぶだ、もんだいない。
そうか人肌恋しさに可笑しな夢を見ているんだ。
思い返せば確かに最近一番感じる他人の体温は
こいつのちょっとやりすぎなスキンシップくらいだ。
距離感バグってんだよなぁ、こいつ。
ならしかたないね、おれはわるくない]
[夢なら好きに触れていいですね、って
誰かに言い訳しながら体を捻って
唇を重ねてみたがちょっとずれた。
あれ?おかしいな。
やりにくいので殆どラリアットみたいな勢いで
ベッドの上に引き摺り倒す。]
うん、御門だ。ゆめだな。
[近くで確認して、再度納得。
半端にずり下ろされて引っ掛かった
邪魔なスラックスと下着を足でけって脱げば
片足だけしつこく残ってた靴もついでに脱げて自由になる。
脱げ掛けの靴下が引っ掛かった足で
もっとこっちに寄れと口で言う代わりに力技で引き寄せた。
改めて唇を重ねるけれど
まだどこかへ行ってくれない眠気に捕らわれたままなので
唇を擦り合わせながら時々一時停止する。
夢なんだから都合よく女みたいな穴がないものか
適当に腰を揺らしてみたら棒にあたった。
なんだよ、リアルだな。まぁいいか。]
[どっちがどっちかよくわからなくなって
二本まとめてひっつかんでみたら
熱くてつるつるしたのが擦れて気持ちよかったから
擦り合わせるように捏ね合わせながら興が乗って腰を揺する。
重量オーバーのベッドが揺れて
マットレスのバネが支えきれずちょっと軋んだ。
もっと、密着させたくて足を絡めなおしたら
押し込む様に揺らすたびに乾いた肌と肌が当たって
ぱつぱつ鳴るようになって聴覚から犯されて
頭の中まで完全にその気になっていく]
は ……っ、…ふ 、ン……
ふふ、なんか、…せっくす、してるみてぇだ。
ね?
へんなの。
っ、……あーー…きもち…
[こっちは何もつけてないから、だらだら漏らしてるみたいに
溢れるカウパーがかぶせてあるつるつるの表面に擦れて
ぬるぬるするのが堪らなくて。
段々腰を振る速度が早くなってゆく。]
[まずい、まずい、このままじゃシーツ汚す。
まだ我慢してるつもりでもいまいちその辺の感覚が
普段より若干緩い自覚はあって
手探りに定位置のティッシュを探すが、
さっき床に落としたようで指に触れない。
焦れば余計に、変に焦れて。
良く解らない拍子に一気に堪らなくなったから
さっき足で脱ぎ捨てたスラックスを手繰り寄せた。
シーツを汚すよりそっちを汚す方が厄介な事くらいは
理解しているので目当てはそれ自体じゃない。]
はあ……っ、あ、あ……っ、も、出す、出る……
[譫言みたいに吐息で喘ぎながら
間一髪で手繰り寄せた下着で先端を包み込んで、吐き出した。]
[濃いのが数回に分けて、どぷどぷとあふれ出す感触を
息を詰めてやり過ごし、はぁ、と充足の滲む溜息を零す
汚した下着はゴミ箱辺りに放り投げた。
多分音的にちゃんと入った気がするので確認はしない。
じんわり額に滲む汗に前髪が張り付いているが
もう払い除けるのも面倒くさい。
けど幾分か、瞬間的に目は醒めた。
多分この後倍になって雪崩みたいな眠気に襲われるけど]
なぁ、これ…つぎ、どうするか、しってる?
[セックスみたいなこれの終わりが良く解らないので
目の前の男に聞いてみる。
返事を待つ傍ら唇に唇でじゃれつく。
なんかほんとにセックスしてるみたいだ。
とくとくと少し早くなった心臓の音が
摺り寄せて重なった相手の胸にも伝わっただろう。*]
えー…
いたずら…?
