人狼物語 三日月国

43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】


【人】 花屋の主 メルーシュ

店先を華やかに彩ると>>24、メルーシュは花束を仕立てる用意をはじめた。

コンペの行われるこの期間は、特に花束を求める人が多く訪れる。
時折はかつて祖母がそうしていたように、会場となる宮廷付近まで花を売りにいくこともあるが、それもまた店の様子次第だろう。

店は少し宮廷からは離れているが、それでも風に乗って出演者たちの奏でる音楽が微かに届いてくる。
メルーシュは、その音楽にあわせて軽やかに歌う花や緑たちと言葉を交わしながら、小ぶりな花束を仕立てていた。

丈の長い仕事着は体の線が見えずらい。
女性というにはいささか体の丸みに欠け、男性というには華奢なため、女性男性どちらとも思われることがあるが、どちらかというと女性と思われることが多い。

またどこか人慣れしておらず、客に対しても言葉少なな態度のメルーシュは、人によっては不愉快に思うこともあるはずだが、幸いにして多くの人にとって、先代の跡を継いだ口下手でちょっと風変わりな女主人、という認識であるようだった。
(58) 2020/09/21(Mon) 16:08:08