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【人】 女子大生 ミオン[きゃいきゃいと思い出話に花を咲かせる空気は、 まるで女子二人のものの様であったけれど。 移り変わった話題は、いつか来る別れの日を想起させた。 お互い、やだやだー!って子供みたいに言えないところが、 時の流れを一層感じさせた] すぐ…… そうだね……… [「すぐ」という言葉には兆しが見えないものだから、頷けなかったけれど。「20年があっという間だった」はわかるから、頷いた。 そのまま短い間だけ俯いて、 立ち上がって、切り替える様に探索を続けたのだった] (9) 2020/02/05(Wed) 5:10:12 |
【人】 女子大生 ミオン[プレイグッズ……じゃなかった、着替えになりそうな衣類を見付けた際、 彼の傍に何か落ちた気がしたけれど、 認識する前に彼の足によって押入れの暗がりへ旅立った。 何だろう?と思ったけれど、 色鮮やかな着物に魅入って、楽しそうに勧めてくれる彼の顔を見ていたら、忘れてしまった。 衝立の向こうで、同じ様に着付けに苦戦する様子に少し救われたのに… 小袿姿で現れれば笑われて、あっけにとられた。 それから、むう、と頬が膨れた。 自分だってビミョーな着付けじゃないか。 見た事ない姿で、いいなっては思うけど。 褒められたけど、どういう意味の可愛いかわからない。 でも「可愛い」って言葉にだけ反応して、 頬の色と口元は簡単に喜びを現してしまったけれど] ……落ち込んでないよ。 [どうやら彼は、着付けが上手くいかなかった事や、笑われた事を気にしていると思ったらしい。 背を向けた己に、必死に言葉を掛けてくれた。 おねーさまのせいじゃない。 でも、 「全部が可愛い」なんて、 やっぱり私は、きっと澪と同じ存在] (10) 2020/02/05(Wed) 5:10:23 |
【人】 女子大生 ミオン……ふふ [彼の言葉で沈みかけた気持ちは、 泣き真似をする彼の声で浮上する。 肩越し、ちらりと彼の面白い顔を振り返って笑ってから、 御帳台の方へ歩を進めた] (11) 2020/02/05(Wed) 5:10:35 |
【人】 女子大生 ミオン[気遣ってもらってしまったし、後でお茶でも淹れてあげよう、とか思いながら御帳台の内を調べていた。 今迄見付からなかった怪しい物を確かめてもらおうと、彼を呼んだ。 賑やかしと同意見と応援を得て、 殺る気満々に手に力を込めていたけれど、 着付け同様、空回ってしまった様。 助け舟を出してくれた彼に代わってもらう前に、 心臓がびっくりひっくり返りそうになったのは一瞬で、 畳より近い何かに受け止められる。 と、思ったら、やっぱり視界がひっくり返って、 寝転んでしまった様だ] (12) 2020/02/05(Wed) 5:10:59 |
【人】 女子大生 ミオン[ぶつかったのはおねーさま。 抱き止めてくれたのもおねーさま。 下敷きにしたのもおねーさま。 支えてくれた腕が解かれる前に瞬時に理解して、 声を漏らした彼を振り返った。 帳の中の彼は、 何か魔法でも使ったのだろうか。 いけない事に思考を染めて、 触れてはいけない人に近付こうとした自身を寸で引き戻す……] え……? [でも、距離を取った筈の彼の手が近付いて、 その距離が、さっきよりも近くなってしまった。**] (13) 2020/02/05(Wed) 5:11:06 |
(a7) 2020/02/05(Wed) 5:18:22 |
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