人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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視点:人

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【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 皆様がお帰りになった後、私も、
  あのような素晴らしい皆様の前で、
  一度で良いから歌ってみたいと、

  勇気を振り絞って懇願したけれど、
  やはり髪の毛ほどの期待をしたのが馬鹿馬鹿しい
  と言うほどに、返ってきたのはいつもより
  少し激しくなった暴力で。


  開かれた世界などに目を奪われず、
  ただここで歌っていれば良いのだ、と
  投げられる言葉は、いつも街の人たちに
  教えを説く時となんら変わらない、
  静かに穏やかに凛と響く声。

  嗤いながら、その人は、
神父様は

  手にした司祭杖で、分厚い聖書で、
  祭服の裾を翻しその靴で、それは楽しそうに
  私を嬲るのでした。 ]
 
(69) 2020/09/20(Sun) 11:45:11

【人】 教会住みの娘 エヴィ


   
神様など、居ないのですよ。

   
祈れば願いを聞き届けてくださるような、

   
そんな人はどこにも。



[ そう思いながら、けれど私は今日もまた
  神を讃える歌を歌うのです。 ]


   
驚くべき恵み なんと甘美な響きよ

   
私のように悲惨な者を救って下さった。

   
かつては迷ったが、今は見つけられ、

   
かつては盲目であったが、今は見える。
 *
 
(70) 2020/09/20(Sun) 11:48:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・教会─



[あれはいつ頃のことか、定かではございませんが……
私の記憶が正しければ3年程前でしょうか?>>68


   私は国と宮廷楽長の命により、オルガン奏者と
   パイプオルガン奏者……バイオリン奏者に
   ビオラ、コントラバスの奏者……歌劇歌手……


合計紳士7名淑女3名の宮廷楽士団として
神へ音楽を捧げる巡業のため
国中を何箇所も回っていた時のことでした。]
(71) 2020/09/20(Sun) 13:19:54

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[一箇所巡り、また一箇所巡っては
次の場所へと旅立つ巡業の日々。>>68
最後に巡った場所がと或る町外れの
小さな教会でございました。>>9



   宮廷音楽長は国の命により、国内を巡業して
   神へ音楽を捧げている旨と国書を広げて>>68
   この教会にも通達が行ってるはずだということ。



教会で音楽を捧げさせて貰えないかという話を
神父様に交渉を持ちかけたのでありました。>>69


当時御年30だったはずの宮廷楽長が若いながらも
冷静に理路整然とお話しされていたことは
朧げながらに覚えております。]
(72) 2020/09/20(Sun) 13:20:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[やがて話は移り、音楽祭の話となった時>>68
私の目には花瓶の水を変えようとした(しているように見えた)
一人の少女と思しき存在を見つけました。]


 (お手伝いをしているのね、偉いわ)


[そう思い、相手へ微笑み掛けたのですが>>68
視線を上げることを許されてないと知らない私は
花瓶の水を替えるのに集中しているのだと
勘違いしたまま、
神父様
とお話を進めたのです。]
(73) 2020/09/20(Sun) 13:20:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  申し遅れました。
  私、平台奏者でメニュレー男爵が長女
  メイレン・シュレグマーと申します。


[
神父様
に向かって自己紹介し、
軽くカーテシーをお披露目して
私は本題へと切り出しました。]


  実は私、毎年秋に開催されますコンペで
  宮廷楽士様同様……末席ではございますが、
  審査員のお役目を与えられておりますの。

  この巡業にはもう一つの目的がございまして
  それは「音楽の才能を持つ者を探し出す」
  ことにございます。
(74) 2020/09/20(Sun) 13:21:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  この国では神父様も恐らくご存知の通り
  音楽を愛する者が多く、
  音楽により才覚を現したいという者が
  数多く存在いたします。


[嗚呼、いつものように才能のこととなると
心が滾ってしまいそうになるのを何とか抑え、
数度深呼吸をして
神父様
の方へ顔を向けたのでありました。]


  ですが、私達は同時に音楽に才ある者を見つけ出し
  望むのであれば適切な環境と教育を与え、
  その才能を伸ばし育てたいという願いがあるのです。
(75) 2020/09/20(Sun) 13:21:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  老若男女貴賎関係無く
  世に出ていない才能を
  数多く見つけ出したいのは山々なのですが、

  私達が自力で才ある者を探し出すのにも
  限界はございます。 


[無意識に宮廷楽士の腕章に手をやり>>28
引きちぎれそうなほどに強く掴んで、

神父様
に頭を下げて]
(76) 2020/09/20(Sun) 13:22:37

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  神父様、貴方様がご存知の方々や
  近隣に住まう方々など……
  その中で音楽の才に秀でた者を
  どなたかご存知ではありませんか?

