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【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡そこは貴方が作った空間。 満ちているのは液晶を叩く鈍い音、鼻歌、潮騒、コーヒーをドリップする音。 貴方が作った、きっと貴方にとって居心地のいい空間なのだろう。 こつ。 こつ。こつ。こつ。 そこに異質が交ざりこむ。硬い靴の音だった。 伴って現れるのは長身の男。 灰色の髪と黒っぽい衣服の組み合わせが無骨なこの男を、貴方は何度も何度も見たことがあるだろう。 店で。店の周りで。街中で。教会で。バーなんかでも、見たことがあるかもしれない。 それでも。 こんな風に、わざわざ貴方を目掛けて歩いてくるなんてことは、今までなかったはずだ。 こつ。こつ。こつ。 こつ。 靴音は淀みなく近づくだろう。貴方が何もしないのであれば。 そうして極近くで止まるだろう。 立ったままの男は身を屈めもせず、視線だけで貴方を見下ろした。 「どうも。」 挨拶をするのだって、きっとはじめて。 (-412) 2023/09/17(Sun) 8:40:14 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ歩み寄る姿を止めるでもなく、 しかしいらっしゃいと店主として声をかけるでもない。 ただ、ざあと突然降ってきた窓の外の夕立を眺めるように視線を送り、 あなたが近づいてくるのを待っていた。 「今は昼休憩なんだがね」 そんなことどこにも書いていないが、そうらしい。 タブレットを机の上に置くと、 かちゃりと黒眼鏡をかけなおした。 「用件はなにかな? イレネオ君。 何か欲しいものでも? 君が欲しがるものを俺が揃えられるかは分からないが、 努力はしよう」 (-413) 2023/09/17(Sun) 8:45:19 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ/* こんにちは。エルヴィーノさんかわいい〜ねえ……本当に可愛い……こんなに可愛くてこんな男にお付き合いいただきありがとうございます。レスの前に一旦確認のPL発言を飛ばさせていただきますね。ご了承ください。 こちらは正直アクセルを踏む構えになっているのですが、キャラクター造形等の理由から私がアクセルを踏む想定をしていなかった(誰かの特別になることが忍びない)PCですので、一旦その理由を開示させていただいていいでしょうか。 それを踏まえても今すごく眠い様がいいよ! ばっちこい! という感じなのであればアクセルを踏ませていただこうと思います。 @PCに死ぬつもりはまったくないが、PLはこのPCを殺すつもりである A3日目に処刑(逮捕)されることが決まっており、行動の自由度が低い B今後マフィアに大変な暴を働く予定である こんなところとなっております。 こう、いや別に特別じゃないし貴方の自惚れですけどという感じでしたらすみません。 エルヴィーノさん、本当に可愛く、助かっております。ありがとうございます。 (-414) 2023/09/17(Sun) 8:50:49 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡「そうか。悪いな。」 「書いていなかったものだから。」 馬鹿正直にそんな答えを。 注ぐ視線は平坦で、揺れることがない。 そのままに、貴方の黒い瞳が、より黒いレンズに覆われていくのを見ていた。 男が息をつく。 視線が外れる。一度。 店内を無遠慮に物色する明らかな間があった。 ぐるりと見回す瞳の動きは、たっぷりと時間をかけて行われる。 「ふん。」 「良い品揃えだな。」 それは下手な皮肉だろう。 声にはしないが、盗品か密売か、と裏に潜む。 「だが」 「俺は何も買わないよ。」 そこでようやく、瞳は貴方の元へ戻った。 「アレッサンドロ・ルカーニア」 「欲しいのは、お前の身柄だ。」 ポケットに入れたままの手。 銃か何か、用意があるのだろう。貴方が逆らうならば。 (-415) 2023/09/17(Sun) 9:00:19 |