[なにしてんだって聞かれて、ぼやけ頭で考える。
セックスかなって思ったけどまだ入れてないし
そうだ、なんかヤったっぽい雰囲気にしとこうって
そう思ったのを思い出して適当な単語を選ぶ。
俺が何もしなくても腰が揺れ始める光景が
なんか面白くて少し好きなようにさせてみるけど
やっぱり見てるだけじゃ物足りなくなった。]
シーツに擦りつけてるだけなのにね。
よっぽど溜まってたんですか?
そこんとこ、どうなん――うわっ
[時折見上げてくる視線がまともじゃないのは明らかで
それでも相手の口から言わせたくて
答えが返って来るかも分からない質問を投げかける。
ちょっとウザいインタビュアーみたいな口調で
マイク替わりの拳を相手に近付けようと顔を寄せたら
突然衝撃に襲われてマットレスに沈んだ。]
[間近でなんか納得したみたいに俺の名を呼ぶ彼。
ゆめか。そうですね。こんなバカげた状況、夢だ。
でもいつもの夢とだいぶ違う。
いつもの彼は自分からキスしてくれないし
恥ずかしいから見ないでくれとか言うし、
もちろん自分で腰を押し付けたり絶対しないし、力もこんな強くない。]
…積極的ですね。どうしたんですかー?
[俺のこと、好きになってくれたのかなとか
ちょっと想像して浮かれてしまう。
まとめて掴まれた場所が少し窮屈だったけど
それでも夢中になって腰を振る様子がおかしくて
なんか自分の方が犯されてるみたいな気になってくる。
ギシギシと普段の夢じゃ聞こえない音が鳴る。
いつもよりずっと、色んなとこが気持ちよかった。
腕は2本しかないんだから気持ちい場所なんて限られるのに。
なんかあちこち触れてるみたいに
自分のじゃない熱が伝わってきて気持ちいい。]
[けどなんか物足りない。
気持ちいのにあとちょっとだけ足りない。
ああ、そうだ。尻いじってないや。
後ろの気持ち良さを知ってる身体は
もっとって強請るのに手が届く状態じゃない。
寂しがってるみたいにきゅうきゅうと尻の穴が収縮する。
ちょっと我慢してろよ。今日はお前の出番じゃない。]
せっくす、しましょうよ。
ふふ、ぜったい今よりきもちいーから…
[みたい、じゃ足りなくなって
訳も分からず腰を揺らす相手に囁いてみる。
耳元まで口を寄せなくたって、
聞こえてるのはやらしくて生生しい音だけだ。
きっと届いてはいるだろう。]
[動く身体のスピードが徐々に速くなって
相手の限界を近い事が伝わってくる。
一度出した俺の方も敏感にはなってはいるから
似た速度で追いかけてはいるけど、
相手が主体の刺激じゃ時々イイ所を外されて]
もうちょっと、…っ、
葛西さん、もうちょっと頑張って…ん、っふ…
[どうせなら今度は一緒にイってみたい。
頑張れって励ましたり、自分も腰を動かして
一番いいとこを擦ろうとしてはみたんだけど間に合わなかった。
一緒くたに布を被せられて押さえられて
突然寸止めされた快感が名残惜しくて腰を寄せる。
でも伝わってきたのは相手が吐精する僅かな震えだけで
放置を食らった俺の方は痛いくらいに張り詰めていた。
恨み節の一つでも言ってやろうと思ったけど
しおらしく胸を寄せてくる彼が可愛かったので
甘える唇に答えながら汗でへばりついた髪を払ってやる。]
次、は…
[だいぶぼんやりしてきた頭で考える。
せっくす。そうだ、せっくすするんだ。]