  歌でも、楽器でも作曲でも何でも構いません。
 「この人こそは!」というお心当たりがございましたら
  些細なことでも構いませんわ。
  私達には情報が必要なのです。



[そう、宮廷及び国内や国外を巡っても
才ある人々を見つけ出すには限界があり、
当時こうして現地に住まう方に聞き込んで
地道に情報を集めていたのでございました。


 ────あの時、私達はどんな答えを得られたのでしょうか。]
(77) 2020/09/20(Sun) 13:23:27

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 
(78) 2020/09/20(Sun) 13:23:45

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[もし当時……いや、もしかすれば今でさえも。
私達が引き上げた後に起きたことを知ったのであれば>>69

  私はおろか宮廷楽長も、その場に同行した楽士達も
  ────絶対に後悔したことでしょう!!




  私達の前で一度でいいから歌ってみたいと。>>69
  勇気を振り絞って懇願した少女と思しき娘に、
  私達がお話ししていたかの
神父様

  神に仕えるための道具達で、足で、
  街の者達に教えを説く時と同じような声で



その願いを踏み躙り、嬲っていたのだと知ったなら!!>>69]
(79) 2020/09/20(Sun) 13:25:27

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[それはまさしく、私が何より嫌う


  「環境と周囲の人間が
   一人の才能を押しつぶす」



ことそのものだと
憤ること間違いなしの出来事です!!

決してあってはならない、
引き起こしてはならないと考えた────>>48]

(80) 2020/09/20(Sun) 13:26:07

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 
(81) 2020/09/20(Sun) 13:26:26

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私はまだ気付いておりません。


才能が潰されることを何よりも嫌い、>>48
才能を見つけ出すことを何よりも喜びとし>>29>>30
才能が一番輝く環境や瞬間を見出すことに悩みつつも
長期的にみて最善の方法を考えたいと願う私が>>43


あの日、私達が見つけられなかったせいで。
少女が今でも神を讃える歌を歌いながらも、
内心でその言葉を、この世界を諦めるかのような
そんな思いを抱き歌っているかもしれないことを。>9>>70


それでも、心のままに歌えたらと
まるで諦めきれないかのような……
もし私がその内心を覗けたのであればそう感じそうな、
そんな彼女の心も知らないままに>>59]
(82) 2020/09/20(Sun) 13:26:44

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その後、宮廷に戻った宮廷楽長は
引き続き地道に地方の貴族達やご自身の人脈、


   弟子や調査員等を派遣して
   才ある者の情報を各地から片っ端に集め


私もお忍びで街や地方を巡りながら
時折情報を引き出してはおりましたが
その結果は──今、実っているかと問われれば…………]**
(83) 2020/09/20(Sun) 13:27:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[それは



    なんという



           皮肉




                 なのでしょう……]**
(84) 2020/09/20(Sun) 13:30:20
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a14) 2020/09/20(Sun) 13:38:50

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a15) 2020/09/20(Sun) 14:01:02

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a16) 2020/09/20(Sun) 14:32:35

【人】 従者 ヨシュア


[ 音を楽しむのを避けた結果。
  というわけではないと、己は思っているのだが。

  再び歩みを進める足は、
  楽器や歌声が響く大通りから、少し離れた細い路地へ。

  途中、店頭を飾る花々の
  香しい生花の匂いが鼻腔を擽れば、
  頭をゆっくりと店先へ向ける。>>12 ]
 
(85) 2020/09/20(Sun) 15:24:56

【人】 従者 ヨシュア



  失礼、メルーシュ嬢。
  花束を一つ、頂けますか?  


