203 三月うさぎの不思議なテーブル
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| [――花を。 見に行こうか、って言ったら、どんな顔するんだろう。 好きな花で、食べる方を思い浮かべるようなひとに。 赤いリボンの日 >>96もまだ来ていないのに、気の早い話*] (131) 2023/03/12(Sun) 13:56:22 |
| (a27) 2023/03/12(Sun) 13:58:48 |
| [延命楽。他にもあるけども。 素材そのものの味はそれほどでも、ということもある食用花のその中で、 とにかくこの紫色の食用菊は食感がシャキシャキとして、香りも良いし、と語ってしまう] ミモザ、丸い黄色い花がたくさん房になってるやつ 花束や花瓶に生けても綺麗だけど [まさにミモザサラダのあの卵の黄身の姿] ……髪に挿しても可愛いだろうなって [そう思ったから口をついた >>119のだと、後から気づいたりする。 花のコサージュの髪飾りは大輪だけど、小さい珠飾りのような差し色もいいなと] (132) 2023/03/12(Sun) 14:17:59 |
| [魚介類のムース仕立ては人気のある提供法。 ぽそぽそにしないのが肝要で、うまくいったようで嬉しい >>126] 美味しい? 良かった 昨日もムースに挑戦したんだけど 柔らかさを追求したらどたばた運搬中に揺れで崩れちゃって、もう やっぱり出来立てを食べてもらえるって大切なものだね [ため息。 リベンジ成功かな? やった*] (133) 2023/03/12(Sun) 14:26:38 |
―― 二品目 ――
[新じゃがを手に取ったら、まずはよく洗う。
皮がついたまま使いたいから念入りに。
一口大ぐらいになるように、大きさは6等分ぐらい。
手を入れた後は、
キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取って。
牡丹海老はお腹の殻を剥いてから尻尾へ。
そうすると頭も尻尾もちぎれることなく綺麗に剥ける。
頭と尻尾をそのままにするのは、
見た目にも楽しんでもらいたいという思いから。
こちらも下処理を済ませた後、水気を取って。
彩りにはアスパラを。根本を切り落として。
固い部分はピーラーで剥いて、5cm幅に。
次に手にしたのはスキレット。オリーブオイル。
勘のいい人ならばもう何を作るかは察せるだろう。]
[みじん切りにしたにんにくとアンチョビを
アスパラと一緒に入れ、いい香りがしてきたら。
新じゃがが柔らかくなるまでふつふつと。
後から海老を入れたら、今度は赤く色づくまで。
仕上げにパセリを少し散らして緑を深めたら。]
海老と新じゃがのアヒージョ。
こちらもお好みで、七味をかけてください。
[熱々のスキレットを木板に乗せてテーブルへ。
食べれない海老の部分は、殻入れを一緒に添えて。*]
うん、楽しみにしてる!!
[また作るという彼に元気よく頷いてそう答えた。
ちなみに自分もお返し的なものを
したいという気持ちはちゃんとあるんだけども
それは今は心のうちに秘めて。
玄米茶を火傷しないよう飲み干し、
コップを彼に手渡した。]
――――、
[一瞬虚を突かれて、ぽかん、としたあと。
間近で微笑む彼の表情と台詞に
ドキリと大きく心臓が跳ねて。]
〜〜〜っっ、!!
[ぶわわ、と頬が熱くなった。]
なっ、
も、……っっ、も〜〜!!
うーー……
[
だから不意打ちはずるいってば!!!
