情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 大富豪 シメオン─ 間話 ─ [曰く、「ラ・コスタは、美を司る女神に守られている。 彼女は歌や演劇、芸術、武技に魔法、そして淫欲や肉欲といった、人を魅了する全てを『美』として、こよなく愛している。 フェスで優れた『美』を魅せた者は、女神の寵愛を受け、あらゆる願いが叶えられる。」 それはこの街に伝わる伝承。 女神に守護されたこの街はその伝承の通りの価値観を有していた。 富裕層がパトロン、彼らは他者よりも先んじてなり『美』の庇護者とならんとし、彼らの元で『美』は繁栄を迎える。 女神は『美』を好む。 そしてその『美』とは様々な形となる。 芸術品、美術品といった物理的なものから、歌やなんらかの技術、人を惹きつけるカリスマ性と言った概念的なものなど。 中でも女神が好むものは、伝承にもある『淫欲』や『肉欲』ではなかったか。そして、それはこの『美』の街においての大いなる価値観でもあった。] (0) 2022/11/26(Sat) 4:06:02 |
【人】 大富豪 シメオン[それ故に男自身の持つ『美』は異質であった。 積み重ねた研鑽と努力。 理想を追い求めながら、しかして現実に振るわれ血に染まったそれは、いつしか芸術の域すらも超えて、ただただ美しくあった。 かつて剣王と賢者なこの街に移り住んで間もなく、男はその『美』を持って女神の寵愛を得た。『淫欲』も『肉欲』も無い、ひたすらに曇りのない美しき剣の捌きだけを以て。 やがて男は巨万の富と名声と地位を得る。 失ったものはただ一人の友。 だが、それで男は構わなかった。 男は渇望した、幾千幾万の『美』を。 そしてその頂きに立つ『美』を。 時に、男は思う。 あと十年の若さがあらば、我が剣は究極足り得たのだろうかと。 清廉であったかつての自分ではなく、今の清濁合わせ持つ自分がもしも若さを手に入れられたのなら、と思わずにはいられない。 答えは、何処にもありはしないと言うのに。] (1) 2022/11/26(Sat) 4:07:01 |
【人】 大富豪 シメオン[男の『美』への執着はこの街においても異常と言えた。 男の根源は決してこの街の『美』とは相容れないものだったのかもしれないが。 勿論、男はこの街の『美』もその悉くを愛でた。 見目麗しき女優を、澄み渡る声を、絢爛な装飾や、計算し尽くされた建築を、幻想的な絵画や煌びやかな宝石も。 だが、男が本当に認めた『美』は常に人の心の在り方だった。 男が見出した『美』とは、信念であり、純粋さであり、または妄執であった。人が抱く強い感情にこそ男は美しさを感じた。 友の憎悪に歪んだ顔を目にした時、男はそうと知った。**] (2) 2022/11/26(Sat) 4:08:28 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a0) 2022/11/26(Sat) 4:09:44 |
【赤】 大富豪 シメオン[ズズっと剛直が引き抜かれ、入り口で再び突き入れられる。 剣王とまで呼ばれた男は老いたりとはいえ、未だ体力の底は尽きない。 情欲は萎えるどころか、さらなる飢えを呼び起こす。 ……まだだ、まだ足りない。 もとより満ち足りぬを知らぬ男。 それはこの女も同じとことと男は知っている。 だからこそ今二人はこうして交わっているのだから。 目醒めた女の官能を、艶めく雌性を、男は飽くことなく喰らう。 喰らいそしてまた男は己が官能を高め、獣性を強めていく。 どこまでも喰らいあう獣同士。 荒らい吐息と甘い嬌声が重なってまるで昨夜の演奏のよう。] (*6) 2022/11/26(Sat) 8:56:15 |
【赤】 大富豪 シメオン[男は女の体を引き起こす。 胡座を描いた自身の上に座らせて女を下から貫き突き上げる。 女の背中と己の胸を触れ合わせ、激しく女の体を揺さぶる。 何度も吐き出した精と、止めどなく溢れる女の蜜が接合部から漏れ出て男の下半身とベッドを濡らす。 激しい交わりにベッドが軋む。 乱れ舞う美しい女の髪。 覗く、白い首筋に男はまるで唇を押し付ける。 強く吸い付き、あるいは、歯を当てて噛みついたか。 白き肌に赤く、痕がのこる。 その痕を舌で舐り上げ、耳の裏まで舐め上げた。*] (*7) 2022/11/26(Sat) 8:56:32 |