【独】 口に金貨を ルチアーノ>>G43 「……なーにしてるんだか。黒眼鏡」 せめて明日まで無事でいてくれよ、と。 苦々しい顔をして不参加の文字を眺めていた。 (-416) 2023/09/17(Sun) 9:03:54 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ「おほめ頂きありがとう。自慢の商品でね」 皮肉をそのままぱくりとのみこみ、下手な皮肉をオウムのように投げ返す。 サテ、と前置きもなく、告げられたあなたの言葉にわざとらしく首をかしげて、 「摘発チームの人間じゃないだろう、お前」 動じた様子もなく──いやきっと、あなたが来るのを予想していたのだろう。 薄らとした笑みすら浮かべたまま、カウンターの裏で足を組む。 狭いカウンターの中に遮られて、ふちに沿うようにだらしなく足を真横に放り出す姿は太々しく、 これから起こることを全く予期できていないか、あるいは全てを悟り開き直っているように見えた。 「あの取締法は確かに非常に主観的な判断で逮捕・拘留を行使することが許された歴史的悪法だが、 それは全警察官に許された権利じゃあないぞ」 膝の上で組んでいた手をぱ、と開き、あなたに向ける。 「どういう容疑で俺を引っ張るつもりだ? そのことに、法治国家を運営するにふさわしい根拠があるのか?」 (-417) 2023/09/17(Sun) 9:13:02 |
【念】 口に金貨を ルチアーノ「謝る必要はない、要するに格好つけだ。 いい顔見せて好かれたいんだ女には」 完食まではしないでいぞと、置かれたフォークを見て一緒に紙袋に入れていたナプキンを差し出した。 「怪我をするのは他人のせいにしないで自分で背負う、なんて。 色んな見栄のはり方があるんだよ、全部スマートに済ませてこそ一流だがなあ」 自分が出来ているとは言わないが。 あなたの男心を理解しない思考には肩をすくめて構わんと乾いた笑いを返した。 「まったく論理的でもなければ、情動的とも言わん。 ……それにしても男手無しなら稼ぎは厳しかっただろうに。 いい女に育ったなあ? 母親の手腕が最高だったのかもしれんな、親孝行は出来てるのか」 (!12) 2023/09/17(Sun) 9:19:05 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡普段より余裕を持って見えた男の表情は、それで結局険しくなったんだろう。 男。25歳。青年、どころか、貴方の前ではまるきり子どもだ。 「お前がそれを語るなよ。」 知った口を聞くな、と。まるで駄々。 ああ、嫌いだ。嫌いだ。 「お前がマフィアなのは事実だろう。」 いつもの渋面を向けている。 それでも、声だけはまだ抑えていた。 まるで何か策があるとでも言うように。探られて痛い腹がないように。 「それに」 「容疑ならある。薬を売っているな。」 (-419) 2023/09/17(Sun) 9:31:08 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「それはそれで意外だが まあ、飾らないでいる空間も必要だよな。」 普段は人嫌いという様相でもないから 人が招かれた事が無いと言う事にも少し驚きつつも それが全て“演技”なのであれば納得も出来るというもの。 コルク抜きをコルクへ刺し込みながら んー、と間の抜けた声を出す。 「幾つかは見繕ってきた、かな。 まずはそう、もう少し掘り下げようかな、と。 どうしてそこまで素の自分を隠したがるのか。 何というかしっくりこねぇって言うかさ。」 「その、建て前の自分を演じてきたのに 疲れたから自己破滅を望むっていう落差っつうのかな。 もっと深い理由があるんだろうとは思ってるが。」 ぐり、ぐり、とまわしていけば 太いネジは徐々にコルクに食い込んでいく。 (-420) 2023/09/17(Sun) 9:40:00 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ/* ご連絡ありがとうございます。 連休も仕事をしているPLなため、ロールの返事はまた夕方になりますが、取り急ぎこちらの返事をば。 アクセルと予定その他全部OKです! もう捕まってしまうのですか……悲しい。 助けようとすると思いますので、牢屋に会いに行きますね。 エピの件も悲しいですが、これがマフィア村。全て受け入れます。 もしかするとこっちも死ぬかもしれませんが、予定は未定です。 イレネオくんも大型犬可愛い……最後までどうぞよろしくお願いします。後ほどまた、こちらの設定などもお知らせいたします。 (-421) 2023/09/17(Sun) 9:45:42 |
