人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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視点:


ジャコモブチ抜く ユウィに投票した。

ジャコモベルヴァを占った。
ベルヴァ人間のようだ。

【人】 機関士 ジャコモ

「ユウィさんが寝坊なんて珍しいっすね……
 天変地異の前触れ?いや、既に漂流してっか……」

洒落にならない事に気づき、肩を落とした。

「でもほんと珍し……目覚ましでも故障したんすか?」

(5) poru 2024/04/01(Mon) 22:50:13

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

バイタル室で、一度だけすれ違う。

「ジャコモ。
 
……エーラさまを含んで、

 二人は不審な方がいることがわかりました」

確かなことは一つだけ。だが、
アウレアとエーラが来ないことはどういうことか。
最悪の状況に結びついてしまうこの脳が少し嫌に感じた。
(-21) toumi_ 2024/04/01(Mon) 23:41:24

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「え、……」
「……エーラ、が?」

明確に動揺する声。"信じていた者"の声。

「今度は何、何だよ。まさかまた重量オーバー……」
「……どうしてだ?どうしてそんな、
 こんな時にそんなもん、見つかんだよ……!」

怒りを露わにする。この状況で名を出さなかった時点で、
ジャコモの言っていたベルヴァへの調べ物も、
また彼の潔白を証明することになっただけだろう事も
あなたにはわかるだろう。
(-25) poru 2024/04/02(Tue) 0:05:06

【人】 機関士 ジャコモ

「俺だって夜通しの賭け事くらい、幾らでも付き合うのに……」


張り合ってる張り合ってる。

(17) poru 2024/04/02(Tue) 0:18:27

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「……」

黙りこくっていたが、20秒後に削除されるデータと共にそれは送られた。


隠蔽されたデータ送信履歴:ソーレファミリーのデータバンク
物品搬出履歴のハッキング:格納庫


「もう一人は、本来
2人
であるはずの通信回線に紛れ込んだ、
 カテリーナさま、レオンさま、ベルヴァさまの中にいます」
(-27) toumi_ 2024/04/02(Tue) 0:25:18

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「…………」

もう言葉にもならなかった。
この異常状況の中の、異常報告に頭がやられそうだ。

「ベルヴァは、白だ。それは俺が確認したから間違いない。
 ……レオン様とカテリーナの中に、一人……?」

「……調べるしか、ねぇな。二人を」
(-28) poru 2024/04/02(Tue) 0:35:27

【人】 機関士 ジャコモ

「だよな!良い事言うじゃんアルバトロス!!
 双方が低下してれば公平だからやる価値あるよな!」

フォローのようななにかを、
勝手にいい方向に受け取って元気になった。

「まあでも、今は夜更かししてる
 状況じゃないのはそうっすよね……」

「はい!今度は勿論ご一緒させてください!」

最後のお誘いに目が輝いた。
小さなジェラシーは晴れたらしい。

(21) poru 2024/04/02(Tue) 0:42:36

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「……私がレオンさまを調べても良いでしょうか」
「負担でしたら、構いません。その」

こんな事を言って良い立場ではない、それでもあなたになら見せていいかと涙目になった目を細める。

「わたしを、助けてくれた、方々だったんです」

ユウィさまは、言わずもがな。
エーラさまも、献身的に宝物を残してくれた。
レオンさまでさえ、部下でもない私を何かあったら助けるとその口で言ったのだ。

もしくは、
あなたと同じように、仲の良い茶飲み仲間の悪事を見たくなかった。

裏切られたくなかった、知りたくなんかないと。


「……私、二人から、打ち明けてもらえたのに。
 どちらかが嘘つきだって知ってしまってるんですね」

こんな自分も、あなたも、彼らも人間だということが苦しすぎるほどにわかってしまった。
(-37) toumi_ 2024/04/02(Tue) 1:12:18

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ


乱暴された布はよく伸びるものの大した抵抗もなく破れ、引き千切れて、覆い隠していた肉体の豊かな稜線、その細部までもが容易く暴かれてしまう。

幾度となく目も当てられない程の傷を負ったことがある、そのはずの身体はひとつの瑕疵もなく。緩く角度をつけ始めた股座までもが外気に晒されては、小さく身震いをした。

「ハハ、あんまりがっつくなよ……」
「オレも逃げやしねェから」

髪の流れに唇を触れさせて、一連の狼藉を大して動揺することもなく見守っている。だがそのかんばせは僅かに朱を増していて。やはり決して余裕があるわけじゃない。
裸体に視線を向けられれば隠すような真似はしないものの、落ち着きが悪くじっとしていられない様子をきっと悟られるだろう。

自らアウターを脱ぎ下ろす。あとはもう生まれたままの姿だ。邪魔するものなど何もない。

「こっちばかり気にして堅くもなるな。
 どれだけ手酷くされたって望むところだし……
 下手だったとして気にやしないよ、別に」

口付けを受けて力の抜ける体の自重をしっかり支えるべく足を肩幅ちょっと余るほどに広げた。頭の距離は近付き、加えてどこにも手を出しやすくなるだろうと言う気遣いも込めてだ。

「あー……いけねェ、
 こんなに何でもしたくなるのは本当に初めてだな……」
(-43) backador 2024/04/02(Tue) 1:40:34

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「が、がっついちゃうに決まってるじゃないですか」
「うわ、エロ……」

正直に正直を重ね過ぎた限りない本音が思わず零れ落ちて、思わずと言っていいほど勝手に手が動き、鍛えられた筋肉の盛り上がりを指でなぞりだす。瑕疵ひとつのない滑らかな皮膚の感触を堪能するように、掌で今度は擽るように触れる。

「だって、ずっと焦がれていて」
「ようやく、こうして触れられて……」

普段と違い余裕のなさが一層愛おしく、同時に胸の奥に疼くような感覚を覚える。この人を幸せにしたい、無茶苦茶にしたい、優しくしてあげたい。二律背反ともいえる不可思議感傷を抱きながら、緩く緩く、仰向けに倒れて欲しいとねだるように体をベッドに押す。

さっきの威勢はどこへやら、なんて調子だが相手の色香に当てられているのもあり、まだ照れが残っているのもある。
それにしても身長差20cmをこんなに辛く感じた事はなかった。
そう思う位彼との目線の差は顕著で、横たわって貰った方が例えば今みたいに、こうして伸ばした手が耳にも届く。

「何でも言ってください。下手、かもしれないけど。
 なんだって貴方の言う事叶えたいんです」

それと、して欲しい事を言葉にして貰うのって、興奮しますし。
何て耳元でわざと囁きながら、ざりざりと舌を耳の中に入れ、ゆっくり嬲っていく。同時にもう片方の手で右胸の乳輪を円を描くようになぞる。
(-62) poru 2024/04/02(Tue) 5:25:47

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「……」

"負担"が何を指すのかを理解して、
それでも「構わない」と貴方の頼みを了承した。

「……ユウィさんとエーラは違う案件だとは思うけど、
 それでも信じていた人に嫌疑がかかっているのは変わらない。そこに、一人増えたってもう変わらねえよ」

嘘だ。もう一人増えたら、それはまた辛く苦しい気持ちに襲われるのだって目に見えている。
それでも男は貴方の涙を見て、虚勢を張った。
貴方の前で、頼れるとはいかなくても、少しでも強くあれればいいと思ったからだ。

貴方がどれだけ名の挙がった人たちを慕っていたか、
その言葉だけで察しがついて、こんな残酷な仕打ちをどうして行うのだろうと、誰かにキレ散らかしたくて仕方なくなった。それも、できないことだけれど。

「そんなに追い込むな。……って、言っても無理だわな。
 俺だって、全然できてないし。……」

「だけど、お前は立ち止まることはしないんだろう」

「承った。俺はカテリーナを調べるから、お前はレオン様を頼む」

わざと声に出してそう宣言した。
どのような結果が出ても、知らなかった頃にはもう戻れない。
(-63) poru 2024/04/02(Tue) 5:33:06

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

愛おしそうに頭の後ろや背を撫でる。思い遣る気持ち、それに混じった雄らしい本能を詳らかに感じ取って思わず苦笑を溢しながら、抵抗なくベッドへと押される。
込められた優しさも相まって、頭をぶつけないよう気にして倒れ込む余地ぐらいはあった。

「長いこと溜め込んできたのはわかる」
「一晩で全部味わい尽くす勢いじゃないか」

尾が尻の下からベッドの縁に沿うように伸びて、腰を少し持ち上げる。下腹部が突き出され足の付け根に力が入り、なんとも言えない姿勢だ。

芯を持ち尖った乳頭は、耳から伝わる甘い感覚も手伝ってその周囲を擽られるだけでも悩ましげに熱の籠った吐息を溢す。それだけでも決して少なくはない経験を想起させるかもしれない。

他人を抱くのみならず、きっと誰かの前で乱れる姿を晒したことがあって、けれどそれが今は全部、あなたのもの。

「ハ、オレまでっ……急かすなよ。
 随分と偉くなったもんだな……」

表情だけはまだ平静を崩さない。如何あれど喜ばれるだろうが、どうせならまだ手強い獲物を装いたい。滅茶苦茶にしたい、されたいと言うように嗜虐心と被虐欲求は表裏一体だ。

「思うまま摘んだり甚振ったりしてくれよ……
 みっともなくイき散らかしていいならそうするし、
 “待て”って命じるようなら気が済むまで従ってやる」

「それともレディを扱うよう念入りに愛してくれるか……?
 今のオレは鏡みたいなもんだ。
 いつかのオマエにきっと帰ってくるぜ」

二律背反は何も一人のものだけではない。今すぐにそれが形を成すことはないが、受けたことに対しマフィアらしい報復行為に出るのは道理ですらある。

威勢よく啖呵を切ったのはいいものの、淫らな水音が耳の中で響けば呆気なく言葉を詰まらせて身を捩った。
(-90) backador 2024/04/02(Tue) 13:11:37

