![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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キュー → 技術指揮 シトゥラ
カウス → 技術指揮 シトゥラ
ゲイザー → 技術指揮 シトゥラ
キファ → 技術指揮 シトゥラ
ヘイズ → 技術指揮 シトゥラ
シトゥラ → 技術指揮 シトゥラ
ラサルハグ → 技術指揮 シトゥラ
ヌンキ → 技術指揮 シトゥラ
ルヴァ → 技術指揮 シトゥラ
ルヘナ → 技術指揮 シトゥラ
ハマル → 技術指揮 シトゥラ
ブラキウム → 技術指揮 シトゥラ
サダル → 技術指揮 シトゥラ
ニア → 技術指揮 シトゥラ
メレフ → 技術指揮 シトゥラ
処刑対象:シトゥラ、結果:成功
本日の生存者:キュー、カウス、ゲイザー、キファ、ヘイズ、ラサルハグ、ヌンキ、ルヴァ、ルヘナ、ハマル、ブラキウム、サダル、メレフ以上13名。
![](./img/stargazer/026.png) | (0) 2021/04/22(Thu) 22:30:12 |
| キューは、会議開始の時間に触れ回った。そしてどこかへ行ってしまった。 (a0) 2021/04/22(Thu) 22:31:15 |
ベッド、ドレッサー、クローゼット。
小さなカーペットが敷かれた、板張りの床。
他にも多少の調度品はあるだろう。
そんなごく一般的な、とある少女の客室。
ベッドの上、乾いて一部が茶色く変色した、赤い海。
揺蕩うように、静かに横たわったふたりに朝は来ない。
少女の名前は、ニア。
高く二つに結わえられていた黒髪は下ろされ、
はらりとベッドに広がっている。
華奢な肩を晒す白いシャツと、
素足にキュロットだけを身につけた無防備な姿。
青年の名前は、シトゥラ。
括られていた長髪は解かれ、毛先を赤に浸している。
帽子も上着も取り払い、
シャツとズボンを纏った、いくらか身軽な姿。
(→)
![](./img/stargazer/011.png) | 「……おはよう、今日も出欠確認をさせてくれ」
定時。 ヌンキはその場に現れた。 (1) 2021/04/22(Thu) 22:33:18 |
少女の細い首に残る扼痕。
青年の胸に深々と突き立ったナイフ。
ふたりの首には『シータの痕』がふたつ。
生きている誰もが知る由もない、
とあるテストに関連した死者へ与えられる印。
それを模して刃物で刻み込まれた、もうひとつの瘢痕。
ふたりの手は絡めあうように握られている。
青年の薬指に残された噛み痕が、苛烈な恋を咲かせている。
何よりも雄弁な少女の瞳は、閉じられたまま。
滑らかに言葉を紡ぐ青年の口は、閉ざされたまま。
最期に映したものは、音にしたものは何だったのか。
死人に口無し――語る者はもう、ここにはなく。
少女の持つ、壊れた弓が直ることは無かった。
![](./img/stargazer/015.png) | 「会議はまだ終わっていないよ」
その言葉を口にするのは何度目だろうか。 (2) 2021/04/22(Thu) 22:34:07 |
部屋の中に、ふたりの人影がある。
赤い血の海に浮かぶ手は繋がれていて、その双方の頸には事件の象徴が刻まれていた。
海の底のような、静かな部屋の中には音がない。
冷たい月明かりだけが、そこで起きたことを見ていた。
ふたりを繋いだ証はそこになく、ただ青年の指に残る痕だけがそこにあった熱を覚えている。→
![](./img/stargazer/020.png) | 「え!? 会議まだ終わって……キューさんかぁ。
えっと、みなさん、おはようございます!」
ヘイズはいつもどおり、会議室に現れた。 (3) 2021/04/22(Thu) 22:36:20 |
| (a1) 2021/04/22(Thu) 22:37:04 |
青年が辿った肌は温度を失い。
少女が噛んだ指は力を失い。
ふたりの閉じた瞳は光を失い。
果たされなかった未来は約束を失った。
→
沈黙は秘密を隠す手段になり得ない。
ここにあったすべてが、誰かの絆を語っている。
叶うはずのなかった想いは、
繋がれるはずのなかった糸は、
やがて喪失を得てはじめて、
──ひとつの恋になった。
![](./img/stargazer/001.png) | 「 ……皆さん、いらっしゃいますか?いらっしゃいますよね……?」 少し不安げながらも会議のために水の配膳を始める。何があろうと、この女は生きている限り仕事をきちんとこなし続ける。 ただし、連日噂の事件が起きているせいか顔には素直に不安が乗っている。 (4) 2021/04/22(Thu) 22:37:28 |
| (a2) 2021/04/22(Thu) 22:40:15 |
![](./img/stargazer/036.png) | 「いるよ。……昨日の事件についての 報告がまだだったね。 集まる前だけど、先に伝えてもいいかな」 (5) 2021/04/22(Thu) 22:41:35 |
| (a3) 2021/04/22(Thu) 22:42:08 |
![](./img/stargazer/002.png) | [ぽた、ぽた][割れた爪の先から血を滴らせて] [子供は会議場へ来た]