【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ昨日……もう一昨日になるか、その時とはまた別の、 幸せそうな穏やかな寝息と寝顔。 そんな深い眠りも、約束の前では形無しだ。 だっていつでも、お姫様を起こすのは王子様のキス―― 「……これじゃ立場が逆じゃんかぁ……」 ふにゃふにゃの声と顔。伸ばした手がぎこちなく髪を撫でる。 ライムグリーンの監視カメラは、自分と同じような状態の 素敵な装飾品で着飾った姿を映しただろう。 「肌の出る服、着れないな?……いや、着てもいいけどさ」 ベッドの上で、もぞりと動く。 淫靡さではなく、親愛を込めて身体を重ねて熱を共有した。 それと同時に、気付いた事がある。 「……またシャワー行こうぜ、朝が来る前に」 互いに浴び、擦りつけ、吸い……証明し続けた結果。 そこには『どろどろ』なんて言葉が生易しく思えるほどに、 二人の混ざり物が広がった痕跡が残る。 恐ろしい事に、それにすら――愛しさしか、感じない。 だから提案はしたけど……あなたの手を取って、口を付ける。 狙いは一か所だけ。左手の、薬指に。少し長めに、お返しを。 終わった後に、少し残った頬の朱を自覚しながら。 「あのさ」 ▼ (-422) 2023/09/17(Sun) 9:46:29 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → オネエ ヴィットーレ「好きにしろだなんて……そんなことを言わないでくれヴィットーレ」 無条件に誰かを信じることなどできない。 本当に信じられるのは己だけ。その信条は変えられない。 だが、理由もなくファミリーを疑いたくなどない気持ちは同時に存在できてしまう。 「守らないといけないもの、……そうかい」 それは、なんだかファミリー以外に居るようだなとはこの口からは言えなかった。 本当にすべてを疑ってるような言い方になってしまいそうで、考えたくなかったからだ。 (-423) 2023/09/17(Sun) 9:49:36 |
【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオアレッサンドロ・ルカーニアは、 イレネオ・デ・マリアを侮ってはいなかった。 自分がガキの頃に、多くの舐め腐った目を向ける大人に理解らせてやってきたからだ。 子供と大人で変わるのはパンチ力に乗せられる体重くらいなもので、 それが決めるのは極小規模な喧嘩の勝敗のみだということを 男は良く知っていた。 「薬?」 だから、これは。 「――悪いが、覚えがないな」 彼にとっても、悩む場面だった。 「どこの誰にだい。 警察ならきちんとそのへんはっきりしてくれないとわからないぜ」 特に覚えのない容疑で詰められ、ぶん殴りたい気持ちはある。 だがそれ以上に―― 目の前の男は、目標ではないのだ。 (-424) 2023/09/17(Sun) 9:49:53 |
【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ「だいすきだよ、エリー」 今まで軽口や早口で言っていたものとは違う。 心根の奥底から、そう。 自然に溢れたあなたへの約束の証を耳に沁み込ませて、 きっと霧と闇で見辛い中でもよくわかる、 耳まで真っ赤な顔が、真っ直ぐにあなたを見つめていた。 (-425) 2023/09/17(Sun) 9:50:40 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → オネエ ヴィットーレ「――ああ、目的の食事は手に入ったからなあ。 早めに帰らせてもらうとしよう、なあに」 またひとつ息を飲み込んで。息苦しくなる気分を抑える。 お互い嘘をつかずに隠し事をするのが癖になっているかのようだ。 「今度ゆっくり酒でも飲みながら身の上話でも零してくれえ。 たまには貸し切りもいいんじゃないか? 俺もそこそこ金も落としているんだ、少しぐらいサービスしてくれてもいいだろお」 「……こんな色男からデートのお誘いだ断ってくれるな」 (-426) 2023/09/17(Sun) 9:50:46 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ迷路の中にいる、と。 貴方に指摘されて気が付く、ああそうなんだって。 出口が見えなくて、見つけられなくて、何が正しいのかよくわからない。 だからやっぱりだめなのかもしれないと過った気持ちは、けれどすぐ。 「────」 ……塗り替えられる。 落としていた視線を上げて、丸くさせた瞳に貴方を映した。 不可能ではないと言ってもらえたこと。 大丈夫だって、信じてもらえたこと。 そのどちらもがこの心を打ったから、今度はせり上がってきてしまいそうなものですぐに言葉を紡げない。 とはいえ目の前でみっともなく泣いてしまうのは情けなくて恥ずかしいから。 堪えた代わりに眉を下げて、なんとか笑えた。 [1/2] (-427) 2023/09/17(Sun) 9:51:24 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ「……ありがとう、リヴィオせんぱい。 せんぱいに信じてもらえるの、うれしい、……です」 「せんぱいが言う通りにオレ、きっと迷路の中に居る。 一緒で、ずっと、誰かが望んだ道を歩んでるだけで。 なるところまでは来れたけれど…… 本当にオレはここに相応しいのかなって足元、ぐらついてた」 「居続けるのが正しいのかわからない、です。 でも、わかんなくても。 ……いつかせんぱいみたいになってみたい」 ラベルを貼れず形を掴めない。 そんなものばかりが埋め尽くす胸中にも、はっきりと見える心はある。 それは例えば、貴方へ抱く憧憬、だとか。 「そうなれるの、ずっとずっと先かもしれない、けれど。 その、よかったら見守っていてほしいってねだるのは……」 「……甘えすぎ、ですか?」 [2/2] (-428) 2023/09/17(Sun) 9:53:44 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ/* ヮ……お仕事お疲れ様です……!! 捕まってしまうらしいですね……私もこんなに爆速だと思わず笑ってしまいました。助けようとしてくれる……ありがとうございます…… 全を受け入れる広い心と肩幅もありがとうございます。死なないでほしい〜……と言いつつこちらも死ぬので何も言えません。人の命、儚いですね。 どうかPLさんのことは傷つけたくありませんので、何かあれば遠慮なく仰ってくださいね。設定も聞かせていただける! 楽しみにしています! お返事はこちらも少々後ほどになります。よろしくお願いします! (-429) 2023/09/17(Sun) 9:56:49 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ「ううん。 ……誰かに聞いてほしかった、んだと思います。 だからせんぱいが聞いてくれてうれしい」 つまりは告白はこちらの弱さでもあるのだと示しながら。 続く問いには瞬き、首を傾げ、それからうーんと悩む様子を見せた。 「…………」 「……悪いことは悪いことだって、割り切れて。 揺らがない信念のもとに動ける……ひと?」 それは己がそうあっていたい、と願う憧れも含んだ言葉ではあったが。 ひとまずは答え、どうかな……と貴方を窺い見た。 (-430) 2023/09/17(Sun) 9:58:15 |
【念】 日差しにまどろむ ダニエラ「……」 一瞬の沈黙。受け取ったナプキンで口元を拭う。 「お母さんは、亡くなりましたあ。」 「飲酒運転の車に、轢かれて。…でも」 「お母さんが生きてた頃から、支援してくれる人がいてくれたのでえ」 「…親孝行。親じゃ、ないですけどお。」 「その人に、してるつもり…ですう。」 できてるかはわかりませんけど、と。 茶化す素振りなく真面目な口調で言い切って。 「…ごちそおさまでしたあ。」 「ありがとおございます。用意してくれた人にも、お礼、言っといてくださあい。」 (!13) 2023/09/17(Sun) 9:58:18 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 日差しにまどろむ ダニエラ「? はーい」 名前を呼ばれると本日の書類に向けていた視線を上げる。 いつもの雑談かなと思ったところ……どうやら表情を見れば違うようで。 だから席を立ち貴方の方へと駆け寄って行った。 「どうしました? オレ、何か失敗やらかしました……?」 貴方がそういう表情を浮かべていることは少ないから、過るのは悪い予感だ。 恐る恐ると尋ねている。 (-432) 2023/09/17(Sun) 10:00:36 |
【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ/* こちらロールうまおにボコボコにされている図です この実質初日に雨音の中で致しているの、 かなり命の危機を前に盛り上がっているような感覚で 状況的な正しさを感じますね 明日をも知れぬ自分達の身を知って、 それでも明日を掴みに行くぞという強い意志…… 好い……………… (-431) 2023/09/17(Sun) 10:00:43 |
