177 【誰歓RP】bAroQueチップで遊ぶ村【月見】
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| ―回想:「うさぎ堂」稲庭の夫婦― [うさぎ堂は、稲庭秋実の両親が経営している和菓子屋である。秋実の父で二代目で、そこそこ長くやっていると言えようか。 まだ先代が現役だった頃、稲庭の夫婦も従業員としてやはり務めていた。毎年団子を買いにくる夫婦の顔を覚えていたのは、年が近いように見受けられたこと、同じように夫婦だったからだろうか。 夫は寡黙気味だったが、妻同士で「いつもありがとうございます」「今年も良い月だといいですね」くらいの雑談は交わしたこともあっただろう。 >>24しかし、夫婦で来ていた常連客は、いつしか父娘へと変わっていった。] (28) 2022/10/02(Sun) 9:04:35 |
| ―回想:「うさぎ堂」稲庭の夫婦― [事情は聞けていたか、もし聞けていなくとも父娘だけならば察せられるものはある。 >>25自分にも娘が生まれたこともあり、稲庭母は幼い娘さんに同情的であった。特にメニューに贔屓などするのは、かえって気を遣わせるだろうからやらなかったが。稲庭父は何も言わないが、甘味を作る際にはいつもより気合を入れているようには見える。] 「おいしく食べていってね」 [と、妻の方はあんみつを置く際に声をかけたりはしただろう。細かい好みは違えど、甘いお菓子が好きな娘さんに、その母親の面影を見出しながら。*] (29) 2022/10/02(Sun) 9:05:15 |
| ― 観月祭当日 ― [そんな、稲庭夫婦の心を娘は知らない。 娘が物心ついた頃には、常連の控井さんは父娘か父一人で来ていたように思うので、そこまで感傷めいたものは持っていなかった。] はい、お団子お待ちどうさまですぅ。 [うさぎお面をつけていると、お祭りらしくて良いですね、と微笑まれた。 >>23褒められてふふっと笑う。 どうやら祭りの企画は好評のようだ。] うーさぎうさぎ、何見て跳ねる……♪ [思わず機嫌よく口ずさんだりしている。] (30) 2022/10/02(Sun) 9:05:46 |
| (a3) 2022/10/02(Sun) 9:08:17 |
| ― 観月祭 ―
[昼は通常営業をしていたが、夜は露店も出す予定である。
露店ではすぐにお持ち帰りが出来るよう、あらかじめ包まれたお団子に、おはぎや大福、栗きんとんに芋ようかんなども販売されている。
露店近くには長椅子が置かれたりもしているので、気軽にお茶とセットで食べていく客も居そうである。**] (31) 2022/10/02(Sun) 9:12:14 |
| ーうさぎ堂の露店ー [この祭りの間は、月を見ながら食事を好む人が多いので、外にも長椅子が用意されている。 そして普段は喫茶店の内でのお食事は、猫ちゃん連れの場合お断りさせて頂いているけれども。 >>37] はーい。 ん、猫ちゃん、ちゃんと繋がれてますねぇ。 お外でよろしければ、問題ないですよぅ。 少々お待ちくださいね。 [夜はどうしても冷える時期。 温かいぜんざいは人気で、もちろん用意されることであろう。注文通り、お団子の包みも一緒に合わせて。**] (38) 2022/10/02(Sun) 19:57:58 |
| 猫ちゃんには、ちょっと甘すぎるかもしれないですねぇ。
[和菓子はあげられないですね、ごめんなさいですぅと白い猫ちゃんに声かけしつつ。
程なくして、お盆に栗ぜんざいと月見団子を乗せ、澤邑の所へ運んできた。**] (39) 2022/10/02(Sun) 20:01:41 |
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