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![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>1 ルヘナ 「……ぁ」 ルヘナ、と口だけ動かせば ボロボロとこぼれた涙を拭い切ることができないまま あなたのことを前髪越しに見やる。 包帯を巻いているが滲んでいる赤はわずかで、 それさえなければ無事な様子が見れるだろう。 「も、う来たの……? おはよう、ルヘナ。 一日いるつもりだったけど驚いた、 朝から読みたい本でもあったぁ?」 盗み聞きをしていたあの部屋でだしていた甘い声。 子供らしさを隠さず懐っこく口元だけ笑っているが、 涙はいつまでも止まらない 「ごめんねぇ、ちょっと嫌なことがあってさー ……泣き止むまで待ってねぇ」 (-7) 2021/06/02(Wed) 17:08:26 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-7 シトゥラ 膝を抱える貴方のそば、ざっと身体の様子を伺って ……頭の包帯に滲む血以外の分かりやすい負傷がない、と 気付いてすぐに膝をついて視線の高さをあなたに近づける。 前髪で隠れていても流れ続ける涙は見えたから、 恐る恐るあなたの両頬に手を添えて、 親指であなたの目尻に溜まっては流れる涙を拭う。 「お前が描いてくれた絵、 ここに置き忘れてたから取りに来たんだ。 すぐに泣き止まなくていいさ、寧ろ泣ける時に泣いておけ。 ……なあ、夢じゃないんだよな。 ここにいるの、シトゥラなんだよな……?」 (-8) 2021/06/02(Wed) 17:17:33 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-8 涙を拭われながら不思議そうに首を傾げる、 何度か鼻をすすればだんだんと落ち着いてくるが かなりの時間泣いていたのが見受けられる 「だからなんで。幽霊でも見たような言い方をして。 食堂に行けないだけだって言っただろ」 どうして夢のようだと言われなければいけないのかわからない、 確かに暴力沙汰になるとして死ぬ可能性はどこかにあったかもしれないが、自分は約束は守ると言い続け無事に戻ってくることは説明はしたと思いこんでいた。 『大人に頼んで怪我を治してもらう』なんて、 狼のような真似をしていた自分達でないとできない褒美ではあったと思うけど 「頼んでくれたら、いつでも……ぁー……そういえば。 本当に早く来ちゃったね、みんなが『見』える日。 変なの、コロコロ指示変えてさぁ、 ここの大人は何をしたいのかわからないなぁ〜…」 へらへらと笑う姿は少しだけ痛々しくて、 とぼけるようないつもの様子ではなく 無理をしているのがわかりやすい 「……大好きだったのに…勝手で、 ずっと……信じてて、甘えてたボクが馬鹿だった。 構ってあげられなくてごめんねぇ?」 (-9) 2021/06/02(Wed) 17:37:58 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-9 シトゥラ 「あれを本当のことだと受け取るのは無理があるだろ。 俺は、お前が殺されるだろうって、思って…… 殺されなくても、ひどいことになるだろうって、 ……五体満足で戻ってくると、思えなかったんだよ…… 」段々手の震えと目頭の熱さが生じるも、あえて見ない振り。 何があってもどうなっても許すとは言ったが、 それは心痛まず受け入れられると同義ではなくて。 それからあなたの言葉を聞いて、そこに滲むものを見て。 ……『味』を見るまででもない無理を知って、 あなたの涙を拭った手をするりと動かし背中側に回す。 ここにあなたが存在することを確かめるように滑らせた手に、 その後あなたの輪郭に縋るように力がこもる。 あなたが痛くないよう気を遣いながら、 それでいて少し痛くてもいいだろうと判断した程度の力。 「大人のことも子供のことも俺はよく分からないけど。 お前が何か黙っていることは分かるよ、シトゥラ。 無理してまでするような隠し事か? 必要なことなのか? それは、俺には言えないことなのか? どうせ俺達しかいないし誰にも言わない、だから 吐け 」 (-10) 2021/06/02(Wed) 18:01:37 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ「何を黙ってるかわからない」 ぽつりとつぶやいてあなたを見上げる、 潤んだ瞳がかち合い、また揺れた 「ボクは何を言っていない? ボクは何を隠そうとしていた? ルヘナに食べきってほしくないからああ言ったけどさぁ。 何が残ってるんだよ」 不安そうに確かめる手が求めているものがわからない。 あなたが知りたい自分がわからない。 震える手を好きにさせながら、力が籠もった手にすり寄った 「伝えていないことってなに? 知りたいことってなに? 言われたことしかやらなかったからわかんないし 嘘もついてないし、やりたいことしか見せてない。 わかったのは言われたことしかできない子は 愚かで馬鹿だったことだけ。 みんなを見ないのも大人に言われたからだけじゃない、 本当にみんなを見たくなかったから。 でも見たくなかった理由はすべて勘違いだった」 これが黙っていたことになるのか、シトゥラはわからない。 