穴に入れるんですよ。
[どうやってやるんだったかって記憶を辿る。
俺自身は入れた事ないから、自分がやられた記憶を。]
こうやって、ひっくり返して…
[むくりと起き上がると寝ている相手を転がして
俯せの状態から腰だけ引き上げる。
気遣いとか全然ない乱暴な動作だから
彼の顔がシーツと擦れようがお構いなしだ。]
ここの穴にね、入れるんですよ。
[そう言って未だ中途半端で放置の先端を
どこだったかな、と感触と微妙な記憶を頼りに
尻たぶや割れ目に擦りつけながら探っていく。
そうして太腿の隙間に挟んでみたところ
上手く入りそうだなと一人で納得して、
自信満々に汗で濡れた内腿に陰茎を擦りつけた。]
[置いてけぼりにされた快感を追いかけるように
性急に腰を打ち付けては一緒に違和感が湧いてくる。
確かにぎゅうと締め付ける感覚はあるのだが
すぐにその窮屈さから放り出されてしまうのだ。
けど俺が入れる側でセックスするのなんて
初めてだったからこんなもんかって
考えるのをやめてひたすら陰茎を押し込んだ。
けどやっぱり決め手に欠けて
しかも段々疲れてきたのか頭が重くなって
無理かも、って思ったらイきたい気持ちが負けてしまった。
どうせまた同じようなこと妄想するし
いつか続き見れるかも知れないしなー…。
ふらっと上体が崩れたらそのままベッドへ落ちて
重い瞼を押し上げられなくなって]
…ねむ
[一言呟いて、意識を手放した。]*
[キスしながらなんか聞かれてなぁって思い返して
溜まってるのかと聞かれたことを思い出す。
どうしたもこうしたも溜まってんだよこっちは。
こんな夢みるくらいには]
うん、してない。
女途切れたのが3…4か月前?でぇ…
最後にヌいたのいつだ…やばい、おぼえてない…。
最近朝勃ちすらどーにかすんのめんどーで…
って思ってたらだんだん、すくなくなってきたし
枯れてんなぁっておもってたけど。
わりとあるもんだなぁ、性欲。
やばい、あったかくて、きもちい。
[若干呂律の怪しい声でぽやぽや応えて。
ぜったいいまより、なんて聞こえた言葉を繰り返す。
いまよりか、すげぇなそりゃ。
でもいまはいまでたりてるな。
でもいまよりきもちいいのはきになる。
何と応えるのが正解かわからなくて、んー、とか
ぼんやりした音で相槌かどうか微妙な返事を返す]
[今はいい、という結論が出る頃には
ちょっともうそれどころじゃなくて。
もうちょっと…待てと言われたことは理解したが
なんならもう擦らなくても無理だった。
だめだ、むり、もうでる。
まてっていわれたのに、無様にイってしまう。
そう考えたら余計に興奮して無理だった。
全部気持ちよく吐き出したのに背徳感に背筋がざわつく
さいこうにきもちいいのに今より上があるなんて
ちょっと俄かにはしんじられない。ので。
訊ねたうえでされるがままに身を任す。
俯せになればふにゃふにゃに戻ったやつが
柔らかく押しつぶされて形を変えた。
さっきここに入る穴がなかったのは確認済みである。
つんつん何かで突かれるさっきの続きかなって考えてたら
太腿の合間にずるりと勢いよく入って来た。]
[ちがう、これはセックスではない。
素股だ。
予想外過ぎる事態に思い切り虚無顔になった。
え、素股じゃん、え?教えてやった方が良いの?
うそ、素股をセックスだと思ってんの?え?
