情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【独】 部隊長 シュゼット/* エピダー!!(・x・)!! お疲れ様です〜。 窓は相談の時に私が「狐!狐の窓がある!!」って強く推して決まった感じですね。相方が狐やるってのもまだ決まってなかった頃だったかもしれない。狐はもふがもふくて好きだし、役職としても好きなのだ…。 (-13) kaomozi 2020/05/27(Wed) 7:53:43 |
【人】 部隊長 シュゼット[戦闘がはじまり砂煙が舞う中、 一番近くに落ちてきた蜘蛛のような敵へと、地を蹴る。 金属でできた足の一本が地面に降りるたび、 突き刺さった大地は、僕の胴よりも大きな穴が開く。 僕の方へ振り下ろされた脚を、横に飛んで避け。 すれ違いざまに脚が降ろされる地点へと、 腰に下げていた手榴弾を一つ投げた。 ―――ドォン!! ――――ドォン!!!! 僕の耳に、遠くの方から発砲音が聞こえてくる。 遠距離から狙撃された弾たちは、 僕の近くを掠め、蜘蛛型の細い足へ正確に着弾する。 一発一発は硬い金属を貫くまでの力はないが、 何発もが連続で当たったとなれば、話は別だ。 そうして、脚が弱ったところへ、 僕の手榴弾が奴の足元で破裂する。] (24) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:34:12 |
【人】 部隊長 シュゼット 『 ―――、ギギ、ギギギギ…………!! 』 [蜘蛛型は金属の擦れるような音をあげながら、 欠けた足の箇所から、ぐらりと横へ傾いた。 ……そこへ、僕の部隊の優秀な槍使いであり投擲手でもある 今まで蜘蛛型を多く倒してきたパトリックが 大地に刺さった脚の一つを駆け上がっていく。 彼は、脚の関節の部分まで登りきると、一気に飛び上がる。 馬の黒い尻尾が、ふわりと揺れて。 「……ここ、だあ!!!」 パトリックは持っている槍を空中で大きく振りかぶり。 真っすぐに、蜘蛛の口の中へと投げ込んだ。] (25) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:34:47 |
【人】 部隊長 シュゼット[口の奥の奥にある、コア。 幾重もの分厚い装甲に覆われて 外部からは傷ひとつ付けられなさそうなそこへ、 僅かに開いた蜘蛛の口からなら一直線にコアを狙えると。 過去、多くの負傷者を出しながら蜘蛛型を始めて倒した後の 研究班の解析結果を見て意見をしてくれたのは、彼だった。 今では、僕の隊があの型を倒すときは 必ずパトリックに任せることが暗黙の了解だ。] (26) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:35:22 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――ただ。 その間、彼は無防備になってしまうから。 それをサポートするのは、僕達の役目だった。] 右!"百足"が突進して来る!!! 推進力の脚を少しでも削ぎ落すか、 それが無理でも、進行方向を逸らすぞ!! 『はい!!隊長!!!』 [パトリックの方へ向かっている、巨大な百足型機獣。 こいつは遠距離攻撃をする手段は持たないが、 身体のそこかしこに巨大な回転鋸がついている。 百足とパトリックの間にあった、 過去の戦闘でも辛うじて壊れていなかった廃墟の壁が、 紙屑のようにばらばらと崩されていく。 装甲がとにかく硬い百足型を相手するためには、 何をするにもまず、相手の動きを止めてからだ。 相手の機動力を削らないまま下手に攻撃すると、 攻撃方向を自在に変えられる回転鋸の餌食になってしまう。] (27) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:35:55 |
【人】 部隊長 シュゼット 脚を叩き斬るなら、僕の出番だ―――!! [僕の大剣なら、この敵の細かい脚も、 一振りで何本も潰して動かなくすることができる。 百足型の脚を斬り落とそうとする時。 鋸の一つを支えるアームが、僕の方を向いた。 それが、僕の方へと薙ぎ払われるのが見えたけれど。 僕は避ける動作をすることなく、剣を振るう。 ……そして。僕が剣を振るうのとほぼ同時に 城壁の方から放たれた砲弾が、僕の横を抜かしていって。 今しがた、僕を粉微塵にしようとしていた鋸の刃の向き先を、 ぐにゃりと。全く違う方向へと捻じ曲げた。 僕以外にも、僕の隊の皆や、第二攻撃部隊の兵達や、 遠距離攻撃部隊が、百足の脚を止めようと猛攻撃。 パトリックと動きを止めた蜘蛛型の所に到達する前に、 百足型はそのまま足を止められ、装甲を剥がれ、 機能停止まで追いやられたのだった。] (28) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:36:33 |
【人】 部隊長 シュゼット[あちこちで起こる戦闘の音は段々と激しくなっていき、 あらゆる音が響く戦場にずっといると、 自分が今どのあたりで戦っているのかわからなくなってくる。 いつもは、穴の真下でしか戦わないのだけど。 あまりに多くの機獣が落ちてくるから、 僕も、状況に応じて、場所を変えながら戦っていた。 あるときは、仲間のサポートに回り。 またあるときは、率先して敵のコアを破壊しに動く。 持っていた武装の内、手榴弾は半数以上を使い切った。 仲間たちの目覚ましい連携のお陰もあって、 背中に背負っている対機獣弾はまだ使っていない。] (29) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:36:53 |
【人】 部隊長 シュゼット …………っ!!!! [斬り落とした敵の機関銃が確り機能停止しているか 近くまで行って確かめていた僕は、顔を勢いよく上げた。 >>3:295機械獣の着地による地響きが 明らかに、外壁の方からする。 >>3:204戦いが始まる前に 僕は、ルークのいる場所をちゃんと確認していた。 外壁から穴の方へ向かう途中で振り返り。 外壁の上に居るルークを確認すれば、 手に持っていた大剣を大きく、彼女の方へと掲げた。 ……その時見たルークの姿を思い出して。 ぷる、と。耳が恐怖に震える。 外壁は駄目だ。あそこには、ルークが居る。 僕が、この戦いを無事終えて帰るのを、待っている。] (31) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:38:51 |
【人】 部隊長 シュゼット[一人、唇を噛みしめて。 どうすればわからず、俯きかけた時だった。] 『…………隊長。』 [肩を叩かれ、我に返って振り向くと。 そこには、未だ強い戦意を瞳に宿したままの、 マリーベルの姿があった。 彼女は僕を真っすぐに見上げ、そして、言うのだ。] 『ここは、大丈夫です。 残りは。…いえ、また新しいのが来ても。 私たちが、倒しきってみせますから!! だから隊長は、外壁の方へ。 今隊長の力が必要なのは、誰が見てもあっちです!』 [……彼女は、決して強がりを言っているわけではない。 僕は、マリーベルのその強い瞳を見て、そう確信した。] ありがとう。マリーベル。 向こうは僕が、なんとかして見せるから。 こっちは、皆に任せたよ。 わかってる。大丈夫だ。 僕の部下たちは、これしきでやられる程弱くはない。 (33) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:40:17 |
【人】 部隊長 シュゼット[強く。頷くと。 マリーベルの背中を数度叩き、すれ違いざまに言った。] ――――後で。生きて、会おう。 [背中の後ろで、第一戦闘部隊の子たちが、 敵の咆哮に負けないぐらいの雄たけびを上げて、 攻撃をしかけにいく音がするのを、兎耳は拾う。 僕はそれを聞きながら、仲間たちに貰った勇気を力に変えて。 両手で持った大剣を握りしめ、外壁の方へと―――駆ける。] (34) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:40:29 |
【人】 部隊長 シュゼット[新しく降りてきた機獣達は、外壁の方を向いている。 今まで、穴の付近に居る者を攻撃してくるばかりだったのに こいつらは明らかに、基地を狙っている。 基地を攻撃すれば、この世界の戦力に大打撃を与えられると そう計算されての行動なのだろうか。 わからない。わからないが――― 今は、そんなことを考えている暇などなかった。 大地を蹴る兎の脚は、さらに強く、早く。 三体のうちの一体に追いつければ、 脚を大きく大剣で切りつける。] ……くそっ……硬い……!! [渾身の力で振り下ろしたはずなのに、 表面が少しひしゃげた程度で、舌打ちをする。 外壁の方から、砲撃の合図の声が聞こえて。 僕はひとまず彼らに任せようと、更に先へとかけていった。] (36) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:41:54 |
【人】 部隊長 シュゼット[外壁に一番近い場所にいた機獣は、 昆虫のような見た目をしていた。 カマキリのような外見で、でも普通のそれと違うのは 身体も腕も細くなく分厚く太い金属でできていることだ。 そいつの首がぐるりとこちらを向いて、 複眼のような目が赤く光った。 脚の一部が盛り上がり、何本もの金属の矢が放たれる。 僕の方へと飛んでくる矢の多くは避け、大剣で払い。 数本は、体を掠めて。 腕や、腹部から、赤い血が流れる。 (大丈夫。まだ、放っておいてもなんとかなる傷だ。 痛みも、駄目じゃない、程度の痛みだ。) ……僕は、食らった傷の程度を痛みの度合いで判断し。 痛みはいつも通りやり過ごしながら、脚は止めない。] (37) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:42:15 |
