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【人】 何でも屋 成瀬 瑛えーと、白地に茶のぶち猫…… うん、写真と特徴は一致している。 やあ!君がすももちゃんだね? [ 少し遠くで喧騒が響く街の片隅。 大通りから少し外れた裏路地で。 短く切り揃えた髪を靡かせると 顔に笑みを浮かべながら、 一人は一匹に手を伸ばした。 ] (2) 2020/07/22(Wed) 23:29:16 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛もしもし、所長? すももちゃんは飼い主のところに届けたよ。 うん、衰弱してる様子も無し。 で、次の依頼は何だろ? [ 自慢じゃないけど、あたしが勤めている会社は、 どこに出しても恥ずかしくない、立派なブラックだ。 一つ依頼をこなせば、次の依頼が待っている。 そんなのは当たり前だから。 迷い猫の探索を無事に終えたあたしは スマホを片手に当然のように口にして、 返ってきた言葉に首を傾げた。 ] (4) 2020/07/22(Wed) 23:33:35 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……………へ、休暇? [ なんだろう、どこか懐かしくて暖かい響き ……じゃなくて! 所長の気が変わらないうちに、 あたしは言質を取るべく言葉を並べた。 ] (5) 2020/07/22(Wed) 23:35:15 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛休んでいいの?本当に?? えっ、しかもリゾートホテルで!? どうしちゃったの所長、頭ぶつけた?病院呼ぶ? ああ、なるほど……あの件かー。 [ 話を聞けば、得心が言ったように頷く。 話をまとめると、とある浮気調査の依頼対象が そのホテルに宿泊予定で。 証拠固めのためにこちらも宿泊の予約を取ったものの。 伴侶の不貞に精神が耐え切れなくなった依頼人が 証拠を得る前に暴走してしまって、その計画もぱぁ。 対象がそこを利用することもなくなり 結果、予約が宙に浮いてしまった……と。 ] (6) 2020/07/22(Wed) 23:38:14 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛まあ、今からだとキャンセル料も 殆ど戻ってこないしね。 了解!成瀬瑛、休暇を楽しんできまーす! [ うちの所長もいいところあるね! と、浮き浮き気分で電話を切ろうとして。 ] ─── は? 宿泊費用は給料から天引き?? [ 最後に添えられた一言に、 あたしは思わず罵詈雑言を並べまくった。 ] (7) 2020/07/22(Wed) 23:39:51 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛いや、うちの会社絶対やばいでしょ…… [ 絶対、労働基準法とかそう言うの 引っかかってるよ……。 スマホをしまいながら小さく溜息をつく。 それでも自腹とはいえ 久しぶりの休暇は楽しみだし。 学歴も、帰る場所もない私は、 ここで頑張って働くしかないからね。 ]* (8) 2020/07/22(Wed) 23:42:16 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a1) 2020/07/22(Wed) 23:47:58 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛やっば、休暇が溶ける…… [ 柔らかなベッドに包まれて、微睡の中で呟いた。 無事チェックインを済ませ、部屋に通されて。 ベッドに沈み込んでからの記憶がない。 あまりの寝心地の良さに、 普段規則正しい生活を送っているとは言い難いあたしは あっという間に眠りの世界に誘われたみたい。 ] (43) 2020/07/23(Thu) 14:44:02 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 睡眠も立派な休暇だけど。 せっかくいろいろ出来るみたいだし…… 鋼の精神でベッドと別れを告げ、軽く伸びをする。 備え付けの洗面所で顔を洗い 動き易い服に着替えれば、 くぅと小さく腹の音が響いた。 ] まずは腹ごしらえと行きますかー。 [ 部屋を出てレストランに向けて歩く。 肉豆腐foodとか食べたいなぁ。 そんなことを考えつつ、 どこかに困っている人とか、いないかな? そんな風に視線を彷徨わせてしまうのは もはや職業病。 ]* (44) 2020/07/23(Thu) 14:44:17 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 肉豆腐に思いを馳せながら。 ロビーを通過する途中、 鏡みたいにピカピカに磨かれた壁に映る自分を見る。 ぴょんと跳ねた癖毛を押さえつけるように撫でて。 直ぐに元に戻る光景に、小さく笑い。 ……それが許されなかった過去を思い出した。 ] (45) 2020/07/23(Thu) 15:54:02 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ ……あたしの両親は、とてもきっちりした人で。 癖のついた髪なんて、許さなかった。 