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【恋】 翼の魔術師 テレベルム…プラチナ [ 惜しみながら手を引いて、 彼に家での続きを求めれば 真っ赤になって期待してくれる彼が居て。 ] 好きだよ。 [ あまりの可愛らしさに、彼の体が収まるまで 幾度かまた触れるだけのキスを贈って時を過ごした。 ] (?101) 2024/01/27(Sat) 16:05:21 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼を膝の上から下ろし、 改めて下着の惨状を目にする。 幸い汚れているのはプラチナの下着だけで、 床に漏らしてしまう事もなかった為 後始末は濡れた下着を紙で拭うだけで済んだ。 魔法で乾かしてあげても良いのだが… そうすると下着の染みも取れなくなるし、 なにより匂いも残るだろう。 できればちゃんと洗ってしまったほうが良い。 落ち着かなそうに下着とズボンを着直すプラチナを見守って、 私はさり気なく先程のプラチナの尿の量と その効果時間について頭で計算をしていた。 やはり効果が強い。 殆どがマナの作用によるもので、彼の体への負担は少ないが それでもこのまま薬が抜けないのなら また沢山水分を取ってもらうなどの措置をしないと 体に必要な水分も足りなくなってしまうだろう。 ] (?102) 2024/01/27(Sat) 16:05:52 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ とはいえ深刻ではない。 自然に喉が乾いた時に水分を取れば十分だし… 余程のことが無ければ利尿作用以外で困ることはない筈。 彼にとってはそれだけでも深刻ではあるのだが。 黙々と頭の中で彼の体と薬について計算し これから彼に施す処置も含めて考える。 いくら彼の可愛い所を見たいとは言っても、 ある程度の所で解毒はしてあげなくては。 さて、どうしようか。 そんな風に考えながら、トイレから出ようとした時。 ] ──ん? [ プラチナに呼び止められ、 顔を寄せられるのに合わせて身をかがませる。 もしかして、と不安げな様子で尋ねられた内容に 私はぱちぱちと彼を見て瞬いた。 ] (?103) 2024/01/27(Sat) 16:06:35 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルムおや。 気づいたのか。 [ にっこりと微笑む。 流石は私のプラチナだ。と 私は特に悪びれるでなくあっけらかんと返した。] (?104) 2024/01/27(Sat) 16:07:22 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ そしてすぐに言葉を続ける。 これだけでは彼を怒らせてしまうだろうから。 ] いや、私も確証があったわけではないんだがな。 もしかしたら続いているかもしれないと思いつつ 君に言わなかったのは…… 言ったらより意識して 辛くなってしまうかもしれないと思ったからだ。 もしも薬の作用がなかったとして、 あるかもしれないと言われたらしたくなってしまうだろう? [ 並べ立てるのは、それらしい台詞。 本当は君の我慢する姿が見たかったからだ、という本音は 一ミリも外に出すこと無く店内へと足を向ける。 二人で店内に戻ってしまえば、 店員が心配そうに私達を待っていた。 ] (?105) 2024/01/27(Sat) 16:07:47 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ トイレを貸してくれてありがとう。 幾つか花を見繕わせていだだく。 そう言って店員に軽く頭を下げ、プラチナの手を引く。 店内に入る直前に告げた、 彼に薬の事を言わなかった理由の続きを教えるために 小さな青い花が飾られた棚の前まで彼を導こう。 ] さっきの続きだが… もしも薬の効果が続いていたとして、 解毒剤として私の体液を与えるより、 できれば今後のためにも きちんと調合した解毒剤を使って対処したくてな。 そのために必要な材料が丁度家に無かったのだ。 [ そう言って、青い花の鉢を一つ手に取る。 この地方には自生しない、 小さな花をいくつもつける可愛らしい植物。 それは、煮て魔力を込めれば 体内で不安定になったマナの動きを弱めることのできるもの。 プラチナに貸した図鑑にも載っていたから、 彼もその効果は知っていたかもしれない。 ] (?106) 2024/01/27(Sat) 16:09:53 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルムそれにもしも君がトイレに行きたがったら、 ちゃんと探そうとは思ってこの花を買いに来たんだ。 ……黙っていて悪かったね。 [ そして実際、トイレには連れてきてあげただろう?と 首を傾げる。 さて嘘と真実が入り混じった言い訳は、 どの程度彼に受け入れられたか。 その他にも必要な花束を幾つか見繕って店主に包ませたなら 彼の言葉を聞きながら、花を片手に店を出ようか。** ] (?107) 2024/01/27(Sat) 16:12:55 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼の尿意に……もとい、薬の効果が切れていないことを 知っていたと告げれば 案の定絶句されてしまった。 彼からしてみれば当然の反応だろう。 教えてさえいれば、彼は家で留守番をして もし尿意が高まったとしても すぐにトイレに行ける環境に身を置けたのだ。 彼の反応は至極真っ当なものでしか無い。 店内まで連れて戻るものの、 納得がいかないとありありに書いてある。 この場に私以外の人物が居たことに初めて感謝した。 ほんの少しだけ、彼の怒りを遅らせてくれたのだから。 トイレでの様子を店員に聞かれて顔を赤くするプラチナを 横目で見つつ目的の花の棚へと向かった。 ] (?111) 2024/01/27(Sat) 18:11:01 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 花を前に、プラチナが不服そうに不満を口にして。 私は少し困った顔をしながら頬を掻いた。 ] ……そうだな。 こんな事もあまりないから、 せっかくなら研究に役立てたい等と 少しばかり知識欲が先立ってしまった。 悪かった。 [ 知識欲──ではなく、正しく言えば性欲だが。 実験のためなど口実で、 本当は君が身悶える所が見たかったからだ…等とは 流石に言えない。 そこまで馬鹿正直に伝えてしまえば、 奇跡が起きて彼が許してくれたとしても、 今後強く警戒されてしまうだろう。 ] (?112) 2024/01/27(Sat) 18:12:08 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ プラチナの言葉は途中から尻すぼむように小さくなり、 やがて先程の危うさに触れれば頬を赤くする。 彼の言う通り、あと少しなにかの間違いがあれば 彼は人目も憚らず町中で漏らしてしまっていた事だろう。 思わず脳内で思い描いてしまう。 ガクガクと膝を震わせ、漏らしたくないと股間を押さえ 必死に顔を赤くして我慢する彼の股間から 耐えきれない染みがどんどん広がり、 ズボンを足元までぐっしょりと濡らしてしまう── そんなあられもない姿を。 ] (…それも、 見たいな… )[ 羞恥に小さく唸っているプラチナの隣、 どうしたって浮かぶのはそんな邪な気持ちだった。 ] (?113) 2024/01/27(Sat) 18:12:56 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 薬をくれとせがむプラチナの言葉には、二つ返事で頷く。] わかった。 そもそも君と街に来たのも その方が早く解毒薬を飲ませられるから… というのも理由の一つだしな。 [ 流石にそこで面と向かってNOを言うほど鬼ではないし、 連れてきたほうが早く薬を飲ませられるというのも あながち嘘ではない。 包んでもらった花を受け取って金を払えば、 二人で再び大通りの方へと出た。 寒さに小さく身震いしつつ、 プラチナの手を引いて歩き出す。 ] 本来なら煮なければいけないこの花だが… 君は既にニ回排泄をしているぶん、 そこまで強く成分を出さずとも ある程度の効果はあるものが作れる。 [ 変わらず賑わう大通りを前に、 指さしたのは暖かな飲料を出している店先だった。 ] (?114) 2024/01/27(Sat) 18:13:46 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム…あちらへ行こう。 帰るまでもなく、今準備をしてあげるよ。 その方が君も安心だろう? [ そういうと、私は彼と連れ立ってそちらの方へと向かった。 食べ歩きができるように、 通りに面したカウンターがついたカフェ。 