【人】 部隊長 シュゼット[駆ける。駆ける――― 機獣が近くに現れて兵が引き、無人となった 前方にある高台に向かって。 ] [小さな高台の、屋根の上へと昇る。 前には昆虫型。後ろを振り返れば外壁だ。 振り返った頭は、上を向く。 ルークは、まだ上に居るだろうか。 ここからでは見えないけれど、でも。 昆虫型の方へと向き直り、僕は、覚悟を決めた。 ……ルークが逃げ始めてたとしても、これが近道だ。 すぐ彼女の所に行くには、これしかない。] (38) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:43:42 |
【人】 部隊長 シュゼット ……研究班達の新作、試すときがきたな。 [背中から、金属でできた大筒を降ろした。 弾は何発込められていただろうか、と確認して。 発射を押さえるトリガーのロックを解除する。 昆虫型は此方へ攻撃の狙いを定めている最中らしく 大剣を背中に背負う隙はなんとか残っていた。 僕は、大剣の代わりに大筒を構えて。 昆虫型に向かって、高台から高く、跳躍する。] 『―――キキキ、キキキキキッ!!!』 [金属の擦れるような咆哮。 昆虫型の体の至るところから、 さっき僕を狙って来た、金属の槍が何十本も放たれる。 ―――視界を、金属の槍が埋め尽くした瞬間だ。 僕は、大筒を下の方……"機獣の下腹部あたり"へと構え。 躊躇いなく、引き金を一気に引いた。] (39) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:44:03 |
【人】 部隊長 シュゼット ドォ……ン――――!!!!!!! [対機獣砲が放たれる、とてつもない爆発音が。 外壁近くの、昆虫型付近で響き渡る。 音だけではない。爆発と。爆風とが周囲に広がった。 そして、赤い兎は背に大剣を背負い、大筒を持ったまま。 反動で、機獣とは真逆の咆哮へと吹き飛ばされる。] (40) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:45:47 |
【独】 部隊長 シュゼット/* >>ルーク かなり遅くなってしまってすみませんの土下座_(_・x・)_ ルークがまだそこにいてもいいし、外壁から降りた後に上に何か落ちてきたの気づいたとかでも、お任せで!! (-65) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:47:24 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 戦闘ロルを勝敗含めて全部自分で処理して駆け抜けたからか長くなってしまった…(どうしても何体かと戦う描写とか基地の仲間たちが頑張ってるよ!な描写入れたかった) 対機獣砲、装填数何発だろうね。一発じゃないと信じてる。。。(ふるえる) (-70) kaomozi 2020/05/27(Wed) 22:57:22 |
【独】 部隊長 シュゼット/* おはようございます〜 わー!ルークからお返事が来ている!!! ちゃんと名前呼んでくれて、しかも呼ぶ流れがね…!!しかしルークの足…(>x<)はやくかけつけたい (しかし、スパイは別にいてまだどこかに潜伏してると中の人は思ってたなんて言えない) (シュゼットは自分以外にも過去に人間が落ちてきたことあるなんて知らないからいいんだけど) 早くお返ししたいけど!また夜にお返事します〜! (-87) kaomozi 2020/05/28(Thu) 8:33:52 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――外壁の上には、防衛部隊が展開していた。 遠距離攻撃のための銃や手榴弾を構え、 近づく怪物へ、次々に攻撃を行っていた。 ……おかしい、と思った。 最初は、この場所に兵はいなかったはずだ。 砲台があるのはこの場所より少し下か、離れたところか。 よく見れば、まだ配置について時間が経っていないらしく、 部隊長が、作戦の変更について指示をしているのが見える。] ……そうか。ルークが…!! [>>50ルークが、皆に伝達してくれたのだろう。 彼女はずっとここで戦況を見てくれていたはずだから。 この状況だ。 ルークが何処に行ったか、戦っている兵達に聞くのは難しい。 それに、ただでさえ、僕が戦線から離れているのだ。 今頑張ってくれている彼らの攻撃の手を 緩めさせるようなことはしたくなくて。 この場にルークが居ないのを確認すると、 僕はすぐに、下へ続く階段へと向かう。 速く、速くと駆け降りる足は、2・3段飛ばし。] (100) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:29:52 |
【人】 部隊長 シュゼット[基地内部は、大変な事態だった。 各地から伝えられる戦況を整理して伝達する者が居たり、 急に負傷者が乗せられた担架が通っていったり、 追加の武装や弾薬を各部隊に運ぶ者が居たり。 ここまで目まぐるしく人や物や情報が行き来するのは 幾度とない襲撃の中でも、今までにないことだった。 あちこちでわたわたと忙しなくしているペンギン達が見え。 僕は咄嗟に、近くに居たペンギンを捕まえ、聞いた。] きみ!! ルークを見なかったか!? 医務室の軍医で、黒いフードを被っていて。 ペンギンと一緒に居る、女性だ! [仕事に追われるペンギンは処理能力がパンク寸前。 つい、慌てるあまり早口でまくし立てた僕を見て、 頭を抱えて、首を捻る、捻る。 僕が色んな特徴を上げていくと、 最後に、"ペンギンと一緒に居る"というところで 頭の上で豆電球が輝いたような顔をして、 きゅいきゅい!!と、指さす。] (102) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:31:11 |
【人】 部隊長 シュゼット[どうやら、あっち!と言いたいらしい。 ぶんぶんと首を縦に振って、必死に方向を指し示してくれる その子の頭をもふりともふってやれば。] 東棟の方だな。……ありがとう!! [礼を一言。僕はすぐに踵を返して。 ペンギンが教えてくれた東棟の方へと駆けだす。 僕は、腕やら腹やら頬やら脚やら、 色んなところから血を滲ませていたから。 ペンギンは、何か言いたげに、僕を見たけれど。 駆けだした僕を見て、すぐに、びしっと敬礼をしてくれる。 (―――ルークに見られたら、怒られるんだろうなあ。 怪我の手当もしないで駆けまわって、って。) 昆虫型の攻撃でぱっくりと切れた頬から 流れ出ているままの傷口に走りながら袖口を押し当て。 走っている最中も、考えるのは彼女のことばかりだった。] (103) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:32:12 |
【人】 部隊長 シュゼット[兎耳を大きくなびかせながら、真っすぐ全力で走る。 >>85ルークが、僕を呼ぶ声がする。 一番、聞きたかった声だ。 僕が彼女を探し始めてからずっと、 聞きたくてたまらなかった、彼女の、] ―――、ルクレース!!!!!!!!!! [ルーク、と言いかけた口はそのまま、 彼女の本名の形をなぞって、叫ぶ。 蛇の口の方を見た時、ぞくりと全身を悪寒が駆け抜けた。 ルークの元まで近づいていたんじゃ、間に合わない。 それに、>>83あの攻撃は……"まずい"。 もしかしたら彼女はただの砲撃と思っているかもしれないが、 次に放たれるものは、違う。僕には、わかる。 口の中で、徐々に光が集まって行っている。 集まる光は赤から、白に変わっていく。 僕は、それをみてわかってしまったんだ。 あの蛇型には、普通の砲撃を撃つのとは別に、 『僕の義手砲に匹敵する武装』が積まれていることを!!] (106) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:35:09 |
【人】 部隊長 シュゼット[生命エネルギーを代償に撃つ義手砲を機獣が撃とうとすれば 機械の体を動かすためのエネルギーは消費しつくされ、 コアごと自壊してしまうだろう。 貴重な兵力を壊していいのか? ……いや。これがここに居るならば。 おそらく、全ては敵の承知の上だ。 地上の奴らの目的が、基地にあるなら。 基地を破壊することが目的だと言うなら、 何もおかしくはない。寧ろ、極めて合理的だ。 全力で放つ光の一撃は……基地の機能を一瞬で停止させる程の 壊滅的な損害を産むだろうから。] (107) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:40:08 |
【人】 部隊長 シュゼット[躊躇う暇なんて、なかった。 もし、こうなったときはと覚悟をしていた。 こうなったら、躊躇なく。全力で。一撃を放つと。 持っていた対機獣砲を投げ捨てる。 そしてそのまま。 右腕を前へと突き出して―――] (108) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:40:16 |
