54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| (a1) 2021/01/01(Fri) 0:49:21 |
―とある少年のXX―
[それからというもの、
それこそ親のように妹の面倒を見てきた。
無論学生の身分であったので、
都合のつかないこともあったけれど。
時間と予定が許す限り、甲斐甲斐しく世話を焼いた。
――妹優先してて疲れない?
そんな言葉を同級生にかけられることもあったけれど、
寧ろ、浮かんだのは疑問だった。
妹の面倒を見るのは兄の役目だし、当たり前のことだ。
何故この人はそんな当たり前のことを聞くのだろう?
どういった回答を求めていたのかは知らないが、
思ったまま話すと何とも言えない顔をされたのを覚えている。
今にして思えばわかる。
彼らがゲームに漫画に、スポーツに、と遊んでいる間、
"彼らたちがやりたいこと"の代わりに、
妹の世話をしている自分は、親の都合でとんでもない
我慢を強いられているように見えたのだろう。
事実、得体のしれない何か、と思っていた頃は、
学校で妹の話が出ても乗り気でなかったのだから仕方ない]
[毎日、できることが増えていく。
話す言葉が増えていく。
少し目を離した隙に迷子になったり、
夜にトイレに起こされたり、遊びに行ったり、
要求が通らないと腕の中から海老反りで逃げようとしてみたり
かと思えば足元でもじもじしてみたりして、
少しずつ成長していく様を見ているのは楽しかった。
高校にあがってから、気の置けない友人たちもできた。
学食のテーブルに写真を表示した携帯を置いて、
一人は弟の、自分は妹の話をして、
一人っ子の友人を、羨ましがらせるのが日常になった。]
「いいなァ、妹。オレも妹か弟欲しい」
「うちは弟だからあんまり気にしないが、
女の子の扱いって難しくないか?」
「それはオマエだけ、オマエがいっとうがさつなの」
まあ、間違いなくうちの妹は鴨居に頭ぶつけたら泣くね。
「で、泣いてないよ、っていうんだろ〜? 可愛いなァ」
おまえは我が家には立入禁止やからね、絶対に。
[何でだよ!? と吠える友人を笑いながら、
あることないことを理由にわざとらしく拒絶する。
おれよりでかいからだとか、真顔が怖いからだとか、
チャラいとか、女癖悪いとか、色々。
本当は誰より真面目で誠実な男だと知っているけど。
じゃあおれはいいよな! と朗らかに笑うもうひとりにも、
おまえは弟を鴨居にぶつけるド級のがさつ野郎だから駄目と
理由をつけてやれば、抗議の声は二倍になった。
友人同士のとりとめもない話に当たり前に組み込む程、
兄妹で過ごすことはそれこそ、彼女が成長するまでは、
――当たり前に続くものだと疑ってもいなかった]
「お母さん離婚するから。
真里花は連れてくけど、アンタは、来ないわよね」
[飲み物を取りに一階に降りたときだった。
リビングに居た母は、なんでもないようにそう言った。
返答に窮した息子をどう思ったのか、
考えておいて、と話を切り上げて自室に引き上げる母を
無言で見送り、そのまま暫く立ち尽くしていた。
青天の霹靂とはまさにこういうことを言うのだろう。
母の実家は飛行機の距離だ。恐らく実家に帰るのだろうし、
そうなれば、滅多なことでは会えなくなる。
流石に高校三年にもなれば、親の性格ぐらい把握できる。
わざわざ来ないだろうと断定して問いかけるくらいだ、
大きい息子が居ると邪魔なんだろう。
此方としても、成人を目前に控えて、
わざわざ母についていく理由はない。
――でも、妹は?]
[なんとか自分の部屋まで戻って、携帯を開く。
返事をしそびれていたメールを眺めて、少し、躊躇ってから。
そっと、通話ボタンを押した。
コール音の後に、聞き慣れた声がする。
深夜に差し掛かる頃にも関わらず、声音は平常だった。]
……おや、が、
『うん、』
親が、離婚する、って、妹連れて、出てく、って
『――うん、』
アンタは来ないだろ、って、そんなの、
そんなの……、すぐ決められることじゃないのに、
[支離滅裂で、要領を得ない言葉の数々にも、
丁寧に相槌を打ちながら聞いてくれる声は暖かかった。
言葉がつかえて、沈黙した自分に代わり、
こんがらがった思考を解すように、ひとつひとつ、
丁寧に現状と今後を並べる声音に耳を傾けて、目を閉じる。
どうしてこんな選択を強いられるのだろうか。
尊敬してずっと習いたかった先生と――自分の夢か、
自分に懐いて、何かあれば両親より先に自分を頼る妹か、
そのどちらを選ぶのか、或いは選ばないのか、なんて。]
『まあ、考えるだけなら選択肢はたくさんあるよな。
迅はさ、どうしたい?』
……おれ、は、 …………、
『まずさ、たしかにオマエの話を聞く限り、
妹ちゃんは母親よりオマエな感じだし、
離れたらすごく寂しがるだろうし悲しいだろうけど、
でもそれで責められるべきはオマエじゃなくて親だよな?』
――そう、かな。
『いやそうだよ、そもそも親の都合で離れるワケだし。
だから、オマエの母親が、妹ちゃんにしっかりと
誠意を尽くしてこういう事情だったんだゴメンなって
やんなきゃいけないの!