こんなところで、とか。誰かに見られたら、とか。
そんなことよりも愛おし気に目を細める彼と
うるさい鼓動の方に意識が持っていかれて。
赤い顔のまま、先程とは逆に
ジトッとむくれたような顔で
彼を見つめる玲羅だった。]
……私も好きだよ。
[拗ねたようにぽつ、と小さく返して。]
[そんな一幕を挟みながら両親の話を。]
うん、そうなんだと思う。
[色々あって迷惑も心配もかけたと思うけれど。
ずっと見守ってきてくれた、大事な両親だ。]
……そう、なのかな。そうかも。
ふふふ、ありがとー。
[頑張って来た――と、自分では
普段あまり意識することはないけれど。
なんだかしみじみとそう言われると
過去の色んな自分を肯定してもらえたようで。
胸に響く温かさに頷き。]
[そんな話をしながら弁当をたいらげて。
ごちそうさまでしたと手を合わせる。
後片付けを手伝いながら]
希望すれば結構色々作れるみたいよ。
ネックレスとか、ピアスとか。ブローチとか。
……えっ?あ、ありがとう。可愛いでしょ。
せっかくだから春っぽいネイルにしてみたんだー。
[爪を褒められて照れながら。
好きなアクセサリーを尋ねられば。]
私、髪伸ばしてるからさ。
髪飾りは色々集めるの好きだし、
ネックレスもイヤリングも時々するよ。
でも……
[少しだけ、間を置いて。]
あのさ。どうせ一緒に作るなら。
…ペアリングとか……欲しいな、って。
思ったりするんだけど……
[もじ、と少し気恥ずかしそうに申告してみたり。**]
| ― 前菜がトリプルで美味しかった話 ― へへ〜いいだろ〜。 [勤務中の嘉数からの「いいな」 >>129の一言に、カウンターからちょっぴり意地悪な笑みを向けながらも。 セロリのごま油のことになれば、邪気なくうんうんと頷き返した。] 今度、自分でもやってみるぜー。 ……うん、あれ食べた時、レシピパクれないか ……いや言い方悪いな…… 真似してみたいなって思ったもん。 漬物系はちょっと自信なかったからさ、私。 [筑前煮や土佐煮といった和食もこなす速崎とはいえ >>3:261、当人なりに苦手を意識するものはある。 『うさぎ』の夜営業の性質上、極力不得手な分野は作らないようにしていたけれども――。 ともあれ、他意なく口にした感想に返ってきた、浅漬けの美味しさの話題に、この時は至って他愛なく笑っていた。] (134) 2023/03/12(Sun) 15:28:51 |
| [賄いで知っていたコンソメの味わいを、客の立場で美味しいと話す機会はなかなかなく。 今日のコンソメも自信作、という言葉に >>130、にんまりと笑う非番の身であった。] (135) 2023/03/12(Sun) 15:29:08 |
[ 好きな食べ物。
これまで何度も聞かれてきたことだ。
日常生活に置いても、仕事上でも。
当たり障りのない答えを要するものも。
時にはスポンサーの顔色なんかも
伺っていたかもしれない。
何を食べても、おいしく感じられる
味覚には感謝していたけれど。
知らないものをここで食べる度、
好きなものは、増える一方だったし
ああ、これ好きだったんだな、と
気づくこともまた、多い。 ]
[ 甘じょっぱいつゆには、
鴨肉の風味が移り、より香り豊かに。
肉厚な鴨肉は食べごたえも十分に
ありながら、柔らかい。
鴨なんてそんなに頻繁には
食べないけれど、これもまた
ああ、好きだったんだと、口に入れて
気づいた
そういう気付きを得る時、
カウンターの中には、君がいる。
本日もご機嫌麗しく筆舌に尽くす感想を、
それに対する返答を、
聞きながら、最後の一滴まで残さず
鴨南蛮を平らげる頃には、
鰹もいい具合に、揚がっていただろうか。 ]
あぁ、……え、うわ、旨い
[ 鰹の竜田揚げ、下味をつけているであろうことは
調理の過程を眺めていれば、知れた。
ほんの少しわかるようになってきた
とも言える。
味の想像も僅かになら、想像できるように
なってきたと思う。 ]
この旨味、好きなやつだ
にんにくと、醤油?
あとはまだ、わかんないけど。
[ 続けて、二つ口にして咀嚼し飲み込んだ後の
炭酸が、また美味しくて美味しくて。
神田くん同様、そこそこ腹は膨れていたけど、
もう一杯だけ、の酒は注文しただろうな。 ]
| ― そしてメインをたっぷりと ― [パクチーを含めたフレッシュハーブのラズベリーがけをもっきゅもっきゅ咀嚼し、淡白ながらも旨味の効いたファルシに舌鼓を打ちながら、ソースまできっちり完食。] ごっちそうさま〜…じゃないや、まだ。 [早速追加注文を頼もう……としたのだが、この時は後回し。 先程遠藤が口にしていたこと >>133に、ムースをちゃんと食べきった今、口を開く。] 昨日、マジ大変だったんだなーシャミー。 お出しするムースが崩れるとか死ねるわ……。 [その日は『うさぎ』で遠藤の姿を見なかったから、この話はすぐにケータリングの方のことだと判った。] (136) 2023/03/12(Sun) 15:31:21 |
