人狼物語 三日月国


41 【身内】幽霊さんとお嬢さんと【R18】

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視点:


【人】 六鹿 賢斗

[ 

   結婚してから、半年で彼女は若女将になった。
   毎日、しっかりと業務をこなしたいたから
   当たり前と言えば当たり前だろう。

   そんな彼女に将来の経営形態を
   話始めてしばらく。
   勿論、喧嘩というのか話し合いというのか、
   そういう時間が増えるようになった。

                        ]


 既存のご贔屓がお泊まりになるときには、
 通常の旅館として回せばいい。

 毎日がそんな日だと思われても困るからね。

 仲居たちには、契約書の更新をしよう。
 そこで同意を得られなければ、
 新しい職を提供する。

 新しく雇う人間は恋人の有無も条件にする。
 勿論、背徳的なことが好きな人間は
 こちらに責任を負わせないことを条件に。
(24) 2020/09/01(Tue) 20:11:03

【人】 六鹿 賢斗

 [ 

    真剣に考えてくれているからこそ、
    彼女の言葉のひとつひとつは重い。

    何故、いつもの旅館経営から
    おかしなものにかえようとしたのか。
    それは、

    半分気まぐれ。

    わざわざ高い金を払ってくるのだから、
    どうせなら、楽しい思い出にしたい。
    そして、ご贔屓を増やすなら
    これから先がある若い層で増やしたい。

    故に。


    代替わりの際には、
    新しい風を入れたかった。
    話せば彼女も
    大方の理解を示してくれる。
    
    だからこそ、意見の食い違いも
    大切な時間だといつもおもう。

                      ]*
(25) 2020/09/01(Tue) 20:19:51

【人】 六鹿 賢斗



   就職のことはあまり考えていないらしい。
   甘えてくる彼女は、誰にも見せない。
   聞けば、彼女は恋人がいたことはあるけれど
   関係を持つまでにはならなかったとか。

   高校生だから当たり前と言えば当たり前か。
   だから、初めての時は可愛かった。

                        ]


    
就職先、僕の家なんてどう?



 [ 

   その一言を皮切りに、結局話してしまった。
   すっごく驚いた彼女は
   僕のほっぺむにむにして痛かった。

   言い方が悪かったとも後から思った。
   プロポーズととられても仕方がない台詞。
   訂正を入れて、
   いや、あんまりいれなかったような。

                        ]*
(26) 2020/09/01(Tue) 21:30:33

【人】 宮野 利光


[ 難しい話はわかりませんが、いつの世も
  新しいことに挑もうとする者がいて、
  そうして時代は変化して行くのだと思います。


  不安げな様子だった彼女もいつしか
  その表情はきりと凛々しさを感じるほどになり、
  それでいて残るあどけない少女のような
  笑みから目を離せずに。

  好いた女子に悪戯をするような幼子の如く
  ふうわりふわりと彼女の後ろをついてまわっては
  ちょっかいを出すのでした。  ]
 
(27) 2020/09/01(Tue) 22:28:38

【人】 宮野 利光


[ その季節が幾度か廻るうち、
  仲の良い若夫婦である彼らにしては
  珍しく、何やら宿の行末について
  意見を違えるような声を
  耳にすることが度々ありました。

  大抵そのような喧嘩のあとは、彼女は
  ぼんやりと中庭に佇んでおりました。
  
  小さく笑って隣にそっと寄れば、
  絹のような髪を揺らす風が吹いたでしょう。

  叶うならば、声をかけて。
  心穏やかでない様子の彼女のその髪を
  そっと撫でてやりたいと、
  
  いつだってそう思うのです。  ]*
 
(28) 2020/09/01(Tue) 22:32:02

【人】 六鹿 稀

[ 彼は、賢い。
  だから、しっかり話せば事は収まる。

  それでも偶に、
  話していることが嫌になる。
  話を切り上げて、彼と距離を取る。
  勿論物理的な、距離。        ]

 ……なら、明日は書類作りです。
 私は少し席を外しますので、
 追いかけてこないでくださいね。


 [ こういうと、彼は追いかけてこない。
   それがわかっているから、
   頭と心を落ち着かせるために、
   また中庭に向かった。    ]
(29) 2020/09/01(Tue) 22:45:34

【人】 六鹿 稀



 ふぅ……賢斗さんと、また喧嘩になっちゃった。
 …………聞いてくださる?


 [ 風を感じた彼女。
   誰がいるのか分からないけれど、
   ぽつり、ぽつりと事の次第を話す。

   彼に声を荒げて質問をしたら、
   落ち着いた声で返事が返ってきた事。
   そんな場面を作った自分が
   子供っぽく思ってしまった事。

   落ち着いたら謝ろうとは思っていることを。 ]


   私、少しだけ怖いの。
   まだ未熟なのに女将なんてやれるのかと。
   勿論、賢斗さん含めて、大丈夫と
   言ってくれるけれど…ね。

 [ 誰かに話しているかのような独り言。
   受け止めている人が近くにいるとは知らず。

   休憩も兼ねて、彼女はもう暫く中庭に
   佇むことだろう。優しい風を感じながら。 ]*
(30) 2020/09/01(Tue) 22:48:49

【人】 宮野 利光


[ ぽつりぽつりと話す彼女の瞳は
  こちらを向いてはおらず。
  それでも独言と言うには少し不自然に
  鈴の音のような澄んだ声が風に乗ります。

  声を荒げても丁寧に返されたと話す彼女は
  自身の幼さを恥じている様子だったけれど、
  それがなんともいじらしく可愛いなどと
  口の端が上がる思いが致しました。 ]



   
…素直に謝ると言うのは良い女だ。




[ 見えてはいないでしょうが笑みを浮かべて。 ]*

  
(31) 2020/09/01(Tue) 22:58:51

【人】 六鹿 稀

 [ 誰に向けて話すわけでもないけれど、
   誰かに向けていると思って話せば、
   少しずつではあるけれど、
   落ち着きを取り戻すことができる。

   彼と良い旅館にしたいと思うから、
   ここまで思い詰めるのだろうか。   ]


  賢斗さんの考える新しい旅館、
  とても良いものだとは思うの。

  だって…知らない方と一夜の営みを楽しむのよ。

  私は賢斗さん以外は、……
  そこまで興味もないけれど、
  人の中には、いるものでしょう?

 [ 乱交。乱れ交じること。
   見ず知らずの人間と取っ替え引っ替えに。
   稀は小さな声で、みてみたいわ、
   なんて呟いただろうか。   ]*
(32) 2020/09/01(Tue) 23:09:22