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「……意図してたわけじゃなかったんですが、
 なんかえっちな姿勢にさせちゃいましたね……」

尾の計算をしそびれていて、下腹部を突き出すような少々苦しそうな体勢にさせてしまったのを見て、反省半分、興奮半分だ。

「もしかして、今まで散々人にこうさせたことあるんです?
 ……ふーん……」

ただ擽っただけでこの反応となると、"こちら"側での今までの経験回数もなかなかの物なんだろう。思うと同時に明らかに拗ねたような半目の視線が貴方に飛ぶ。誰としていたんですか。どんなプレイしたんですか。言葉にしなくても聞こえてきそうな程だ。

「本当は……言われたそれ、全部したい。
 淫らな姿も、苦悶する姿も、愛されて蕩ける姿も見たいじゃないですか。
 でも全部じゃ時間が足りないから、今日はこうします」
「いいですよ。"今日は"みっともなくイき散らかしてくれて」

随分と偉くなったものだと言われて、自分でも内心そうだと感じた。だって昔なら貴方が誰かと体の接触を持っていて、内心寂しくは思えども拗ねはしない。それが今や、嫉妬の嵐である。

その勢いのままに耳から顔を離して、乳首に歯を立てて噛みついて、舌で舐め転がし、膨らみを押し込むほどにぐりぐりと突いたかと思えば、また離して水音を立てて齧りついて、空いた側は指で弄りながら散々に甚振りつくす。
(-92) poru 2024/04/02(Tue) 14:44:54

【人】 機関士 ジャコモ

「……っ、……くそっ、やっぱりこうなっちまうのかよ」

悔しさを噛み殺したような叫びがこぼれる。
死んだ。エーラが死んだ。アウレアが死んだ。

先日二人で荷物を片付けた時の事が、二人で酒を酌み交わした時の事が、いまはどちらも随分と昔のように思えてしまって、そのときの二人の笑顔を思い出す度、胸が苦しくなる。

「……本当に、どうにもならなかったのか?」
「そんな素振り、全く見せなかったのも演技だったのか?」

誰かに脅されていたのか、自由意思だったのか。
それすら聞くことができなかった。もっと早く動いていれば、この結末は変えられたのだろうか。

「わからねぇよ」
「どうしてだ、エーラ」


(29) poru 2024/04/02(Tue) 15:01:26

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「おいおい……恥を忍んでやってんのに」

一層勃ち上がったそこを見せつけるような身動ぎをする。いやらしさを見て取られるのはそう悪い気分でもない。あなた相手なら特に。

「……ああ。オレは結構、
 上司連中とかに"使わせる"こととか、多かったぜ?

 オマエの耳に入れたらと幻滅させちまうと思ってな。
 噂のひとつも聞かせないようにはしてたが」

こうして妬かれることも、だ。ただ怒らせたいわけでもない、からこれからは身の振り方を考えなくてはならないのやも。
内容を一つずつ教えて、過去を塗りつぶすように再現していくのも悪くはない、と考えて、それもきっと今日ではない。

「どこまで行っても正真正銘の傷物だ。
 これからも……オレはジャコモの見た大きい背ばかりの人間じゃないってこと、何度も見せることになると思う」

「それでもいい、って言え──ァ、は……」

昔じゃ考えないくらい、最大限甘えたことを言う。全部見たいなら寧ろ上等だろ、と挑発の如く。
なぞられて意識させられていた胸先の感覚に刺激が走って、間もなく鋭い快楽となって、身を駆け巡った。

歯は易々と突き立って、僅かな弾性を持って舌や指を押し返し、そうやって苛め抜かれる度、男の喉は低く色っぽい声をあげる。

「今更無理とか、言わせねェよ……」

芽生えるのは執着だ。愛も欲情も嫉妬も一身に受けていたい。
(-103) backador 2024/04/02(Tue) 16:06:06

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「……ふーん…………」

「ユウィさん、また俺の事甘やかしてる。喜んじまうけど。
 別に、言われても幻滅なんてしませんでしたよ。
 ……そう言った気遣いが、嬉しくないと言えば、嘘ですけど」

しかしながらそれを大手を振って喜べるかというと、また違う。貴方に怒りもしないが、上司連中とやらに怒りが込み上げないかといったら、また嘘になる。それは潔癖な正義感などでは当然なく、己の愛する人を好き勝手使われた事による決して綺麗ではない独占欲。

抗議の意を伝えるように舌を絡めた乱暴なキスをする。
体勢がどうにも苦しそうな気がするので、厳しそうなら手を差し込むようにして背を支えるものの、キスが身勝手なものなのは変わらないまま舌で歯列をなぞり、唾液が口の端から零れようとも意に介さず、好き勝手に貪る。その傍ら、右手の爪先で乳首の先をカリカリと引っかき、ピンと指先でそれを弾いた。

「……っ、は、……」
「上等ですよ。勝手に隣を覗き込もうとしだしたのは俺なんだ。それくらいの覚悟は当然できてるし」

「それでも、」
「いいに、決まってんじゃ……ない、ですか」
「或いは、"それがいい"の方がお好みですか?

舐めないで欲しい。その程度で無理なんて言う男がいたら、他ならない自分自身が殺してしまっている事だろう。
(-141) poru 2024/04/02(Tue) 17:36:03

【人】 機関士 ジャコモ

「それは……」

ユウィの言う通り、隠し持つ物があるのは誰だって当然の事である。
自分にだって、未だ最愛の人に伝えきれていない感情がある。
それを誰かに対してぶつけて責めるのは、確かに違うかもしれない。ただ、俯いた。

「……」

"やっぱり"と言った事に対してはそれ以上何も口を開かない。単に言葉の綾かもしれないし、意図的に何かを知っていて、それを伏せているのかもしれない。


「ばかカポ…………」


遅れて登場したキャプテンに、
半ば八つ当たりするようにそんな言葉を吐いて。
それも普段のジャコモとは違い、力なく弱弱しい物だった。

「死んじまったよ……」


「エーラも、アウレアも、」
「……自室だって」

自分の立場じゃ、許可すらなければ顔を見る事もまだ出来ない。苛立ちと悔しさを嚙みしめるように歯噛みして、それだけ伝えるとまた視線を外して俯く。

(31) poru 2024/04/02(Tue) 17:49:45

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ


「オレはジャコモを甘やかすこと自体は好きだよ。
 喜んでもらえるってんなら両想いだね……」

窮屈な姿勢には慣れている。それもこれまでの経験によるもの。
支えを借りつう腹の筋肉に力を込めれば難なく頭を起こした体勢のまま止まり、重ね合わせた口内で精一杯に舌を伸ばして蹂躙を受け入れる。

「……ん……、……ッ、!!」

乳首の先が掻かれると堪らず全身に力が入り、じわじわと近付く胸からの昂りのような感覚に心を備えていたところをさらに弾かれるなら、唾液の混じり合う口腔の奥から声にならない呻きを発し肩を震わせて、そして最低限を残し身を弛緩させた。

「……ふは、……見縊ってるつもりはないが……
 少しでも臆したらブチのめすつもりでなァ」

緩く開き、回りの鈍い舌でまだ粗暴ぶって言葉を発してのける。
息は荒く、蕩けた目にもやはり獰猛さが残っていて。

「……カッコいいじゃん」
「オレを呑める度量も……オレ好みとは、言ってやる」

もう一度、今度はこちらから口付けをした。乱暴なものではないが、啄むばかりではない舐るようなキスで行為の続きをせがむ。激情を冷ますにはまだまだ足りたものではない。
(-167) backador 2024/04/02(Tue) 20:37:35

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

キスを受けて、もう少し下腹部辺りを直接触ろうと考え出したころ、「両想いだね」の言葉にピタリと止まる。

見れば羞恥と嬉しさで混乱して顔を真っ赤に染めた男が、(こんな窮屈な体勢だろうが)勢いよくぎゅうぎゅうと抱き着いてきた。勿論、体勢が体勢なのでお互いに踏ん張る凄くシュールな光景だが、こうせずにはいられなかったようで。

「あ、ごめ……」
「両想いって、言われた瞬間、泣きそうな程、嬉しくて、
 ……言葉の綾って、わかってるんですけど、それでも
 ……この抑えきれない数々の愛の名前に迷ってるんです」

愛おしさが止められないとばかりに唇にも愛情表現のキスを落として、胸が締め付けられそうな想いでいっぱいだった。

「ブチのめされるのも、アンタになら幾らでもとは思うが、
 ……ユウィさん、ずっと俺好みって言ってくれてる。
 俺、あんまりそんな言われると自惚れちまうよ」

いい加減今の体勢も辛いだろうと、うつ伏せで尻だけを上げる体勢になって貰うようにお願いして、尻尾に邪魔されずに後ろから抱き込めるなら後ろから、難しそうならその横から貴方の陰茎に直接触れて、竿を扱き先端部は親指でぐりぐりと弄りながらも、時には玉や竿の付け根を擽ったりして遊んでいる。
(-184) poru 2024/04/02(Tue) 23:10:38