オマエに責任があるとしたらそれからの話だって。
向こうに進学してちょいちょい顔を見せてやるのか、
こっちに残って連絡取ったり会いに行ったりしてやるのか、
そこでも親御さんはさ、オマエがやりたいことをそれこそ
全力で応援する義務があるだろ』
[義務、と鸚鵡返しにして、数拍。
先程閊えて出てこなかった言葉が、漸く形を得た。]
……まず、相談してほしかった、
『うん、』
妹、の、真里花の、面倒みるのは嫌じゃないし、
好きだけど、……あの人に、言い訳にされるのは嫌で、
……マリの、ことも、真里花がどうしたいかとか、
あの人聞いてないし、聞くつもりもないし、
『……うん、そーだな』
真里花だって、考えてるのに、ちゃんと言えばわかるのに、
確かに小さいけど、こまい頭で考えとるのに、
なんも聞かんで、勝手すぎるやろ……
『うん、それ、そのまま言いなよ。
アンタは自分勝手すぎる、ってさ。
妹ちゃんの代わりに、迅が戦ってやりな』
[うなずく。言葉にも音にも出来なかったそれは、
正しく伝わったらしい。小さな笑い声混じりの吐息が落ちて、
がんばりな、と友人がそっと背を押してくれた]
……おれはついていかない。こっちで進学する。
[一晩経って、腹は括った。
洗い物をしていた母は振り向きもせず、水を止めもせず、
ああそう、と短く応じただけだった]
ただ、真里花にはちゃんと話して。
言えばちゃんとわかる年齢だよ。
どうして離れ離れになって、一緒に暮らせないのかぐらい――
「わかったわかった。アンタも早く準備しなさい、遅れるよ」
[結局最後まで此方を見もしないままで。]
| [ほこほこに茹ってお風呂から上がったら。 空先輩が上がって来るのを待って、そっと手を握る。] どこか行きたいところ、ありますか? 卓球とかするのも良いんですけど…… お水飲みたいんで、売店寄っても良いですか? [水分補給は大事です。 売店に寄れば、お土産を買ってる人も居て。 >>39>>42あの人達も恋人同士なのかなぁ。なんて。 美男美女を見て思うのでした。*] (51) 2021/01/02(Sat) 10:09:05 |
| [空先輩と手を繋いで。先輩がフルーツ牛乳選んだら、え。私も牛乳飲みたいって、悩んでしまう。 牛乳と、珈琲牛乳と、フルーツ牛乳。 ……自分もフルーツ牛乳が良い。 悩んだけど、お水とフルーツ牛乳とパピコを買って。 一緒にソファーに腰かけた。]
今、卓球したら、倒れちゃいそう。
[ふふっと笑って。 私もパピコのホワイトソーダ味をプチっと二つに割って、先輩に差し出すのです。] (68) 2021/01/02(Sat) 21:23:31 |
| どーぞ。……えいっ。
[先輩の頬にパピコを当てると、楽し気に笑って。]
雪見だいふくを半分個って、贅沢な感じしますよね。 いただきます。
[もちもちの求肥をあむっと咥えて。 フルーツ牛乳は腰に手を当てて飲まなくても良いのかな? とか、温泉の作法(?)について悩んだりしたのでした。*] (69) 2021/01/02(Sat) 21:23:41 |
| [変な声をあげる先輩 >>72に楽しそうに笑って。 案の定先輩は浴衣を着崩してて。 私は笑いながら、こっそり眼福です。と、浴衣を選んだ自分を誉め湛えていた。私偉い。] えへへっ。そういう所も可愛らしい高藤杏音です。 [自慢気に微笑んで。 雪見だいふくの求肥がみにょーんって伸びて。] (74) 2021/01/02(Sat) 22:20:56 |
| [和牛の鉄板焼きと雪見だいふくじゃ、確かにお値段は天と地の差でしょうけれど。]
でも雪見だいふくも美味しいですよ? ふふっ。
先輩と一緒に食べるご飯は、何時だって特別です。
[てらいなくそう言うと、私もフルーツ牛乳の蓋を開けて。 乾杯って。まだお酒の飲めない私は、先輩の牛乳瓶に瓶を合わせてカチンと音を立てた。 立ち上がって、腰に手を当てて、こくこくと牛乳を飲んで。 ぷはーって冷えた牛乳が身体を冷やしてくれるのを楽しんで。 ソファーに座る先輩に笑いかけた。*] (75) 2021/01/02(Sat) 22:22:04 |
| [何が恋人として敵わないだ、いっつもドギマギさせられてるのはこっちだぞコノヤロー。と思いながら。]
うむ。可愛い恋人に感謝し、大事にするように。
[偉そうに言って笑うのです。 フルーツ牛乳を飲み干す空先輩に、楽しそうに笑って。 ノリが良くて、一緒の時間を楽しめる先輩と過ごす時間は、何時だって楽しいし、心がときめく。] (81) 2021/01/02(Sat) 23:14:25 |
| 確かに美男美女でしたね。 まあ、好みは人それぞれですけど。ね?
