人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【赤】 無敵の リヴィオ

ルチアーノ! 今日がお前の命日だ!
2023/09/23(Sat) 21:00:00

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

申し訳なさそうな君に、君のせいじゃないと首を振る。
表情はいつも通りながら、君に合わせて声を落とす。

「どう……か。そうだね、君の言う通りだろう。
 このまま続けてもそれは増していくだけだ」

実際、残る人員の仕事量は増え、
混乱の残る部署はまだまともに機能していない。
警察とはいえ一個人だ、動揺というものはすぐには消えない。
こんな事態はマニュアルにだって載ってないんだ。
そうなるのも仕方がないと言えるだろう。

「…なるほど、よく辿り着いたね。
 俺が渡された仕事で目を回している間に君ってやつは。
 流石だよ、エル」

本当によく、辿り着いたものだと思う。
どう調べても分からなかったその正体に行き着いたのは、
君くらいなのではないだろうか。

「あぁ、確かにそれを告発すれば何か好転することはあるかもしれないが、
 どういう方法で行うつもりかな、聞かせてくれるかい?」

協力する以上、それは確認しておくべき事項だ。
失敗することに恐れはないが、
出来れば、上手くいく方法がいい。
人が消えていく度に負担は残る者達に引き継がれていく。

ただ叫び、訴えかけるだけでは現状を打開することは難しいだろう。
(-2) 2023/09/23(Sat) 21:05:37

【秘】 無敵の リヴィオ → マスター エリカ

/*
運営チャンへ

(当たり前ですが)
継続してぼっちのくるいわんこですわ。
もう事前にお伝えしておりますが、
襲撃先のご連絡に参りました。

えー、襲撃先ですが、
予告通り
ダニエラ
となります。
仲間と友人に任されてしまったので、
彼女の歩みを止めさせて頂こうと思いますわ。

頑張るしかないんだけど、
早く楽になりたい。
なりたいけど、約束を守ろうと思います。
(-3) 2023/09/23(Sat) 21:06:45

【神】 無敵の リヴィオ

今日の朝礼で男は一言も言葉を発しなかった。
ただその報告を受け止めるように、
一度目を伏せてから、その場から立ち上がる。

男には出来ることはそう多くはないが、
すべきことは決まっている。
ならばそれを実行するのみだ。

今日もいつも通りの一日が始まる。

#警察署_朝礼
(G3) 2023/09/23(Sat) 21:48:46

【秘】 無敵の リヴィオ → 傷入りのネイル ダニエラ

/*
ごきげんよう、夏に瓶ラムネと申します。
こちらこそいつもありがとうございます。
運営様への報告が済みましたのでおさとうかえで様へのご連絡に参りました。

まずは結論から申しますと、
俺は狼で、次回標的にダニエラさんを選択しています。

こちらにつきましては更新より前に決定済で一度目の報告も済んでいます。

そして次に盗聴器について失礼いたします。
@盗聴器の行方について
 警察である以上、
 言葉を詰まらせるように一度用件を飲み込んだダニエラさんを
 何一つも疑問に思わないということはありません。
 夕方頃にその存在に気付きますが、
破棄をせずそのまま服に仕舞い直します

 ただ、夜の一時的な時間は上着を脱いでいたと思いますので
 その時間だけは貴方に伝わることはないでしょう。
A盗聴器より得られる情報について
 上記の通りリヴィオは狼であり【A.C.A.】の一員です。
 そして
ルチアーノさんを検挙したのはリヴィオ
です。
 この点から標的になることは免れませんし言い訳もありません。
 盗聴器には僅かなやり取りが流れていたことでしょう。

つまりは相互襲撃という訳ですね。
お互いが検挙されるという異例の形とはなりますが、
リヴィオはダニエラさんに対してのみ何をされようとも抵抗しません

つまりはモブとはいえ貴方を手伝う者には全力で抵抗します。
そしてこちらにとっても最後の検挙となりますので、
何があったとしてもダニエラさんを共に連れていきます。

お手隙の際にご確認いただければと思います。よろしくお願いいたします。
(-15) 2023/09/23(Sat) 22:15:08
リヴィオは、リヴィオ・アリオストはいつも通りだ。
(a1) 2023/09/23(Sat) 22:20:17

