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【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>66 ロメオ 「あれえ」 「こんにちはあ、お兄さあん」 よく見る顔が、全然見ない場所にいる。 遠巻きにその長身を見つけた女は、軽く手を振って寄ってきた。 …足元に何かいる。 猫とあなたと見比べた後、小首を傾げ。 「…何してるんですかあ??」 (69) 2023/09/16(Sat) 23:17:20 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「そうなんですよね。 こんな仕事しておいて何だって話なんですけど」 これは内緒ですよ、と少しだけ声を潜めて。 「実は今、めちゃくちゃ幸せなんです。 尊敬できる人も、面倒見のいい先輩もいてくれるので」 そうして悪戯っ子のように笑った。 今はペネロペと名乗り少女のように振舞っているメイドマンと、黒眼鏡と呼ばれるカポ・レジームを一心に慕っていることは、以前話したことはあっただろうか。 面倒見のいい先輩、というのはもちろん貴方のこと。 気軽にやってはいけないことを日々の糧にしている者同士だ。 何か困ったら助け合う、そんな当たり前の善意は持っているのに、不思議なものである。 「ロメオさんも何かあったら言ってくださいよ。 あとこれ、交換ですね」 そんな貴方の行動もいつものこと。 手元にあったパンのカスタードたっぷりの部分とフォカッチャの一欠が無事に交換された。 (-341) 2023/09/16(Sat) 23:23:40 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノ「警察がマフィアに金を借りるなんて、バレたらうちの大型犬にまた詰め寄られてしまうよ」 あなたとの関係を知っているのは、同期のテオドロだけのはず。 既に黒眼鏡の店に行ったのを見られてて問い詰められたというのにと、肩をすくめた。 とはいえ、満足行くだけという言葉には「当たり前でしょ」と、不敵に笑って。 人の人生を左右する傲慢な情を再確認した。 「探してる人……、それって、あの時の事件の犯人じゃないんだ……。 キミはそいつに死んでほしくないって思ってるんだね」 「……大事な人?」 本当は。 昔のあなたの夢だって大事にして、今も目指して欲しい。 それでも10年以上経ってしまった歳月は、子供を大人に変えてしまった。 資料を洗ってあの時の事件の犯人を探しているけれど、本当はもう、あなたはみつけたいとすら思っていないのかもしれない。 「教えてくれれば、こっちで調べられることくらいは調べるけど……」 僕はあなたに自由になってほしいのだ。 誰よりも、きっと。 (_14) 2023/09/16(Sat) 23:23:51 |
【教】 コピーキャット ペネロペ「ま、見た目に気を遣ったり上手くやらねえと ただひ弱なだけの男になるけどな」 自分は上手くやっている、そういった自負。 傲慢の裏返しは自分への自信にある。 「サポートするったってなあ。 そりゃ下から上まで大忙しも大忙しだよ。 相手と内容を聞かなきゃどうとも言えん あんたが実在する人間なのかもまだ怪しいところだしな」 髪をいじりながらそう答える。 この男の行動原理は結局のところは損得勘定だ。 それがひいてはこちらの利益になりそうなら、 今は誰か一人の為の利益だろうと飲む事はできる、が。 (/25) 2023/09/16(Sat) 23:31:22 |
【鳴】 陽光の元で ニーノ「普通のビールがごど……なら……」 「…………さ、三倍……!?」 ハワ……みたいな反応になってしまった、さすがに。 ビールは数回口にしたことがあるが、そのときでもアルコールだ……と感じ入っていたぐらいだ。 もしかして自分にカクテルは早かったのではなんて考えるのだけれど、それでも折角の機会なのだから飲みたいは飲みたい。 やるぞとごくり、一人生唾を飲み込んでから。 「へえ〜……菫なんだ。 青いのってだめ?」 味の想像があんまりつかないなと思いつつ、色に関しては綺麗だと思うけどな、と。 続ける前に実際に届いたものだから。 自分の前に届いたお酒よりも、貴方の前に届いた美しさにまずぱっと目を輝かせた。 「きれ〜……えっ、いいの!? 飲みたい飲みたい!」 そう言ってどこか前のめりに主張。 頼みを貴方が聞き届けてくれたのなら、一口目か、貴方が飲んだ後の二口目を貰ったことだろう。 その結果── [1/2] (=2) 2023/09/16(Sat) 23:32:17 |
