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【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「──歩き続ける、 何処までも!! 」腹の底から声を張り上げる。 この程度で痛む耳など痛んでしまえばいい。 床を侵し迫り来るバグさえ跳ね除けるように。 「小官には──誰にだってそれができる、 自分で望み、実行する事ができる!!」 「自分で自分の役割を決める──人間はそれを夢と言う!!」 変わり者の男が居た。 人の為に人を殺し、死刑になった馬鹿な男だった。 人間の代用品たるグレイに夢を語る、おかしな人間だった。 「何故貴様は最初から諦めて掛かるのだ! 辿り着けないと、 道が無いと決め付けているのは貴様ではないか!!」 いつか投げ掛けた問いを再び投げ掛ける。 看守用は、あなたの辿り着きたい場所を知らない。 看守用は、あなたの辿り着けない場所を知らない。 自身の振り翳すそれが、強者の論だともわかっている。 ただ、仕方のない事を仕方ないと 飲み込んでしまいたくないだけだ。 (G12) 2023/12/09(Sat) 22:28:58 |
バンドッグは、吠え立てる。自分の思う正しさに従って。 (a2) 2023/12/09(Sat) 22:29:06 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「フン、小官がこの言葉を他の者に言う日が来るとはな」 息を深く吸う。 そう、今のあなたには、この上なく相応しい言葉がある。 「この── 頑固者が!!! 」「何が何だか知らんがすっかり腑抜けおって、 今の貴様より回りくどい言葉でうだうだと 慇懃無礼を並べ立てていた貴様の方が よっぽど人間じみていたわ!!」 「それとも初めから腑抜けだったとでも言うか? であれば責任を持ってその根性叩き直してやる!! ああ、引き摺って帰ってでもな!」 何せ夕飯の秩序がかかっている。 食事までには帰れ、と言い出したのは他でもないあなただ。 言い出しっぺが反故にするなどという事は無かろうな。 (G22) 2023/12/10(Sun) 0:52:39 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「そうだ、エゴだ!自己満足だ! 小官らのこれも、そして貴様のそれもだ!!」 これからする事は意地の張り合い、 どちらが意地を通すかのみっともない争いだ。 旗槍を盾で払い、データの刃を受け止め、 真正面から向かっていく。 看守用のやりたい事など一つしかない。 そしてそれはお優しい説得でも何でもない。 「小官は貴様の事など知らん、 空しいだとか代用品だとか、人間になりたいだとか 聞いた事しか知らん! だからわかったような口など聞かんがな!!」 盾さえもその場に棄て、だん、と踏み込む。 長い旗槍は懐に入ってしまえば振るえない。 多少データの刃に切り裂かれても構わない。 給仕用だったものの胸ぐらに手を伸ばす。 掴む事ができれば尋常でない力で引き寄せ、 (G27) 2023/12/10(Sun) 17:15:49 |
バンドッグは、そこに居れば、夕飯までには帰るから勘弁してくれ、と言っただろう。 (a4) 2023/12/10(Sun) 17:17:30 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「──そして、貴様もだ!!」 石頭は石頭らしく。 思った事は全て、真っ向から叩き付ける。 世辞は嫌いだ。下らん御託も、社交辞令も。 何処ぞの誰かのように、思ってもない事を言いはしない。 「人間の厚意を、グレイの仲間意識を 飯事遊びと決め付けて掛かって、 望みがあったとして言わなかったのが貴様ではないか!! これでもまだ飯事遊びなどと抜かすか!!」 こんな殴り合いの言い合いが飯事遊びであるのなら、 それはたいそう──真に迫ったものであることだ。 「何から何まで不器用な奴め!! 最初からそう言っていれば良かったのだ!」 「貴様のせいで家事は待機している者どもに任せきりだ! こんな所で無駄な時間を使っていないで、 給仕用ならば給仕用らしく戻って家事でもしていろ!!」 事実、当番は夕食と掃除洗濯の殆どが欠けている。 留守番している者には苦労を掛けたことだろう。 「食事の時間までには戻れと言ったのは貴様だろうが!!」 (G32) 2023/12/10(Sun) 19:41:14 |
【秘】 観測用 カムイ → 看守用 バンドッグ「給仕用が…? ふん、後手にしか回れぬのは歯痒いな」 長く過ごした仲でもなければ、 元より何某かの異常があるとされて招集された身である。 いつからそんな、人の忠告を聞かない程度だったのか。 「が、そうだな。 そんな聞きわけのない輩は、よく叱ってやるといい。 話を聞く段階になければ、その通りまず殴ってやれ。 人にいつまでには帰れと抜かしておきながら、 己は帰らぬなぞと駄々を捏ねるようなら もう引きずって連れて来い。 文句をつけられたなら、 主の言が主に返っただけだと言ってやれ。 何ぞか抜かすのなら、道理を通してからにしろと」 「給仕用の件が解決したとして、 ソレで終わりでは無いのが如何ともだが… 一先ずは目の前の事からで良いだろう。 小事も解決せずに大事が解決する事も無い」 「我も出来る事を為そう。 何、我はきちんと食事時の前には帰ってやる」 ふ、と息を吐いて。この日もまた、 殆ど用件だけの短い邂逅は終えられていた事だろう。 したらば御機嫌よう。 (-67) 2023/12/10(Sun) 21:25:08 |
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