だから毎日しっかり固めてた髪は、ひどく窮屈で。 頭部を締め付けるような感覚に、 当時のあたしは、ひどい頭痛に苛まれていた。 窮屈なのはそれだけではない。 スカートの丈から、1日のスケジュール。 全てが決められたあの家では、 呼吸をするのも難しくて。 あたしでは、あの人達の望む娘にはなれないって 早く気付ければ、お互い良かったのにね。 ] (46) 2020/07/23(Thu) 15:55:00 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ ある日、登校のために駅のホームにいた私は 高校へ向かう電車とは、反対の電車に乗り込んだ。 別に計画立ててたわけでもなく 海でも、みたいなぁって。 本当に、突発的な行動だった。 ……学校をサボるのなんて初めてだ。 両親にバレたらひどく怒られるに違いない。 見慣れない景色が流れる車内で、 それでも、背徳感にドキドキして。 ─── そのままあたしは、家に帰っていない。 ] (47) 2020/07/23(Thu) 15:55:17 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……そういえば、 前にこのホテルで仕事したっけ。 [ 和洋折衷何でもござれなレストラン。 メニュー表にはなかったかもしれないけど、 注文したらきちんと肉豆腐が出てきた。 箸で肉を摘み、空腹を満たしながら、 ホテル内のどこかにあるだろう 荘厳なチャペルを思い出す。 結婚式の友人代行。 空席を嫌う花嫁による依頼だった。 親友の結婚という設定だったから 感激に瞳を潤ませた ふりをして。 披露宴の食事を楽しみにしていた、そんな記憶。 ]* (48) 2020/07/23(Thu) 16:13:24 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 確かにお客がみっともない格好していると ホテルの品格?そういうの、疑われるかもしれない。 そこまで気にする必要はないかもしれないけど せっかくの好意だ。 ヘアワックスを受け取ると。 少し待ってて貰える? 尋ねてから、ロビー近くの女子トイレに向かう。 ] (66) 2020/07/23(Thu) 20:06:52 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ ホテルのトイレって綺麗だよねー。 そんな感想をこぼしながら、 洗面台の前に立ち、今度は本物の鏡に自分を映す。 短く切った髪は寝起きということを顧みても 確かに、手をかけているようには見えない。 今まで髪をまとめた経験がないとは言わないけど、 式の友人代行とか、彼女の振りして両親に会うとか そう言う仕事絡みが主だから。 自分の為に髪を弄ると行為は 慣れなくて少しくすぐったい。 ] (67) 2020/07/23(Thu) 20:07:57 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ きっちり抑えるのではなく、 指先で毛先を掴み、遊ばせて、軽く見せた髪を 借りたヘアワックスでふんわりとまとめた。 トイレから出て、 もし先程のお兄さんがまだいたのなら。 ] どうかな、似合う? [ 礼と共にヘアワックスを返却すると 目を細めて微笑んだ。 ]* (68) 2020/07/23(Thu) 20:08:50 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛依頼とお金があれば大抵のことはするから 何か困ったことがあれば呼んでね? [ 髪型を褒められて、 気をよくした様子を隠しもせずに。 取り出した名刺とともに、ちゃっかり営業活動。 ] 呼んでもらえたら。 いつだって、どこへだって、駆けつけるから ─── (84) 2020/07/23(Thu) 21:14:09 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ そう、去りゆく背に、 格好良く決めたつもり ─── だったけど。 それから徒歩数分のレストランで 呼ばれるまでもなく、再び顔を合わせたものだから。 ] わ。格好つけたのに、台無し! [ なんて台詞とともに、 あたしは思わず笑ってしまった。 ]* (85) 2020/07/23(Thu) 21:14:36 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ いつのことだったか。 あれは、あたしが高校の制服に身を包んで 長いスカートを履いていた頃のこと。 ] ……ね、私があの空の向こうに 溶けて消えてしまったら 誰か気付く人は居るのかな? [ 澄み渡る青い空を眩しそうに見つめながら そんなことを呟いた。 ] (99) 2020/07/23(Thu) 22:27:37 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……なんてね、冗談。 [ 窓からそよと吹き込む夏の風は心地よく。 不快に纏わり付く熱を払ってくれるのに。 強いヘアワックスでしっかりと固めた髪は 風で棚引くこともなく。 私をその場所に縛り付けるようだった。 ]** (100) 2020/07/23(Thu) 22:27:42 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a31) 2020/07/23(Thu) 22:30:52 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……どうだろ、居るのかな? [ 両親、教師、クラスメイト。 先輩、後輩。 家庭と学校、私の狭い世界に登場する人物達を 一通り、思い浮かべた後。 ] ……そっか、お兄さんは気付いてくれるんだ。 ありがと。 [ ただ、私はマジシャンじゃないから。 目の前で消えるのは無理そう、なんて 可笑しそうに笑う。 ] (111) 2020/07/24(Fri) 0:03:15 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛すごい。お兄さん、エスパー? ちょうどね、海を見たかったんだ。 [ 今は通学時間帯だからいいけど。 日が登るにつれて、 制服を着た女子高校生が歩き回るのに 不自然な時間になる。 誰もいないところがいいな、なんて。 初めて会った名前も知らない人に 泣きそうな顔で微笑みを浮かべながら、 私は縋った。 ]** (113) 2020/07/24(Fri) 0:03:22 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a32) 2020/07/24(Fri) 0:12:54 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ ただ、それだけの、話。 そう呟いて、話を閉じようとして。 ふと気付く。 ] そっか、もしお兄さんが悪い人だったら。 人気のない海なんて行ったら 私なんて簡単に殺されちゃうよね。 [ 迂闊だったなぁ。 なんて、思考が巡り始めたのだから。 少しは周りを見る余裕が戻ってきたのかも知れない。 ] (164) 2020/07/24(Fri) 11:45:57 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛いいよ、任せて。 辞書片手に、世界各国の美辞麗句を並べてあげる! [ そう言って別れた相手と>>118 辞書を手にする前に再会してしまったのは 様にならない話だけど。>>119 些か早すぎる再会の挨拶を交わしながら 不意に視線を感じれば、スマホのカメラ機能で 視線を向けないまま、その出所を確かめる。 ディスプレイに映るのは、 受け持った仕事とは関係のなさそうな 可愛い女の子だったから>>157 何事もなかったかのようにスマホを仕舞って。 あたしに覚えがないなら、ユエさんの知り合いかな? そんな風に考えながら、 改めて女の子の方を向くと、会釈する彼女に対して 人懐こい笑みと共に、手をひらひら振った。 ] (173) 2020/07/24(Fri) 12:09:08 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ さて、女の子の反応はどうだっただろう? ユエさんとは、 折角だからと食事を共にしたかもしれない。 その際は、そうだね。 肉豆腐の肉は断固拒否しただろうけど 豆腐くらいなら、お裾分けしてもいいかな。 勿論、彼とは今日初めて会った同士だし。 席を別にしたとしても、何もおかしくはない。 ] (177) 2020/07/24(Fri) 12:12:54 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ どちらにせよ、食事が終わったら。 ] ご馳走さまー! それじゃ、ユエさん。 二度あることは三度あるっていうし。 三度目の出会いもよろしくね! [ なんて、確約のない未来を一方的に取り付けて 手を合わせると、あたしは席を立った。 ]* (178) 2020/07/24(Fri) 12:13:04 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛困った…… あまり善い人には見えないね……? [ 迷える女子高生に電車賃を貸してくれた。 という一点なら善人かもしれないけど。 平日の昼間に出歩くサングラスを掛けた青年から 安心できる材料を得るのは難しかった。 そんなことを考えているうちに、 駅への到着を告げるアナウンスが響く。 ] (182) 2020/07/24(Fri) 12:36:47 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ そのままポンと、彼の手に財布を乗せる。 学生証とか、本屋の会員証とか。 大したものではないけど、 今までの私を証明する全てが入ったそれを 名も知らない青年に押し付けて。 ] 残りの代金は、出世払いでお願いします! [ そう言い残すと、 私は締まり掛けたドアから飛び出でて。 一人、海の見えるホームへ降り立った。 ]* (184) 2020/07/24(Fri) 12:37:43 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ あの悪い人は、実は善い人だったのかも知れない。 そう、認識を改めるには ……名刺が示すそこはグレイどころか、 どう見てもブラックだったけど。 こうして品行方正な女子高生は、 髪の毛を振り乱しながら街中を駆け回る社畜となり。 ゼェゼェと呼吸をしながら、何とか日々を生きている。 