【鳴】 陽光の元で ニーノ「──ぅ、ゎ」 ぴた、と固まっていた。 普段味わうことのない度数の高さが喉を焼いて少し咽かけそうにもなる。 けれど口中に広がるまろやかな甘味とすっきりとした酸味は飲みやすさを感じさせるもので。 味わった結果、真っ先に出てきた感想は。 「……お、大人、だ」 「これ、大人だよ……」 階段一歩登っちゃった感覚を形にしたかったのだが、謎語彙チョイスとなっている。 「え〜いっつもこういうの飲んでるの?かっけえなあ〜……」 [2/2] (=3) 2023/09/16(Sat) 23:34:29 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「じゃあそれでもいいけど」 「あなたの持つリードを思い切り引っ張って、振り回しちゃってもいいのね?飼い主さん」 首輪がついたって大人しくしてあげないんだから! 悪戯を思いついた子供のような顔で笑ってみせて。 来た道を、あなたの腕にくっついて戻ろうとするのだろう。振りほどいたっていい。 「逃げられる場所はいくつか用意しとけって言われてたからね。 私の部屋と、あなたの部屋と…もう一つあれば足りるかしら」 「私も殆ど夜は人の家かホテルかだし。別荘どころか自分の部屋だって、殆ど使ってないんだけど」 殆ど荷物置き場だ。 とはいえ、この状況では仕事もまともにできないだろうから。 しばらくはあなたの家に転がり込んだりしているのだろうが。 「私、そんな怖い女に見える?」 「精々、あなたが床の上で駄々こねるまでねちっこく口説き落とそうとしてやるくらいよ」 悪い女。 「むしろ、すぐに前向きな返事がもらえて良かったわ。 もっと違う手段を取らなきゃいけないかもって色々考えていたものだから」 (-342) 2023/09/16(Sat) 23:37:37 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード「驕るなよ、ダヴィード。」 「俺はお前の命まで預かってやったつもりはねえよ。 生きる事と死ぬ事の責任を放棄するな。 手前の命には手前が責任を取れ。」 (-343) 2023/09/16(Sat) 23:41:03 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード「生まれた時から死ぬ時まで、お前の命はお前のもんだ。」 「使い方を決める権利はお前しか持ってない。 使うなら、自分の命に手前で手綱付けたまま。 その上で俺達の為に使うんだな」 言い終えれば、どっこいしょ、とおっさん臭い掛け声と共に。 自分の分の荷物を抱え、車のドアを閉める。 悲しいのが自分だけだと思っているなんて、 その傲慢は飼い主に似でもしてしまったのかと。 そんな事を思いながら。 「そら、日が沈む前に持ってくぞ。」 (-344) 2023/09/16(Sat) 23:41:34 |
【念】 日差しにまどろむ ダニエラ名が出たことには率直に驚いて。大きく瞬いたミントブルー。 けれどその視線を少しずつ低く落としていく。 「覚悟、とかあ。」 「そーゆうの、よくわかりませんけどお…」 フォークを1度置く。 上手く言葉にできないけれど、妙な蟠りだけ溜まっている。 「自己満足とは、違うんです…よねえ?」 「自業自得だから、心配してない〜とか」 「……いやあ、ええとお」 結局、言い表せないままかぶりをふった。 ごめんなさいー、と一言置いたあと。 「母子家庭、だったんですう。」 「だからあんまり、」 「男の人の考えてる事はわからない…って、言いますかあ。」 「でも、そういうもの、なんですねえ…。」 (!11) 2023/09/16(Sat) 23:41:52 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ/*遅くなりスミマセン、こちら大丈夫です! 逮捕まではこちらからしなければいけないことはないので、勧めてもらっても構いません。 (-345) 2023/09/16(Sat) 23:44:26 |