【赤】 大富豪 シメオン[後ろから腕を回して女の胎を抱く。 そして、もう片方の手は揺れる乳房へと触れる。 激しかった律動はやや緩やかに変化して、再び互いの熱を混ぜ合わせ、互いの情欲を味わい味合わせる。 既に張っているであろう胸の頂きを摘み上げる。 まるで突き上げる律動は弦を弾くように、そして頂きを摘み上げる指はフレットの様に。男は女のお株を奪うように淫猥な音を奏でる。 美しき音色。 互いの音を共鳴させながら、男は女の音をさらに昇華させていく。 これは、その為の情交。 女神に捧げるための『美』を磨き上げる為の交わり。] (*10) 2022/11/26(Sat) 10:31:48 |
【赤】 大富豪 シメオン[胸の頂を弄んでいた手が女の白い喉元へ伸びる。 締めることなく緩やかにの押さえるように。 同時に、胎を抱く腕に力が籠り、突き上げる腰使いは激しく強く。 それは男が再び官能の限界にあることを示していた。 息は熱く乱れ、腰が快感に打ち震える。 回した腕が、逃さぬと戒めるように女の胎を強く締め付けて、それと同時に熱い奔流が女をまた満たしていく。 激しく放たれるそれは、剛直が届かぬ奥の奥まで熱を届けようとするかように。*] (*11) 2022/11/26(Sat) 10:34:44 |
【赤】 大富豪 シメオン[男は官能の絶頂その余韻に浸る。 女のその姿、その声、その熱、その美しさに浸る。 腕の中にその肢体を納め、汗に濡れる肌を重ね合わせる。 満たされる飢えと渇き。 獣は暫しの眠りにつく。 それもまた一時のことだが 満たし潤したのはこの女だ。 そして再び飢えと渇きを齎すのもまた……。 ただ、今暫くはこの余韻の中で揺蕩うのも悪くない。 ───腕の戒めは緩く。] (*17) 2022/11/26(Sat) 12:26:59 |
【赤】 大富豪 シメオン[暫しの時を経て男はガウンに身を包んでいた。 もちろん、それは女のものも用意されてある。 これほどまでに激しく交われば、流石の男も疲労の色が見えていて、否応なしに衰えを自覚しないではいられない。] 湯を使おう。 汗を洗い流したい。 [男の屋敷には大きな浴場がある。 はるか昔、男の一族が生まれた地のものを再現したものが。 男は当然のように女へと手を差し出す。 笑みを浮かべながら、来るだろう?と視線だけで告げて。*] (*18) 2022/11/26(Sat) 12:35:42 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a5) 2022/11/26(Sat) 12:40:05 |
【人】 大富豪 シメオン─ 浴場 ─ お前を見ていると思ってしまうな。 [よく鍛えられているとはいえ老いた自分の体と、若々しい瑞々しさを湛えた美しい女の体。見比べてしまえばどうしても。] この身が衰えていく口惜しさをな。 それに、若さそして未来があることが妬ましくなる。 [己はあと何年生きられるだろうか。 あとどれほどの年月、この身を保っていられるのか。 十年、多く見積もってもあと十年としないうちに『美』は己に背を向ける。、 男は相変わらず燃えるような、獣のような目付きで女を見ているが、その奥には微かにそれとは違う色。 男は、ふと自分の中に芽生えたものを自覚する。] (10) 2022/11/26(Sat) 22:03:10 |
【人】 大富豪 シメオン[広い浴場にはもちろん二人だけ。 使用人は外に控えているため、呼べばすぐにやってくる。 木製の大きな浴槽に張られたぬるめのお湯は地下から汲み上げたもので、やや塩気があり、ブラウンの透き通った色をしている。 そこに浮かべられた柑橘類と木の香りが湯気に溶けていた。 そして壁の一面には高級品である硝子張りで、そこには外の景色が美しく映えていた。 かつて『美』の女神に愛された建築家が、男の望みを形にしたものだった。] 大分、疲れたのではないか? [あんなにも激しい交わりは、初めてだった女に随分と無理をさせたはずだ。] 湯はいい。 疲れも、傷も癒してくれる。 [魔法も薬も使わずともそういう効能があるという。] (11) 2022/11/26(Sat) 22:04:02 |
