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【人】 アル[温泉街という現実の非現実。 湯立つ空間は幻想の中に浮かび上がる幻の様にも思え、 未知の場所に迷い込んだ様で何だか面白い。 だから、こうして目にしたのは初めて故に ツァカリ同様に目を奪われるのは早い話だった。 最中、>>1:36「アルもニホンは初めてなわけ?」と 聞かれれば自分自身は首を横に振って否を表した。] いや、契約仕事で東京や神戸には行ったかな。 でも旅行で来たのは今回が初めてだ。 [こうしてゆったりと過ごそうと提案が無ければ、 きっと楽しむ為に此処へと訪れる事は無かった。 真面目に仕事に取り組む忙しい人狼は、 今更である質問を交わす黒猫の頭を撫でてから 共に大きな門を潜り抜けた。] (0) 2023/04/23(Sun) 8:44:00 |
【人】 アル[日本に来たのは初めてではない。 その言葉は嘘ではないとツァカリは分かるだろう。 少し覚束ないにせよ、出迎えてくれた人たちに対して 日本語でチェックインを伝えるに至る。] あー、浴衣か。 俺も着たことは無いんだよな…。 …浴衣なら客室で着れるっぽいな。 [見た事はあっても、機会がなかなか。 やはりそういうものはタイミングやキッカケが無いと 体験出来ない事ばかりである。 …とはいえ、レジャー企業の提案を主体とする 会社経営者である故、やりたいかやりたくないかと 言われれば前者が勝る。 面白そう、とツァカリが声を弾ませて楽しげに 肩を揺らすモノだから、やらないという意見はない。] (1) 2023/04/23(Sun) 8:53:15 |
【人】 アル[まずは形からとはよく言うモノだ。 ツァカリは時計職人である事も合わさり、場に合わせた 雰囲気を大事にしている感覚も強くあるのだろう。 …悪くないだろと言われれば、仰る通り。] へぇ、客室って思ったより広いな。 なんつーか、想像以上だ。 [宿と聞いていたし日本の家は割とこじんまりと していると聞いた事があったが杞憂だと思わされる。 十分くつろげる環境が揃った和室は、訪れた自分たちを 歓迎する準備が万端であった。 手前の机と座布団はリビングのようなモノか。 奥に設置された川を眺められる背もたれ付きの椅子は 例えるなら英国のモーニングルームの様な物だろう。 襖の仕切りも床からも草の香りが広がる。 それらが自然由来の素材で出来た材質だと分かれば 落ち着いて過ごせるという理由が何だか分かった気がした。] (2) 2023/04/23(Sun) 9:06:00 |
【人】 アル[硫黄の香りがする空間や見慣れない収納。 それらに目を奪われている最中にツァカリが問い掛ける。 郷に入るならば郷を。全力で楽しみたい彼らしい質問だ。] 浴衣の着方? …あー、いや、俺も詳しくは……待ってろ [ナカイさんに問えば浴衣の着方に関する案内を受け取る。 日本語、英語、韓国語、中国語…妙に多国語で書かれている。 成る程、俺たちのような観光客向けに解説を事前に 用意されているという事がごくごく自然と分かる。 また、案外こうして浴衣を楽しむ者が多いのだろう。 現にツァカリが尻尾が引きちぎれるのではないかと思うほど 浮かれ模様であったのだから。] (3) 2023/04/23(Sun) 9:14:13 |
【人】 アル面白い作りをしてんだな、浴衣って。 ほら、一緒に着てみるか? [見た限り着慣れなさはあるけども、特別難しい工程はない。 でも慣れない物は慣れないから、一緒にでも着せるでも どちらも面白いことだろうよと思っての提案。 浴衣は色んなサイズがあるらしいから、サイズ的な問題で お互いに着れないということは無さそうである。] …それとも俺が着せた方がいい? [丁度合いそうなサイズを彼の腕に乗せてみせた。]** (4) 2023/04/23(Sun) 9:19:00 |
アルは、メモを貼った。 (a0) 2023/04/23(Sun) 9:20:45 |