【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ今日が大騒ぎの日でなかったなら。 もし、その上で来ることが分かっていたなら。 そしてそれでも同じような事になっていたのならば。 きっと、こちらの指先も瞳と同じ色に染めて、 あなたの全てを見ようとしていた。 「……ずるいよなあぁ〜……」 結局、全部見られていたのは自分だった訳だから、 頬に朱を差す羽目になる。顔を隠そうにも、 両の手はもう捧げて、絡めて、滑らせ、重ねているし。 吐息も、心も、身体も混ぜるような、そんな距離では。 きっと、薄い闇なんて衣では、ミントブルーを遮れない。 「した、からな」「約束」 「取り消せ、ない」「から……っ」 それは、自身の内に。そして、相手の内に。 刻むように、深く。抉るように、強く。 吐息だけじゃ足りないから、と重なり、混ぜて、交ぜて。 ああ。 抑えが、利かない――。 「そば、に――」 そうして幾度も、幾度も。幾度も……。 どちらともなく、どろどろのまま、眠りに落ちるまで。 或いは、落ちても。どこまでも――忘れない夜を、過ごした。 (-347) 2023/09/16(Sat) 23:54:59 |
【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ「……そんなに、厳しかったの? なんで、相談してくれば……なんて、言えない、かな」 そこまで当時の孤児院の経営が悪化していたなんて、幼子だったアリーチェにとって想像もしていなかった事で。それは今となっても同じだ。 教会だって裕福な訳ではない。助けを求めてと言ったってあくまでそれは当時庇護されていた身分のアリーチェが言うことだ。 実際の教会はそんな余裕はないと動かなかったかもしれない。 助けを求めるのだって容易ではないのに、それでも貴方の話を聞いていく度に、何か自分ができる事がなかったのかと後悔の念に駆られる。 「…………」 思わず拳を握りしめた事で爪が刺さって赤みが増す。 アメリータ、レオニタ、トール。 三人を見なくなったのは、誰かに引き取られていたからと今日まで信じて疑わなかった。 それがいかに愚かなで安直で楽観視した考えだったか、思い知らされ突き落とされたような気持ちになる。 「……わたし、は、誘拐された事があるから、誰かを切り捨ててることが凄く嫌いで、怖くて、今もそんな世の中が許せなくて、だから、…… ……だから、彼らを売ったこと、他の方法は本当になかったのかって、怒りが止まないけれど」 (-348) 2023/09/16(Sat) 23:55:15 |
【秘】 情報屋 エリカ → 黒眼鏡/* ぴこん。御機嫌よう運営です! 黒眼鏡様とヴィンセンツィオ様宛てに、情報屋ロッシを利用しての情報開示希望のお知らせです。 匿名希望PL様から、黒眼鏡様とヴィンセンツィオ様の縁についてを情報屋ロッシの夢で知ってもいいかと訊ねられました。 既知シートや秘話の内容のすべてを知りたいわけでなく、いつから縁があるかだけで構わないとのことです。 この連絡は、お二人に同内容を送っています。匿名希望PL様に内容を報告するのは、お二人ともに了解が得られた場合のみです。 そんなところかな、如何でしょう? (-349) 2023/09/16(Sat) 23:55:30 |
【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ「でも、飢える事がどれ程辛くて、 孤独でさもしくて心細くて苦痛か、知ってる」 アリーチェが料理やお菓子を振舞いだしたのもそうした経験からだ。警察官に就職してから教会にも孤児院にも、定期的にお菓子を差し入れにいったことがあるだろう。それもひとえに、飢えの辛さを知っているから。 「それに、」 「わたし、ヴィットーレの家族だから、」 「一番苦しかったのは、家族を切る判断をしなければいけなかった、ヴィットーレじゃないかって、思うの」 潤みそうな目を堪えながら立ち上がり、 貴方の背に近づくとそっと服の裾を握りしめようとする。 涙が零れ落ちそうだった。それでも、自分なんかが泣きたいと思っちゃダメだといい聞かせ、必死に耐え続けた。 「ずっと頑張ってくれてたのに、気づけなくて」 「……選ばせてしまって、ごめんね」 (-350) 2023/09/16(Sat) 23:56:24 |
【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ/* ぴこん。御機嫌よう運営です! ヴィンセンツィオ様と黒眼鏡様宛てに、情報屋ロッシを利用しての情報開示希望のお知らせです。 匿名希望PL様から、黒眼鏡様とヴィンセンツィオ様の縁についてを情報屋ロッシの夢で知ってもいいかと訊ねられました。 既知シートや秘話の内容のすべてを知りたいわけでなく、いつから縁があるかだけで構わないとのことです。 この連絡は、お二人に同内容を送っています。匿名希望PL様に内容を報告するのは、お二人ともに了解が得られた場合のみです。 そんなところかな、如何でしょう? 