リヴィオは、変わらない笑顔を浮かべている。
(a2) 2023/09/23(Sat) 22:20:29

【置】 無敵の リヴィオ

朝礼を終えた後、署内廊下にて。

人の減っていく署内では今も混乱が続いている。
お上はこれを見て尚法を撤回する気はないらしい。
嘆かわしいと口にしたあの代理はどこに目を付けているんだろうか。

思うことは多くあっても、声に出すことは許されない。

「……はは、馬鹿げているな」

壁に体を預けながら、男は確かにそう呟いた。
それを耳にした者はきっと周囲にはいない。
そこは人通りの少ない廊下で、分かっているから声にした。

「……………さぁ、仕事をしようか」

異様に熱い体で、痛む頭で。
引き継ぎもなく増えた仕事を終わらせようとする。
食欲もなく食べたと口にするだけでろくに摂取していないが、
だからなんだという話だ。やるしかないんだ。

今日も医者に向かう足はない。
疼く傷痕は後回しだ、まだ
問題ない


こんな場所で仕事をする価値があるかと問われれば
きっとそうだとは頷けないだろうが、
全てがそうだと言えないからこそ、やり遂げなくてはならない。
(L0) 2023/09/23(Sat) 22:32:59
公開: 2023/09/23(Sat) 22:40:00

【赤】 無敵の リヴィオ

もう次は、決めている。決まっている。

これは【A.C.A.】としての決定ではなく、
N.N.として意志のない決定ではなく、
"リヴィオ・アリオスト"としてでもなく、

友人として向き合いたい一人の提案に乗った
"リヴィオ"という一個人としての決定だった。

この決定はアリソン女史にとっては不満な点かもしれないが、
Alberoはきっと、それでいいと頷いてくれるだろう。
いや、案外アリソン女史だって頷いてくれるかもしれない。

「……………終わったら、有給届を叩き付けるとしよう。
 戻ることがあればの話だが」

最初は破滅願望からの逃避だった。
──まぁ本当はそれは2つ目の理由というところで。

断れば可愛い後輩達に声をかけると口にされれば、
動かざるも得ないと言う訳だ。
ついでに、自身の目的を絡めてしまえば、
その道を進むしかない。進まざるを得ない。

脅しなら仕方がないと口にされるのは勘弁だ。

だったらこれでいい。ひとりで落ちてしまおう。
リヴィオ・アリオストという人間を
丁度終わらせたい殺してやりたいと思ったのは、嘘じゃなかった。
(*0) 2023/09/23(Sat) 23:05:18

【赤】 無敵の リヴィオ

疼く傷痕は、後回し。医者に向かう足はない。
午後は仕事を休むよう約束があったけど、
残念ながら、休みを取った午後は午後で忙しくなりそうだ。

頭はまだ冴えている。
思い込みだとしても、体は動くんだ。まだやれる。
今日が終わった後のことは何も分からないが、
それでもすべきことは、やり遂げなくてはならない。

「………ルチ、ルチアーノ。
 案外遠くない未来で君に会いに行ってやろう」

だから大人しく待っているといい。
きっとその時の俺は、酷いものだとは思うが。

名残惜しいと感じたあの時間を思うと、
案外、リヴィオとして生きていくのも悪くないのかもしれない。
無敵なんかじゃない、本当にただのリヴィオして。

そう思えるようになったのはきっと。
もう一人の狂犬を思い浮かべて、リヴィオは笑った。
(*1) 2023/09/23(Sat) 23:21:50

【秘】 無敵の リヴィオ → 傷入りのネイル ダニエラ

/*
夏に瓶ラムネです。
ご確認並びにお返事ありがとうございます。
お返事が遅くなりまして、申し訳ございません。

@襲撃の拘留者扱いについて
 こちらもどちらでも構いません。
 ですので2で問題ございません、確認ありがとうございます。

A先に仕掛ける側について
 こちらは約束の都合上自首は可能です。牢屋にお呼ばれしています。
 罠を用いてという点が少し難しいと言いますか、
 体調ギリギリなのでさっさと決めに行かなければならず。
 盗聴器や約束の点から先にこちらからダニエラさんへ仕掛ける形で問題なければ
 是非そのように対応させていただければと思いますが、
 方法については特殊な相互襲撃もあり現状何も考えていません。考えます……。
 自首が難しい場合無理やり連れていく図しか思い浮かばず、拉致の図が頭に。

