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![]() | 【人】 白瀬 秋緒………………、 絵音、さん [ やや距離のある位置のまま、名前を呼ぶ いや、無視されたかもしれないし、後側のドアから逃げられたかもしれないけど もし彼が、そのままなら、 ] …………今、何を、考えてる……の? [ 普段の粗暴な口調は鳴りを潜めて、 わりと、曖昧な聞き方をした 彼も今日ずっと、こちらを気にしてるとは、知らないまま ] (510) 2022/10/16(Sun) 17:14:49 |
![]() | 【人】 白瀬 秋緒[ 臆病だな、と思う 普段の口調が崩れたのは、彼の前では昔を思い出すというのもあるけど、 きっと、彼に――“嫌われたくない”と思うからだ 教室を辞める時に挨拶をしなかったのも、面と向かって見限られるのが怖かったからで、 ……哀れみの目を、向けられたくなかったからで ほら、「秋緒ちゃん」にとっての「絵音くん」は王子様だったから 嫌われたくなかった ……嫌いになりたく、なかった 嫌いになりたくなかったのに、 久しぶりに会ったら、そんな格好してるから 勝手な理想が崩れて、拗ねて、 ……また、避けて ……「絵音さん」って呼び始めたの、いつだったかな たぶん教室を辞めてから 姉についていった先で偶々顔を合わせて、その時だったかな ] (511) 2022/10/16(Sun) 17:15:57 |
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![]() | 【人】 金海 叶冬[ 皆より少し遅め登校になったので ボクはあやちゃんの髪型が普段と違う理由が 寝坊によるものだとは知らないままでした。 三つ編みだってよく似合っています。 昨日は途中からボクはふらふらしていたから 後ろにくっついていいよって、 あやちゃんが言ってくれたのに。 最後どんな話をしたかも定かではなくて ユウレイの、話。 あやちゃんとしましたよね ] (514) 2022/10/16(Sun) 17:21:46 |
![]() | 【人】 金海 叶冬すごくはないです、すごくは ちいさな頃見えた気がしただけなので 怖かった、……怖かったのでしょうか。 そうなのかもしれませんね。 [ 何をするわけでもなくそばにあって 時折視界を奪って そうすれば指先がつめたくなってゆくのが ボクにもわかるんです。 だきしめられてるのかな、……って。 ぼんやりしたくろいもの、幽霊? ちいさなボクはその感覚がこわかった。 めを頑張ってひらいたら なんとか 遠くにいってくれて。 怖がらなさそうなどころか 少しわくわくしていませんか? おにいがもしあやちゃんの事をちゃんと知れば おにいは大興奮するのかもしれませんね。 可愛くてミステリ耐性有、そして可愛い。 想像がついてしまいました…… ] (515) 2022/10/16(Sun) 17:23:02 |
![]() | 【人】 金海 叶冬[ 放送部の特権を教えてくれたこと、ありましたよね。 一番好きな歌を聞いてくれました。 いつか、夢の向こうに! ユメリンの代名詞とも言えます。 よく放送でかかっているその台詞がはいった曲と 違う曲をボクはあやちゃんへ伝えました。 ] (516) 2022/10/16(Sun) 17:24:53 |
![]() | 【人】 金海 叶冬『月影のさやけさ、 秘めたる願い』 っていう曲があるんです。 バラード系だからお昼には向かない気がするんですが ボクは大好きです。 ユメリンの声がすごく優しくて。 寄り添ってくれる気がするんです。 (517) 2022/10/16(Sun) 17:26:13 |
![]() | 【人】 金海 叶冬[ 声質は似てないけれど、そうですね あやちゃんの声はこの今日のユメリンに 少し近い気もしました。 そんな話もしたのにね、ボクは ] (518) 2022/10/16(Sun) 17:28:40 |
![]() | 【人】 未國 聖奈── 朝:小鳥遊 ── 「 安心を得る、噂話…? ………ああ、なるほど…… 」 安心を得る噂話、の意味が分からず問うたら、 小鳥遊は野放し≠フくだりを話してくれたろうか>>499 聞けたなら「なるほど」なんて呟いて そうじゃなければ…… ひとりで唸っていたのかも。 安心を得るための噂話。 怖さを盛り上げるための広がりすぎた尾鰭。 若しくは、そう。 魂を差し出しても意味があるような願いが叶えられる …そういう噂を流しておけば、 旧校舎には態々足を運ぶ人もいないだろう、という 誰かの魂胆…かもしれなくて。 ───── それは、兎も角。 (520) 2022/10/16(Sun) 17:34:22 |