業務連絡めちゃくちゃ送っててすまんね! お返事焦らずで大丈夫です、よろしくお願いします〜! (-351) 2023/09/16(Sat) 23:57:39 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>68 ニーノ 「ま、お互いにこの事は内緒に、だな。 お前も相当ヤバイこと言ってんだ。気を付けとけよ。」 同じ警察官が検挙をされたのだ。 下手な振る舞いは身を滅ぼしかねないと言っても良い。 貴方が気遣ってくれるように、此方も気遣う。 「ともあれ元気が出たなら良かったぜ。 困ったことがあったらこっそりでも良いから 信用出来る奴に相談するんだぞ。」 「そういやこの墓、ニーノの知り合いのものか?」 名前のない墓。 わざわざ選んで座ると言う事は縁があるからとは思うけれど。 (70) 2023/09/16(Sat) 23:58:02 |
【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレ「そんなダサい男にはなりたくないもんだ。 握力には自信があるのにな〜」 なあ、とおどけた様子で指をワキワキ。 林檎くらい砕いて見せらあというその動きだが、こんな場所にフリーのリンゴはない。 「うるっせえな。 これは…営業努力ってやつだ」 「うちのメイドマンはしつけがいいからな。 期待してるよ」 暴力に明け暮れた少年、そしてソルジャーとしての時代は、若く幼さの残る顔を隠すために。 カポになってからは、その目つきの悪さを少しでもマシにするために。 ……とは本人の弁だが、逆効果も甚だしい。 この男も直属の部下からの評判は割といい方だが、それは気前がいいからだろう。 (1/2) (-352) 2023/09/16(Sat) 23:58:22 |
【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレそしてあなたの力こぶを見れば、懐かしそうに眼を細める。 力。腕っぷし。仲間の数。路地裏の掟は、最大公約数が力と面子だ。 「殴って解決したころは、なにもかも世界がシンプルに思えた。 だが、そういうわけでもなかった。 世界は大体、おんなじままで、 俺たちが背ばかりすくすく伸びてるだけってこないだ分かったよ」 「……その"こないだ"が、まあ10年は前なんだけどな」 トシくったもんだよ、と、最近多い愚痴をこぼし。 「だからまぁ、そうだな。 できることだけはしよう、お互い。 一番信頼できるのは、自分だけだぜ」 横顔で、緩んだような笑みを返す。 「お前んとこの店なら飲むが。」 カポも大変だよ、と苦笑が混じった。 (2/2) (-353) 2023/09/16(Sat) 23:58:32 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「はは、分かった。それじゃあ今夜よろしく。 聞きたいことを考えておいてくれ」 とは言っても、話す内容によって続く質問は異なるだろう。 考えたところでものによっては問となることなく消える。 軽い自宅飲み程度の緩さで考えているくらいが丁度いい。 「それじゃ、仕事が終わり次第君の部署で」 迎えに行くよ、言葉にはせずとも暗に含んで。 この時は一度、 解散の流れとなるだろう。 (-354) 2023/09/17(Sun) 0:01:07 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ周りの噂から、心配になって。 何も起きてやしないかと、連絡を一つ。 電話をかけてみるが、あなたは出られるだろうか。 (-355) 2023/09/17(Sun) 0:01:13 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ/* こんばんは、夏に瓶ラムネです。 このまま続けても良さそうであれば 迎えに行った後の描写でお送りさせていただくか あるいはお送りいただければその続きを描写いたします。 家に着いた時点からでも問題ございません。 勿論お手隙であればとなりますので 更新後でも大丈夫です。 誘いに乗っていただきありがとうございます! (-358) 2023/09/17(Sun) 0:04:59 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ踏み込まれたくないこともあるかもしれない、とは思う。 それでもひとつひとつ重ねてしまう自分に、貴方は笑んだままに言葉を返してくれた。 