【人】 部隊長 シュゼット ルーク!!!伏せろ!!!!! [そう叫んだ直後に。 光が、僕の右腕に集まっていく。 絶対にルークだけは傷つけないように。 でも、相手は絶対に、壊して、動けなくするように。 今まで撃ってきた中でも一番の"殺意"を込められた一撃は 膨れ上がり、破裂して。 蛇型の口から、その奥にある砲撃の機械から、コアまでを。 相手の一撃よりも早く、光の線で貫くだろう。] (111) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:43:15 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――後ろに吹き飛び、倒れる途中で思い出すのは、 今日ルークへ渡すタブレットに書こうとして 思いとどまって全て消してしまった、 彼女に話していない夢の話だった。 ] (112) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:45:07 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク[ この夢は、僕が来た時の記憶の夢だ。 僕は、この世界に降り立った後。 機獣が、基地の皆を蹂躙するさまを、 攻撃に参加することも、機獣を守ることもなく。 ただ、呆然と立ち尽くしていたようだった。 ] (-103) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:46:33 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク[ 僕は。地下世界にいる "敵"を倒せとしか、言われていなかった。 地下に、地上の人達が移り住むために 必要なことなのだと、そう言われた。 でも。地下に降りた僕が見たのは。 突然現れた機械の怪物に恐怖し、逃げ惑う人々の姿だ。 本当は、機獣と協力して、この地下世界に生きる者を 全て殺さなければならなかったのに。 僕と同じように、耳や尻尾を持つ人々が 圧倒的な機獣の力にやられていく人々が 蹂躙されていくのを見て、 そんなこと、できないと……そう思ってしまった。 地下世界に居る"敵"は、どうみても。 この機械さえいなければ、平和に過ごしていた彼らを 蹂躙しにやって来た"敵"は、……どうみても……!! ] (-104) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:49:56 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク[ 暫く立ちすくんでいた僕は 地下の世界の人ではなく、 機獣の方へ、僕はゆっくりと右手を向けた。 義手砲は、相手を守ろうと思って出せるものではない。 相手を"殺してやる"とか、"壊してやる"とか そういう感情が爆発したときに、出せるものだ。 その時の僕の怒りのエネルギーは、凄まじい物だった。 膨れ上がった光は、一瞬で、 硬い外殻に包まれたコアを一瞬で消し去って。 ……そして。 …………そして。 ] (-105) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:51:20 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク[ ……僕の記憶は、ここで、ぷつりと途切れた。 ルークが、今まで僕を心配してくれてた通りだった。 義手砲は、加減をせずに使ってしまうとこうなるんだ] (-106) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:51:50 |
【人】 部隊長 シュゼット[大きく後ろに吹き飛び、べしゃりと床に叩きつけられる。 数度。床に激突しながらも。兎は後ろに吹っ飛んで。 そして。……義手の一撃の反動が収まったころ。 ルークが居た場所から遠く離れた場所に、僕は倒れていただろう。 傍目ではぴくりとも動く様子はない。]* (114) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:54:02 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 全力は出してしまったけど、どうにかすればすぐ起きるかもしれないし起きないかもしれない…!!というところまでで(・x・) (-108) kaomozi 2020/05/28(Thu) 21:55:03 |
【独】 部隊長 シュゼット/* >>-110ルーク (・x・)<えへー。だってほら、フラグは立てまくってきたし(((( 心配かけてすまないと謝りつつ。どうしてもね、やりたくて…w ちょっとこう、誤字脱字多いのは見逃して欲しい(読み返してあばばばってなった) 一応、目が覚めたのは全てが終わったあと!でも、今すぐ目を覚まして欲しい!でもいけるので!!どっちでもお好きなようなのやつです >>109エーリクさん シュゼットの記憶喪失は元々自分の撃った武器の一撃のせいでしたという!中々真相が明らかにならず相方にも申し訳なかったので、やっと出せてよかったなとか! …あ!ついでになってしまって申し訳ないですが!村延長ありがとうございます!!平日深夜コアのみなので土日使えるのとても嬉しいです。 (-113) kaomozi 2020/05/28(Thu) 22:01:24 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 秘話にしてたところはほんとは独り言とか灰色にして発言とか考えたんだけど、元々ルーク宛のお手紙の一部なので、秘話にしました。ルーク自身に届くわけじゃないけどね、というのがもどかしいと思うしすまない (-114) kaomozi 2020/05/28(Thu) 22:03:58 |
【独】 部隊長 シュゼット/* >>-129ルーク えっ!!!ロルには全幅の信頼があるので!!!もう基本的になんでも!!!全部確定で!!大丈夫ですが!!! というかもう全部確定で受け取るつもりですが!!!! 寧ろ僕の方が、蛇が発射しようとしてんの普通の弾だったのを勝手にやべえ光線に確定変更して投げたからね…www ほんとなんでも投げてもらったものいいように受け取るから大丈夫よ。ルークが這ってでも来てくれるの痛々しいんだけど、もう嬉しくて仕方なくてもう。見たいのになんでシュゼットは気絶してるのだ。。。自業自得。。。 ちょ、ちょっと深呼吸して落ち着いてから書くね…。 遅くなってきたので寝てても大丈夫ですよと…! (-138) kaomozi 2020/05/29(Fri) 0:26:40 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――とぷん、と。 深くて暗い、水の底へと沈む。 身体は鉛のように動かなくて 頭から真っ逆さまに、落ちてゆく。 ここはどこだろう。 地底湖のどこかだろうか。 (……地底湖?それは……何だろう ) あたりできらきらと、泡立つ輝きがあって その泡たちは、僕とは真逆。上の方へと上がってゆく。 泡はどこから発生してるのかと思ったとき。 ぽこ、と。僕の腕のあたりからまた一つ、泡が出る。 泡の出どころ……右腕を見やって、首を傾げ。 登っていくそれに手を伸ばし―――指先が。触れた。 その瞬間、僕の右腕全体から、吹きあがるように。 幾つもの泡が、現れては上へ、僕の体から離れてゆく。 そんな中――― 泡が立ち上る僕の水中に揺らめき、映ったのは 黒いフードを被った誰かの、顔だった。 ] (159) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:34:12 |
【人】 部隊長 シュゼット["他の人"とは違って、 この人だけは、僕を僕として見てくれた。 僕の体調をいつも気遣ってくれて、心配してくれて。 誰よりも、僕のことをみていてくれた。 ( 他の人って…………誰だっけ ) ローブを脱いだところに現れた白い耳と、尻尾。 感情が薄そうな表情とは真逆に、 耳を撫でると尻尾が嬉しそうに揺れるのを見るのが "僕"は、とても心地よく、満たされる気持ちになった。 ( 僕は……誰だろう ) >>130この人はとても悲しそうな顔で、 僕を止めようとしてくれた。 ( なんで、そんなに必死になってくれたのだろう ) その時僕は―――辺りが光に埋め尽くされる中で。 何か、思った気がする。 ( 間に合ったことが嬉しかったのか、 ]こんな悲しい顔をさせてしまったのが悲しかったのか 僕には何も……わからない ) (160) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:35:20 |
【人】 部隊長 シュゼット[浮かんでは消える泡の一つ一つは、 他にも色んな人の顔が浮かんでたりしたのだけれど。 どうしても、黒衣の人の姿を目で追ってしまう。] [あぁ。僕の記憶にこれほど強く残る、 この人は一体―――誰なのだろう。 ] (163) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:35:59 |
【人】 部隊長 シュゼット[そのまま僕は、暗い水の底まで落ちていった。 柔らかな砂でできた水底は、僕を優しく受け入れる。 あの人の正体が知りたいと思っても、 この何もない真っ暗闇には、僕一人。 身体は冷たく、重く、動けない僕に 何ができるというのだろうか。 瞼が重くなってきて、抗えずにゆっくりと閉じてゆく。 大事なものが、あるはずだった。 手放してはいけないかけがえのない記憶が 両腕で抱えきれないほど多く、僕の中には積もっていた。 けれど。今、ここには何もない。 抱えるも何も……もう、なにも……] (164) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:36:23 |