【人】 アル[かっこーん、とこの場の雰囲気へと引き込む音がする。 何の為にあるのだろうと聞かれたなら、 本当に何の為にアレはあるのだろうと疑問は湧く。 材質的には木材、いや、竹? それに水が注がれて、水が落ちた後にまたもや音が響いた。] ……。本当、面白いな。 ニホンってまだまだ知らない事ばっかだ。 [それが鹿威しだと説明をされたとしても、 仮に害鳥避けの鳴子と同様の物だと言われても、 きっと本質を理解するまで時間を要するに違いない。 それまでは音を奏でる楽器だろうかと思う程には。 それ以外にも普段の生活では見かけない装飾を発見すれば ごくごく自然と視線は其方に運ばれたし、疑問に思わされる。 アレは何だろうな。何だと思う。 何だろうよ。多分こういう物なのだろうか。 ──そんな会話すら軽やかに湧き上がる。] (9) 2023/04/23(Sun) 20:03:23 |
【人】 アル[そんな疑問が湧き上がる日本文化。 その一端の一つである浴衣の前。 今は席を外したナカイさんから説明を受けた事で 頭の中で大まかに着こなし方を確認した自身は、 『そういうつもりは無く』声をかけた訳だったのだが。] ……悪い顔、してんなぁ? [さて、確かに欲しいと思っていたともさ。 だがこのタイミングで不意にその仕草を差し向けるか。 急に詰め寄られれば、息が掛かりそうな程近くて。 それでいて何処から熱っぽさを感じられて。 指先から伝うだけの仕草だけで息を飲まされる。 この黒猫は、餌のおねだりがお上手であるから 甘くゴロゴロと鳴く声は非常に魅惑的である。] (10) 2023/04/23(Sun) 20:13:30 |
【秘】 アル → ツァカリ[懐に一歩近付かれていたならば、絡まれる指とは またもう一方の腕で腰を引き寄せてみせる。 服越しに身体が触れ合えば、込み上がる熱を感じた。] 早々に風呂場を確認した癖に …俺に触られたくって仕方がないんだろ? [軽く触れるだけの唇を落としてからニィと笑う。 此方もまた悪い顔をしていたといえばそう。 だけど顔がしっかりと見えていたかは分からない。 何故ならこの声は、耳元で囁いてみせた声だから。] (-2) 2023/04/23(Sun) 20:25:01 |
【人】 アル[子猫が戯れるならば、飼い主も構うというもの。 気分屋の猫にお誘いを受け、鳴き声に釣られて 手を差し出した事はさて一体何度あった事だろうか。] …はは、それはそうだ 裸の付き合い、ずっと楽しみにしてたもんな [これが一度限りなら偶然だろうが、最早数は数えていない。 常、甘い香りで誘われれば肉食の獣が我慢をする筈は無く。 震える瞼に期待を感じ取れば、口元の笑みは携えたまま。] (15) 2023/04/23(Sun) 23:25:26 |
【秘】 アル → ツァカリ…へぇ? じゃあ、ツァカリから触って貰おうか? [そうして避難を受け入れた言葉に逃げ場を閉ざす。 それは君の言葉をちゃんと聞いたからなという意味合い。] 中までじっくり、触らせてやるよ。 [じっくりと。じっとりと。 後戻りも修正も許さないと笑うかのように、声は奏でた。] (-4) 2023/04/23(Sun) 23:32:21 |
【人】 アル[手を引かれれば「俺以上に切り替えが本当に上手い」と 内心思いながら後を追いかける。 その間も手を離す事はなく、寧ろ掴み易いように握り直して 二人で楽しむ事を暗に約束していた事であろう。] ……へぇ、本当だ。 これまた思ったより広いな…? [硫黄の香りが鼻をくすぐる。 風呂を溜める文化がまずない──そもそもバスタブが 存在しないケースが多い──ので、広々とした露天風呂は その見た目もそうだが、何もかも珍しく思われた。] のぼせないようにしなきゃな、 ……とは言っても… [それは難しい話かもしれないな、なんて。] (16) 2023/04/23(Sun) 23:40:46 |
【人】 アル…ま、とりあえずお楽しみの前に。 まずはちゃんと、身体を洗ってからな? [きっと、浴衣の出番が訪れるのはだいぶ先。 よく服を脱がす事が多いけども、今日は焦らす事は 止めておいて。ちゃんと衣服と着替えの浴衣を 棚に並べておけよとだけ伝えておけば後は誘うも誘われるも どっちにせよの話であるだろうさ。] (17) 2023/04/23(Sun) 23:45:44 |
【人】 アル[興味がねぇって一言も言っていないのだが、さて。 この子猫はコチラとしては素直な反応に気付かないのか 猫は一人遊びを強要されたと思ってご機嫌斜めの様子。 (単にもう少し遊んで欲しいのか、素直ではないのか) いずれにせよ拗ねた猫ちゃんに対しては 『お招き』するのが吉として。 曖昧な言葉遣いで相手を翻弄させてしまう人喰いの獣は、 小さく愚痴る彼に向けて僅かながらの微笑みを浮かべるのみ。] そりゃあ、どっちも。 [俺は大勢を騙した嘘吐き狼であれども、 嘘を言った事は割と少ないのだがな。 少しでも視線を向けられたなら自分は自分の腕から 服を取り払っていたであろう。] (20) 2023/04/24(Mon) 8:00:39 |