「……シトゥラ」
[表情を変えぬまま][会議場を見る] [探し人の姿は、ない]
「シトゥラのこえがしない」 (6) 2021/04/22(Thu) 22:42:24 |
![](./img/stargazer/031_b.png) | 無言で席に座っている。 何も見ない様に、目を伏せたまま。
(7) 2021/04/22(Thu) 22:43:27 |
![](./img/stargazer/034.png) | 「おっはようなのだ! ブラキはいるぞ!」
ブラキウムは、元気に返事をしました。 (8) 2021/04/22(Thu) 22:44:01 |
![](./img/stargazer/030.png) | 日課の紅茶をいつものように待ちつつ、
事件の報告、と聞けば そちらへ顔を向ける。 (9) 2021/04/22(Thu) 22:45:06 |
![](./img/stargazer/011.png) | >>5 カウス 「あぁ、まだ揃ってないけどいいよ。 聞かせてもらおうか」 ヌンキはずっと会議室にいた、だから詳細は何も知らない。 (10) 2021/04/22(Thu) 22:45:55 |
![](./img/stargazer/036.png) | ヌンキに促されれば >>10、少年は頷く。 「まずひとつ。 アンタレスが死んだ。 細い刃物みたいなので刺されてた」 身内の死だと言うのに、平然と告げる。 「ふたつめ。 アンタレスの首には、“シータ”の形をした痕が 浮き上がってた。 多分アンタレスを殺したやつも、 今までと同じくシータの痕事件に関与している 」 その言葉は、この場にいた全員に告げられる。 (11) 2021/04/22(Thu) 22:50:43 |
![](./img/stargazer/026.png) | (12) 2021/04/22(Thu) 22:51:17 |
| (a4) 2021/04/22(Thu) 22:51:26 |
![](./img/stargazer/031.png) | 「……ニアがいない、か。 ニアの部屋に行ってくる。」
淡々と告げて席を立つ。 ニアという少女は、■■しない筈だった。
メレフは偶然にも、少女の嘘を理解できてしまった。 彼女の兄と呼ばれていた「友人」から、 ■の存在なんて聞いたことがないのだから。
メレフはもう、ニアに敬語を使っていない。 (13) 2021/04/22(Thu) 22:55:49 |
| (a5) 2021/04/22(Thu) 22:57:45 |
![](./img/stargazer/011.png) | >>11 カウス 「アンタレスの首にも? ……そうか、ありがとう。 あの人も犠牲になってしまったのか……」 少し驚いた様子で報告を受け、睫毛を伏せ、そう呟いた。 ホワイトボードにはアンタレスが犠牲になっている事が書き加えられるだろう。 (14) 2021/04/22(Thu) 22:58:03 |
| (a6) 2021/04/22(Thu) 22:58:55 |
![](./img/stargazer/011.png) | >>13 メレフ 「ニア? ……いや、ニアだけじゃない、シトゥラもまだ来ていないね。 迎えに行ってくるならシトゥラの様子も見に行ってくれないかな」 会場を見渡し顔を見せない二人を確認すると、そう貴方に願うだろう。 (15) 2021/04/22(Thu) 23:00:08 |
| (a7) 2021/04/22(Thu) 23:00:10 |
![](./img/stargazer/020.png) | >>9 ルヘナ 「あ。ルヘナさんおはようございます! 今日もちゃんと用意しました」 水の配膳の手伝いが終われば、既に準備していた 日課の紅茶を彼へと届ける。 事件の報告を聞けば、少しだけぱちぱちと 驚いたような顔をしていた。 (16) 2021/04/22(Thu) 23:01:37 |
![](./img/stargazer/036.png) | 報告義務を終えた少年は、 立ち尽くすハマル >>a7に気づく。 「元気ないね、今日は」 (17) 2021/04/22(Thu) 23:02:22 |
![](./img/stargazer/031.png) | 男は淡々と戻ってくる。 いつも通りの顔で、それを告げる。 否、正確にはハマルの方から僅かに目を逸らした。 「ニアの部屋でシトゥラとニアが死んでいた。」 「例の痕も両方に残っている。 来たい奴は来るといい。」 簡素にそれだけを会議室に告げて、ニアの部屋に戻る。 (18) 2021/04/22(Thu) 23:02:53 |
![](./img/stargazer/034_b.png) | ブラキウムは、カウスの話を聞いても動じませんでした。 ボードに加わった名前を見ても、泣いたりしません。 ポケットには手触りの良いハンカチが入ったままでした。 (19) 2021/04/22(Thu) 23:03:27 |
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