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【人】 小さな サルガス「――……」 朝食の時間。何度も何度も、小さな頭が席につく者達の顔ぶれを見ている。 昨日と変わらない。昨日と変わらないのだ。そう、いつもと違うはずの昨日と。 眠る前に抱いたなけなしの期待が砂糖菓子のように崩れてしまうのを感じている。 「ヘ――」 誰かが脇を肘でつついて、小さい体がよろけた。 驚きとともに呼び声は引っ込んでしまって、泣きそうに唇が歪んだ。 (0) 2021/05/26(Wed) 20:36:11 |
【人】 小さな サルガス「ぅ、ブラキウム、ブラキウム」 ばら水さえ喉を通らないのを振り払うように首を振って、一団の中へと寄り添う。 自分よりは大きいけれど集団の中では小さな彼に、半ば飛びつくみたいに駆け寄った。 「きのうは、ごめんね。お手伝い、いつもしてるのに。これ、ちゃんと用意したよ」 受け取る彼が怪我しないように、しっかり布ナフキンで包んだ頼まれものを差し出す。 (3) 2021/05/26(Wed) 20:43:30 |
【秘】 小さな サルガス → 御曹司 ブラキウム ひぐ、と最後の堰が切られたようにしゃくる声だけが返事だった。 優しさのためか、手ひどいものだったのか。混乱しきってわからない。 貴方の声に気の利いたなにかを返すこともできず。 ただ、指がかすかに袖を引いて。 あまりにも弱々しすぎて、縋った指は身じろぎだけでほどけてしまった。 (-10) 2021/05/26(Wed) 21:14:26 |
サルガスは、醜い生き物に浴びせられるような悲鳴とからかいを知らない生徒からいっぱいに受けた。 (a11) 2021/05/26(Wed) 21:17:55 |
サルガスは、メレフを今にも泣きそうな目で見送った。 (a26) 2021/05/26(Wed) 21:44:04 |
【人】 小さな サルガス>>2:44 ブラキウム 「うん……うん。そうだね、おなじクラスだもんね、いっしょの授業、うけるから……。 ブラキウムは、いつもひとのことをよくみてるよね。 いつかえらいひとになるから、そういうことも、身についているのかな……」 少しばかり放心は尾を引いてはいるものの、だいぶ話せるようになってきた。 それも、貴方のかけてくれる言葉のおかげ。かは、本人ではないから、わからない。 塩気のスープをゆっくりと口に運びながら、手際よく剥かれるりんごを見ている。 「うん、細工とかができるように、いいやつをもってきたの。 おだいどころのお手伝いをしたときに、もらって。ちょっと、もてあましてて。 ぼく、そんなふうに指がするするうごいたり、しないもの」 (48) 2021/05/26(Wed) 22:00:36 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 小さな サルガス>>55 本当はひとの事なんて見てやしない。 全ての人間の顔は等しく、ぐちゃぐちゃの落書きのような仮面にしか見えないのだから。 簡単に剥がれ、付け替えられるハリボテを覚えられるはずも興味が湧くはずもない。 ブラキウムの視界はいつからかそうなっている。 認識を改めたところで、それは変わらない。 (-27) 2021/05/26(Wed) 22:29:17 |
【独】 小さな サルガス「……ヘイズ」 誰にも聞こえないように、口の中で名前を唱えた。 音にしてはいけないのだとしても、呼べばまだそばにあるような気になれるから。 ぎゅうとケープの裾を握りしめて、二日も見てない彼女の顔を浮かべる。 「(探そう、もう少しだけ。探すだけなら、さわがなかったら、いいよね? だれにも迷惑かけてしまわないなら、ぼくだけがそうするなら、だいじょうぶ)」 昨日もそうだった。探す一団には混ざれなかったけれど、棟を渡って、探し回った。 誰も巻き込まないのなら、構わないはずだ。こっそりこっそり、一人でなら。 (-28) 2021/05/26(Wed) 22:29:59 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 小さな サルガス昼過ぎ頃、落ち着いた頃合いに。 サルガスからもらったはちみつを手に、部屋を訪れる。 「………………」 他人の部屋を訪れる事は滅多にないからか、年下の部屋だというのに柄にもなく緊張はしているようで。 意を決して、部屋の扉をノックした。 (-30) 2021/05/26(Wed) 22:33:24 |