うん、海外ドラマも結構あるよね
え。
……観れる、けど
[ 以前続々と再生されるから見てしまったと
言っていた海外ドラマは自分も見始めた所
だったはずだが、『戦隊モノ』の言葉の
指し示す所に気づいたら、わかりやすく
照れるように片手で口元を隠した。
だけどね、そう言われてしまうと、弱い。
日曜朝ではない時間、若かりし頃の
映像を君と、見る。その時、どんな顔を
するか、想像に易かったな。* ]
[ 帰り道、今日はチャンスを掴めた日だった。
こういう日、これから増えていけばいいと
願っての来店時刻がうまく噛み合っての帰り道。
面白くないという顔をした後に、
絡まる指に力が伝わる。 ]
……そう
[ 反応は割に素直な方だとは思ってる、自覚ある。
だけど、回りくどい言い方をすることが、
あることにも、自覚はある。
伝わっているかな、伝わっていないな。
小さい男だと思われるかな。
話してみたかったなら
器の大きい男なら機会を作ることくらい
なんでもないことのようにやってのけるのだろうか。 ]
葉月、いいヤツだけど
那岐くんが構われて、楽しそうにしてたら
妬くんだけど。
[ 拗ねるみたいな顔、あんまり見せたくは
なかったけど、君に関すること、
わりと心が狭いようで。
器の大きい男には、程遠い言葉を言い
握った手を引き、口元へ持っていく頃には
もう笑ってたと思う。
少しずつ距離が近づくように、敬語が崩れ
始めているの、嬉しかったし、可愛いと
思っていたから。 ]
| [そしてこの話で、今日のムースがリベンジであったのだろうとも察せられて]
うん。うちいるとやっぱ、どうしても、出来たてが いいなーってなっちゃうし……。 今日のムース、めっちゃ美味しかった。ありがと。
[『うさぎ』を「うち」と呼びながら、のんびりと笑って、そう話したのだけれど――] (137) 2023/03/12(Sun) 15:32:47 |
あいつ酔ったら『お母さん』とか言いそうだけど
驚くかな、どうだろ。
好きな人口説きますって宣言してその後
俺一直線に君に向かっていったから
案外気づいてるかもね。
[ 夜
桜
が月明かりに照らされて美しい。
柔らかな光のもと、
そう言いたくなる気持ちが、
分かってしまったので。 ]
綺麗だね
[ 自然と口から溢れだしてしまったな。* ]
| ……ってかシャミー、大丈夫? 最近、ケータリングの方、忙しいみたいとは思ってたけど。 そっちの方、負担とかない? [現場の咄嗟の判断で挽回できる場面もあるが、基本的に「注文したムースが崩れていた」はクレームを呼ぶ事故。 「挑戦」とはいえ起こったその出来事に、速崎は笑みを消して、少しだけ眉を下げて問いを零し――] ……と。そうだ。 作るのゆっくりでいいから、 アイリッシュシチューも頼んじゃおっかな、シャミー。 [その人も「いいな」 >>78と言っていたそれを追加でオーダー。 「大丈夫」とついさっき問うた手前に、こんな注文をしてしまうケイだったという。*] (138) 2023/03/12(Sun) 15:37:47 |
[熱いお茶を、零してしまわないように。
火傷しないように。受け取って。
玲羅が真っ赤になった。]
……ふふっ。
[胸の内がくすぐったくて温かくて。
おでこにおでこをコツンと当てたら、顔を離した。
牛さんになる玲羅も可愛い。
小さな囁き声に、胸の奥から笑いが零れた。]
[玲羅を育てたご両親。
何時か会ってみたい。
この明るく芯が強く優しい人を、育てた人。]
ううん。頑張ったのは玲羅だから。
……でも、ありがとう。
何時かご両親にも会ってみたいな。
[そう微笑んで。]
[お弁当を片付けながら。
春色のネイルも可愛い。
本当に自分の魅せ方を知っている人。
アクセサリー、何色が似合うかな?
髪飾り、ネックレス、イヤリング……
考えて居れば、少し恥ずかしそうな囁き声。
俺は愛おしくて、幸せで、顔が綻んで。]
もちろん。作ろう?
俺が玲羅の作るから、玲羅は俺のを作って?
[ガラス石とか入れるんだろうか?
何色が似合うかな?何色が好き?
でも今一番聞きたい事は……]
| 丸い花がたくさん房に。 やっぱ見たことないかも。花自体は。 [ >>132絵とかでは見たことあるかも、くらい。 実物の記憶はないや。] ……髪に? [なんとなくシャミさんのまとめ髪を見てから――あ、と気づく。 自分の髪につけてた髪飾りに、触って。] 似合うと思う? [いつもはつけない、黄色の花。 でも、かわいいって言うなら、気になるじゃない。] (139) 2023/03/12(Sun) 15:50:13 |
| ……ね。 ミモザの花、見に行きたい。
今度出かけるのだけじゃなくて、さ。
[営業時間中にするには、プライベートなやり取りかもしれない。 けど、もう胸に秘めたままにするには、難しい。] (140) 2023/03/12(Sun) 15:53:32 |
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