通常の珈琲や紅茶、その他色々と 暖かな飲料を沢山取り揃えているようで 店内はそれなりの客で賑わっているようだった。 店内には入らず、路面のカウンターの店員に、 沸かしたばかりの湯をふたつ店員に注文する。 なんの味もついていないただの湯を注文する私に 戸惑った顔をした店員だったが、 金は通常の珈琲と同じだけ払うと聞けば 特に文句を言うでもなく沸かしたての湯を用意してくれた。 ] (?115) 2024/01/27(Sat) 18:14:10 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 受け取ったコップを手に、プラチナを外のベンチにと誘う。 外装のポケットに忍ばせた小瓶の中身と、 買ったばかりの花をいくつか摘んで湯の中へと入れた。 沸かしたての湯を入れてもらったからか、 コップは縁を持たねば火傷してしまいそうなほど熱い。 プラチナに差し出すと、 私は何も入っていない湯で手を温めた。 ] 煮ているわけではないが、花茶と同じ理屈で ある程度の時間熱湯に入れておけば効果は出てくる。 他に必要なものは予め持ってきたから入れてある。 …5分ほどはこのまま待って、それから飲むと良い。 [ そうして寒空の下、ベンチに座って彼に薬を促そう。 流石に横暴を働きすぎた自覚はある。 単純に彼に水分を取らせるためにも、 ささやかな休憩は必要だった。** ] (?116) 2024/01/27(Sat) 18:16:32 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼に与える解毒剤は、 本来の完成品と比べてしまえばその効果は少し弱い。 しかしニ度の排泄で多少薬の成分は抜けているのもあり、 今の状態なら十分に効果を現すことだろう。 薬となった湯をプラチナに手渡し、 自分は白湯に口づける。 流石に熱くて眉をしかめつつも、 この熱さが今の寒さにはちょうど良かった。 ] 今度は暖かい季節に来たいな。 人混みは嫌いだが、君と二人なら楽しい。 [ そろそろ日も沈んで行く頃合い。 寒さを緩和する暖かさを、 彼と二人並んで飲み込んで。 自然とそんな言葉が口をつくのも自然なことだった。 ] (?120) 2024/01/27(Sat) 20:49:51 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼を薬効が支配していると知ってはいたし 実際そういう事を期待して此処に来たけれど。 しかしそれとは別に、 実際彼とのデートを楽しみにする気持ちも当然あって。 ] (?121) 2024/01/27(Sat) 20:50:07 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 何気なく、並んだ彼の腰に腕を回す。 彼が薬を飲み干した頃、 効いているのか、という問いには少し悩む素振りを見せた。 ] ん…… そうだなぁ、効き目は保証するんだが…。 正直なところ、すぐに打ち消すかと言えば 多少時間は必要でな。 暫く体内に薬をとどめておく必要がある。 まぁそれでも…そうだな、今からなら 日が沈んだ頃くらいには効いているだろう。 [ わかりやすい変化がないのもそれはそうだろう、と うなずきつつも、彼には正直に薬効を話した。 あと2時間もないような日没。 私の血を分ければ早いかもしれないが、 さほど変わらないだろう。 ] (?122) 2024/01/27(Sat) 20:52:36 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 少し早めの夕食にも、すぐに頷く。 ] ああ。食事をしたほうが薬の回り方も良いからな。 もし薬が効果を発揮する前に君の体に変化があったとしても、 軽く食事をとるくらいの時間であれば 家に帰るまでの余裕はあるだろう。 [ 遅めの朝食を取ってから、それなりに時間も経っている。 普段よりは早いが、 食事をとるにはちょうど良い時間でもあるだろう。 ] (?123) 2024/01/27(Sat) 20:54:15 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルムそれに…… [ そこまで告げてから、 プラチナの腰に回していた手を彼の手の甲に重ね。 軽く握りこむんでから、彼の眼を見る。 ] せっかく君と街に来たんだ。 もっとデートらしい事もしたい。 [ 本で読んだ程度だが、 街で食事というのはある種定番のデートの筈。 