なにそれどういうことだってばよ。
困惑している間に打ち付ける動作に
リズミカルに下腹が圧迫されて
ポンプの仕組みみたいに、
良くないのがまた競り上がって来た。
あ、やばい、はきそう。
ごきゅ、と喉を鳴らして一度目の衝動をやりすごす。
ベッドの上に沈んだ男を押しのけて這い出る。
大人しくなったやつが正しく呼吸してるか
確める優もないまま、二度目の生唾をごくりと飲み下…
しても尚込み上げてくる口元を抑えて
転げるようにトイレに駆け込んだ。]
[落ち着いてよぼよぼ戻ってきたら
ベッドの上が占拠されていた。
え、おれのなのに。え、じゃま。
押しのけようとしたらゴロンと転がって
仰向けになった勢いで局地がぶるんと震えた。
めっちゃ勃起してるやん。
若々しくぴんと天井を仰ぐ切っ先が
なんだか無性に笑えてきて
その辺を探して漸く見つけてきたスマホで記念撮影しておく。
操作が一瞬良く解らなくなったのは
自分のじゃなかったからかもだし酔ってる所為かもしれない。
安らかな寝息が聞こえるのにバッキバキなのが
最初は楽しかったけれど、
なんだか取り残された哀れなチンポに見えてきたので
慰める意味でちょっと扱いてやる。
上手にイけたら綺麗にしてねかしつけてやろう。
なんてやってる間かやった後に仲良く一緒に寝落ちた。
未だ封を切っていない筈の3つはずり落ちかけてる
ベッドカバーと一緒に床に落ちて
ベッドに下に滑り込んでいるのかもしれない*]
――寝所――
[ メイベルの肌は滑らかで、体温はちょっと低めな気がした。
痛い、と睨むでもなく返る言葉に眉を顰めてしまう。]
な……。
そんなつもりで考えたんじゃないもん、この子のこと。
あなたが言うのがその通りだとしたって、
そうなるまでの子供の時代って、誰だってあるでしょ。
この子がそこをどう過ごしていくかって考えて、書こうと――
[ ――だからそんなメイベルに言われ方をする理由なんてない。
いや今そこを議論するのは変でしょ?って、私の中で自制心が
しっかり仕事してくれた。えらい。
というか今のセリフ、もっと突っ込むべきところがある。]
って、いうかー!
そんな、ひとを犯罪者みたいに。
いや、この世界だと違うのかもしれないけど。
十二歳から結婚できたりするとか。
[ その辺までの設定は知らない、というか場所が変われば
法とか慣習も違うだろうし。ましてここはメイベルの国なのだ。
そういった感覚自体がないかもしれない。]
小さい女の子は、可愛いって思うけど、
なんかメイベルが言ってる「好き」の言い方って、
そういうんじゃない感じするよ??
[ 両手を掴まれてベッドに押し付けられつつも、
そこの否定だけはしておかないとまずい気がしていた。
アリアの身体が、じゃなくて、
アリアみたいな身体、っていうのが
とっても不穏な感じがするのだ。
それじゃまるで私がロリコンみたいじゃない!]
[ だけど、その後のひとこと
で、杞憂だったのかなって
そんな感じにもなっていった。
それなら?? どう繋がるのかすぐには理解できてなくて、
ぱちくりと目ばたきしてしまっって。
メイベルの声がすぐ近くで聞こえるのに意識を向けきれず。]
……身体、だけ……?
[ 彼女の言い方に目ばたく疑問がもうひとつ増えた。
でもそれ以上問うことは、重なる唇に遮られる。
この日になってから、だけどもう三度目か四度目のキス。
それ。
手は頭上に押さえつけられて、抱きしめようとも出来ないけど。
瞼を薄く開いては、
頭を上げて求めたり、逆に引いて誘ったり。
そうするうちに、私の頭は枕へ沈んで。]
[ 抑える手を振りほどこうとするとぎゅっと力が返ったけれど、
もっと逃げようとしてみると何故だか、
抑える力は少し弱まった。]
…………♪
[ 本気で抗うなら、逃げてもいいよ。
その意志が伝わってくるみたいで、私の頬には笑みが浮かぶ。
メイベルと瞳を合わせようと見上げて、ゆるく力を抜いた。
重なった唇を開くと舌を伸ばして、彼女のそれを探す。
唇の向こうにあるのなら、割り開いて求めていこう、って
思って、そのように眼差しで伝えていくのだった。]*
──寝所──
犯罪者……?
