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【人】 生物学者 アマノ────…………バーナー、ド……。 [今はちょっと、見たくなかった顔。 ラサルハグの姿が消えた自室に居るのもつらくて、廊下に出た俺はどこへともなく足を向けていた。 でも、無意識で展望デッキは外していたんじゃないかな。 奴が居そうな気がしたから。 歩を進める毎に、床にぱたりと水滴が落ちる。 ああ、これ、俺、泣いてるのか、情けねえ……と気付いて、頬を乱暴に擦り上げたところで、俺の名を呼ぶ声がかかったのだった。 いつもはどこか長閑な光を揺らす人懐こい琥珀色の瞳が、軽く見開かれるのを認めると同時、俺は深く俯いた。] (54) 2022/07/21(Thu) 13:27:40 |
【人】 生物学者 アマノ止められて。 謝られた。 俺、ほんと、あいつの事、何もわかんねえ…………。 [本日2度目のお悩み相談。 バーナードにとって気不味いのは1度目、2度目、どちらだろうか。きっと両方だな。 ことラサルハグに関してだと感情の収拾が付かなくなる俺は、おろおろとした風に食堂の片隅へと連れてきてくれたバーナードが出したコーヒーを啜る。 ああ、旨いな。そうだ、俺のコーヒーサーバー、食堂に持ってきていたんだっけ。 精神体での飲食物摂取の仕組み(念じれば出るとか何とか)を理解していない俺は、ぼんやりとカップに視線を落としつつ、ありがとう、駄目だった、どうしよう、をごった煮にしてバーナードに伝える。] "好き"……って…………くるしい。 [やっぱりこんな気持ち、要らなかった。思いを伝えるべきじゃなかった。 なのに俺は、それでもあいつのキスが忘れられないんだ。**] (55) 2022/07/21(Thu) 13:28:44 |
【人】 調査員 バーナード何? 呼んだ? どしたのアマノ。 [>>54>>55何をそんなに気後れすることがあるんだか、弱々しく名前を呼ばれたので、ふらっとそちらへ後をつけては相変わらずののんびりで答えておいた。 ら、なんか、こう。頬を拭うような仕草。 振り向いた顔、目元のほうが赤くて、あーなんと三十路男の涙を見てしまったなあとぼんやり思う。 しかしこれ総合すると、僕は涙ながらにアマノに名前を呼ばれて、そのくせ積極的に探されるでもない雰囲気で、うろつかれていたということである。 なに? 何これどういう状況? 迷子が親の不在に気づいて呆然と探し求めてる様子? 残念ながらアマノの親になった記憶はない。] えーっと……とりあえず……コーヒーでも飲む? [どこかの文献で失恋には甘いものと聞いたことがある。 残念ながら此度出すものはどこぞの惑星のコーヒーンではないが、慣れ親しんだ90点のコーヒーだ。] (56) 2022/07/21(Thu) 14:19:53 |
【人】 調査員 バーナードうーん………… [一度目と二度目、どちらが気まずいかというと、どちらかというと二度目の方だった。 性交渉のやり方というだけなら、戸惑いはしたものの知識で答えられた。正解かどうかは知らないが、まあ、知識と凡例でなんとかなる範囲。 けれど、今回のは。] そうなんだ、としか言ってあげらんないんだよなぁ…… [気まずいというより、申し訳ない。 なにせこちらも相談に乗ってあげられるだけの経験と感情を持ち合わせていない。 今回の相談内容に対する心の機微は、他のところ以上にすっかりと欠けている。欠けるように作られている。 ある意味そのおかげで一回目のやり取り>>49>>50が馬鹿正直に進んだとも言えるのだけど。……あれ、僕戦犯かな] (57) 2022/07/21(Thu) 14:28:04 |
【人】 調査員 バーナードんー……よし。わかった。 [飲み干したコーヒーのカップを置いて、立ち上がる。 いや、この場では何一つわかってないんだけど。] わかんないことは、本人に聞こう。 [それだけ言うと、アマノを置いて食堂を出ようとする。 ――なお、そのときには"聞きに行く"という行動しか頭になくて。 赤毛の機関士長をいざ見つけた際にいつぞやの氷の視線を思い出して足が止まるのは、別の話*] (58) 2022/07/21(Thu) 14:33:10 |
