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【人】 灰原 詩桜─ナイトプール─ [先生からも似合うと言われたけど>>2:505 やっぱり先生がしっかり褒めるのは私じゃないし 私は私で、先生の似合うの一言より 好きな人からの可愛いの一言に>>2:513 ふにゃって頬が緩んじゃうし嬉しくなっちゃう。 ふふふ、とご機嫌でニコニコしてしまう私は ノンアルコールのシンデレラをお願いした。 お酒は、二人きりの時にしよっと。 先生と清平さんは良い雰囲気だったかな? 私は、智詞さんの隣でシンデレラを口にする。 なんだか先生を見る智詞さんが微笑んでいたから>>44 何か相談に乗ってたのかな…?って わたしもニコニコ、二人を眺めてた。 でもガン見も良くないよね。 カクテルを口にしてへにゃって笑う智詞さんに 私は軽く腕を絡めながら首を傾げる。] (47) 2020/08/01(Sat) 10:55:54 |
【人】 灰原 詩桜美味しそう……どんな味ですか? 私のはすこしサッパリした甘さです。 [飲んでみます?なんて差し出したりして こちらはこちらで楽しむ空気を作っちゃお。 遊びたい気もするけども こうしたしっとりした空気の中。 ナイトプールが清平さんのいう通りなら 私たちは私たちで。 先生と清平さんは先生と清平さんで しっとりまったり楽しむのが オツ、なのかもしれないしね?]* (50) 2020/08/01(Sat) 10:57:28 |
【人】 灰原 詩桜─家族の反応─ [旅行の後。 別れた経緯を両親に話したら 「いや別れて正解だろ」 と、元彼に怒りながら同意してくれました。 ホテルで新たな出会いがありましたというと 「良かったわね!」 と母は言ってくれました。 父はすこし複雑そうな顔で 相手のことを聞こうとしたので 智詞さんの名刺を渡してみたら>>0:598 詰まらなそうな顔をしながらそれと睨めっこしてた。 何よー、と声にしたら「貴方のことが心配なのよ」と お母さんは笑っていたけど。 (ちなみに元カレの事は嫌いだったみたい。 何か大人にはわかる地雷の片鱗があったのかもね?) 更に後日。 矢鱈とガタイの良い中年男が薄氷古書店をひっそり訪れて いつの間にか常連になっていたらしい話を知って 私は家で悲鳴をあげたと思う。] (51) 2020/08/01(Sat) 11:41:05 |
灰原 詩桜は、メモを貼った。 (a2) 2020/08/01(Sat) 11:48:37 |
【人】 灰原 詩桜─大浴場─ [宿泊最終日のとある時間。 未だ明るい時間帯に私は大浴場で のんびりと湯船に浸かっていた。 そう言えば色々と 大浴場を使って来なかったな…と思い至ったから。 広々とした湯船で手足を伸ばして ゆーーっくりとお湯を楽しむことができるのは やっぱり疲れが取れて良いものだ。 バタ足まで激しくはしないけれど 伸ばした足を湯船の底の方でゆらゆらゆらり。 互い違いに上下させれば湖面が揺らめく。] はあー……良い気持ち。 [今晩は花火大会。 その前にこうしてのんびりリフレッシュ。 自分を磨いておこうと思う。 もし誰かとお話しできたら きっと楽しいお風呂になりそうだね!]* (58) 2020/08/01(Sat) 13:26:12 |
灰原 詩桜は、メモを貼った。 (a3) 2020/08/01(Sat) 13:43:55 |
【人】 灰原 詩桜─家族の反応─ [お父さんは所謂体育会系というか脳筋な所がある。 新聞や漫画、雑誌は読んでも あまり本を読んでいる印象のない人だった。 そんな人が、新しくはない文庫本を買い始めた。 別に気にも留めなかった。 それが一冊、二冊、三冊…と増えていっても 楽しいシリーズでも見つけたのかな?と。 だから、そのことに気づいたのは 三ヶ月くらい経った頃だったと思う。 お父さんの書斎の屑籠を片付けるように言われて ゴミ袋を片手に部屋に行った時に 屑籠にあったレシートか、 それとも本に添えられた栞かカバーか。 それが、薄氷古書店のものであると気づいて……。 家での叫びに至る。>>52 週一ペースで通っていたらしいし 本人は頑なに本を探していただけと主張するし。] (68) 2020/08/01(Sat) 18:07:21 |
【人】 灰原 詩桜もう、子供じゃないんだから そう言う心配の仕方やめてよう! [ちょっと涙目になりながらも気を取り直して 照れ臭そうに笑うお父さんと どうにも渋い顔になってしまう私とツーショット。 それを智詞さんに送信した。] 『父がお店に通っていたらしいです。 この人です。 詩桜』 [お父さん悪いことしてないぞ! …との事だし、 実際良いお客さんだったようです。 無理難題言わないし、ちょっと脳筋だけど、 ちょっと脳筋なだけで。 もっと鍛えたほうが良くないか? というお父さんの言い分は黙殺しました。] (69) 2020/08/01(Sat) 18:07:52 |
【人】 灰原 詩桜[そして、その後日。 性懲りもなくお店に行ったそうですね? しかも今度こそ私の父だと名乗りながら ガハガハ笑いつつお土産のボンボン・ショコラを差し出し 娘がお世話になっています、ですって!? でも、その後伝え聞いた言葉に>>60 私は顔が真っ赤になっていた。] え、 あっ、 ……そのっ? [それはあの時、私が プロポーズめいた言葉を言ったから?>>-142 それともその後に彼からも プロポーズの言葉、もらえてたんだろうか。 もしまだ言ってなかったら お父さんから聞きたくなかった! と 私は次に会う時かなり拗ねてたことでしょう。 だって、やっぱり言ってもらいたいもの。 でももし、既に そんな素敵な言葉を貰えていたなら。 真っ赤になって狼狽る私をみて お父さんはやけ酒飲んでいたかもしれない…ね?]** (71) 2020/08/01(Sat) 18:08:34 |
