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【秘】 発熱 ニエカワ → 商人 ミロク「お金……」 うぐ、と言葉を詰まらせた。 「いくらぐらい……かかる……?」 睡眠薬を欲しい理由をあなたに言わなければいけないことも迷いがあった。 自分が飲みたいのであれば、自分を診てくれている先生に言えばいいだけの話だ。 (-87) 2021/06/28(Mon) 15:32:04 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「俺は多分まだしばらく入院だろうし……川の水が引いたら、セナハラさん……買ってきてくれる……?」 実際買ってこなくてもいい、親がここに来れるようになれば持ってきてくれるかもしれない。 でも、言い知れぬ不安感で我儘をいいたいのか、いつもお金のない貴方に強請った。 「そっか……ここは"人を助ける場所"だもんね…… そういうのもあるかもなんだ……」 ここはこの辺ではかなりしっかりした建物の一つだ。 昔も今のようにが災害とか戦争とかで避難してきた人がいたかもしれない。 そういうことがあったなら備蓄だって用意していてもおかしくはない。 穏やかに余裕をもって答える貴方の言葉は子供を納得させるには十分だった。 (-88) 2021/06/28(Mon) 15:40:46 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「セナハラさん、料理とかできるの……?まずそ〜」 疑わしい目つきで見つつも、やがて零す様に笑って。 「ふふ、でも食べてみたいかも……絶対、約束だから」 小指を立てて軽く相手に傾ける。 「うん……ちょっと寒いし、欲しい」 (-98) 2021/06/28(Mon) 18:13:53 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ「駄菓子屋……いいなぁ… 俺、駄菓子は食べたことあるけど、自分で買いに行ったことないんだ、そういうとこ」 差し出されたブリキの車を受け取ると心底嬉しそうにほほ笑んだ。 玩具自体は子供っぽいものだが、違う世界の空気に触れられたようでうれしいようだ。 「アキラすごいね……俺とあんまり変わらなさそうなのに、好きなところに行って、働いて……大人みたいだ」 車を軽く指先で撫でて 「学校、まともに通えるようになったら行ってみたいけど…… でもやっぱりトウキョウに行ってみたいな。 アキラみたいに働きたい」 (-106) 2021/06/28(Mon) 20:20:37 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「そうなんだ……男で料理って…… お嫁さんとか、もらうつもりないの?」 男が家事をするイメージがまるでわかなかったが、生涯独身のつもりならそういうのもあるのかもしれない 「約束破ったら、針千本だからね」 しっかりと小指を絡めて約束をした。 「大人になったらこういうの、あんまりしないの?」 (-109) 2021/06/28(Mon) 20:44:08 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 商人 ミロク「…………。 絶対、誰にも言わないでよ…?」 視線を彷徨わせて暫く迷っていたが、貴方の服を摘まんで引き寄せ、誰にも聞かれないようにそっと耳打ちをする。 「台風がすぎたら、先生たちに薬を飲ませて…… そのすきに俺はこの病院から出ようと思ってる…… 俺、トウキョウに行きたいんだ」 つまりは、見張り役である医者を眠らせて、家出をしたいという事らしい。 (-110) 2021/06/28(Mon) 20:47:55 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 商人 ミロク「…………、言ったって止められるんだ。 学校を覗きに行くのだって止められるのに、トウキョウなんて行かせてもらえるわけない……」 ぐっ、と服の裾を掴む手に力がこもる。 「最近調子いいし、俺と同じぐらいの奴だって一人でトウキョウにいってるんだ……俺だって……」 医者も親も、入院している少年の体を思ってこそ止めていることも頭の端で理解している。 しかし、死ぬまで家と病院しか知らない人生なんて嫌だと強く願っていた。 「おじさんなら知ってる……?もっと確実な方法……」 (-133) 2021/06/29(Tue) 12:11:21 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「…………そうだね、セナハラさんはお嫁さん貰わない方がいいかも きっと貧乏すぎてお嫁さん逃げちゃうし。可哀想でしょ?」 ふふ、とからかうように笑った。 「大人って大変だね……」 離れた指をじっと見つめて 「卵焼きの判子とか押してあげた方がいい?額とかに」 (-134) 2021/06/29(Tue) 12:43:05 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ「俺、16だよ?アキラと一つしか違わないのに……全然違う…」 散歩すら許可されない少年に許されたのは復学をめざした勉強だけだ。 「聞きたい…トウキョウの話…」 貴方の手を取りキツく握る 「今日は一緒に寝よ…アキラの話、いっぱい聞かせて」 熱で気だるそうな表情が明るくなり、嬉しそうに微笑むと自分の病室へと貴方を誘うだろう。 (-138) 2021/06/29(Tue) 14:50:43 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ「ここが俺の病室。何にもないけどね」 こじんまりとしているが清潔感のある個室だ。 台風が来る前に母親がさしていったのだろう花瓶の花はもうしおれかけていた。 病室に到着すると手を放し、慣れた様子でベッドへと乗り上げると貴方に手招きをしてベッドへ来るように促す。 (-163) 2021/06/29(Tue) 19:02:17 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「忘れないけどさ…… でも、針千本なのは変わらないんだから、なるべく忘れないでよね」 どこか不服気にしているが、額に判子を押すことはあきらめたようだ。 「そういえば、セナハラさんはトウキョウいったことある?」 俯きがちに話題を変えた。 (-164) 2021/06/29(Tue) 19:06:56 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ「うん、毎回長期入院だし、親がこっちの方がいいだろうって……」 コロンとベッドの端で横になった。 