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ


わかりました、と言葉を返して。
あなたに調べさせた理由はその現実を見て欲しかったからかもしれない。

その上で、よろしくお願いしますと告げてその距離を再度詰めた。

長々と二人っきりで話していれば怪しまれるかもしれないが、この際いいだろうと。

「ジャコモ」

「私がもし裏切り者だったらダチをやめていましたか?」

「――永遠の友情なんてありませんよね。
 いつかは離ればなれになってしまうのでしょうか、それこそ。

 死んだら、忘れられてしまいますか?」
(-187) toumi_ 2024/04/02(Tue) 23:46:35

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「本当に可愛いなテメエは……」

潰さない程度に強く力を込めて抱き締め返す。可愛げに塗れて苛立ちすら感じられる言い方だ。なんなら体重をいくらかけられたって苦でないというのに。

「ペットじゃあるまいし、名前をつけるだけなら自由だ……
 だからこそ悩ましいとも言えるが」

「こんだけ言を交わして肉に触れさせて、
 オレも勿論愛してないわけがねェんだぜ」

今度はこちらが半目で、唇を尖らせてキスを受ける。戯れにさらに窮屈に両の膝や足で抱えて離さないポーズを示しながら。

「なァ」
「オマエ以上の男は現れないんだろうなって思ってるよ」

唇の離れてから姿勢を変える頃合いに、
胸の蟠りを一つ一つ解していくように言葉を紡ぐ。

「だからもっと落ち着ける時になったら、
 腹を割ってゆっくりと愛を語らおう」
「まだ言葉にできてないことがあるだろ、お互いに」

船から降りたその後でなくとも、何かの機会があれば必ず、答えを出すのに惜しまない時間と労力を費やしたいと思う。これが単なる気まぐれではなく本気であることを伝えるためにも。▽
(-208) backador 2024/04/03(Wed) 2:18:39

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

尻を持ち上げて、臀の谷間を隠してしまうのも如何なものだろうかと尻尾を腰から横に流して下す。秘部は全て曝けて、抱き込むに際しても大した障害にはならないはず。

シーツに押し付けた横顔はもう随分と赤い。一杯程度の酒で駄目になるわけがなく、言い訳も効かない。

「クソ、さっきの乳の感覚が、残って、て……
 そんな遊び方したら、直ぐ、出ちまうだろうが」

言葉とは裏腹に待ち侘びていた雄の快楽を受けて声色は歓喜に染まり、緩慢な腰の動きが生まれた。

先端を重点的に擦れば深く大胆に、擽りにはかくかくと小刻みな振りで応えて。本能に基づいて精を吐き出すところを探りでもするような、そんな性に結びついた動作を思わせる。

「ッ……あんま、見るなよ、
 マジで……みっともねェから……」

ここに至ってようやく余裕の仮面は殆ど崩れて、
ただ一人の男として恥いる事ばかりしかできない。
(-209) backador 2024/04/03(Wed) 2:20:48

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「へへ、だとしてもそう育てたのはアンタですし」
「なにより、アンタの方が可愛いよ」

照れ隠し半分本音半分で抱きしめ返されたその熱を受け止めて、すり、と頬を寄せる。離さないポーズなんてされたら頭が沸騰して挙動がおかしくなりそうだった。その威力をちゃんとわかってやってるんだろうか、この人は。こっちだって散々格好いいと同じくらい可愛いを思ってるのに。

「……ユウィさん、も?
 一介の部下には過ぎた言葉、すぎますよ、もう。……
 冗談です。そうは思ってないのくらいわかってます。
 ……何になるのかなぁ、俺達」

ここまでしておいて一介の部下なんて言うと、それこそぶん殴られそうなのだけど、じゃあなにかというとはて、自分はなんだろう。それこそ、そう焦る事ではないので深く追及はしないのだが。

「ユウィさんが俺の事酔ってもないのに酔い潰そうとしてくる……」
「もうアンタの何もかもに溺れてるから勘弁して下さい……」
「……はい。顔から火が出そうだけど、その日を楽しみにして、ます」

酒はあれ以降一度も口にしていないのに、オマエ以上の男は〜なんて、どえらい殺し文句で。これ以上言われても、今の耳まで真っ赤な状態から赤くなりようがない程だ。貴方が体勢を変えてる間、ベッドに突っ伏して顔を埋めていた。▽
(-225) poru 2024/04/03(Wed) 9:24:58

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「わぁ……やらし……」
「……いいですよ、すぐに出しちゃって。
 それとももっと気持ちいいところ増やしちゃいましょうか」

棚から唯一使えそうな軟膏を引っ張り出してきた後、指の先につけてくるくる後孔に塗りつけながら、ちゅぽんと一本、やや強引かもしれないが二本目も入れて中を慣らそうとして行く。満足に動くようになったなら、とんとんと何かを探るように指を奥に進めていく。

「ふふ、真っ赤になってて可愛い」
「みっともない所、いっぱい見せて下さいよ」
「……お偉方には散々見せてたんでしょ?」

一瞬沸いた嫉妬に身を焦がしかけて、貴方の背に軽く歯を立てる。
右手は孔を弄っているから今度は左手で陰茎を扱きだす。男なので良い所はわかっているけれど、利き手じゃないのでどうしても不器用な感じになって、先ほどまでの手淫とはまた違った感覚だろう。
(-226) poru 2024/04/03(Wed) 9:25:37

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「なんだ、急に。難しい話するんだな。
 ……裏切って、相手がどう思ってるかじゃねぇの。
 今まで全部演技でお前のことも嫌いだって言われたら、
 まあ考えるけど。
 それでも俺、ダチはやめたくねぇと思う」

「……?よくわかんねぇな。
 そも、離れたら友情って消えんのか?消えんだろ。
 永遠の友情だってあるだろ。離れててもダチだなんてこと、いくらでもあると信じてるぜ。

死んだら忘れるなんて、もっとないだろ。
そりゃ四六時中そいつのことを考えてはいられねえが……
ある日急に思い出して寂しくなる。

……いや、寂しくなってほしいのは俺の願望かもな。
俺が死んだら、そうしてほしい」

「俺はそれらも全部友情だと思ってるが、ナルにとっては違うのか?」
(-227) poru 2024/04/03(Wed) 9:42:27

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

幾らか、事が落ち着いた頃合いを見て。
貴方へ連絡がある。

曰く、バイタルチェックで気になるところがあるから診察を受けに来い、というもの。

医者からの一声だから、貴方が来ない筈はないだろう、と思っている。
(-239) pinjicham1377 2024/04/03(Wed) 12:48:43

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「おう、きてやったぜ」

態度のでかい患者の登場である。

「気になるところってなんだ。
 俺なんか健康体に違いないと思うんだが……
 はっ、まさか単に俺様と喋りたいから口実にしただけ?!」

なんて、勝手に想像してわいわい言ってる。
(-246) poru 2024/04/03(Wed) 13:21:29

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

「おお、良く分かったな。
変に個人を呼びつけるよりこうした方が違和感がないだろう?」

良く分かったね、いい子だな、と舐めたことを言う医者。
どうも気になるところ云々は口実のようだった。

「まあ聞きたい事があるのは事実だ。
レオン様とカテリーナのこと
、って言ったらお前は分かるか?」

座れよ、とデカい態度で椅子を勧める。
(-248) pinjicham1377 2024/04/03(Wed) 13:35:25

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「誉められてる気がしねぇ〜……噛みつくぞ。がう」

「……レオン様とカテリーナか。俺"たち"の間で話題には
 なったが……そんな詳しいこと知ってるわけじゃねえ。
 それでもいいのか?」

とは言え椅子に早く座って悪いことはなにもないため、
さっさとひとつ借りてそこに腰かけた。
(-249) poru 2024/04/03(Wed) 13:44:28

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

「ハッ!お前ごときに噛みつかれたって痛くねえよ。」

ああいえばこういう。
貴方だからこそ言える言葉でもある。

「やっぱり伝わってるか。
ああ、知ってるかどうかは問題じゃねえからな。」

「お前は、あの二人のどちらかが嘘を吐いているとしたら、どっちが嘘吐きだと思う?」

どうもある程度の話題には上っていたらしい。
ならば、と切り出す。
(-251) pinjicham1377 2024/04/03(Wed) 13:50:12

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「そりゃあお前達3人の中ならお前だろ」
「……って、言いたかったんだがな。遺憾なことに俺は
 お前の無実を知っているからこうして軽口にしかできねぇ」

「……俺はレオン様のことをそんなに知らねえ。
 勝手な印象で言うなら、カテリーナより潜伏できそうだし
 非情にもなれるお方に見える」

「……ただ俺は信じてきた人に嫌疑がかけられてばかりで。
 正直自分を信じられなくなってる。それに……」

「想定していて知るより、してないで知る方が辛い。
 ……だから、俺は今カテリーナの方を疑ってる。
 ……俺の身勝手な都合でな。……満足したか?」
(-252) poru 2024/04/03(Wed) 14:08:46

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

「お前の気持ちは痛いほど分かる。今の俺もそうだからな。
満足したっつうか、まあ、悪かった。」

「詫びに、詳しいところは話しとくよ。」

己と彼らが何故疑いを向けられたのか。
貴方には話す必要があろう。

「俺とレオン様、カテリーナは共通の緊急回線を持っててな。そいつを開いたのが、カテリーナだった。それは2人用に設定した回線、だったらしいんだが。まあご覧の通り。」

「外からハッキングして入り込んだ奴が居る可能性が、高い。だがそんな技術を俺もレオン様も持っちゃあいない。出来るとしたら、通信士であるカテリーナの方になる。」

己が疑いを向ける理由としては、そんなところ。
物的証拠がある訳じゃない。

「ってのとまあ…レオンは、俺の手を離さないって言ってくれたからな。それを信じてる。」
(-255) pinjicham1377 2024/04/03(Wed) 14:29:16

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「オレサマを正面切って可愛いって言えんのもなあ……
 趣味の問題で……横恋慕される心配はなさそうだが」

そもそもこちらに首ったけであることが丸わかりであるからして。一体どれぐらいの慕情を隠し持っていたんだか。嘆息ひとつ。

「増やすって、……ぅお、
 ん、……は、本気じゃねェか」

経験と体格によるものか一本は容易く受け入れ、二本目も軽く抵抗を持ちながらも咥え込み、窄まりは指の動きに合わせて柔軟に形を変える。
侵入に応じて度々締め付けるが、それもだんだん吸い付くような働きに変わっていった。

