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【人】 福祉学部3年 小鳥遊 翔── 四限前 ── [大学構内をフラフラしていた。 部室からも逃げてきたし、学食からも逃げてきた。 まだもう少しだけ時間がある。 けれど、そんな中でぼんやりと空の色を眺めたりしていた。] …へいわ。 [さあて、今度はどんな映画を見に行こうかな。]** (272) 2020/11/16(Mon) 20:39:57 |
【人】 福祉学部3年 小鳥遊 翔─ ずっとずっと前のこと ─ [初め、自分は映研は映画を撮るところだと思っていた。 だから誰かから勧誘されて、その仔細を知った時には少し嬉しくなったものだ。 映画を撮るのは特に興味はない。 先達が残していった様々な映画をみんなで楽しむ事ができる、それならとふらふら誘われるままに部室にやってきた。 それが、あの部屋に足を踏み入れたはじめの出来事だった。] …。 [ただ、声をかけられても>>288反応できなかった。 初見の映画だったものだから。 他の誰かは自由に会話していたかもしれないが、自分はその時に流れていた映画をじっと見つめていて、エンドクレジットになった頃かけられた声にやっと顔を上げていた。] 美容師と野獣、ですよ。 大人で現代版の美女と野獣、そのコメディタッチって所ですね。 あ、えっと、初めまして。 小鳥遊翔、です。 [つい映画に集中してしまった、と相手に向き直って頭を下げる。 それが、自分と彼との初めの顔合わせだった。]** (289) 2020/11/16(Mon) 22:10:05 |
【人】 福祉学部3年 小鳥遊 翔そうなんですよ。ティモシー…年代としてはこちらの方が後なんですかね? ボンドの時より渋みが増してる、かな。 [年齢よりも役柄のためにそう見えてのだろうか。 うんうん、と頷きながら相手に答える。 個人的には女優の特徴的な声の印象がすごく強かった。] あ、はい! ここの映研は映画を撮るんじゃなくてみんなでたくさん観るって聞きました! 昔から、両親がよく家で観てたのでわたしも一緒に見てたから、結構古めの作品ばかり見てたんですけど、両親が好きなジャンル以外もいろいろ見れたら良いなーって。 先輩はどんなジャンルが好きですか? わたしは結構雑多です。選んで見ると、アクションやコメディが多いですね。 [映画について質問されると、拳を握り締めパァッと顔を綻ばせた。 ついでに相手に尋ねる。 自分と違うジャンルなら、それはそれできっと一緒に楽しめるだろう、と。]** (294) 2020/11/16(Mon) 22:29:18 |
【人】 福祉学部3年 小鳥遊 翔あ、先輩も雑食なんですね。 ホラーやサスペンス…、あ、恋愛ものってたまに恥ずかしくなりませんか? 先輩のおすすめの作品も教えてください! [最初の印象は、落ち着いた物知りの先輩だった。 物知りと思えたのは、あの映画を見てすぐにティモシー・ダルトンに気づいた事。 一応気づいていたけれど、実は此方は言われて確信した、とちょっとズルをしていたのもあったのだ。] あ、有難う御座います。 コーヒー、ミルクだけお願いします。 でも、ここは本当良いですね。 たくさん作品並んでいるし、暇な時間入り浸ってしまいそう…。 [コーヒーを入れて貰い、二人で広げるのはもちろん映画の話。 昔の作品からその当時の最新作まで。 自分はコメディやアクション、時にアニメ作品を中心に語る。] (304) 2020/11/16(Mon) 22:49:51 |
【人】 福祉学部3年 小鳥遊 翔ゲド戦記はとても惜しいと思うんですよね。 小学生向けになってますけど、原作が結構分かりにくいし、作品の途中の物語を映画にしてしまっているからすごく伝わりにくくなってると思うんですよ〜。 [頷ける意見もあり、いやそれはと否定する意見もある。 けれど、そんな風に延々と映画の話ができることにわたしはすっかり夢中になってしまっていた。 そして、あれは?これは?と。 部室で直ぐに質問してしまうスタイルも出来上がったのかもしれない。]** (305) 2020/11/16(Mon) 22:50:10 |
【人】 福祉学部3年 小鳥遊 翔え、そ、そんな。 わたしなんてまだまだですよ。それより、犬鳴先輩の方が沢山。 あ、もし良ければ今度映画見に行きませんか? [そんな風に、出会った当初から映画を誘うこともあった。 それが途切れたのは、自分が二年の頃。 あまり部活に来ない人に告白されて、一応それを受けた頃だった。 別れた後、そんなに間を開けずにお誘いも再開したし、犬鳴以外も誘ったこともあったはずだが。 ちなみに最初に誘ったのは、バーフバリだった。]** (313) 2020/11/16(Mon) 23:07:47 |
【人】 福祉学部3年 小鳥遊 翔もちろん。お誘いしてるの、わたしですよ? 母から割引券もらったので良ければ。 なんかよく割引券貰ったり、試写会のチケット当てたりしてるんですよね。 半分くらい趣味で送ってるから、内容はピンキリですけど。 [名作から駄作まで。 もっと言うと、有名どころから多少これはピンクなのではまで。 当たればよしで応募する母のおこぼれはよく来るのだ。] そうそう。良いって話聞くんですけど、一人で見に行くにはちょっとなーって。 なので、一緒に来てください。 その後感想戦しましょ? [そんな風に犬鳴を始めとして、部員たちと馴染んでいく日々。 その中でいつの頃から、彼をそんな風に見るようになったのだろう。 それは、きっと。 たまたま見てしまった、彼と誰かの触れ合いに、胸をチクリと痛めたことを自覚してから。 それでもキャラじゃない、と。 今までと変わらない距離でいようとしたけれど、今は。]** (320) 2020/11/16(Mon) 23:27:43 |
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