給料がいいとも言い難いけど、 幸い社畜には金を使う暇もない。 なので増えてしまった借りを、 いつでも返せるように。 財布には常に多めの万札を忍ばせているけど。 “アキラ”と読むのだと伝えられる日が来るかは、 わからない。 ]* (201) 2020/07/24(Fri) 13:32:03 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛あ。 [ 記憶が結びつくのと同時に、思わず出てしまった声。 もし届いてしまったら、 何でもないと言うように笑いながら首を横に振り そそくさとその場を立ち去った。 ] (203) 2020/07/24(Fri) 13:52:05 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……担任の先生だ。 [ 誰もいない通路に出ると、ぽつと独りごちる。 成人済みのあたしにとって、当然元がつくけれど。 いつもと違う電車に乗り込んだ夏の日。 あれ以降、あたしは高校に行っていないから ほんの一学期も満たない期間だけど。 面倒見の良い先生だったと記憶している。 ] (205) 2020/07/24(Fri) 13:53:12 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 決別したはずの過去。 その繋がりを感じさせる存在に、 ぞくりと背に冷たいものが流れたが。 ] まあ、生徒にとって先生は一人だけど。 先生にとっては生徒はたくさんいるしね。 バレない、バレないっと。 [ それに、 いかにも真面目な女子高校生だったあの頃とは 雰囲気も随分変わった。 彼があたしが成瀬瑛だと気付くことはないだろう。 その存在を忘却していても、おかしくはないんだから。 そう、能天気な結論をつけると、 鼻歌を歌いながら通路を歩いた。 ]** (206) 2020/07/24(Fri) 13:53:30 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a56) 2020/07/24(Fri) 13:57:07 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛役作りの為の取材?? 依頼料払ってもらえるならうちは問題ないけど。 ……うーん。 [ 肯定しつつ、言葉を濁したのは。 一応守秘義務もあるからね。 表に出せるような情報が限られているのと。 そうでなくとも。 ほら、殺人事件で探偵が活躍するなんて話は、 やっぱり、ドラマや小説の世界の話だからね。 彼のご期待の添えるものをお見せできるかは かなり怪しかったし。 ] (225) 2020/07/24(Fri) 15:45:23 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛麗央くんはさ、Gって殺れる人? [ それでも尾行したり隠しカメラを仕掛ける仕事なら まだそれっぽかったかもしれないけど。 よりにもよって、あたしが請け負ってた仕事は 害虫駆除。 えへへ、と笑いながら 取材にきたアイドルを戦力として こき使おうとしたあたしは、 なんだかんだで あの所長に毒されていたのかも知れない。 ]* (226) 2020/07/24(Fri) 15:45:49 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛── クラスメイト ── ……禿げるのは、嫌だなぁ [ 日差しを頭部で受けながら、 崩れたような微笑みで、ふにゃりと笑う。 校則通りの装いを崩さない私にとっては、 服装チェックなんてあってないようなもの。 だから彼女が当然のように減点を受ける姿は新鮮で。 少し、眩しかったっけ。 ] (231) 2020/07/24(Fri) 16:17:15 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 彼女に良いトリートメントを紹介されて 実際に使ってみたけど。 私の癖毛はどうにも頑固で。 ] ……ここだけの話ね。 私の髪は呪われているに違いないよ。 [ そんな本気だか冗談だか分かりにくいことを 大真面目な顔で告げた記憶。 ] (232) 2020/07/24(Fri) 16:17:51 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ あたしの家出は突発的な犯行だったから。 何か言葉を残すなんてこと、勿論なくて。 ある日、携帯に届いた連絡には 少しだけ悩んで。 「 元気だよ 」とだけ返した。 仕事上、危険な行為は日常茶飯事だったから。 していないとは言えなかった。 それから直ぐに新しく生きていくと決めた時。 今までの携帯を解約したんだけど。 あたしと連絡を取っていることを あの親や学校に知られたら、 彼女に迷惑をかけてしまう。 そう思って、新しい連絡先は知らせなかった。 ] (233) 2020/07/24(Fri) 16:18:32 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 「 ありがとう 」 きっと、あたしは彼女に そう返すべきだったんだろう。 それに気付いたのは、 連絡を絶って少ししてから。 ]** (234) 2020/07/24(Fri) 16:18:44 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 春から夏までのほんの短い間しか生徒ではなかった 元教え子のことまで覚えているなんて。 彼はきっとあたしが記憶しているより、 ずっとずっと面倒見がいい人だったに違いない。 確か名前は ─── そう、ジャン先生と言ったっけ。 ] (287) 2020/07/24(Fri) 19:58:50 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ あたしの両親は捜索願は出したかも知れないけど。 彼らの期待に応えることなく、姿を消した時点で。 きっと気付いたんだろう。 あたしが、彼らの娘として相応しくないって。 なので積極的に捜索することはせず。 むしろ家出した娘なんてみっともない、と。 事件を、存在を風化させようとすらしたかも知れない。 そんな、親からも不要と思われた娘。 覚えていてもらえるなんて、驚いちゃうよ。 ] (289) 2020/07/24(Fri) 19:59:40 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……せんせー、久しぶり〜 [ 数年ぶりに発見された家出娘は、 観念したように小声で振り向くと。 気まずそうな笑みを向けた。 ]* (292) 2020/07/24(Fri) 20:00:15 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛ほら、死んでる場合じゃないよ麗央くん! 奴らは1匹見たら30匹いるっていうの 割とガチだからね! 今おびき出す煙巻いたから、どんどん来るよーー! [ 殺り損ねて仕事してないなんて悪評がたったら おまんまの食い上げだ。 あたしは容赦なくアイドルを叩き起こすと 獲物を構えたのだった。 ] (296) 2020/07/24(Fri) 20:18:28 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 仕事を終えると、お疲れ様って。 麗央くんに向かってマテ茶drinkの缶を投げた。 ] 麗央くん筋よかったよ。 アイドルを首になったら、いつでもうちにおいでね。 [ なんせ慢性的な人手不足だからね。 勿論、そういうわけにもいかないだろうから 冗談なんだけど。 何か困ったことがあったら依頼してね。 炎上した掲示板の火消しとかもやってるから! と、なかなか失礼な宣伝活動をして。 ] (298) 2020/07/24(Fri) 20:19:17 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛ドラマ見るから、仕事頑張ってね。 [ それはあたしをファンだと思っている彼からすれば、 きっとなんてことのない言葉だったろうけど。 本当はそうじゃないからね。 彼の仕事への姿勢に好感を持った、その証。]** (300) 2020/07/24(Fri) 20:19:51 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a75) 2020/07/24(Fri) 22:26:50 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ それから自分も一度部屋に戻る。 シャワーを浴びたり、仮眠を取ったりしていれば 気付けば窓の外が薄暗い。 ] やばい…… 休暇が久しぶり過ぎて、 何をしたらいいのかわからない [ 謎の焦燥感に駆られながら テーブルの上に置いてあったパンフレットと 睨めっこする。 ] (380) 2020/07/25(Sat) 0:03:26 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛蛍? ここって蛍が見られるんだ、へぇ。 [ せっかくだ、普段できないことを やるのもいいだろう。 それに普段虫と接する機会なんて、 害虫駆除ばかりなんだから。 そろそろ虫に関する記憶を更新してもいい頃合いだ。 目的地をださめると、 Tシャツと短パンというラフな格好で 近くの沢に向かった。 ]* (381) 2020/07/25(Sat) 0:03:46 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 沢に着く頃には、辺りはすっかり暗くなっていた。 夏の水辺は火照った身体に心地良く。 風が吹くたびにそよそよと前髪が揺れる。 転ばないように気を付けながら 足を沢に浸せば、たちまち清涼感に満たされて。 時間帯によっては、 子供のはしゃいだ声も聞こえるんだろうけど。 ちょうど食事時だからか、人気はあまりない。 蛍の仄かな光に包まれながら 周囲の静寂に溶け込むように、そっと瞳を閉じた。 ]** (385) 2020/07/25(Sat) 0:13:21 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a90) 2020/07/25(Sat) 0:16:43 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 目を閉じ、息を吐くと。 周囲の音がすぅっと遠のいて。 自分がどこにいるのかも、忘れそうになるくらい。 思えば家を出てから、慌ただしい日々だった。 