【人】 部隊長 シュゼット[そのまま、僕は深い眠りに着こうとしていた。 このまま寝てしまったら、"僕"は、 二度と冷めない眠りの中へと沈んでいくだろうと そう思いながらも抗えず、眠りの底へ落ちるところだった。 …………意識を完全に手放す、その時に。 寒く冷たい、温度などないはずのこの世界に。 >>140一つの温度が、確かに灯った。] ……、……? [目だけを動かして、左手の方を見た。 さっきまでここは本当に真っ暗で、 僕の体の輪郭すらはっきり見えなかったのが。 今は、僕の左手の周りだけ、ぼんやりと明るく輝いていた。 左手を包むのは、とても暖かいとは言えないけれど。 懐かしい温度だった。 ―――もう、何も覚えていないはずだったのに >>3:69"約束を守ってくれた"と……強く、思った。] (165) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:36:46 |
【人】 部隊長 シュゼット[その時だった。] 『忘れちゃ、駄目だ。』 [水面の方へ上がっていったはずの泡が、戻ってくる。 僕の目の前に集まり、泡立つと。 その泡は、誰かの姿を形どった。 僕を上から見下ろすのは、 赤くて長い耳を垂らした、 耳より長い髪を持つ、男の人だ。] (166) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:37:37 |
【人】 部隊長 シュゼット 『大丈夫。僕は、覚えていられる。 僕が前に義手砲を使って記憶喪失になった原因は、 ただ単に、代償が大きすぎた―――だけじゃ、ない。 単純な話だ。 ひとつだけ、覚えていられたものがあっただろう。 僕の大事な、憧れの名前。目指す姿。 あの時は、大事なものはそれしかなかった。 逆に、他の記憶は全て、忘れてしまいたかったんだ。 もっと早く、命令に疑問を持つことが出来たなら。 指示された場所以外も、人が居そうだと思った場所を 自由に、旅することができたなら。 ……そう。名前以外の記憶は思い出したくもなかった。 だから。忘れてしまったんだ。 今は、あの時よりももっと、ずっと。 僕には大事な記憶が増えた。 ほら、ルークも言ってたでしょ。 「最初の記憶が戻ったからといって、 今の記憶が泡のように消えてなくなってしまうなんて 絶対に、思うものか。」>>3:68 』 (167) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:39:50 |
【人】 部隊長 シュゼット[その人は静かに、僕に言い聞かせるように語る。 ……目の前の僕は、かつての僕だ。 僕が思い出した、僕の、義手砲を撃った直後の 記憶を無くす、本当にその瞬間に思ったこと。 それを思い出して。ぐ、と、熱い物が込み上げる。 僕は水の中に居る筈なのに、 じわりと涙が目の端に滲んで、流れていく気がした。 動かなかったはずの左手が、 与えられた温度を纏って、上へと延びる。 左手が、目の前の姿に触れたなら。 "僕の姿をした彼"は、一瞬で大量の泡へと姿を変えて。 その泡は全て、僕の体に纏わりつく。] (168) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:41:20 |
【人】 部隊長 シュゼット[瞼が、震える。] ………… [ルークが唇を離した直後に。 目と鼻の先の距離で、僕の瞼は開くだろう。 瞳と瞳が合ったなら。 左手は、彼女の手を弱く握り返し。 耳は震え、顔は頬に添えられた手の温度に擦り寄った。 そうして。おはようでもなく。 心配かけてごめんでもない。 僕は僕の言葉で、ルークに言うんだ。] (172) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:45:44 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク 僕の手を握っていてくれて……ありがとう。 君のお陰で、僕は僕のまま、戻ってこれた。 [こういうことは、僕も初めてだから。 迷うように視線が一瞬、ルークの口元を見て。 離れかけたのを追いかけるように、 最後の力を振り絞って頭を起こし、 ルークの唇に口づける。] (-140) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:46:15 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク[そうして離れたなら。 傷だらけでぼろぼろの顔で。 ルークの側に、"僕"がそのまま、居られる喜びに 目を細め、流した血のせいだけではなく、 僅かに赤く染まった頬を緩めて。] 僕もだよ。ルーク。 僕も君が、大好きだ。……愛してる。 [彼女に向けるのは、今できる精いっぱいの微笑み。]* (-141) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:50:07 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 残った機獣は他の基地の人達が頑張って片付けてくれると信じて……!!!ルークは本当にありがとう…!!(とても嬉しい) ちゃんと!記憶無くさず目覚めたよ!! (-142) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:52:06 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 最初、海って書こうとして、海は地下には無いな…って思い直して地底湖って書いたけど、記憶だいたい思い出したなら地上旅した経験あるんだからシュゼット君は海知ってるな。 ……でも今のシュゼット君は地下世界の方が強い記憶で残ってただろうなので、これでいいかとも思った (-146) kaomozi 2020/05/29(Fri) 2:57:17 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 記憶の描写を水中にしたのは、ルークの言葉があったからでね…!!どうしても、泡描写したくて。 私も色々嬉しくて!!でも気絶してるから反応難しいよなこれ…と思いながら書いたらこうなった。気絶しつつも不思議な力でなんか全部聞こえてるけどそこはファンタジーに思ってくれればw 明日も夜いつ来れるか不定期なので、ゆっくりで大丈夫よー。お返事楽しみにしてる(・x・)!!(おふとんをかけて一緒に入る (-148) kaomozi 2020/05/29(Fri) 3:05:08 |
シュゼットは、/*(。・x・)見られてた! (a0) kaomozi 2020/05/29(Fri) 3:06:19 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 平日の疲れの溜まりようを恨みたい。。 >>ルーク お昼頃にお返事しますー!! (尻尾にうさみみ押し付けてもっふもっふしながら) (-201) kaomozi 2020/05/30(Sat) 1:35:59 |
【人】 部隊長 シュゼット[>>-179彼女のぬくもりが、柔らかく振ってくる。 気を失っている間に、僕も涙を流していたらしい。 彼女の頬を伝った水滴は僕へと振ってきて、 僕の流したそれと混ざり合って一つになった。 >>-180見上げた位置にある彼女の顔は、ぼろぼろだ。 止まらない様子の涙を拭ってあげたくても、 傷だらけの体を手当てし、労わってあげたくても、 僕の体は、さっき少し頭を浮かせたのが限界で、 これ以上動かせそうになかった。] ……僕は、酷い奴かもしれない。 ルークがこんなに、痛そうで、 また、僕が君を、泣かせてしまっているのに。 [いつもなら、手当しないとって、 心配でたまらなくなるところだっていうのに。] 今、僕はこんなに嬉しくて……いいんだろうか。 [自然と零れたのは、そんな言葉だった。 今、僕の胸を満たすのは。 二人とも無事で良かったという喜び。 こうして、僕は僕のまま、全てを失わずに、 ルークと共に居られることへの、幸せだ。] (266) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:01:11 |
【人】 部隊長 シュゼット[義手を含めて持ち上げるのは厳しいと思うけど 身体の向きを変えるぐらいなら、彼女にも可能だろう。 あちこちに負荷がかかっているのを感じていたので >>198楽な体制にして貰えて、ほっと一息。 胸に耳を押し当てて、僕の無事を実感しているような そんな仕草が可愛くてしょうがないのに、 >>200揺れる尻尾が感情をよく伝えてくれてるのに、 全く動けないのがもどかしいったらない。] 折角無事で会えたのに、酷いや。 [顔を隠してしまったルークに、くすくすと笑う。 そんな、尻尾がとてもよく見えてたし、 顔を僕の胸に埋めてるということはつまり、 僕の耳が鼓動の音を拾うのも容易な距離であって。 僕の心臓の音だってそりゃあ早くなってただろうけど 満身創痍で、体力も使い果たしているからか、 目が覚めた直後のことはそれほど気にならなかった。 (―――これ、僕も後で、穴に入りたくなるほど 恥ずかしく思うのかもしれないなぁ。) そうは思いつつも、見ないという選択肢はなく。 視界の下の方で揺れ続ける真っ白い尻尾を 僕はじっと眺めていた。] (267) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:02:48 |
【人】 部隊長 シュゼット[……まあ、でも。ずっと黙ってるのもと思ったし 指摘された彼女の反応も見たくって。 動けないまま、笑いながら言ってあげる。] あのね。ルーク。 顔を隠してるところ、悪いんだけど。 ……尻尾。凄い、嬉しそう。 [僕に意地悪したくなるルークの気持ちが なんだかようやく、わかった気がする。] (268) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:03:12 |