自分の感情や感想を知りたがっている気持ちがわからない なぜならもう、事実は知られきってると思っている 致命的に説明不足なのを理解していない (-11) 2021/06/02(Wed) 20:10:38 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-10 >>-11 「大人のためにやってきたことは誰のためにもならなくて、 やってきたことは求められてもいなくて、 悲しませたり苦しませることしかしてこなかった。 間違いだらけだった。 ボクは…これを隠しているの? みんなボクが何もしていないことなんて すぐに暴いて知っていた思う。 何もしてない、何もないよ。 隠そうとも隠せるものもなかったんだから」 ただ唯一話していないとするならば、 それについて 嬉しい悲しい苦しい を告げたことがないだけ。事実が皆知りたいのだろう、 そこにシトゥラ自身の感情を必要だと一切考えていないのだ 「……なにか言っていないことはある? ルヘナにいったことも、結構勘違いがあっただろう。 まともな大人になりたい内容は、少し変わったぐらいかな。 まだわからないから勉強するけどぉ」 (-12) 2021/06/02(Wed) 20:15:46 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-11 >>-12 シトゥラ 「……なんだ、俺達。お互いにそういうことだったんだ」 すとん、と胸に落ちるものがある。 当たり前のことすぎてすっかり忘れていた、 表現されないことには出てこないものの存在。 たっぷりあなたの言葉を聞いてから、背を数度優しく叩いて、 小さくくすくす笑う。 俺達、これだけのことを理解していなかったのかもしれない。 「なあ、まともな大人になりたい内容が変わったのは何故だ? 何かがあって、何かを感じて、何かを考えて、 そうしてその考えに至ったはずだ。 俺はそこの『感じたこと』と『考えたこと』が知りたい。 変わった理由が嬉しいことなのか悲しいことなのか、 そういう 『人間らしい』部分を知りたかった んだ、ずっと」何かを経験し、それによって変化する。 それは知識の吸収以外でも当然生じるものなのだから。 「俺は、お前が喧嘩しに行くと聞いて、怖くなったよ。 喧嘩ということは暴力だ、痛いことは苦しいし悲しい。 どうしてお前が苦しい、悲しい、痛いと感じるようなことを しに行くのかが全く分からなかった」 (-15) 2021/06/02(Wed) 21:39:22 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-12 >>-15 シトゥラ 「……頭の怪我で血が滲んで、ってことは殴られたんだよな。 その上で今生きているってことはきっと前準備があったんだろ。 でも、俺はそれを知らなかった、 俺には見えなかった……! お前の言葉の『味』が違ってさ。 生きる気がない返答なのに、お前は未来の展望を語っていて。 だから……やること、やりたいことしか分からなくて。 どういう感情で、どういう思いでいたのかが分からなくて。 それがすごく苦しくて、苦しくて、怖かったんだよ…… 」意識して吐き出そうにも難しい。 自分だって、感情表現というものに慣れていないのだ。 苦しい、つらいを吐き出せるようになったのもつい最近で。 意識しながら、伝わるように、話していく。 「シトゥラ。俺がお前を『食いきる』日なんてきっと来ないよ。 俺達には毎日色んなことがあって、毎日色んなことを思って、 そんなことを馬鹿みたいに繰り返していく。 死ぬまでずっと、思考も感情も尽きることはない んだから。だから俺にお前を『食わせて』。 苦しくなかった? 辛くなかった? 怖くなかった? ……悲しくなかった?」 (-17) 2021/06/02(Wed) 21:43:47 |
![]() | 【赤】 徒然 シトゥラ いつの時間だっただろう、 シトゥラがここにたどり着いたとき 彼の頭には包帯が巻かれており、血がわずかににじんでいる。 少しぼうっとした表情だったが 誰かがいるとわかるとしゃんと身を引き締めた。 朝であったのなら泣くのはまだ早い 昼以降であったのならもう泣かせてもらった (/*正直時空歪ませるから語らずにいこう。) 「あ、裏切者だぁ〜♡ ブラキウムとは仲良くやれたかな? 突然大人の言うことが変わったから大変だったでしょ。 あの子が確かシェンを呼び戻したんだったっけ、 ……大人から聞けること断片的すぎて詳しくわかってないや。 少なくとも今は"裏切らなくて"すむようになっちゃったわけだ」 「浮かない表情は、なくなった? 裏切者じゃなくなるルヴァ 」セキレイのシトゥラは静かに、そして穏やかに告げる。 自分を加害者だとも、被害者だとも思っている姿は 本当にただの子供でしかないのだけれど。 それをもうすべて知ることができたから、 気分は複雑で、どことなく晴れている。 (*1) 2021/06/02(Wed) 22:15:32 |