【人】 灰原 詩桜─大浴場─ んぅ? あ、成瀬さん。 [なんか珍獣を見たときたみたいな声出された。>>74 だから流石に気づいたよね。 ヒラ、と手を振りながら私は湯船の中。 うん、体を洗って?お湯に入って。>>75 此方に向かってやってきて ちょ、耳元弱いんだからやめなさい。 ちょっとギョッとしながらも。] ……ありがと? [それは素直にお祝いの言葉だったから>>76 自然と笑みが浮かべて彼女を見た。 少しくらい遅れても気にしない。 言葉だけは当日もらわなかったっけ? なんて、そんなことを思ってたし。 でも、お祝いの話を聞いて>>78 報告は……? と思ったけど。] (91) 2020/08/01(Sat) 20:38:11 |
【人】 灰原 詩桜貰ってばっかりじゃなあ。 成瀬さんの今の連絡先教えてくれたら良いのに。 私の連絡先は、当分変えないから。 気が向いたり困ったりしたら 連絡してみてね? [そんなふうに、忙しそうに立ち去ってしまう 成瀬さんを見送りつつ声をかける。 その後暫くしてから ロッカーのプレゼントに気づいた私は へにゃ、と気の抜けた笑みを浮かべていたんだ。 そうだね、目元のオシャレなんて 考えたこと無かったんだ。 でも、あの人をまっすぐに見つめる時に 目元もオシャレにできたら素敵だね。 そんな風に彼女のプレゼントを受け取った私は いつかどこかでこれを使おうと お風呂上がりに調べることにしたのでした。]* (92) 2020/08/01(Sat) 20:38:42 |
【人】 灰原 詩桜─カフェテラス─ […そんなわけで。 アイスティーを傍にスマホで調べ物する姿あり。 アイメイクの仕方なんて知らないもん!]** (93) 2020/08/01(Sat) 20:39:01 |
【人】 灰原 詩桜─旅から一ヶ月─ [初めて彼の家を訪れて 彼の家族に紹介された時は緊張しきっていた。 顔を隠したままは失礼だろうからと ちゃんと前髪をとめて、若草色のワンピースを着て。 お土産にテーマパークのチョコクランチを持参した。 (大学の隣の駅に大型テーマパークがあるんだ! 今度、智詞さんとも一緒に行きたいな…) 『初めまして。 智詞さんとお付き合いさせて頂いております。 灰原詩桜です。よろしくお願いします。』 緊張しながらご挨拶。 多分変なことはしてないと思うんだけど……。 大好き自慢ってどんなだったかな?>>61 私は智詞さんが大好きですけど! けど、認めてくれたようで本当に嬉しかった。 どこの図書館にお勤めですか、とか オススメの本とか色々詞葉さんに聞いてしまった。 色合いは違うけれど私の目の色にも臆せずに 普通に接してくれるのは本当に嬉しくて。 やっぱり、智詞さんのご家族だなあって。] (162) 2020/08/02(Sun) 8:40:48 |
【人】 灰原 詩桜[そして今度はその時とは違う。 智詞さんのお宅に二人きり。 今日は白のTシャツに重ねて ハイウエストのサロペットワンピース。 お土産は手作りのパンナコッタにしたから 先に冷蔵庫に入れさせてもらっちゃった。] ……ソフィアおばあさま。 初めまして、灰原詩桜です。 智詞さんとお付き合いさせていただいてます。 [智詞さんに見せてもらった写真の中、 美しい女性が微笑んでいる。>>118 智詞さんと同じ色彩のひと。 その写真に話しかけてから、両手を合わせて そっと目を閉じた。 そうして少し沈黙する。 この人がいたから智詞さんがいて、 智詞さんがこの色で私と巡り合ってくれた。 その色だけに惹かれた訳ではないけれど 確かに出会いのきっかけになったから。 感謝の想いを祈りに乗せて。 そうしてから智詞さんと手を繋ぐ。] (163) 2020/08/02(Sun) 8:41:16 |
【人】 灰原 詩桜智詞さんの名前は、 ソフィアおばあさまから頂いたんですか? 繋がっているって、良いですね。 ……私もその繋がりを紡げるかな。 [……なんて。ちょっと恥ずかしいことを言ったかも。 だけど、ふふって照れ隠しに笑って 私はもう一度写真の天色を見てから隣の天色を見上げた。 私の目の色は、分かっている範囲では 誰からのものかわからない。 九州の方では生まれる確率がわずかに上がるらしいけど そちらの地方の人間もいない。 突然、遺伝に関係なく。 そんな生まれ方もあるらしいとしったから あまり気にしてはいないけど。 そうした繋がりがある、分かっているのが素敵で それを見せてくれたのが嬉しくて 私は愛しい天色を見つめて微笑んでいた。]** (164) 2020/08/02(Sun) 8:41:46 |