B摘発ロールの場について
 運営様より表でも問題ないよと確認出来ましたので、
 おさとうかえで様が秘話じゃなくてよくない?とのことであれば
 こちらも大丈夫です。レスバ速度は許してください。

他にも何かございましたらご遠慮なく仰ってください。
ぜひぜひ存分にやりきっていきましょう。
(-36) 2023/09/24(Sun) 0:11:30

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

君がアリソン女史の本当の名を呼んだ時、
恰も初めて聞いたかのように驚いた表情を見せる。
わざとらしいものじゃない。
リヴィオ・アリオストとして、不自然ではないものを。

例えそれが奇跡と幸運からの道だとしても、
やはり君は、とても、優秀な人だ。

君に嘘を吐いている。
不自然さを見せない完璧な嘘で、君を欺いていた。
本当は、頼られるような人間ではないというのに。


「………ふむ、確かに悪くはない手段だ。
 警察としてはいい手段とは言えないけどね」

だけど君はもう、警察だからと足を止めるはずはない。
その目を見れば分かる、こんな俺にも協力を頼むんだ。
出来ることなら、協力してやりたかった。

破滅を望む気持ちはあるが、
こうも多くを巻き込んでしまっては破滅ではなく破壊だ。
だから、例えあちら側だとしても、協力してやりたかった。


「……………それで、君は俺に何をして欲しいのかな。
 SNSに言葉として載せることは簡単だが、
 拡散されなければ意味がない。大きな波に流されるだけだ。
 その方法は思い付いているのかい?」

例えば、インターネットに精通している人間だとか。
生憎男の周囲にはいないもので、君に紹介する術はない。
(-40) 2023/09/24(Sun) 0:32:54

【秘】 無敵の リヴィオ → 傷入りのネイル ダニエラ

/*
夏に瓶ラムネです。こちらこそありがとうございます。

@かしこまりました。是非よろしくお願い致します。
 お互いに牢屋にぶち込まれる実績解除ですね。
 あぁ、エルヴィーノさん以外警察がいない……?

A拉致です。こちらが男なので抱えて拉致する図が浮かんで。
 そしてマフィアでしたか、良かった。そこに居場所はあるんですね。
 それならリヴィオの不安もなくなりそうです。良かった。
 君が生きる未来を期待しています。笑っていて欲しいので。
 話を逸らしてしまいましたが、実はルチアーノさんから頼まれておりまして。
 頑張ってなんとか自首か連れていくかをします。
 リヴィオの言葉が響くかは分かりませんが、頑張ります。
 本当はあまり傷つける言葉を使いたくないので、
 マイルドなスタートになるかもしれませんが。

Bいえいえいえ、こちらこそありがとうございます。
 とても助かります……再放送も含めありがとうございます。

そしてこちら重要という程かは分かりませんが、
実は悪いモブ先輩からマフィアから押収した銃を渡されていまして。
それを元に自首しようかなと考えていました。
もうそろそろ倒れかねないリヴィオではございますが、
牢屋にまでは頑張りますので、よろしくお願い致します。
(-47) 2023/09/24(Sun) 0:57:15

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

「なるほど、もう既に行動していたのか。
 君ってやつは……有能すぎるね」

俺の後輩にしておくのが勿体ないくらいだ。
こんな時でも冗談を言いながら笑って、
いつものように君の背を軽く叩こうとする。

「OK、後輩である君が覚悟を決めたんだ。
 俺も、覚悟を決めるとしようか」
 
「…あぁ、ただ少しこの後は野暮用があってね」

協力出来るのは明日以降になりそうだ。
当たり前のように明日を、明後日を口にして、
またいつものように、片目を閉じて笑みを深める。
肉弾戦は得意ではないが、不得意でもない。
任せてくれと付け足して、君の背から手を離した。