[ 口元に笑みを浮かべて、近付く。
  
  花屋の軒先に立つ女主人。
  彼女こそが花であるとの声も少なくはない。

  実際の齢を知らぬので、
  彼女に向ける敬称は正しくはなかったかもしれない。
  それでも、拒まれなければ、これが常の呼び方で。 ]
 
(86) 2020/09/20(Sun) 15:25:44

【人】 従者 ヨシュア


[ 花束の贈り主は、仕える屋敷の御令嬢だ。

  今の主人の元へ来たのは、
  成人するよりはるかに前のこと。
  よって、幼少の頃から見知った顔である故に
  一介の従者よりは、若干親しい距離にいる令嬢とは
  時折、個人的なやり取りも交わす。

  しかし本日は最優先すべき、主人の使いのため。
  楽器の調整の道具を買いに行くという、
  彼女との約束を反故にしてしまった。
  つまり、この花は親愛なるお嬢様のご機嫌取り。

  …… と、言ったこちらの事情に関しては、
  花屋を訪れ主人と言葉を交わすのが初めてでなければ
  おそらくは容易に想像できること。 ]*
   
(87) 2020/09/20(Sun) 15:30:41
旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。
(a17) 2020/09/20(Sun) 17:07:49

旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。
(a18) 2020/09/20(Sun) 17:09:01

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

 - メインストリート -

[ ニコロはメインストリートの一つにあるカフェに入った

 カランッ カラン 

  そこには楽しそうに、一つに結んだ栗色の髪を揺らしながら
  働く可愛らしい20代ほどの女性がいた ]

1名様ですか?


[ 扉のについていたドアベルに気づいた女性はニコロに
  そうたずねた。
  ニコロは優しく微笑みながらうなづくと、少し目深に
  かぶっていた帽子をとった。

  女性はニコロのその容姿をみて頬を少し赤らめた ]

こ、こちらへどうぞ…
(88) 2020/09/20(Sun) 17:25:20

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

[ ニコロはメインストリートを眺めることのできる
  窓側の2人がけの席に案内された。

  賑やかな音楽はカフェの中にも聞こえてくる 

  ニコロはメニューの中の本日のおすすめケーキセット
  を注文することにした。

  ニコロがメニューを置いたのに気がついた女性は

   「お、決まりになりましたか?」

  と、緊張気味に声をかけた。]

  ええ。この本日のおすすめのケーキセットを
  一つお願いします

   「か、かしこまりました。
    あっ、お客様も今回のコンペに
    参加されるのですか?」

[ ニコロの左足元に置いてあるヴァイオリンケースに
  気づいた女性はそうたづねた ]

 
(89) 2020/09/20(Sun) 17:49:54

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

  ああ、私は違うんですよ。
  私はコンペに出れるような大した腕はなくて…

[ そう言い、長く美しい指で
  足元のヴァイオリンケースの傷を撫でながら ]

  私は旅をしながらヴァイオリンを弾いて
  曲を作っているのですが、今回コンペが
  あるとのことで何か
  インスピレーションが湧いて新しい曲と
  出会えるのではないかと思いまして

[ そう言うと優しく微笑みながら 

  もし、新しい曲ができたら聞いてやってください

  と女性に言った。 ]

   「は、はい!ぜひ!」

[ 女性はそう言って逃げるように厨房に向かっていった。
  
  ニコロはそれを楽しそうに笑って見送った。 ]

まずは一人。

新しい出会いでも待ちましょうか…


[ ニコロは窓の外を眺めながらケーキセットを待っていた ]*
(90) 2020/09/20(Sun) 17:56:02
旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。
(a19) 2020/09/20(Sun) 17:56:34

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―橋の上で 娘と別れて―



[ この街ではかなり奇異に映るであろう
  エリクソンの格好を見ても、
  その娘は笑みを湛えたまま。>>57

  彼女の笑顔がまことのものか、
  正体の掴めない訝しさはあるものの。 ]
 

 ――それに、伝統だけが音楽では
     ありませんもの。


[ 続けて投げかけられたその言葉には
  真っ直ぐな感情が込められているようで。
  この国に来てからやや捻ねた感情を
  持て余していた彼の心にも、
  すっと沁み込んでくるのだった。

  しかし彼女に音楽祭のことを聞くと、>>26 ]
(91) 2020/09/20(Sun) 20:56:10

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 蝋燭の灯火に水をかけたかのように、
  初めて、彼女の顔から笑みが消える。>>59
  何気ない問いのはずだった。
  こちらも思わず黙り込む。]


――神から賜った声で、歌で、人と競ったり、
   金銭を得たりすることは、許されないのです。


[ 彼女はそう言った。
 
(――ウソだ。)