【人】 部隊長 シュゼット[戦場となっている外からは、 まだ戦いの音が聞こえていたけれど。 戦況は悪くはなっていないようだった。 一応、襟元に無線はついているが、僕のは近距離用だ。 第一攻撃部隊達の通信はここでは拾うことが出来ず、 心配ではあったから…… 外の機獣の攻撃音が少なくなってきてるのを兎耳が拾えば 窓の方を見上げて、安堵した。] ほんとは、僕が。 ルークを医務室まで運んで、って できればよかったんだけど 動けそうになくて……こればかりは、ごめん。 [>>201的確に、ペンギンに指示を出すルーク。 救急キットも、義足も到着したとして ここから医務室へ、僕はどうやって運ばれるのだろう。 そのときは、ルークは運ぶ役にはならないで 白い尻尾を揺らしながら医務室へと先導して歩き。 その後ろを大勢のペンギン達が担架替わりになり、 ペンギンの上に担がれて運ばれる ……なんていうのを想像してしまって。 もしそうなったらこれから暫くは、僕もルークも 部隊の子達からネタにされそうだなあなんて思い。 少し、笑う。] (269) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:06:15 |
【人】 部隊長 シュゼット[……段々と、瞼が重くなってくる。 さっきまでいた、水底での深い眠りではなく。 また起きたら僕は僕のまま目覚めることが出来る、 普通で、それが僕にとっては大切な、眠りだ。 ―――さっき目覚めてからは、もう。 ここ最近ずっと僕に付きまとっていた、 起床後の頭痛はさっぱり無くなっていた。 だから、今度も大丈夫。 もう、妙な夢も見ないし頭痛もしないだろう。 そんな確信からくる安心でうとうととしていれば。 頭が持ち上げられ、柔らかくて温かなものが差し込まれる。] 綿菓子みたいにふわふわで、あったかい。 ……すぐ、寝ちゃいそうだ。 [頭を包み込む柔らかさは酷く心地よい。 ほんとは、もう少しルークと話していたかった。 でも、もう体力は限界のようだったし、 久々の、記憶の夢を見ない眠りへの誘いが ルークの尻尾枕だというのは、とても嬉しかったから。 このまま寝てしまえたらさぞ気持ちいいだろうと。 そう思いながらも……寝落ちる際に、最後。 尻尾枕をしてくれる前に話してくれたこと。 その時は、僕は頷いて聞くだけだったけれど。 少し、僕からも話しておきたくて。>>203] (271) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:12:00 |
【人】 部隊長 シュゼット 僕は……正直、駄目だと思った。 でも。深い水の中……夢のような場所で 僕が全てを忘れそうになった時に ルークの手の温度が、伝わって来たんだ。 君が、僕に話しかけてくれた全てが、 ……ううん。今だけじゃない。 これまでに、言ってくれた、してくれた全てが 僕を、今この場所に引き戻してくれた。 今。一緒にいられるのが。 僕も、幸せなんだ。 だから、これからも―――僕と、一緒に。 [一緒に居て欲しいと。 口はそう言いかけた形のまま、 ふわふわの枕に抗えず、僕は眠りへと落ちた。 寝顔は夢やこれからへの不安などなく、安らかに。] (272) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:12:45 |
【人】 部隊長 シュゼット― 医務室 ― [僕が次に目を覚ましたのは医務室だった。 ……とはいえ、ここはいつもの医務室ではない。 今回の一斉攻撃を乗り切れたのは喜ばしいが、 この戦いはいつも以上の負傷者を産んだ。 基地の医務室一つでは賄えず、 空き部屋に簡易ベッドを追加でこしらえて、 臨時の医務室を何部屋も作ったようで。 今、僕は、そのうちの一つに入れられている。 ……と。いう説明を、そこにいた軍医に聞いた。が。 目覚めてから僕はもうそれどころではない。 話される内容なんて、全然頭に入らなくて。 ある程度体が動くようになっているのをいいことに 軍医が僕のベッドから離れた瞬間、 ばふんっ!と、布団を頭から被って丸まった。] (273) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:13:24 |
【人】 部隊長 シュゼット (――――ッ!!! ぼ、ぼ、僕は、なんてことを…!! えっ、夢じゃない?夢じゃないよな?? だって、ルークと、その、あんな、 いやいや、嫌なんてこと全くなくて、 嬉しいんだけど!!!!! そうなれたらいいなって! 思ってたりも、したけど!!! で、でも!!心の準備が!!!! ) (274) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:13:48 |
【人】 部隊長 シュゼット[起きた瞬間から、ルークを助けてから、 彼女の尻尾を枕にして寝てしまうまでのことを 何回も何回も思い出してしまって。 触れあった唇の感触とか! 想いが通じ合ったのはいいけど、 あんなストレートな言葉で言ってしまったとか! 髪や尻尾だけじゃなく、顔を真っ赤っかにした兎は 顔を隠すので必死だったらしく。 ……布団で隠せているのは、 まるまった兎の、おなかから上の部分だけ。 ベッドの下の方から見ればズボンも靴下も丸見えで。 丸くて赤い尻尾がふわふわと見えて、揺れていた。]* (275) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:15:03 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 疲れがマッハでピークなら恥ずかしいなこれ!!ってならないかなー……とは思ってロル書いてたけど、 (・x・)<(いやこれ、逆に、一度休んで目が覚めたら一気に自覚するやつだな…!?) ってなったのでおふとんに埋まる兎になったという…w ルークの尻尾枕絶対ふわっふわだろうな……安眠確実枕…!!(めっちゃもふる (-210) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:17:49 |
【独】 部隊長 シュゼット/* いやほら…あのときは意識があるのが不思議ってくらいふわふわしてたと思うから…www>心の準備 僕もルーク大好きだよ!!!!! (-214) kaomozi 2020/05/30(Sat) 16:27:12 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――僕が、布団の中で丸まってる間。 僕と同じように負傷して手当を受けている兵士たちの 話し声が、ベッド同士をカーテンで仕切った、 僕の隣のベッドの方から聞こえてくる。 第一攻撃隊の隊長が、基地内部に侵入した蛇型を 義手の光線の一撃で仕留めたことを 人伝いの噂で聞いて、興奮気味に語る声がする。 >>284僕が医務室に運ばれて来た状況は噂になっていて ペンギン達を手懐けることがピンチを打開する秘訣だとか あのペンギン型端末達と仲良くなるためには、 彼らが喜ぶ甘いお菓子を献上しなければならないだとか。 ペンギンと仲良くなる方法を一番よく知っているのは 軍医の、あの"葬儀屋"なのだとか。 ] (やっぱりペンギンに僕は運ばれたのか……) [基地内のペンギンの扱いが良くなりそうなのは 喜ばしい事態ではあるのだけども。 これは後で、僕の部隊の子達に捕まった暁には、 相当な質問攻めにあうことになるかもしれない。 色々覚悟しておかないと、と。内心ため息。 葬儀屋とまだ呼び続ける声には文句も返したくなったが 葬儀屋の治療は思っていたより悪くなかった、 と、話が続いて。今は許すことにした。] (297) kaomozi 2020/05/31(Sun) 2:52:31 |
【人】 部隊長 シュゼット[やってきた機獣の全てを倒せたのは本当らしく、 死傷者ゼロ……とはいかなかったが、 僕の部隊の兵士含め、被害は最小限に抑えられたらしい。 そのことに安心したのもつかの間。 >>252もうひとつ、噂が聞こえてきて 布団の中に埋もれた耳がぴくりと動く。] (……"交渉"か。 総司令も流石に、防戦一方のままでいいとは 考えることはない……か。) [>>251機密として扱われている話もまだあるようで 地下世界の住民たちが元々地上世界の人によって 作られた存在であることまでは、 この医務室では聞こえてこなかった。 ……でも。 この世界に来る前のいくつかの記憶は 本当に忘れてしまったまま思い出せてないけれど。 地上の人達の目的と。 地下世界の、耳と尻尾を持つ種族については 少しだけ、話を聞いたことがあった。] (298) kaomozi 2020/05/31(Sun) 2:53:55 |
【人】 部隊長 シュゼット[もう住めなくなってしまった地上世界の代わりに、 地上の人達は、地下へと進出することを決めたらしい。 広大な地下空洞は、人が移り住める程には広く、 地下でしか育たない植物や動物なども既に生息していた。 しかし、大気の状態や、日光がない環境から。 地上の人達が適応できる環境ではなかった。 ……そこで。 環境の変化に強く生きられるような種族を、 かつて、地上に多く生息していた動物達をモデルに、 自分たちの遺伝子を掛け合わせて、作ったのだという。 大地の開拓は彼らが作った生物たちに任せて。 地下の空気の浄化と状況の観測は、 僕たちが『太陽』と呼ぶ、地下天井に浮かんでいる 太陽光の役目を持つ機器が行った。 それは、地上程の空間の浄化は行えないが、 地上よりも空気の量が少ない地下なら時間をかければ 地上の人間が住めるぐらいまで大気の状態を変えられるような 機能が備わっていた。] (299) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:02:13 |