あぁ、だけどこの言葉は嘘になる。
君が動き出す頃、男の姿は署内から消えて、
彼女
の歩みを止めるために法の力を利用する。
そして同様に、彼女もまた男へ法を利用する。

だからその時男はきっと、君の傍に、いられない。
(-58) 2023/09/24(Sun) 1:35:32

【秘】 無敵の リヴィオ → 傷入りのネイル ダニエラ

/*
夏に瓶ラムネはいかがですか?
そろそろ名前の記載がなくても許される気がしてきました。

@エルには誰にも疑われなかったで賞を授与しましょうか。
 警察という職を休める点ではしょっぴかれるのも悪くはないですね。
 どうやら拷問があるので何とも言えませんが。

Aえっさほいさと姫様抱っこします。これは与太時空。
 ルチにはお前の所に彼女が来るぞ、ついでにお前も行けと言われました。
 詳しいことは秘話参照ではございますが……。
 ですので先に相互襲撃については知っていたんです。
 リヴィオの体調不良は気にしないでください。
 医者に行かなかった末路です、フォカッチャの満腹も嘘です。
 
 また先に置いていただけるようであれば、是非!
 呼び出したのかもしれませんね、いつ?午後の帰る前……?
 怪しすぎませんか?まぁともかくお声かけします。
 タグについてはあると便利なのは確かですね。
 笑顔で隠す点も鏡のような2人なので、そのままイタリア語での鏡とか?
 安直ですが、深く考えすぎなくてもいいのかもしれません。

実は初期からずっと持っていました。
モブ先輩に嫌われリヴィオ・アリオストです。
最後の力を振り絞っていきます、PLもPCも。

かしこまりました、何かございましたらご相談致します。
おさとうかえで様も遠慮なく仰ってくださいね。
(-63) 2023/09/24(Sun) 1:59:57

【秘】 無敵の リヴィオ → 傷入りのネイル ダニエラ

/*
びしばし、略していきました。

@なければ天国……なんですか?
 狭い場所は色々と苦しくなりそうですね。
 今の署内よりは、マシかもしれません。

A調査を任せたとは言っていませんでしたので、そうでしょうね。
 全てが終わった後に確認しに行くとしましょう。
 そしてあれはピン留めまさか付けられるとは思ってなくて開示するしかなくて……。

 かしこまりました、そちら確認後お声かけ致しま……
 ジェラートを食べている?可愛いですね。
 定時退社についてはこちらもどうなのか気になっていたんですが、
 多分合ってます。間違ってても合っていることにしましょう。
 そして日本語だと硬いものもイタリア語だとおしゃれになりますよね。
 外国語マジックでしょうか、イタリア語素敵です。

リヴィオ、表向きはおかしなやつなので。
全に好かれるタイプではないんです、仕方なくて。
それでは、よろしくお願いいたします。
(-68) 2023/09/24(Sun) 2:35:53

【人】 無敵の リヴィオ

>>7 ダニエラ

今日は君との
約束通り
、男は午後から休みを取っていた。
そうして約束通り、
明日に君へ元気な姿を見せる──訳ではなく。

「……やぁ、ダニエラ君」

何の要件か。
こうして今、君の元を訪れたのだった。
名を呼びながら身を屈め、パラソル下の君に微笑みかける。
そこに浮かぶ笑顔はやはり、いつもと変わらない姿。

「偶然だね。いや、出会うのは必然だったのかな。
 こうして午後も君に出会えて嬉しいよ」

「……あぁ、すまない。こうして話していては、
 せっかくのジェラートが溶けてしまうね。
 ここでさようならをするのもひとつだが」

──少し、君と話がしたいんだ。

そう付け足して、
図々しくも同じパラソル下の席へ座ろうとする。
最もここで嫌な顔をされようが座る気満々。
どこかへ立ち去る様子もないのでどうか許して欲しい。

#specchio
(8) 2023/09/24(Sun) 2:51:49
リヴィオは、ダニエラから
最初に
貰ったヘアピンを前髪に付けている。 #specchio
(a11) 2023/09/24(Sun) 2:55:24