【人】 灰原 詩桜─浴衣姿─ [着付けは自分でできるので それは部屋でやることにして 浴衣とそれに伴う小物を借りてきて、いざ。 浴衣は、最初、智詞さんのシャツに金魚がいたから そういうのも良いなと思っていたけれど 私が金魚……子供っぽすぎない? そんな思いから、ちょっと悩んでしまっていた。 簪は先に選んでしまったから、 これに合わせるのが良いと思う。 私の簪は玉簪の一本挿し。 天色に白と桃、薄橙の桜が咲いたもので ひと目見てこれが良いな、と選んでしまった。 ここに桜があるから他の花は……うーん。 単品で見れば可愛いし好きなのが多いけれど ちょっとそこは真剣に悩んでしまう。 少しでも大人っぽくて、 智詞さんの横にいておかしくないようにしたかった。 だって正確な年齢は知らないけれど ジャン先生と同じくらいかな…と思ったら。 やっぱり、背伸びしたいと思ったのです。] (179) 2020/08/02(Sun) 9:52:29 |
【人】 灰原 詩桜[そんな私が選んだのは 白地に細くストライプが入った生地。 大きく紺色の金魚が何匹も泳いでいて その柄によってストライプの色が 白や紺、空色に変化しているもの。 それに菖蒲色の帯を締めて、メイクをする。 さっき貰ったばかりのブルーアイシャドウを 瞼に薄付けして、目尻だけ少し濃い色を乗せた。 リップはほんのり色つけして艶を出す。 そうして、髪の毛を櫛で梳くと 長い前髪を後ろに流して 簪でまとめて額を出した。 ちょっと長さが足りなくて垂れてきた分は 目立たないところでヘアピンで留める。 マジマジと、そんな私の顔を鏡で見た。 薄青に彩られた東雲色。 くるりと回ればいつもとは違う姿。 お茶のお稽古の時にも似た姿はする。 でも、今は……………。] (180) 2020/08/02(Sun) 9:52:48 |
【人】 灰原 詩桜……うう、メイク、変じゃないかな……? [お稽古の時には基本ノーメイク。 アイメイクなんてしたこともなかった私は ちょっと不安。ちょっと期待。 巾着に手荷物とあるものを入れて 「用意できました」と連絡を入れて あなたに会いに行くのです。]** (181) 2020/08/02(Sun) 9:53:11 |
灰原 詩桜は、メモを貼った。 (a8) 2020/08/02(Sun) 10:02:01 |
【人】 灰原 詩桜─旅から一ヶ月─ [詞葉さんは兄である智詞さんを とても好きらしい、…けど。 そんな風に思ってくれたなら>>182 私は神妙な面持ちでしっかりと頷いていた。 「これからは、もっともっと 智詞さんが笑顔でいられるように。 悲しいことは半分以下に減らせるように。 嬉しい事はより多く感じられるように。 努力していきたいです。」 そんな言葉を返して、詞葉さんの手をぎゅっと握った。 ……でもね?] 『妹特権…、で、でも、私も甘えますから! 私が一番であって欲しいですし……!』 『う。それもちろん見たいです!』 […なんて。対抗心を出しつつ絆されつつ なんだかんだ、きゃっきゃと仲良くなれたと 私は思っています。 連絡先も交換したし、 何かあったら連絡し会おうと思うのです。 ご両親に紹介されるのターンでは また、緊張してしまったけれどね。] (189) 2020/08/02(Sun) 10:40:52 |
【人】 灰原 詩桜[そして、それとはまた別の日のこと。 ソフィアおばあさまのことを教えてもらって 祈りを捧げたら、改めて名前を呼ばれた。>>185 その呼び方に何故かどきりと胸が高鳴る。 もう何度も呼ばれているのに。 唇が重なって、もう、おばあさまの前だよ? そう笑おうとしたけれど笑えなかった。 だって、ポケットから取り出された箱。 その形とサイズにある物が頭に浮かんで 目を瞠りながら彼を見上げて。] ……………………………っ、 [驚きに頬が染まる。 お付き合いを始めてからまだそんなに日が経ってない。 始まりだってキスから、告白から、 体をつなげたのだって早かったけれど。 こんなに早く、その言葉を口にして良いの? 私は気づいてない。 あの日にもう、同じ言葉を紡がれていたなんて。 言葉が詰まって、 目尻にじわりと涙が溜まった。 そうして私は智詞さんにそっと左手を差し出した。] (190) 2020/08/02(Sun) 10:41:27 |
【人】 灰原 詩桜[鏡を見て悩んではいたけれど 待ち合わせがロビーになれば、 深呼吸してからロビーに向かう。 一緒の時間は長ければ長いほど、嬉しいから。] 智詞さん。 ……ふふ、簪、気に入ってしまって。 [二人で並んでいるからだろうか。 智詞さんは背が高くてカッコ良いからだろう。 なんだかこちらにチラチラ視線を感じる気がする。 やっぱり顔を出している分感じやすいのか。 それとも、私のお化粧が下手なのか。 見劣りしてなければ良いなと思っていたけれど 簪を褒められればふわりと笑みが浮かぶ。 智詞さんの色合いは全体的に淡い色。 それを黒い帯がキリリと引き締める。 すらりと背が高い彼にはそれが様になっていて 思わず見惚れそうになってしまうほどだ。] とっても似合ってます! 濃い色の浴衣も似合いそうと思っていましたけど こう言う色合いも智詞さんらしくて。 私は、好きですね。 ああ、でも………。 (202) 2020/08/02(Sun) 11:33:29 |
【人】 灰原 詩桜[彼の帯にそっと手を伸ばす。 すい、と彼の帯に挟まれた扇子を抜いたなら 私の手荷物に入れたものと交換した。 改めて彼の帯に挿したのは 広げたなら黒地に白で鳥が描かれた男性物の扇子。 そして、私の帯に挿してあるのは 広げたなら桃色に白の桜が描かれた扇子。] ……これ、対の扇子なんですよ。 [少なくともそういう謳い文句で並んでいた。 だからお揃いと笑って、彼と手を繋いで。 さあどこに行きましょうかと 微笑んで歩き始めたの。]* (203) 2020/08/02(Sun) 11:33:55 |