【人】 メカニック ゾズマ【凍結中:カウンセリングルーム→】 [あれ? とその時>>5:+174のサダルの顔を見て小さく驚いた。 つまり互いに「えっ」「えっ」となっている状況だったのだが、程なくして、ゾズマは再び笑顔を作り直した。] うん。 もしもの時は、また先生に頼らせて貰っちゃいます。 暇ができるかは判らないけど…… スリープ中に何言ってんだって感じだけど、 遊びに行けるくらいの余裕は作らなきゃ、だし。 [「もしも」の未来の懸案――「後腐れなく別れる方法」について頷いてから。 ワーカホリックの整備士は、暇人を迎えられる程にゆとりのあるカウンセラーにそう付け加えて、部屋を後にした。] (59) 2022/07/21(Thu) 14:58:28 |
【人】 メカニック ゾズマ[側にいたい。離れたくない――“未来が見えない”という事実だけでないこうした思いも、「別れ」についてを「もしも」に留めさせたけれども。 愚痴りたくなるようなことができる(それも含めての、側にいられる心地よさだ)未来については、既に織り込み済みだ。 今まででさえルヴァについては(主に修理関係での)愚痴をスピカに零すこともあったけれど――。 もうひとり、愚痴を零してしまってもいい相手ができたのだと、ちゃんと思うことができるようになった。] (60) 2022/07/21(Thu) 14:58:56 |
【人】 メカニック ゾズマ[――二人を心配させた理由。 それを思った時に、ゾズマは、一時忘れていた別のことに思い当った。 そろそろ、バーナードとスピカが眠りに就く時かもしれない。 そしてそれは、これまでの見送りの際にもコールドスリープルームに待機していたチャンドラがひとり――アンテナも含めればふたり――残される瞬間、でもある。] ……、やっぱり、大丈夫じゃないや。 [“未来への希望”――その願い>>5:+175まで聞こえていた訳ではなかったが――で一度持ち直した心は、“溶解したマシンのような思い”>>5:+130がぶり返したことで塞ぐ。 ここで再びサダルの元を訪ねようとしなかったのは、ついさっき意気揚々と別れた手前で気恥ずかしいから……といった訳ではなく。 この時に真っ先に、ふっと思い出された言葉>>5:+139があったから] (63) 2022/07/21(Thu) 15:01:56 |
【人】 メカニック ゾズマ[この先の、先の見えない眠りの果て、本当に心が擦り切れて“終わり”を望んでしまう>>5:+176前に――こんなにも早く、重く塞ぐものに苛まれている。 “いつかのシャットダウン”が訪れる可能性を考えていないゾズマは、今度こそ本当に塞ぎ切ってしまう前に、と。 側にいてくれる、側にいて欲しいひとに、まず会うことにした。 こうしてゾズマは、ルヴァを探して歩き出す。 彼と再び出会った場所は、ダビーとの飲み会場である展望デッキか>>5:+187>>5:+196、それともまた別の場所だったか。 ともあれその後に、コールドスリープルームへと向かう。 もしかしたらとんでもなく盛況な出迎え会場と化していた>>5:+179かもしれない、眠りの部屋へ。] (64) 2022/07/21(Thu) 15:02:43 |
【人】 メカニック ゾズマ【凍結中:コールドスリープルーム】 [うつつに在る者に対して、夢の中でただ見届けるだけの身にできることは無い。悲しいくらいに、何もない。 この時のゾズマには、けれどひとつ、“やれること”が頭の中にあった。 眠りに就いたふたりの姿が、自分たちと同じように幽霊じみたカタチをとって現れたならば――まず真っ先にスピカを怒ってやりたい、と。 それが追い詰められた結果と理解してはいても、見るに堪えないあんな情けない姿を知ってしまった手前>>5:+127>>5:+128、「馬鹿」のひとつくらいは、ちゃんと彼女に聞こえる形で言わせてほしい、と。 「馬鹿」の勢いが余ってぎゅっと抱きしめてしまうかも、とまではこの時は考えなかったけれど。 結局“最後の一人”にならなかったバーナードに、あの時の“遺言”>>1:374は結局読み上げなくて済んだね、なんて努めて笑って言ってのけるのは、その後になってしまうだろうけれど。 救助が来て生きのびられたならまたスピカと――望むなら他の面々とも――工具マルシェでも行こうなんて軽口を飛ばすのは、それよりもっともっと後になるだろう、けれど。**] (65) 2022/07/21(Thu) 15:04:38 |