奥まった内壁、直腸を隔てた少しばかりの膨らみを探り当てられると、息を呑む硬直が挟まっては、穿りを続けるなら断続的な喘ぎが押し出されていく。

「あァ、そうだよ……」
「オマエ、に、情けねェとこ、
 こうやって見せんの……やっぱまだ、」

「……おいッ、も、出るって……!!」

同時に性器の覚束ない愛撫を受けては身体を左右に捩り、それでも快楽から逃れる場が無いことを悟り、上擦った声と反り返った腰は絶頂が近いことを具に表していて。

敢えて媚びるでも淡々と流すでもなく、けれど心から甘えてもいい相手への相応しい仕草がわからず顔を伏せては与え尽くされるものに身を任せた。
(-256) backador 2024/04/03(Wed) 14:37:12

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「ふうん?なるほどな。そんな高度な事をできるのは普通はカテリーナしかいない、と。その主張はわからなくはねぇな」

「ただ、レオン様も技術は実は持っているけど、持っていないって言って隠してる可能性もあるわけか。
 ……なんにせよ疑うのって、つれぇな」

この言い方じゃ、レオン様を疑っているように聞こえておかしくないかもしれない。
信じている貴方にそう言う事を言うのは、貴方相手だとしても少々心苦しいものを感じた。

「手を?おいなにさらっと惚気てんだよ。俺も惚気てやろうか?アア?」

変なキレ方である。

「……良いんじゃねぇの。信じたい人は思い切り信じたらいい。例えもし裏切り者であったとしても、それを裏切られたと思うのは違うって、俺に教えてくれた奴がいるからな」
(-260) poru 2024/04/03(Wed) 17:03:04

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

「まあそこまで疑ってちゃキリがないってのはそうだ。
レオンを疑うのも、分かる。」

だからこそ貴方を呼んだという部分がある。

「なんだ、お前もくっついたのか?
ユウィ様と?それとも別の奴か?」

なんて揶揄うくらいの気持ちは残っているんだけれど。

「そうか。そりゃあ良いことを教えてくれる奴がいたもんだな。ああ、それでだ、ジャコモ。」

「これは万が一の話だ。確実性のある話じゃない。もし俺が死んだら、ナルを頼みたい。」
(-261) pinjicham1377 2024/04/03(Wed) 17:29:30

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「くっついた、っていうとわかんねぇし語弊があるかもしれねぇけど……」
「愛し合っているとは思う」
「ユウィ様以外の誰となるってんだよアホ」

からかいの効果は抜群だ。不快そうに半目になっている。

「……んだよ、柄にもねぇこといって」
「……」

間。数刻の迷いを見せるように眉尻を下げたが、すぐに普段の顔に戻って言い直す。

「断る。理由としてまずナルは頼まなくても十分一人で頑張れる奴だろ。無理し過ぎねェかはちと心配だが、それも制御できねぇほどもうガキじゃないと思うぜ」

「二つ目。……今の俺には、ユウィさんがいる。俺にはもう抱えきれねぇ。軽率に約束して、蔑ろにしたくない」

「三つ目。んなこと頼むよりも先になんとしてでも生きて自分で何とかしろ。人に頼むな」

「以上。俺様のありがたい理由説明だ。わかったらそんな不穏なこと言う前に、護身銃の一つでも練習してろ」
(-264) poru 2024/04/03(Wed) 17:54:36

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

「そうかよ。
俺が生きているうちは何とか守るようにはするさ。」

それも何処まで出来るかは分からない。
四六時中くっ付いている訳にもいかないから。

「お前が気付いているかは知らんが、次に危険なのはアイツだ。俺がシロだと知っていて、カテリーナとレオン、いずれかが嘘を吐いていることに気付いているんだから。」

逆に言えば。

「ナルを消しに来たって事は、どちらかが後ろめたいことがあるって事になる。それと…お前には言っておくか。」

少し考えてから、口を開く。

「ユウィ様にも疑いが掛かっている可能性がある。
気を付けておけよ。」
(-265) pinjicham1377 2024/04/03(Wed) 17:59:33

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「……そうだな。……ナルと俺は協力してんだ。
 互いに調査した相手を、相手に教えてる。
 ……その辺の情報収集の過程でだろうな、回線の面子の事を知ったのも。

 ……心配だがどうしても後手に回る事しかできねぇ。
 俺も、ナルを守ろうと見張る回数を増やす事くらいはできるが、確約はできねぇからな。お前も精々頑張ってくれ」

「……」
「知ってるよ。初めての情報交換でナルがユウィさんへの嫌疑を見つけてきた」
「それでも俺は、直接あの人から聞くまではあの人を信じるよ」
(-266) poru 2024/04/03(Wed) 18:06:19

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「よくご存じで。ユウィさんにしか興味ありませんからね。
 横恋慕なんかされても、互いに不幸になるだけですよ。
 ……どっちかというと、ユウィさんの方がご自身にその気はなくても、横恋慕される事山のようにあると思いますけど」

「……さっきからずっと嫉妬させようとしてます?」

むぅ、と顔を少し顰めはするも、咥え込まれた指が徐々に締め付けから吸い付くような働きに変われば気分を良くしたように、日本の指を開いたり閉じたり、グッと力を入れて開いたりして、押し広げ揺さぶる。

「……あ、ここでしたっけ。おかしくなっちゃうとこ」
「擦られるとすっごい気持ちいいって聞きました。どうです?」

言うや否や、少しばらけたリズムで触れ続けていた前立腺への力をもっと強くして、断続的に念入りに責め立てる。左手の陰茎を抜くても、貴方が躊躇いを見せてもなお止まることはせず、利き手ではないゆえのもどかしさを孕んで、絶頂へと導こうと、手を止める事はない。
具合を確かめるように聞く声は歓喜に満ちていて、貴方が乱れ狂う痴態を晒すのを心から待ちわびているようでもあった。

「大丈夫ですよ。
 ユウィさんのはしたないところ、ぜんぶ見ててあげますから」
(-269) poru 2024/04/03(Wed) 18:33:00

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 機関士 ジャコモ

「…そうか。
なら、これ以上言うことはないな。」

少し目を伏せた。
己の信じたものがそうでないかもしれないなんて
言いようのない不安があるのは違いない。

「死ぬなよ、ジャコモ。
お前のことは案外嫌いじゃないからな。」

「回線のことは引き続き俺も探るようにする。ナルのことも気を付けておくつもりだ。」
(-270) pinjicham1377 2024/04/03(Wed) 18:35:10

【秘】 機関士 ジャコモ → 捻くれもの ベルヴァ

「おっと?これは明日は流星でも降るかねェ……
 ま、同じ台詞を同じように返してやる。

 お前こそ死ぬなよな、ベルヴァ。
 気に入らねェが、嫌いとは違うからな」

「おう。その方針でいってくれ。
 またなんかあったら俺からも連絡する。またな」

そう言ってあなたの元を去っていったことだろう。
(-277) poru 2024/04/03(Wed) 19:23:37

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ


「難しい話というより、確認です。
 言われないとわからないことってあるじゃないですか」

「……引っ越したら疎遠になるとかよくあるらしいですよ。
 ジャコモは、また誰かと仲良くなるかもしれません」

こんな不安も、人間だから思いつくことで。
たった五年間の人生にしがみつきたいものがありすぎる。

死んだら忘れてしまうのは此方の話なのだ。
あなただって、すべてを忘れた自分なんてもう関わりたくもないだろう。

「寂しいです、……嫌です。
 忘れてほしくもないし、忘れたいだなんて思ったことはありません。
 同じだと思って良いんですか。
 立場なんて関係なく、あなたのことが大切だって思う私と、ずっとダチでいてくれますか」
(-300) toumi_ 2024/04/03(Wed) 23:29:51

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「馬鹿言え……畏れられなきゃ仕事にならん。
 事実を言ってるだけだ……
 別に嫉妬させてェってわけじゃない」

「よく知ってんな、そんなこと……ぐ、」
「……っ、どうです……じゃねェ、ッ……」

それ以上は言葉にならず、拙く扱かれる性器へ意識を集中させるが、腸内の指の動きがより激しくなれば感覚に脳を掻き乱されて。熱に浮かされた善がり声で喉を鳴らしながら前立腺から押し出されるままに精を吐き出して、あなたの手を汚した。

上気した顔をベッドに埋めて。荒く胸を膨らませた息を数回。
宣言通りずっと、今も見られているのだろう。怒りに羞恥と充足感で綯い交ぜだ。

「……は、ァ、……及第点は、くれてやる……
 ……つかオマエこそさ、誰か抱いたこと、あンの?」

こちらは嫉妬なんて可愛げのあることをするはずもなく、単純に興味だ。どちらにせよ違った方向から諦めがつく気がする。

「そっちの"ハジメテ"を貰えるなら一層責任を奪えるし、
 そうでないなら遠慮なく塗り潰し合える……」

「とにかく。まさかこれで終わりって訳じゃないよな」

少しだけ落ち着いて挑発する余裕くらいは取り戻す。
また横顔を向けて、瞳を向けて、後孔が一度収縮して。
横にやっていた尻尾の先が、覆いかぶさる腰を撫でた。
(-304) backador 2024/04/03(Wed) 23:54:02

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「あー……イっちゃうのエロいな……
 もう一回イかせたくなるくらいグッと来た……」

高揚して少々蕩けた顔のまま手についた精をぺろりと舌で一部舐めとって、貴方の恥部を、羞恥を、上気する顔を一つも見逃さないと言った雄の視線が貴方の身体に纏わりつく。まだ手に残った精は、貴方の孔に塗り付けるように押し込んでいく。もっと今の痴態を見たい、と言いたげに。

「及第点、ですか。もうちょっと欲しかった……」

「え、まあはい。一応は……三回くらい……
 あ、でも、抱かれた事は一度もないです」

「……あはは、責任、取って貰えるんですか?」

やけに具体的な回数を述べるのが生々しい。とは言えそれも攻め側だけで、今まで人に犯されたことは一度もない。
貴方の言葉を借りるなら、責任を奪えるうえに塗り潰しあえる、まさに良いとこ取りの状況なのかもしれない。

