【人】 ミア[ すこぅし重たい身体。 "むこう"に行くには、確かに、 真白の手に引かれる必要があって、 バランスを崩しつ、それでも、降り立った時には、 僅か 衣擦れの音を残すのみ。 ] (88) mayam 2020/05/24(Sun) 23:16:23 |
【人】 ミア……行きたいところ、とか、考えたこと無いよ。 ふつうのひと って、どこ行くの? あと 体力もつの……? [ ふつうのひと、という定義すら難しいのに、 言うならばそういう表現しか無くて。 ……ふつうのひと、に、成りたい訳でもないけれど。 暫く"綺麗"なゆびさきで遊んで、 やっぱり 思いつかないなあ。 結論だけ告げて、離す。 ] (90) mayam 2020/05/24(Sun) 23:17:14 |
【人】 ミア私 のことなら、 寝る前に喋るんだから、出るんじゃ無い? [ 夜と、窓を背に、おまじないにも成らない呟き。 空いた寝所にふんわり座って、 何時も通り、水をひとつ、告げた。 ] (91) mayam 2020/05/24(Sun) 23:17:45 |
【人】 ミア* [ グラスが空になる頃、また、夜も深く。 月明かりだけじゃあ暗いからと、 別の灯をぼんやり、見詰めていた。 ─── ふんわり、している。 寝転がっている真白の其処も、頭も。 病み上がりにアルコールはどうなんだ、と思うも、 多分、会話のどこかで、 猫のよにひと舐め貰ったのは好奇心の所為だ。 まずい。素直に言った。 あんまり得意じゃなさそう、とは、 ふんわりした頭が告げる本能だろう。 ] (93) mayam 2020/05/24(Sun) 23:19:22 |
【人】 ミア[ それだから、投げた問いかけだって、 ふんわり 深夜の空気にとけていた。 何、と言えば、彼の頁で。 大きな枕の傍、眠気が来る前の手遊びに捲っている。 何日か前の殴り書きから増えた、ひとつ、ふたつ。 ……ふたつめ。 ] (94) mayam 2020/05/24(Sun) 23:20:29 |
【人】 ミア[ ─── へびみたいだ、と思った。 林檎の皮を剥くよりずぅっと荒い。 筆跡は自分に近かったけれど、 内容は、一言程度しか繋げない奴にとっては、 解読に時間のかかりそうなもので。 ] (95) mayam 2020/05/24(Sun) 23:21:34 |
【人】 ミア[ 寝転がっていたから、 薔薇色が何処に居ようと、必然的に見上げていた。 直接問うべきじゃあない、なんて。 "そういうもの"に対する暗黙の何かを、知らず。 ] (96) mayam 2020/05/24(Sun) 23:22:03 |
【人】 ミアあの時 怒ってたの。 [ 肯定されたい訳でも、否定されたい訳でも無くって。 貧民街の落書きにちょっと近い気がした。 スラングなんかじゃあなくたって、 ……何だろうか。気分のようなものだろうか。 難しいことは、わからない。 薔薇の香が また、夢に招く。 遠くからの声は、何時も以上に次々届く。 ] (182) mayam 2020/05/25(Mon) 21:49:12 |
【人】 ミア─── そんなものだよ。 あとさ、あんまり、…… [ 読み違える なんて、 そもそも先の読めないだけの奴はそう言う他無い。 もっともらしい返事をした、と思えど、 まったく 回ってるようで、回ってないような舌だった。 インクの跡をなぞったゆびさきは、 もう、本を閉じてしまったし、 真白の寝床を借りる勢いで もうひとつ、 枕を抱いている。ねむたい。 ] (183) mayam 2020/05/25(Mon) 21:50:32 |
【人】 ミア…… あんまり、そんなに、 大事に扱わなくたっていいのに。 [ たったひとつ そのあたりの女と、違うことはあるとはいえ。 ─── 卑下、では、無かった。 割り切り、でもなく。 見えなかっただろう偶々の巡り合わせを、 そこまで抱えるのも よく分かっていないから。 ……抱えられるのも、よく分かっていないけれど、 さあ 拾われた義理とでも言うのか。 ] (184) mayam 2020/05/25(Mon) 21:51:32 |
