人狼物語 三日月国


263 【ペアソロRP】配信のその先に【R18/R18G】

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視点:


【人】 学生 初波華音

 

  
……うう〜〜〜っ
  来ちゃったよおーーー



[もう既に弱気になっていた。]
 
(37) 2024/05/20(Mon) 21:11:37

【人】 学生 初波華音

 
[待ち合わせ時刻までは、まだ
 三十分ほどの余裕がある。
 気を紛らわせようとスマートフォンを開けば
 習慣でついソウマくんの動画を開いてしまって
 慌てて閉じた。

 上品な女の子らしさを意識した、
 シフォンフリルが可愛らしい
 くすみピンクのワンピース。
 育ちの良いお嬢さんに見えるようにと
 普段より少し凝って編み込んだハーフアップ。
 首元にはピンクゴールドの控えめペンダント。
 マニキュアも清楚に見えるようベージュを択んで、
 必要最低限の小物のみを纏めた革のバッグは
 型落ちのセール品ながら一応ブランドものだ。

 ショーウィンドウに反射している自分を
 改めて見ても、我ながら悪くはないどころか
 恥ずかしいくらい気合の入った仕上がりだと思う。

 ほんの少しだけでも『可愛い』って、
 思って欲しくて。
 
 けれど。]
  
(38) 2024/05/20(Mon) 21:14:10

【人】 学生 初波華音



   どうしよ〜〜
   キンチョーしてきた……!
   へ、ヘンじゃないかなあ

   てかほんとに来てくれるのかな……!?



[ご尊顔をこの目で拝むまでは、
 まだどこか信じきれずにいた。**]
 
(39) 2024/05/20(Mon) 21:14:20

【人】 学生 初波華音



   さ、流石にまだ
   来てない、わよね……?


[行き交う人々をちらと一瞥してから
 手鏡でさっとメイクをチェックする。
 うん、大丈夫。微塵も崩れてない。

 その様子を物陰から密かに
 連写されていたことなど露知らず、
 誰かがゆっくりと近づいてきた気配で
 初めて顔を上げ──]
  
(46) 2024/05/21(Tue) 16:26:32

【人】 学生 初波華音



  ヒ



[現れた人物を見るや否や
 反射的に両手で口元を抑えた。

 危うく往来で奇声を上げるところだった。]
  
(47) 2024/05/21(Tue) 16:26:38

【人】 学生 初波華音


[見上げるほどの長身の男性。]


  …………!!!


[艶やかに磨き上げられた革靴に
 塵ひとつ知らない黒のジャケットとパンツ。]



  〜〜っ、そ…………っっ、



[気品に色香までも感じさせる薄紫のシャツ。
 見慣れた長い前髪をバックにセットした、]




  〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!





[正真正銘本物の暁ソウマくんがそこにいた。]
   
(48) 2024/05/21(Tue) 16:26:58

【人】 学生 初波華音


[感激のあまり無意識に
 その場で泣き出してしまいそうになりながら
 辛うじて言葉を紡いだけれど、
 声は上擦ってしまったかもしれない。]
 

  あっあわっ すすすすみません
  待ち合わせの時間にはまだ早……!

  お、お初にお目にかかります
  ハツナと申します
  此度はお招きいただき恐悦至極に存じますっっ

  あぅ、うぇえっと 私も
  お会いできて大変光栄、です……!!


[配信で毎日聞いている大好きな声が、
 マイク越しではなく肉声で名前を呼んでくれる。
 おずおずと顔を見上げれば、控えめながら
 こちらへ向けて微笑みを浮かべてくれている。]

  

  ……ほあ…………



[もはや自分でも何を話しているのかよくわからない。
 てか聴き違えじゃなければ今私褒められた??]
  
(49) 2024/05/21(Tue) 16:29:05

【人】 学生 初波華音



  あ、ぅ、あっああ
  ありがとうございます……っ!
  ソウマくんもそのあのっ わぁあ

  好っ──

  ……ごくステキです
  似合われていてカッコイイ、です


[あっっっっぶな既に不審者なのに
 初対面でいきなり告るところだった!
 普段のパーカー姿だって
 それはそれは良きものなのだけれど
 今夜のソウマくんはあまりにも
 格好良すぎて目が灼ける。

 画面越しで見たとしても呼吸が止まったはずだ。
 ましてや現に今目の前に居るものだから、
 この口と脳みそは暫くは使い物にならない。]
  
(50) 2024/05/21(Tue) 16:30:32

【人】 学生 初波華音

 
 
  …………ひぇ
  こ、この辺りにはよく来られるんですか……?