【人】 アル[まあ黒猫の反応としては正しいというか。 自由で気儘である彼らしい仕草である。 故に、毎回毎回翻弄されたり読みにくい所があるが…] まったく、お前はつれねぇなぁ。 [だが特にその後の警戒については無く、軽く笑うのみ。 目の前の楽しみの為に衣服を取り払っていく様を見れば 彼の本心が相変わらず表に出ていないだけだろうと 予想だけ立てるに至るであろうか。] (21) 2023/04/24(Mon) 8:08:21 |
【秘】 アル → ツァカリ[とはいえ、ツァカリが自分で脱ぐ様にと言葉で 態度を取った故の反抗的な対応か。 中身を撫で上がる様に見せつけてくる姿には流石に 自身の指先──自身の服を畳もうとする動きが止まる。 見せつける様に、形を暗に伝えた後にゆったりと。 下着の中から露わになる飾らない姿を直視させられれば 赤い瞳は喜を含めながら細く瞬いてみせた。] ……。 自分で脱げるってーの。 [服を畳む事を素直にやめた。] (-11) 2023/04/24(Mon) 8:19:12 |
【秘】 アル → ツァカリ[自分ながら不思議だと思うのだが、 強引に快楽を楽しむタチがあるものだから 「どうしてやろうかな」と頭の中で捻り始める。 ──目を付け始めた狼はタチが悪い。 ここの露天風呂は天然で、水が綺麗と聞く。 この場所にはツァカリと自分しかいない。 くつろぐ為の場所で何をやっているんだかとは思うが、 欲情的に煽るものだから手を出さない訳が無かろう。 触りたいのか触られたいのか、または両方か。 誘い文句の内容から先のことを考えた後に 「いずれにせよ露天風呂に浸かる」と考えつけば 露天風呂へと繋がる扉へと同様に向かうだろう。] (-12) 2023/04/24(Mon) 8:36:06 |
【秘】 アル → ツァカリ[……さて。 広がるのは洗い場と、室内風呂らしき木製の風呂がひとつ。 洗い場の向こうにもう一つ扉が繋がっているらしく、 おおよそ其方が露天風呂へと繋がる扉だろうと判断する。 確かツァカリが先んじて見に行っていたので、 露天風呂が間違いなくこの場にある事は確かだ。] ああ、そういえば言い忘れてたが 夕刻には部屋に夕飯を運んでくれるってよ。 [ツァカリが身体を文字通り清めるならば、 コチラも同様の行動を取る。 (元より風呂場はそういう物だと言えばそうだけど、) 長距離移動をした身は身体を洗い流す事を専念する。 …暗に『時間によっては人が来る事』を伝えながら。]** (-13) 2023/04/24(Mon) 8:46:00 |
【赤】 アル[これでも存分と自分は素直だと思う。 思っているだけなのかもしれない。 でも、嘘は含有していても全てを偽る事は少ない。 かつては自由が少なかった分、自分なりの自由の中で 流れるがままに遊ぶしかない為、意志は軽かった。 故に物事を曖昧に表現し誘い込むタチがある人狼は、 人を騙して抱き抱える事ばかり。 気儘に楽しんでみせて、弄んでから手放して、 気軽に手を出してみせて、貪欲に遊んで、 それから取っ替えるようにして食っていた。] (そんなに薄情に見えっかねぇ…?) […求められる事は割と多かったかもしれないけど、 大体は相手の事なんて考えた事があっただろうか。 ──間違いなく、身体も心も欲しくなったのは 黒猫であるからこそなのは確かだがね。 燻るほどに、君が欲しいと願っているのだから。 (関係ができれば出来るほど、難しくなっていく話だとしても)] (*2) 2023/04/25(Tue) 0:08:51 |
【秘】 アル → ツァカリ他の邪魔なく召し上がれるように、だっけな。 和室から観れる光景も良いだろうし …それまではゆっくりしておくとしようか [同様に備え付けの洗剤に手を伸ばして、泡立てた。 腕に指先を伸ばして肌を滑らせている間に彼は早々に 身体を濯いでいき、こちらがシャワーに手を伸ばす頃には 猫というより子犬のように飛沫を振り払っていた。 (そういうところも可愛いなぁと思う。)] 湯加減はどうだ。 …結構あっつい、か? [いや、割と極楽な声がしたから凄く熱いという事は 無さそうだし、彼も少しばかり気をほぐしているようだった。] (-17) 2023/04/25(Tue) 0:27:24 |