【教】 ミア( 眠いね、って、 もう土の下に埋まったともだちと身を寄せて、 何時か ふつうのひとになって、 大きなベッドで寝たいとうたわれたことを、 夢の間際で想起する。 ……過去だけみている、おんなの記憶。 ) (/8) mayam 2020/05/25(Mon) 21:52:05 |
【人】 ミア……、 ねむいんだけど、私の夢には、出ないで。 出たら 一生 ゆるさない。 [ ぽん、と シーツをかるぅく叩いた。 うらがわを、語ることも無いままに それきり。 ] (185) mayam 2020/05/25(Mon) 21:53:04 |
【人】 ミア[ "ひとくち"の所為か、疲れていた所為か、 きっと 珍しくも、起こされるまで、まあるく、 身を守るように眠っている。 ] (186) mayam 2020/05/25(Mon) 21:53:26 |
【教】 ミア( もし 本当に出てしまったら、 何度目覚めようが現実に姿は無いのだろうし、 何度眠りに落ちても消えてくれないのだろう。 ) (/13) mayam 2020/05/25(Mon) 23:32:02 |
【人】 ミア…… 前 食べてたのは、 具なんてあれば ご馳走だし、 多分、ふつうと比べて、薄いし。 だから こういうの、あんまり慣れない。 (218) mayam 2020/05/25(Mon) 23:33:11 |
【人】 ミア* [ 寝起きのまま、正面。 パンを咥えたまま そう語っている。 あまり 語らない まえのこと。 "勿体ないから食べるけど!"とは貧乏人故だ。 元、が頭につく。 とはいえ片手はスプーンで湖面をかき混ぜながら、 ひとくちすくって、落として、の、繰り返し。 お腹空かないの……?等と添えるも、 主人はそういうタイプじゃ無い。知っていた。 俯いていたら毛先が湖面につきそうで、 慌てて顔を離す。 ] (219) mayam 2020/05/25(Mon) 23:33:48 |
【人】 ミア─── …… のびちゃってる? [ 後でシャワー浴びたら切るかなあ、とか、 銀色を、 ……バターナイフを、視線だけで見下ろしつ。 おひめさま とは違う使い方しか しらないような それに近いもの。 スプーンを置いてしまえば、 慣れたゆびさきは抜き取り、 ] (220) mayam 2020/05/25(Mon) 23:34:13 |
【人】 ミア……"これ"にさあ、ドレス着たら、 見た目だけならまだお姫様っぽい。 なんだっけ おんなのこたちが好きそうな、 潜入なんとかみたいなの、できるかも。 [ 銀の柔い切っ先から逸らさないまま、 でも 発音とかでばれちゃいそうだねえ とか、 そもそもヒール高いの無理だった とか、 会話ってどうすればいいんだっけ とか! 部屋着で、素足の誰かは、 成らなかったし成れなかった、視ない自分の過去を、 ……たぶん うらがわにも成らないそれを、 何処か まだ、夢心地のままに。 ] (221) mayam 2020/05/25(Mon) 23:34:57 |
ミアは、メモを貼った。 (a16) mayam 2020/05/26(Tue) 0:27:34 |
【人】 ミアむり。 [ 厨房に立つことも、おひめさまになることも! 包丁の正しい使い方から学ぶ必要があるし、 そもそも、おひめさま巻きのかたちすら分からない。 夢見たことの無い"ゆめ"を想像するも、 ひとつひとつを潰していく声に、 パンを咥えたまま 分り易く げんなりしている。 そういうことを言うから反感を買うのでは……?等と、 何時か家に飛び込んできた "おひめさま"も 思い。 ] (257) mayam 2020/05/26(Tue) 13:01:41 |
【人】 ミア[ 思った 、次にはまた、 は?とか そんな反応をしていて! ] ……なんであるの。 [ そういう趣味がおありで……?とは、 まったく使い慣れない丁寧な言葉。 前のおんなでも居たの?まで言う始末。 過去がそのまま視えたら、 こころのうちでも読めたら、苦労、しないのに。 どんな怪物の血を引いてしまったのやら。 ] (258) mayam 2020/05/26(Tue) 13:02:42 |