【人】 灰原 詩桜[そうして歩き始めて、 どのタイミングだったかな。 浴衣姿の私たちと 羽井さんと市村さんとがばったりと。] …………市村さん、羽井さん? [えっ。 えっ!? 相談をした相手だったり 相手がいると見透かされたり いやその前にむにゃむにゃあ……………、 さて、私の赤面の理由は どれだったでありんしょう?]** (204) 2020/08/02(Sun) 11:34:17 |
【人】 灰原 詩桜[………、そして。 指に嵌められた誓いの石。 抱き付けば彼の香りに包まれる。 その温もりをじんわりと感じながら そうだね、と少しだけ肩を竦めた。] ……うん、うちは、どうかなあ……? いうタイミング、考えるし、 あの人たち自身学生結婚だから……。 [多分大丈夫だけれど、 名刺を見ながら詰まらなそうにしていたのが まだまだ記憶に新しい。 だから、キスを重ねながら そのうち相談してみるね、と。] (212) 2020/08/02(Sun) 12:18:31 |
【人】 灰原 詩桜そういえば、私からも何か贈らせて? 私ばかり貰ってるもの。 [指輪と交換するのは何にしよう? こんなに素敵な指輪だもの。 彼の希望も聞いて、資金を貯めて 彼へのお返しをやっと渡せた頃だったかな。 お父さん、薄氷古書店に通っていた案件が発覚するのと いうタイミングがずれて 私より智詞さんの口から先に 結婚を前提に、をお父さんが知ることになったのは。]* (213) 2020/08/02(Sun) 12:18:48 |
【人】 灰原 詩桜[ちなみに、 本人たちが学生結婚だったからと 強硬に反対する気持ちはなかったみたい。 だけど、早すぎないか?と 少し寂しそうにするお父さんと 二人で新婚みたいじゃないと笑うお母さん。 それでもぐちぐち言っていたお父さんに 「私は二十歳の時に詩桜を産んだわよ?」 …真面目に母さんの年齢を逆算してなかった私は うわっ、本当だ!?と ちょっとショックを受けたりもしたけれど。] ……むう。 [ある日の私は、凄くむくれて。 智詞さんにぶーぶー文句言ってたのでした。] (214) 2020/08/02(Sun) 12:19:18 |
【人】 灰原 詩桜返品しないでね、だって! 失礼すぎませんかうちの母!! [それは母なりのジョークだったのか フォローだったのかなんなのか。 あの人は強すぎてよくわからない! 嫌いじゃないけどね!]** (215) 2020/08/02(Sun) 12:19:42 |
【人】 灰原 詩桜─浴衣姿で─ 市村さん。 [赤くはなっていたけれど 嬉しそうな笑顔に私は小さく手を振り返す。>>205 顔見知り。ええ。そうですね?] ビリヤード教えてもらったり。 バーでカクテル飲んだり…ですね。 その時に色々お話を。 [嘘はついてないし、そこはにっこりと。 並んで歩いている理由を聞いても良いのかな? 野暮じゃないかな? そう思っていると市村さんが自己紹介してくれて>>206] 私の方こそ。 色々、お話聞いてもらえて嬉しかったです。 [此方こそ、と頭を下げる。 そして顔を上げた時に見えた 簪の飾りが揺れる様子に目を細めた。>>207] (216) 2020/08/02(Sun) 12:39:58 |
【人】 灰原 詩桜良かった、お似合いですよ! そうですね…えっと。 ふるふる……でしたっけ。 ふれば良いんですっけ? [連絡ツールにそんな機能があったはず。 スマホを取り出すと、その機能に慣れてない私は ちょっとスマホの画面と睨めっこ。 その間も、智詞さんからは離れずに。]** (217) 2020/08/02(Sun) 12:40:15 |
【人】 灰原 詩桜……………はい! [顔は赤いままだったけれど、 智詞さんの腕にぎゅうっとしがみ付きながら 晴れやかな笑顔を浮かべられたんだ。]** (256) 2020/08/02(Sun) 15:16:43 |
【人】 灰原 詩桜[指輪のお返しに智詞さんに渡したのは 私のアルバイト代三ヶ月分の万年筆。 古書店にいる、文字に親しむお仕事の人だし 今はパソコンでの仕事も多いだろうけれど 文字は一生親しむものだからと思ったの。 時計と迷いはしたけれど この方が智詞さんに似合いそうな気がして。] (260) 2020/08/02(Sun) 17:18:08 |
【人】 灰原 詩桜[夏を超えて、秋。 改めて両家の対面……なんてあったのかな。 ううん、その前に、「娘さんをください」の イベントがあったりしたのかな??? もしあったなら父さんはともかく 母さんはニコニコうふふ、ご機嫌だった。 え、お父さん? どちらの場面でも凄く丁寧な対応をしていて驚いたけれど お酒が入ったら 泣き始めた。 えええええ……、と困る私に よしよしお母さんがお父さんを宥めてたり。 そっか。祝福してくれるけど寂しいんだって。 ちょっと鼻先がツンとした。 あっでもよろしく頼むぞ!って 智詞さんの背中バンバンはやめようか。 うん、やめよ。やめようね脳筋。 ちなみに私の目は父親似で 他の細かいパーツが母親似だったりする。] (261) 2020/08/02(Sun) 17:18:33 |