【赤】 無敵の リヴィオ



懐から月桂樹の葉をモチーフにしたブローチを取り出す。
つける勇気はなかったんだ。
だけど、お守り代わり生きる希望にはなっていたよ。
未来が、
それなりに
惜しくなるほどに。

「狡をしている気分だな……」

それだけではないとしても、破滅願望を理由にここにいる。
誰かを傷つけるように選択した人間が、
何かを掴むことなど、許されるとは思わない。

……だけど。

「…俺を甘やかす人間に文句を言って欲しいね」

冗談めかすように笑いながら、独り言ちる。
その言葉を聞く者はいないから、本当にただの独り言。

手の内でブローチを弄んで、考えるように手を止めた後、
テーブル上に置かれた小箱の中にそっと仕舞う。
お守り代わりではあったが、この先に持っていくには壊れそうだ。
家主の留守を任せるように、それは置いていくとしよう。

代わりに、彼女から最初に貰ったヘアピンで前髪を飾り、
さっさと床にでも
寝転がってしまいたい気分を抑えて立ち上がる。
(*2) 2023/09/24(Sun) 3:24:02

【赤】 無敵の リヴィオ



「……エルにはなんて謝ろうか」

手伝うって言ったのにな。また嘘を吐いてしまった。
まぁ、彼は優秀だし上手くやるだろう。
そう思っておかないと許容範囲超えで頭がおかしくなりそうだ。

おかしくなるついでにぶっ倒れてそのまま、
最悪目を覚まさない可能性がある。
もうかなり約束からの気力だけで何とかしている。
これがアドレナリンってやつ?医者に怒鳴られそうだ。

考えるのはやめよう。頭の痛さが増してしまう。

懐から電源を落とした端末、
それから素敵な最低の先輩が渡してきたマフィアから押収した銃。
それらをもう一度確認してからスーツ内部に押し込んだ。
ポケットの中の袋も……ある。忘れ物はなさそうだ。

流石にこれを持って面会はまずいので、
午後の予定を片付けてから取りに戻るとしよう。

「………どの面下げて、という話だが」

己を慕ってくれている後輩を思い浮かべて、
深いため息が零れていく。
今更会いに行くのもそうだが、彼にも沢山嘘を吐いた。
(*3) 2023/09/24(Sun) 3:49:50

【人】 無敵の リヴィオ

>>9 ダニエラ

「はは、そう言われるんじゃないかとは思ったよ。
 だけどね、今日
だったから
必然なんだ」

仏頂面にも怯まず笑顔のまま席へと座る。
そうして腕を組み、首を僅かに傾けながら口を開いて。

「……で、だ。こういうのは単刀直入に話そうと思う」

ジェラートは食べながらで構わないよ。
溶けてしまってはジェラート屋の店主が可哀想だ。
話しかけた側が何を言っているのかという話だが。

いつもと同じスーツのポケットの内側、
そこから小さな袋を取り出して、
君にも見やすいようテーブル上へと置いて見せる。
万が一のため、その袋に左手は添えたままだ。

きっと君には──いや、君なら、見覚えがあるはずだ。

#specchio

(11) 2023/09/24(Sun) 8:05:45

【人】 無敵の リヴィオ

>>9 >>11 ダニエラ

その透明な袋の中には『銀のヘアピン』が入れられている。
勿論、知らないとただ首を振るのも簡単だろうが。

「……俺は、嘘つきでどうしようもない人間だが。
 君が言葉を渋り、いつもとは違う様子を見せたのなら、
 近付かれても間抜けに笑っているほど無能じゃない」

「最も、無能な人間は上に沢山居そうだけどね」

目が飾りの代理様とかね。
口にはせずとも態度に出していく。

「まぁ、それに……君と俺は案外似ているらしい。
 本当の意味で仲良くやって行けそうな程にね。
 俺としては、あー……犬カフェに行きたいのは本音だ」

単刀直入と言いながらいつもの声色で、
いつもの……とは異なる柔く弱々しい笑顔を浮かべて、
まるで会話を早々に終わらせるのは惜しいというように
語り続け、その翠眼は揺れることなく君を見ていた。