[先輩を見てにこーって笑って。 誰が何と言おうと、空先輩は世界一カッコイイのです。 相変わらず私の好きな人は、顔が良いなぁと。 にこにこ大好きなお顔を見詰めながら、目の保養をするのでした。 浴衣姿カッコイイ。*] (82) 2021/01/02(Sat) 23:15:10 |
| [そんな噂(?)の2人に、声をかけられて。 >>80] こんにちは。 [にっこり笑いかけて。頭を下げた。 か……可愛いぃぃぃぃぃぃ。 高藤杏音基本的に女の子大好きなので。 一気に好感度がアップしたのは言うまでも無いのでした。 先輩には言わないけどね。言わないけどね!!*] (83) 2021/01/02(Sat) 23:18:27 |
| [ぐぬぬぬぬ…………。 先輩のわざとらしい返し >>86に思わずジト目で睨んで。 別に良いんですけどね。ええ。良いんですよ? ちっとも引き摺ってませんけど(大嘘) 普段意地悪な事も言う先輩が、大人っぽい子が好みかなって。 こっそり悩んでいたことは、未だ記憶にこびりついてて。] (91) 2021/01/03(Sun) 0:12:51 |
| [そっとあげた髪を触った。 少し唇を尖らせて。 そっぽを向いたら、パピコを食べて。
心の中で空先輩にあっかんべーしてから。 食べ終わったアイスのゴミを、売店のゴミ箱に捨てに行こうか。牛乳瓶も返したい。
そう言えば先輩は、私が先輩の意地悪を一々真に受けて、こっそり傷付いてたから、いつの間にか意地悪を言う事も減って行ったんだったなって。ふと懐かしく思う。 今はずいぶん甘やかしてくれるようになりました。] (92) 2021/01/03(Sun) 0:13:21 |
| [振り返った時は、笑顔になって。]
さて。次はどこ行きます?
[卓球をしても良いし。お部屋でのんびりしても良いし。 せっかくだから…… 先輩と、一緒の時間を楽しみたい。**] (93) 2021/01/03(Sun) 0:13:30 |
| [おじさんって言葉 >>90がもし聞こえたら。 小さく吹き出したかもしれないな。 空先輩がそれで揶揄われてたのは知ってますけど…… だが敢えて言おう。 無精髭が良いんですよ!! 無精髭が良いんです!!! まあ、たまには剃っても良いと思うんです。 それで一々嘆かない程度には私も大人になったと思うんです。 けれどそれでもその言葉が聞こえてたなら……] 先輩はそのままの姿が、一番カッコイイと思いますよ。 [とっても大事な事なので、何度だって力強く先輩に伝えようと思います。下心純度100%そのままに。 好みは人それぞれですしね?**] (94) 2021/01/03(Sun) 0:18:53 |
| [ぱっと見で目の下の隈までは気付けなかったが。 可愛らしい女の子の話しが聞くとはなしに漏れ聞こえたところ、2人は兄妹だろうか。 ちょっと頭に恋愛フィルターがかかってたね。と、思いつつ。 妹を大事にするお兄ちゃんは良いお兄ちゃん。 先輩がもしも尋ねた >>101ならぶんぶか頷いた事でしょう。] (112) 2021/01/03(Sun) 7:08:39 |
| [問いかけに対する返答 >>100には、囁き声を聞いて、ちょっとむくれつつ、素直に頷いて。] ぶー。 [とわざと不満を口にしてみたり。 それから何時もの笑顔になると、手を繋いで、一緒にお部屋に戻りましょう。] (113) 2021/01/03(Sun) 7:09:17 |
| ── 客室 ──
[留守にして、帰って来た部屋には既に布団が敷かれてて。 それでもまだスペースはあるから、結構広い部屋だなぁと素直に感嘆する。 広縁にはテーブルと椅子が2客あるから、寛ぐならお茶を淹れましょうか?と尋ねてみたり。]
熱いお茶でも大丈夫ですか?
[冷たい方が良いなら、先ほど買ったお水を2人で分けよう。 冷蔵庫にも、(お高いだろうけど)色々入ってるだろうしね。*] (114) 2021/01/03(Sun) 7:09:27 |
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