充実している、余計なことを考えずに済む。 そう考えれば利点だが、 当然、それだけではない。 ようやく訪れた休息。 音のない世界で、 自分一人だけしかいない。 そんな錯覚に、酔いしれる ───。 ] (452) 2020/07/25(Sat) 12:47:24 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……呼吸を、してたんだよ。 [ あたしと同じくらいか、少し上か。 ビニール袋を手にした青年に視線を合わせると。 最近忙しかったから、と小さく付け加え。 尻餅をついてしまった 気恥ずかしさを誤魔化すかのように、 にっと笑顔を向けた。 ]* (454) 2020/07/25(Sat) 12:49:09 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛えっ。 アイス、いいの? [ 夕飯はまだだから、それなりに空腹ではある。 いそいそと隣に座ると、ビニール袋を覗き込もうと。 取り出されたソーダアイスとバニラモナカ。 どちらも美味しそうだけど。 両方のフレーバーを楽しみたいから 二つ買ったんだろうな。 そう考えたあたしは、丸ごと一つ貰うのを 若干申し訳なく感じたから。 ] (472) 2020/07/25(Sat) 13:46:12 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛バニラモナカ、半分貰っていい? [ パキンと折れるから、 分け合うのに容易い方をねだる。 ソーダアイスも好きだけど、 こちらはわけっこするのは難しそうだから。 そっちは当たりが出たら棒を頂戴。 笑いながら、そんな無茶振りを。 ]* (473) 2020/07/25(Sat) 13:46:37 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛ねっ、気持ち良いでしょ。 [ あたしが誇ることではないけど。 時折吹く風の悪戯に髪を片手で押さえながら 得意げに笑う。 それから並んで、黙ってアイスを食べる。 当たりなんて出ないのは、百も承知だ。 それでも、隣から聞こえるしゃくしゃくと氷を食む音は 耳に涼しくて、少し得した気分。 ] ……サンドイッチは食べやすくていいよね? [ 片手で口に放り込めて野菜や肉も取れる。 社畜に優しい食事だ。 先程からたくさん食べ物をもらっているけど。 この人、あたしを犬か何かと思ってないだろうか。 そんな心の声を否定するには、 差し出されたクラブサンドは魅力的過ぎた。 ] (509) 2020/07/25(Sat) 15:07:53 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……えっと、さっきから貰ってばかりなのは なんだか心苦しいので? 代わりにバニラモナカをお渡しするね……? [ ちゃっかり半分頂戴した残りを、 パッケージごとすっと返却する。 正当な取引とは言い難かったに違いない。 ] あっ、すごい美味しい。 [ クラブサンドを一口齧る。 綺麗な焼き目がついたそれは、 まだほんのり温かく、香ばしくて。 肉の質も、野菜の瑞々しさも。 普段から食べ慣れているコンビニの品とは 一味も二味も違う。 ] (510) 2020/07/25(Sat) 15:08:20 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……綺麗だねー。 [ それから、顔を上げて 闇夜を舞う淡い輝きに目を細める。 都会の喧騒から離れた地で。 初めて会った人と、同じものを食べて 同じものを見ている。 抱いた感想まで同じかはわからないけど。 なんだか不思議で、くすぐったい感じ。 ]* (511) 2020/07/25(Sat) 15:09:48 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛えっ、本当だ! すごい。 [ アタリと聞けば、目を輝かせる。 周囲が暗くて見え難かったから 少し距離を詰めて、棒に書かれた文字を覗き込む。 やがて清められた代物を 本当に貰っていいのかと確認しながら受け取って。 ] 君、運がいいんだね。 [ たまに依頼されるコンサートのチケット確保には 毎回苦労してるから そう言うの当選しやすいタイプなら、羨ましい。 ] (537) 2020/07/25(Sat) 16:57:52 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛うん、じゃあフロント行ってくる。 ご馳走様でした。 誰かと御飯食べるの久しぶりだったから 美味しかったよ。 [ 日頃時間に追われている身だから、 誰かとゆっくり食事する機会はなかなか取れない。 彼女代行とかそう言った依頼の席ならば 時間だけは掛けられるけど。 あれは勤務中だしね。 ぱしゃん、水音を立てて、足を沢から引き抜くと。 提案通り、そのままホテルへ向かおうとして。 ] (538) 2020/07/25(Sat) 16:58:56 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……あたし、二十歳なんだけど。 これ、当たりました!もう一本ください! って、フロントに持って行って大丈夫だと思う? 