【人】 魔剣持ち ヘイズー祭1日目 ベリルとー 初めての口づけをかわし、もう一度ベリルの顔を見る。 心なしか頬が赤く染まり、人間らしさというか、存在感が増したような気がする。 契約の安定化というのは、多分そういう事なのだろうと、魔力の感覚の分からない身でも感じ取った。 「うん。多分そうだと思った。それならそれでいいんだ。 僕のしたい事は…そうだね。強いて言うなら ……………いい思いがしたい。 美味しいもの食べて、見たことない場所に行って色々なものを見て、 魅力的な人達と知り合って、それでいい事したい。 すごくいい事したい。 …それが望みかな。」 (31) 2021/12/12(Sun) 9:55:52 |
【人】 魔剣持ち ヘイズそうまで言って、彼女の言葉にどきりとした。 顔は真顔のままだったけど。 「うん。…わかった。これからは一緒だからね。 で、僕の今やりたいこと…」 それは、考えるまでもない。だから口を開いた。 「夜伽。…ま、まあ、ぶっちゃけそうだよ。 (32) 2021/12/12(Sun) 9:56:39 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ 君の事、この場で抱きたい。 そうだね、…その服、すごく似合ってるけど、 一度脱いでみて。特に下は全部。 まずベリルの体、きちんと見てみたい。」 自分の所有物になるとはいえ、やっぱり物としては扱いづらい。 赤面しつつも、側に寄ってそう告げた* (33) 2021/12/12(Sun) 9:59:40 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ「そういう事。そのためにはまだ力も全然足りないけれど…」 不思議と、ベリルが側にいると背中を押されるような気がした。 砕けた言葉使いに悩む様子には、「固すぎたら言うから」と気にしすぎないよう伝える。 ヘッドドレスとエプロンを外し、服を脱いでいく様をじっと見つめ、その体を全て目に焼き付ける。 (50) 2021/12/12(Sun) 10:56:23 |
【人】 魔剣持ち ヘイズー2日目 ゲイザーのパイ屋ー 宿を出たのは結構遅い時間だった。 昨日は結局その後、ベリルとずっと一緒にいて、宿からは出ていない。 すっかり日も昇った頃、ベリルには銀貨を2枚ほど預けて、市場の方でビスケットや干し葡萄等、保存食を買ってきてもらうように頼んだ。余ったら小遣いにしていい…と言おうとして、彼女に買いたいものがあるか不明なので、焼き菓子の類を頼んだ。 旅の服装とか装備品とか、そんなものは祭りの後に一緒に揃えればいい。だから、祭りも二日目の今だけは一人きり。 約束の分、道行く人に時折尋ねたりしながら、少し腹に入れるものを探して、一昨日来た店に足を運んでいた** (51) 2021/12/12(Sun) 11:08:54 |