#specchio
(12) 2023/09/24(Sun) 8:08:49

【赤】 無敵の リヴィオ



「………考えても無駄だな」

会いに行かなくてはならない。
彼が今どうしているか、この目で見て、知りたかった。

出来ることなら、傷付いていて欲しくはないが。
そう思うならもっと、ちゃんと、会いに行くべきだった。
リヴィオ・アリオストは嘘つきだが、
けれど君を想う心は嘘じゃなかったんだ。

「………あー、ニコやルチに会いに行くのはやめておこう。
 今顔を見たらみっともなく崩れ落ちそうだ」

こちらは流石に嘘だが、全くの嘘とも言いきれない。
先に入ったニコの様子は気になるが……止めよう。
気にならない。変に怪我をしていたら逃げ出したくなる。
何なら想像だけで嫌になってきた。止めておこう。

「……言っている場合じゃないな。そろそろ行こうか」

時間もそう多くはない。
彼女のお迎えダニエラ君の検挙を思うとゆっくりしてはいられないんだ。

玄関付近にスーツの上着を置いて、
男はその日の午後、
足を運ぶことが出来なかった収容所へと向かう。

そうして夕方、彼女が仕事を終える頃────。
(*4) 2023/09/24(Sun) 8:35:36

【赤】 無敵の リヴィオ



「……さて、最後の仕事だ」

お互いに標的とするなら
肩を組んで仲良く自首出来たらいいんだけどね。
残念ながらそう簡単には行かないのが人生ってやつだ。

「……頑張ろう、あと少し」

檻の中ならようやくまともに休めるだろうか。
出来ればゆっくりと寝かせて欲しいものだね。

俺も──……彼女も。


その行い法の施行を受けたものからすれば
到底許されるものではないかもしれないが、
等しく人間である以上、眠りというものは平等だ。
安らかすぎる眠りは御免だが、
少しくらい休めるといいなとは考えずにはいられなかった。

 
(*5) 2023/09/24(Sun) 8:52:11

【秘】 無敵の リヴィオ → 暗雲の陰に ニーノ

5日目の午後、君を訪れて一人の男がやってきた。

その面は記憶喪失でもなければきっと、
まだ君の記憶に残っている……と信じたい。
今まで仕事のせいだと言い訳をして、
ここに来るのは避けていたんだが。

「…………やぁ、ニーノ」

いつも通り、とするには多少元気がない。
無敵を撤回した方がいいのかもしれない、早々に。
まぁそれはともかく、軽く様子を見ておきたかった。

どんな表情を向けられるとしても、
君に会っておきたかった。

この先のために。
(-126) 2023/09/24(Sun) 9:35:45

【人】 無敵の リヴィオ

>>13 >>14 ダニエラ

銀のヘアピンこれ』を壊さずにいた理由は
単に壊したところで怪しまれるだろうという点と、
君に疑われるのならそれもいいかと考えてしまったから。

流石にルチアーノとのやり取りの際には上着を脱ぎ、
ベンチへと放り投げて会話の一部を隠していたが、
それ以外は敢えてずっとポケットの中に仕舞いこんでいた。

君がこれを贈り物とせずにいてくれたことが、
男にとって何よりの救いなんだろうと思う。
男は今まで何かを受け取る側にはなれなかったからこそ。


言い訳がないことに安堵したのか。あるいは胸を痛めたのか。
どちらとも言えるし、どちらとも言えない表情を浮かべて、
少し伏せた視線は、また君へと戻されていく。

「……はは、残念がってくれるのかい?
 それは嬉しいものだね、惜しまれるとは思わなかった」

こんな男だが、何故か慕ってくれる後輩は居た。
嘘ばかりで、嘘の自分を慕われることが苦しかったが、
彼らとの日常は、とても楽しい日々だった。

それは確かに、嘘じゃない。心からの本音だ。

#specchio

(15) 2023/09/24(Sun) 9:48:24
リヴィオは、リヴィオ・アリオストは嘘吐きだ。
(a12) 2023/09/24(Sun) 9:49:24