![]() | 【置】 徒然 シトゥラ 食堂の死体は、見ることはなかった。 だが大人たちから知らされた。 サルガスという少年は、忘れなさい。 口に出すのもやめなさい。 考えることもやめなさい。 『いい子』をしていた自分なら何も考えずうなずいた。 だが今の自分は問を口に出した。 怪訝そうな顔をされて真実を言われた。 「わかりました」 (本当に知ろうとしないだけだったな自分は) 大人にとって『いい子』を演じて、 大人にとっての『愚者』を演じて、その場をあとにした。 『いい子』だと思っていた今までは 真実によって間違いだと明らかにされた。 知ったとき虚しさよりも悔しさのほうがやっぱり強かった。 もうすっかり大人にすでに依存しきっている心が痛む、 少しずつ変わりたい。治したい。 最初から全ては無理だけど、かわれるはずだ。 このみんなのいる学校に戻れるように、 大人になるためにやらなくちゃいけない。 それは、本当に 『誰かの為になる人』になれることだと思うから (L3) 2021/06/02(Wed) 22:28:46 公開: 2021/06/02(Wed) 22:25:00 |
![]() | 【人】 徒然 シトゥラ シトゥラはまだ食堂に顔を出していない。 多分眠っているか用事があるか それか、何かあったんだろう。 知っているのは数人だ (6) 2021/06/02(Wed) 22:30:31 |
![]() | 【赤】 徒然 シトゥラ「大人みたいにかしこまりたくないし、 仲良くったって……この治療までの道を 辛いものにするかはあなたたちだったでしょ。 裏切者いい子だもん」 人の情や、愛。存在していることは知っている。 何かはできないのだろうかと少しだけ期待はしていたり。 「ん〜正解。 知りきってると思っていた世界があってさ 同時に見なくていいよ〜って言葉を鵜呑みにしすぎていた。 ちなみに俺はやっぱり"まだ"ここでは 年上ぶるの嫌だなぁって気持ち 卒業したくないなぁ、大人になりたいけど」 いいよ聞かせてぇと笑う。 そんな姿は知ってしまったあと変わらなかった頃には戻れない 幸せの時間は消えて待つのは先の見えない未来だ うなずきながらルヴァの『願い』を聞けば、 レヴァティの方を一度見やった。 でも手帳持ってるとあんまり視線合わせてくれないんだよな (*8) 2021/06/02(Wed) 23:18:33 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ「……、……」 言われたことしかできなかった自分は、 ああ。と、なにか心の中で答えを見つけた。 すぐに治るのなら苦労はしない病気だとも思ったが。 「まともな大人になりたいと思ったのは、 治療がひどいことも混ざっていると知ってしまったから。 それは、いい子のままのボクではどうしようもできない。 嫌な治療をされ続けないために辞めさせるか、 変えなければいけないと思ったんだ。 簡単なことじゃないだろうけど、言うことを聞きながら 正しい知識をつけていこうかなって思って」 一息。 「喧嘩しに行くって言ったのは、 ……復讐が無駄なことを教えてあげたくて、誘った。 だけど、様子は変らなそうだったから レヴァティと大人に頼んで迎えに来てもらった。 人を傷つける手のほうが痛いってわかってほしくてさ、 それに今にも死んでしまいそうだったから。 俺を殴ったら少しでも気が済むか死ぬ気は薄れるのかなって? 不安に思ってるなんて思わなかった、そんなに寂しかったの? あえなくて数日だったじゃないか。 あー……カストルたちも行ったから 寂しくなくなってればいいなとかは考えてたよ」 ▼ (-20) 2021/06/03(Thu) 1:34:51 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-17 >>-20 「ルヘナのほしい食事はこれ、だった?」 そうだったのかと、答えた食事の意味は 微妙にまだ何かずれている気がする。 そして続いた言葉に目を伏せて一度深呼吸をした 「殴られたことは全然いたくなかった。 辛くもないし、もしメレフのためになったのなら嬉しい。 メレフのためにならなかったのなら悲しいかな。 迎えに来てくれたことは嬉しかった。 レヴァティも……先生も親切で。 本当のことを教えてもらって……それで…… 泣きたくなるほど悔しかった。 悲しいことだった、今までの自分が間違っていたのも 今の自分ができることがほとんどないことも。 だけど泣いてる時間は、今だけでいい。 こうしてルヘナに話聞いてもらえてるから、 平気になってきたんだ」 よ。とつぶやいて、妙な気分になった。 はなしていないことが多すぎたが故 (-22) 2021/06/03(Thu) 1:48:54 |
徒然 シトゥラは、メモを貼った。 ![]() (a19) 2021/06/03(Thu) 1:59:40 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-20 >>-22 シトゥラ 「そうだな。まともじゃない治療は存在する。 酷いことをされた人も望まぬことになった人も知っている。 俺も、最後に満たしたのが性欲になるよう『治療』された。 ……終わってから暫く、人に触られるのが怖かったよ…… だから、シトゥラが今の状況を変えようと思ってくれるのは 嬉しいし、変わったらいいなぁとも思う」 自分の持つ病気は大人としても治療されないほうが都合がいい。 上手く運用すれば短期間に多くの情報を得られるこれは、 自分の持つ『知る能力』の前提となる『才能』なのだから。 