そうして返った答えに瞳は見開かれ、はくりと動かした唇はすぐには音を為さない。 次第に落ちていく視線は、少し冷めたパネッレを意味もなく捉えていた。 「……じゃあ」 数秒の空白の後に落ちた声はちいさなもの。 そこまでの経緯を知った上で形作ろうとしている、この問いがきっと一番知りたかったことなのに。 なぜか勇気を振り絞らないと声にできそうになくて、ぎゅっと指先に力を込めることで、ようやく。 「どうしてせんぱいは…… そんなにいつも――胸を張れるんですか?」 なりたいものがない、貴方の姿を想像することはできなかった。 思い浮かべようとしても見えるのはたったひとつだけ。 いつだって自身を誇り胸を張る、己が憧れるかっこいいせんぱい。 「誰かの願いに沿って、歩いてきて。 自分があやふやで、うまく掴めなくても」 「それでもずっと歩いていたら…… ……いつかせんぱいみたいに、なれるのかな」 (-359) 2023/09/17(Sun) 0:05:02 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ貴方の言っていることの意味は分かる。 理解も出来る。だから、子どもは叱られたときのようにしゅんとした。 自分の命よりも貴方達の方が大切で、 だから何を捨ててでも守りたいと思って、 でもそれはよくないことで。 身勝手な自己犠牲を押し付けても後に残るものなんて何もない。 そればかりか無用な足を付けることにすら繋がる。 他人の為という大義名分に半ば酔っていることに気付けていないのだ。 それをまだ呑み込めていない子供はただ、 「……ごめんなさい。 軽率な発言でした。もうちょっと考えてから物を言います」 と謝るのみ。 それでもとりあえずは目の前の食事会だ。 はあい、と気の抜けた返事をして、アジトへの荷物搬入を開始した。 (-360) 2023/09/17(Sun) 0:10:12 |
【教】 pasticciona アリーチェ「……ノッテなら、ヴィットーレがいると思うんだけど」 「勿論、本人が検挙されないのが一番なんだけど、 彼、孤児院を持ってるでしょう。 だからそことの関係性を何とか隠蔽しきれないかって」 「……勿論、ヴィットーレ自身でその辺りの処理は一人で終えるだろうけど、手助けしてくれる人がいれば私も安心だから……」 心苦しそうに、少し顔を困り顔のまま伝える。 ノッテの利益になるかというと、正直な所厳しいだろう。 ただ、自分の恩人が少しでも見つからないように、余裕ができるようにしてほしいだけ。ただの我儘だ。自覚しているからこそ、この表情である。 (/26) 2023/09/17(Sun) 0:14:27 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「おう、考えとくよ。 こっちこそよろしくな。 多分○○時には終わると思うからよ。」 なんて言いながら その場の解散の流れには乗って。 各々の職場に戻っていくのだろう。 そうして終業時刻になれば 迎えに来てくれた貴方と共に家に向かう事になる。 向かう道中、手土産に、とワインを1本買うだろうか。 かくして、初めてのお宅訪問になるのだった。 /* ご連絡ありがとうございます、こんばんは。 匿名アイベックスです。 此方こそ、お誘いいただいてありがとうございます! お言葉に甘えさせていただきまして このまま描写を続けさせていただきました。 道中は此方は描写通り買い物を済ませた程度で お家に到着した体で大丈夫です。 引き続きお付き合いよろしくお願いいたします。 (-361) 2023/09/17(Sun) 0:18:29 |
【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ「ウィッグだあ?」 ごつごつとした指が、あなたの髪だけをさらりと梳かす。 指の間を流れていく束をくるくると弄び、体の脇へと流していく。 アレッサンドロの仕草だけ見れば、あなたの肌や髪や、 そういったものの手触りを好んでいるように見えた。 「面倒そうだし、男がするのはダサくねえか…」 彼はあまり人前で出すことはないけれど、 ダサいだのなんだの気にする心を、この年になっても持っている。 そうしてそういう話をしながらも、 慣れた手つきであなたの服を捲り、開く。 あちらこちらに触れて、――おそらくは、お互いの――昂りをまるで 零れ落ちるほどに、湧き起こす。 (1/2) (-362) 2023/09/17(Sun) 0:19:50 |
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