【人】 大富豪 シメオン……明日の夜、 お前の演奏が聴きたい。 場所はそうだな、中央広場でどうだ。 邪魔な者たちは片付けておくぞ。 [そう言って男は笑った。 もちろん片付けるなどということは冗談のこと。] お前の『美』を女神に、 そしてこの街のものたちに見せつけてやろう。 [それは今年の『フェス』に捧げる『美』だ。 街の有力者で、数多の『美』の庇護者シメオン・ジョスイが女神に捧げる『美」として、女の演奏を選んだということだった。*] (12) 2022/11/26(Sat) 22:05:24 |
【人】 大富豪 シメオン─ 浴場 ─ [女の言う通り、若さだけが価値ではない。 積み重ねた月日、研鑽にかけた時間だけ磨かれてきた『美』も確かにある。 それでも。 己が道の先に見えた『美』の極みに、どうしても届かないと、時間が足りないのだと理解ってしまうのだ。 だから男は思うのだ。 お前なら届くのかもしれないと。] 動の『美』、静の『美』と言ったところか。 [女と同じように湯を掬う。 嗚呼、この手にあとどれだけの『美』を掴めるのか。] (21) 2022/11/26(Sat) 23:22:55 |
【人】 大富豪 シメオン明日は少しやることがある。 それと 客 が来るはずだ。[本当にやってくるかは本人次第だが。『美』を抱く者にとって、その舞台を奪われたままでは居られないはずだ。] だが、必ず行く。 [たとえ『美』の女神が己を妨げようとも、必ず。] (22) 2022/11/26(Sat) 23:23:39 |
【赤】 大富豪 シメオンだが、その前に…… [湯が大きく揺れてパシャリと音を立てる。 それは男が女の元へと移動した空に他ならない。] もう少し 調律 をしておこうか。[女の『美』を想像するだけで、情動が疼き、女を欲して見る見る間に男の剛直は屹立していった。 欲に終わりなどないと、老いを自覚しようとも、男の飢餓が満たされることなどないのだと女に見せつけるように。] (*45) 2022/11/26(Sat) 23:25:15 |
【赤】 大富豪 シメオン[二匹の獣が再び交わり合おうとする。 男は女の元まで行くと剛直を女の目の前に晒す。] ……触れてみるか? [男は口元に笑みを浮かべる。 そして「やってみろ」と、女に奉仕を求めた。*] (*46) 2022/11/26(Sat) 23:26:14 |
【人】 大富豪 シメオン[朝になり男は居なくとも、演奏に必要なものがあれば、使用人が用意してくれるだろう。練習場が必要なら、この屋敷のどこでも使える様になっていたし、演奏の際に衣装が必要ならドレスでもなんでも用意される。 もしも演奏する場所がなければ、男が口にした冗談が冗談で終わらないことも。 それどころか、休む部屋が必要だといえば“女の部屋”があり、食事から何まで、まるで女主人のような扱いを受けることになっていることを、おそらく知らないのは女自身だけだろう。] (33) 2022/11/27(Sun) 0:35:25 |
【赤】 大富豪 シメオン[触れた白い指が緩やかで、されど絡みつくような触れ方は初めてそうしているとは思えない手つき。 それから押し付けられる柔らかな感触。 女の中を犯していたときと比べれば、物足りなさは有るものの、それがまた違った心地よさを剛直に与えてくる。 美しい女の指が、豊かな双丘が己に奉仕している。 その事自体が男の情欲を煽り、熱が昂っていく。] そうだ、いいぞ。 [びくりと震える剛直。 それは女の熱が、欲が、男に確かに伝わった証。] (*50) 2022/11/27(Sun) 0:38:52 |