「復讐……となると相手はメレフか…… お前の身体を張ってまで他者の願いを叶えたがる姿勢は 美徳でもあるが、それによって影響が出てくるお前自身と お前が大切だから心配する人間がいることは覚えていてほしい。 ……不安については大人に抱かれて散々凹んでいる中、 気にかけてくれる仲間達を裏切っている罪悪感と 俺を好きになってくれた人を失恋させて泣かせた罪悪感と お前が嫌な『治療』を受けるかもしれない不安とで、 ……俺自身散々なことになっていたから半分八つ当たりかも。 ラサルハグ先生に頼ったくらいには弱ってたよ」 こうして具体的に挙げると何やってるんだ俺。 たった数日でこんなにも色んな事を知って。 (-23) 2021/06/03(Thu) 2:50:55 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-22 >>-23 シトゥラ 「俺が知識を『食いたい』からってだけじゃない。 俺がお前のことを知りたいから、 知ると嬉しい から、シトゥラ、お前の思うことや感じたことをこれからも聞かせて」 シトゥラという個人のことだから知りたい、感じたい。 それは 『食事』の欲求よりも強く優先されるものになった。 ……そうして、あなたが語る昨晩の話をひとつひとつ、聞いて。 「メレフのためになったかどうかは後で本人に聞きに行くか。 レヴァティと……どの先生かな、先生にはお礼を言いたいな。 本当にレヴァティって親切だったんだ……よかった…… ……悔しくて、泣いて、吐き出して平気になってきたのなら お前の弱音を聞ける場所になれたことが嬉しいし、 お前にとっての何かしらの慰めに慣れていたのかな、って 少し自惚れそうな程度には嬉しく思う。 苦しいとか悲しいとかっていうつらい感情を教えてくれたら こうして聞いて、そばにいて、お前を慰められる。 何をできないこともあるかもしれないけど、 少しでもお前の痛みを紛らわすことができたらいい。 ……たくさん頑張って、思ったことを教えてくれて。 こうして帰ってきてくれて。本当にありがとう」 ぎゅ、と強く抱き締めて。頭部の傷を避けながら あなたの髪をさらりと撫でる。 (-24) 2021/06/03(Thu) 2:55:12 |
![]() | 【赤】 徒然 シトゥラ((*'▽')!!!!! 見た 多分偶然) 「……言いふらしたのはレヴァティのことを魔術師にかな。 まあ大丈夫かなぁ〜。 魔術師もボクたちの明確な味方で、ずっと傍にいる 協力する前に連れて行かれちゃっただけで」 ああ、もしその考えを聞いていたら 真っ先にこの大人を頼る甘ちゃんの鳥はこう告げていただろう。 ………ルヴァがきたければこの部屋、大人に借りるのに 今のルヴァはけじめをつけたいのだろうか。 いつまでも狼ごっこを続けられる仲ではないのは確かだが 彼なりに縁を持ち続けてくれるのならばそれに乗ろうか。 いつまでも裏切者達を見守りたい気持ちは変わらない。 「お菓子の次はティーパーティ? 赤ずきん、ワインやパンに飽きたら紅茶はどうかなぁ。 セキレイはその頃にはクルミぐらい食めるようになっているさ。 時計うさぎも女王もここには居ないけど、 裏切者だけが集まるお茶会に誘う甘い言葉はいつでも囁こう。 新しい口説き文句が欲しいかい? 最初からボクは裏切者達の味方、 あなたを守れていたのならそれだけで満足だ」 何もできなかった、が何かができていたにかわった。 それはまごうことなくルヴァのおかげだ。 多分この大きな実績は伝わっていないのだろうが、 ちゃんと話せる日は遠くない (*11) 2021/06/03(Thu) 3:24:42 |
![]() | 【赤】 徒然 シトゥラ 小さく口を開いて親指に歯を当てる。 少し慣れない仕草で皮をちぎれば血が出てきて、痛みを感じた。 やっぱりこっちのほうがいたい。 「いつもいるよ、赤ずきんに、矛盾を抱えた裏切者達。 あなた達が居られる場所をボクは作り続る」 差し出された裏切者の指に、 血のにじんだセキレイの指を重ねた (*12) 2021/06/03(Thu) 3:27:15 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-24 「……」 「……? わかったよ」 なにかがわかったらしい。 レヴァティと先生にお礼をいう話は、 正直あまり勧めないといったが止めもしなかっただろう。 メレフはあんまり話をして欲しくないそうだ。 理由は、自分はできるだけ彼に問い詰める人は 少なくなって欲しいと手回しをしていると。 もう既に彼は傷ついてると思うので、 あまり怒りすぎないであげて欲しいらしい。 「お礼なんて言う必要はないよ、ルヘナ。 ルヘナが一番最初にくれたんじゃないか、 ボクを許してくれる場所を。 大好きな人を大人に奪われてしまったとずっと思っていて、 寂しかった。 それでもまた会いたいって思っていたし、 大人やそれ以外の誰かのことを好きになっていても あなたのことは大事に思っていたよ」 (-25) 2021/06/03(Thu) 3:52:57 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-24 >>-25 「ねぇ、ルヘナ。 もしかして―――― 本当にボクのものだと思ってくれているの? まだこんなボクでも欲しいと思っている? 心配していたのは死んで欲しくなかったから? 