【人】 ミア[ バターナイフの柄に、伸びた茶髪の先を巻く。 ……軋むし、毛先は跳ねていて、 おひめさまとはなんだろうと、考えそうになる。 ] (259) mayam 2020/05/26(Tue) 13:03:27 |
【人】 ミア─── それとも なに、 誰とでも良いから舞踏会でも出たくなったの。 [ 丁度来た執事から、水の入ったグラスを受け取り、 何処から仕入れてきたのか、 庭の知らない場所に咲いているのか、 青い薔薇ひとつ、浮かべられたのを、見詰めている。 ] (260) mayam 2020/05/26(Tue) 13:05:55 |
【人】 ミア[ ─── はじめてみた。 と 言う声に、一瞬驚かれるも、 ( 何せ 会話なんてほとんどなかった! ) 多分、笑みを 返されたのだろう。 ]** (261) mayam 2020/05/26(Tue) 13:06:09 |
【人】 ミア[ 勿体ないなあ、と思うのは、 そう、"元"貧乏人の性かもしれない。 其処にあるだけの服というのも、 果たして認められるべきなのだろうか。 おかねもちなきぞくさまの文化か知らないけれど、 ……まあ この場合、それこそ趣味なのだろう。 ] (299) mayam 2020/05/26(Tue) 23:04:04 |
【人】 ミア[ 青を、湖面から摘み取った。 花弁のいちまいが重なったすがたは、 成程、遠くから見たよなドレスのスカートに似て。 ] (300) mayam 2020/05/26(Tue) 23:04:30 |
【人】 ミア─── 薔薇は幸せ なのかなあ。 残す、 残す の。 [ でも、それはもう 大事にされているのだろう。 王宮なんて世界でいっとう"高い"場所! なんだったか、花言葉、というものを、 残念なことに知っていなくても。 それぐらい、分かってしまうから。 ] (301) mayam 2020/05/26(Tue) 23:05:23 |
【人】 ミア[ 花弁は、千切っていないし、食んでもいない。 多分、そういうものではないのだろう。 片手に乗せたまま、ずぅっと見詰めては、 ふうん とか、曖昧な相槌を乗せるだけ。 ] (302) mayam 2020/05/26(Tue) 23:05:44 |
【人】 ミア[ ……音を出さないことも、 動きだけなら、察されないことも、 そこそこ得意であったから、 きっと 気がついたときには立ち上がっていたし。 グラスを置いた、その手で、 正面、何時かと反対に、 細い腕を引っ張り上げている! ] (303) mayam 2020/05/26(Tue) 23:06:55 |
【人】 ミア[ 勢い余ってふたり床に転がったあたり、 力を入れすぎたのだろうし、軽すぎた。 ─── もっと食べれば良いのに、は、胸の内。 絨毯に、茶が控えめに広がる。 碧は、真上の薔薇色を、見詰めていた。 わらって いた、と 思う。 ] (305) mayam 2020/05/26(Tue) 23:08:59 |
【人】 ミア………… ふ、ふふ ほんとに バランス、悪いね。 ダンス、ちゃんと習ったら、 私の方が上手くなれそう。 [ 片手は転がった拍子に離していた。 吃驚させたかっただけだから、別に、 何をしようと言うわけでも、無い とは、いえ。 ] (306) mayam 2020/05/26(Tue) 23:09:59 |
【教】 ミア………… "残る"の、怖くない? 私は いやだな。 枯れちゃったら 死んじゃったら 綺麗なままのものに、ずっと、 縋らなきゃいけなくなる、し。 (/21) mayam 2020/05/26(Tue) 23:12:58 |
【教】 ミアみんな 何も残してなかったよ。 ……ものも 碌に無かったけど、私も。 居るだけだって 覚えちゃってるのに、 夢にだって 出てくるのに。 中途半端に 覚えて、残るより、 名前もないまま死んだ方が、 ずっと幸せで、怖くないし、 だから、 (/23) mayam 2020/05/26(Tue) 23:14:20 |