黒眼鏡は、捨てた。 (a14) 2023/09/17(Sun) 10:02:32 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡──ひとつ、袋を片手にまた喫茶店の扉を開ける。 この前会ったばかりだけれど用事ができたので足を運んだ。 なんていうのはただの建前で……こんな騒動の中。 貴方と顔を合わせて少し安心したかっただけかもしれない。 「にーさん、いる〜〜〜?」 呼び出した声はいつものそれとおんなじ。 また不在だろうか、くるり、店内を見回した。 (-434) 2023/09/17(Sun) 10:05:05 |
【独】 黒眼鏡この段階で、アリソンとして活動するプランを捨てた。 予定外ではあるが、許容内ではある。 もちろん、実力で抵抗する選択肢もあったが。 (警官を傷つけるためのプランじゃない。 こいつらは…いや、こいつなんかはまさに、 アリソンには関係ない奴だし) ――そして、そういう状況において。 (俺のプランに、若いもん巻き込むの嫌だなぁ) ――この男は、ああ、まったく、わがままだった。 (-433) 2023/09/17(Sun) 10:06:10 |
【独】 口に金貨を ルチアーノ/* やめてくれ落ち着かない、やめてくれ黒眼鏡。 本当に^〜〜〜〜やめてくれんか〜〜〜〜〜〜!!! 俺の情緒を揺らすんじゃねえ!!!!!!!!!!! 俺と秘話をしてないのに俺を揺らすな。 (-435) 2023/09/17(Sun) 10:13:29 |
【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ店内は、電気が消えていた。 珍しいことだ。いつもは点けっぱなしなのに。 けれど、アレッサンドロはカウンターに座っていた。 なぜかむっつりと口をへの字に曲げて、 扉を開けたあなたをじっと、黒眼鏡越しに見ていた。 「おう。 どうした」 (-436) 2023/09/17(Sun) 10:19:36 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ貴方の答えを聞きながら 窺い見る目の前で、人差し指を揺らした。 答えはNo.であるらしい。 「まあ一般的には正義感がある人間、って思えるよな。 悪人を捕まえて、住民の平和を守るのが俺たちの仕事だから。 だが“正義”ってのは結局個人の物差しでしかない。」 「ニーノにとって悪い事でも 他の人にとってはそうじゃない、なんてザラだ。 俺が思うに警察官に向いてる人間ってのは “他人を思いやり、疑う事が出来る人間”だよ。」 あくまで、ニコロの考え方だ。 警察学校で教わった事などとは違うかもしれない。 ただ、この男はそう思っている。 凝り固まった正義感が生んだ結果こそが 今のこの、法律の施行と言っても過言ではないから。 (-437) 2023/09/17(Sun) 10:21:30 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡ふん。わざとらしく鼻を鳴らして見せる。 計算された貴方の一挙手一投足。何もかも隠さず放つこちらの感情。 そのどちらの方が人を不快にするかは相手と場合によるものだろう。少なくともこの男は作られた所作が嫌いで、だから貴方の大仰な物言いや仕草が嫌いで、だからこそ、いつだって貴方をよく見ていた。 綻びを見つけようとするように。 「誘ってでもいるつもりか?」 投げた言葉に愉快さは滲まず。 視線を外さないまま、男は貴方へ紙の束を投げやった。 片方の手は未だポケットに突っ込まれている。窮屈そうな動作はしかし、警戒を怠っていないという証拠でもあり、表明でもあった。 「俺は警察だからな。」 「お前たちとは違って親切なんだ。丁寧に説明してやろう。」 「その上で考えろ。自分がまだ、神に祈れる身かどうか。」 それを確認するならば。 並べられているのは、貴方がこれまで客に売った薬の内訳。 それから、顧客の名前。日付。等等。 なるほど、納得出来るだろう。少なくとも、無鉄砲な若者が胸を張って提出するだけのことはあると。 薬の種類は網羅されていないし、 顧客の名前には抜けも欠けもあるし、 日付だってそれが全てではないだろう。 どう見たって詰めは甘い。 ただ一人。 花浅葱の瞳をした顧客に関してだけは、完璧かもしれないが。 (-438) 2023/09/17(Sun) 10:30:31 |
【神】 路地の花 フィオレ「あら…アレ、来られないみたい」 カポ・レジームの名を馴れ馴れしく呼びつつ、眉を下げる。 「カンターミネも来られないって連絡があったし、日持ちするものは取り分けておいてあげましょ」 #アジト (G44) 2023/09/17(Sun) 10:31:38 |
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