「んなわけないでしょう。俺、さっきから散々我慢してたんですよ。お預けされたら泣いちゃいますって」

言いながらズボンと下着を引き下ろし、そそり立つそれを貴方の後孔にぴとぴと、何度か当てて。ここに入りたい、とおねだりするかのように擦り付けられる。

「……いれたい。ユウィさんの中、早く入りたい」

それからしばらくして、入り口を押し広げるような圧迫感が襲う。けれど一気に奥には捻じ込まず、入り口が少し入って、引いて、また入っては引いて、ずっと焦らすようにぬぷぬぷと抽送を繰り返す。
(-307) poru 2024/04/04(Thu) 0:24:33

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「ナル……?」

「……そうだな。疎遠になるケースもなくはない。
 だからといって離れる事がダチじゃなくなるわけじゃない」

死んでから生き返る事はバックアップサービスの方法しか男は知らない。或いは本当に死んで消えてなくなってしまうかの二択だ。

だから貴方が死んでしまったら忘れてしまうなんて事に気づけず、だけど貴方の言葉が必死の訴えに聞こえて、必死に何かを聞き取ろうとする。

「……忘れちまうのか?望まないのに」
「そん時、またダチになるんじゃ、駄目か。
 これじゃあお前の事、安心させられないか」

「おう、全部変わらない友情だよ。同じだ。
 俺の事を大切ってそんなに思ってくれる奴とさ、
 立場一つ違うからって、ダチじゃなくなるわけじゃねえ」

「例えいつか、俺がファミリーを離れる日があったとしても」
「お前とダチなのは永遠に変わらねえよ」
(-308) poru 2024/04/04(Thu) 0:41:45

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「飾らんなオマエの言葉は……
 あー頭こんがらがる、畜生め」

未だ絶頂の余韻に浸る最中であるせいか、降り掛かる発言や視線が心にまで浸透してくる。身も精神も隠してくれるものがない。本当に立場を忘れて没頭してしまいそうだ。

「まだ……満足もしてないのに、
 これ以上褒めるわけにはいかねェな」

「あァそ。そんなもんか。
 ……じゃ次は楽しみにしてろ。
 オレは責任を何よりも重んじるぜ」

それだけはあの日飛び込んだ時からずっと変わらなかった。滅茶苦茶にされたいとも言われたからにはそのうち応えなくてはならないだろう。

「流石にそんな鬼じゃないよ、オレも」

愛嬌を込めて尻を振り、おねだりに対しておねだりを返すような仕草を見せる。
尻穴を他人の陰茎で穿たれることの快楽は指の比ではない。しっかりと性行為を働いているという心の持ちようが身を屈服させて、甘美な背徳感で頭を焼いてくる。

「ァ、は……好きに入りな、よ……
 こっちはお預けしてもいいってか……」

これだけ愛を注ぎ込んでくる可愛いオスのそれなら、肛門を解されるだけでも直ぐ様幸福感が溢れ出す。奥の方が疼き、けど神経の詰まった入り口を掘削されては身悶えすることしかできない。
くぽ、と空気を孕んだ孔の音を鳴らし、それにまた恥入る唸り声が響いた。
(-310) backador 2024/04/04(Thu) 1:15:13

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「やっぱり満足するまで抱き潰すしか……」

む、と言ったちょっと不満げな声に交じって何やら不穏な言葉が聞こえてくる。褒められたくて頑張るぞ、の台詞にしては少々問題がある部類。

「……は、はぃ……」

ことこの男に至っては今更説明する必要もないくらい常に貴方に魅了されていたり首ったけだったりするのだが、恐らく次を楽しみにの台詞の後のこの返事の時が、最もその様子を顕著に表すくらい、メロメロになっていた。ずくんと疼いて貴方の入り口を穿っていた陰茎も思わず重量感を増したほどに。

「でもいつも鬼のユウィさんがこんな痴態してるの、
 本当独り占めしたいくらいズルいな……」

「……なかせちゃお」


ずっと出し入れを繰り返したそれを一度引き抜いて、そのまま体を裂くかと言う位一気に突き上げる。余りにも気持ち良すぎたそれも、挿れた数秒で射精は情けないと奥歯を噛みしめて、ふ、ふ、と獣のように唸りながら相手の中をこじ開けるように腰を打ち付ける。
今までの行為の優しさは何だったんだというくらい、強引に激しく中を抉り、最奥に亀頭がごつんとぶつかるのを感じてもそれは止められない。
(-314) poru 2024/04/04(Thu) 1:45:00

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「あ゛ッ……!?」

ほんの一瞬だけ、じんじんとした疼痛が走り、だが抉るような抽挿に激しい雌の快楽を叩き込まれる。視界が明滅して、シーツを力強く握りしめる。

「あ、が──ッ、゛♡!!」

捲れ上がるんじゃないかってぐらいの勢いに腰は砕け、同じく獣の如く息を吐くたびに唸りをあげて冷や汗が垂れた。

結腸がごりと音をたてて亀頭を受け止めるたびに頭が馬鹿になるほどの快感と幸福感が分泌されていく。

雄に対する服従の感覚が暴力的に焼き付いて、売り言葉に対する挑発や漏れ聞こえた言葉への抗議など、他のことを考えようとしてもすぐかき消されてしまう。

「ジャ、コモ──、おま、ぇ、〜〜ッ!!」

散々弄ばれた直後、もう既に限界が近い。どんな抵抗も意味を為さなくて、最奥から湧き上がる何か“まずい”と錯覚する程の昂りがすぐに身を貫こうとしていて、髪を振り乱して啼いた。
(-319) backador 2024/04/04(Thu) 2:49:59

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「……っ、は、ぁ……」
「すご、絶景……っ、……はは、吸い付いて、く……るっ」

貴方の痴態を一瞬でも見逃さないように目は釘付けになっていて、強い締め付けを受けて荒い息が貴方の耳にかかる。
貴方の限界のを近い姿をみれば堪らない心地になり、衝動から首筋に思わずじゅ、っと吸って痕を付ける。

「……ユウィさん、ユウィさん、……っ」

ピストンを始めながら相手の中を徹底的に穿ち、前立腺を擦り、、
内壁と陰茎が腹の中で擦れあい、結腸を押し上げながら突きあげて、蹂躙する。何度も何度も愛し気に貴方の名前を呼びながら、言葉にできないほどの愛の数々と狂いそうな程の情動は彼の体を貫く事に全部使う。

「……っ、俺も、もう、……っ」

最後に詰まった息を吐きだし、腰を掴んで一気に突き入れると、中にどっと精液を吐き出した。くたりと力を抜いて中に自分を埋めたまま貴方を後ろから抱きしめるようにして転がると、どくりと、溢れる白濁が溢れ出す感覚が、自分にも伝わって来て堪らなく愛おしかった。

「……今度こそ、及第点越えましたか?」
(-325) poru 2024/04/04(Thu) 8:46:02

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ


肉を打つほどの突き入れに揺さぶられるまま、
我慢ならずに昂った声で吼える。

名前を呼ぶ声も吐息も至近距離にあって、頭から降る慕情に近い脳内物質と腸内から突き上げる多幸感、やはりそれが大切な相手によって齎されるものならば、その場だけは一人の雌に堕とされていく。

「ふ──ッ、あ゛、は、やく……ッ!」

そちらの限界も察しては慮れる余裕もなく、片手で肛を拡げて蹂躙を乞い、強い絶頂へ何度も叩かれ押しやられた。

うわ言のように絶頂を意味する言葉を幾つか口走って。身はびくびくとした痙攣を起こし、頭の中が真っ白にトばされる。

「───」

歯を強く噛み合わせて、眼球は上を向く。自分もまた性器からだらりと精を垂らし。溢れるのが勿体無いとでも感じているように、無意識のうちに何度も孔を引き締めては搾った。

「……は、……ふ、……」
「そんなに……欲しかったのかよ。点が」
(-331) backador 2024/04/04(Thu) 12:29:06

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「ユウィさんに褒められたくて……つい……。
 それに良くても悪くても今後の参考にできますから…」

点を貰えれば嬉しい上に、以降体を重ねる方向性も少し定まる。駄目だった場合は反省会だ。素直にどこが悪いかを聞いて次は持っとき持ちよくなって貰えると嬉しい。
 
「体、大丈夫です…っ、か…無理、させて……ひぅ」
「ちょっ、ユウィさん締めすぎ……っ、ま、またイったらどうするんですか……」

まだ体を繋げたままだ。なのに孔を搾られればこちらもダイレクトに締め付けられ刺激されて情けない声が漏れる。それどころか再びまた大きくなりだしかけている。

「でも……」
「すげェ、よかったです。なんか、ようやく繋がれたなって感じ、して……エロすぎたし……やっぱ俺のものじゃないと嫌だ」

むぎゅ、と抱きついたまま甘えるように貴方の首筋当たりに頬を刷り寄せて、しばらくそうしていたのだが、

「あ゛っ」
「やっべ……首、痕つけちまった……す、すいません……!
 こ、この位置ギリギリ隠れるかな……」

冷や汗だらだらに急に戻り、触れるのはいつも貴方が着てる服で丁度隠れるか隠れないか曖昧な高さの位置につけられたキスマーク。独占欲の塊のように貴方の肌の中で激しく主張をしている色だ。
(-333) poru 2024/04/04(Thu) 13:46:38

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「まァ……よかったよ。凄く」

文句を付けるとして、遠慮が無さすぎなんて言える筋合いはない。生ぬるく抱かれる方が腹が立っていた気がしなくもない。

「ヤなら抜け。中に出した時点で遠慮もクソもないだろ」
「……体なら大丈夫だ。骨も内臓も、
 オマエの知ってる通り滅茶苦茶丈夫だし」

「いいだろ、オマエの物にしたいんだったら。
 所詮義体……消したけりゃどうとでも消せるし。
 オレをモノにするなら積極的なぐらいがちょうどいい」

もうすでに調子を取り戻しているのか、尊大な言い方で何もかもを許容する。尾で相変わらず背から腰を撫でつつ、今更な発言へと苦笑を零した。
その下でわざと尻を押し付けていたりはする。身体が丈夫なら、体力もまた人並ではない。