【人】 灰原 詩桜[秋を超えて、冬。 クリスマスにはマフラーを編んでみた。 初めて作ったにしては上出来…‥だと良いな。 萌黄色のマフラー、優しい風合いが似合うと思ったの。 キラキラのイルミネーションを見に行ったり ひらひらふわふわ、初雪だよ!ってメールしたり。 大晦日は家に居なさいって言われたから年越しは電話越し。 「来年もよろしくね、良いお年を!」 でもすぐ、年が明けて初詣も一緒に行ったよね。 そのあとは成人式。 振袖を着て、ふわふわの襟巻きをして。 智詞さんにお迎えに来てもらったら 地元の友達がきゃあきゃあ賑やかだったな。 あの人だれ、紹介してって。 私の婚約者だよって言ったらマジ!?って、 もっと賑やかになったから早めに撤退。 え、私婚約者居るって話嘘だと思われていてのかな? バレンタインも頑張って手作りしてみたの。 お料理だって少しずつ頑張るよ。] (262) 2020/08/02(Sun) 17:18:51 |
【人】 灰原 詩桜[冬を超えて、春。 私は三年になって就活のことも考えるようになった。 これまでに智詞さんのお誕生日があったなら 私は一生懸命、お祝いするんだ。 ケーキを焼いて、ねえ、プレゼントは何が良い? お花見するのも良いね。 二人きりで? それともみんなで? お弁当作ってハイキングも楽しそう。 そうしてまた夏を迎えるんだね。] (263) 2020/08/02(Sun) 17:19:12 |
【人】 灰原 詩桜[結婚式の招待状。 私が学生だからひそやかな式にするつもりで 招待状をだれに出すのかは悩んでしまった。 両親と祖父母。肉親はこれくらい。 友人は何人か悩んで、かなり限定した。 その代わりきっと市村さんに連絡を。 もし良ければ来てもらえませんか?と。 羽井さんも一緒に。 ジャン先生はどうだったかな。 清平さんも一緒かな。 成瀬さんは連絡先がわからないとどうしようもない。 でも、もし分かったなら呼んだかな。 サムシングブルーには 貴方から貰ったお化粧を、ほんのり目元に。] (288) 2020/08/02(Sun) 20:26:45 |
【人】 二十歳の花嫁 薄氷 詩桜[肩を出した白いマーメイドタイプのドレスに 腰の後ろ側あたりにたっぷりとあしらった オーロラレースやリボンレース。 ほんのりと水色に染められたそれは 夏の日差しの中、まるでゆらめく波の煌めき。 私は 智詞さんと 共に生きていく 誓いを立てる。 ヴァージンロードを、お父さんと歩く。 お父さんは涙ぐんでいたけれど 私はむしろ、どこか晴れやかに微笑んで。 お父さんの手を離れて、智さんの元へ。] (289) 2020/08/02(Sun) 20:27:18 |
【人】 二十歳の花嫁 薄氷 詩桜[貴方と共に 健やかなる時も病める時も 富める時も 貧しい時も 貴方を愛し、敬い、慈しむことを] ……誓います。 ** (290) 2020/08/02(Sun) 20:28:36 |
【人】 灰原 詩桜─花火大会─ [市村さん、羽井さんと別れたあと 今度は詞葉さんのお土産を買いに。>>285 うちは3人家族だけど智詞さんは四人家族。 うちは母が放任主義で、発言権がある。 父は体は大きいし力も強いけれど 気が弱くて優しい人、なんて話してた。 実際、虫退治なんかでは役に立ちません、父。 お母さんの方が絶対強いと思う。 私も家族と、友達と。 あとちょっと良いお漬物も買った。 「お茶を習っていて、その先生用です。」 お菓子も干菓子を幾つか買う。 今度のお茶のお稽古の時に並ぶかも。 そんな風にご飯を食べたり、お喋りしたりして のんびり過ごしていた。 いつの間にか流れる風が涼しくなって 辺りが薄暗くなってくる。 屋台の提灯に火が灯って、 辺りを薄ぼんやりと照らしていた。 河川敷に向かう人たちの流れ。 でも、私は智詞さんと一緒ならどこでも良い。 このお祭りの賑やかな雰囲気を感じながら 繋いだ指先にきゅ、と力を込めた。] (295) 2020/08/02(Sun) 20:46:57 |
【人】 灰原 詩桜そろそろですかね、時間。 ……あ! [ドン!と、空に咲く大きな花に 私は顔を上げてパァッと顔を綻ばせる。 隣の愛しい人に身を寄せながら目を細めて きらきら、きらきら、 生まれては消える儚い光に いっとき目を奪われていた。]* (296) 2020/08/02(Sun) 20:47:20 |
【人】 灰原 詩桜─花火大会─ 智詞さん、綺麗ですね………? [はしゃいだ声を上げながら智詞さんを振り返る。 けれどそうすると、彼と目と目が合ってしまった。 だって彼は、私のことを見ていたから。>>306 だから視線が絡んで、なんだか恥ずかしくて 頬を染めて彼を見つめる。 くい、と繋いだ彼の指先を引っ張った。] ……綺麗、ですね。 [花火も。花火が上がるたびに煌く貴方の瞳も。 くす、と小さく笑って私は彼に寄り添っていた。 私はきっとこの花火を忘れない。 繋いだ手のぬくもりも、愛しい人との思い出全てを。 ……と、その雰囲気に酔っていた、その時。] (351) 2020/08/03(Mon) 16:16:39 |
【人】 灰原 詩桜…………え? [くい、と浴衣の裾を引かれる感覚。 それに目を見開いて後ろを振り返ると 驚いた顔をした幼稚園児くらいの男の子。 多分、私をお母さんと間違えたのかな。 驚いた顔をしたあと、みるみるうちに 顔が真っ赤になって涙が溢れてきたから。] あら、あら、大変! どうしたのかな、…あの、智詞さん、 案内所ってどっちでしたっけ…? [迷子、という単語は使わないように。 お母さんの電話番号わかる? どこまで一緒だったのかな? そんなことを質問しながら少し人混みから外れて しゃがんで目線を合わせると よしよし、その子の背中を撫でていた。]** (352) 2020/08/03(Mon) 16:17:06 |
