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【人】 分校教諭 添木 卓郎 (94) 2021/02/09(Tue) 22:12:23 |
添木 卓郎は、** (a1) 2021/02/09(Tue) 22:13:40 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎 (115) 2021/02/11(Thu) 1:35:46 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ そのまま大人しく腕の中に 収まってくれた…と思いきや、 彼女は自ら、首元に顔をうずめて来る。 首筋のこそばゆさが伝えるのは 小刻みの呼吸。 次第にそれが落ち着いた…と思った刹那 ふいに、彼女の唇が重ねられた。] (116) 2021/02/11(Thu) 1:36:10 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎 [ タロットから放たれた光は眩しさの臨界に達し あとは闇の帳が降りるのみ。 周囲の空間は現実味を伴わず 夢かと錯覚してしまいそうなほどだ。] (117) 2021/02/11(Thu) 1:37:04 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎──なんだ。 ちゃんと大人になってたじゃないか。 ──生徒の成長ってのは いつだって早いもんだな。 [ 塞がれた口角は自然と上を向く。 そして、もう一度強く彼女を抱きしめようとした その時── ] (118) 2021/02/11(Thu) 1:37:46 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎──after── [ 掌に乗せた顎がずるり、と滑り 顔面が机に衝突しかけるのを すんでのところで耐える。 どうやら俺は頬杖をついて デスクの上で眠っていたらしかった。 上体を起こし周囲を見渡せば ここは無人の職員室。 しかし、立ち込める埃臭さも鈍色の空も そこには無く。 窓を見やれば、茜色の空に照らされた 波一つない海面が、きらきらと輝いていた。 平和な日常だ。気怠さを感じる程の。] (127) 2021/02/11(Thu) 23:26:09 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ ついさっきまでいた空間は、 夢を見ていた…にしてはあまりに 生々しいモノで──特に最後に夕凪と抱き合った 感触は未だに全身に── 彼女の付けていたルージュが 自分の唇にしっとりと残っているような 錯覚を覚えた。] (128) 2021/02/11(Thu) 23:27:25 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎『……先生が急に居なくなって。 私たちが先生を軽蔑したと、先生がそう 思っていたなら、 今も、そう思っているなら それは違うよ、って、皆伝えたかったの。』 (129) 2021/02/11(Thu) 23:27:57 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ …確かめる術は、ある。 4年前の出来事についての事実確認。 そして、夕凪と記憶を共有しているか否か。 それでこの摩訶不思議な体験の裏付けが出来る。 あの時は自分と夕凪の事に必死だったが 元の世界に戻ってこられた今となると あの場で知り合った者達──ネリーや柚乃、スバル (彼らは全員間違いなく帰還できているだろう) と連絡先を交換しておけば良かったな、と考えた。 そうだったら事が一件落着した今からでも この事象についてある程度の説明を加えられた かも知れない。] (130) 2021/02/11(Thu) 23:28:38 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ しかしまずは…知っている人を訪ねるのが先決だ。 当然、理由は事実確認だけではない。 夕凪に貰った暑中見舞いの葉書。 ここに書かれた住所に行くには、 1日2度出港のフェリーに乗り、各停に揺られ、 そこから飛行機に乗らねばなるまい。 本日は金曜日。 他に何も考えられぬまま 俺は職員室の席を立つ。] (131) 2021/02/11(Thu) 23:30:01 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ 窓越しに遠く、 こじんまりとしたフェリーが船頭を 本島に向けようと動いていた。 日は沈みかけ、上空を包む夕陽の色は 最後の輝きを振り絞らんと言わんばかりに 紅く燃える。 文字通り水を打ったような地平線は少しも 歪むことなく、燃える光を受け止めて煌めいた。 ── 夕凪 の時間帯だ。] (132) 2021/02/11(Thu) 23:30:52 |
【人】 分校教諭 添木 卓郎[ きっと、この赤く燃える色は彼女によく 似合うだろう。 気付けば手中に握り込んでいた恋人のタロットを 一瞥し、今度は今いるこの世界で 彼女ともう一度向き合おうと、 出港する船に向けて歩き出した。]** 〜『もしもの未来』に続く?〜 (133) 2021/02/11(Thu) 23:34:11 |
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