【赤】 大富豪 シメオン次は口を使ってみろ。 咥えて、舌を使い私を昂らせるのだ。 上手くやれたなら、私の熱をお前にくれてやる。 [女に悦びを与えた男が、次は女が悦びを与える方法を教え込む。*] (*51) 2022/11/27(Sun) 0:39:04 |
【人】 大富豪 シメオン─ 二日目 ─ [ラ・コスタの『フェス』も二日目となる。 『美』を抱く者たちはそれを披露するためにパトロンを見つけ、パトロンたちは自らの財力と権力をもって庇護した『美』を舞台へと上げる。 しかし、それは限られた者にしか許されない。 栄光の裏側で夢破れた者たちは影街へと追いやられることになる。 『美』の舞台は中央広場。 豪華な劇場や美術館の立ち並ぶそこは、有力なパトロンに恵まれ、優れた『美』を持つ者のみが上がることのできる舞台。 それはラ・コスタ全ての憧れ。 女神の寵愛を受ける者を決める舞台。 シメオン・ジョスイはそんは中央広場に位置する劇場を幾つも抑えていた。 だが、今年のフェスでそれを使用するつもりはない。 例年ならば庇護した『美』の一つ一つにその舞台を与えたのだが、今年この時までに男が手にした『美』は一人だけだった。 故に、それらの劇場は空のまま捨て置かれることになる。**] (34) 2022/11/27(Sun) 1:02:25 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a18) 2022/11/27(Sun) 1:04:01 |
【人】 大富豪 シメオン─ 二日目 ─ [ 予期していた来客は無い。 別に、男に取ってはそうであっても構わぬこと。 逃した『美』を惜しむ気持ちが無いわけでは無いが、女神への求愛を捨てて生きるのも人としてはあり得る選択だ。 それは『美』の在り方が、この街とは違うというだけのこと。 それよりも。 己れにはやらなければならないことがある。 当てにしていたつもりはないものの、魔女の助力を得られなかったのは痛恨だった。だが、他に手段がないわけではない。 今年の『フェス』は千載一遇の機。 逃すわけにはいかない。 昔から何も変わらぬこと。 己が渇望のままに、飢餓を満たすために、ただ道を求めるのみ。 見出した終着点が 美の女神 ならば。*] (48) 2022/11/27(Sun) 13:00:38 |
【人】 大富豪 シメオン[太陽が西に沈み始める。 二日目の夜が訪れる。 準備に少々手間取り少し遅れてしまった。 だが、広場には従者を行かせてある。 私が居なくとも始めるように彼女へ伝えるはずだ。 彼女ならば今持ち得る全てを、 そして私には届かぬはずの『美』を女神と人々に見せてくれよう。 このシメオン・ジョスイの最高傑作として。*] (49) 2022/11/27(Sun) 13:01:49 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a22) 2022/11/27(Sun) 13:05:05 |
【赤】 大富豪 シメオン[剛直が滑る口内に入り込む。 快感だけならば女の中の方がずっといいだろう。 だが、咥えられ、舌を使い、自在に男のモノを扱いていくその動きは、快感以上に熱を欲を昂らせる。] そうだ、いいぞ。 もっと口を窄めて締め付けるように。 強弱をつけ、舌を巧く使え。 [男は女に教え込んでいくが、すでに昨日まで乙女であったとは思えない舌使い。そうであったなどと誰も信じないだろう。] それだけではない。 視線や仕草でも情欲を煽るのだ。 性感を与えるだけでなく、目も、耳も犯せ。 [何か一つばかりではなく、持ち得るもの全てを使って熱を高めていくのだと。] (*59) 2022/11/27(Sun) 13:35:58 |