【人】 小さな サルガス>>2:55 ブラキウム 「ぼくには、ブラキウムもいいこに見えるよ。いつも胸を張って、かがやいてるんだ。 ブラキウムみたいになるのは、むりだけど、みならいたいところ、たくさんあるの」 やわらかなエメラルドの中を見つめる瞳は、尊敬できらきらと輝いている。 疑いもなしに聞いて、かわいらしい赤とこがねのうさぎと見つめると、自分の食事に戻った。 ひとくちが小さいものだから、量の差があっても食べ終わる速度が周りとかわらない。 「ほんとう? じゃあ、なにかおしえてもらおうかな。おぼえるの以外、むずかしくて。 ぼくもうたったり、おどったり……走ったり……なにがいいかな……」 自分にできないことと、貴方が出来ることを照らし合わせて夢想を繰り返す。 食事の席は、もう少しだけ続く。 (62) 2021/05/26(Wed) 22:37:51 |
サルガスは、ルヴァが幸せそうなので、安心した顔をみせた。 (a46) 2021/05/26(Wed) 22:38:41 |
【秘】 小さな サルガス → 御曹司 ブラキウム きっと貴方の目には並ぶ南瓜とざくろにしか見えない、子供。 貴方に善きものばかりを見て、かけられた言葉をそのまま飲み込んでしまう、子供。 いっときの衝撃で揺らいだ好意さえ、直後の声掛けで補強されてしまった。 けれどもわたしが臣下なら、愚鈍なほうがいいでしょう? (-34) 2021/05/26(Wed) 22:42:24 |
【秘】 小さな サルガス → 懐疑心 メレフ「はい!」 まるで授業中に指されでもしたかのような、大人しいながら元気いっぱいの声。 誰か、なんて聞いてもいないのにやわらかい足音が扉に近づいて、一気に開いた。 覗いた顔が貴方を視認すると、驚きと感激が染め物のように顔に広がった。 「メレフ、メレフ。もしかして、ぼくの言ったことおぼえていてくれた? あ、でも、それより前に……あれから、だいじょうぶだった? ううんと、ちがうかも。ハンカチ、ありがとうございました」 一言目に出てくる言葉がいっせいに列をなして湧いてきたかのようだ。 もたもたと扉と壁の間で落ち着かなさげにしていたが、やがて人が通れるくらいに隙が空く。 「よかったら、寄っていって。ちょうど、とくべつなヌガーをもらったの」 (-42) 2021/05/26(Wed) 22:48:06 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 小さな サルガス尊敬の輝きも蠢く苔にしか見えなかった。 けれど、あなたの声色から感情は読み取れる。 自然と身に付いた感覚だった。 まっすぐに信じて疑わないあなたを、やはり不思議に思う。 ここまで仮面が変容しながらも剥がれ落ちないのは初めてだった。 ブラキウムにとっては、その様は人間というものから外れた存在に違いない。 けれど、都合が良いのもまた確かだ。 飴と鞭を使い分けてこその御曹司である。 どうでもいい誰かに壊されるくらいならいっそ―― (-46) 2021/05/26(Wed) 23:04:52 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 小さな サルガス今のうちに自分好みにしてしまうのも面白いかもしれない。 どんな"お願い"まで聞いてくれるだろうか。 ――湧き上がった興味をひとまず抑えながら、あなたが食事を終えればひとつ尋ねる。 「ね。君が良ければしばらくこのナイフを貸してくれない? 他にも果物があって、使いたい宛があるんだ」 (-49) 2021/05/26(Wed) 23:11:04 |