「……本当に。この先のことはしっかり考える必要があるな。
 ソルジャーやメイドマンが愛人をとることは珍しくないが、
 オマエの向上心によっちゃ、それじゃ足りないかもしれん」

「楽しみだな。オレたちがこの先どうなっちまうのか」
(-341) backador 2024/04/04(Thu) 17:00:01

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「本当ですか!?
 よかった、怒られないかとも思ってたから……」

素直に嬉しいです!と抱き着きと共に満面の笑みを浮かべる。人じゃなくて大型犬に似た何かかもしれない。それでも一応遠慮なくしすぎたという懸念もありはしたらしいので、結果オーライだ。

「うぐっ、それは……すいません……
 外に出すの、善すぎて、間に合わなくて……
 ヤな訳じゃないですけど、とりあえず抜きま……っ」

抜こうとして、当たる押し付けられる尻。再びの快楽に思わず息を詰まらせて、何とか耐えようと震えながらゆっくりと引き抜くのを試みるが、ちょっと何か貴方がアクションをかけるだけで腰砕けになるくらいの弱さだろう。

「そう、ですね。楽しみです。ずっとこうして、お慕いし続けるだけでも俺は十分すぎるほど幸せだったのに、……いざこうして、アンタにこの先の事を考えるって言われると、それを内心望んでいた自分がいる事に気づいて。……」

「……ユウィさんは、」
「ユウィさんは、どんな形を俺に望んでいますか?」

「俺も望んでいる事は確かにあります。だけど……
 こう言う事って、一方通行じゃまるで意味がねェから…」

「先に聞かせて欲しいんです。アンタの答え。
 でも、俺の答えがそれに必要って言うなら、答えます。
 今、アンタに見えている物は何かあったりしますか?」
(-343) poru 2024/04/04(Thu) 18:32:32

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「いやまあ……大概はオレが赦したことだし。
 怒ってほしいならそうしてやるが」

一度は揶揄ったものの、引き抜くなら好きにさせる。自分まで今がっつき過ぎたって仕方ない。組み伏せられてなければ基本的にはいつでも優位をとれるのだ。

「……ハ、聞きたいか?思い浮かんでることはひとつある」

こんな尻を上げた姿勢では恰好がつかないから身を起こして、
とりあえず胡坐をかく。汚さないよう尻の下に尻尾を通しつつ。

「本当にロクでもない話だが……
 まア、オレがまだ血の掟を交わしてないのは幸いだったな。
 取れる選択肢は幾許か多く残されていた」

「いつかオマエを攫うよ。ノッテファミリーから」

やはり今も、あなたは此処にいるべきではないと思っている。
それでも──傍にはいるべきで、それを承諾して、
ならば己が様々なものを支払ってやりたいのだ。

「護送団の連中も……派閥が割れるだろうが。
 ついてきてくれる奴を引き連れて、星を発つ。
 そうしたら。ジャコモと今より対等に向き合えるだろう」

「……あるいは、オマエに止められるならそれもいいね。
 ファミリーを愛してるなら、こんな話突っぱねるべきだ」

緩く笑う。ここまで来たらどうであれ望むところなのだ。
(-346) backador 2024/04/04(Thu) 20:38:08

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

さすがにこちらもあっぴろげなのは気が咎めるので、脱いでいた下着とズボンを引き上げてから、貴方の前で正座に座る。

「勿論、聞かせて下さい。何でも話してくださいよ」

そう悠然と構えていたくせに、
貴方の話を聞いて、徐々に浮かぶのは動揺。

「えっと……すみません、俺頭悪くて、その、
 ……"ノッテから攫う"ってどういうことですか?」

「その言い方じゃ、まるで……」

"ノッテの人間じゃないみたいだ"。
言い淀んだ結論は貴方にも容易に伝わった事だろう。

ユウィ・ロンウェイと言う男に、異常な重量数値が既にノッテファミリーによって検知され、嫌疑がかけられている事は既に男は知っていた。

知った上でなお、他者に対してずっと貴方の異常数値には何かしらの理由があると主張し続け、貴方の身の潔白を、信じ続けていた。今この瞬間も。


「……護送団の件も、ノッテの傘下の小団体として
 独立するって言っているように、聞こえなくて」

「俺、何か聞き落としちゃいましたかね。
 はは、おかしいな、そんな事ある訳ないだろうに、……」
(-352) poru 2024/04/04(Thu) 22:09:33

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「なんだ。……勘づくのが早いじゃん」

裸体のまま、纏うガワは既に破られており。
それでも獰猛な瞳が動揺を捉えて、結論を見透かす。

そうだ。あなたの目を逸らし続けてきた違和感は、
ずっとそこに在って。今決壊を始める。

「なァ」

「だからさ。オレは後悔したんだよ。
 オマエがこんな世界に足を踏み入れたことだけじゃない。
 ましてオレ無しでは生きられなくなったことでもない。

 ───オマエを助けたその日は、
 やがてオマエを裏切ることも確約させてしまったんだ」

「責任もって……この手で殺そうと考えてたよ、ずっと」

今も殺せと命じられたら一切構うことなく殺せる。
だけどそう、殺すだけだ。それだけなら、
己がさせたバックアップにより死ぬことはない。

それだけを唯一の頼りに、今まで責任を負い続けていた。

「今は……殺す、なんてやり方はいけない。
 "もっと穏便なやり方"があると教えてきたのは俺だ……」
「だからこの手で攫う。分かるだろ?」▽
(-357) backador 2024/04/04(Thu) 22:39:57

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「それに──オレは何度もお前に言ってたな。
 覚悟を。心構えを。あるいはもう手遅れだということを。
 ……心変わりしたとき、ぶん殴られる準備を」

「まだ言いたいことはいくつかあるんだが」
「──聞かせろよ。ジャコモは、どんな答えを考えていたか」

今度はそちらの番だろう、と笑みを深めた。
(-358) backador 2024/04/04(Thu) 22:40:35

【秘】 機関士 ジャコモ → バンカー ストレルカ

HAI!ストレルカ!一つ頼みがあります。
二日目開始時時空で小型拳銃(服に隠せるくらいの物)を取って来てほしいとお願いしていた……と言う事にはできないでしょうか!よろしくお願いします!
(-361) poru 2024/04/04(Thu) 23:37:19

【秘】 バンカー ストレルカ → 機関士 ジャコモ

/*
Ciao!ストレルカです。
承知しました。おそらく護身用ということですんなりと
持ち出せたことでしょう。
護身用でなくとも持ち出せますが。
以上業務連絡でした。ご武運を!
(-362) unforg00 2024/04/04(Thu) 23:44:56

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

頭がくらくらする。圧倒的な情報量。一瞬で書き換えられた常識。ユウィさんが?ノッテの人じゃなくて、アンタは──

眩暈で暗い視界のなか、微かに見える世界は
取り返しのつかない出会いだった。
出会った時から、裏切りが確約されていた出会い。
定められてた運命が今、提示された。それだけの事。

そう、それだけ。

「──」

それだけの事が堪えきれずに貴方に溺れ切ってる男は、
貴方の頬に恍惚と手を添えて、その唇に口づけを落とす。

ああ、よかった。全てを知った自分が、
──その胸に後悔なんて微塵も感じていないことが。何よりも。
幸せだ。


「殺そうとしてくれていたんですね」
「嬉しいな。殺そうとしてくれたことも、
 責任と思う程に、俺を背負ってくれた事も、全部」

熱が消えて冷え切った空気の中、それでも貴方の言葉一つ一つから熱を感じて。それが己の身体を高揚させる。▽
(-364) poru 2024/04/05(Fri) 0:26:22

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「それに俺は裏切られていませんよ」
「俺に与えてくれた、
 その感情の全てに嘘はなかったんでしょう?」

「ファミリーを裏切ったとしても、俺を殺していたとしても、
 ユウィさんは、俺を裏切ってはいませんよ」

「だから俺の言葉も変わらない」

貴方といるといつも世界に向けていた牙が溶けるように穏やかな気持ちになる。俺を人間にしてくれた唯一の人。波のように心がざわめくのは、貴方がいつも心を傾けてくれていたからで。

「言ったじゃないですか。
「俺が"最後にひとつ、選ぶのは、
 他の誰でもない、ユウィさん"だって」▽
(-365) poru 2024/04/05(Fri) 0:26:49

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「"もし彼の望むことがファミリーにとっての不幸であり、
 あなたにとっての幸福であったのなら"と、
 そう、ナルに尋ねられたことがあります」

"私達を忘れないでくださいね"。

そう告げてくれた大切な友人の言葉を思い出す。
もう戻れない。彼の想いに答えられない。それでも、

「その時は言葉は返せなかったけれど」

「アンタがファミリーの不幸を願うとしても、
 やっぱり、どうしようもなく俺の幸福はアンタだよ」

無邪気に心音が高鳴って、笑顔にもかかわらず頬を何かが伝うのは、全ての決意を、覚悟を決めたから。

「護送団で星を発つなら、俺も攫って、連れて行って」

「どこまでも」
「俺も、アンタとそばにいる夢をみていたい」
(-366) poru 2024/04/05(Fri) 0:28:56

【独】 機関士 ジャコモ

う〜!!!(唸り
(-372) poru 2024/04/05(Fri) 1:05:56

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ


決意と覚悟、その証左を見届ける。
信念を押し通して。決定的な選択を示してくれた。

本当に最後まで見誤っていたのかもしれない。
己があの日助けた男はどうしようもないほど愚かで、
けれど強くて、マフィアに似つかわしくない真っすぐな心の。

「──なんて」
「本当は……悪役ぶるつもりだったんだけどさァ」

豪快に笑って。ひりつくような獰猛さを解いて、
理知的な、柔らかい声色に戻っては眼を細めた。

「やめた」
「オレは"逃げる"んだ。ソーレからもノッテからも」

聞き落としはなかった。なかったが、
聞き逃していたことは存在した。
見定める為この男が敢えて言わなかっただけの話だったが。

(-373) backador 2024/04/05(Fri) 1:17:51

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「オレは、そのうちノッテにはいられなくなる。
 かといって……ソーレに居場所があるかは怪しくなる。