【人】 生物学者 アマノ────────は? [そのまま食堂の椅子に根を生やす気しか無かったのに、バーナードと来たら「本人に聞こう」とか言いつつ立ち上がるし、そのまま振り返りもせず歩き出すし。 俺はと言えば誘われたのか宣言なのかの区別も付かないまま、勢いで奴の後ろをついて歩くことになったのだけど、奴ときたらこの精神体での移動を存外楽しんでいるらしく、壁やドア丸無視であちこち覗いては、廊下を歩く俺の側に首だけにょ、と戻してきたりする。 正直、そこそこ気味悪い情景を何度か繰り返した後、壁から手だけが出てきて手招きされた。 つまり、「見つけた」ってことだ。「あそこにいる」って。] ────や……無理、だ。 [無理。無理だから。絶対無理。何と言われようと無理。 今のラサルハグに合わせる顔なんて、紙切れ1枚分だってありはしない。 俺は踵を返して逃げ出したのだった。行き先はカウンセリングルーム。**] (67) 2022/07/21(Thu) 15:06:58 |
アマノは、カウンセリングルームかよwwww[すごいな選択肢] (a11) 2022/07/21(Thu) 15:07:19 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a12) 2022/07/21(Thu) 15:10:06 |
【人】 生物学者 アマノ【カウンセリングルーム】 ……や、さすがに、な。 [勢いで展望デッキから逃げ出したその足は記憶を辿ってしまったのか、気付けばカウンセリングルームの前。 サダルには、つい先刻、このうえなく濃厚なレクチャー(※個人の感想です)を受けた。 レポート云々と少し不思議な事を言われて >>-338 俺は素直に頷いて、教えを乞うた。 が、"初体験"には至っておらず、ゆえに報告できるものもなく、相談した結果サダルにまで「本人に聞こう」と言われたらこの世は地獄だ。いやサダルからは実際、以前にも言われている >>4:62 わけで。] ────────。 ない、な……………………ッ!?!?どわっ! [つい、常の癖でドア脇の壁に凭れようとして、俺は盛大にコケた。そう、この身体では体重がかけられない >>-362 のを忘れていた。 上半身をカウンセリングルームに突っ込んで転がった無様な俺の視界の端、少しだけ驚いた風な表情のサダルが見えた。] (68) 2022/07/21(Thu) 15:42:28 |
【人】 生物学者 アマノや…………進展は、まだ。 むしろ後退した。 いや、もう、駄目かもしれん…………。 [どうした?どうだった?くらいは問うてきてくれるサダルだったなら有り難い。 問われないなら、なんでもないと踵を返すだけ。 問うてくれたなら、ぽつぽつとそんな風に返しただろう。 加えて、何か飲むかと問われたら、素直に頷く俺という珍しいものも見る事ができたかもしれない。 たとえそれがカウンセラールーム名物水道水だったとしても、俺は俯きがちにそれを手にしてこくりと飲んだだろうから。] (70) 2022/07/21(Thu) 15:44:22 |
【人】 生物学者 アマノ思っていることを伝えたいとは、思っている。 努力もしている……つもりだ。 なのに全然、奴に届かない…………。 [こんな関係になる前の方が、むしろ互いに理解できていた。 たいした会話を交わさずとも、わかり合えていた気がした。 俺は怒鳴り散らすこともなかったし、奴が俺に脅える視線を向けることもなかった。 "本人に聞いて"みたところで、また苦しい思いをするだけとしか、思えなかった。**] (71) 2022/07/21(Thu) 15:44:39 |
【人】 機関士長 ラサルハグ【展望デッキ】 [見ればバーナードの姿を見止めただろう] どうした? [捜されてるとは知らず、 そう、また、料理人たる研究者がベラベラ喧嘩を言いまわってるとは知らないから] (72) 2022/07/21(Thu) 16:42:49 |
【人】 機関士長 ラサルハグ[さて、そこでバーナードとはどんな話をしたのか。 まぁ、ヒロミのことは聞くだろう。 情けなく泣き散らしているまでも聞いたら、 さすがに困った顔になった。] まぁ、悪かった。 お前にも心配かけたな。 でも、あいつが相談できる相手がいるってありがたいよ。 [まぁ、なんだか、その、性的テクニックだのなんのの話もきいたかもな。 その目は宙を見てあきれていたかもしれない] そこまで相談できるとはな、バーナードに、 ちょっと妬けるな。 (73) 2022/07/21(Thu) 16:47:15 |
【人】 管制官 スピカ【帰還後】 [そこは停泊中のミスティックアンテナのカウンセリングルームか、それともサダルが滞在している施設か。 とにかくスピカはサダルを訪れた。 手ぶらは悪かろうと、ココアdrinkとフルーツタルトsweetを携えて] や、やあ、久しぶりだね。 えっと……だいぶぶり? [救出されてから事務処理やら検査たらでだいぶ日が過ぎた、正確に何日過ぎたか思い出せないほどである] [促されるなら椅子に座り、なんと切り出そうか悩む] [現在のスピカは他の医者にかかっている状態だ、ことこういった分野のドクターショッピングはいかがなものかと、いつもの常套句である「カウンセリングに来た」は使えない] (74) 2022/07/21(Thu) 16:47:29 |