笑われないかな? [ 気になったことを、小声で確認する。 あとは、少し離れた場所まで歩いてから 振り返ると、当たり棒を持った手を掲げて 蛍と青年に向けて、じゃあね、と大きく振った。 ]** (539) 2020/07/25(Sat) 16:59:13 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a124) 2020/07/25(Sat) 17:06:00 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛あたしもだって、 仕事中はきちんとした格好するよー。 [ 自身の装いを見下ろせば、 確かにお洒落とは程遠い。 せめてもの抵抗の言葉を、 往生際悪く、口を尖らせながら吐く。 ] …………なるほど、 それはセーフに見せかけたアウトだね! [ 内心では大爆笑じゃん、そのホテルマン。 まあ、仕方ない。 無料でアイスが手に入るのだから。 必要な犠牲だと割り切ろうか。 ] (604) 2020/07/25(Sat) 21:41:27 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛…… っ、くしゅ [ ホテルの扉をくぐると同時に、小さくくしゃみをして。 沢で尻餅をついたことを思い出した。 昼間なら日差しが濡れた服を 乾かしてくれたかもしれないけど。 すっかり陽の沈んだ空に期待するのは酷だろう。 このまま浴場に向かうのもいいかもしれない。 ─── と、その前に。 ] (609) 2020/07/25(Sat) 21:55:20 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛あの、当たりが出たんだけど もう一本貰えますか? [ フロントに着くと、あたしは大真面目な顔で スタッフ問い合わせる。 ]* (610) 2020/07/25(Sat) 21:55:26 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛へ? お詫びにホテル内のデザートビュッフェのチケット? しかもペア?? [ いや、どう考えでも割に合ってない。 それに、気を遣ってくれたのかもしれないけど あたしはお一人様だしね! 辞退しようとしたはずなのに、 気付けばあたしの手には、質のいい紙が握らされて。 しかも濡れていることまで看破されたらしく ふわふわと手触りのいいタオルまで渡された。 ─── これが、プロ…っ ] (621) 2020/07/25(Sat) 22:26:35 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 罪悪感? ……あるよ、もちろん! まずアイス買ったのあたしじゃないしね。 しかしスタッフの品のいい微笑みに、 あたしの反論は封じられてしまい。 ] ……あれがプロ意識…… あたしも、負けてられないね……仕事頑張ろう。 [ スタッフに見送られながら、 そんな謎の決意を新たにした。 ]* (622) 2020/07/25(Sat) 22:27:12 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ いかにも初回で死にそう! ワクワクしながらそんな感想を抱いた迷探偵レオは 意外と生き延びて。 そして最終回を見終えた日。 「 面白かったよ 」って伝えたかったけど。 あっ、そうか。向こうはアイドルだ。 手の届かない人だったね。 ……テレビのディスプレイに映る彼の姿に、 そんな当然のことを、改めて思い知ったんだっけ。 ]* (634) 2020/07/25(Sat) 22:49:11 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ さて、いい加減に濡れた身体を温める頃合いだね。 あたしは着替えと共に、大浴場へ向かう。 これまで時間と水道代を節約すべく、 シャワーばかりだったから 湯船に浸かるのなんて、何年ぶりだろう? ……そういえば、自慢ではないけれど、 以前、彼女の振りをして欲しいと依頼してきた男性に 「棒っきれみたいな身体の女はチェンジ」 そんな不名誉な評価を頂いたことがあった。 ] ……む、むむ… [ 胸はない方が動きやすい、けど。 女性的な魅力があった方が あたしの仕事は、やりやすいケースもある。 だから、少しは大きくならないかなって。 洗い場で腰掛けながら、鏡に映る自分の貧相な胸を ぐにぐにと両手で揉んでみて ────。 ] (643) 2020/07/25(Sat) 23:10:49 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a148) 2020/07/25(Sat) 23:18:31 |
【人】 成瀬 瑛[ あたしの視力はいい方だから。 揺れる水面越しでも、 彼女のスタイルの良さは見て取れた。 引っ込むところは引っ込んで、 出るところも出ている。 あれならチェンジなんてされないだろうな。 ] …………。 [ 何となく、自分の身体を隠すように。 肩まで深くお湯に浸かってから。 何食べたら大きくなるんだろう……? ] (660) 2020/07/25(Sat) 23:49:16 |
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