![]() | 【人】 未國 聖奈 いつだって小鳥遊は淡い笑みを浮かべている。 ……時々。本当に、時々だけど、 小鳥遊がどっか、遠くに行っちゃうような そんな気がしてならなかった。 事情はわからないよ、聞いたことがないもの。 だけど、だけどさ。 あたしは、そう感じるたびに思ったよ。 私の、勘違いだったらいい って。 (521) 2022/10/16(Sun) 17:34:58 |
![]() | 【人】 未國 聖奈「 君 も ?……ううん、そういうんじゃ、ないけど…… 」 言葉尻を捉える。 誰かに言われたことがあるのだろうか。 正直お人好しだとか優しいとか、 そうだね、そういう言葉で括られる評価とも少し違う だけど、聞かれない限りは、 じゃあどう思っているの?に付け足したりはしなかった ………聞かれたら? あたしは、どう、答えたんだろう。 (522) 2022/10/16(Sun) 17:35:13 |
![]() | 【人】 未國 聖奈 少し、ほっとしたんだ。 だけど、 少しだけ だったんだ。小鳥遊の意外と高め≠フ言葉の裏に 一番上じゃない、可能性が見え隠れしたから。 言葉にしなくたって、そう感じたの。 感じたけれどわからない≠ゥら、 あたしはまた、きっと不安になる。 不安を隠すために、またあたしは、笑う。 (524) 2022/10/16(Sun) 17:35:47 |
![]() | 【人】 未國 聖奈「 あ、待って 」 この話はここでおしまいと言わんばかりに、 先に歩き出した小鳥遊を追ってチャリに乗る 追い抜くのは、時間の問題。 さすがに歩きに負けるつもりはないよ。 「 お先に! 」 あたしは小鳥遊を振り返ることなく追い抜いた。 どこか不安な気持ちが隠しきれない笑顔が、 **小鳥遊に見られませんように。そう思いながら。 (525) 2022/10/16(Sun) 17:36:09 |
![]() | 【人】 天ヶ瀬 青葉ちゃんと名乗ったのは、 もちろん相手の名前が知りたいからで。 「 少なくとも3日間は 運命共同体みたいな感じになっちゃいましたけど よろしくお願いしますね。 」 よかったら料理部にも遊びに来てくださいね、と 部の宣伝も抜かりなく。 もう卒業していく3年生だったとしても 人が人を呼び輪を作るのだ。増えろ部員。 * (527) 2022/10/16(Sun) 18:04:19 |
![]() | 【人】 白瀬 秋緒[ 夜が明けて、『一日目』 授業中、ぼんやりするのはまあ何時もの事かもしれないけれど 昨夜の姉の表情が、>>355 今朝の姉の表情が、>>431 ふっと頭を過ぎっていく それでも姉は、己を嫌いにならないであろうことはもう散々身にしみているし、 むしろ、己を心配する方に行くだろう、と思う もし姉が大木に誘われていたとしたら>>0:60 ……昨日のこと、大木に聞きそうだ。あいつはそういうやつだ 「昨日の夜、何かあった?」とか「秋緒の様子がおかしくて……」とか うっ……わ、面倒くさ。と、ここで初めて、己の行動を少し後悔した でも相手から態々声を掛けられるなら、少なくとも無視も逃げもしないし、 ]偶々顔を合わせても、苦々しい顔をするだけで、避けはしない。……と、思う (528) 2022/10/16(Sun) 18:19:06 |
![]() | 【人】 白瀬 秋緒[ 姉がそういう話をしそう、という意味では、もう一人思い浮かぶ人がいる 鈴掛未早。 姉と同い年で同クラス、同じ生徒会所属、 そもそもピアノを通じて知り合った人だから、姉との付き合いも長い きっと、姉にとっては、少なくともあたしのことを話題にするなら、一番話しやすい人のひとりだろう 「秋緒に怒られちゃった」とか言ってるかもしれない うわ、面倒くせー もし未早が昨夜の集いに行っていたと知っているなら、そちらについても聞きそうだ ] (529) 2022/10/16(Sun) 18:19:37 |