やわらかく微笑んで、それじゃあ行こうか。 とその手を引こう。 ] (?124) 2024/01/27(Sat) 20:55:11 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム暫くは大丈夫だと思うが、 もしも何か異変があったら教えておくれ。 それから…… どこかおすすめの店はあるか? 勿論ここでも良いのだが。 [ そう言って、彼におすすめを聞いてみよう。 私より街に詳しい彼ならば、 よい店を知っているかもしれないし…… 知らなくとも、二人でカフェに向かえばいい。** ] (?125) 2024/01/27(Sat) 20:55:20 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ プラチナの想像通り、 薬の効果が体に染み渡るまでは 先ほどと変わらずに催してしまう可能性はある。 その間排泄してはならないし、 もし出してしまえばまた薬の飲みなおしになってしまう。 時間は先ほどの例を鑑みても ちょうどギリギリくらいのラインだ。 しかし三度目だし、今回はなんとか持ちこたえられるだろう。 多少の我慢はしてもらうことにはなるかもしれないが… そこは彼ならきっと大丈夫だろう。 大丈夫じゃなかったらその時はその時だ。 ] (?130) 2024/01/27(Sat) 22:26:17 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ プラチナの手を取り、 改めて彼とのデートを楽しみたいのだと告げれば プラチナは微笑んで私の手を握り返してくれる。] そうか。 君がよく行く店なら、是非行かないとな。 君が好きなものを知っておきたいから。 [ こんなにも寒い日だというのに 彼と触れている処から暖かさが広がるようで。 時折絡めた指を撫で、顔を見合わせたりしながら 幸福感に身を包まれて二人で通りに足を向けた。 ] (?131) 2024/01/27(Sat) 22:28:35 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ プラチナに案内されながら、 私たちは通りを少し歩いた先にある小さな店へと辿り着いた。 まだ時間も早いからか、 客の入りはあるものの比較的空いている。 二人だと告げれば、 感じの良い店員が窓際の二人席に案内してくれた。 外装を椅子に掛け、椅子に腰かけてメニューを広げる。 見慣れないメニューの内容に、興味深げに目をやった。 ] できれば君と同じものを… ああそれと、できればなんだが 君はあとコップ一杯程度は水分を多くとっておいてくれるか? 食事をしていれば自然と飲むとは思うんだが、 この手の薬はきちんと水分をとることは大事だからな。 [ メニューを二人で覗き込みながら、 彼にそんなことを告げる。 水分を取ったほうがいいのも事実だし、 コップ一杯程度ならさほど負担にもなるまい。 ] (?132) 2024/01/27(Sat) 22:30:47 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼がよく頼むものを教えてくれたなら、 それを私も頼んで。 食事が運ばれてくるまでの間、 何をするでもなく ただ彼の手に触れて その指の長さやつめの形を愛しそうに撫でてみたり 他にどんな処に行ったりするのか、 今日買った本はどんなものなのか 他愛のない会話をしよう。 ] 街にはこんなに森にないものが溢れていて… 一人だと見慣れぬ人種や技術に目を引かれるというのに 君といるとダメだな。 ここに来てからも、君の姿しか記憶にない。 [ クス、と楽しそうに笑う。 料理を運びに来た店員が、私たちの邪魔をするのを 申し訳なさそうにしているのが可笑しかった。** ] (?133) 2024/01/27(Sat) 22:31:18 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ プラチナが選んでくれたパエリアとチキンを待ちながら、 彼の話に耳を傾ける。 ] 酒場か…… それもいいな。 今度のデートの候補にしよう。 [ 他にも、彼が購入した冒険譚について せっかくだから一作目を貸してくれないか、だとか 自然と弾む会話を楽しむ。 途中、今日の彼に言及すれば 恥ずかしそうに唇を尖らせるものだから] あまりかわいい顔をするな。 テーブルが間になければ、 人目も憚らずキスをしていた処だぞ。 [ そんな冗談めいた本気の台詞を告げながら 運ばれてきた料理に目を移した。 ] (?137) 2024/01/28(Sun) 0:14:53 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 出来立てのパエリアは、細かく切った野菜や魚介が乗った 目にも楽しい出来栄えのものだった。 何やら慣れぬ香辛料の香りがする鶏肉も取り分けてもらい、 興味深げに手を付ける。 ] いただきます。 [ 一口食べると、ふわりとスパイシーな香りが鼻に抜ける。 熱々で柔らかな肉質は、 噛むごとに肉汁が溢れ出す。 ──これは、確かに美味しい。 ] …なるほど。 鳥にこんな風に香草を使えばこんなにも美味しくなるのか。 [ 口に合うか問われれば、こくりと頷きつつも 感心したように肉をほぐして中の香草を観察する。 辛さで言えば、自分はそれなりに強いほうらしく 確かに辛みはあれど耐えられないほどではなかった。 ] (?138) 2024/01/28(Sun) 0:15:10 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ パエリアも美味しい。 自然とスプーンは進み、上機嫌な彼と楽しく食べ進んでいた。 テーブルの上には、食事のほかにガラスのピッチャーがあり 好きな時に水が飲めるように置いてある。 私たちが席についた時には満タンだったそれが、 気づけばそれなりに減っていっている事に気づいたのは、 食事も後半に差し掛かってからだった。] (……おや…。) [ そういえば、チキンを辛いというプラチナは 先ほどから何度もコップに口をつけていた気がする。 現に、今もコップに口をつけていて ごくごくと鳴る喉は、 気持ちよさそうに体に水分を取り込んでいた。 ……一抹の予感が胸を過る。 否、予感ではなく期待と言ったほうが正しいかもしれない。 ] (?139) 2024/01/28(Sun) 0:15:35 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ あらかた食べ終わった頃、 彼はどれほどの水を飲んだ事だろう。 少なくとも、最初に言い含めた コップに一杯なんてものじゃない。 ピッチャーの水はかなり減っていたし、 家を出る前に飲んだコップ二杯の花茶なんて 可愛いものなのでは──…… ] (…これは……。 彼にとってはまずいことになりそうだな…。) [ 食べ終わって満足げに微笑んで。 それではそろそろ行こうか。と彼に声をかける。 きっと、あまりここでゆっくりしないほうが良い。 下手したら──二回目よりもよっぽど早く 彼の体は悶える羽目になるかもしれないのだから。 ] (?140) 2024/01/28(Sun) 0:31:29 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルムそろそろ暗くなる。 体のこともあるし、そろそろ帰路につこうか。 [ 特に何もなければそのまま会計を済ませ、 おそらくまだ余裕のある彼の手を取り、 来た時と同じく繋いで店を出よう。 転移門をくぐってしまえばすぐの帰路。 せめて街の中だけは、 手をつないでゆっくりと歩いて行く。 少しばかり遠回りをして、来た時の道を辿るように 20分ほども歩けば街の入り口に着くだろう。 ] (?141) 2024/01/28(Sun) 0:53:56 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ そうして名残惜しい帰りの道。 何事もなければ、たどり着いた街の入り口で ] なぁプラチナ。 よければ帰りは、私とともに空を飛んで帰らないか。 [ そんな風に、夕日の中の飛行を誘ったことだろう。** ] (?142) 2024/01/28(Sun) 0:58:03 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ おすすめの料理に満足げに舌鼓を打てば 私以上に満足げなプラチナがいて。 ただ食事をとった以上の幸福感は やはり彼と二人だからなのだろう。 たまには外でのデートも悪くない、と しみじみ噛みしめながら食事を終えた。 プラチナに声をかけて店から出る直前、 視線をやったのはピッチャーの水。 半分以下にまで減ったその中身に、小さく笑った。 ] (?148) 2024/01/28(Sun) 14:01:10 |
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