  ふいに思考が止まり、足下がグラつく。
  発せられた言葉は、柱時計の鐘の音のように
  脳内で反響し、まるで自分をこの場に縛り付ける
  ように覆い被さって… ]
  
(92) 2020/09/20(Sun) 21:03:14

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

  …
  ………
  …

[ その後、彼女が手短に別れの挨拶をして
  去るときも>>60
  エリクソンは暫くその場を動けずにいた。 
  が、すんでの所で我に返り、]


 
…音楽祭で、会おう。



[ ようやくその言葉だけ絞り出し、
  去りゆく彼女の背中に向けて放った。

  届いたかどうかは、分からない。 ]*
(93) 2020/09/20(Sun) 21:06:23
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a20) 2020/09/20(Sun) 21:29:37

【人】 従者 ヨシュア



 ── 回想 ──



[ 以前、お嬢様の付き添いで教会を訪ねた時。

  聖歌隊の奏る荘厳な讃美の歌に、
  わずかに眉根を下げた後。
  膝を折り、手を組み、女神像に祈りを捧げる
  お嬢様を見守りながら。
  少し離れた場所で、ぐるり、視線を彷徨わせ。 ]


  失礼、神父様はいらっしゃいますか。
  私はハイアームズ家の者です。
  お嬢様がご挨拶をしたいと……。


[ それから、花瓶の水を替えていた娘を見とめれば、
  足音を響かせぬよう、距離を詰めた。

  自分は愛想のある顔付きではないし。
  教会に住む娘の中には、男性が苦手な者もいる。

  纏う雰囲気が、繊細や優雅さとは無縁なのを理解しつつ
  なるべく柔和な笑みを浮かべると。 
  娘の様子を伺いながら声をかけた。 ]*
   
(94) 2020/09/20(Sun) 21:34:41
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a21) 2020/09/20(Sun) 21:37:11

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―橋の上で、独り―


[ 娘が去ったのち。

  彼は暫くその場に立ち尽くし、
  胡乱な瞳で教会を一瞥する。

  しかしそれは、建物の形も、
  正面に掲げられているモチーフも、
  故郷のソレとは全くもって似ていない。

  過去を想起させるものなど、ここには無いのだ。


 ――『物心ついたときには、
        歌っておりました。』


  先ほどの彼女の返答を聞いて>>19
  どこか安堵している自分がいた。
  おかしな話だ。

  ざわつく心境をもてあまし、
  一体彼女の何が自分をそうさせたのかと…
  エリクソンは独り考えていた。 ]


コンペは明日、開幕か……。*
(95) 2020/09/20(Sun) 21:46:01

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 歩を進める私の背に触れる、言葉。>>93

  私の唐突な告白を聞いて尚そう掛けて
  くださる声は、なにか闊達としたものではない
  ように感じられ、あぁやはり困らせてしまった
  と、小さく眉根が寄りました。

  それでも私は振り返ることをせずに。
  先程と同じように、彼の未来が輝くようにと
  小さな祈りを口遊みながら。 ]
 
(96) 2020/09/20(Sun) 22:36:46

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    
音楽祭で、会おう。



[ 今振り返れば、きっと笑えない。 ]


    
音楽祭で、会えたら。



[ 目と鼻の奥が、じん、と熱くなることに、
  気付かないふりをすることに懸命だった私は、

  その人が、何を見ていたのか、
  何を思ってその場所に暫し立ち尽くしていたのか>>93
  彼の心にあるものを察することなど
  当然出来ないままでした。 ]*
 
(97) 2020/09/20(Sun) 22:39:28

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 橋を渡ってしばらく行けば、そういえば
  普段の御使い事より少し遅くなったことを
  草木の影を見て知って。
  一瞬、ふと案じました。

  が、明日までしばらく神父様は教会に
  戻られないと言うことを思い出して、
  は、と吐息混じりの笑みを吐き出して。

  音楽祭の為に、才能ある者を探す為。>>77
  この次期神父様は彼方此方に出向いては、
  宮廷学士にふさわしい音の持ち主を探すのです。

  
見つけて来た者が、宮廷学士に選ばれた
  ことは一度もないですけど。
ざまぁみろ。
 ]
 
(98) 2020/09/20(Sun) 23:04:10