【秘】 小さな サルガス → 御曹司 ブラキウム「うん、いいよ。ほんとうは、あげようと思ってたの。 だって、ぼくつかえないから。さっき、やっぱりブラキウムが持つほうがいいなって。 持ち手の銀細工まで、きれいでしょう。ブラキウムにつかってもらうほうが、いいよ」 返答は当たり前のように告げられた。真っ白いナフキンも一緒に、貴方のものになる。 二人分の食器を重ねると、両腕いっぱいに抱えあげて、返却場に足を向けた。 「ううん、ぼくも。はげましてくれて、ありがとう」 (-51) 2021/05/26(Wed) 23:22:46 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 小さな サルガス「そう。丁度良かったね。装飾品としての価値もあるとなれば尚更。 それじゃあ有難く頂こうかな。大切にするよ」 そこまで言われれば断る理由もない。 ナフキンに丁寧に包んで懐に仕舞った。 「大したことじゃないさ。これくらいならいくらでも。 "お願い"じゃなくても、話し相手にくらいはなるからね。 これからもよろしく頼むよ、サルガス」 返却場に向かうあなたを笑顔で送り出して、そのまま別れるだろう。 (-68) 2021/05/26(Wed) 23:52:13 |
サルガスは、昨日どこかに背中に貼られていた手紙を落としたらしかった。 (a66) 2021/05/26(Wed) 23:57:59 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 小さな サルガスまだ名乗ってもいないのに開いた扉にも、矢継ぎ早に飛んでくる言葉にも目をぱちくりとさせて。 「あー……とりあえず落ち着け。 お前が言ってた事は覚えてたし、ハンカチも、その礼も受け取った。 あれから――――まあ、この通りだろ」 いつも通りだ。 「……ああ、ヌガー。いいのか、お前がもらったんだからお前が食べればいいのに」 とりあえず、断るのも忍びなかったので。部屋には入らせてもらう。 お邪魔します。 (-78) 2021/05/27(Thu) 0:07:26 |
【秘】 小さな サルガス → 懐疑心 メレフ「だって……ううん、なんでもない。 ……うんと、でもそれも、違うかな……。きのうから……いろいろあったんだもの。 今朝だって……みんな、不安にさせちゃった。だから、会いに来てくれたのうれしいんだ」 一度は言及を避けて飲み込みかけたが、そう誤魔化してしまう気分にもなれなかった。 はっきりと言ってしまうのもはばかられたので、扉を閉めつつではあるけれど。 少なくとも、いつもどおりを求めているのは、自分だってそうなのだから。 「むりに食べなくてもだいじょうぶだから、気にしないでね。 ひとりで食べるより、だれかといっしょのほうが、おいしいから……」 机に並べられるのは、メレンゲの白いヌガーではなく、はちみつ色のヌガーだ。 それと、少し薬草っぽさのあるコーディアルを香りが飛ばない程度のお湯で薄める。 シロップのような甘い匂いと、爽やかなハーブの匂いが部屋の中に広がる。 「椅子にかけておいて……あ、メレフはおおきいから、クッションおかないとだめかな」 (-88) 2021/05/27(Thu) 0:27:10 |
サルガスは、水汲み場にあたまを突っ込んで誰かを探しています。 (a71) 2021/05/27(Thu) 0:36:12 |
【人】 小さな サルガス「中庭は、みんながさがしにいってるって、いってたよね……」 生活棟、厨房の裏、生き物のいるようなところ。 昨日は探せなかったような場所を、ひっそりと探ってみているものの、 痕跡どころか足跡さえも見つからなくて、そもそも、ヘイズの手がかりってなんだろう? 大騒ぎにならないように、ささやくような声で呼びかけたりはしてみるけれど。 「でも、ほかにこどもが入れないような場所って、どこがあるだろう?」 (94) 2021/05/27(Thu) 1:04:59 |
【独】 小さな サルガス「……しゅくだい? でも、ぼく、高等部の先生、わからないよ」 『いいんだよ適当に伝えてくれりゃ。大事なものなんだ、お願い、取り返して!』 「うん、わかった。返してもらえるか、頼んでみるね」 (-106) 2021/05/27(Thu) 1:34:21 |
サルガスは、知らない生徒に頼まれものをして教員棟をたずねました。 (a76) 2021/05/27(Thu) 1:35:50 |