[彼女の言葉には
何を言ってるの?と言う顔を隠さなかった。
そも彼女の世界の常識というものに今は疎く
それ故に引っかかるものが私にはわからない。]
??
何言ってるのよ。
好きになるって言うのはその生き物の身体に
惹かれるって事でしょ。
[あるいは能力に。
とは言え私と彼女は同系統の能力で
そもそも惹かれるほどの優劣は無いはず。
だとすれば残るのは身体……というか外見しかない。
好き、と言うのは
そこに惹かれるものじゃないの。]
そうよ。
あんたが好きな身体、外見でしょ?
[彼女の言葉には
当然でしょう、と言うふうに応えた。
恋人同士……とは、少なくとも
相手が好ましいから、そうなるのだと思ってる。
相手をベッドに押し付けるようにして口付けをしてれば
彼女は途中から合わせてくる。
柔らかなベッドの上でゆっくりと動き続けていた。
彼女と瞳があった気がすると
唇よりも弾力のある存在が私の唇に触れる。
彼女の舌だと気付いて、それを受け入れようとして
けれど少しだけ顔を引いて唇を離すと
目線が合った彼女を見つめ、やはり同じように至近で声を落とす。]
好きって、そう言う事でしょ。
…………違うの?
[と、私はポツリと零した。]*
――寝所――
むむ、む。
[ メイベルが語る「好き」のきっかけに、
反論は浮かんだけれど上手く伝わるかの自信がなかった。
彼女が言うのは身体や外見、目で見たり触れたりして
確かに実感を捉えられるもの。だけど――]
……ええと、ね、メイベル。
だけどメイベルも、って言われて。
……私の、見た目だけを欲しいって思った?
[ 改めて彼女を見る。
挿画やイメージイラストだけでしか知らなかった彼女。
こうして、私の目の前で、私の手を押さえつけている彼女。
いまそこに居る、って実感する。]
メイベルの姿形、も。
好き、って言えるよ。
でも、それだけじゃない……と思う。
[ 口づけを交わしながら、私の中に生まれてる感覚は
いったい何なのか、探ろうと目を閉じて。
私の中にある彼女のイメージ。
こっちに来る前と、来てからと。
その違い。]
「 好きって、そう言う事でしょ。 」
[ 間近で囁かれた声にそっとかぶりを振った。
否定の度合いが強くなりすぎないように、そっと。]
メイベルの中にある気持ち、もっと知りたい。
私に分けてほしい。
できたら、私のものにしたい。
それから、私のも同じように。
[ 押さえつけられてる手を片方、抜いていく。
もう片方の手は動かそうとはしない。
見上げる眼差しはメイベルを捉えたまま、
自由にした手で彼女の頭を後ろから押さえた。]
……そういうのが、
って、
ことかなって、私は思うの。
[ 脚を動かしてメイベルの脚に絡める。
膝の後ろへとふくらはぎを触れさせ、引いて、
彼女の身体を私の上に誘なうように。
両足で挟み込むのは彼女の左脚。
太ももで捉え、擦りあげ、横に身体を倒せるならば
そのようにして見つめようと視線を向けていった。]**
![](./img/madparty/149.png) | ──現在・地下研究施設──
[ 俺は減ってゆく赤色を眺めて、オルフェウスは背を向け作業をし 落ち着いた後には沈黙の時間が幾分か流れていた。
何もあれは他人を罵る為に陸にいるわけではなく、 こちらも騒ぎにこんな場所に来たりはしない。 ただ、ここ最近は輸血処置の最中眠ってしまうことが増えていて、 時折魘されては迷惑を掛けてしまう。 ]
……なあ、俺は後どれくらい生きられるんだ?
[ そうすると、意識させられるのだ。 見えない死、誰も知らないその寿命を。 ] (178) 2020/10/24(Sat) 1:27:11 |
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