「少し狭いかもだけど、二人ぐらい平気だよ。 布団ほしかったらあげる。俺暑くていつも蹴っちゃうし……」 貴方の上着を軽く指でつまんで引く、お前も横になれと言いたげだ。 「ほかに人いる部屋だとじゃまになっちゃうしさ」 4人部屋での夜の私語は注意されてしまうだろう。 (-168) 2021/06/29(Tue) 19:57:32 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ「一人で広い部屋にいるよりはずっとましだよ」 文句を言いながらも隣で横になってくれる相手に小さく笑った。 何もない白い部屋の中で、ほとんど誰とも話さずに日々を過ごすのが日常の少年にとっては、話し相手がいるだけでも楽しそうだ。 「トウキョウでどんなことしたの?美味しいものはあった?面白い場所とかは?」 楽しみにするあまり矢継ぎ早に質問をしてしまった。 (-194) 2021/06/30(Wed) 11:22:18 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「ウエノ……観光じゃないのに何しに行ったの?」 地域は大体わかるものの、そこに何があるかなどはぴんと来なかった。 「ロクとアキラが言ったことあるって。 アキラはトウキョウで仕事もしてるらしいんだ…… 俺の一個上なだけなのに」 すごいよね……と尊敬と憧れをはらんだ声色で呟く。 自分もいつかトウキョウへいってみたい、そこで働いて自分で稼いだお金で好きなことをしてみたい。 そんな夢が少年にはあった。 病気で外出許可が下りない少年にはかなわない夢だろうが。 (-196) 2021/06/30(Wed) 12:31:23 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「たしか……?」 表情がそれほど豊かではないものの、じっと貴方を見上げる目は期待に満ちていて、続く言葉を今か今かと待ちわびている。 (-199) 2021/06/30(Wed) 13:11:39 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ「………別に、寂しいってわけじゃ…ただ暇っていうか…」 年が近い故か、素直に寂しいとは言いづらかったらしい。 「俺も……入院ばっかりだし、こういうの初めてだけど…… 楽しいな、誰かと一緒に寝るって」 少し強がりを言いながらも貴方が隣にいてくれるのを内心嬉しく感じていた。 「高い建物……この病院よりずっと高い? 日本一高いってどんなだろう……」 鉄塔ぐらいかな、と想像してみるものの、想像力が足りずふわふわだ。 「聞いたことある、あいすくりん! 冷たくて甘いんだ……食べてみたいなぁ…… お金家に送って偉いね……家族も、アキラみたいな立派な子、誇らしいだろうな」 純粋に尊敬の念を相手に抱いた。 自分と同じぐらいの年だというのに、とてもしっかりしている。 対して自分は親の金を使って命を長らえさせるだけで何の役にも立たない……そんなコンプレックスがわずかににじみ出ていた。 (-201) 2021/06/30(Wed) 13:24:07 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「遺骨……」 ハッとしてすぐにうつむいた。 トウキョウに期待をするあまり、相手に言いづらい事を言わせてしまったことに気付いたようだ。 「あ……ごめんなさい……」 (-208) 2021/06/30(Wed) 15:44:00 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ「ほんと……? 台風が去ってからも、話してくれる……?」 状況の不安感から口をついて零してしまった。 「へぇ……そんなに」 そこからみた景色はきっときれいなんだろうと想像を膨らませていたが、 伸ばした傷だらけの手はどこか悲しげで 「……そっか…もう大人と同じように働いてるし、苦労もしてるよね……」 小さな村で起きた事件のの噂話なら世間知らずの少年でも少しは耳にしたことがあった。 彼が家族の話をすればおのずと彼がどんな状況か薄っすらと察することができるだろう。 「うん……大事にされてる、と思う 薬代も入院代も、馬鹿にならないだろうから」 けれど自分にとってはその愛が重い時もあるのだ。 「アキラは……家族の事、どう思ってるの?」 (-218) 2021/06/30(Wed) 16:43:00 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「……………」 俯いたまま返事もせず黙りこくって貴方の話を聞いていた。 表情は貴方に見えないだろうが、ちゃんと聞いているようだ。 「……わかった… ちゃんと、養生する……」 言葉少なげに紡がれた言葉に不満の色は完全に消さなかったものの、親しい貴方の言う事なら、素直に言うことを聞く気はあるようだ。 (-220) 2021/06/30(Wed) 17:02:52 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ「友達……」 そんなこと言ってくれた人は初めてで、こみ上げるものを押さえるように言葉を詰まらせた。 「うん、友達……だよ」 力なくおろされた手に触れようと手を伸ばした。 貴方が嫌がらなければそっと重ねられるだろう。 「大丈夫……アキラならできるよ。 頑張って働いてるし…お父さんより、ずっと立派……」 だから君はお父さんと同じようにはならない、と意味をこめてほほ笑んだ。 「そうだね……セナハラさんが食料探してくれるって言ってたから……きっと明日は食べられるよ。 おなか一杯にとはいかないかもしれないけど……」 お休み、と告げて布団を引き上げ相手にかけてやる。 自分は端っこに少しだけもぐりこんで目を瞑った。 今日は長く起きていた上いろんな人と話したため疲れていたのか、目を瞑ればすぐにまどろみ始める。 「──病気が治ったらさ……アキラとトウキョウであいすくりん……たべたいな……」 独り言のように小さく願いを口にして、意識を手放した。 (-226) 2021/06/30(Wed) 18:46:46 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ「はぁい…… でも、見回りしてないでセナハラさんも、ちゃんと寝なよ?」 おやすみなさい〜と間延びした声であいさつした後、しぶしぶといった様子で指さす方向へと歩み始める。 行く先で少し人と話していたようすだったが、すぐに連れだって病室の方へと歩いていくのが見えるだろう。 (-227) 2021/06/30(Wed) 18:50:25 |
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