傷ついたら悲しいから? どこにも行って欲しくなかった? それって―――まるで恋みたいだと思ったんだけど これも勘違いかな。 あなたの中で そんなに大きなものになっているなんて思わなくて、 愛されていると気づかなくてごめんね。 俺でよければ貰ってください、ルヘナ。 できたら飽きないで、許し続けてくれたら嬉しいな」 髪を撫でられ心地よさそうに目を細めれば、甘く微笑む さらりと揺れた前髪から あなたを愛おしそうに見つめる双眸が覗いた (-26) 2021/06/03(Thu) 3:55:52 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-25 >>-26 シトゥラ シトゥラの言葉についてはある程度聞くだろう。 レヴァティと先生については会ったら言っておこう程度に。 メレフについては自分からは何も言わないように。 ……自分としてもメレフが傷付くのはあまり望まない。 それから、あなたの感情、思考にひとつひとつ触れて、 喜びに表情が穏やかなものへと変わっていく。 「お前が寂しがってくれていたことも 会いたいや大事の感情も。 今まで言われるまで…… 『そうだといいな』という希望であって 事実だと思っていなかった。 独りよがりで自分本位な思考のまま、否定を避けて」 その結果がこの数日なのだ。 あなたにばかり文句を言っていたが、 自分もまたそうだったことに気付けば少し眉を下げた。 (-30) 2021/06/03(Thu) 13:16:39 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-26 >>-30 「俺は本当に全てお前のものだと思っているし、 お前が全部欲しい気持ちも持ち続けている。 ……お前が死んだら苦しいし悲しいから嫌で心配で、 それは傷付くことに対しても同じで、 ずっと俺のそばにいてほしいと思っている。 俺はお前に独りよがりの恋をしていた。 分かった振りして何も分からず空回る馬鹿な恋だった。 膨らんだものの大きさに戸惑って苦しんだ恋、 だったよ。 だから、シトゥラ。 お前の全部を、俺が、ルヘナが貰って、 愛します。 お前のそばで色々知り許し続ける毎日を幸福と呼んで、 お前に色々知られて受け入れてもらう喜びを愛と呼んで。 愛してる 、ってたくさん伝えていきます。……夢ならずっと覚めないで…… 」怯える心はまだ残っているけれど、 それもいずれは溶けてただ幸せに満たされることだろう。 あなたの双眸に宿る碧を見つめ返す若草色が揺れて、 痛みや苦しみに由来しない、喜びによる涙が零れ落ちた。 (-31) 2021/06/03(Thu) 13:24:29 |
![]() | 【人】 徒然 シトゥラ 寮の廊下。 現在はふたりっきり ―――誰か来るかもしれないそんな中。 頭に包帯を巻いていて血がにじんでいる。 「メレフ。 ボクで復讐をしきれて今どんな気持ち? 」 ※怒ってもいないし責めてもいないし、 ただただ興味で聞いております (27) 2021/06/05(Sat) 1:38:33 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-30 >>-31 「……。うん、貰って?」 おかしな巡りだ、そして、おかしな感情だ。 穏やかな嬉しい感情が言葉に乗る。不安なんて感じていない。 ただ、内緒にしようと思う感情がここにある。 ルヘナは恋をしたと、独りよがりで謝ってきたが ……そんなことはない。 俺が、ルヘナを変えてしまった。 与えてしまって、求めさせたのは俺だった。 恋をできていないのは俺だよルヘナ。 恋に落ちていないのに欲して愛して、 自分のものにしたのは俺だよ。 だから、全部あげるんだ。 これからの全部、ルヘナにあげられていない全部をあげる。 何もかも追いついていなくて 何もかもがわからない、 だけど唯一の感情もこの心と体が矛盾を抱くまで捧げよう あなた達裏切り者のために願いを叶えると決めていたから 「 全部貰って愛してあげる 、大好きだよルヘナ」 だから――いなくなるときはちゃんと言ってね。 真実を知ってどんな答えを出すのか、待っている (-76) 2021/06/05(Sat) 2:01:23 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-76 「……」 実は気になっていることがある、とてもある。 だけど自分から口に出すことはできなくて、 曖昧にしようかと思っていた 「ルヘナはその……あー。泣かないで? 今日は向こうに行くつもり無いけど、ルヘナは朝ご飯逃すよ」 親切心なのだが、多分本当に目の前の彼は 寂しがっているのだと察している。 抱き留めながら、はなしはしない、きくだけだ (-77) 2021/06/05(Sat) 2:09:25 |