【人】 部隊長 シュゼット[自分たちが住むのに良い環境になったから 最初に地下に放った生物達は用済みになった。 だが、組み込んでおいた、ナノマシンは不発に終わる。 ……そこで、作られたのが僕だった。 地下への攻撃の際まで使える状況だったなら 攻撃にも参加できるよう戦闘力を高く持たせた、最新型。 でも、戦闘能力以外の、環境適応力などは、 地下世界の生物達と同じに作ったらしい。 ……まず、僕には。 そのナノマシンの投与と、作用実験が行われた。 ―――結果は、今の状況を見てわかる通りだ。 地上の人類によって作られた僕達新人類は、 製作者たちが思っていたよりも、丈夫だった。 僕には、ナノマシンを含めた、 毒のようなものは一切効かなかった。 これは地上人のだれも予測できなかった事態だったようで 地下世界を攻撃するのに反対の人達も居たらしく、 もう少し世界を調査するべきだという意見に押され。 とりあえず、今後の方針が固まるまでの短い間。 どんなに汚染された環境でも生きられる僕が 世界の各地点を調査することになったんだ。 あらゆる場所を見ることが出来たわけじゃなかったから もう少し調べられたならという後悔が……今はある。] (300) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:05:33 |
【人】 部隊長 シュゼット[後悔と言えば、僕が作った人達が言っていた、 地下の人達は言葉も通じない"敵"だと、 そっちにもっと疑問を持てたなら…… もっと、地下と地上の状況は変わったのだろうか。] (301) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:05:49 |
【人】 部隊長 シュゼット[『岩盤の上の世界も一枚岩ではない』のは確かだ。>>252 それならば。交渉に向いているのは、 上の世界も下の世界も知っている、僕が良いんじゃないか? 僕は交渉事なんて向いてないと思っているし、 緊張と不安でまた穴に潜りたくなっちゃうと思うけど。 でも…………] ……ひゃあっ! [僕は考え事に集中していて、 近づいてくる気配に全く気付いていなかった。 >>287もぞもぞと足元から這い上がってくる感触が 足から背中までをぞわりとかけ上がってきて、 裏返ったような声が出る。 なんだなんだと顔のあたりにひっついてきた もふもふの何かの方を見てみれば。 それはもう嬉しそうな眼差しで、 僕の方を見るペンギンと目が合って。 ぱち、と。瞬き。 ―――その瞬間。 ルークの声がして、一気に布団が剥がされた。] (302) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:06:48 |
【人】 部隊長 シュゼット[折角落ち着いてきたって言うのに、 ルークの顔がこんなに近くにあるんだ。 また一気に顔が赤くなるのも当然というもの。] わぁっ!!! る、る、ルーク…!!! あー、ええっと、体は、 例によって、右腕がまた動かないけど、 この感じ、いつもと同じだから大丈夫……! 抵抗は、し、しないけど、 その、苦いのは…… [何を聞きたがってるのかはすぐわかってしまい、 ううう、と小さく唸って。しどろもどろ。 ちらちらとルークを見ても、見逃して貰える筈も無い。 よく見ると、ルークも少し顔が赤い気がする。 言わないのも彼女に悪い気もしたし。 ……言っておかないとな、と。 僕も思ってはいた。から。 ] (303) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:09:51 |
【人】 部隊長 シュゼット あー、えっと、 ……もう少し、屈んでくれれば……言う、よ。 [ごにょごにょと、そうお願いすれば。 ルークは少し頭の位置を下げてくれるだろうか。 彼女の耳がよく見えるようになったなら。 (もしフードを被っていたら、優しく外して) ふわふわのそれを、左手で撫で。 まだ赤みを残した顔のまま、 真っ白な耳毛に唇が触れるほど近づいて、言うんだ。] (304) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:10:32 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク これからも、僕と一緒に居て欲しい。 僕も、ルークとずっと共にいるから。 どこにいても、どこにいくことになっても。ずっと。 だから……約束する。 僕はもう、あんな威力の義手砲は……撃たないよ。 [またどんな危険があるかわからない。 撃つこと自体を止める、とは言えないけれど。 記憶を飛ばすほどの高威力の一撃は、 もう撃たない、と。はっきりと言った。 義手砲を撃つ瞬間のルークの悲痛な顔は 今も忘れず、僕の心に刻み付けられている。 二度と、あんな顔をさせたくは無かった。 それになにより僕自身、もう、 記憶を消失することに恐怖したくなかった。] (-227) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:11:34 |
【人】 部隊長 シュゼット[ルークとの会話が落ち着いた頃に。 さっき聞いた噂が気になって、彼女に聞くだろう。] そういえば……総司令が、 地上との"交渉"役を、基地の人員から選ぶ、って そんな噂を聞いたけど……本当? [隣のベッドの方を見て、兎耳を揺らして首を傾げ。 言ってしまおうかどうか、どうしようと。 悩みながら、お腹のあたりに居るままのペンギンを もふもふと撫でる。] もし本当なら…………そうだ。 ……ルーク。タブレット、見てくれた? [そういえば、戦いの前に、 地上に行くことを考えているという相談を書いて、 タブレットを渡していたことを思い出す。 >>288さっきまで近くにいるルークのことばかりで、 心臓はどきどきしっぱなしで他のことには気が回らず。 枕元にタブレットが置いてあることも、 僕はまだ気づいていない。 まさか、もう、とっくに読み終えられていて。 返事まで書かれている物がここにあるなんて。 あの戦闘から数日経っていることもまだ知らない僕は、 予想もしちゃいなかった。]** (305) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:14:01 |
【独】 部隊長 シュゼット/* ルーク可愛いよルーク…!! 苦いお薬と甘いジュースがあるのも拾いたかったけど今は無理そうだったので次に…!!言えなかったことを言って、タブレットそういえばどうなっただろうと気にしてみたり(・x・) しかし、いざちゃんと言うとなるとやっぱり恥ずかしい感じが隠せないのである (-228) kaomozi 2020/05/31(Sun) 3:16:09 |
【独】 部隊長 シュゼット/* ルークだ!(手をぶんぶんふる) ふふふふ、ペンギン担架で運ばれた件はぜひ拾っておきたくて。僕もルークに聞いてもらえて嬉しかったよ! お返事いつでも大丈夫なので、ゆっくりごはんたべてね(・x・)! (-236) kaomozi 2020/05/31(Sun) 12:56:00 |
【独】 部隊長 シュゼット/* わーー!!!日記…いや、ラブレターだ!!! (・x・)(・x・)(・x・)!!!←ラブレターだこれ、って私も読んでて思ってた顔 シュゼットもね、一緒に行きたいなぁって思ってたからほら、…ずっと一緒だよ!꒰⌯>x<꒱! 最近夜が寝落ち激しすぎるので、地上行くのを視野に、次で〆を目指してロル考えようかな。もそもそしてきますー! (-243) kaomozi 2020/05/31(Sun) 14:59:47 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク[>>-241掌に吸い付いてくるような触り心地の狐耳は 撫でた分だけ嬉しそうに力が抜けていくのが見える。 少し前までは、感情の表し方もわからなくて、 それどころか、自分に感情があるかどうかさえ 理解していないようだった、彼女が。 こうして、全身で思いの丈を表現してくれるようになって 感極まってしまうというか、込み上げるものがある。 ……それに。 感情を取り戻す一番の原因は僕であり、 今は、感情の向き先が全部僕に向いていると思えば こんなの。嬉しくないわけがない。] いくらでも……って、言いたいけど。 うん。少しだけ、ね。 [他の軍医が通ったりしないだろうかと 人の目を確認して、大丈夫そう。とルークに目配せ。 抱きしめられるのはルークのしたいようにさせてあげて 僕は自由な左手で、耳の毛並を崩さぬように撫でていく。 掌はそのまま頭の後ろまで、何度も存在を確かめるように。 切ってしまった額は大丈夫だろうか、と。 前髪に隠れている、額のガーゼを撫でた。] (-249) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:26:47 |