【赤】 大富豪 シメオン[それはまるで砂に水を落とすかの如く。 女は教えられたことを見る間に吸収していく。 その舌使いは熟練の娼婦のようで。 それでいて何も知らぬ無垢な娘にさえ見える。 器用なのだとかそういうことではないだろう。 貪欲なのだ、ただ只管に、女はただただ貪欲だった。 男の教えも、男の熱も、女は貪り喰らうのだろう。] いいぞ…… [男はその快感に抗わない。 女によって高められるまま熱を帯びて、膨らんだ欲…この女を犯したいと思うがままに、前触れはただ一度体を震わせると、女を抱いたときと同じように、口の中に勢いよく精を放った。*] (*60) 2022/11/27(Sun) 13:36:35 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a28) 2022/11/27(Sun) 16:43:35 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a30) 2022/11/27(Sun) 17:07:02 |
【赤】 大富豪 シメオン[女は従順で、強欲で、貪欲だ 何よりも純粋だった。 教えたものは何もかも飲み込んだ。 それだけではなく、教えたもの以上を見せる。 仕草の一つ、表情、それも眉の毛一本に至るまでが情欲を煽り、触れる手の感触も、揺れる湯の音でさえも官能的だった。] ああ、いいぞ どこでそんなことを覚えてきた [舌と唇で残滓を舐め取るなんて教えてもいないというのに。 薬などとうに効き目が切れているはずだというのに、いいだね煽られた情動は男の剛直をすぐに回復させた。] (*68) 2022/11/27(Sun) 18:21:31 |
【赤】 大富豪 シメオン[そうだ、まだ足りないのだ。 まだ全てを出し切ってなどいない。 満たされることのない飢えは、果てることのない欲望となる。] おいで、私の上に乗って…… [男は浴槽の縁にある段差に腰を下ろす。 お腹の辺りまで湯に浸かった状態で、女にそう告げた。] 自分で挿入れるんだ。 [茶色の湯の中で、男の剛直は上を向いて女がやってくるのを今か今かと待ち構えている。*] (*69) 2022/11/27(Sun) 18:21:49 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a34) 2022/11/27(Sun) 18:24:59 |
【赤】 大富豪 シメオン[向かい合い肌を合わせ、体を重ねる。 背中と腰に腕を回して支えるとより体が密着して、押し付けられた女の双丘を押し潰す。 飲み込まれた先はお湯よりもずっと熱く、 絡みつき締め付ける肉は、言葉よりもずっと待ち侘びたと伝えてくる。 赤く上気して肌も、決してお湯のせいだけではないだろう。 それは男も同じ。 口の中で精を放ってなお保たれた剛直は、男が微動だにせずとも女からの締め付けに細かな律動を伴いながら押し返そうとする。] (*75) 2022/11/27(Sun) 19:22:13 |
【赤】 大富豪 シメオン[先ほどまで処女であったなど思えぬほどの色香。 その声、その表情、仕草も触れる肌も。 何もかも官能へと繋がっている。 それでも……足りないのだろう? 聞かずともわかる。 誰よりも強欲で貪欲な女 男は約束は違えない、己が全てを与よう。 ゆさりと体を揺さぶる。 突き上げるような強い動きではないが、その揺れに合わせて二人の間で押し潰された双丘は形を歪ませ、滾る剛直と女の柔肉が擦り合う。] (*76) 2022/11/27(Sun) 19:23:26 |
【赤】 大富豪 シメオン[何度抱いても飽きることがない。 飽きるはずもない,抱くたびに、犯すたびに、女は美しく淫らに新たな花を咲かせるのだから。*] (*77) 2022/11/27(Sun) 19:23:57 |
【人】 大富豪 シメオン─ 中央広場 ─ [陽が落ちてすっかりと闇が支配する時刻。 しかし、無数の街灯に火が灯され街が眠ることはない。 その中心で一人の女が人々を魅了している。 踊ることも歌うこともなく、響かせるのはその手にしたリュートが奏でる音。 それは女神に愛されるに相応しい。 人々は輪を作り女の演奏に酔いしれ、輪は時を経るごとに大きく厚くなっていく。] (69) 2022/11/27(Sun) 19:39:36 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新