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【人】 二年生 鳳 凛[だからこそ、自分の幸せとは別の、誰かの幸せを願う事が出来る柊一は本当の意味で優しいと凛は思う。 しかも柊一は“願う、”だけでなく、それを行動に移した。 凛と向き合い、凛に話して、柊一の考える悪意から凛を遠ざけるために。 願う、だけなら誰でも出来る。 けれど、それを行動に移せるひとは多くはない。] うん、絶対。 ………でも、ちゃんと"いい人"を選べなんて、柊一 なんだかもう私とは二度と会えなくなるみたい。 こういうの何て言うのだったかな… 別れ際の──…そう、 死亡フラグ!! [凛は思い出したように両手を合わせると、嬉しそうに柊一に笑いかけた。]** (246) 2021/07/24(Sat) 12:15:58 |
二年生 鳳 凛は、メモを貼った。 (a50) 2021/07/24(Sat) 12:22:12 |
【人】 二年生 鳳 凛………… [凛から紅葉の印象を聞いて、思案にふける長尾。>>248 紅葉と何らかの繋がりがあるのか。 ただ長尾もおそらく、紅葉が故人であることを知っていると察しつつも、凛が彼女のことについて話すことは躊躇われた。 なぜなら、凛が彼女と“知り合った”のは、彼女が既にこの世を去ってからだったから。 だからあえて何も言わず、長尾が口を開くのを待っていた。] ────…長尾先生… [思考の末、凛に尋ねられたこと。 彼はすぐにそれをなかったことにしようと首を振る。 けれど凛は、聞かなかったことには出来なかった。 凛は紅葉が好きだった。 例え幽霊でも、血濡れの姿でも。 初めて会った年の夏祭り。 彼女はお金がなくて、祭りに参加出来ない凛のために、いろんな食べ物を貰ってきてくれた。 夏祭りの時の紅葉は血濡れじゃなくて、本来の奇麗な彼女の姿になっていて、本当に嬉しそうで、楽しそうで。 そんな紅葉を見ているだけで凛も嬉しかったことを覚えている。] (259) 2021/07/24(Sat) 13:49:49 |
【人】 二年生 鳳 凛……私は、出来ると思います。 [凛はその場を去ろうとする長尾にそう告げると、] 先生も。 紅葉さんはお祭りでみんなが楽しそうにしている姿を見るのが好きだから。 そんな、とても心の綺麗な人だから。 [何事もなかったかのように、微笑んだ。]** (260) 2021/07/24(Sat) 13:49:51 |
二年生 鳳 凛は、メモを貼った。 (a55) 2021/07/24(Sat) 13:58:31 |
【人】 二年生 鳳 凛〜回想:心の綺麗な幽霊のお姉さん〜>>249>>250 [凛が持っていたのは貧乏神の伝承本。 これは町の図書館で借りたものだが、凛が図書館で本を読むことに関しては嫌悪感をあらわにする人が一定数居たため、静かな場所―時には神社の外れまで足を伸ばすこともあったかもしれない>>96―を探して、そこで読書をしていた。] 本はいつでも読めるし、邪魔、違います。 はい、紅葉さんはこの神社の奥のほうに行ったことありますか? この前、凄く静かで、綺麗な場所見つけたのです。 [普通の他愛のない話を紅葉としながら、どうしも確認しておきたくて、半分つぶれた顔を凛は見た。] 紅葉さん、痛くないですか? [きっと、この姿は事故をしたときの、紅葉の最後の姿。 でも、彼女は今、怪我なんてないかのように振る舞っている。 痛くないならそれでいいのだが、どうしても心配だった。] (271) 2021/07/24(Sat) 15:08:11 |
【人】 二年生 鳳 凛────…寂しい… [その言葉に思わず眉根を下げた凛に謝る紅葉。 どうやら何故、そのように感じるのか本人にはわからないらしかった。] ( …紅葉さんは自分の事、、 事故のことも忘れてるのかな…… ) [紅葉の話を聞きながら、凛は思う。 ぽつぽつと話される、紅葉が好きなことは、自分のことよりもみんなが喜ぶことを一番に考えていることが伝わるもの。 その奇麗な心につい目頭が熱くなってしまって、あの時はもしかしたら凛のほうが紅葉を驚かせてしまったかもしれない。] お支払い、しなくてもいいのですか…? [お金の無い凛への紅葉の提案に心配そうな顔を向ければ、彼女は大丈夫と言ってくれただろうか。 それからはひそひそと声を潜めて、あれもこれもと具体的な計画を立てた。 それは、ふたりだけの内緒内緒の“悪巧み。” 計画実行の日まで、凛は毎日のように紅葉に会いに行ったのだった。]** (272) 2021/07/24(Sat) 15:08:13 |
【人】 二年生 鳳 凛── 出店 オルゴール店── ……? [歩き始めてふと、祭囃子に交じって微かに聞こえる他の音色に凛は気付く。] …オルゴール…? [食べ物の屋台が並ぶ場所とは向かいのほうから聞こえてくる。 つい気を取られて歩いていくと、櫓から少し離れた一角に、地面に布を直に敷いて、掌サイズのオルゴールを並べた店があった。] ────…綺麗… [凛は店の前に屈むと、目を閉じて、そのメロディに耳を傾ける。 賑わいの中に、目立たず静かに流れる音楽。 茜色から藍色へと変わりゆくグラデーションに星が瞬き始めていた。]** (283) 2021/07/24(Sat) 16:25:34 |
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