![]() | 【赤】 徒然 シトゥラ「……レヴァティー」 ルヴァが立ち去った後、残った人影にはなしかける。 「ボクとはお茶会してくれるぅ……? 裏切者が戻ってくるまで。月に1度ぐらい。 もっと注文つけてイイならねぇ〜 卒業しても寂しいからどこに居るか教えて欲しい。 ……ボクは卒業してもこのギムナジウムにいる。 レヴァティはどこにいくの」 (*17) 2021/06/05(Sat) 2:29:52 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「………イクリール」 イクリールの部屋の扉の前。 真実をしってから彼女に会いたくて、 ようやく見ることができるようになったのが嬉しくて 包帯姿のままだがやってきてしまった。 「あー……食事に、誘いに来た。 大人に出してもらえないのなら、 ボクが出せるように声をかけてきてあげる。 この部屋に自分が来てもいいよ。 ……君に会えなくなるぐらいなら 大人の言うことを聞かないことにしたんだ。 だから、……一緒に食事をしよう、お話をしよう。 大人達に変えられてしまってボクのことを忘れていても、 何度でも会いにくるから」 愚かないい子をしていたシトゥラをあなたには見せていた。 だからほんの少しの偽りと、本音を混ぜて 小さな少女との会合を願った。 知ってしまったから―――あなたの病のことを。 居ても立っても居られなかったのが本音である (-81) 2021/06/05(Sat) 3:14:20 |
![]() | 【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラあなたが全ての言葉を告げ終えて、それから。 ぱた、ぱた、ぱた 小さな足音の後。 本当はドアなんて思い切り開けてしまいたかったのだけれど、 きっとあなたをびっくりさせてしまうから。 逸る気持ちを抑えて、そうっとドアを開けて、それから、 「────シトゥラ!!」 ぱあっと表情を明るくして、 それから堪らず目前の人影に飛び込んだ。 居ても立っても居られなかったのはお互い様だ。 少女の不意打ちは、あなたに受け止められた? (-84) 2021/06/05(Sat) 3:37:05 |
![]() | 【赤】 徒然 シトゥラ「幽霊ってなあにぃ……?」 なんか少し物騒な呼び方のような、奇妙な感覚を覚える。 ここ以外に行かない理由もほかにありそうだが すぐにはわからなかった。 「進学しないの。ボクはできるだけここにいて、あー…… できる限りのことをするつもりなんだけどぉ」 あー……と、過去の話を思い出す。 もしかして彼が大人にされてきたことは 嫌なことだったのでは無いか。 自分の頭の狭さが今となっては恨めしい。 だが真実を知った今は何か他の者が見える気がした 「良くない状況続いていたりするぅ? ボクも、レヴァティより酷くはないけど すぐに終わらんこと多いから…」 (*19) 2021/06/05(Sat) 3:44:15 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「えっ、あ………イクリール? 本当に、体調が悪いわけじゃ無くてよかった」 ちょっとだけ期待をしていた。 彼女は本当に自分に会いたがってくれていると。 だから構えてはいたが、 ……まさか飛び込んできてくれるとは思わなかった。 優しくて穏やかな彼女が飛び込んでくるのを優しく受け止め、 緩んだ頬を隠さずそっと頭を撫でた。 「あんまり詳しくは聞いていないんだけど、さ。 イクリールが閉じ込められているのかと思って迎えに来た。 今日はこっそり、いつかは堂々と。 あなたを連れ出してやろうと思って。 会えなくて……さ、寂しかったからさ。 どう? イクリールは悪い子を一緒にしてくれたりは…する?」 誰かに教わった感情を伝えること。 不足しすぎているので少し恥ずかしいが言葉に込めておく。 大人のお気に入りだとか関係はない、 イクリールの意思が自分にとって大切だった。 (-85) 2021/06/05(Sat) 3:55:19 |
![]() | 【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あ……ええと、ごめんなさいね、シトゥラ。 あなたが会いに来てくれたのが、うれしかったものだから…」 だから、つい。 そうばつが悪そうに呟いて、そっと腕を離そうとしたけれど 殆ど不意打ちのようなそれを咎める事も無く受け止めて、その上で 頭を撫でられるものだから、離れる気なんか無くなってしまった。 「大丈夫。わたしは元気よ、閉じ込められてもないわ。 この数日で、いろいろとあったから… 『せんせい』たちが心配して、少し過保護になっていただけ。」 確かめるようにもう一度、シトゥラの背に腕を回して いつものように、優しく言って聞かせるように話す。 『過保護』という言葉はブラキウムからの借り物だけど 今のイクリールには、他に適切であろう表現もわからなくて。 「寂しかったのは、わたしもよ。 だから、あなたからのお誘いを断る理由なんてひとつもないわ。 …それにね、シトゥラ。 わたし、この数日で何度もお部屋を抜け出して 『せんせい』に叱られるたびに駄々をこねたのよ?」 だからわたし、きっとみんなが思うほど『良い子』じゃないわ。 そう言って、いたずらっぽく笑ってみせた。 (-86) 2021/06/05(Sat) 4:29:01 |