[彼の周辺にだけキラキラのエフェクトが見える。
 そこだけ空気がやたらと発光している。

 緊張のあまりぎこちない笑みを浮かべてみせるものの
 きっと耳まで真っ赤に染めてしまっていた。*]
  
(51) 2024/05/21(Tue) 16:31:28

【人】 学生 初波華音



  は、はひっ……!


[『ありがとう』のたった一言でも
 生で面と向かって聞くと威力は莫大だ。
 褒め言葉をクールに受け流すその姿勢も
 今の私にはひたすらに輝いて見える。

 少々強引だったかと思ったけれど、
 フライング告白も何とか誤魔化せたらしい。
 促されるままに、お隣へとお邪魔して
 お店へと向かう道を歩き出す。

 しっかりと舗装された道のはずなのに
 足元はなんだかずっとふわふわしていた。
 彼の背の高さ。肩幅の広さ。歩幅の違い。
 否が応でも意識してしまう。]
 
(57) 2024/05/21(Tue) 21:11:38

【人】 学生 初波華音

 
[私の手ではどうにも届ききらなさそうな鍵盤にも
 ソウマくんの長い指は難なく届く。それは、
 動画を観て知っているつもりでいたけれど
 実際見ると彼の手は、思っていた以上に大きい。]


  そうなんですね、お母様が……
  センセイ……もしかしてピアノのですか?

  ……!
  じ、実は私もこの近くに住んでいて……!

  あっ最寄りは面箕じゃないんですけどっ
  お話をいただいた時、
  意外と近くてびっくりしたんですよ


[何を話そうか、何を尋ねようか。
 色々と考えていたはずの話題たちは
 本人を目の前に全て吹き飛んだ。]
  
(58) 2024/05/21(Tue) 21:12:05

【人】 学生 初波華音


[思いきって隣を見上げてみれば、
 こちらを見る目と思いきり視線がぶつかる。
 照れ笑いで誤魔化しながら悲鳴を殺して目を逸らす。
 お店までの短い道中に、他愛ない会話をしながら
 何回それを繰り返したかわからない。

 はっきり言ってものすごく心臓に悪い時間だった。
 何を話したのかもほとんど覚えていない。

 にもかかわらず、
 ただ並んで歩けるだけで本当に幸せで
 この時間が永遠に続けば良いのに、なんて思った。]
  
(59) 2024/05/21(Tue) 21:12:17

【人】 学生 初波華音


[そうして辿り着いたお店は、
 普段の私の生活では
 まず絶対に関わることのない高級料理店。]


    ……ヒエッッ…………



[『一見さんはお断りです』と物語っている扉。
 その扉を当然のように開いて
 私を先に通そうとしてくれる彼。

 こういうお店にも来慣れてるのかなあ!!?!?
 どこまで紳士なのソウマくん!!!]


  おじゃましま、す
  ……わ…………!


[方や外食で個室を利用する機会なんて
 これまでの人生で数える程しかなかった私。
 テーブルマナーとか大丈夫かしら。不安だ。]
  
(60) 2024/05/21(Tue) 21:12:59

【人】 学生 初波華音



  あっありがとうございますっっ
  何から何までお世話になってしまって 
  ソウマくんとお食事させていただけるなんて
  それだけでもう、夢みたいで……

  私、何てお礼を言えば良いか


[口に合うも合わないも関係ない。
 ソウマくんと同じものを食べられるというだけで
 幸せを感じられる自信が私にはあった。]


  ……ひえ…………
  これは……桃のジュース、ですか?


[ワイングラスに注がれゆくとろりとした液体を見つめて
 それから、グラス越しにそうっと
 ソウマくんの方を見る。]


  配信を観ていてそうかなって思ったんですけど
  やっぱり桃がお好きなんですね、ソウマくん

  
(61) 2024/05/21(Tue) 21:13:33

【人】 学生 初波華音

 

  ──本当に嬉しいです
  改めまして、今日はありがとうございます

  ソウマくんとの出逢いに
  かんぱい、


[彼に倣ってグラスを高く掲げ]


  ……えへへ
  いただきますね!

  
(62) 2024/05/21(Tue) 21:14:15

【人】 学生 初波華音



  ──ふう
  こんなに美味しい白桃ジュース
  飲んだの、初めてです


[そう。ソウマくんが私と一緒に飲むために
 わざわざ用意してくれたジュースだもの。
 美味しくないはずがない。

 飲むのがもったいないな……
 と思ったのも最初だけ。]


  桃の他にも
  何か、お好きなものはありますか?


[緊張しているからか、やたらと喉が渇く。
 ひとたび口を付ければ、
 心地良い甘さと冷たさが相まって
 ものの数口で飲み干してしまった。*]
 
(63) 2024/05/21(Tue) 21:15:02