【秘】 アル → ツァカリ[ならば、暫くすれば少しご機嫌も戻るだろうか。 分からない。子猫は気まぐれだから。] ……。 [こちらも身体を濯ぎ終えて、流し終える。 床を滑る泡はもはやどこにもいない。 残っているのは彼が歩いて行った先の飛沫だけと 確認をすれば、歩を進めた。] …、本当、結構な広さだな… 想像以上に露天風呂って広い [まずは感想が漏れた。 それから、視線は先に浸かった彼に向かう。] (-18) 2023/04/25(Tue) 0:34:57 |
アルは、メモを貼った。 (a2) 2023/04/25(Tue) 0:42:47 |
【秘】 アル → ツァカリ[零れる息には安堵と安心が滲んでいる。 湯はそこに溢れているだけであるが、 すべてを受け入れて落ち着かせる力でもあるのだろうか。 少なくとも、心地よいとの言葉は不思議と安心を示す。 楽しんで貰えているならば上々。 お互いに選んだ場所が満足いくものならば良好というもの。 正直に言えば、温泉そのものに対してツァカリが何処まで 気を許して貰えるだろうか、楽しんで貰えるかの心配が 少しも無かったとは言い難い。 なんせ、自国でのシャワーは「楽しむ」という側面がない。 言ってしまえば身を整える一面の方が強い。 こうして水が豊富である国だからこそできる楽しみ方かも、 なんて、表情を、頬を、緩ませてみせる子猫を眺めて思う。 そういう顔もするんだなと感じさせながら思わされる。] お言葉に甘えて [顔を覗き込みながら足先から浸かってみせれば、 彼が沢山息を零していた理由がとてもよく分かる。 …案外、暖かな布団の中に包まれると心地良いのと同じで この質感や温度は気持ちが良い。] (-26) 2023/04/25(Tue) 15:36:10 |
【秘】 アル → ツァカリこうやってじっくり浸かるなんて滅多にしねえしな…。 …水道代、高いし。 [イタリアの水道代の話は一旦目を瞑るとしよう。 それはそうとして、身体を解す彼の腕が前に伸びれば、 随分リラックスしてきたな、と思わされた。] 何だっけ、温泉に浸かりながら酒を飲んで 風景を楽しむってのもあるんだったけな。 流石にやったらのぼせそうだからやれねえけど。 [貸し切りの露天風呂の先には、青々とした木々と その隙間から見える海の青が覗き込んでいただろう。 遠くからは温泉街を道行く人々の楽しげな声が聞こえ、 外界に近いのにどこか遠い特別な空間にいるのだと 改めて感じさせられるか。] (-27) 2023/04/25(Tue) 15:43:00 |
【秘】 アル → ツァカリ[最中、コレは自分自身でも狙った訳では無い。 少し肩を動かしてちゃぷりと水面を揺らした先、 水中に落とした手が僅かにツァカリに触れた。 決して欲を表しての仕草ではなくて、 完全に気を抜いていた仕草であり、 近いからこそ必然だったと描写するべきか。] あ。…、…。 […いずれにせよ、おっと、と自ずと意識をして、 思わずもう一方の手で自分の口元を隠した。 にやけた顔が見られたくなかったというより、 不意とはいえ触れた事で自分の顔が赤くなるのを どことなく見られたく無かったのか。 風呂の湯気で顔は既に赤かったろうに。 一体自分は何をしているのだか。]** (-28) 2023/04/25(Tue) 15:51:22 |
【秘】 アル → ツァカリ[横でケラケラと笑うものだから、此方も笑う。 現実があるからこその笑い話だろうよって 言い訳はしてみせたが、さてさて。] ま、なかなかバスタブに溜めないしな…。 そういえばお土産にバスソルトとか売ってたし、 帰ったら試してみるのも良いかもな? [水道代が気になるなら、俺の家でもいいけど。 でも本人が多少試したいと言っているのを 邪魔するのも如何なものかと思って噤むか。 後ほど俺の風呂場を借りると言われる気はしたが、 普段と異なる感覚を楽しむのもまた贅沢なひと時と 言うものなのだから、これを邪魔するのは頂けない。 (普段と違うひと時は心地良いものだからな)] (-32) 2023/04/25(Tue) 19:24:14 |
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