 作戦の成功失敗はまあなんでもいい。オレ一人なら頭を下げればどうとでも飼ってもらえるだろう、けどオマエを連れていけば、ノッテのモンであったことは付いて回る。

 ロクなことにならないのは、考えなくてもわかるだろ?」

「オレもオレで……敵ファミリーが潜入していたとなれば、
 是が非でも首を取ろうと躍起になられるかもしれないが。

 ただ離反しただけの不届き者であるなら、
 血の掟を交わしていない以上は本気で殺されることはない」

「仲の良い奴らだったらコッソリ会ってくれるかもしれないな」

あなたの涙を前に、優しく声を掛ける。
両手を広げて身を寄せ、拒まれないのなら抱き寄せる。
熱を持った身体で、もう一度温かさをこの場に取り戻したくて。

「有り体に言えば──」
「ただ、駆け落ちしたいんだよ、ジャコモと」

「オレが今望んだのは誰かの不幸じゃねェ。
 二人の幸福だ。それ以外はいらん」

思いついた悪戯を語る様に。
これからの未来を望む男は実に無邪気な顔で。
──あるいは、恋に恋した青年のように純粋だった。▽
(-374) backador 2024/04/05(Fri) 1:19:55

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「……オレは太陽の威光を前に、
 ノッテの不幸を願うことはできるよ。
 でも……ノッテに注いだ気持ちは全て本物だった」

それと忠義を切り分けて全てを壊すことはできる。
ただ、切り分けた感情を取り戻して振り返った時。
不手際を責に己の指を差し出せるかと問われれば、それは。

「オレは全部が終わった時、いちど全部を放り捨てる。
 ノッテへの愛着も、ソーレへの忠義も」

「それから欲しい物をできる限り多く持っていく。
 夢はもっと大きく見よう。宙はこんなにも広いんだから」

お返しの如く唇を重ねた。
今度は長く触れ合うだけの、愛情が籠ったもの。

「──じゃあ、もう一度聞かせてくれ」

「俺を選べ」
「俺とどこまでもついてこい」

「……心変わりは、してないよな?」
(-376) backador 2024/04/05(Fri) 1:24:38

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「きっと予想以上にすごく、厳しい戦いになりますよ。
 双方とも、"マフィア"である以上
 見せしめに意地でも追ってくる可能性だってあるし。
 新しい組織を作ろうとするなら、尚更」

そんな事言わずとも想定内だろう。わかっている、わかっているが、貴方に甘えるような文句を告げるのが辞められない。
自分さえいなければ、彼はもっと優美な道を歩けたんじゃないか。ソーレファミリーと言う世界に置いて、皆から慕われ、頼られる、いつの日も自分が見ていた背中を晒して。なのに、

「俺を置いていけば、ユウィさんはソーレに戻れるのに」

「ユウィさんの馬鹿」
「……馬鹿な人」


その言葉一つ一つが、宝石のような輝きを秘めて差し出してくるものだから、もうこんなの、受け取らざるを得ないじゃないか。その言葉どれもが世界で一つだけの何より大切な、宝物。

「……もう、嬉しすぎて何も言えないですよ……」


小さく震える声でそう告げると、笑顔から溢れる涙と共に抱き寄せられた感覚に身を委ねる。相手の生の鼓動が聞こえて、酷く安心する。この音を絶やさないように、その為に自分は生きる。この音の為なら、何を捨ててももう、惜しくはなかった。

「……ほんと、叶わねェや。
 俺には誰かの不幸と引き換えにしか思い浮かばなかったのに、それを蹴っ飛ばして星みたいな答えをくれる」

全く、改めてなんて人を愛してしまったんだろう。わかることは今まで向けた全ての愛がどれも何一つ間違っちゃいなかったと言うこと。語る貴方は、煌めく宙の光のように眩しくて、まるで全てを委ねたくなる……嗚呼、

──これを、恋焦がれる、って言うんだろうなぁ。
(-380) poru 2024/04/05(Fri) 2:54:25

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

 
 
「──はは、」

最後の心変わりについての問いに、思わず笑いが零れてしまう。これだけ愛を囁いたのに、まだ足りないだろうか。
彼を安心させるためには他の感情が必要だろうか。だとしたら、

「はい」
「俺にはユウィさんだけです」
「アンタが望むのなら、何処へでも」

躊躇いなんて、もう溶かして、焦がされて、
愛を伝えきった後に残ったのは、痛いくらいの切なさを孕んだ、最後の感情。

「ユウィさん」

「アンタに、恋していいですか」


赤らんだ顔のまま、幸せそうな笑みを貴方に向ける。
溺れるほどに貴方を愛し、敬い、純粋に盲目に、親に、友に抱くような、全ての愛を内包していると、
そのどれもが本物で、貴方の輝きに引き寄せられるように向けていると、
だからこそ、芽生えた感情も迷う事なく伝えられる。

どうしようもなく自分は、"貴方に恋している"と。
(-381) poru 2024/04/05(Fri) 2:55:34

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

 
「それから、全部が終わったあとというけれど」
「全部が終わる前に、もう、」                 

「何もかも捨てて、               
 二人で逃げちゃいませんか」     

護送団に戻るのなら、ノッテに情報が掌握されるよりも早く、
二人で逃げてしまえば、その時間も稼げるのではないかと、
文字通り、体も何もかも捨てて。
これは、そう。"心中"の提案だ。

(-383) poru 2024/04/05(Fri) 3:23:17

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「もとよりロクでなしどもの相手してたんだ!
 マフィアが二つ連なったところで大して変わんねえ」

「出会ってから何を考えるにしても、
 オマエへの不義理だけは働きたくなかったしな」

絢爛華美な肩書きも、悠々自適な暮らしも、こんな仕事に就いてた時点で望むようなものじゃない。

マフィアは誰もが等しく屑の世界だ。ぶつかり合って食い合って求める結果を目指すだけ。
義も愛も同じ天秤に乗せてしまえばいつだって単純な答えが返ってくる。

負い目はいつしか溢れんばかりの欲望に変わっていたのだ。頭が上がらないわけだ。

「そっちこそ。まだ幻滅もしてないなんて。
 最初から馬鹿しかいねェよここには」

抱きしめては目一杯体温と鼓動を伝えた。
生の証で、少し消えたとしても容易く途絶えることはない灯火としていつまでも燃え続ける。
そうしてあなたを絶えず焦し続けるのだろう。▽
(-384) backador 2024/04/05(Fri) 3:41:54

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ


「なんだ」
「まだしてなかったのか」

目を丸くする。ほんのちょっとした本音の外には、
相変わらずの尊大な態度が乗っていて、
容易く奥を覗くことはできないのだが。


「……今更オレの許可が必要かい、アモーレ」

「一緒になろう、ジャコモ。
 誰にも見せられねえ景色を捧げてやる」

力強く応える。どのみちあれが最後で、
もう心変わりを問うことはない。▽
(-385) backador 2024/04/05(Fri) 3:42:58

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「オレは一人で迎えの車でも用意するつもりだったが、
 やっぱり支度も二人でやりたいか?」

何も言わなければ一人で自害でもするつもりはあった。
こんな場所に居てはいつ身柄を拘束されるか知れない。

「いいよ」
「出発は早い程いい。
 遠い旅行に出かけるなら尚更そうだ」

朝食は何にしようか。将来の話をするのは縁起が悪いらしいが、
やはりフラグすらも薙ぎ倒してこその旅路だろう。
妨げるものは何一つ目の前に残してやるつもりはない。

「……オマエは随分大胆になっていくな。
 オレの影響か、ハハハ」
(-386) backador 2024/04/05(Fri) 3:46:07

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「幻滅する日、来ないと思いますけどねェ……。
 そんなにまで誠実で義理堅く向かい合ってくれた人だ。
 むしろ真逆の尊敬しか出てこないってもんですよ。

 ……馬鹿しかいないのは、確かにそうか。
 本当、馬鹿野郎共でお似合いですねェ」

「愛は家族や友人にも向けられますけど、
 恋はたった一人のだいすきな人に向けるものでしょう?」

「こう見えて躊躇ってたんですよ、俺、
 "この気持ちを恋と呼んでいいのか"って」

「だって、見返りを求めちゃうでしょう。恋は」


"まだ"と言われれば少し居心地悪そうに目を逸らして座り直した。頬には朱。こんな些細な事に拘る自分が無性に小物だったり、女々しく感じられて、思わずトーンダウン。貴方の瞳の奥を覗き込めなかったのもそれに拍車をかけたりしていた。


「…………」
「……はい。共にあり続けると誓います。
 この恋心と俺の全てを捧げます」

ぶわわ、と、最初は感極まり過ぎて暫し言葉が出なくなって、声に詰まったものだが、ようやく最後に一絞り。誓約の言葉を送った。果てに得た新たな関係を胸にして。▽
(-387) poru 2024/04/05(Fri) 4:45:37

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「あれ、意外ですね……それこそ仲間に悪いとかで、
 てっきり、最後まで残って戦い切るのかと思ってました。
 ……ソーレの人達とそんな仲良くなかったんですか?」