【人】 機関士長 ラサルハグ[あとバーナード自身の話もいくらかきけたかもしれない。 俺は、最後のチャンドラやスピカのやりとりは知らないし、 バーナード自身から俺の脚のこともきいてはいないが。 いくらかやり取りをしたあと、 で、ヒロミがどこにいるかきいてみたが、 >>67 寸前まできて、逃げていったことには気が付いていなかった。そう聞けば、またため息をつく] 探すか。 [展望デッキの外へ]* (75) 2022/07/21(Thu) 16:51:17 |
【人】 調査員 ルヴァ― 展望デッキ ― あ。 [ダビーとの酒(?)盛りもそろそろお開きというところ。 スリープ室に向かおうと思ったところで ゾズマがこっちにやってくるのが見えて>>64 明らかにほっとした表情を浮かべた。] お帰り〜。用事の方はもういいの? [ダビーがまだ近くに居れば 先行ってて〜とアイコンタクトを送って 改めてゾズマの表情を伺う。 彼女が何を抱え、何を思ってここにいるのかは知らない。 先ほどに比べて少しだけ 表情が明るくなっている気がしなくもない…けど。 まだどことなく沈んだ雰囲気を纏っているようでもあった。>>63 ただ、こうして彼女が戻ってきてくれたこと、嬉しく思う。 手を差し伸べる権利を与えてくれた気がして。] (76) 2022/07/21(Thu) 16:53:22 |
【人】 機関士長 ラサルハグ[しかし、何かあると、ヒロミはすぐに人に相談する体質だということがわかった。 まぁ、俺にみたいに抱え込むよりずっといいんだろうけれど、 まさか、またサダル先生のところで、赤裸々に喋り散らかしてないだろうか。 まさかな] (してる) (77) 2022/07/21(Thu) 16:54:22 |
【人】 管制官 スピカ[結局、火の玉ストレート張りのストレートさで来た目的を言った] えっとね、その……こう……男の人ってどういうことしたら焼きもち妬くのかなって、聞きに。 [恋愛相談だった。 なお、軽い気持ちでゾズマに尋ねたら、真顔で 「そんな事よりボックスドライバーの話しよう」 と言われたので、ボックスドライバーの話をした] なんかこう……ほら、そういうの、されてみたいなって……。 [スピカには束縛とかそういったものの感覚が全くわからない。一度はそういう経験をしてみたいのだった。 恋愛に関しては赤ちゃんなので仕方がないね**] (78) 2022/07/21(Thu) 16:54:40 |
【人】 調査員 ルヴァ僕ら、今から皆の出迎えに 行こうかなって思うけど、 ゾズマどうする?来れそ? [と、その場で彼女に一度決定権を委ねる。 怖いけど向き合いたいと言うのなら頷くし、 もう少し時間が欲しいというのならそれでもいい。 今でも後でも聞いてほしい話があるのなら聞くし、 ただ傍にいるだけでも。 何にせよ、今は彼女に着いているつもりだ。] (80) 2022/07/21(Thu) 16:55:15 |
【人】 機関士長 ラサルハグ【カウンセリングルーム】 [これは、念のためだ。 まさか、ここにきてはないと思う。 いくらなんでも、先日のキス相談の件も突っ込んでおいたんだ。 さすがにまたここで相談しているなんてことは、絶対にありえない。 さすがにそこまでは学習するだろう。 本当に、絶対ここにはいないって信じるぞ? 信じてるからな?わかってるか? ここにはいるんじゃないぞ?] すみません、あの、…… [カウンセリングルームに入りサダルに挨拶を…] (81) 2022/07/21(Thu) 16:58:02 |
【人】 機関士長 ラサルハグあの、アマノ先生を探しにきたんですが、 まさか、こちらにお邪魔してませんか? ああ、いましたいましたいましたね。 あ、すいません、ちょっとお話の途中かもしれませんが、連れていきますね。 本当、いつも迷惑かけてすみません。 [ということで、ヒロミがどんなに抵抗しようとその手をとって、カウンセリングルームからは引きずりだした] (83) 2022/07/21(Thu) 17:02:28 |
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