リヴィオは、別に、無敵なんかじゃあない。
(a13) 2023/09/24(Sun) 9:49:46

【人】 リヴィオ

>>13 >>14 >>15 ダニエラ

「どうして欲しい、か……そうだね」

考えるような素振りを見せるが、答えは既に決めている。
任されたから為すのではなく、それは男が決めた答えだ。
わざとらしい笑顔に切り替え、一呼吸置いてから。

一緒に自首俺とデートをしよう、ダニエラ君」

「その一度きりのデートでは満足とは言えないだろうから、
 全てが終わったその先で犬カフェにいこうもう一度デートしよう

未来はいらない。ここで破滅してしまいたい。
そう考えていた過去を思えば、
未来の話をする男はきっと、少しは前を向いている。
お節介で、お人好しで、物好きなやつらのおかげせいで。

それにきっと、終わることを許してくれないんだ。
仲間の一人を思い浮かべて、思わずため息が出そうになった。

「……そういうのは、駄目かな?」

わざとらしい笑顔は外して、何処か伺うように、
やっぱり弱々しさのある表情で君を見る。
傍から見れば君に振られた失恋男って感じだ。

まだ振られてはいない。色気のない口説き文句ではあるが。

#specchio
(16) 2023/09/24(Sun) 9:50:56
リヴィオは、ただのひとりの人間だ。
(a14) 2023/09/24(Sun) 9:52:02

【秘】 リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

「はは、嬉しいことを言ってくれるね。
 …それなら、そういうことにしておこうか」

反射的に否定しかけた言葉は飲み込んだ。
嘘ばかりの男ではあったが、
そういう部分は確かに自分が残していたものなのだろう。
だからそんな自分を、少しだけ肯定する。

「了解、寝る前までには必ず目を通しておくよ」

頭を下げる君に任せてくれと、もう一度告げて頷いた。

本当はきっと自分が何者であるかを、
君に伝えるべきなんだろう。
ただ今それをすれば、自分はきっと崩れ落ちてしまう。
まずはすべきことを必ず成し遂げてからだ。

「それじゃあ、明日……頑張ろう、エル。
 きっと君ならやり遂げられるさ」

君に出来ないはずがない。
その期待や信頼は本物で、同時に願いでもあった。
早くこの法に終わりが来るように。

そのためにも執行役はさっさと退場するべきだ。
俺も、彼女も……表舞台はまともで有能な人間に任せよう。


言い終えれば「また明日」と明日の約束をし、
君の前から立ち去ろうとする。
次に会うのはきっと、全てを終えたその先だ。
(-138) 2023/09/24(Sun) 11:09:24

【人】 リヴィオ

>>17 >>18 >>19 ダニエラ

こんな口説き文句だけじゃ、
君はきっと落ちてくれないだろうとは考えた。

自分の裏は隠し、『証拠』を突きつけ笑って、
君だけを責めてしまうことは簡単だったが……。
だけどそれが出来なかったからこそ、
まずは真っ直ぐな言葉で伝えるしかなかったんだ。

その後にどうするかなんて、その時考えるしかない。
お姫様抱っこでもして警察署お城に向かうのも悪くはないけどね。
そうじゃないと、彼の呆れ顔を見ることになってしまう。
まぁ、辿り着く前にお巡りさんへ通報されかねないが。

「……俺個人ではなく、
頼み
でもなければ、
 俺は多分君を見逃してしまっていたんだろう」

誰でも良かった。でも、誰でもいい訳じゃなかった。
知っている人間も、知らない人間も。
誰も彼も、無実の人間はあの狭い場所に行くべきじゃない。

本当はずっと分かっているし、
選ばないってのは責任逃れに過ぎない。
狡い人間なんだ、本当は。

#specchio

(20) 2023/09/24(Sun) 12:34:12

【人】 リヴィオ

>>17 >>18 >>19 >>20 ダニエラ

まぁだから、君が見逃して欲しいと口にするなら、
それもいいかと代わりに俺も見逃してくれと笑って、
きっとその後は自己嫌悪に陥っていたんだろう。

そんな過去も未来も、なかった訳だが。

「…だから、すまないね。見逃される諦められることを諦めてくれ。
 君を休ませて座らせてやりたいと言った
のためにもね」

誰が言ったかまで教える必要はないだろうが、
ヒントくらいはいいだろう。
あとはその当人が後で問い質されればいい。

座る場所はどうにも心地がいいとはいえなさそうだが、
仕事を休むって意味でも悪くはない。
しかしもしも彼女に何かをする輩がいるなら、
俺が殴っても噛み付いても許されるだろう。