【人】 灰原 詩桜─花火大会─ [最初、背の高い──見慣れない色合いの男の人に 男の子は驚いたようだったけれど、 その優しい声と申し出にこくりと頷いてくれた。>>375 手拭いを取り出して涙を拭いてあげながら 私もほっと胸をなで下ろす。] 探しながら、案内所に行きましょうか。 すれ違いも防げると思いますし。ね? お名前は? ……そう、ヒロくん。 ヒロくん、お姉ちゃんたちと お母さんたち探そうね? [そうやって笑いかけると、うん!と 大きく頷いてくれたから。 智詞さんがそう申し出てくれたなら>>375 男の子自身に聞いてみる。 一緒に手を繋ぐ? それとも、お兄さんに肩車してもらって 高いところから探す?って。 そうしたら、「上から探す」って言うから。] (379) 2020/08/03(Mon) 20:15:35 |
【人】 灰原 詩桜智詞さん、大丈夫? [ヒロくんの履物を預かって、私は彼らの隣に並ぶ。 人混みから飛び出て高い場所からの眺めに ヒロくんは少し気が晴れたのか、もう泣いてはいない。 頭の上にはまだ大輪の花が咲く。 それと、男の子と、智詞さんと。 祭りの喧騒の中を案内所に向けて歩きながら。] ……智詞さん、良いお父さんになりそうですね? [なんだか微笑ましくてそんなことを言いつつ。 まだ少し緊張した面持ちのヒロくんに 大丈夫だよー、なんて話しかけていた。]* (380) 2020/08/03(Mon) 20:15:55 |
【人】 灰原 詩桜………智詞さんとずっと一緒なの、ずるい。 [普段はそんなこと言わない。 だけど、成瀬さんに他の好きな人がいると知ってても いいなぁーって気持ちが出てきてしまったのは 曲がりなりにも元同級生だから。 全然知らない女の人だったから こんな事きっと思わないんだけど。 ある日、お酒を飲んだ私は そんなことを言って相手に絡んでいたことでしょう。] わたしも、いつか、役に立つかな?って 不動産関連の資格の他にも 簿記とか、経理とか、秘書検定とか、 勉強頑張ってるのに……。 お料理とか。……家事、も。 [若しかしたら智詞さんと一緒にお店をやるのかも。 その可能性もゼロじゃないかなって 勉強も、家事も、頑張っているところだ。 今のところ他での就職をメインに考えているけれど そのお仕事で一緒にいられる、なんて。 就活、頑張ったんだとは思うよ、けどね!] (384) 2020/08/03(Mon) 20:51:28 |
【人】 灰原 詩桜智詞さんと一緒にいられるの、 羨ましい………………。 [ぐでーん、と。 テーブルに突っ伏しつつ どうしようもない管を巻くのでした。]* (385) 2020/08/03(Mon) 20:51:46 |
【人】 灰原 詩桜─花火大会─ ええ、そうですよ。 この子も落ち着いてくれましたし……ねえ? [ヒロくんはだいぶ落ち着いたみたいだし、 小さな子を自分から肩車してあげるなんて なかなか出来ないことに思える。 小さい子の扱いは怖いと言う人もいれば 汚くするから嫌だ、と言う人も。 もちろんそう言う人たちだけではないって 目の前の智詞さんが証明してくれているけれど。 でも、悪戯っぽいその笑みには>>388 ちょっとどきりとしてしまって ふい、とそらしたわたしの耳が赤くなった。 やがて、案内所につけば状況を説明して その場から離れようとしたけれど。] (394) 2020/08/03(Mon) 21:32:40 |
【人】 灰原 詩桜……え? [じゃあね、と離れようとしたけど きゅ、っと指先を握りしめられてしまった。 どうしよう、と智詞さんを見たなら ヒロくんのもう片方の手が智詞さんに伸びる。 …心細いよね。うん、わかる。] じゃあ、もうちょっとだけ。 直ぐにお母さんたち来てくれるよ。 [そんな風に笑いかけて、 ヒロくんを手遊び歌に誘う。 とんとんとんとん、ひげじいさん。 なんてやったら、今時はアソパソマソなんだって。 えー、って笑いながら、少し時間を潰してるうちに ヒロくんのご両親が来た。 ぱあっと顔を綻ばせた瞬間のひろくん、可愛かったな。] (395) 2020/08/03(Mon) 21:33:02 |
【人】 灰原 詩桜良かったね、ヒロくん。 それに智詞さんも、ありがとう。 [一緒に迷子の子にお付き合いしてくれて。] 嬉しかった。 [あなたがそんな、優しい人で。]* (396) 2020/08/03(Mon) 21:33:24 |
【人】 灰原 詩桜─ある日の酔っ払いは、語る─ ……………………。 [まだ。それは結婚する前。 甘党の智詞さんと一緒に行ったスイーツバイキング。 その後で事は起こったのでした。 ラムの香りたっぷりのモンブラン。 ブランデーの香りがする生チョコ。 オレンジのクレープシュゼットもお酒の香り。 そんなものを、知らずに食べていた私は すっかり良い気分…………………では、なくて。] (422) 2020/08/03(Mon) 22:18:33 |
【人】 灰原 詩桜………………………ずるい。 私だって、頑張ってるのに。 [資格の勉強をいろいろしている事は 智詞さんには別の機会に話していた筈。 でも酔っ払った頭では そんな事は今うまく伝えられない。 うーんと。えっと。 お店の途中から言葉少なになって、 やっと出てきた言葉がズルイ、なのは、 我ながら意味不明かもしれないけど ズルイと思うのはズルイと思ったんです。 赤い顔で、拗ねた顔で。 顔は向けないくせに、手はギュッと握りしめたまま。] 私だって、働いてるときも、 智詞さんと、一緒にいたい………。 [なのにまだ学生で、卒業だけはしろと言われてたし。 学生結婚は認めても、そこだけは譲れないって。 こんなつまらない焼き餅、 焼いても仕方ないってわかってるけど。でも。] (423) 2020/08/03(Mon) 22:18:54 |