片手を三角にしてわざと小声で話すように尋ねる。
先程知った事実だからはて、どうなのかわからない。

「勿論。置いていかないで。寂しいじゃないですか……
 そもそもユウィさんが疑われてるんだから、俺無事に
 船が辿り着いてもめちゃくちゃ捕まっただろうし……
 そう言う意味で死に逃げした方が良いなって考えてたんで」

ソーレの内通者を疑われても仕方のない位置になっている。
冤罪が冤罪じゃなくなって来ているのには笑えるが、
暫く生きていると迎えの車にも乗り辛い事になりそうだ。

「でもよかった。ユウィさんの事誰かに殺されるくらいなら
 ──いっそ俺がこの手でって、思ってたから。

 ……大胆ですか?そりゃあもう、アンタの影響ですよ。
 或いは恋のお陰かね。盲目って言うからなァ」

「ただ、出発は明日以降にして貰ってもいいですか。
 ……どうしても、今まで話した記憶、失いたくなくて」

そうしてストレルカに頼める人格データのバックアップについて話す。勿論貴方も周知の事実かもしれないが。今すぐの心中だと、これまで貴方と話してきた記憶が消えたままだ。それだけはどうしても耐えられないと告げる。
(-388) poru 2024/04/05(Fri) 4:50:47

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ



「手術の結果でそうなっちゃうかもしれない、じゃないですか。
 何があるかわからない世ですよ?
 なんて、ちょっと不安になりすぎていたのもあります」

「また、なってくれるってジャコモがいうならいいんです」

その時はようやく本当の意味で貴方を信じられることになるでしょう。

「簡単には離れないでくださいよ。
 ……難しいのはわかってますが。
 ちゃんと、何かあったら相談してくださいね!」

それだけですと言えば振り返って、さて、と呟く。
次に会う時は嫌な話をしたくないですねと重ねてあなたに背を向けた。

「私、まだまだあなたのことたくさん知りたいんですから。
 友達は仲良くなってからが、楽しいらしいですよ」
(-396) toumi_ 2024/04/05(Fri) 10:26:47

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「そりゃあそんなデカいもん抱えてたら、
 不安になる時だってたまにはあるだろ。
 いいぜ、俺に言う分には全然聞いてやるからよ」

「何回だってなれるさ。互いがそれを望むんならな」

「……」

「"簡単には"離れねェよ。
 ……でも、そうだな。それでも離れる時があったら、
 ちゃんと一報くらい入れるようにする」

この時薄っすら、後の自身の選択を理解した気がして、
含みのあるような言い方で言うしかなかった。

「なんだ、俺の事大分好きじゃねぇか。なんてな。
 また楽しい事しようぜ。ダチならさ、色々な」

言って、立ち去る貴方を見送った事だろう。
(-399) poru 2024/04/05(Fri) 11:13:45

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

突然のメッセージ受信の知らせ。
宛先は貴方もよく知る友人の名前。簡潔に書かれたメッセージがそこにあった。

ナルへ。
突然の話だが遠い場所に行くことになった。
暫くの間、お前とも会えなくなると思う。

一つ言いたいのは、
俺はお前と約束した旅行の件は忘れていない。
お前と離れることになるが、安易に決めた決断でもない。
ナルの事を考えないまま決めた訳じゃないことは覚えていてくれ。

いつか落ち着いた頃、また会おう。
その時には手土産の用意も忘れないでいる。

                ジャコモ
(-401) poru 2024/04/05(Fri) 11:15:53

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「オマエにはオレ以外いないだろ?」
「こんなデカブツ相手、不敬を承知の上で、
 正面切って見返り持っていこうとするぐらいがいいぜ」

そんな蛮勇を抱ける人間なんか限られているだろうが、
護送の長であるからにはそれぐらいの気概があってもいい。
思って収めなかった時点で一定の大物ではあるとも思っている。

「奴らとの仲はまあまあよかったさ。
 頼まれたら性処理をしてやったぐらいにはな。

 あいつらが順調に事を運べたら……
 この船に居る奴らとやりあうのぐらいはまだ頭に入れてるよ」

余計な一言を足す。やはり嫉妬されたいんではなかろうか。

「殺される相手を選ぶこと自体はそう難しくない。
 オレは終いにゃオマエに殺される覚悟もしてはいたんだが……

 はン、その辺りは好きにしたらいい。
 こうまでなるなら失っても何だって巡り合うとは思ってるが、
 何年先とかになったらちょっと笑えねェ」

「……ストレルカ、か。全く、AIの考えることは分からん。
 オマエがバックアップを取りに行くなら、
 帳尻合わせのために向こうからオレにも話がくるだろうな」
(-433) backador 2024/04/05(Fri) 15:59:25

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

「ユウィさんだって俺以外いないでしょ」
「そう信じられるようになりましたから、不敬でも、
 なんでも、我儘言って困らせちゃおうとだって思ってます」

やはり大物も混じっているかもしれない。

「せ、性処理!?だ、誰としてたんですかそんなの!
 いや!いーやーです!もう俺以外とそう言う事しないで下さい!!やっぱり嫉妬されたいんじゃないですかァ!?」

余計な一言には案の定引っ掛かり、しかも誰としていたかまで聞き出そうとしてくるのだから、これはもう嫉妬で気が気じゃなくなってる状態だ。
貴方に抱き着きながら困り顔のまま全力で首を振って、顔をぐいぐい押し付ける。恐らく本日最も嫌がっている動作だ。
上司連中に云々はまだ耐えれたが、自分が交流のある乗組員相手だとそれはもう我慢ができない。

「うぅ……さっきの事実を知らなかったら、やりあうのだってほんの少しは応援していたのに……俺だってまだユウィさんをようやく抱けたってのにみんなズルい……」

船でやり合うの消極的反対派になってしまった。
架空の想定ソーレ民に対してもう剥き出しの嫉妬を隠しもしない。みっともないと言われようと、己の最愛の人を奪われないように守るのに必死らしい。

「今の俺なら殺れる気がします」

嫉妬ゲージが山盛りだからね。可愛さ余って憎さ百倍。

「きっとくるでしょうね。何だって巡り合うのは同意ですけど、さっきまでに聞いたプロポーズの台詞はやっぱりありのまま持っておきたくって。
 ……この船に乗るまでは、こんな関係に至れるなんて思っても見ませんでしたしね」
(-448) poru 2024/04/05(Fri) 16:40:04

【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ

「あははは。じゃあ猶更ソーレにはいられねェな。
 我儘を言われるのは好きだが、出来る限り叶えてやらなきゃ」

誰としていたかを知らせたら様々な方面タダでは済まなさそう。
義体の中に積んだ武装ごと押しやられそうな勢いである。

「何なら夜伽の相手を探してるってことにして、
 別のアソシエーテを抱いちまったし」

さらに油を注ぐ。絶対に楽しんでいる。

「でもオマエがそれだけ想ってくれてるんだったら、
 やっぱりもっと早く持ちかけてもよかったな〜?」

上体が斜め後ろに倒されながら上機嫌に言う。
やっぱり想われるというのは悪くない。通じ合いもしたし。

「……結果論、乗ってもらってよかったよ。
 ジャコモを巻き込まないために口利きすることぐらい、
 オレの立場だったら難しくなかったし。
 でもそれは──責任を負った者としては下の行動だ」

「相手の何かが気に入らなかったらいつでも喧嘩しよう。
 目を逸らしては、この関係には至れなかっただろうから」
(-486) backador 2024/04/05(Fri) 18:14:06

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「自分の命のことは考えたんでしょうか」
「ファミリーのことは考えなかったんでしょうか」

あなたからの連絡を受けたあと、いくらか手回しがされているかどうかを調べに行く。
一番考えられるのは命を断つことだが、バックアップされていたところで逃走に至るとも限らない。足止めは食らうはずだ。

「結局相談しないじゃないですか」

信用してませんでしたけどね、と嘯いて。
討つ任命が下るようなことをしたら容赦はしないとつぶやいて廊下を歩いた。
(-488) toumi_ 2024/04/05(Fri) 18:28:38

【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ

貴方の想像も概ね当たっている。積まれた武装ごとぶっとばしてもおかしくない勢いだろう。とは言え、名前が出た相手を闇討ちしたりはしないのでそこまで危険ではないやもしれぬが。

「うぅ……俺が悲しむのわかっててわざと言ってます?誰ですかどうせベルヴァでしょ。ずるい、俺だって抱かれたかったのに。どうして俺じゃ駄目だったんですかぁ……もう俺だって他の男に抱かれてきますよ、そんな酷いことばかり言うとぉ……」

そこまで力を込めずに貴方をぼかぼか叩いている。上司に何てことをと言われようが、先ほど我儘を言われるのが好きだと言っていたし、そもそもわざわざ煽ってきているのも上司の方である。なお相手はどうせベルヴァだろうという謎の推察がされている。

最後のは勿論本気ではないのだが、どうしたら貴方に妬いて貰えるか、恋愛経験も大人のやり取りも経験も大してない男には全然浮かばないゆえの必死の訴えである。

「本当ですよ……ギャンブルの時だってそうでした。
 どうして俺じゃ駄目だったんですか、ですよ。
 俺なんて一番夜伽に都合のいいように使えたでしょうに……」

上機嫌なのが憎たらしい。半目でその調子をずっと見つめていたが、叩くのに飽きたら体重を預けてしな垂れかかった。

「……それはそれで、別の道で縁が交わってたんでしょうけど、……そうですね。
 巻き込んだ上で幸福な結末に持って行ってくれるアンタを見れた。だからこの船に乗れてよかった」

「今早速喧嘩したいんですけど大丈夫ですか?
 アンタが俺を嫉妬させてきまくって酷いって。
 俺ばっかアンタを好きばかりで辛いって」

冗談の声色を作ろうとしてるが、半分本気なのが声からも目からもありありと漏れていた。最後はむくれて貴方の上に乗りながら目を閉じた。
(-495) poru 2024/04/05(Fri) 19:05:21