![]() | 【人】 白瀬 秋緒[ 鈴掛未早という人は、姉の友人であるし、生徒会所属、であったけれど 己にとって未早は、生徒会役員である前に昔馴染みだった ピアノのコンクールは、幼い頃に何度か出たことがあるけれど、 未早を知ったのは、姉に紹介されたからだ>>33 たぶん、その時は己もまだ無邪気で、 未早ちゃんもコンクール出てるんだ、すごいね、とか言っていたはず コンクールに出たことはあっても、己は特に賞を取れるような実力ではなかったし、 姉と比べられるのが嫌で、参加も辞めてしまっていたから それから顔を合わせれば、普通に会話はしていた。たぶん、姉もその場にいることが多かったが だけど、己が姉を嫌うにつれて、 また、己はピアノも辞めてしまったし、もしかしたら彼女もその頃には辞めていて、 顔を合わせることは少なくなっていたのかもしれない それでも未早は、姉とはタイプの違う人間であるからか ずっと、そこまで苦手意識を持たずに来ている 眩しくて死にそう、とか、>>34 未早から話を聞いたのは、何時頃のことだったか 思ったのは、あー……わかる、ということで その気持ちは、分かる気がした 姉が嫌いだという、奥底までは話したことがない けれど、己の変化を見れば、未早には姉を嫌っている事はお見通しだっただろう そんな未早に、なんとなく仲間意識を持ったまま、今に至る もしかしたら、メッセージで個人的にやり取りしたことも、あったかもしれない ] (530) 2022/10/16(Sun) 18:20:40 |
![]() | 【人】 白瀬 秋緒ああ……こんばんは、未早さん [ 秋ちゃん、と昨夜声を掛けられたなら、 己も普通に返事をした 先輩である以前に昔馴染み故に、先輩よりもさん付けになってしまう こんなところにいるのが珍しいなと、そんな目では見ていたかもしれないけれど 未早を見掛けるのは、生徒会以外では、合唱部のステージで 昔と同じようにピアノを弾く姿 ピアノを辞めたことは、姉から聞いていただろうか それでも、なんというか、 まだピアノを弾いている姿を見て、なんとなく、安心していた 己や絵音のように、弾くこと自体を辞めてしまっていた訳ではない、と。勝手に ** ] (531) 2022/10/16(Sun) 18:21:13 |
白瀬 秋緒は、メモを貼った。 ![]() (a59) 2022/10/16(Sun) 18:33:00 |
![]() | 【人】 帰宅部 津崎絵音── 放課後/2-C教室 ── [ 廊下から聞こえる足音も、意識の内には無い。 下校していく生徒の姿を見ているようで見ていない。 それでも名前を呼ばれれば、我に返るというものだ。>>510 窓の向こうを見つめることを止め、 目前に立ち並ぶ誰も座っていない幾つかの机を捉えた視線が、 ゆっくりとドアがある教室の右側へ移動して、 ああ、開いたままだったんだと思う余裕も無く>>508 ──声の主の姿を認識し、目を見張った。 今日一日、画面の文字列としてすら近寄れなかった相手が 気がついた時には既に境界の内側に。>>509 饒舌な軽口はおろか、自分からは声一つ発せられなかった。 ああ、しっかり姿を見たのは初めてかもしれない。 本当に姉に似ていない。 けれど、嬉しそうに駆け寄ってきた時の面影は今もそこに 勝手に見いだせてしまうものだから…… 今まで逃げていたことなんて、その瞬間は忘れてしまって。 ] (532) 2022/10/16(Sun) 18:33:21 |
![]() | 【人】 帰宅部 津崎絵音[ 問いを、向けられてしまった。 その口調は昔に近いように感じられたのだけど、 やっぱりその声を、昨夜グラウンドで聞いた気がする。 なんて、お互い様だとは知らずに確信を強めながら。 低く喉で嗤った音は、聞こえてしまっただろうか。 ] …………、 [ 教室を辞めたことは母から知るしかなく、>>511 顔を合わせた時には慣れ親しんだ呼び方も変えられていて それでも優しく微笑んで、何も言わなかった「絵音さん」は 「秋氏vちゃん、と 小さい頃のようにはいかない距離感を分かっていながら 出来るだけあの頃のように、と接したものだった。 今は口許は覆い隠され、 自嘲気味の歪む笑みを見られることはない。 認識すらされたくなかったのにな。 夏実の時もそう、上手くはいかない。 本当に逃げるなら、学校を辞めるか死ぬべきだった。 ] (533) 2022/10/16(Sun) 18:34:10 |
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