166 【身内】Chain 【R18】
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き、きをつけてるもん…!
だから、大くんだけ見ていいの……
すごく、好きだと思うから。
[ 仕事着として着る服には一層気を配っているものの、
どうしようもないことだってある。
だから、夜道は明るいところだけ通ったり、
出来るだけ何かを羽織って見えないようにしたり、
彼のいないところでは頑張っているつもり。
彼女のそういう姿を見ていいのは、彼だけ。
彼が好きだと思うことは、積極的にしていくから。 ]
だいすき、大くんの…きゅってするの……
ふぁ、あご、はずれちゃ、ぅ……
[ 最初の頃は噛まないようにするのに精一杯で、
彼のことを気持ちよくさせているか
全くもって自信がなかった。
気持ちよさそうにしてくれる彼を
いつの日からか見られるようになったのは、
ほぼ毎週彼のモノを咥えて、
沢山練習をしたからだと彼女は思う。
彼がどこで反応するのか、
どうしたら気持ちいいって言ってくれるか。
動作に夢中になってあまり考えながら、
とはいかなかったけれど
体が覚えていることは間違いない。 ]
は、ぅ………大くん、いい子っ。
おとまり、する…?
[ 頭を撫でられると嬉しそうな表情を見せたのち、
彼のズボンを上げてあげ、助手席に置いた上着を羽織り、
よいしょっと助手席に戻ったら
シートベルトを締めていざ出発。
元々泊まりでもないし、
近くのホテルが空いてるとも思わないけれど、
家に帰ってからだと魔法が解けてしまいそうだと
頭によぎってしまい、
赤信号の時に彼の腕に手を添えてお願いしてみた。
どこでもいいから泊まりたいな、と
視線で訴えられたならいいな、とおもったり。 ]*
[ 部屋の鍵を閉めて、男は紫煙を浴びにいった。
なんとも世知辛いもので、
大抵のホテルは禁煙のみになっている。
距離を置くには十分だろうが、
昔のようにその部屋を我が物顔に出来ないのは、
いや、今も昔も我が物顔にしてはいけない。
税金も上がってきたのもあって禁煙すべきかと
どこか考えるものもある。
処女だったら処女喪失記念ということで
もう少しお金を渡してあげてもいいか、と
何となく考えをまとめて戻ると、
彼女はまだバスルームの中のようで、
ベッドの上で待つことにした。
が、ここで気づく。
男は身分証とカード類以外持っていなかったと。 ]
いい体だな、本当。
そうだな………今日はあいにく手持ちがない。
このカードを担保にして、次回10手渡しでどうだ?
ばっくれはしない。またすぐにバーに行く。
[ 交渉が成立するまでは彼女に触れない。
なので、男はまず彼女に黒いカードを渡した。
名義が男のものなので彼女が使えるわけもないが
次回も約束し、なおかつゲンナマで諭吉が10。
彼女にとっても悪い条件ではないと思う。
彼女がそれを受け取り、男の提案に是と言えば
交渉成立と見做して、遠慮なく彼女に触ろう。 ]
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