人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


ダーレンは、変わらない様子でいる。少なくとも、そのように見える。
(c1) 2024/02/08(Thu) 21:11:40

ダーレンは、流星のようなそれを、少し離れた場所で眺めていた。
(c5) 2024/02/08(Thu) 22:35:57

【墓】 掃除屋 ダーレン

暫くその様を眺めた後、祭りの会場を見て回る。
いつものように目的なく───ではなく、自分には似合わないような華やかな装飾を求めてのこと。

幾らかは事前に用意してあるとは思うのだが、高い場所に映えるものはどうしたって目が届かないものだろうので。

「ああ…あー…よくわからねえから、華やかなもんなら何でも。
 傷まない括り付け方もあるんだろ?……いや、やっぱ付けられるだけにしといてくれねえか」
「金は出すから……」

不器用だし、交渉も苦手だったものだから。すべて終えるまでは時間がかかっていたようだけれど。

雑貨屋も花屋も、複数の店を回ることとなっていた。
鮮やかな荷物を抱える男の姿は、やけに目立っていただろう。

───服の首元からちらと見えていた痣も、ほのかに光を放っているのが見て取れるだろうし。
(+4) 2024/02/08(Thu) 23:39:41
ダーレンは、広場の高いところを装飾で華やかにする手伝いをしている。声援を浴びながら。
(c6) 2024/02/08(Thu) 23:46:54

【墓】 掃除屋 ダーレン

「手伝うって言ったのは俺だからな」

魔女らしく箒で上がってくる姿が目に入る。
赤と白のポインセチアを束ねたスワッグが、柱に提げられる。
祝福を意味する花らしい。男にはよくわからなかったが。

「は……自分のことばっかり考えてるから、天罰でも食らったんだろ」
「まあ……大魔女様の仕返しなんて恐ろしいものが回避できたことこそ、祝福であったというべきなのかもな」

祝福だなんて、それこそ受ける資格はない。
だからこそ、皮肉と自嘲交じりにそう言い返してやって。

相変わらず前向きな姿を前にすれば、まだ自分はそうなれないだろうなと思いつつ。


「そこまで言うなら…誰よりも、楽しめよ」
「誰よりもいい恰好で、いい顔で」

そこまでされたのなら、燻っている自分も前をようやく向けるような気がするから。
ここまで来てなお、我儘を言ってやるのだ。
(+7) 2024/02/09(Fri) 2:49:46