![]() | 【赤】 徒然 シトゥラ「………なんでそんなのが」 圧倒的にふせられた情報に、 "親切"な彼から告げられているヒント。 普段は風邪なんて引かない。 これ以上話したくはない。 みんなの前に出ない、こと。 「……、レヴァティ忘れないで。 何も期待しなくていい、ボクは今日の裏切り者たちのために生きる。ルヴァだけじゃない、レヴァティの願いも叶える。 大人たちが手出しをできない、 ……みんなが辛い思いをできるだけしないギムナジウムを作る。 それが僕の夢、……そしてやらなきゃいけない事だ。 たくさん助けてくれたお礼、じゃないけど。 ボクが 風邪を引かせないように 頼むことぐらいならできるから」 (*21) 2021/06/05(Sat) 4:54:10 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「駄々をこねるなんて、君らしくないな。 もっとおとなしいと思っていた」 忘れないで。 覚えていて。 おいて行かないで。 「『過保護』かぁ、じゃあ『護衛する』からとでも 大人には説明しようかなぁ。 年長の権利くらいあるから、 きっと一緒にいられるようになるよ」 この程度ぐらいなら、 違う意味で大人に気に入られてる自分なら可能だろう。 もっとも愚か者としてだが。 「……ねぇ、イクリール。 これから先も『過保護』なことが続くと思う。 その時もし、ボクのことを忘れなさいって 大人に頼まれたらどうするかな? それでもし、……本当に忘れてしまったとしたら思い出したい?」 (-87) 2021/06/05(Sat) 5:19:13 |
![]() | 【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら、いいの? シトゥラが思っていたよりもわたし、 おとなしくしていられない子みたいだけれど。」 きっとあなたを振りまわしてしまうことになるわ。 言葉に反して、あまり悪びれた様子も無く笑う。 『これから』がある事を疑う事も無く。 「…わたし、きっと誰のことも忘れないわ。シトゥラの事も。 あまり『せんせい』たちを困らせたくはないけれど、 でも、それ以上に『みんな』の事が、このギムナジウムの全部が 何より大好きで、それに大事よ。 たとえ忘れてしまったって、何度だって思い出して… それから、何度だって好きになるわ。」 だってわたし、みんなのことが好きだもの。 そう言って、もう一度 いつものように、変わる事無く、屈託なく笑い掛けた。 これからもきっと、ずっと、いつまでも。 (-88) 2021/06/05(Sat) 5:39:02 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「……大丈夫。 みらいの『せんせい』になるつもりのボクだよ? イクリール一人の面倒も見れないはずはない」 彼女の真の幸せはまだわからない、だが幼いこの希望も、 純粋な思いも汚したくない、壊したくなかった。 たとえそれがエゴだとしても 「嬉しいな、そんなに好きでいてくれるなんて。 今度、……図書室にも遊びにおいでよ。 イクリールの栞とカードでも作ってあげる。 何を読んだか忘れないし、なにを借りたかも覚えていられるんだ」 あなたが持っていないとは思っていない、 だが、作りたくなってしまったのだから仕方ない。 なにか残るものを、……いくらでも付き合う準備はできている 「……約束がやぶられたら、 ごめんなさいをして新しい約束をしよう。 僕も、『みんな』や『イクリール』が大好きだ。 そして、このギムナジウムからもいなくなってやらない。 いつだって、悪い子になってたまにお茶会をしよう」 我慢をしなくなったのか、たった数日で表情が見えないぶんも明るくなり元気になったように見える。 そして幸せそうにあなたとの未来を描いた。 忘却の先に絶望なんてつくらない、 この笑顔をあなたに送り続けるために (-91) 2021/06/05(Sat) 8:23:18 |
![]() | 【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら……そう。 じゃあ、今のうちに小等部の無茶ぶりに慣れてもらおうかしら」 でも、自分の面倒を見てあげるのも忘れずにね。 そう釘を差して、また一つ冗談めかして微笑んだ。 イクリールの愛だって、間違い無くエゴの一種だ。 それでもこうして確かに互いを思い遣る気持ちがあって、 決して少なくない人々が、それで幸せになれるなら。 きっと、それで良いのだろう。 「うん……じゃあ、まず一つ。約束よ。 図書室には、きっとすぐ遊びに行くわ。 わたし、ルヘナにも会いに行きたいの。 お茶会だって、きっとみんなでしましょうね。 ブラキウムとも、みんなでお茶会をしようって約束したの。」 沢山の約束を、指折り数えて挙げ連ねて行く。 今度はきっと、約束を違えてしまう事の無いように。 そうして『みんな』で笑い合えるのが、 『わたしたち』の愛するギムナジウムの日常だ。 「────ねえ、シトゥラ。 わたしもあなたのことが、大好きよ。」 それを守る為なら、出来得る限りの事は何だってしよう。 ギムナジウムの子ども達は、決して一人ではない。 だからきっと、やろうと思ってできない事なんて 子ども達と、それを取り巻く世界には やはり何一つとして、ありはしないのだ。 (-92) 2021/06/05(Sat) 10:06:34 |