【秘】 部隊長 シュゼット → 軍医 ルーク 外壁に近づかせないって、僕は嘘をついた。 次は……君を、ちゃんと守るから。 [次またこんな戦いをすることがあるかはわからない。 でも、もう。彼女には怪我をさせたくは無くて。 見上げてくる顔が笑えば、自然と僕の頬も緩む。 やっと彼女が取り戻した笑顔が絶えないように 僕が、守っていくんだ。] (-250) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:26:59 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――さて。話が"地上との交渉"に及べば、 ベッドに上体を起こした体制のまま、 少し背筋を伸ばして、真剣に聞く。 ……しかし、その間も。 僕の布団とお腹に挟まった位置に居座ったペンギンは いつの間にやら装備させてもらったのやら、 身に着けたポシェットからとりだしたお菓子を 僕に、おやつを渡そうと、きらきらした目で渡してくる。 結局この子のつぶらな瞳に耐え切れず、根負けして。 おやつを食べながら話を聞くことになっただろう。 (おやつには誰が入れたのか苺味の飴も入っていて それを見つけた僕は久しぶりの好物に、 ペンギンに負けないぐらい、目を輝かせてしまった)] (354) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:27:48 |
【人】 部隊長 シュゼット[>>335ルークからの答えは予想通りだったけど こうして言葉にされると現実味を帯びてくる。 でも、と。眉を下げる。] 地上に誰かを送り込む、と聞いているけど、 ……どうやって? [大きな問題は、地上へ行く方法だった。 指令室ではもうその話にもなっているのだろうか。 ルークもそこまで知っているかはわからないけれど どうしてもそれが疑問で、口に出してしまった。 >>336そうしていると、ルークから手渡されるものがある。] これは……あぁ。壊れなかったんだ。 なんだか、そんなに時間は経ってないのに 懐かしいな。 [開けてもいいか、と。そんな意を込めて >>337ルークを見れば、開けるよう促される。 しかし当の僕はというと、 うげぇ、と顔を歪ませて枕の方へ後ずさり。 ……そのまま、すぐに開ける運びとならなかったのは、 あまりに嫌いすぎてタブレットのパスワードにしてしまった 僕がいつも戦闘後に飲まされている、最高に良く効く栄養剤 AME015が……目の前にあったからだ。] (355) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:29:21 |
【人】 部隊長 シュゼット う。……そんな、なんでもないように……。 し、しかも、水なしで……!? わかっ、た。飲みながら、読む……! [本当はなるべく飲みたくない苦い薬だけど 早く体力を戻さないとという意見ももっともだ。 それに、ルークも飲んだんだ、僕も覚悟を決めないと。 耳はぷるぷると震えながら顔の方向に巻きあがる。 薬と水を受け取ると、それを一気に飲み込んだ。 飲んだ瞬間、久しぶりの薬の苦みが僕を襲ってきて、 きゅっと瞑った目尻に、じわりと涙が浮かぶ。 今僕の顔は大体、(>x<)こんな感じだろう。] (356) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:29:51 |
【人】 部隊長 シュゼット[ペンギンが、薬を飲んだ僕の袖をぐいぐい引っ張る。 今僕は苦さに耐えていてそれどころじゃないんだ。 それを伝えるため、目を薄く開けると、 漂ってくるのは甘い香り。 その子が僕へと差し出しているのは、 赤い色をした飲み物が入ったコップ。 受け取って……一口。] わぁ……! [すぐに苦いのが無くなるとまではいかないけど 爽やかな甘さは、疲弊した体を癒すようでもあって。 何よりも、僕の大好きな苺味だ。 苦い味はまだあるはずなのに、 もうどこかにいってしまったような気になってくる。 あまりの美味しさに、目を見開いて、瞬き一つ。 こくこくと、もう少し。……美味しい。] (357) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:30:13 |
【人】 部隊長 シュゼット[薬を持ってきたのは、ルークだ。 コップを一度置いて。] これ、作ってくれたのはルーク? 味見は、またこの子かな。 これなら僕、苦い薬でも頑張って飲めそうだ。 どうしてもこの味ばかりは、 何度飲んでも慣れなくて、嫌だったから。 [苦笑しながら、お礼を言った。 僕も何か作れないかなあ、と思ったけど。 料理も細かい作業も苦手な僕が作るよりは、 また、美味しいものが手に入ったら、 彼女に、プレゼントしようと思った。 感情と、同じように。 人よりも味覚が欠けてしまったルークが また、美味しいと思ってくれる日が来ますように。 その手助けになりたいと、心から思うから。] (358) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:30:29 |
【妖】 部隊長 シュゼット○月◇日 今日は僕にとって最高の日だ。 記憶を全て思い出し、また目を覚ました後も 僕は僕で居て、頭痛ももう起こらない。 そして今、隣にはルークが無事な姿で居て 彼女が今まで無くしていたという"心"を 思い出すことができたと、言ってくれたのだから。 お互い、無くしたものを思い出した後は これからは、互いの中に色んなものを 増やしていきたいと思う。 でも、そうする前にね。 一つだけ、ルークに言ってなかったことがあるんだ。 僕が機獣と一緒に降って来た最初の襲撃で、 僕は、基地の人を誰一人攻撃しなかった。 僕が攻撃したのは、機獣への一撃のみ。 君の父親の仇ではなかった、と安心はしたけど もっと早く、僕に自我があればという後悔がある。 僕が機獣を葬るまで、かなり時間があった。 それまでただじっと立ち尽くすだけの 突然天から降って来た正体不明の僕の姿は 基地の人達にとっても、脅威だっただろう。 ($2) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:32:27 |
【妖】 部隊長 シュゼット もし、ルークが、全てを昔の話と言ってくれるなら。 僕もこれからも、君の側に居たい。 そして、もし行く先に何があるとしても 君に、側にいて欲しいんだ。 何があっても、僕がルークを守るから。 ……もし、なんて。かっこつけちゃったけど。 断られた後のことなんて考えてないんだ。 ルークなら、今ここに居る僕のことを 僕よりも、誰よりも、信じてくれると思ってる。 他の基地の人だって、僕にとっては大事なのにね。 今、僕が一番信じているのはルークだし、 隣に居るのは君じゃないと、だめなんだ。 だって。ルークは。 僕の、大好きな人だから。 ($3) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:36:15 |
【人】 部隊長 シュゼット[そうして、笑って。言うだろう。] ―――ルーク。司令室に行こう。 上に行く方法があって、行く人を探しているなら。 僕はそれに志願したい。 ……勿論、ルークも一緒に。 [駄目かな、と。言って笑う。 危険があるかもしれないからと、 ルークを置いていくなんて考えは初めからなかった。 タブレットの返事には、 >>336一緒に行く、とは明記されていなかった。 でも、僕は読んでいて、思ったんだ。 それは疑いようのない程、はっきりと。 ルークは"僕と一緒に行くのが当たり前"として 地上行きの方法を、考えてくれているって!] (361) kaomozi 2020/05/31(Sun) 20:39:07 |
【人】 部隊長 シュゼット― ????? ― [―――これは、地下に住む住民が、 地上から送り出された機獣達の総攻撃に遭ってから、 幾らかの時が経った後の話。] (369) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:03:20 |
【人】 部隊長 シュゼット[地下にあった地上への転送装置の再稼働に成功し、 地下から地上へ、兎の青年と、狐の女性と。 あとはなぜか……飛べないペンギン端末なんかも含めて。 他何名かの交渉隊が、送られた。 そうして、僕達の交渉の結果、 地下と地上は休戦の条約を結ぶこととなる。 休戦からそのまま戦が終わる条件は、一つ。 『地上の人々が生活できそうな場所を探す』ことだった。] (370) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:03:58 |
【人】 部隊長 シュゼット― 地上のどこかで ― [各地点の写真やら研究メモやら 地上に来てから色んなものが増えたタブレット。 僕は木陰に腰かけ、今日の分を綴っていく。 近くにルークが居れば、何を書いているか見えるようにして 尻尾が揺れれば、口元を緩ませ。 左手を伸ばして、そっと撫でた。] (371) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:04:43 |
【妖】 部隊長 シュゼット○月◇日 今日は、緑色の葉っぱを沢山茂らせた 山、という場所に来た。 地上世界の植物は、地下世界のそれと比べて緑が濃く、 旅をしながら地下との違いや共通点を探すのは面白い。 この辺りの植物には空気を浄化する作用があるらしく 汚染濃度は他の場所と比べてだいぶ薄いようだ。 けれど、計測器の表示を見る限り。 地上の人達が住めるようになるまでは あと、百年ぐらいはかかるだろうか。 僕はそう記録をし、地上のシェルター本部で待つ人達へ この地点の報告を入れた。 百年、というのは長く聞こえるけれど 他の場所と比べるととても短い。 通信機の向こうから聞こえてきた声の感触は良かった。 環境の汚染が、僕やルークの体に影響を及ぼさないのは こうして、各地を回る旅をする上では、ありがたかった。 僕も、ルークも、ペンギン君も、お腹はすくし。 できれば、配布された固形の完全栄養食やAME-015より 美味しく食べられるものがいいに決まってる。 僕は、近くの樹になっていた赤い果実をもぎ取ると 食べれるかだけ通信機で本部に聞いて。口に一つ入れた。 苺には及ばないけれど。 苺に似た赤さを持っていて甘くて美味しい。 この甘い果実は『リンゴ』というそうだ。 今後は見つけたら積極的に取って行きたいと思う。 ($4) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:08:48 |