【人】 灰原 詩桜成瀬さん、いいなぁーって…………。 [うん? ここはどこだって? どこだったかな。酔っ払いには分かりません。 ただそこまで言うとぎうぎうと 智詞さんに背中側から抱きついて 頭をぐりぐり、擦り付けてた。 成瀬さんが従業員になったと知ったとき 高校のクラスメイトで、 いろいろあった人だから良かったって 私も喜んだの、智詞さんも知ってる筈だけど。 それでも焼き餅焼いちゃったの。 ちゃんと気持ちを落ち着ける声はできるだろうから もう少し、時間をくださいね?]* (424) 2020/08/03(Mon) 22:19:14 |
【人】 灰原 詩桜─花火大会─ [良いお母さん。>>409 その言葉にほんのり頬を染めていたら ヒロくんに「結婚してるの?」なんて聞かれて 「ま、まだ!」なんて慌てて答えてしまったり。 じゃあね、と手を振って嬉しそうに帰る様子と 頭を下げながらもほっとしていた 親子3人に目を細めたり。] ……智詞さんもいてくれたから、良かった。 私じゃ肩車は難しいし もし智詞さんに出会えてなかったら ここに居なかったと思うし……。 [またドン、と大きな音と光の華。 少しさっきよりも遠いけれど 私は彼に寄り添って微笑む。 そして少しだけ背伸びして、 唇を重ねようとした。] (432) 2020/08/03(Mon) 22:40:18 |
【人】 灰原 詩桜いつか、お父さんとお母さんになれたら嬉しい。 …….けど。 [ふふ、と私は悪戯っぽく笑って。] 詩桜。 ……って呼んで欲しいです。 [なんて、そんなおねだりを。]* (433) 2020/08/03(Mon) 22:40:45 |
【人】 灰原 詩桜いとせめて 恋 しき時は むば玉の夜の衣を かへしてぞきる (恋しくてたまらない時は夜着を裏返して寝ると 夢で会えるというおまじないをして、 あなたの夢を見ようとします。) [ぽつ、ぽつり。 智詞さんが昔の歌で返すなら>>450 私もそこから引用する。 本当に裏返しにしてたりはしないけど、 会えなかったらやっぱりそれだけ寂しいし もっと一緒に居たいな、と思っちゃうから。 でも、そんな我儘も優しく受け入れてくれて>>451 振り返った気配に顔を上げると ……ほら、ズルイ。>>-803 こんなタイミングで言うものだから真っ赤になって ぺしぺし、背中を叩いて降ろしてって。] (483) 2020/08/04(Tue) 8:44:04 |
【人】 灰原 詩桜私だって、智詞さんだけだもん………。 [降ろしてもらったら、前側から抱きついて ぐりぐり、また胸元に頭を擦り付ける。 ちゃんと分かってるよ!って、しがみついて 後日、大丈夫だよって マカロンを焼いてお店に届けた、そんな後日談。 だって、成瀬さんにはより良い環境で働いて欲しいし 智詞さんだって、安心して働いて欲しいからね。 ……それからもごく稀に 良いなあー、って気持ちは出るけれど 本当にごくごく稀、になった。 それから更に経った頃。] (484) 2020/08/04(Tue) 8:44:39 |
【人】 薄氷 詩桜─大学4年、秋頃─ [結婚してから一年と少しが経ったころ。 平和に過ごしていたし、 資格の勉強も頑張っていくつか取得していたし、 家事もこなしていた……と思いたい私だけど。 就活のストレスからか ぐったりすることが多くなってきていた。 卒論の方はどうにかなる見通しだけれど なんだか最近、眠くて、眠くて。 朝に起きれない。 昼間も眠くてたまらない。 暇があればこんこんと眠ってしまう。 そんな日々が続いていた。]** (486) 2020/08/04(Tue) 8:46:39 |
【人】 薄氷 詩桜─花火大会─ [そうね、恋人同士の時間を大切にしたいとも思う。 だけど、恋人同士だからこそこんな語らいができると思う。 それに、今もまだずっと恋人同士みたいな両親もいるから きっとずっと私は智詞さんに恋をしたまま。 それは次第に形を変えていくかもしれないけれど あなたが一番大好き、と言う気持ちはきっと変わらない。 …子供ができたらその種類も変わるのかな? なんて。それもまだ想像の世界。 でも男の子を肩車する背中がとても広く見えて、 なんだかとても頼もしくて。 …昨日の今日でなんだけど、 なんか惚れ直しちゃった、なんて。] (500) 2020/08/04(Tue) 20:11:28 |
【人】 薄氷 詩桜─実りの季節─ [わたしも、まだ恋人気分でも良かったと思う。 だけど友達や、主に母さんから色々話されて 一年経った頃に「自然に任せようか」と提案した。 それは、やっぱり智詞さんが10年上だったことと 私自身の就職と卒業のタイミングがある。 子供が欲しいと言ったとき、直ぐに授かるとは限らない。 仕事が順調になってから…とのんびりしていて わたしが30の時でも智詞さんは40。 子供が成人式の時に智詞さんが還暦。 ……と聞くと、成る程確かに早めが良いかもと 還暦の父を持つ友人からの話は説得力があった。 それにそうやってタイムリミットがあると思うと わたしが働き始めて直ぐに妊娠………も、 雇う側からしたらどうなのか。 少なくとも計画を練れ、と言うのなら 働き始めて数年は仕事に専念……、 なんてやっていると時間はどんどん過ぎていく。 あの夏祭りの日以来、子供がいたらなと思っていた。 わたしは一人っ子だったから 兄弟がいたら良いなと詞葉さんを見ても思ってて。 だから、計画的には難しいけれど 学生のうちから自然に任せて。 そんな選択肢を選んだのは少し前のこと。 ちなみに相談の時は年齢のことよりも ]就職のタイミングの方で説明しました。 実際そちらもその通りだなあと思ったから。 (506) 2020/08/04(Tue) 20:42:07 |