【置】 小さな サルガス「……はい。しゅくだい、持っていかれちゃったって、言ってました。 高等部のせんせいにつたえてくれればいいって」 「えっと……あの、なまえ、聞いてなくっ」 「ごめんなさ、ごめんなさい。ほんとうに、でも……ごめんなさい、すみません……」 「ち、ちがうんです。そんな……すみません……ほんとうに、ごめんなさい……」 (L6) 2021/05/27(Thu) 1:47:14 公開: 2021/05/27(Thu) 2:00:00 |
サルガスは、教員棟からとぼとぼと帰りました。 (a77) 2021/05/27(Thu) 2:00:41 |
小さな サルガスは、メモを貼った。 (a78) 2021/05/27(Thu) 2:02:01 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 小さな サルガス「……ヘイズのことか。 あれは、あれも、お前は悪くない。悪いのはこの環境だ」 他の誰よりも、不器用で慰めるのも下手くそなメレフだが。 それだけは伝えておきたくて。自分を責めることがなくなればいい、と思った。 「…ああ。あまり量は入らないからな。 一つでいい……、……お前、誰にでもそこまで用意するのか」 自分はもてなしなんてしないものだから。 香りで部屋を充たすサルガスを見て、よくやるな と思うのだ。苦笑する。 本当に、誰かさんに似ているようで。 クッションに関しては大丈夫だ、とズボンに包まれた余り気味の足を床に伸ばしている。 (-123) 2021/05/27(Thu) 2:18:50 |
【秘】 小さな サルガス → 強い意志 メレフ「……そうなのかな。みんな、ぼくに良くしてくれるばかりなのに。 さいきんはへんな事ばかり起きて、みんな、どうしていいかわからないんだね……。 ブラキウムも、……ちょっとへんだった」 まだ、この施設の何もかもを疑いきれない。 だって確かに彼らは―― 一番場を乱したのは自分だと理解はしているが、さておき皆それを中心に不安を抱いている。 ひとりひとりのことを憂い、案じているようだった。 「だれにでもは、しないよ。いつもおやつ食べてるわけじゃないもの。 メレフが来てくれたらいいなあって……」 やや飛び乗るような形で椅子に腰掛け、対面に座った。 中等部用に入れ替えてもらったのだろう椅子は、サルガスには逆に大きめだ。 飲んでおいしいくらいに薄めた温かいシロップの入ったカップを持ち上げ、 薄い煙の向こうに見える顔に、照れくさそうに笑ってみせた。 「なんだか、メレフのことばかり考えちゃうね。 きのう、苦しそうだったから。なにかできないかなって……おせっかいだね」 (-142) 2021/05/27(Thu) 7:16:48 |
サルガスは、干し場の生け垣にヘイズが隠れてないか、頭を突っ込んで探しています。 (a86) 2021/05/27(Thu) 7:24:26 |
【置】 小さな サルガス 深夜の中庭。 ほかのみんなよりも遅くかもしれないし、ひょっとしたら帰りに会えるかも。 けれど、サルガスは誰かに会いに来たわけではない。 「怒られちゃうかな……でも、見つからないんだもの。ねむってなんか、いられないよ」 いつも通り、消灯時間ぴったりに眠りについて。にがいコーヒーが効いてきた頃に起きた。 こっそり部屋を抜け出して。寝間着にケープだけで、月だけが照らす中庭に出る。 まだ怖がっているのか、周縁を回っていたばかりの足は、少しだけ森に踏み入った。 「しかたないよね……だって だれも巻き込みたくはないもの 。これは、ぼくのエゴだから……ぼくだけで、めいわくかけないようにしなくちゃ」 だから、誰にも会わないかもしれない。おそまつな抜け出しは、気づかれているかも。 もしかしたら、夜闇の下で一人きりかも。或いは、無防備な一人きりかも。 少なくとも言えるのは、何が起きても、 誰にも助けを求められないこと。 (L15) 2021/05/27(Thu) 7:37:05 公開: 2021/05/27(Thu) 10:30:00 |
サルガスは、今日もケープの背中に「給仕さん」の張り紙をされました。 (a87) 2021/05/27(Thu) 7:37:35 |
サルガスは、冷やかすようなからかいの声を受けました。 (a90) 2021/05/27(Thu) 7:56:45 |
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