![]() | 【赤】 徒然 シトゥラ「……赤ずきんの願いの権利は セキレイが貰っていいっていうこと? そう。わかった。 時間はかかる、それでも大人に潰させたりはしない」 ここで学んだことは目の前の男が親切であることと、 害がなければ本当にすんなりと頼み事を聞いてくれること。 甘えたの自分にぴったりで、 どうして彼がこうなったのか知らないことがもどかしい。 話したくないことだけしかわからない、それなら これから知っていくしかない。 そして、幸せになってほしい 「赤ずきんの願いができたら、 大人なんかじゃなくてセキレイに返せと言いに来てくれ。 ボクは、……やると決めたら何でもできる。 たくさん教えてくれてありがとう。 セキレイは壊れきっているけど、 俺は無事だったのはあなた達のおかげだよ」 『それではまた、お茶会で』 そう告げればホワイトボードに次回お茶会の日程を書き、 ペンをおいた (*23) 2021/06/05(Sat) 12:56:31 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-76 >>-77 シトゥラ 変わったことに気付かず。変えられたことに気付かず。 ただ全てを受け取れること、全てを受け取ってもらえることに 本当に嬉しそうに笑っている。 それが盲目故のものである、と理解できない。 これが正しい形ではないかもしれないと気付いた時、 果たしてどういう選択をするのか。 想像できない未来に対しては思考など向けようがないが そこまでで得た『知識』と『人の縁』から 何かのよすがになって、出すべき答えが導き出されることだろう。 「泣いて、ないと思う……? あー、と。 腹は減ってないから大丈夫。シトゥラも休まなくて大丈夫か?」 誤魔化すように涙を拭ってからそっと身を放して立ち上がった。 (-118) 2021/06/05(Sat) 18:11:56 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-118 「そう? ならよかった。 んーボクは眠っていたから大丈夫。 ……、じゃあ、それなら部屋に来る?」 変えるには、変わらなければいけない。 知識を得るには知ろうとしなければいけない。 そこに無傷で得られるものなんてない。 無償で得られる愛情に依存してはいけない ――――まだ凝り固まった価値観が 未知の知識の快楽が山ほどある。 それを目の前の彼は永遠に引き立ててくれるだろう。 姿勢を正して、あなたをみやる。 お手をどうぞと手を出して、 早朝の誰も居ない静かな図書室の澄んだ空気を呑んだ (-120) 2021/06/05(Sat) 18:32:34 |
![]() | 【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-120 「……ん、それじゃあぜひお邪魔させてもらうよ。 お前の部屋、正直あまり想像つかないから楽しみだ」 そうやって純粋に、静かに喜ぶ声はひどく優しい。 情を捨てられなくなった人間である自分が抱える感情のうち、 最も大きく最も歪で、時折痛みが生じるこれが あなたへの声に滲んだ最たるもの、『愛』だった。 「ありがとう、シトゥラ」 告げられた礼は何に対してのものなのか。 知識の海たる図書室はここにある違和にもただ沈黙を保つ。 反響するまでもなくかき消えてしまいそうな声の代わりに、 あなたの手をそっと握ることで意思表明とした。 (-122) 2021/06/05(Sat) 18:47:51 |
![]() | 【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-122 あまりかわらないのだけれど、といいかけて辞めた。 そういえば部屋に呼んだのは"別の裏切者"だったか。 いつのまにかよんだと勘違いしていた 「ねぇ」 何もない部屋だけど、最低限の家具だけど これから君とまた新しい学びが増えていくと思う。 「俺のことを知って? 抱きしめて、……たくさん求めてね? 約束」 部屋に連れ込めば手を引いて抱き込む、 閑散とした寂しい部屋が 二人分の温度が入ったことにより暖かくなる 口寂しかった時間も、餓えていた孤独の時間も これからは愛する協力者ですべて埋めていこう。 だって俺はあなたのもので、あなたは俺のものだ。 「どうぞ召し上がれ」 あなたを見下ろしながら欲が籠もったした視線を寄越す。 重なる唇と、吐息はこの先を願っている。 与え与えられることを疑わない、共に生きると決めたのだから。 誘うセキレイの瞳は番を離さない、 旅立たぬ鳥たちは居所を見つけ、そしてすべてを手にいれた (-125) 2021/06/05(Sat) 19:55:20 |
![]() | 【置】 徒然 シトゥラ大人を愛した少女に花束を。 あなたの誕生日はいつでも祝う。 あなたが覚えていてくれるという限り、 ボクは何度だって約束しよう。 盲目な魔術師に口付けを。 餌を与える方法はまだつたないけれど、 いつだってあなたの傍にはボクがいる 真実を見てもきっとあなたは傍に居る。 狂気を抱えた裏切者に愛を。 あなたが抱えた矛盾もすべて許そう。 あなたが居られる場所はここにある。 いつだってお茶会を開いて歓迎するよ。 親切な赤ずきんに願いを。 あなたの願いはボクが貰う。 必ず叶えてみせるから、だから忘れないで。 どうか、信じて欲しい。 その力が手に入るまで大人になるまで待っていて (L6) 2021/06/05(Sat) 19:59:37 公開: 2021/06/05(Sat) 20:00:00 |
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