【人】 薄氷 詩桜…………ん、でも、……………? [ぼんやりした頭で、 お義母さんと詞葉お姉ちゃんの言葉に>>497 首を傾げるわたしの姿がある。 おめでた。 まあ、そう言う事は、してる。 夫婦だし。自然に任せようと考えてた。 でも、ほら、おめでたって。 流し場に駆け込んで「うっ…」(じゃばー) はっ、まさか詩桜さん……! みたいなイメージ。 うっ、とはなってないし……ただひたすら眠い。 あとなんか凄く……ミカン食べたい……? 流石に病院に向かう時は目が覚めて そうなのかな、どうなのかな、と半信半疑。 待合室でウトウトして。 診察室にはさすがに一人で入って、 出てきた私の顔は真っ赤だった。] (507) 2020/08/04(Tue) 20:42:32 |
【人】 薄氷 詩桜………智詞、さん。 [そしてちょっと涙目になりながら彼のもとへ。 ぎゅ、と彼の腕にしがみつきながら その隣に座って。] (508) 2020/08/04(Tue) 20:43:06 |
【人】 薄氷 詩桜…………………………双子、だって。 [ちょっとはわはわしながら、ぽつりと報告。 その後先生にちゃんと呼ばれて、 エコー写真の説明を受けていた。 予定日はちょうど4月頃。 まだまだ写真を見ても人の形も分からなくて 小さな小さな命の粒だけど。] ……いるんだ、赤ちゃん……。 [まだお腹はぺたんこで実感が湧かない。 眠り悪阻もあるんですよ、と説明されて 成る程なあと思いながらも じんわり、幸せを噛み締めていた。]* (509) 2020/08/04(Tue) 20:43:23 |
【人】 薄氷 詩桜え、家事はするよ? 動けるなら動いた方が良いって先生も……。 むしろお腹が大きくなってきてからの方が 二人いる分、大変になるらしいから 今のうちに動いてた方が良いかなって。 あ、でも、運転はしません。 ……就活も、ストップ……する。 [別に病気じゃないんだから、とクスクス笑った。 むしろお腹がまだ軽いうちはさせて欲しい。 勿論無理はしないから、と提案する。 みんなに知らせるのも安定期までは 極々身内だけで良いのでは? なんて。 意見を擦り合わせつつも幸せで。 でも、また移動中にウトウトしてしまう。 それは、とても幸せな転寝だった。]* (518) 2020/08/04(Tue) 21:50:42 |
【人】 薄氷 詩桜─そうして、それから─ [夏に、双子の女の子。 冬に、双子の男の子。 男の子女の子二人ずつ授かった私たちは 賑やかで楽しい、平和な生活を 続けて行ったことでしょう。 薄氷古書店に増えていく本の種類。 写真集には、あの日通りすがりに 見かけたかもしれない人の姿があったかもしれない。 不思議な人の縁は途切れてもまたつないで紡いで 新たな広がって行くのがなんだかとても不思議だった。 羽井さんと市村さんが、 成瀬さんとその想い人が、 結婚したならぜひ祝福させてほしいし その前にジャン先生と清平さんかな? 子供たちのつながりもきっと広がって 私たちのまわりはきっと賑やか。 自分の色が苦手だったわたしと、智詞さん。 でも私たちの色を繋いで紡いでいく子供達を見ていると やっぱりこの色で良かったなって 私、いま、とてもそう思うのよ。] (566) 2020/08/05(Wed) 20:37:56 |
【人】 薄氷 詩桜ね、懐かしいわね、あなた。 またこのホテルに泊まれるなんて。 [あなたと色々な思い出が紡げてよかった。 嬉しいことも悲しいことも辛いことも幸せなことも あなたと一緒だったから素晴らしいものだった。 子供たちももう大人になって それでもね、わたし、 まだあなたに恋をし続けているの。 目の色はお互いに東雲色と天色のまま。 わたしが貴方と同じ髪の色になるまで、 あともう少し。 シワが刻まれた指先を絡めて、 久々にこの街のこのホテルにきたのよ。 懐かしいわね、次に来れるのはいつかしら?] (567) 2020/08/05(Wed) 20:38:15 |
【人】 薄氷 詩桜今日は、美味しいワインを探しましょう? ね、智詞さん。 [でもね、貴方とまだまだ一緒の時間を過ごしたい。 お互いに長生きしましょうね。 そう笑いかけて、貴方に寄り添って。 わたしはこれからもそうして生きて行くんだわ。]** (568) 2020/08/05(Wed) 20:38:33 |
【人】 薄氷 詩桜………。 [そわそわ、薄氷古書店の店先に 顔を出すのは 旅行の後まもないある日のこと。 だってあなたに会いたかったから。 そうして、わたしは智詞さんとの物語を 一歩一歩、刻んでいく。]* (580) 2020/08/05(Wed) 21:32:40 |
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