彼女に何かを思う人間だった場合は?
…どうしようか、特に何も考えていない。
出来ることならそうならなければいいと願うだけ。

代わりに俺を殴る案でどうにかならないだろうか。
別にマゾヒストじゃないが。

#specchio

(21) 2023/09/24(Sun) 12:35:48

【人】 リヴィオ

>>17 >>18 >>19 >>20 >>21 ダニエラ

問いに誤魔化すことなく頷いて。

「あぁ、そうだよ。
俺達
は俺が最後のひとりだ。
 だからね、君がこれ以上に頑張る必要はないんだ。
 安心していいよ、俺は嘘吐きだが──そういう嘘は吐かない」

自分さえ食い殺したかった凶狼【A.C.A】一匹ひとりは笑う。

こんなにも綺麗にひとりになるとは思わなかったな。
最後が俺ってのもどうなんだって話だけどね。

「という訳でだ、ダニエラ君。
 『この街の執行役が全員いなくなれば平和だと思わないか』」

だってさ、これも君を座らせたいやつの言葉。

表舞台は残る人間に任せよう。幸い、そこに宛はある。
というか、黙って隠していたからでもあるが、
【A.C.A】のひとりに協力を頼む有能なやつがいるんだ。

それだけじゃなくて、流石にやり過ぎなこの状態じゃ
あの目がない代理様も残り僅かの天下になるだろう。

そうなって欲しいからそう願っておく。

#specchio
(22) 2023/09/24(Sun) 12:36:56

【秘】 リヴィオ → 暗雲の陰に ニーノ

君の瞳を見た時、痛んだ心は事実なんだろう。
正直自分がそう思えることに驚いたし、
でもそんなことを考えている暇はなかった。
自分のことは後でいい。限られた時間を有効に使え。

こちらへ来てくれる君に、柔く微笑んだ。
それと同時に、君
へと
手が届かないよう一歩足を下げる。

「取調べ……はしないよ。する必要がないからね。
 だから面会ってやつだ、こんにちは」

元気そうには見えないからお決まりの言葉は言わない。
痛々しい右手をちゃんと治療してやれと言いたかったが、
下手に騒いでこの後に動けなくなるのは
避けなければならなかった。

「…………きっともう時期
晴れるよ
、ニーノ。
 だからその時は、君がまた笑えるといいな」

直接的な言葉を伝えるには、場所が悪い。

あまりにも突拍子なく天気の話をするように見えるが、
まぁつまり、全部終わってここから出られるはずだと、
そうあって欲しいから、そう口にする。

何の確証もない……って訳じゃあない。
エルヴィーノ有能な後輩が頑張っているんだ。

きっと、上手くいくだろう。男はそれを信じている。
あとはさすがにこの現状、放置するにはかなり宜しくない。
(-153) 2023/09/24(Sun) 13:20:01

【人】 リヴィオ

>>23 >>24 >>25 ダニエラ

君はやっぱりどこか、自分によく似ていると思った。

どんな理由であれ【A.C.A】に所属していたんだ。
地獄にひとりで落ちてしまえばいい、落ちてしまいたい。
そう思う心はまだ、ずっと、胸の内にあるまま。
だと言うのに、お迎えがなかなか来ないから
こんなに留守番して、ここまで残ってしまった。

まぁ最後そうじゃなきゃ、未来の話はきっとなかった。
誰かとの未来に笑う自分が、許せなかったから。

別に、今も許せているわけじゃあないが──。
あの物好き達の顔を思い浮かべてまたため息が零れかけた。
多分、惜しいと口にしたのが自分の敗因だった。

案外、責められるよりも責められない方が苦しむらしい。
暫くはそこに身を下ろして、生きていこうと思う。

勿論、石や罵詈雑言も歓迎しているよ。
マゾヒストじゃないけどね。

#specchio

(28) 2023/09/24(Sun) 20:18:57