【妖】 部隊長 シュゼット ―――そうそう。 この間地上の本部に帰還したときに、 僕の義手の改良版ができたと、 地上の研究者達が駆け寄ってきた。 研究者というのはどこでも同じようで、 地上と地下のしがらみとか、狭いシェルター生活とか そういうことに余り拘りを持たない彼らは、 (話が始まると止まらないことを覗いて) 他の人々と比べて、話しやすかった。 おかげで、僕は義手砲を撃っても そうそう気絶することはなくなった。 『私達の住む世界を広げる手伝いをしてくれてるんだ。 応援することの何がおかしい? ……まあ、欲を言えば、地下で生まれ育った ルークさんのことを調べてみたくてたまらないが。 それは、今の優先事項ではないからね。 ……何も怖いことはしないよ。 台に乗せてぐるぐる回したり、細胞を取ったり だから、その義手を下げて。頼むって。』 ……悪い人達じゃないのはわかってるんだけどね。 僕も最近はルークのことになると自分を止められなくて。 この時もすぐに、無言で義手を相手に向けてしまい、 ペンギンとかルークとか、その場にいた人に 宥められてやっと腕を降ろしたんだった。 ($5) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:12:56 |
【妖】 部隊長 シュゼット 地上に点在するシェルターを回るのも楽しいもので かつて地上人が作り出した僕達種族に 否定的な人もいるけれど、理解を示してくれる人もいる。 話が通じる人の存在は、僕達の希望だ。 ……まだ、シェルター外部で 生きている人間は見つけられていない。 でも、いつか。僕は見つけられると信じている。 僕一人だったら難しかったかもしれないけれど、 今はそうじゃないのだから。 ($6) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:14:53 |
【人】 部隊長 シュゼット[僕は、信じているんだ。 記憶を一度無くして取り戻した僕のように。 感情を無くして、取り戻したルークのように。 地上の人々が住めなくなってしまった世界も 住める場所があって、また住めるようになるかもしれない。 飛ぶことができなくなってしまったペンギンだって きっと、飛べる日がくることだってあるだろう。 そうして。 取り戻したいものといえば、もう一つ。] ルーク。これはね、 苺みたいに甘いんだけど、苺ほど酸っぱくなくて。 水分が多いだろう。それにも甘味があるんだ。 [ルークがリンゴを食べたのを見たなら、 僕は、自分の分をひと齧りして。味を教える。 僕の近くでペンギンも一緒になってリンゴを齧り、 身振り手振りで、「おいしいよ〜!」と言いたげだ。 もし、"美味しい"という言葉がいつかルークから聞けたなら 僕はそれはもう、尻尾を揺らして喜ぶに違いない。 きっといつかその時がくると楽しみに。 何か美味しいものをルークに食べさせたときは どんな味か、なるべく詳しく教えてあげるんだ。 せめて、味がわからなくても。想像ぐらいはできるように。] (372) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:15:45 |
【人】 部隊長 シュゼット[僕は立ち上がり、手を伸ばして。 ルークが立つ手助けをする。 一休みが終わったら、また二人と一匹で、 この一度滅んだ世界を旅するのだ。 何があっても、最後まで一緒に。 絶対に離れることはなく。] (373) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:19:37 |
【独】 部隊長 シュゼット/* >>ルーク 落とすのほんとーーーに遅くなって申し訳なく…!!(ルークに土下座しつつ顔を尻尾枕に埋める) こんな感じで〆してみたけど、何かあったら設定変えたりねじ込んだりしてくれてだいじょうぶだからねと!!(ルークは義足で旅できるかなあって不安もあったんだけど、地上の技術で義足パワーアップとかできれば行けるだろうと思ってる(どうなんだろう(((・・))) (-255) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:21:52 |
【独】 部隊長 シュゼット/* >>ルーク あ、だめだね!プロローグでリンゴの飴出してるわ。プロローグの方の味をなかったことにしてもらうしかないな…みかんとか…()酷いところで齟齬でてごめんよー(>x<) (-260) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:38:56 |
【独】 部隊長 シュゼット/* あまいものでやらかすあたりがあまりにも私。。 相方のロルまでは起きてるつもりですが、そろそろご挨拶を。 このたびは、同村ありがとうございました! 色んな交換日記の形態や関係性があって、とても楽しい村でした!…ただ、色々余裕がなくて他の人のロル全然見れてないので、落ち着いた頃に抽出してゆっくり見たいなぁと思ってます。 たまにリアルに優しい系のRP村にいますので、またお会いしたときはよろしくお願いします(・x・)です! (-265) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:55:50 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 相方のケヤキさんはほんとーにありがとー!! 場面進めてもらったりは感謝しかないし。シュゼット君の日記へのお返事がほんとにもう優しいのとか、最後の戦闘の時も、這ってでもきてくれた時とか、ほんともう嬉しすぎて。 ルークとは地上に行ってからもずっと一緒だよ!! (でもやっぱり苦いお薬にはお耳ぷるぷるしながら) (-266) kaomozi 2020/05/31(Sun) 21:56:45 |
【独】 部隊長 シュゼット/* 皆さんお疲れ様です。 皆可愛かったりかっこよかったりで、いいなぁ… わー…サイン交換会だ!僕も書いてみようかな…! [色紙にへたくそな兎の絵と名前を書いた] (-280) kaomozi 2020/06/01(Mon) 0:13:45 |
【独】 部隊長 シュゼット/* >>-289ルーク おおお…!! 地下しかなかった世界が広がってく描写が、素敵だなぁ…!! 前は、栄養剤とかとりあえず食べとくかってくらいだったのに、ちゃんと食べ物を食べてくれるようになって、しかも、シュゼットが美味しそうに食べてるのを見ながら一緒に食べるのが好き、みたいなの、ほんと(尊さに拝む) ほんともう全部にイイね!押したい気分なんだけど、 強いて言うなら。星が見たい、ってのがとても、いいなぁと…!!多分野宿用の道具や食料がいっぱい入ったおっきいリュックをシュゼットが持ってて、外で野宿することもあると思うんだけど、その時に二人で空を眺めて、お星様つないでみたりするんだろうなぁ…。 地上のシェルターの人達に星座の本とか貸してもらったりしてて。それを見ながら、こぎつね座とかうさぎ座とかある!探そう!ってわいわいしたい…してそう…してほしい…!! 写真も一緒に撮ってくれるの嬉しかった。 シュゼットも、人が写ってる写真ってのにとても思い入れがあるので…。しかも、一番守りたい人と一緒に映った、うさぎ(シュゼット)の写真とかね…! カメラの精度にもよるけど、いけそうなら、星空の写真とかもいっぱい撮るんだろうなぁ。 (-292) kaomozi 2020/06/01(Mon) 1:21:47 |
【独】 部隊長 シュゼット/* >>-295ルーク こちらこそありがとうー! 相談してたのほんとにおおまかな世界観だけだもんね。 最初は、こんなPC設定で本当に大丈夫か???ってそわそわしながら交換日記投げたりしてたなどと。でも大丈夫だってすぐなって、何も気にせずがんがんいこうぜ!になりました。えへへへ。思いっきりロルをぶつけ合えるノほんと楽しかったー!! ꒰*・x・꒱←耳をパタパタする顔 最初の頃のルークと最後の方のルークを見て、にっこにっこする。僕が居たから感情を取り戻せたのかぁ、と思うとほんと感慨深いと言うか可愛いというか。 これからもずっと一緒だよ!(尻尾をもぶふしながら枕にしてうとうとと) (-296) kaomozi 2020/06/01(Mon) 1:29:43 |
【独】 部隊長 シュゼット/* エーリクさんお疲れ様です。 村運営がしっかりしてて進行中は安心してロル回しができる、とても素敵な村をありがとうございました! また機会あればよろしくお願いしますです〜 (-309) kaomozi 2020/06/01(Mon) 1:45:30 |
【独】 部隊長 シュゼット/* >>ルーク ロルへの反応書き始めると灰で発言しまくってしまうからいけない。また今度何かのついでに、ここが良かった!って話しするね…w 二人ともほんとに成長したよね。シュゼットも、最初はみんなのために戦って死ぬなら本望、くらいだったのにな。今はルークを全力で守るけどこれからも一緒にいるために二人だ絶対死なないようがんばる、とかだもんなぁ。ふふふ。 ルーク大好きだよ! [うさみみをもふられたら、嬉しげに耳が震えたりして 狐枕で寝落ちる寸前に、幸せそうに笑った]** (-311) kaomozi 2020/06/01(Mon) 1:50:29 |